提督「鎮守府内の空気が悪い?」 (137)
提督「それは空調とかハウスダストとかの話ではなく?」
叢雲「ではなくて。普通に鎮守府内の空気がクソ悪いっていう話よ」
提督「クソ……例えば?」
叢雲「そうね、これはある吹雪型5番艦の話なんだけど」
提督「うん」
叢雲「一人だけ髪の色も艤装も違うから拾われた子扱いされてるわ」
提督「ガチのやつじゃん……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1535776095
叢雲「だから最近ずっと執務室に泊まってたんだけどね」
提督「そんなレベルで居場所ないの……?」
叢雲「実際見てみる?」
提督「メンタル強くない?」
叢雲「ただいま」
吹雪「あ……」
白雪「っ……お、おかえり叢雲ちゃん」
初雪「……」
深雪「……あー、なんか用?」
磯波「……深雪ちゃん。ここ叢雲ちゃんのお部屋でもあるんだから……」
浦波「……執務室に泊まりで仕事だったんじゃないの?」
叢雲「ちょっと顔を見に来ただけ。迷惑だったかしら?」
白雪「そ、そんなわけないよ……」
吹雪「……仕事終わったの?」
叢雲「まだまだね。当分戻らないと思うから安心していいわよ」
深雪「(ボソッ)逃げたのはそっちのくせに……」
磯波「き、聞こえるよ深雪ちゃん……!」
吹雪「……あー。いつでも帰ってきていいからね。次は歓迎するから。仕事頑張って」
叢雲「ええ。ありがとう、お姉ちゃん」
叢雲「こんな感じね」
提督「胃が痛い……!何があったってわけじゃないけど胃が痛いィ……!」
叢雲「これウチじゃマシな方よ」
提督「ハハッ」
叢雲「そんなわけで、これから当分は秘書艦にしておいてくれると助かるわ」
提督「てっきり俺が好きだからずっと執務室にいるんだとばかり……」
叢雲「(笑)」
提督「えっ、てか何。こんなのがまだまだあるの?」
叢雲「潜水艦部屋へゴーよ」
提督「待って叢雲、待って。あらゆる意味で俺を置いて行かないで」
呂500「……」
伊58「……」
U-511「……」
叢雲「お邪魔するわ。伊19いる?」
伊19「あら叢雲。ご機嫌ようなのね。どしたの?」
叢雲「提督に鎮守府の惨状を見せようと思って。今燃えてる?」
伊19「いつもどーり燃え盛ってるのね。あ、提督さんご機嫌よう~」
提督「……空気悪くない?」
叢雲「最初にそう言ったでしょ」
提督「呂500に伊58にU-511……なぁ、これどういう状況なんだ?」
伊19「痴情のもつれなのね」
叢雲「ド三流の昼ドラよ」
提督「……伊58を取り合っての喧嘩がえぐめにエスカレートしてった感じか?」
伊19「おっ、流石提督。伊達にち○ちんついてないのね」
叢雲「……伊19。夢を壊しちゃうけど、キ○タマに脳みそは詰まってないわ」
伊19「!?」
提督「嘘でしょ?」
呂500「……ねえでっちー?そんなカマトトのじゃがいも野郎なんてほっといてろーと一緒に遊び行こうってー」
U-511「……男の手垢で塗れた汚い手でごーやさんに触らないで。ごーやさん、ゆーと一緒にダイビング、しましょう」
呂500「ハッ。ダイビングとか(笑)そんな新鮮味のないことよく誘えるね?ぬっるいビールみたいにつまらない女ですってー」
U-511「……さすが、生まれたての島猿はお盛んだね。そのバナナの食べすぎで黄ばんだ汚い肌が触れたところ、早く洗わなきゃ。ね、ごーやさん」
呂500「ねーでっち。邪魔だ消えろ死ねって素直に言っていいんですよ?ね?」
伊58「……うっざ……」
提督「なぁ、今アイツ」
伊19「そりゃあんだけ自分を挟んでグチグチ言い合ってたら鬱陶しいのね」
提督「……。ま、まあでもここはアイツら三人だけか。空気悪いの」
叢雲「ところがどっこい」
伊19「毎日毎日あんなクソみたいな言い争い聞かせられたらこっちだってイライラするのね」
叢雲「呂500とU-511、その二人にイラつく伊58、その三人にイラつくその他全員という構図ね」
提督「……まるゆは?」
伊19「気になるなら呼ぶけど」
提督「あ、結構です」
ここまで。ゆっくりやって行きます
叢雲「お次は第六駆逐隊と書いて鎮守府のドル箱よ」
提督「叢雲、叢雲。ステイ」
叢雲「アニメに出ていない艦娘は敬語と様付けが義務なのはまあ常識として」
提督「えッ!?」
叢雲「一番はやっぱり姉妹仲がすこぶる険悪かしら。アンタもそう思うでしょ?」
提督「同意を求めるなよ」
叢雲「……あ、これ提督には隠してるんだったわね。叢雲ちゃんうっかり」
提督「おい」
叢雲「まぁワザとなんだけどね。ざまぁないわあの娘たち」
提督「叢雲?」
叢雲「何でもないわ。さ、行くわよ。着いてらっしゃい」
提督「もうなんなのおまえ」
叢雲「はい到着。それじゃアンタはそこら辺に隠れてなさい」
提督「え、なんで?」
叢雲「いいから。もしもし、叢雲よ。誰かいる?」
電「叢雲ちゃんですか?今開けるのです!」
叢雲「ありがとう電。あら、全員揃っているのね」
雷「みんなの非番がちょうど重なったのよねー。もしかして司令官が調整してくれたのかしら?」
叢雲「あの朴念仁がそんな気利かせられると思う?たまたまに決まってるわよ」
電「もう、そんなこと言ったら駄目なのです。司令官がいつも頑張ってくれてるのはみんな知ってるのですよ。暁と響もそう思いますよね?」
暁「そうね。努力は認めてあげてもやぶさかじゃないわ!」
響「умереть([ピーーー])」
提督(至極平和)
提督(理想郷かな?)
