【ガルパン】沙織「ねぇ、帰ったら何する?」 (21)

戦車道大会優勝後

沙織「ねぇ、帰ったら何する?」

華「お風呂入って」

麻子「アイス食べて」

優花里「それからー」

沙織「戦車乗ろっか!」

みほ「うん!」


※時系列は戦車道大会の直後
大会優勝→会場から移動→凱旋するために戦車の整備(移動しながら)→大洗凱旋→ここ
という設定です
あと短いです

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…………………
………



学園艦 お風呂場


沙織「ああ~生き返るぅ」

優花里「昨日と今日は移動しっぱなしでしたからねえ」

麻子「肩と腰がバキバキだ」

華「…………」ウトウト

みほ「は、華さん!?」

華「あ、あら?私、寝かけていましたか……?」

沙織「あはは。お風呂で寝るなんて麻子じゃないんだから」

麻子「む。流石に私でも風呂では寝ないぞ」

沙織「ホントー?」

麻子「おー……」

沙織「そっかあ…………」

優花里「あはは…………」

華「ふふ…………」



沙織「…………」

華「…………」

優花里「…………」

麻子「…………」

みほ「ねえ、大丈夫?」

沙織「んー……」ウトウト

麻子「…………」zzz

優花里「ええ……」ウトウト

華「…………」ウトウト

バチャン

みほ「わあ!?起きて起きて!」


………


沙織「あっぶなー。みぽりんが起こしてくれなきゃ溺れてたよ」

華「想像以上に疲れが溜まってるみたいです」

麻子「ああ……」

優花里「すみませんでした西住殿……」

みほ「ううん。気にしないで」

みほ「それよりアイス買ってきたからみんなで食べよ」

沙織「わー!みぽりん大好き!」

みほ「あはは」

優花里「ガリガリくんですか!お風呂上がりでこの雰囲気には最高のチョイスですね!流石西住殿です!」

麻子「あ~、美味い。もう動きたくない」モグモグ

華「同感です」モグモグ


………


休憩室

沙織「ふぅー」ダラー

麻子「クーラーさいこう……」ダラー



みほ「じゃあそろそろ……」

沙織「お布団しくー?」

優花里「あはは、今なら3秒で寝れそうです」

みほ「戦車乗ろっか!」

沙織・華・優花里・麻子「!」ピクッ

みほ「あれ……?」

沙織「いやー、あはは……今日はさ、その…ね?」

華「え、ええ。今日ぐらいは……」

優花里「い、嫌ではないんですよ……?」

麻子「人間どうしても動けない時はある……」

みほ「……そっか、そうだよね。みんな疲れてるもんね」ションボリ

みほ「ごめんね。勝手なことばっかり言っちゃって」ショボーン

沙織・華・優花里・麻子「…………」



麻子(どうするんだ沙織)ヒソヒソ

沙織(ここで私に振る!?)ヒソヒソ

麻子(お前が言ったんだろ!?)ヒソヒソ

沙織(そうだけど……。えーい!もう!分かった!言っちゃうからね!?)ヒソヒソ

華(沙織さん!?)ヒソヒソ

優花里(ちょっ、待っ……!)



