ナターリア「安価で、高級事務所前ズシだゾ!」 (100)

ナターリア「今日は、ワタシが皆にスシをおみまいするゾ!」

ナターリア「ジャ~ン! 見て、コレ!」

ナターリア「ちっちゃいスシ屋が、事務所前に!」

ナターリア「新鮮なネタを取り揃えてるゾ!」

ナターリア「スシ、スキヤキ、テンプラ!」

ナターリア「さーて、最初に来るのはダレかナー?」


アイドル>>3

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529889347

初手前川

ナターリア「……お、来たゾ!」


みく「……えっと、何してるの? このセットは一体……」


ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

みく「えっ? えっ?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

みく「えっ? 座れって事?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

みく「わ、わかった! 座る! 座るにゃ!」

ナターリア「お客サン、何にする?」

みく「何って……おスシ、だよね?」

ナターリア「そうだゾ! 今日のワタシは、大将だからナ!」

みく「……みく、お魚は嫌いなんだけど」

ナターリア「テヤンデェ!」

みく「あの、聞いてる!?」

ナターリア「テヤンデェ!」

みく「んも~っ! じゃあ――」


みく「>>7! >>7を握って!」

玉子

ナターリア「ヘイ、玉子!」

みく「玉子だったら、お魚じゃないにゃ!」

ナターリア「今日の玉子は、新鮮だゾ!」

みく「新鮮な玉子? ああ、採れたてって事?」

ナターリア「……!」

みく「真剣に握ってる……ちょっと、楽しみになってきたにゃ!」

ナターリア「ヘイ、お待ち!」


ナターリア「ピータン、一丁!」


みく「なんで!?」

みく「みく、玉子って言ったよね!?」

ナターリア「? ピータンも、玉子だゾ?」

みく「普通の! 普通の玉子にして!」

ナターリア「テヤンデェ!」

みく「駄目なの!? エッ、食べろって!?」

ナターリア「……」ジッ

みく「だけど、これ……えー……本当に?」


ナターリア「……一生懸命、握ったんだけどナ」


みく「……わかったにゃ! もう!」

みく「食べる! 食べるって!」

ナターリア「醤油をつけずに、食べてナ!」

みく「……いただきます」


みく「これは……くっさいにゃあ」

みく「ピータンと、酢飯の匂いがなんともミスマッチで……」

みく「……いやもう、ホントくっさい」


ナターリア「……」ジッ


みく「……あ……あ……んんん!」

みく「みくは、自分を曲げないよ!」

みく「おスシなんかに、絶対負けないもん!」

パクッ!

ナターリア「おいしいカ? どうだ? おいしいカ?」

みく「……」モグモグ

ナターリア「ナアナア? どうなんだ? ナアナア?」

みく「……ちょっ、と待って……口の中で……」モグモグ

ナターリア「テヤンデェ!」


みく「口の中、で……戦争が起きて……」モグモグ

みく「……~~っ!」

ダダダダダッ!


