可奈美「舞衣ちゃんが沙耶香ちゃんにウェディングドレスを着せてた」[刀使ノ巫女SS] (18)

とじとも時空でお送りします

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可奈美「いくら同性でも沙耶香ちゃんはまだ12歳だよ…!?」ガクブル


可奈美「そんな年齢の子と結婚するような仲だなんて犯罪!犯罪だよ舞衣ちゃん!」


可奈美「とりあえず羽島学長に報告を…いや、警察に通報が先かな…!?」ブツブツ


舞衣「待って!?」


舞衣「違うの!これはそういうアレじゃないのよ可奈美ちゃん!」


舞衣「これは単純に沙耶香ちゃんが着たら可愛いだろうなぁって思っただけなの!」


可奈美「沙耶香ちゃん大丈夫!?変な事されてない!?」


舞衣「変な事って何!?」


沙耶香「…?舞衣はいつも私の事、可愛がってくれるよ?」


可奈美「か、可愛がって!?詳しく聞かせてもらえるかな!?」


沙耶香「わかった」コクン

沙耶香「舞衣は私の身体を撫でたり、揉んだりしてくれる」


舞衣「沙耶香ちゃん」


沙耶香「この前も任務から帰ってきたら揉んでくれて、私が少し痛いって言ったら…」


沙耶香「最初は痛いけどすぐに気持ち良くなるから大丈夫だよって」


舞衣「沙耶香ちゃん」


沙耶香「それで少し我慢したら本当に気持ちよくなってきて、やっぱり舞衣は凄いなぁって」


舞衣「肩揉み!肩揉みしただけだよね!?」


沙耶香「あとクッキーくれる」


沙耶香「もう舞衣のクッキー無しでは生きていけない」


可奈美「はいアウトー!」


舞衣「何が!?」

可奈美「ロリコンな上に食べ物に何か盛って依存症にさせるなんてアウト以外の何物でもないよ!」


可奈美「…ハッ!まさか私の食べたクッキーにも何か盛って…!?」ガクブル


舞衣「どっちのクッキーにも何も盛ってないからね!?」


可奈美「親友だと思っていたのは私だけで舞衣ちゃんは私の身体目当てだったんだ…」


舞衣「私の話を聞いて!?」


可奈美「…ハッ!まさか羽島学長が御前試合の前に舞衣ちゃんに言ってた"可奈美ちゃんを宜しくね"ってそういう意味…?」


舞衣「違うよ!?」


可奈美「だとしたら羽島学長は信用出来ない!ここは紫様に判断を…!」ピポパ


舞衣「大事(おおごと)にしないで!?」


プルルル…


ピッ

可奈美「もしもし!獅童さんですか!?」


真希<ああ、折神家親衛隊第一席の獅童真希だ


可奈美「そこまで名乗る必要あります?」


真希<なんだ衛藤か、何の用だ?


可奈美「実は舞衣ちゃ…柳瀬舞衣が年端もいかない少女とよからぬ関係で…」


舞衣「言い方」


真希<具体的には?


可奈美「なんか身体を撫でたり揉んだりしてるみたいなんです」


舞衣「言い方!」


真希<いや、それぐらいならスキンシップの範疇だろう?


舞衣「獅童さんが常識人で助かった…」ホッ


真希<私もよく寿々花から"あら、そんなに大きいと肩がこるでしょう?マッサージして差し上げますわ"と胸を鷲掴みされるぞ


舞衣「それセクハラじゃないですか!?」

真希<セクハラ…というのは異性や同性に性的な嫌がらせをする事だろう?


