【まどマギSS】さやか「杏同生活!」 (26)
さやか「杏子が学校に通い始めて半年、あいつがホームレス中学生をやってたら警察に保護されそうになったらしく」
さやか「学校に通報されると面倒だから仕方なく我が家に居候するということになったのだ。」
さやか「仕方なくね!仕方なくだからね!」
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さやか「仕方ないとはいえ、杏子がうちに住むことはあたしとしては非常に喜ばしいことである。」
さやか「毎日至近距離で拝むことが出来るし、合法的に嗅ぎ放題なのだから!あんあん!」
さやか「さて、杏子はもうすぐやってくる。そうなると…」
さやか「この部屋中に貼られてる杏子の写真をどうにかしないと。」
さやか「普通の写真はまだ隠せるけど、部屋の正面に飾ってある超絶かわいい寝顔杏子ポスターは大きすぎて隠せないし…」ハァハァ
さやか「杏子がお風呂に入ってる間に撮ったパンツの写真とか見つかったら杏子のロッソがファンタズマして串刺しにされちゃう…//」ハァハァ
さやか「無理矢理机の引き出しに隠す?でも、これから同じ部屋で過ごすとなると…」
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杏子「よっしゃ!さやかが風呂入ってる隙にさやかの部屋物色したろ!ふんふ~ん♪」ガサゴソ
杏子「さあて、ココにはどんなお宝が眠ってるのかな?禁断の引き出しにはさやかの超絶恥ずかしいマル秘の……はっ?!!」
杏子「こ、これって、あああたしの…写真じゃんかよ…」
杏子「こんなに沢山…さやかのやつ、何で…?もしかして…///」
ガチャ
さやか「杏子、風呂空いたよ~って……ちょっと杏子…何をしてるの…?」
杏子「あっ!いや、さやか!これはその、違うんだ!!あの…///」
さやか「勝手にあたしの部屋を物色した悪い子には、お仕置きが必要ですね??」
杏子「わ、悪かった!謝る!もうしないからやめてくれ!!」
さやか「ふふ~ん?ごめんで済んだら警察はいないぞ?最後に言い残したことは?」
杏子「…えっと、何であたしの写真が、こんなにたくさん…?」
さやか「大好きだからに決まってるじゃない(恥ずかしがりながら自分の写真持ってるあんこちゃん可愛すぎてパンツ食べたい)」
杏子「き、急にそんなこと言われたら…恥ずかしいだろ///」
杏子「…でも、う、嬉しいぞ…?」モジモジ
さやか「…もう!今から(性的に)お仕置きね!!」
杏子「…いいぞ。その…やさしく…してくれよな///」
さやか「…っ!!」プツン
タッポイタッポイタッポイタッポイ
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さやか「ンフフフ、これで杏子の身体は…はっ!!いけないいけない、あたしったら、ついつい都合が良すぎる妄想を!」テヘペロ
さやか「…ほ、他に隠すところもないしね!!てきとーにここらへんにしまっとこ!」ササッ
コンコン ガチャッ
さや母「お友達用の布団、ここに置いとくわね?」
さやか「はーい、ありがと…ん?」
さやか「この布団は杏子のための布団ってことだよね…つまり、これが無ければ…」
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さやか「さあ杏子よ、我と夜を共にしようぞ!」
杏子「…なあ、さやか。あたしの布団はどこだ?」
さやか「あー!しまった、うちは全員ベッドだから、布団の準備忘れてた!うっかりしてたわー」
杏子「そ、そうか…しょうがない、そしたらあたしは布団が備わるまでソファーにでも…」
さやか「それはダメ!杏子風邪引いちゃうもん!」
杏子「えー…でも他に寝る場所無いだろ?」
さやか「さやかちゃんの隣、空いてますよ?」
杏子「い、いいのか?狭くないか?」
さやか「狭ければ狭いほどいいの!」
杏子「えっ」
さやか「ほら、いいから来なさい」バッ
杏子「お、おう…じゃあ入らせてもらうぞ…」ササッ
さやか(近い近い近い近い近い吐息がかかるあんこ風が吹いてくる)
杏子「あ、あはは…何だか恥ずかしいな///」
さやか「!!…その照れ顔は反則よあんこちゃん」ギュッ
杏子「なっ///どうしたんだよさやか!」ジタバタ
さやか「今夜は寝かさないぜえ、これからもずっと離さないぜえ、一生一緒だぜえ」
杏子「おいっ!そそそ、それって…///」
さやか(本気で照れちゃう杏子ちゃんマジあんあん!)