ナターリア「……走って、事務所に入って行ったゾ!」

ナターリア「あんなに速く……元気いっぱい!」


ナターリア「玉子、大成功だナ!」

ナターリア「サアサア、まだ一人目だからナ!」

ナターリア「新鮮なネタは、まだまだあるゾ!」

ナターリア「……ナターリア、皆の喜ぶ顔が見たい♪」

ナターリア「スシ、スキヤキ、テンプラ!」

ナターリア「さーて、次におみまいするのは、誰ダー?」


アイドル>>13

のあ

ナターリア「……お、来たゾ!」


のあ「これは……何?」


ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

のあ「……理解したわ。私に、その席につけ、と」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

のあ「そして、貴女に求めろと言うのね」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

のあ「……良いわ。余興を楽しむだけの余裕は、まだあるから」

ナターリア「お客サン、何にする?」

のあ「本来ならば、全てを委ねても良いけれど」

ナターリア「オマカセか!? オマカセなのか!?」キラキラッ

のあ「何が出てくるか不透明なこの状況で、それは暴挙」

ナターリア「テヤンデェ!」

のあ「そうね……それじゃあ――」


のあ「>>16で」

サーモン

ナターリア「ヘイ、サーモン!」

のあ「無難な所に落ち着くのは、仕方の無い事」

ナターリア「今日は、良いサーモンが入ってるゾ!」

のあ「冒険は時に必要だけれど、私は今、それを求めていない」

ナターリア「……!」

のあ「真剣に握って……予想外に、浮かれてきているわ」

ナターリア「ヘイ、お待ち!」


ナターリア「ちゃんちゃん焼き、一丁!」


のあ「何故」

のあ「私は、サーモンと伝えたはずだけど」

ナターリア「? 新鮮なサーモンを使ったゾ?」

のあ「ホットプレートの周りの白いのが……酢飯ね」

ナターリア「テヤンデェ!」

のあ「……多いわね。それも、凄く」

ナターリア「……」ジッ

のあ「独創的で、且つ、挑戦的。けれど、これは……」


ナターリア「……一生懸命、握ったんだけどナ」


のあ「……」

のあ「貴女の生み出したこの結晶、いただくわ」

ナターリア「酢飯と一緒に、食べてナ!」

のあ「……ええ、スシだからね」


のあ「……ふぅ、これは中々の難物ね」

のあ「みそとバターの濃厚な香りを貫く、熱々の酢飯の流星」

のあ「新鮮なサーモンは、無残にも熱く、踊り続けている……」


ナターリア「……」ジッ


のあ「……私も、この輪の中に飛び込むのね」

のあ「あっ、酢が刺すように……あっ……はふ、ふぅ」

のあ「……いただくわね」

パクッ!

ナターリア「おいしいカ? どうだ? おいしいカ?」

のあ「……」モグ…モグ…

ナターリア「ナアナア? どうなんだ? ナアナア?」

のあ「……むせるのは、私にとって……敗北、んっふぅ……!」モグ…モグ…

ナターリア「テヤンデェ!」


のあ「……残りは、中で食べることにするわ」

のあ「外の風に晒すのは惜しい、熱々のスシだから」

ダダダダダッ!


ナターリア「……プレートごと抱えて、事務所に入って行ったゾ!」

ナターリア「モチカエリ! スシの、定番だナ!」


ナターリア「サーモン、大成功だナ!」

ナターリア「サアサア、調子が出てきたゾ!」

ナターリア「踊りたいけど、今日のナターリアは大将だからナ!」

ナターリア「踊るように、スシを握るゾ!」

ナターリア「スシ、スキヤキ、テンプラ!」

ナターリア「サアサア! 次におみまいするのは、誰ダー?」


アイドル>>23

アーニャ

ナターリア「……お、来たゾ!」


アーニャ「ドーブラエ ウートラ、おはよう、ございます」


ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

アーニャ「? これは、アー、お寿司屋さんですね?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

アーニャ「ヘイ、ラッシャイ♪」ニコッ

ナターリア「……ヘイ、ラッシャイ!」

アーニャ「?……ダー! 座りますね♪」

コンビニいってきます

ナターリア「お客サン、何にする?」

アーニャ「何を頼んでも、良いのですか?」

ナターリア「テヤンデェ! こちとらリオっ子でい!」

アーニャ「そうですね……アー、フフッ、迷います♪」

ナターリア「テヤンデェ!」

アーニャ「……決めました♪」


アーニャ「>>30をお願い、します」

ピロシキ

ナターリア「ヘイ、ピロシキ!」

アーニャ「フフッ、冗談、です! 本当は――」

ナターリア「任せとけ! 仕込みは、バッチリだゾ!」

アーニャ「シトー?」


ナターリア「ミュージック、スタート!」

ポチッ!

https://www.youtube.com/watch?v=6xIwvAvdVzs


アーニャ「……これは……『Memories』」

アーニャ「ニェート……ニェートニェート!」

アーニャ「嫌な予感が、します! 無しで、今の注文は、取り消し、で!」

アーニャ「お願い、です! 曲を止めてください!」


「ハ~ア~ア~♪」


アーニャ「ニェ――ット! 歌声が、聞こえます!」

ナターリア「新鮮ピチピチだゾ!」

アーニャ「何が、ですか!?」


美波「ピロシキ、一丁♪」

ナターリア「ピッチピチの、女子大生もそえたゾ!」


アーニャ「ンンンミナァミ! ニェート、いけません!」

アーニャ「服を着てください、ミナァ――ミッ!」

ナターリア「サアサア、遠慮しないで良いゾ!」

美波「右手の酢飯と、左手のピロシキ、一緒にどうぞ♪」

アーニャ「何が、どうぞ♪ ですか!?」

美波「アーニャちゃん、聞いて」

アーニャ「……ミナミ?」


美波「風は寒いし、ピロシキが熱くて火傷しちゃったわ♪」

アーニャ「早く! 早く、事務所に入りましょう! 早――くっ!」

ダダダダダッ!


