かすみ「は~い。皆んな大好き超絶可愛いかすみんで~す」
梨子「あざとい…」
かすみ「え?酷いですよ。Aqoursの桜内梨子先輩」
梨子「私の紹介ありがとう」
かすみ「今日は私と梨子先輩でμ'sの事を説明するんですから。仲良くしましょうよ」
梨子「うん…そうね。仲良くしましょう」
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かすみ「…とは言ったものの。どうやって説明すればいいんですかね?」
梨子「どうやってって…」
かすみ「ここは歳上である梨子先輩が引っ張ってって下さい」
梨子「私が?」
かすみ「そうですよ。先輩なんですから」
梨子「えっと…じゃあ、μ'sについて」
かすみ「堅いなぁ」
梨子「え?」
かすみ「アイドルだったらもっと楽しそうにやらなきゃ」
梨子「そんな事言ったって」
かすみ「は~い。ではでは、これから皆んなのアイドルかすみんがμ'sについて解説しちゃいますよ~。みんなぁ聞いてねぇ。ってやればいいんですよ」
梨子「最初からあなたがやれば良かったじゃない…」
かすみ「まあまあ、そんな冷たい事言わないで。そもそもμ'sってどこのスクールアイドルか知ってますか?」
梨子「東京の音ノ木坂でしょ」
かすみ「正解です!東京は秋葉原にある音ノ木坂学院のスクールアイドルなんです。まあスクールアイドルをやってる人であれば知ってて当たり前ですよね。μ'sみたいになりたいってスクールアイドルを始めた人も多いんじゃないですかね?梨子先輩もその口ですか?」
梨子「そこら辺…どうなのかしら」
かすみ「へ?どうって?」
梨子「ほら?Aqoursの設定がμ'sの後輩の立ち位置なのか同じ世代の設定なのか。媒体によっても違ってくるだろうし。もちろんアニメでは千歌ちゃんがμ'sに憧れたのがキッカケだけど…」
かすみ「な、何言ってるんですか?そう言うの言っていいんですか?設定とか媒体とか」
梨子「あっ!?ごめんなさい。つい気になって…」
かすみ「真面目な性格の人って素でこう言う事言うから怖いです」
梨子「μ'sはどの媒体でも音ノ木坂学院の廃校を阻止する為に立ちあがったグループって言うのは共通してるわね」
かすみ「もう言っちゃうんですね。どんどん。所でμ'sってなんなんですかね?」
梨子「だから音ノ木坂の」
かすみ「そうじゃなくって。名前の事ですよ。Aqoursは何となくわかるじゃないですか?μ'sって…」
梨子「μ'sって言うのはギリシャ神話に出て来る女神が由来なのよ」
かすみ「ギリシャ神話?」
梨子「そう。ギリシャ神話に登場する全知全能の神ゼウスと…」
かすみ「あっ…ストップ。やっぱり大丈夫です」
梨子「え?でも…」
かすみ「ギリシャ神話の話を始めちゃったら皆んな寝ちゃいますよ」
梨子「そうかな?」
かすみ「そうですよ。μ'sの名前の由来がギリシャ神話の女神から取ってるって事だけ分かれば十分なんです」
梨子「まさか、かすみちゃんに正論を言われるとは…」
かすみ「それ、どう言う事です?」
梨子「いえ…それで、μ'sは9人なのよね」
かすみ「そうなんですよね。9人も居るのに皆んな可愛いですよね~。流石のかすみんもぉμ'sには敵わないですよぉ。え?そんな事ない?そうですかねぇ?自分じゃわからないですよぉ」
梨子「私何も言ってないけど。大丈夫?」
かすみ「大丈夫ですよ?」
梨子「そう。なら良いけど…」
かすみ「あっ!ほら見て下さい」
穂乃果『皆んな~ファイトだよ!』
かすみ「この人がμ'sのリーダー高坂穂乃果さんですね」
梨子「元気いっぱいって感じね。長所は素直で努力家なところ。チャームポイントは笑顔ですって」
かすみ「なんだ。かすみんと同じじゃないですか」
梨子「まあ…確かにとっても素直で努力家よね。方向性が間違ってるけど」
かすみ「キャラが被っちゃってますよねぇ。かすみん困っちゃいます」
梨子「どうして都合の良い所しか聞こえてないのよ…」
かすみ「さて、話しを進めましょう」
梨子「メンタルが強いわね。羨ましい」