さやか「杏子はあたしの嫁になるのだー!!」
杏子「えっと……さやかとなら…いいかも…」
さやか「えっ…?」
杏子「だから…やさしく、してね…?///」
さやか「…っ!」プツン
タッポイタッポイタッポイタッポイ
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さやか「杏子…そんないい声で鳴かれたらあたしも…はっ!いけないいけないあたしったら」
さやか「とにかく、この布団は無い方がいいってことだね!きゅうべえ、聞こえてる?これをどっかに持っていって」
QB「ボクの身体の大きさで布団を運べと…」
さやか「いいからはやくしろ淫獣」
QB「感情が芽生えそう」
さやか「よーしっ!ついでに隠しきれない巨大かわいい寝顔ポスターと、見つかったら刺されるパンツ写真も持っていってもらったことだし、これで完璧ね!」
ほむら「ええ、そうね。」ズズズ
さやか「早く来ないかなぁ、我が嫁よ、杏子よ!」
ほむら「まったく、待ち遠しいわね。」ムシャムシャ
ほむら「……驚かせて悪かったわ、とりあえずその手に持ったハサミを置いてくれるかしら?」
さやか「自然に入ってきて勝手にウチの茶菓子を召し上がるな!心臓止まるかと思ったわ!」
ほむら「心臓が止まっても大丈夫よ、私達はソウルジェムがあれば生きていけるのだから。」ポリポリ
さやか「サラっと刺さることを言わないで!何しに来たのよ転校生!これからここは愛の巣窟になるんだから早く帰ってよ!」
ほむら「ええ分かってる。ここに居座るつもりはないわ。…ただ、一つだけお願いがあって来たのよ。」
さやか「んー?アンタが私にお願いだなんて珍しいわね。」
ほむら「これはまどかと深い仲になるためにとても大事なことなのよ。」
さやか「ほほう、やはりまどかのことね…それで何を頼みたいのさ」
ほむら「簡単なことよ。これからしばらくの間、貴方の部屋に監視カメラをつけさせてくれないかしら?」
ほむら「悪かったわ、とりあえずその魔法少女の剣を仕舞ってもらえるかしら?」
さやか「いやいや!!何でそんな恥ずかしいことしなきゃならないのよ!!」
ほむら「今さら恥ずかしがることなんて無いじゃないの。同棲する女の子同士のカップルを観察して、まどかをどう落とすか研究したいのよ。」
さやか「いやいや、カップルなんて!まだ付き合ってないし…その…」
ほむら「ふぅん…『まだ』なのね。なら尚更都合が良いわ。どうやって進展するのかも参考にさせてもらうわよ。」
さやか「なっ…とにかく、そんな願い聞けないからね!!!」
ほむら「そう…残念ね。貴方、これが見えないかしら?」ヒラリ
さやか「それは…パンツ?」
ほむら「ええ、これは私がついさっき盗んできた杏子のパンツよ。」
さやか「!!!…そ、その手には乗らないわよ。何せ、あたしは杏子のパンツなんてこれからいくらでも嗅げるんだから!」
ほむら「そうね。でも、これからは貴方の家の洗剤で、貴方かご両親が洗うことになるのでしょ?そしたら、このたまにコインランドリーでしか洗わないこの杏子臭のびっしりついたくっさ…コホン、汚いパンツの匂いは、もう二度と嗅げなくなるわね。」
さやか「んぐぐぐぐぐ……1週間、でどうよ?」
ほむら「10日」
さやか「っ…分かったわよ。バレないようにそこの窓際につけなさい。」
ほむら「(ちょろい)」
さやか「やれやれ、高い代償だったけど仕方ない。あとは杏子が来るまでこのパンツの香ばしい匂いでも嗅いで待ってましょうかね!」
杏子「そうだな!」ポリポリ
さやか「はあ、この何とも言えない鼻につく香りがまたクセになる…」
杏子「なんだ、パンツでも嗅いで。洗剤でも変えたのか?」モグモグ
杏子「驚かせて悪かった、とりあえず変身を解いてくれ」
さやか「ノックくらいしなさい!!早々に茶菓子を召し上がるな!!来てたなら声かけてよね」
杏子「おう、さやかの、その…お義母さんに挨拶してたんだ」
さやか「そうだったのね。まあとりあえず荷物起きなよ(杏子がお義母さんって言った杏子がお義母さんって言った杏子がお義母さんって言ったこれはもう実質結婚ってことでいいよね!?)」
杏子「ありがとな!今日が待ち遠しくてもう夜しか寝れなかったぞ!」
さやか「しっかり寝てるわね」
ほむらカメラ(しっかり寝てるわね)
さやか「何はともあれ!さあ、お楽しみ()はこれからだよ!」
杏子「そうだな!よろしく頼むぞ!」
~夕飯~
杏子「飯がうめえぞ…家庭の味、最高じゃねえか…」ポロポロ
さやか「そ、そんな泣くほど美味しいって思ってくれるならさやかちゃんも作り甲斐があるってもんよ!(いきなり媚薬入れなくてよかった…)」
~風呂~
杏子「湯船って本当に気持ちいいな…こんな落ち着く場所があったんだな…」グスン
さやか「…いいお湯加減だよね!さやかちゃん湯気でよく見えないなー!(いきなりおっぱい揉みにいかなくてよかった…)」
~夜~
杏子「す、すげえ!テレビのリモコンなのに動かした通りに動く!どういうことだおい…テニスも出来るぞ!うわすげえ!これが10年以上前の機械なのか!」
さやか「Wii面白いでしょ(いきなりPC-FXのエロゲ出さなくてよかった…)」
~寝床~
杏子「いやあ、今日はとっても楽しい1日だった!」
さやか(あたしって、ホントバカ…こんな無邪気な少女をあれこれしようとしてただなんて…)
杏子「こんな輝いてる日常久しぶりだぞ!本当にありがとな!さやか!」ニコッ
さやか(杏子の笑顔…可愛い、大好き。大好きだけど、今だけはあたしには眩しすぎる…)
さやか「な、なに言ってんのよ!これから毎日当たり前に…幸せにしてあげるんだからさ!さあもう寝ないとね!」
杏子「これから…毎日…!?それって…//」
さやか「っ!!いや、そういうんじゃなくて!いや、無くもないけど!」
さやか(今日は大人しくしましょ…QB!急いで隠した布団持ってきて!)