ナターリア「……あんなに喜んで……仕込みを頑張って良かったゾ!」

ナターリア「やっぱり、お客さんの驚いた顔は、最高だナ!」


ナターリア「ピロシキ、大成功だナ!」

ナターリア「……おっ、12時を過ぎて、お昼ゴハンの時間だゾ!」

ナターリア「皆、お腹ペコペコになってるに違いないナ!」

ナターリア「ランチにスシ! 喜ぶこと、間違いナシ!」

ナターリア「スシ、スキヤキ、テンプラ!」

ナターリア「握るヨ~! どんどん、おみまいするヨ~!」


アイドル>>35

本田

ナターリア「……お、来たゾ!」


未央「おっはよー! って、何これ? 寿司屋?」


ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

未央「おっ、威勢が良いねぇ! 事務所前寿司?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

未央「何か握ってくれるの? えっ、マジで?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

未央「ちょうどお昼だし……ご馳走になっちゃおうかな!」

ナターリア「お客サン、何にする?」

未央「結構本格的なセットだし……うーん、何でも良いの?」

ナターリア「テヤンデェ!」

未央「おっ、良いね良いね! 威勢が良いねぇ!」

ナターリア「テヤンデェ!」

未央「それじゃあ、そうだなぁ……よし、大将!」


未央「>>41を!」

大トロ

ナターリア「ヘイ、大トロ!」

未央「うっそ、マジで!? 本当に!?」

ナターリア「大トロは、ワタシも大好きだゾ!」

未央「うわうわうわ……言ってみるもんだなぁ!」

ナターリア「……!」

未央「こんな昼から大トロなんて……えへへ、バチが当たっちゃうかな?」

ナターリア「ヘイ、お待ち!」


ナターリア「ツナ、一丁!」


未央「バチが当たるの早すぎない!?」

未央「いや……確かに、ツナはマグロだけど……」

ナターリア「油をひかえめじゃない、ツナだゾ!」

未央「それにしたって、コレ……ツナ缶の上に酢飯乗せてるだけって……」

ナターリア「……うわ、大トロウマ~!」モグモグ

未央「食べてるじゃん! 今、大トロ食べたよね!?」

ナターリア「テヤンデェ! こちとらリオっ子でえ!」

未央「それを寄越しなさいって! 私が注文した大トロを!」


ナターリア「……サービスだからナ」

…そっ


未央「ふむ、ツナ缶の上に乗った酢飯の上に、ワサビを……ね」

未央「なんじゃそらコラ!」

ナターリア「サアサア、新鮮なうちに食べてナ!」

未央「新鮮も何も、缶に入ってるよ」

ナターリア「缶の蓋は開けるんだゾ? わかるカ?」

未央「そのくらいわかるよ」

ナターリア「なら安心だナ!……うおお、大トロウマー!」モグモグ


未央「……」

パカッ!

未央「……うっわ、すっごい油浮いてるんだけど」

未央「これと一緒に酢飯って……あっ、醤油を垂らせば!」


ナターリア「くう~っ! やっぱり、大トロは最高だナ!」


未央「……脂っていうか、油だよ、これ」

ナターリア「おいしいカ? どうだ? おいしいカ?」

未央「……」モチャ…モチャ…

ナターリア「ナアナア? どうなんだ? ナアナア?」

未央「……そっちの大トロは、美味しい?」モチャ…モチャ…

ナターリア「最高だゾ! 新鮮で、脂がのってて!」


未央「こっちはさ……空きっ腹に油分が直撃だよ」

未央「だから、ちょっと気分が……気分が……ううっ!?」

ダダダダダッ!


ナターリア「……気分が良くなったのカ、元気に走って行ったゾ!」

ナターリア「ナターリアは、今のはナシだと思ったけど、喜んだみたいだナ!」


ナターリア「大トロ、大成功だナ!」

ナターリア「……」モグモグ

ナターリア「ウマー! ホント、この大トロウマー!」ニコニコ!