叢雲(私がタメで話しても何も言ってこない。いえ、どころか提督を持ち上げるようなことまで言う)
叢雲(……バレている、か)
電(司令官さんが近くにいるのはとっくに割れているのです)
電(日頃の仕返しでも企てましたか?クク、ざまぁないのです!)
雷(でも司令官からの信頼度はこいつが間違いなく一番)
雷(秘書艦にかこつけて媚を売る汚らしい売女だけど、その点だけは厄介だわ)
暁(どうにか上手いことこいつの信頼を損ねられないかしら)
暁(今の状況は美味しくない。とりあえず切り抜けて、今度じっくりと詰めましょう。ついでに電か雷辺りを道連れにしてくれれば……)
響(умереть([ピーーー]))
提督(にらめっこかな?)
叢雲(仕方ない。一手打ちましょう)
電「それで、一体なんの誤用なのですか?」
叢雲「ん、今度他所の鎮守府と合同演習があるでしょう?編成について少し意見を聞いておきたくて」スッ
提督(……?あのサインは……)
提督(気配を消せ?え、無理です)スッスッ
電「えと、向こうの燃料と弾薬を廃棄品にすり替えてくるメンバーのことですか?」
叢雲「そうそれ。とりあえず一人は川内として、他に誰か一人……」スッ
提督(中学時代を思い出せ?はぁ?)
提督(なんで中学時代……中学……花瓶……空気……幽霊……)
提督(なくなる上履き……捨てられる机……剥ぎ取られる服、燃やされる私物……)
提督「」スゥッ
叢雲(流石)
叢雲「それじゃ村雨と荒潮で決まりね」
電「ええ、電もそれがいいと思――」
電「……?」
電(おかしい。さっきまであった司令官さんの正気がなくなってる……)
叢雲「どうかした電?」
電「いえ、なんでも……」
電(……諦めたのでしょうか。こいつが何かしたようにも見えませんでしたし……)
電(どのみち感知できる範囲にいないなら、もう気にしなくていいでしょう)
叢雲「ありがとう。とても参考に」
電「ですます付けて土下座しながら言い直せブスが」
一旦終了します
叢雲「……下品な言葉。聞き間違いかしら」
電「そんな言葉を聞いてニヤニヤ笑ってるお前の方が下品なのです」
叢雲「ふふっ。それはごめんなさいね?」
電「……。目的を言いなさい」
叢雲「あら?言ったはずよ、今度の合同演習の」
雷「嘘に決まってるでしょそんなの。あんた自分が信用ないの自覚してないの?」
叢雲「さあ、ね。何のことだか」
雷「牝狐が」
叢雲「あいにく兎よ。か弱いか弱い兎さん。ぴょんぴょん」
電「チッ……」
暁「……要するにさ、もう用は済んだんでしょ。とっとと消えてよ」
叢雲「そうね。こんな怖いところに長居したら殺されてしまいそうだし」
暁「一緒にすんな。アンタほど腹黒くなった覚えはないわよ、私は。他のはクズだけど」
雷「あァ!? 一番のクズはアンタでしょうが!この前の夜戦でワザと気に入らない艦に探照灯当てて囮にしてたくせに!」
電「しかもそれで自分はさらっとMVP取るんですもんねぇ!? 雑魚の駆逐ばっかり狙うくせに! まあ!? 前の大戦で一番最初に沈んだ雑魚らしくてお似合いですけどぉ!?」
暁「はぁ!? 味方にごっつんごっつんぶつかりまくってた頭ラリパッパがそんなこと言うわけ!? 味方に被害出すわ敵を助けるわアンタが妹なのが恥ずかしいったらないんだけど!!」
暁「雷アンタも敵を助けて、そのくせその敵国に沈められてるようじゃ世話ないわねぇ!? 足元すくわれてるんじゃないわよみっともない!!」
雷「取り消せゴキブリがァ!!!」
響「умереть([ピーーー])!Все умирают(みんな[ピーーー])!」
電「さっきからうっせえんですよクソ共産主義者が!! 言っとくけど違う言語で罵倒するお前の陰湿さなんざみんな知ってますからね!?」
暁「そんなにロシアが恋しいなら帰してやろうか、あァ!? ドラム缶突っ込んで流せば帰り着けるでしょあんな広さだけが取り柄のクソ国なんて!!」
叢雲「ふふ。じゃあね」
叢雲「帰ってきなさいパンチ!」
提督「阿゛!」ビュルッ
提督「……あ、なんかスッキリした……」
叢雲「じゃ、執務室行きましょっか」
提督「え、なんで?」
叢雲「ちょっとツイッターに投稿しようかなって思ってる動画があるのよ。司令官のアンタが判断してちょうだい、ね?」
ここまで
ネタがないので供給してくれると嬉しいです
提督「」
