上嬢「幼なじみが学園都市第一位で新妻ってだけ」一方「新妻はお前だろ」 (51)

※歴代の
上嬢「幼なじみが学園都市第一位ってだけ」
スレによる、心残りならぬ書き残りを気まぐれに書いて行くスレです。
本当に気まぐれにRやら本編やら書きなぐります。

・上嬢さんスレ
・キャラ崩壊はしている
・一方×上嬢メインでその他カップリング有り。かな。
・詳しくは歴代スレ見てくださいな。

・雑談推奨気味。

のんべんだらりまったりゆっくり気まぐれに更新する。
ぬるくゆるく見守ってね。

【幼馴染歴代スレ】
上嬢「幼なじみが学園都市第一位ってだけ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342274968/)
上嬢「幼なじみが学園都市第一位ってだけ」一方「2」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347553207/)
上嬢「幼なじみが学園都市第一位ってだけ」一方「さン」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376662557/)
上嬢「幼なじみが学園都市第一で幼妻ってだけ」一方「幼妻はお前だろ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400277973/l50)
上嬢「幼なじみが学園都市第一で新妻ってだけ」一方「新妻はお前だろ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459258005/)

【他歴代とあるSS】 ※途中で落としたのも有り。
一方「あのウニ野郎を安価で陵辱してェンだが」 ※一番最古。色々ひどい。
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/kako/1339336042

上嬢「恋人同士だもんな」百合子「うン」
上嬢「恋人同士だもんな」 百合子「うン」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349704347/l50)

上条「ご性別は?」一方「いい天気だなァ」
上条「ご性別は?」一方「いい天気だなァ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372858337/)

土御門「ここにショタな一方通行がおるぜよ」上条「お、おぉ…?」
土御門「ここにショタな一方通行がおるぜよ」上条「お、おぉ…?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376398469/l50)

鈴科兄妹は上条当麻をM化したい。
鈴科兄妹は上条当麻をM化したい。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387894452/)

しょっぱなですが遊郭パロ(純愛ねっとりエロ系)書いてるのでしばしお待ちを。

本編?
気が向いたらね!!!!!