かすみ「やめてください。これ以上褒めないでくださいよぉ~」
梨子「黙ってれば可愛いのに…」
かすみ「可愛すぎるなんて…そんな事ないですよぉ~」
梨子「都合の良い部分どころか誇張してるじゃない。って言うかこれだけ喋ってまだ穂乃果さんの触りの部分じゃない」
かすみ「梨子先輩が直ぐに脱線させるからですよぉ」
梨子「私のせいなの!?」
かすみ「だってぇ…」
梨子「いやいい。私が悪かったわ」
かすみ「大丈夫。私は大丈夫なので気にしないで下さ~い」
梨子「かすみちゃんって凄いわね」
かすみ「そんな事ないですよぉ」
梨子「あざといを通り越して感心するわ。そのキャラ」
かすみ「へへ~」
梨子「…キャラと言えば穂乃果さんはどの媒体でも性格は殆ど変わらないのよね」
かすみ「そうですね。殆どこのまんまらしいですよ」
梨子「多少の設定の違いはあるみたいだけど。漫画版じゃ剣道部だったり…」
かすみ「漫画版って…流石設定の違いが著しい梨子先輩。目の付け所が違いますね」
梨子「誰でも気付くと思うけど」
かすみ「一つ気になっている事があるんですけど」
梨子「何?」
かすみ「かすみんと梨子先輩の関係はどうなってるんですかね?」
梨子「私とかすみちゃんの関係?」
かすみ「そうですよ。同じ世代って事でいいんですか?私も梨子先輩もμ'sの皆さんも」
梨子「それは…」
かすみ「それは?」
梨子「何を言ってるの?私は高校2年生だしかすみちゃんは一年生でしょ?同世代じゃない」
かすみ「いや…まあ、そうですけど」
梨子「でしょ?」
かすみ「なんか納得いかないんですけど」
梨子「とまあ、この穂乃果さんが居なかったらμ'sは存在しなかったのよね。そしたら、私達Aqoursも存在しなかったかもしれないわ」
かすみ「凄い人なんですねぇ。穂乃果先輩って」
梨子「そうね」
かすみ「でも知ってます?この人のプロフィールに好きな食べ物はイチゴって書いてあるんですけど劇中で一度も食べてる姿がないんですよ。むしろパンばかり食べてるんです。大好物はパンなんです」
梨子「そうなの?」
かすみ「そうなんです。きっと、パンよりイチゴって書いた方がアイドルっぽいからだと思います。そう考えるとなんだか…ホントあざとい」
梨子「かすみちゃんがそれを言う?可愛らしい話じゃない…」
かすみ「そうですかねぇ。だいたいアイドルがパン好きでもいいじゃないですかって私は思います」
梨子「別に誰もダメなんて言ってないけど…」
かすみ「こう見えて私パンを作りが趣味なんですよ」
梨子「へ~そうなの?」
かすみ「はい!休日はだいたいパンを作って過ごしてますよ」
梨子「可愛い趣味ね」
かすみ「でしょう?そうなんですよ。梨子先輩の趣味はなんなんです?」
梨子「私の趣味?」
かすみ「はい」
梨子「絵を描く事とか」
かすみ「そうなんですか?じゃあ、今度かすみんをモデルに書いてください」
梨子「良いけど…そんなに上手じゃないわよ?」
かすみ「またまた~謙遜ですか?ちゃんと本物の私と同じくらい可愛く描いてくださいね」
梨子「ええ。出来るだけ頑張るけど」
かすみ「さて、穂乃果さんについてはこのくらいでいいですかね?」
梨子「あんまり話せてない様な気がするけど…」
かすみ「大丈夫ですよ。さて、次はこの人です」
絵里『可愛い賢い?』
梨子「この後にエリーチカと返すのよね」
かすみ「自分で可愛いって言っちゃうんですね」
梨子「かすみちゃんも言ってるじゃない…」
かすみ「賢いって言うのもどうなんですかね?」
梨子「どうして?」
かすみ「あんまり賢い所って見た事ない様な気がします」
梨子「そんな事ないと思うけど」
かすみ「逆のエピソードなら沢山見受けられるんですけどね」
梨子「そうなの?」
かすみ「おもちゃのチョコレートを間違えて食べようとしたりですね」
梨子「それだけそっくりだったんでしょ」
かすみ「他にもですね」
梨子「他にもあるの?」
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