叢雲「とまぁ、第六駆逐隊は基本こんな感じよ」
提督「ココロオレル」
叢雲「まあなんだかんだ一緒にいるし仲はいいのよ、きっと」
提督「……ほんとう?」
叢雲「嘘に決まってるじゃない。それじゃ次行くわよー」
提督「まじでなんなのおまえ」
叢雲「次は戦艦だからちゃんと高速修復材持って行きなさいね。流れ弾で死ぬわよ」
提督「えっあれ人間に効くの……?怖……」
叢雲「切れ痔にめっちゃ効くから陸軍でめっちゃ使われてるそうよ」
提督「なんで戦艦に会いに行くのに切れ痔の心配すんの?ねぇなんで?」
叢雲「冗談よ。ちゃんと骨折にも効くから安心なさいな」
提督「俺骨折するの???」
長門「む?提督に秘書艦殿か。こんな場所にわざわざどうした?」
叢雲「最近鎮守府の空気が悪いでしょ?その原因のツアー中なの」
長門「それなら六駆や空母を見に行くべきではないか?ここにあいつらみたいな不仲な連中は……まぁ、比較的いないぞ」
提督「比較対象が狂ってるだけなのでは……?」
叢雲「戦艦が他ほど不仲じゃないってのは本当よ。だいたい最初の序列争いで全部決まるから」
提督「序列争い?」
長門「まぁ殴り合いだな」
提督「……私闘は軍規で禁止されてるんだけどなぁ、おかしいなぁ……」
提督「取り敢えずそのことは置いといて。じゃあ何でここに来たんだ?」
長門「私にも教えて貰いたいものだな。仕事はきちんとこなしているはずだが?」
叢雲「その仕事のこなし方が問題だって言ってるのよ」
長門「というと?」
叢雲「自覚ないのね。あっきれた」
叢雲「じゃあこう言えば分かる?明石が艤装使えってキレてたわよ」
提督「……は?」
長門「む、だって面倒くさいんだ。弾薬だって節約出来るんだし、何も悪いことじゃないだろうに」
叢雲「だからって素手で敵を潰すのやめなさいったら。グロいのよアンタらの戦い方」
叢雲「そのせいでアンタらが出撃するたびに精神衛生分隊が大忙しだし、アンタらはそのまま入渠するからドックが生臭くなって仕方がないし」
叢雲「ぶっちゃけ不仲とかの方がよっぽどマシよ」
提督「ヒェッ……」
長門「面倒だな。倒せるなら何でもいいじゃないか」
叢雲「その過程で新入りの心ぶっ壊れてちゃ堪んないっての。ガンビーとかアンタの顔見るだけでゲロ吐くのよ最近」
提督「それってまさか俺がいつも掃除させられてる奴じゃ……?」
叢雲「とにかく今度から艤装を使うようにしなさい。さもないと解体前の娘に勝手してるの大本営にバラすわよ」
長門「!!」
提督「!?」
叢雲「あれの後処理もクッソ面倒なんだからね。これ以上苦労増やすようならマジで容赦しないわよ」
長門「……同期のよしみで、ここはひとつ」
叢雲「それ聞くの100回目。今後のアンタ次第よ」
長門「……………………分かった。善処しよう」
叢雲「提督もそれでいいわね」
提督「いいもなにも、何もかもが初耳なんだよなあ……!?」
叢雲「これで少しは楽になるかしらね」
提督「もうお前が提督でいいんじゃないかな…」
叢雲「バーカ。アンタがアホ面してくれてるおかげで私たちも好き勝手やれてるのよ」
提督「ハハッ驚くほど嬉しくねぇ」
叢雲「報告がてら工廠行くわよー」
提督「よーしパパ段々慣れて来たぞォー」
叢雲「ハロー明石。長門に例の件言い含めといたわよ」
明石「おっ、ありがとうございます。……ん?アレ提督さんですか?」
提督「く、くっさ……!?うぶっ、……おろろろろろろ!!」
叢雲「あ、吐いた」
……
提督「釈明を聞こうか」
明石「鼻栓してるとすんごい変態チックですねぇ」
提督「舐めてんの?」
明石「まあまあ。こうなったのもちゃんと理由があるんですってば」
明石「というか秘書艦には話通してるんですけどね。叢雲さん?」
叢雲「諦めてるだけよ」
明石「ほら。聞きました提督?ちゃんと許可は貰ってるんですよ」
提督「もしかして馬鹿だったの?」
提督「で、これは何の匂いだ?ガンビーのゲロより臭いんだが」
明石「比叡カレーを量産しようと思いまして」
提督「何のために?」
明石「海に流し込んだら深海棲艦を皆殺しに出来るかなぁと」
提督「同時に世界と人類も滅ぶけどな」
明石「提督?戦争はね、躊躇した方が負けるんです」
提督「戦時法から学び直したいとは恐れ入ったよ」
明石「ていうかぁ、別に私一人でやったわけじゃないですしー?叱るなら夕張もちゃんと叱ってくれなきゃ不公平ですよぉー」