【遊郭パラレル】
一方さん→18歳程
上嬢さん→16歳程
の自己満足SSです。
エロだけ地の文がありんす。



垣根「おい、遊郭に行こうぜ!!」

一方「あァ?」

垣根「どうやら近くの遊郭に可愛い遊女が入ったらしいんだわ!!」

一方「お前…廓遊びも大概にしねェと流行りの梅毒で死ぬぞォ」

垣根「大丈夫だよ、俺もお前も【能力】があるんだからよ!!」

一方「乗り気じゃねェわ」プイッ

垣根「本当か?まだお前筆下ろししてねェからビビってるだけじゃねぇの?」プププ

一方「……行くのもヤるのも構わねェが、俺の興味が出る遊女がいるかって話だ」ギロッ



垣根「そう言うと思って、リサーチ済みだぜ!」ニヤニヤ

一方「あァ?」

垣根「その名も『不幸太夫』っていう遊女さ」

一方「仮にも太夫の名がつくのに、不幸とはまた物騒な名前だな」

垣根「実際には太夫じゃなくてただの遊女なんだけど…水揚げをしようとする客全員に…何でも『不幸』が降りかかるらしい」

一方「ほう…」

垣根「だけど顔は最上級、所作はまだ荒削りだけど初々しさがたまらんらしいぜ」ニヒヒ

一方「不幸ってのはどンな事が起きてンだ」

垣根「それが様々でよう…店側のでっち上げかと思いきやそうでもないんだわ」

一方「…………」



垣根「例えば別の部屋での色恋沙汰で、不幸太夫の部屋にまで刃物を持った遊女と客が逃げ込んで来たり」

垣根「万全を期して客を取らせりゃ何故か燭台が倒れてあわや店が大火事になりかけたり」

垣根「とにかく顔はいいから無理に水揚げしようと廓の旦那が模索するも、旦那自身が別の女での問題で刺されたり…その他諸々」

一方「なンつゥか…『不幸』だな」

垣根「水揚げされてないって所は『幸運』なのかもな」

一方「しかし妙齢になって水揚げもされてねェとなると問題あるだろ」

垣根「どっこい、男を知らなくても人気があるもんでよ」

一方「あァ?どういう事だ」

垣根「噂じゃ、不幸太夫は呪いやらの異能の力を消す力があるらしいんだわ…それ目的の客は少なくないらしいぜ」

一方「………ほう、面白ェ噂だな」

垣根「だろ?だから床入り目的じゃない客は結構いるらしいんだわ」ニヤ



一方「俺の【能力】と、不幸太夫の【噂】確かめて損はねェ…か?」

垣根「だろだろ??」ワクワク

一方「どれ、ちょっくら行くか」ヨッコイショ

垣根「俺は麦野ちゃんに会ってくるー!!!」ヒャホー

一方「入れ込ンでるねェ、お前も」

垣根「おう。あのそっけない態度が堪らねぇ!」キリッ

一方「ンで、不幸太夫とやらの名前は何て言うンだ」

垣根「名前は忘れちまったけど…髪の毛が腰くらいまで長くてツンツンと跳ねてると」

一方「椿油臭ェよりはマシだが、遊女としての身なりはどうなンだソレ」

垣根「どうやらソレも『不幸』でどうにもならないらしいぜ」

一方「まぁ…不幸太夫のツラァ、拝みに行くかァ」













ー遊郭街ー



ワイワイ ガヤガヤ


垣根「おー!今日も人が多い事!賑わってんなー!」

一方「コレがうざってェンだよなァ」ヤレヤレ

垣根「まぁ、コレも華ってやつなんじゃね?」

一方「…………そういうもンかねェ」

垣根「一夜の夢に溺れる、粋じゃね?」

一方「お前は麦の穂でだらしなく頭を沈ませるってかァ?」

垣根「あーあーうるせえ」

一方「何がひと夜の夢だ、バカ」ヘッ



垣根「うるせえっての!ほら、あれが噂の不幸太夫だ」

ワイワイ

ガヤガヤ

一方「……結構張見世の所に人がいやがるな」

垣根「見目はいいからなー…ただ、不幸が怖くて誰も床を一緒にはしない。完全に目の保養さ」

一方「人混みと音が邪魔くせェ」

垣根「ソコはお前の【能力】で、な?」ニヤニヤ

一方「…もういいからお前はいつもの遊女のとこ言ってこい」

垣根「おー!お前の【不幸】を祈ってるぜー!!!」

一方(アイツ本当に梅毒で死なねェかな)テクテク



一方(さて、音は完全遮断。邪魔な人間は3寸くらいで弾くように設定)

一方(張見世の格子越しで見る分にゃ、いい女に見えるな)

上嬢「………、………」チラッ

一方(客が取れないからか、憂いのある表情もまたそそる…ってかァ?)

一方(だが、完全に絶望した目には見えねェ…)

一方(床入れ無しと伝えて金さえ弾めば、すぐに通して貰えそうだな)プイッ

上嬢(…………白髪に赤目…南蛮の人って訳でも…ないのかな)

上嬢(いつもの…噂の『不幸太夫』を抱きたいって人じゃないといいんだけどな…)ハァ…

上嬢(自分はともかく、他の人を巻き込むのは…もう嫌だ)






ー座敷ー

一方(やっぱり倍の金を見せつけたら『床入れをしないなら特別に…』だと、世の中腐ってるな)ヘッ

一方(ま、出してる酒や肴は悪いもんじゃねェし良いだろ)

上嬢「ぉ、お初にお目にかかりん、す…」ペコリ

一方(来たか)

上嬢「上条当麻と申します…えと、本日は…」

一方(俺も廓遊びはしねェからわかンねェが…不慣れみてェだな)

一方「畏る必要はねェ、お前の『噂』を確かめに来た」

上嬢「…ッ」ビクッ



一方「安心しろ。水揚げの為に来た訳じゃねェ。もう一つのお前の『噂』だ」

上嬢「あの…俺…いえ、わっちにはそんな特別な力などありんせん…」

一方「無理に廓言葉を使う必要もねェ。ま、世間話をするくらいの気持ちでいい」フゥ…

上嬢「ぁ、それなら…」ホッ

一方「先に言っておくが、俺は呪われてるわけでもなンでもねェ」

上嬢「? それならなんで俺の所へ?」

一方(よく見るとコイツ自身も結構怪我とかがあるな…『不幸』は自分にも影響があンのか)ジッ

一方「なに、俺には特別な【能力】があってな。ソレをお前がどうにかできるか知りたいだけなンだわ」



上嬢「えと、特別な【能力】と言いますと…?」

一方「そうだな…遠慮はいらねェ。俺を殴ってみろ」

上嬢「へ?」キョトン

一方「いいから」コイコイ

上嬢「えと…怒らないか?」

一方「あァ、男に二言はねェ。殴れ」

上嬢「じゃ、じゃあ失礼して……」

一方(一応この女に怪我がないレベルで『反射』を設定しt


バッキャアアアァァァァアアアアア
(※例の顔芸で想像してください)

バコッ ドガシャアアァァァァァンンン…!!!!!