ナターリア「まだまだ、お昼ゴハンの時間だゾ!」

ナターリア「お腹を空かせた皆に、おみまいするゾ!」

ナターリア「ホント、ナターリアのスシは間違い無いナ!」

ナターリア「スシ、スキヤキ、テンプラ!」

ナターリア「サア、次のお客サンは、誰カナ誰カナ~?」


アイドル>>52

卯月

ナターリア「……お、来たゾ!」


卯月「おはようございます……って、お寿司屋さんですか?」


ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

卯月「えっ? 座れって事……ですかね?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

卯月「注文しろって事……ですよね?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

卯月「お昼もまだだったし……えへへ、甘えちゃおうかな♪」

ナターリア「お客サン、何にする?」

卯月「ええと……何にしようかなぁ」

ナターリア「何でもあるゾ! 全部、新鮮だヨ!」

卯月「かなり本格的なんですね……」

ナターリア「テヤンデェ!」

卯月「ええと……それじゃあ……」


卯月「>>58をお願いします♪」

えんがわ

ナターリア「ヘイ、エンガワ!」

卯月「エンガワ、美味しいですよね♪」

ナターリア「うんっ! ナターリアも、エンガワは大好きだゾ!」

卯月「はいっ♪……楽しみだなぁ」

ナターリア「仕込みは、バッチリしてあるからナ!」

卯月「おおっ! かなり、手が込んでそうですね!」

ナターリア「テヤンデェ!」


ナターリア「カモン! トラック!」


卯月「……トラック?」

卯月「えっと……トラックって? えっ、何で?」

ナターリア「おっ、来たゾ!」


ブロロロロロッ!


卯月「大型トラック!? どうしてですか!?」

ナターリア「バックで入ってくるから、手伝うゾ!」

卯月「ふえっ!? は、はい……が、頑張ります!」

ナターリア「オーライ、オーライ!」

卯月「お、オーライ、オーラーイ!」


卯月「……何で!? 何で、大型トラックを!?」

ナターリア「……オッケー! ストップ!」

卯月「あの……このトラックに、エンガワが?」

ナターリア「鋭いナ! その通りだゾ!」


ナターリア「オープン!」

…ウィィィン……!


卯月「荷台が開いていって……何か、セットが」

ナターリア「サアサア、新鮮なうちに、行くゾ!」

卯月「ふえっ!? は、はい」

ナターリア「サア、座って座って!」

卯月「あ、あのっ!? これ、日本家屋の、本当の縁側ですよね!?」

ナターリア「そうだゾ」

卯月「私は、お寿司を注文……あ、酢飯が」

ナターリア「昔は当り前だった、日本の、普通だヨ」

卯月「……はあ」

ナターリア「ワタシは、そんな普通のエンガワをテイキョウしたかった」


ナターリア「クローズ!」

…ウィィィン……!


卯月「えっ、あのっ!? ちょっと待ってください!」

卯月「まだ乗ってます! だから閉めないでください!」

ナターリア「おいしいカ? どうだ? おいしいカ?」

卯月「待っ……ちょっ、えっ!?」

ナターリア「ナターリアは……ん~っ! エンガワ、最高だゾ!」モグモグ!

卯月「わ、私も! 私も、そっちのエンガワで良いんです!」

ナターリア「遠慮するナ! そっちの方が、普通だゾ!」


卯月「普通ですけど、ですけど、普通って何ですか!?」

卯月「あのっ、本当に閉まっちゃ――」

…バシュゥゥン


…ブロロロロロッ!