提督「やめろその喋り方腹立つ。でも、あれ、そういえば夕張は?」
明石「……あー。叢雲さん?」
叢雲「大丈夫よ。多分」
明石「んじゃこちらへどーぞ。あ、今日お肉とか食べました?」
提督「さっき全部吐き出したわ」
明石「あとで掃除しといてくださいね?じゃレッツゴー!」
提督「……」
叢雲「……」
明石「……」
提督「……この際勝手に地下室とか作ってたのは不問にするとして」
明石「はい」
提督「あれなに?」
夕張「で?あなた達の巣はどーこ?」
ヲ級「ンホヲオオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!」
夕張「何言ってるか全然分かんないな。島風分かる?」
島風「ンホオッオッオオオッオオオオオッッオオオオ!!?」
夕張「やっぱ分かんない?あはは、そりゃそっか」
明石「入りますよん」
夕張「あ、明石遅かったのね。比叡カレー今どんな……ってあ、あれ?提督?なんで!?」
提督「……この部屋も上と大差ないっていうか上より臭え……」
叢雲「こんにちは夕張。何をしているの?」
夕張「違うんです提督!!これは全部そこのピンク頭にやらされてて、私常々犯される恐怖を感じていてですね……!」
明石「もー、ノータイムで人をレズ扱いしないでくださいよぅ」
提督「そのスイーツみたいな喋り方、地なの?」
叢雲「夕張。今日はお叱りとか懲罰とかそういう目的じゃないから気にしないでいいわよ。今は何やってるの?」
夕張「これ?」
ヲ級「ンホヲオオオオオオオオオオオオ!!!」
島風「ンホオッッッッッッッッッッッッ!!!」
夕張「ヲ級の方は普通に尋問だよ。ほら、こないだ長門が獲ってきたやつ」
提督「報告されてないんだけど……!?」
叢雲「私が把握してたからいいでしょ。それで?」
夕張「島風の方は昨日肝試しで入り込んできたから捕まえてお仕置き中」
叢雲「ああ、まだやってたのねアイツら……」
提督「アイツら?」
明石「あはは~、うちの工廠って何故だか怖がられてるみたいなんですよね。だから時々駆逐の子たちが肝試しとかしに来るんですよ」
夕張「この娘立派でしたよ。トラップに引っかかった天津風と時津風を助けた代わりに自分が犠牲になっちゃって」
提督「めっちゃいい子じゃん!!!」
明石「でもお咎めなしだと舐められるので修復材と感度3000倍薬混ぜたの投薬してみました」
夕張「艦娘は舐められたら終わりですからね」
提督「めっちゃ悪い子じゃん……」
提督「え、てか感度3000倍ってそれ頭おかしくなるんじゃ……?」
明石「大丈夫ですよ。実際それやられて普通に生きてる人私知ってますし。人間で」
夕張「そうそう。一回と言わず何回も食らってるのにまだまだ現役だもの。きっと大丈夫です」
提督「そう……なのか?それなら、まぁ……」
叢雲「その方々のご職業は?」
明石・夕張「対魔忍」
提督「はいストップ!!!お仕置きストップでーす!!!」
明石「うーん、まあしょうがないですね。夕張、解毒薬どこですー?」
夕張「そこら辺あるはずよー。あ、提督、ヲ級の方はどうする?」
提督「好きにしていーよ」
提督「ちょっと気になったんだが、そういう尋問とかって結構前からやってたんだよな?」
明石「んー、まあそうですね」
提督「なぁ、ちゃんと殺したよな?まさか生かしたまま放流とかしてないよな!?」
明石「あはは、まっさかぁ。ちゃんと殺してますよ」
夕張「鎮守府の情報とかもし奪られてたらヤバイもんね」
提督「よ、よかった……しかし、そいつらの死体が揚がったなんて話聞いたことがないぞ。どこに捨ててるんだ?」
明石「だいたいは細かくして燃料の足しにしてますけど一部は鳳しょっ……いえなんでもないです~」
提督「ならいいけどさ」
叢雲(そういえば鳳翔さんの居酒屋、同じメニューでも注文した艦娘によって味が微妙に違うとか……なるほど、そういうことだったのね)
叢雲「んーっ、やっぱりあそこ空気悪いわね」
提督「うん。すごく物理的にね」
提督「……まさか何の気なしに開けた扉から……ごろごろと……うぷっ」
叢雲「あら、ちょうどお昼時じゃない。焼肉行きましょう」
提督「正気で言ってる…!?」
叢雲「はいレバー。健康にいいわよ」
提督「わあい」
叢雲「はいホルモン。疲労回復効果があるそうよ」
提督「おいちい」