上嬢「!??」

一方「」



上嬢「えっ!!コレ死んでないよな!??すごい吹っ飛んだし…座敷も滅茶苦茶に…あぁぁ!不幸だー!!!」ブワッ

一方「ぐ…ふ…いい、一発だったぜェ」ヨロヨロ

上嬢「あの、その大丈夫なんでせうか?!」アワワワワワ

一方「その上、で…お前を気に入った」ヨロッ

上嬢(え、この人殴られて吹っ飛んだせいで頭おかしくなった?)

一方「俺の名前は…そうだな、とりあえず鈴科とでも名乗っておこうか」

上嬢「あ、はい…すずし、な…さん」

上嬢(顔、むちゃくちゃ腫れてるけど…大丈夫かな)ハラハラ




一方「俺はお前を身請けする」




上嬢「え」

上嬢「えええええぇぇぇぇぇえええええ!?」







上条当麻、何故か初対面で顔面パンチをした男に身請けされる。
後日、ただ殴られて快感を得たり頭がおかしくなったわけではなく
彼の【能力】について説明を受け心底安心をしました。









ー翌朝ー

楼主「み、身請け?!この遊女をですかい!?」

一方「あァ、俺はコイツが気に入った」

楼主「お客さん…知らないんでしょうがこの遊女は『不幸太夫』と噂の遊女でして…その…」

一方「その噂込みで俺は『気に入った』ンだよ。身請けの金は弾む」

楼主「はぁ…こちらとしては有難いですがしかし…」

上嬢「あの…楼主さん、一晩この人と話したんですが…俺もこの人とならやっていけるかと思います…」オズオズ

一方「アイツの【不幸】で何かあったとしても何も言わねェ。ココの廓に戻しもしねェ」

一方「なンなら…更に金を弾んで一筆書けばいいかァ?」ギロッ



楼主「いえ…そこまで気に入られたのでしたらコチラも何も言いません…どうぞ、あの子を幸せにしてやってください」ペコリ

楼主「この子は【不幸】以外は、特別とても気立てのいい娘ですので…」

一方「あァ、俺がコイツの不幸を幸せに変える」

楼主「…このお方の気持ちは変わらないらしい」

上嬢「………………」

楼主「お前も、気持ちは変わらないのであれば…」

楼主「どうか、どうか幸せにおなり」ナデナデ

上嬢「はい…今まで大変お世話になりました」ペコリ

一方「…行くぞ」

上嬢「はい、鈴科様」

一方(鈴科様…な…偽名とはいえむず痒い)