ナターリア「普通のネタを仕込むのが、案外一番大変なんだゾ」

ナターリア「……でも、普通だし、喜んでくれただろうナ!」


ナターリア「エンガワ、大成功だナ!」

ナターリア「そろそろ、お昼は最後だナ!」

ナターリア「お昼ゴハンを食べられなかった人!」

ナターリア「そんな、ションボリしてる人に、おみまいするゾ!」

ナターリア「スシ、スキヤキ、テンプラ!」

ナターリア「サアサア、食いねえ食いねえ、スシ食いねえ!」


アイドル>>73

しぶりん

ナターリア「……お、来たゾ!」


凛「おはよう……って、何コレ?」


ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

凛「何かの撮影?……座れって?」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

凛「……ふーん。結構、本格的だね」

ナターリア「ヘイ、ラッシャイ!」

凛「うん、お昼食べ損なっちゃったし、ご馳走になろうかな」

ナターリア「お客サン、何にする?」

凛「そうだね……どうしようかな」

ナターリア「何でもゴザル! 新鮮だヨ! 美味しいヨ~!」

凛「……へえ、ちょっと楽しみかも」

ナターリア「テヤンデェ!」

凛「ふーん、じゃあ……」


凛「>>77にしようかな」

闇夜に漂う蒼い月明かりのような寿司

ナターリア「ン? よく聞こえなかったから、もう一回言って?」

凛「闇夜に漂う蒼い月明かりのような寿司、だね」

凛「ふふっ! なんて、それは冗談――」

ナターリア「わかったゾ!」

凛「――へっ?」


ナターリア「活きが良いのが入ってるヨ~!」

ナターリア「お客サン、ツウだネ~!」



凛「えっ!? 何!? あるの!?」

凛「……待って待って! 活きが良いって、生きてるの!?」

ナターリア「よっこい……しょっと!」

ドンッ

凛「……クーラーボックス? えっ、冷たいの?」

ナターリア「サア?」

凛「さあ!? さあって……わからないの!?」

ナターリア「輝きを冷たいと感じるカ、温かいと感じるカ」


ナターリア「オマエ次第だからナ!」


凛「ちょっと!? 何なの!?」

凛「その中、何が入ってるの!?」

ナターリア「闇夜にタダヨウ、アオい月明かりっぽいのが入ってるゾ!」

凛「ねえ……そんなの、どこで手に入るの」

ナターリア「サア?」


ナターリア「コウメに頼んだから、ナターリアは知らないナ」


凛「ふーん。小梅に頼んだんだ」

凛「……」

凛「霊でしょ!? ねえ、ソレって霊だよね!?」

ナターリア「鮮度はバッチリだゾ! ホラ、聞こえる!」


「ダシテ……ココカラダシテ……!」


ナターリア「ホラ、活きが良い!」

凛「そういう問題じゃない! 活きが良いっていうか、死んでるよ!」

ナターリア「食べ方が変わってて、ネタとシャリを別々にナ」

凛「良いから! 説明とか、要らないから!」

ナターリア「先にネタをツルッといって、喉越しをナ」

凛「ねえ、嘘でしょ!?」

ナターリア「押し出されそうになるから、耐えるんだゾ!」

凛「体を乗っ取ろうとしてくるの!?」

ナターリア「もうダメだー! と思ったら、シャリを食べる」

凛「……食べたら、どうなるの」


ナターリア「少し、お腹が膨れるゾ!」


凛「だから何!?」

ナターリア「サアサア! 新鮮なうちに!」

凛「……!?」

ナターリア「早くしないと、ネタが消えちゃうからナ!」


「クルシイ……モウ、ダメ……!」


凛「……ねえ、これを食べる前に、注文良い?」

ナターリア「テヤンデェ!」

凛「……」

ナターリア「テヤンデェ! スシ食いねえ!」

凛「……わかった」

凛「食べれば良いんでしょ!? 食べれば!」


凛「……!」

パカッ!


新鮮or傷んでる

>>87

新鮮

…ツルンッ!

凛「――!? 勝手に、体の中に……!」

ナターリア「頑張れ! ココカラが、勝負だゾ!」

凛「っ!? 体を渡せって、声が聞こえる!」

ナターリア「ネタが新鮮な証拠だナ! やったナ!」

凛「渡さない……絶対に、体は渡さない……!」

ナターリア「今! 今、シャリを食べる!」

凛「ぐうううっ!? シャリ……シャリを……」モグ…モグ・・・

ナターリア「どうだ!?」


凛「こ、こかっ……小腹が、膨れた……!」


ナターリア「やったナ!」

ナターリア「おいしいカ? どうだ? おいしいカ?」

凛「かあっ! うぐ、ううううっ! ふうううぅぅぅん!」ガタガタ!

ナターリア「ナアナア? どうなんだ? ナアナア?」


凛「――ふ――んっ!」ビクーンッ!

ピカーッ!


ナターリア「っ!? 眩しい……!」

ナターリア「ヒカリモノ、ってやつだナ!」


凛「……まあ、悪くないかな」

凛「ワサビがきいてたから……うん、なんとか勝てたよ」…ニコリ

ヨロヨロッ…


ナターリア「……なんだかふらついてるナ」

ナターリア「でも、ワサビの持つ、サッキンコーカは凄いな!」


ナターリア「ヤミヨなんたら、大成功だナ!」

ナターリア「……むむっ、もうこんな時間カ!」

ナターリア「イヤー、いっぱい握ったゾ!」

ナターリア「皆、とっても喜んでくれたみたいで嬉しいヨ!」

ナターリア「おみまいした、カイがあった!」

ナターリア「やっぱり、スシは最高だゾ!」


ナターリア「高級事務所前ズシ、ヘイ、ラッシャイ!」


ナターリア「……でも、まだまだ握り足りないナ~」

ナターリア「――よし! 決めた!」


ナターリア「出前で、高級ズシをおみまいしていくゾ!」


ナターリア「お代は安価! でも、お金は要らない!」


ナターリア「食べてくれた人の、笑顔で十分だからナ!」



おわり

俺がお腹減ったので終わります

忘れてた、HTML化依頼出しときます

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