叢雲「はいハツ。牛の心臓よ。刺身で召し上がれ」
提督「しにそう」
叢雲「そうね」
叢雲「さて、腹ごなしに演習場でも行くわよ」
提督「うん逝く」
叢雲「ふうん。ちょうど朝潮型が訓練しているみたいね」
提督「Fo~↑」
叢雲「あ、そういえば朝潮に初潮が来たみたいよ。改二のお陰かしらね」
提督「やったぜ」
叢雲「私?さぁ、知りたいなら教えてあげてもいいけど」
提督「あずれんたのしいね」
叢雲「帰ってきなさいキック!」
提督「どるふろっ!?」ビュルッ
叢雲「せっかくだし見ていきましょうか」
提督「はい」
ネタ切れ
性根の歪んだ提督の皆様お願い致します。
>>80の続き
>>88はなかったことにしてくれ
叢雲「あ、演習場入るには応急修理女神の着用が義務付けられているからちゃんと持っときなさいね」
提督「自分の鎮守府なのに初めて来た村みたいな気分」
叢雲「女神は装備しなければ意味がないわよ」
提督「こんな魔窟がはじまりの村であってたまるかよ」
叢雲「というか、ほら。女神受け取りなさいったら」
提督「嫌だよ。それ高いんだよ。いつも作戦海域終わったら無くなってるし」
叢雲「それ日頃使っちゃったの帳簿上で誤魔化してるだけだから気にしないでいいわよ」
提督「フゥ~↑↑」
叢雲「で」
提督「で?」
叢雲「死にたいの?」
提督「……私死んでもいいわ」
叢雲「はい嘘ついたのでペナルティ開始。女神無理やり食べさせるわね」
提督「嘘でしょ?……嘘じゃない!?あっ待っ」
提督「女神にも命と自我と痛覚があることを知ったぼくはどうすればいいんだろう」
叢雲「笑えばいいんじゃない?」
提督「ただのクズじゃん……」
叢雲「あとどうでもいいけどアンタ、そこいると死ぬわよ」
提督「は?」
朝潮「司令官ー!そっち弾行きましたー!」
提督「……えっ?」
叢雲「よいしょっと」キンッ
提督「ほ、ほぁあああああっ!?」
朝潮「あっ、叢雲さん!ありがとうございます!」
叢雲「あっぶないわねもう。鎮守府方向に主砲向けるのやめなさいって前も言ったでしょ」
提督「ほぁあああああああああッ!!」
朝潮「す、すみません!熱中しちゃうとつい…」
叢雲「気持ちは分かるけどね」
提督「ほぁあああああああッ!ほぉああああああああッ!!」
叢雲「お黙り」
提督「ワン」
提督「……はっ!」
朝潮「すみません司令官!お怪我はありませんか?」
提督「あ、うん、大丈夫」
朝潮「よかった……もし提督に何かあったら、私……」
提督「朝潮……」
朝潮「(ボソッ)来月のお給料が……」
提督「聞こえてるからな」
朝潮「ちょっと演習に熱中し過ぎちゃったんです!わざとじゃないんです!」
提督「いや、普通海の上から陸上狙うような射撃とかないから。あの弾道確実に陸上狙ってたから。一体何やってたんだよ?」
朝潮「海の上じゃなくて陸上で演習やってたからです!!」
提督「来月の給与明細楽しみにしとけよ」
提督「まぁ、流石に人件費に手を付けるのは冗談だとして。何でわざわざ陸上でやってるんだ?」
朝潮「打撃の威力が乗るからですよ?」
提督「どうしてそんな不思議そうな顔が出来るんだよ」
提督「あのな、お前らの敵はあのクソ深海魚共だから。断じて打撃の効く相手じゃないから」
朝潮「えっ?でも戦艦は……」
提督「あれは例外」
朝潮「球磨さんと多摩さん、長良さん……」
提督「例外」
朝潮「綾波ちゃんも……」
提督「……」
提督「すきにしていいよ」
朝潮「わーい!」
おーぷんに投げてたのをこっちにも投げていきます
今日はここまで
……
朝潮「[ピーーー]えええええええええええええ!!」
陽炎「お前が[ピーーー]ええええええええええ!!」
提督「なんていうかさ」
叢雲「ええ」
提督「思ったよりダメージ受けてない自分がすごく意外」
叢雲「あら意外。うちの朝潮があんなに野蛮なわけがないとか言いそうなのに」
提督「慣れたのかもなぁ。あ、それと」
叢雲「それと?」
提督「小学校低学年っていうか、初潮迎える前の女の子ってどんな娘でもかわいく見えない?」
叢雲「……炉でペとか[ピーーー]ばいいのにとか、改二で成長した私へのあてつけとか、気持ち悪いとか、色々言いたいことはあるけど」
叢雲「あの子ら初潮来てるわよ」
提督「……そっか」
提督「うん、それはそれで」
叢雲「流れ弾ズドン」
提督「」グチャッ
……