【一方通行宅】

垣根「おっかえりーん!早帰りってことは筆下ろしでき」

上嬢「…あの、初めまして」オズオズ

垣根「え…え、あ、初めまして」ポカーン

一方「身請けしてきた」キリッ

垣根「はぁ?!!」

上嬢「」ビクッ

一方「びっくりさせるンじゃねェよ」

垣根「いや、だっておま…昨日で今日の話だろ?!!」

一方「おう」キリッ



垣根「キリッとして答えんな!え、何?どう言う事?」

一方「物は試しだ。当麻、コイツを右手で触ってみてやれ」

上嬢「は、はい…」オズオズ ギュッ

一方「ンで、お前は能力使ってみろ」

垣根「え…マジ意味わかんね………って、あれ??」

一方「でねェだろ?能力」ニヤニヤ

垣根「おう。なんで?」

一方「知らねェ」

上嬢「わかりません」

一方「コイツの右手は不思議で、異能を打ち消しちまうンだ。原理は不明だがなァ」

垣根「え」



上嬢「えーっと…多分右手首先までしか、この力は及ばなくて」

垣根「つまり全身じゃなければ能力が出るのか」肩抱き

上嬢「ぁ…っ///」

バキッ

一方「気安く触ンな」

垣根「今は能力打ち消せられて無いからどうってことないですー」ンベー

一方「ともかく、身請けした以上俺の女だ。わかったか」ジロッ ギュー

上嬢「っ……///////////」カアアァァ



垣根「しかし普通に水揚げできないはずの遊女をその日のうちに身請け…あり得ない奴ぅー」

一方「お前に言われたかねェンだよ」

垣根「ん?ってことはお前…まだ筆下ろししてないの?」プププー

一方「殺ス」

垣根「やーいやーい!!新品!!新品!!!」ケラケラケラ

一方「うるっせェンだよ黙ってろ!!!!」

ぎゃーぎゃーぎゃー

上嬢「………」



上嬢「あの…鈴科様」クイクイ

一方「ン」

上嬢「俺も、その…まだ、だから…そんな気にしなくても//////」

一方「」キュンッ

垣根「ん?鈴科?お前偽名教えたの?」

上嬢「え、偽名?」

一方「あー…このナリじゃ偽名使わないとややこしいンでな…どう説明するか…」

垣根「簡単に説明すると、俺たちは南蛮とはまた違う所から来てるってわけ」

上嬢「はぁ…」

垣根「コイツは特に特別で、本名を捨てて通り名として『一方通行(アクセラレータ)っていうので通ってる」

上嬢「あくせられぇた?」

一方(…可愛い)ナデナデ

上嬢(な、なんで撫でられてるんでせうか)



一方「ま、この国じゃそンな通り名を使えないから『鈴科』を名乗ってるンだ」

垣根「そんなもんだから、コイツと外へ出歩く時は『鈴科』…いや、身請けしたんだし『旦那様』でいいかもな」ニヤニヤ

上嬢「だ…っ!!!////////」

一方「ま、無理に呼ばなくてもいい。徐々に慣れてけ」

上嬢「はいです…はい…//////」

垣根「ま、別嬪さん娶れてよかったな」

一方「おう。だからお前は空気読んで俺の家から出て行け」シッシッ

垣根「おう、そのうちなー」ケラケラ

一方「チッ」



上嬢「あ、あの…夕餉の支度をするけど、何が好みか教えてもらってもいいか?」

一方「肉」

上嬢「に、肉…随分高価なものを…」

垣根「俺たち金はあるから気にしなくていいぞ」

上嬢「は、はぁ…」

上嬢(肉料理…作った事ないけどできるかなぁ…)











ー詳細書くの疲れたので何だかんだでエロ部分ー



暫くの時が過ぎ、お互いがお互いを知り
心と体の距離も近づいた頃
昼間、家事をしている上条の元に一方通行は距離を縮めた。

『なァ…今夜、いいか…?』

邪魔者(垣根)はいないというのに、何故か耳元で低く囁かれた言葉を理解した後上条は静かに頷いた。
一つ屋根の下にいる男女がいつかは行う行為が始まる。

上嬢(う……こ、今夜が初めての…)ドキドキ

家事の合間、上条はこれから初めての経験に恥じらいつつもどこか期待を頂きつつ時間は過ぎ去って行った。
そして夜、寝床にいる一方通行の前にちょこりと座る。
遊郭で経験は無いものの、他の遊女から聞いた話だけで上条は耳年増にはなっていたが
如何せんどうしていいのかわからず正座のまま一方通行の前で俯いたままでいた。



一方「……緊張してンのか?怖いのか?」

上嬢「ど、っちも…」

一方「だよな。俺もだ」

男性を悦ばせる方法なども遊女から聞いていたが、最早そんな知識は上条の頭から吹き飛んでいた。
目の前にいるのは『不幸太夫』と忌み名をつけられた自分を大切にしてくれる男性。
上条に優しく、自分も緊張していると一方通行に告げられれば少しだけ緊張も和らいだ。

上嬢「ん…一方通行も、なのか?」

一方「…散々垣根に新品って言われてただろォが」

上嬢「そういえば、そうだったな」

日々垣根に煽られた言葉を思い出して不愉快そうに眉を寄せた一方通行に思わずくすりと笑みが溢れたが
上条のその様子が気に入らなかったのか、一方通行は少し乱暴に上条の腰を引き寄せ唇と唇を合わせる

上嬢「んっ…!」

いきなりの口づけに驚くものの、瞳を閉じて男性にしては柔らかい唇の感触を楽しむ。



ふにふにと、お互い角度を変えて唇を重ね合せる。

一方(っと…次は…)