QB(やれやれ、隠せと言ったり、持ってこいと言ったり…人間の考えていることは本当にわけが分からないよ。)
杏子「ん、そういえばベッドが一つしかないけど、あたしはどこで寝ればいいんだ?」
さやか「あー、ちょっと待っててね!今布団用意してくるから!」ガチャ
杏子「そうか、分かった…」
QB「さっき隠せと言われたモノ、持ってきたよ」
さやか「今日だけはアンタに感謝するよQB」
QB「家系ラーメンとトクホのお茶おごってね」キュップイ
さやか「はい、お待たせ!寂しくないように隣に敷いてあげるから!」
杏子「ありがと。ん…!?」
さやか「どしたのあんこちゃん、人の家の枕じゃ寝れない子だったのかしら?」
杏子「……//」
さやか「照れなさんな、そういうことは誰にでもあr…」バサッ
さやか「これはっ!?」
QB「おっといけない。さっき回収したときに杏子の寝顔特大ポスターを布団に挟んだままだった」テヘペロ
杏子「これはなんなんだよ?!」
さやか「あー、あははは、さやかちゃんわかんないな~!」
杏子「さやかん家のもんだろ!わかんないわけ無いだろ!!」
さやか(これはどう足掻いても言い訳出来ない…ええい!なるようになれ!)
さやか「こうやってアンタの写真を置いて!」
さやか「隣に寝てると!」
さやか「隣にあんこちゃんがいる安心感につつまれて!よ、よく眠れるのよ!いいでしょ杏子!!」
杏子「……」
さやか(やっぱ苦しいよなぁ。テンパりすぎて杏子に対する呼び方も定まってないし、ただの変態だよなぁ…)
杏子「…なあ。」
さやか「ひゃい!?」
杏子「さやかは、その…写真で…満足なのか?」
さやか「え、あの…杏子さん?」
杏子「……あたしだって、そんなに超鈍感ってわけでも…無いんだよなー」
さやか「……!」
杏子「泊めてくれるだけじゃなくて、ここまで色々してくれて。」
杏子「さやかは元から優しい子だからさ、勘違いかな、考えすぎかなって思ってたけどさ!でも、そうやって夜を過ごしてくれてるなんて聞いたらさ…」
さやか「……」
杏子「ああもう黙ってんなよ恥ずかしい!とにかく、どうなんだよ!隣に寝てるのが写真で満足出来るのか!//」
さやか「……ふふっ」
さやか「そんなの、決まってるじゃない。」ギュッ
杏子「…いいよ、一緒に寝てやるよ。一人ぼっちは、寂しいもんな?」
さやか(こうしてあたしは、杏子のペースに呑まれてしまったものの、なんだかんだ幸せになれました!結果オーライ!)
さやか「…じゃあ一緒にベッドインしようね! 今日は布団も写真もいらないわね、片しちゃおうか!」ピラッ
杏子「ん…?もう一枚写真が落ちたぞ……?」キャッチ
杏子「っ!!//」
さやか「えっ?」
QB「パンツの写真まで挟んだままとは。やれやれ。ボクもおっちょこちょいになったな」スパー
杏子「……さやか、今晩は絶対寝かせないからな。」
さやか「うえええなんでええええ!?でも嬉しいかも!?」
杏子「さやかはあたしの嫁になるのだー!誓いのキスをするのだー!」
さやか「それあたしのセリフっ…んっ…!!!」
ドッタンバッタンオオサワギ
QB「どうやら僕は欠陥品みたいだ。人を助けて、嬉しいっていう感情を知ってしまったよ。フフッ」
ほむらカメラ「……いいわね、百合って。」ダラー
マミカメラ「……良い。」ダラー
タツヤ「ほんとにな」
おわれ
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