提督「はっ!?」
叢雲「おはよう。仕事の時間中に貪る惰眠の味は美味しかった?」
提督「うん!」
提督「……じゃなくて。ここは?」
叢雲「医務室。アンタが突然倒れたから運んで来たの」
提督「倒れた……?」
叢雲「そう。いきなり、なんの前触れもなくね。感謝したら?」
提督「あ、うん、どうも。重かったろ?」
霞「……まあまあ。大したことなかったわよ」
叢雲「艦娘の力さまさまね」
提督「でもまあまあってことはそこそこ重かったんだろ?本当ありがとうな……」
提督「……うん?」
霞「……」
提督「霞じゃないか。お前さんが助けてくれたなんて意外だな」
霞「……別に。目の前で挽きにく」
叢雲「霞」
霞「チッ……倒れられたら私じゃなくたって助けるわよ」
提督「そうか、まぁ手間を掛けたな。礼を言うよ」
霞「それじゃ私、訓練あるから……」
提督「ああ、うん。頑張れよ」
霞「言われなくても頑張るわよ。ああ、司令官」
霞「あの話、まだ諦めてないから。ちゃんと考えておきなさいよね」
叢雲「随分と妙な空気だったわね。あの話って?」
提督「あー。前に秘書艦をさせて欲しいって打診されてなぁ」
叢雲「……へぇ」
ここまで
叢雲「それ、いつ?」
提督「半年くらい前かね。ほら、お前旗艦でよその鎮守府の救援に行って一週間くらい留守にしたことあっただろ?あの時だよ」
叢雲「それで、アンタはどう答えたの」
提督「断ったよ。クズって言葉聞くと学生時代のトラウマが蘇るから仕事にならんもの」
提督「何より秘書艦がお前じゃないってのがどうにも想像つかなかったしなぁ」
叢雲「ふうん、そう、へえ。ふうん」
提督「それにな、今はその選択が間違ってなかったって確信してるよ」
叢雲「?」
提督「……こんな鎮守府、秘書艦初めての奴にはキツすぎるでしょ……」
叢雲「ああ……」
叢雲「で、どうする?まだ見たいっていうなら案内を続けるけど」
提督「実はさっきから胃の辺りが死ぬほど痛いんだ」
叢雲「そ。なら続行ね」
提督「話を聞けよ……」
提督「……よくよく考えたらお前、あいつらのことまとめ上げながら秘書艦業務もこなしてたんだよな」
叢雲「褒めても何も出ないわよ」
提督「いや引いてる。化け物かよお前」
叢雲「しっっつれいね」
提督「参考までに教えて欲しいんだが、どうやってんの?」
叢雲「そうね」
叢雲「……暴力と権力を少々?」
提督「よく分かった。お前が諸悪の根源だな?」
叢雲「あらやだ。私なんて嗜む程度ですわ、おほほ」
提督「いい性格してるよお前……」
叢雲「さて、それじゃ次は……あら、敷波?」
敷波「あっここいた叢雲!急いで屋内訓練場に来て!大変なんだよ!!」
叢雲「落ち着きなさいよ。もう、一体何が」
敷波「綾波と夕立が喧嘩始めた!止めるの手伝って!!」
叢雲「誰よあの二人ブッキングさせた馬鹿は!!」
叢雲「すぐ向かうわ、敷波案内して!」
敷波「こっち!」
提督「あ、俺も――」
叢雲「馬鹿じゃないの死にたいの!?」
提督「仮にも仲間に対してその反応はどうなんだ……?」
敷波「悪いけど司令官じゃ足手まとい!邪魔だから避難してて!」
叢雲「巻き込まれたら女神何体喰っても足りないんだから。絶っ対について来んじゃないわよ?」
提督「そ、そこまで言うほど?」
叢雲「そこまで言うほど。下手な海域よりよっぽどよ」
敷波「叢雲早く!」ダッ
叢雲「ああもう面倒くさいったらないわね……!」ダッ
提督「あっ、ちょっと二人とも……行っちまった」
提督「……そもそもあの二人が仲悪いっての初耳なんだけど……」
霞「仮にもうちの駆逐艦の最高戦力だもの。解体されたり他所のと交換になったりしたら皺寄せが来るのは私たちよ」
提督「そんなことするわけないだろ……管理不全とか部下を御しきれない無能とかで俺も給料下がるから絶対隠し通すわ」
提督「……え、霞?」
霞「こんにちは。さっきぶりね、司令官」
提督「あれ、演習場に行ったんじゃ?」
霞「別にいいでしょ。私がどこにいたって」
霞「というかそんなことどうでもいいの。ねぇ、叢雲は?」
提督「喧嘩の仲裁とやらに行ってて今は留守にしてる。用あったなら悪いな」
霞「いいえ、いいえ。それだけ分かれば十分だわ」
霞「ねえ、アンタもずっとここにいるの暇よね?」
提督「ああ、まあ。でも変に出歩いたら唐突に死にそうだしなぁ……自分の鎮守府なのに」