上嬢「っあ、んぅ…っ」

上条の口内に一方通行の長く熱い舌が挿入され、舌を絡め取られる。
散々垣根から揶揄われていたが、垣根から得た知識が役立った事に少しだけ腹立たしく思ったが
粘膜同士の、舌と舌の絡み合う淫猥水音に上条と自分が興奮してる事実に関して…多少感謝の気持ちを持った。

一方「っは…すげェ、顔赤ェな」

上嬢「ん、く…だった、初めてだから…仕方ないだろ…」

一方「俺も初めてだっての…」

一旦唇を離せば口内に溜まった唾液を必死に飲み込む上条が愛らしく見えた。
顔だけでなく耳や指先まで赤くなった上条に対し、庇護欲も加虐心もどちらも擽られて堪らない。
初めてなのだ、優しくせねばと思うも理性が上手く働かない。



「お前の舌、熱かった」

「い、わなくていい…」

辱める為だけに事実を伝えれば上条は少し一方通行の胸を押して軽い抵抗を見せた。
その抵抗すら、無駄な事だと教えるよう布団に優しく押し倒す。

上嬢「あ…」

上条から声が漏れる。
押し倒され、組み敷かれた事によってこれから自分はどうされるのか…嫌でも想像してしまう。
上条の着ている着物をはだけさせ、そっと胸元に手を入れ…あくまでもゆっくりと煽るよう撫でる。

上嬢「っ…」

一方「心臓、バックバクだな」

撫でている手元から感じる張り裂けそうな程の鼓動が一方通行を楽しませる。
されるがままだった上条も眉を下げつつも唇を尖らせれば一方通行の着物の胸元に手を入れ、そっと耳元で囁く。

上嬢「一方通行だって、心臓…すごいバクバクしてるじゃんか」

一方「全部お前のせいだ」



上条の着物の帯を解き、あくまで全裸にはさせず

ゆっくり
ゆっくりと
肌を撫でる

乳房を愛撫するわけでもなく、脇腹や腹部を優しく愛おしさが伝わるよう丁寧に
そんな手つきで撫で続ければ上条がもどかしく潤んだ瞳で見つめる

言葉にはしないが「この先はまだか」とねだるように
そっと一方通行の着物の帯に手をかけ、解く

一方「まだ何もしてねェのに、欲しがるのかァ?」

上嬢「違っ、俺だって!俺だって一方通行に触りたいだけだ!」

はしたない女だと思われるだろうかと少しだけ不安を抱くが、素直に上条は言葉にする。
静かにゆっくり育った愛情が、布越しだけでは物足りないのだ。

一方「好きなだけ触れ…俺に触れるのは、お前だけなンだからよ」

上嬢「っ…」

そう、上条の【不幸】の元でもあるかもしれない右手は一方通行の【不幸】を唯一打ち消すのだ。



恥じらいつつも、慣れない男性の体に羞恥を感じながら触る上条はどうしようもなく愛おしい。

一方「俺も、お前に触るからな」

上嬢「っあ…」

撫でるだけに留めていた手を上条の乳房に触れる。
豊満で思っていた以上に柔らかい乳房はいつまでも触っていたくなる程気持ちがいい。
吸い付くような肌に、柔らかくて豊かな乳房、羞恥を感じて真っ赤になりながらも一方通行に触れる上条は、ただただ一方通行を興奮させる。

一方(ン…勃ってる…)

ただただ撫でて、乳房を揉んでいただけだというのに上条の乳首はピンと主張している。
温度差か、それとも興奮か…
色々と考えつつも、上条の油断をついて指先で摘む

上嬢「ひゃあっ…?!」

上条の背中が軽く浮く。



なるほど、コレが「感じている」という事でいいのか。
そう判断した一方通行は完全に上条の着物を脱がせ、両方の勃起している乳首を指先で摘んで指の腹で捏ねるように弄る。

上嬢「あっ、ぁ…んん、ふ…っゃ…な、に…っ!」

一方「気持ちいいか?」

上嬢「わか、ない…っ背中、ゾクゾクす、るっ」

一方「ソレだけ、か?」

上嬢「っ、あ、と…先っぽ…じんじん、す、るっ」

俗に言う「感じている」という状態だが、処女である上条にはソレすらわからない。
だからこそ素直に一方通行の問いに答え、体をビクつかせていた。
自分から触れていた一方通行の体からも手を離し、漏れる喘ぎを抑えるように口元に手の甲をあてている。
ソレを一方通行は逃さない。