沙織「みぽりんさあ、勘違いしてない?」ニコッ

沙織「今日ぐらいは目一杯戦車乗ろうって言ってるんだよ!」ヤケクソ

みほ「え?」

華「(流石、沙織さん……)」

華「今日という特別な日は特別なメニューをしたいじゃないですか?」ニコッ

優花里「(ここは意地の張りどころですね……!)」

優花里「ええ、いつも通りの練習も嫌じゃないんですよ?ですがここはやはり盛大に戦車に乗らないと!」ニコッ

麻子「(沙織のせいにしたバチだな)」

麻子「人間どうしても動けないことがある……なんて今日は誰にも言わせん。全員で戦車に乗るぞ!」

みほ「え?ええ?」

沙織「よーし!パンツァー!」

華・優花里・麻子「フォー!」

みほ「ふぉ、ふぉー!」




どうせなら全員巻き込んでやろう。
4人はそう思い、行動を開始することにした。





沙織「じゃあ、みんな集めてくるから。みぽりんは取り敢えず戦車の方移動してて」

みほ「え、でも」

沙織「いーからいーから!どんなことするか考えといてよ」

みほ「う、うん」

沙織「よろしくー」



生徒会室

杏「あー、マッサージチェアほしーなー」ダラー

柚子「ですねー。今度、予算見直してみましょうか」ダラー

桃「もう今日は何もしたくない……」ダラー

「失礼します!」ガチャ

沙織「戦車、乗りましょう!」

杏「へ?」

華「せっかく大洗があるべき姿に戻ったのですから、戦車に乗るべきです」

杏「い、今から……?」ヒクヒク

桃「い、いや、今日ぐらいはだなあ」

優花里「どうかご参加ください」

柚子「う、う~ん」

麻子「なに、練習なんて堅苦しいものじゃない。お遊びみたいなものだ。今まで必死に頑張ってきた隊長が珍しく"わがまま"を言ってくれたんだ、付き合ってくれ」

沙織・華・優花里・麻子「お願いします」

杏「(西住ちゃんが……そっか)」

杏「おーし、乗ろう戦車!」

桃・柚子「……はい!」


………………
………

自動車部ガレージ

フミッ

沙織「きゃっ!?」

ナカジマ「あー、うー、ごめんねー。もう立ち上がる気力すらなくって」

優花里「自動車部の皆さんは大洗の凱旋パレードに間に合わせるために徹夜で修理して下さってましたからね。流石に……」

麻子「ゾンビみたいな顔で倒れてる人たちを誘えるほど神経は太くないぞ……」


ナカジマ「ん、ああ。もしかして、この後でみんなで戦車乗って遊ぼうって話?」

華「あら?ご存知だったんですか?」

ナカジマ「うん。さっき会長からね。もうちょっと休んだらきっと参加するから」アハハ

沙織「い、良い人すぎる……!」

麻子「会長は鬼か……」

ナカジマ「はは、いやー、実はこれでも西住さんにはとても感謝してるんだ。3年間通った学校っていうのは結構特別なものなんだよ」

ナカジマ「それと会長にもね。だから鬼なんて言っちゃダメだよー?」

麻子「うっ、申し訳ない」



沙織「(会長も手伝ってくれたおかげか、意外にもかなりスムーズに全員集めることができた)」

沙織「(みんな、目に大きなクマをこさえながらも、二つ返事でオーケーしてくれるたのだ)」

沙織「(それは、それだけみんながみぽりんのことを好いてくれているということで、そのことがなんだか妙に嬉しくって、小走りになる)」

沙織「(早くみぽりんにこのことを伝えたかった)」




沙織「みっぽりーん!全員集まったよー!」

シーン

麻子「ん?」

華「あら?」

優花里「まさか……」

Ⅳ号戦車

沙織「よいしょ、よいしょ」ノボリノボリ

沙織「あっ……」ノゾキコミー

みほ「スースー」zzz




「どうするんですかー?」「そりゃー決まってるでしょ」「ああ、考えるまでもないな」

「せーのっ」

「「「「「起きろー!」」」」






………………
………



沙織「(その後、みんなでサバイバル戦のようなことをした)」

沙織「(すっごく楽しかったけど途中で全員寝ちゃって、誰が勝ったのか誰も知らなかった)」

沙織「(起きてからみんなで大笑いしたっけ)」


沙織「(みんなで過ごせる時間はこれからも一杯ある。そのことがたまらなく嬉しい。今度は何しようか、今から楽しみでしょうがない)」

沙織「(でもまあ、今日のところはいつも通り__)」

沙織「戦車乗ろっか!」

みほ「うん!」

おまけ

大学選抜チーム戦後


沙織「……ねぇ、帰ったら何する?」クスッ

華「お風呂に入って」クスクス

麻子「アイス食べて」フフッ

優花里「それからー」アハハ

みほ・沙織・華・麻子・優花里「寝る!」

「あははははは」

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