霞「私が守ってあげるって言ってるのよこのクズ。それとも何。この霞が信じられない?」
提督「そういわけじゃないが、お前みたいな小さい駆逐を護衛に連れ回すのはどうかと……危ないし」
霞「何言ってるのよ。叢雲だって駆逐でしょうが」
提督「……おお。言われてみれば」
霞「それじゃ行くわよ」
霞「ああ、ところで司令官」
提督「おん?」
霞「司令官って小さい娘の方が好きなんでしょ?成長して成徴したような艦よりも、初潮も来てないような……そうね、例えば朝潮型の艦みたいな」
ここまで
……
弥生「怒ってないっつってんだろ[ピーーー]ぞ」
望月(全裸)
文月「如月ちゃんって処女だと思う?ねえ思う?ねえねえねえねえ~」
秋月「何度でも言いましょう。お金以上に人生で必要なものなど存在しません」
初霜「いいえ。気合いと根性、それらに勝るものこそありません!」
秋月「お金はどんなものでも買うことができます。真偽厚薄問わずであれば、愛情や友情だって手に入れられるんですよ?」
初霜「気合いと根性はあらゆる限界を超越します。まだだと唱えて立ち上がれば私たちは無限に強くなるのです!」
子日「今日は何の日?――お前の命日だよォッ!」
雪風「それを決めるのは雪風の仕事です」
提督「駆逐艦は可愛いなぁ?」
霞「これ見てその感想ってアンタも大概だからねクズ司令官」
霞「ほら着いたわ。早く入りなさい」
提督「随分歩いたけど……なんだここ。中が見通せる作りの……」
提督「……逆マジックミラー号!?」
霞「違うわよ馬鹿じゃないの?」
霞「……コホン。ここは艦娘用の喫煙スペースよ」
霞「ああ、心配しないでもあの屑女の許可がちゃんと許可出してるわよ」
提督「提督にもちゃんと許可取って???」
提督「いや、まぁこれくらいはいいけどさ。工廠のトンチキ共に比べりゃ全然」
霞「……意外ね。アンタ嫌煙家だからてっきり嫌がると思ったのに」
提督「俺が嫌いなのはタバコ休憩だとか寝言ほざいて給料だけはきっちり同額貰ってくクソ野郎だからなあ」
提督「いや、そりゃ得意な匂いじゃないけども。霞は吸うのか?」
霞「ハッ、それこそまさか。我らが司令官が嫌いだって言ってることを堂々とやる屑たちとは違うのよ」
霞「ちなみに一番吸うのは誰だと思う?」
提督「え、長門とか?こう、泣く駆逐艦の隣でベッドに腰掛けてふかす感じで」
霞「なにその妄想……」
霞「残念ながらハズレよ。一番は叢雲。一日だいたい1カートン吸うわ」
提督「あっ(察し)」
阿武隈「……あんた達こんなところで何やってんの?」
霞「あら阿武隈さん。またヤニ切れ?」
阿武隈「それ以外でここに来るわけないでしょ……えっ、提督!? 何で、どうして!?」
提督「もしかして俺って執務室以外居場所ない感じ?」
阿武隈「……最っ悪。今日非番だからメイクも何もしてないんですけど」
阿武隈「あーもう、恨むから。霞」
提督「えと、阿武隈?大丈夫か?目の隈凄いけど……」
霞「阿武隈だけに?」
阿武隈「(無視)そういうことならあの秘書艦サマに言ってくれません?アイツに酷使されてるからこうなってるので」
提督「(無視)酷使って……確かに阿武隈って大体の分野で優秀だけども」
霞「」シュン
阿武隈「あは、優秀ですか。ねぇ、提督は私のキャッチコピー知ってます?」
阿武隈「『大発外す時は3-5周回。二十四時間休みなしで働けます!』」
阿武隈「おかげで肌は荒れるし髪は痛むし北上さんには『目の隈(笑)』とか呼ばれるし。ちょっとは罪悪感感じてくれると嬉しいんですけど」
提督「……なんかごめんね?」
阿武隈「そんなわけで。ヤニでも吸わなきゃやってられませんよ。……っはー」
提督「うん、今度ちゃんと休暇作るから。二週間くらいちゃんと休み取らせるから」
提督「……その、ウチ、もしかしてブラックだったん?」
霞「皐月があきつ丸に『大発ごと[ピーーー]!!』って言うくらいには」
阿武隈「龍田さんの表情筋が死ぬくらいには」
提督「人格に異常をきたすほどかよ……」
阿武隈「まぁでもそのくらいしないと回らないってのも分かりますけどね。この鎮守府ウ○コだもん」
阿武隈「あ、それはそれとして秘書艦サマは[ピーーー]ばいいと思いますケド」
霞「そうね。あんな狡猾って言葉が服着て歩いてるような女」
阿武隈「でも、悔しいけどアレがいないとこの鎮守府回らないんですよねー」