一方「声、聞かせろ…お前の声が聞きてェ」

上嬢「そん、な…ゃ、だぁっ…」

嫌がる言葉を発しつつも、求められれば素直に手を離した上条に一方通行は唇を重ねる。



一方(ぁー…すげェ…ヤバい…)

初めてのはずなのに漂う色香にクラクラと頭の中が揺れる。
優しく、丁寧に扱ってやりたいのに。乱暴に滅茶苦茶に乱してすぐさま自分の物にしたい。

一方「当麻、悪ィ…俺のも触ってくれ…っ」

上嬢「っ…う、ん…っ!」

膨張しすぎて痛みすら感じる自分のペニスに、女性特有の柔らかく細い上条の手を添えさせる。
握って、撫でられるだけでも背中にゾクゾクと快感が走る。
余裕が無い自覚があるだけに、そっと上条の下半身へと一方通行は手を伸ばした

上嬢「っあ…っ」

挿入する予定の箇所は、とろりとした愛液で濡れておりクチリと卑猥な音を立てた。

一方(まだだ、まだ…我慢しろ…ッ)

男を知らない上条に、自分の膨張しきったものを挿入するにはまだまだ早すぎる。



濡れているのを確認すれば、指先で愛液をすくい取り上条のクリトリスに塗りつけるように指の腹で強く潰すように刺激をする。

上嬢「!? あっ、ああぁぁっ!だめっ、や、ソコ、やっ!あっ、ぁー!」

刺激が強すぎるのか一方通行のペニスを握っていた手は止まり背を弓なりにさせながら痴態を隠さず上条は喘ぐ。
敏感な箇所故に強く押しつぶし過ぎないよう強弱をつけて刺激を繰り返すせば
上条の口からは喘ぎ声と、飲み込み切れていない唾液が溢れていた。

そんな様子の上条を観察しながらも一方通行は構わず上条のクリトリスを刺激し続ける。
押しつぶすだけではなく摘んでペニスを扱くように扱ったり、指先で軽く弾くようにしてみたりと
与える刺激を変える度に上条の喘ぎも反応も変わっていった。

上嬢「ひゃぁっ、うぁっ!あっ、ぁー!!や、だ、ゃっ!!な、に…っあ、ぁっ!!っっっ〜!!!」

突如上条の体が縮こまり、ぎゅうっと瞳を閉じ歯を食いしばるようにビクビクと震えると溢れていた愛液の粘度が変わったように感じた



一方「…もしかして…イったか?」

上嬢「ふ…っ、ィった…って?」

一方「わかンねェか」

上条自身にわからないものは一方通行にもわかるわけがなく、優しく労わるように頭を撫でてやれば余韻でとろけた表情で上条は今の状況を説明する

上嬢「んん…っ頭と、目…の奥が…っチカチカするぅ…っ」

一方「嫌な感覚か?」

上嬢「わかん、ない…っ」

未だに息を荒げている上条の額に口付けを落とせば、クリトリスをいじる前よりも粘度の増した膣口へ指を滑らす

一方「指、入れるが…痛かったら言えよ」



上嬢「ん、んん…っ」

上条が安心できるよう上条の腕を自分の首に回させ、ソッと膣口に指を一本挿入していく。
ぬるぬるとした膣内は狭く、きゅうきゅうと吸い付くように一方通行の指を締め付けてくる。

一方(こりゃ、今日は最後までは無理だろうな)

垣根からの情報以外にも自分で調べた情報と照らし合わせれば、上条の膣内はまだ自分の全てを飲み込むほど拡がってはいない。
事実、指を一本入れただけで上条の吐息は若干苦しげではある。
もどかしくもあるが、自分が本当に初めての男なのだという事実に喜びが湧く。

一方(時間はある。ゆっくり、たっぷり…俺好みに仕込んで鳴かせてやる)

上嬢「あっ、ぁ!んんん…っ〜!!」

自分好みに仕上げる決意を固めながら、若干ざらつきのある上嬢の膣壁上部をなぞれば一方通行の首に回ってる手に力が込められた。



今受け止めている快感で精一杯になっている上条に対して楽しげに目を細めれば反応の良かった場所を指の腹でなぞりあげる

上嬢「ひっ!あ、ぁ、やっ!お、腹…が…っ!」

一方「まだ指一本なのに可愛い悲鳴あげてンじゃねェよ」

上嬢「おねが、っコレいじょ…はいらな、いっから…っ!」

一方「あァ、そうだな…そのうちコレが入るよう頑張ろうなァ?」

おもむろに上条の右手を一方通行のペニスに触れさせれば赤くなっていた顔がサッと青くなった。
一方通行は今夜上条に挿入するつもりはサラサラない、が
いつかはこの質量が入るという事実は知っていてもらわないとこの行為の意味が無い。

上嬢「こ、こんなおっきいのはいらな…ひゃうんっ!?」

ペニスを握ったまま青くなった上条に不意打ちで膣壁を押し上げれば面白いまでに甘く高く喘ぐ。



一方「安心しろ。今日お前のココには入れねェよ」

上嬢「んぁっ、あっ…動き、とめ、てっ…!」

一方「お前は今日は大人しく鳴いてろ」

上嬢「ん、ぐ…ぅあっ、あっ!ひぁあぁ!!あ、ァーっ!!」

少し奥の方にあった窪んでいた箇所を押し上げ、擦り上げれば先ほどの比較にならないほど上条は喘ぎ、一方通行の指をきゅうぅっと締め上げ果てた様子だった。

上嬢「っは、っはぁ、あ、はうぅ…っ」

びくん、びくんと弾む上条の体を眺めながら、ゆっくりぬるりと指を引き抜けばそれすらも敏感に上条は反応した

一方「今日はコレで終いにしとくか」

上嬢「っは、ぁ…ぇ…っ?」

一方「初めてで無理しすぎは良くねェだろ」



むしろ快感を得られた様子の上条に対して充足感は十分だ。
今日はココで切り上げて、また次回にしよう

そう、一方通行が思った瞬間だった




上嬢「や、やだ…」

一方「あァ?わがまま言うンじゃねェよ」

上嬢「ぅ…だって、一方通行のコレ…」

一方「っ、ァ…コラ、触るンじゃねェよ」

上嬢「俺だけ、こんな風にされて…悔しい」

先ほどの行為で羞恥心が若干無くなったのか、一方通行の静止も聞かず恐る恐るといった様子でペニスを軽く握り擦る。
与えられた快感でしっとりと汗で濡れた肌を晒し、潤んだ瞳で一方通行を見つめる。
扇情的であるその様子は正に「据え膳食わぬは男の恥」という言葉が相応しかった。



上嬢「おねがい、だから」

一方「ふっ…ァー…好きにしろ」

甘ったるい声でねだられれば折れてしまう。
好きになった女の『お願い』は可能な限り叶えたいと思うのは、男のどうしようもない性だと一方通行は思いながら諦めた。

上嬢「あの、気持ちいとこ…教えてくれよ?」

恥じらいつつ一方通行の耳元でぽそぽそと囁く上条の声すら興奮材料にしかならない。
世の男なら、もしかしたら憧れの一言かもしれない。

一方「ン…まずこれくらいの力で握れ」

なんとなく説明をしつつ…というのは若干の羞恥を覚えたが力一杯握られても怖いため、一方通行は上条の手の上に己の手を重ねながら説明する

上嬢「う、うん…」



一方「ンで、そのまま…根元から先にかけてゆっくり擦ってくれ…」

上嬢「こ、こんな感じか?」

一方「ッ、そう…だ…」

拙くも真剣に一方通行を気持ちよくさせようとする上条の目は初めてしっかりと見て触れるペニスに改めて頬を赤くしていた。
一方通行は快感を受け入れる為か、感じている様子を見られたくないからか腕で目元を押さえて表情を隠している。

上嬢「あ、わ…ぁ、さっきより硬くて…なんか反ってきてる…っ」

一方「いい、から…黙ってろッ」

己のペニスの状態を実況されれば自然と一方通行の頬が赤くなっている様子を上条は見逃さなかった。



上嬢「えっと…ちょっとずつ早くしてく、んだよな?」

一方「っは、ァ…そう、だ…」

上嬢(男の人って、やっぱそんなに声が出ないんだ…)

実際は既に訪れている射精感を一方通行が男の意地で声と共に必死に抑えているだけなのだが、上条はそれを知らずに集中して一方通行のペニスに刺激を与えていく。

上嬢(ぁ、これ…なんか透明でトロトロした蜜?みたいのが出てきてる…)

遊郭にいた頃、遊女達がこぞって言っていた事を思い出す
『男性は魔羅を舐められるのが本当に好きで…』
もし、それが本当だとしたら
上条は少し悩んだ後、躊躇いは無く一方通行の先端から溢れていた透明な液体を舐めあげる

一方「っァ!?」

上嬢(あ、やっぱ気持ちいのかな?)