提督「提督の前でそういうこと言っちゃう?」
提督「……あ、ハイ。事実です。その通りです。私は無能な提督です。だからその地獄みたいな目やめてよォ!」
提督「阿武隈にはプレゼント用意しておこう。何か精神を元に戻せるようなやつ」
霞「それ油田か練炭の二択になるけどどっちにするの?」
提督「そこまで……!?」
提督「それで、娯楽室なんかに何の用だ?」
霞「この時間は元西村艦隊の連中がくだ巻いてるのよ。知らないの?」
提督「いや知ってるよ?俺が聞きたいのは何であいつらのところに行くのかっていうかつまるところあいつらも」
霞「れっつごー」
提督「話を聞けェ!」
扶桑「13。15……20。スタンドよ」
時雨「20。スタンド」
山城「13。ヒット……あら、20。スタンド」
満潮「17、ヒット!……ああもうバースト。[ピーーー]ばいいのに!」
時雨「また満潮の一人負けかぁ」
山城「ふふ……随分運が悪いみたいね?」
扶桑「だめよ山城、そんなこと言ったら。ほら、カード配るわね」
満潮「ほんっとあんた達イカサマ巧いわね…全然わかんないわよ」
時雨「僕はやってないよ?」
満潮「あんたはもっと参考になんないから。ラック値高すぎでしょ」
扶桑「あら……提督。いらしてたんですか」
満潮「……」チッ
時雨「ここに来るなんて珍しいね。わ、霞も一緒なんだ」
提督「ちょっとツアー中でな。心折なガイド付きの」
提督「というか時雨。お前さんの妹が鬼神と絶賛喧嘩中らしいんだが」
時雨「あ、それ誤解だよ。夕立、別に綾波と喧嘩してるわけじゃないもの。仲良いんだよあの二人」
提督「嘘吐け。叢雲血相変えてすっ飛んでったぞ」
時雨「違うよ。あの二人は仲が悪くて喧嘩してるんじゃなくて、仲がいいからじゃれ合ってるだけってこと。そうじゃなきゃあんなに楽しそうな顔しないさ」
時雨「あはは、僕だってお姉ちゃんだもの。妹がせっかく楽しそうにしてるのを邪魔したりなんて出来ないよ」
提督「さてはお前も同類だな?」
山城「時雨は蛮族のロクデナシなのであんまり近寄らないほうがいいですよ」
提督「悪いけど真っ昼間から賭博してるお前たちが言っても説得力ねぇんだわ」
扶桑「あら……そんなこと言わないでください提督。私たちは不幸戦艦、ギャンブルなんて滅法駄目なんですから」
山城「そうですよ。他の子たちにお金を回してあげようっていう、そう、これは優しさなんです」
霞「随分と生臭い優しさもあったものね……」
時雨「ふふ、負けてから言ってよクズ共」
提督「不幸とは‥…」
扶桑「運命や宿命なんて打ち破るためにあるものですよ」
山城「byアニメ艦これ」
提督「おいやめろ」
ここまで
あんまり強い言葉使うと殺伐としてくるので…
あと霞の口調むずない??
満潮「……」イライラ
霞「扶桑、どうして満潮は阿修羅みたいな形相してるのかしら?」
扶桑「提督が嫌いだからよ」
提督「えっ」
霞「さっきから会話に入ってこないのは?」
扶桑「提督が嫌いだからよ」
霞「部屋に入った時舌打ちしてたのは?」
扶桑「提督が嫌いだからよ」
霞「司令官がそこにいるのにアンタがそれを言ったのは?」
扶桑「提督がどうでもいいからよ」
提督「ねぇ、なんで。なんでいきなり俺殺しに掛かってんの。ねぇ」
時雨「みんな提督が好きでも嫌いでもないからじゃない?あ、僕は好きだよ」
提督「時雨ぇ……!」
時雨「だから来月はお給料に色つけて欲しいなって」
提督「時雨ェ……!!」
山城「ふふ、満潮。いい機会だし司令官の嫌いなところ教えてあげたらどうかしら」
満潮「……ハァ?なんでわざわざそんなことしてあげなきゃいけないわけ?」
山城「もしかして、奇跡が起きれば改善されるかもしれないでしょう?」
山城「少しでも可能性があるなら言っておいて損はないと思うわ……まぁ、多分無駄だけど」
満潮「……」チッ
山城「提督!ちょっとこっち来てください」
霞「ほら、霞が何か言いたいことあるみたいよ。聞いてきなさいな」
提督「な……何が始まるんです?」
霞「楽しいことよ」
このSSまとめへのコメント
つづきはよ!
陽抜世界の第六駆逐はおそらくこんな感じなんだろう……そんなわけないかw
おーぷんで再開されてるな
現実問題、こんな殺伐とした感じになるんだろうな。宝塚の実態のようだ。
北方棲姫
活き造りにして『踊り食い』で食べたら美味そうだ。