一方通行の反応を伺いながら、扱く手は止めず溢れ出てくるカウパーを舐め続ける

一方「あ、ァっ…おま、何、舐めて…ッ」

上嬢「え、あ…その、擦ってたら出てきて…気持ち良く…なかったか?」



一方「っ、ゥ…いや、別に…悪く、ねェ…」

素直に「気持ちい」と答えるのも何故か自分の自尊心が許せるわけがなかった。
しかしココで「良くない」と答えれば上条が不安になるのは目に見えている。
上条の頭を撫で、半端な答えを返すしか一方通行には手段が無かったがソレだけで上条は満足そうに微笑んだ。

上嬢(ん…しょっぱくて、ねとっとして…嫌じゃ、ない)

一方「っ、ッッ…〜!」

擦って扱きあげれば出てくるカウパーを上条は勿体なさそうに舐め、終いには扱きながら先端を咥え更に求めるように吸い上げる。
視覚的にも、上条の温かい口内が先端に触れている感覚が一方通行を追い詰めていく。

上嬢(あ、なんか根元が膨らんできて…脈打つのが早くなって、る?)



下腹部が熱くなり、ペニスの根元がグッと押されるような感覚に一方通行が眉を寄せ、慌てて上条に声をかける。

一方「も、出る…っ口離せ!」

上嬢「ん、ぇ?」

残った理性で上条の頭を押し、口内射精する事は免れた



一方「ンっ、ゥ…あ、ァあっ…!」

上嬢「っ…!」

上条の眼前で射精をする事を止める事ができず
弾むように脈打ちながら射精し、上条の顔を精液で汚す事だけはどうしようにもなかった。

一方「っは、はぁっ…ァ…ッ」



尿道口から液状ではなく、粘液というにはもっと粘度の高い精液が射出される度に一方通行の体がびくりと跳ねる。
表面体温よりも温かい物が一方通行のペニスから吐き出されていく。

上嬢(コ、レ…が…一方通行の…)

射精したばかりで余裕のない一方通行には上条の様子を見れる状態ではなく
上条は顔に受け、口元に流れてきた精液を舌先で舐め取り初めての味や匂いを堪能していた。

一方「っ、悪い…余裕が、無かった…」

上嬢「ぁ…だいじょ…んぶっ」

射精後の倦怠感に負けじと寝床の側に置いてあったタオルで
無事を告げている途中の上条の顔を拭ってやる。
もちろん、照れ隠しも含まれている。

一方「あー…べたべたになっちまったな…軽く、風呂に入るか」

上嬢「う、うん…っ」



一緒にいる生活はそこそこの期間であったが
実は一緒に湯船を共にするのは初めての二人だった。
ワンステップ上の行為をしたにも関わらず
どこか気恥ずかしさを感じているのは二人がまだウブな部分があるからだろうか。

汗や、お互いの体液を風呂で綺麗にした後
着崩れた布団や着物をしっかりと直し、二人は寄り添い穏やかに眠るのだった。



【遊郭パロ第一章終わり】

続き?書くかわかんねぇよ!!!
そもそも第一章って書いたのはぶっちゃけ力尽きて挿入までいけなかったからだよ!!!!
元々は遊女になった上嬢ちゃん身請けする一方さんって夢見たせいだよ!!!!
他にも一上の夢いっぱい見れたわ幸せだったけど
どれもこれもエロが多くて前のとこじゃ書けなかったんだよあああああぁぁぁああぁぁぁあああ!!!!



本編?あぁ、うん気が向いたら書くよ書く書く。

やっと速報復活したか…
毎週の禁書でモチベ高まってるから書かねばな!!!!

これ以上書かないって決めたのに…ネタ(燃料)が来るという苦行…(;`皿´)

・一方通行のファン0号は上条さん
・結成!?コラボアイドル名!その名はHero’s!!
・無能力者にドキッ!?恋の始まる予感?

オメス先生の来世にご期待ください!!
誰か書いてくれよ…
※とある偶像の一方通行さま読みました。

うpロダいいのが見つからないので
ココにイラストあげるようにしました。

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