真希<ただのマッサージをセクハラなどと言っていたらきりがないぞ


舞衣「胸を鷲掴みはマッサージの域を越えてますよ!?」


真希<とはいえ今のご時世を考えると年端もいかない少女をマッサージするというのはいささか見逃せないな


舞衣「此花さんの事はいいのに!?」


可奈美「じゃあ紫様に連絡を…」


真希<すまないが今は手一杯だ


真希<結芽の蟹雑炊を買いに行っているところでな


可奈美「えっ、パシられてるんですか?」


真希<そういう訳だから後は他の者に相談してくれ


プツッ


可奈美「ちょっ」


沙耶香「どうして電話に出たの…?」

可奈美「どうしよう!これじゃあ紫様と連絡が…!」


舞衣「私としては可奈美ちゃんが獅童さんと連絡先を交換していた事がびっくりだよ」


舞衣「…って、あれ?結芽ちゃんとは良く手合わせしてるのに連絡先は交換してないの?」


可奈美「だって結芽ちゃん凄い量の電話とかメールとかしてきそうだし…」


舞衣「それは分かるけど交換してあげよう?」


可奈美「分かった…」


可奈美「くっ…!美濃関学院のねねにアドバイスされるなんて不覚…!」


舞衣「美濃関のねねって私の事!?」


薫「なんだぁ?ねねの話か?」スタスタ


エレン「ねねなら今日はずーっと薫の頭の上に居ましたよー?」スタスタ


ねね「ねねー!」


可奈美「薫ちゃん!エレンちゃん!ねねちゃん!」

可奈美「実は舞衣ちゃんが沙耶香ちゃんにかくかくしかじかで…」


薫「なるほど」


エレン「Oh…」


薫「まぁ、いつかやらかすんじゃないかと俺は思ってたんだよ、うん」


薫「くーっ!このセリフ前から言って見たかったんだ!」


舞衣「そこは"まさか舞衣に限って…"とか言ってよ!」


エレン「まさかマイマイがロリコンだったとは驚きでーす…」


舞衣「違うからね!?」


エレン「そうとは思いたいですが…ねぇ?」


舞衣「なんでみんな信じちゃうの!?」


エレン「しかしマイマイ、ここがもし私のママの国だったらとっくに警察沙汰になってますよー?」


薫「ヤバいな、ただでさえ低い伍箇伝の信用が地に落ちるぞ」

エレン「いっその事、マイマイを舞草の潜水艦にでも閉じ込めておきましょうかー?」


薫「なら名前もサスリヒメに改名しないとだな」


ねね「ねー!」


舞衣「色々待って!?」


エレン「しかしマイマイをサヤサヤに近づけるのはベリーデンジャーですよー」


薫「…いや、俺に良い考えがある」


可奈美「良い考え?聞かせて!」


薫「まぁ待て、ちょっと呼び出したいやつがいるんだ」


薫「えーっと、こうこうこうして…送信と」ポチポチ


ヴーヴーヴー


薫「おお、流石に返信が速い」


沙耶香「誰を呼んだの?」


薫「それはだな…」


姫和「…おいっ!荒魂はどこだ!?」ダッ!


舞衣「姫和ちゃん!?」


可奈美「姫和ちゃんどうしたの!?」

姫和「薫のやつから緊急事態だとメールが来てだな」


薫「ご苦労、エターナル」


姫和「誰がエターナルだ」


姫和「それで荒魂は?」


薫「おいおい、荒魂なんて一言も書いてないだろ?」


姫和「しかし緊急事態だというから…」


姫和「…それで?荒魂でないなら何の用で呼び出したんだ?」


薫「実はかくかくしかじかでな」


姫和「承知した、舞衣は切る」カチャリ


舞衣「姫和ちゃん!?」


薫「確かに叩っ切るのが手っ取り早いが…まぁ待て」


薫「要は舞衣の欲求を満たせて、なおかつ舞衣より年上のやつがいれば万事解決なんだ」


可奈美「そんな都合の良い人がいるわけ…」チラッ


姫和「?」


可奈美「居たぁー!」


姫和「は?」

エレン「確かにヒヨヨンならロリコンな舞衣も満足出来そうでーす!」


舞衣「いやいやいや!?」


薫「しかも今後は成長の伸び代も無いという、ねねのお墨付きだ!」


可奈美「まさに一石二鳥だね!凄いよ薫ちゃん!」


薫「ははは、現代の諸葛孔明と呼んでも構わんぞ?」


姫和「よし、斬るか」カチャリ


薫「おいおいおい、ヒヨヨンのエターナルペッタンな胸が二人の刀使と伍箇伝の信用を救うっていうんだから良いじゃないか」


姫和「辞世の句はそれでいいんだな?」


薫「くそっ、冗談の通じんやつめ!」


薫「逃げるぞ、ねね!」ダッ


ねね「ねねね!」


姫和「おい、待て!」シュピーン


薫「あっ!三段階迅移は卑怯だぞ!」シュピーン

エレン「薫もヒヨヨンも行ってしまいましたねー」


沙耶香「ねぇ、みんなさっきから何の話をしてるの?」


可奈美「沙耶香ちゃんが舞衣ちゃんに取り込まれないように守ろうって話」


舞衣「もはや荒魂扱い」


沙耶香「…?舞衣は私と1つしか歳が変わらないのに私を守ってくれるよ?」


可奈美「えっ」


エレン「えっ」


舞衣「"えっ"って何、"えっ"って」


可奈美「舞衣ちゃんって私の年下だったの!?」


舞衣「なんで可奈美ちゃんが知らないの!?」


可奈美「同学年だから年上か同い年だとばかり…」


エレン「私もマイマイは高校生だとばかり…」


舞衣「とりあえず二人とも正座しようか?」


可奈美エレン「はい」スッ

舞衣「あのね、私13歳なのよ?」


舞衣「だからロリコンとかそういう問題じゃないのよ」


舞衣「あえて言うならエレンちゃんとか薫ちゃんの方がロリコンだと思うの」


エレン「Oh…ぐうの音も出ませーん」


可奈美「じゃあウェディングドレスを着せてたのも単に可愛いから…?」


舞衣「最初からそう言ってるでしょ!」


可奈美「ゴメン舞衣ちゃん!舞衣ちゃん老けが…大人っぽいからつい沙耶香ちゃんとは歳が離れてるとばかり…!」


舞衣「老け顔って言おうとした?」


エレン「しかし13歳のくせに私達に対してお姉さんぶってたと考えると少し釈然としないですねー」


舞衣「エレンちゃん土下座しようか?」


エレン「ははー」ザッ

舞衣「まぁこれで疑いが晴れたならいいか…」ホッ


夜見「話は聞かせていただきました」ヌッ


可奈美「いつからそこに!?」


夜見「はい、"いくら同性でも…"の件から居ました」


舞衣「最初からじゃないですか!」


舞衣「居たなら止めて下さいよ!」


舞衣「危うく紫様まで話がいくところでしたよ!」


夜見「すみません、面白かったので」


舞衣「はぁ…獅童さんには後でちゃんと説明しておいて下さいね?」


夜見「分かりました」


夜見「では失礼します」ザッ


エレン「あの人、何しに出てきたんでしょうねー?」


沙耶香「暇なの…?」

舞衣「じゃあ二人も姫和ちゃんと薫ちゃんに説明して誤解を解いておいてね?」


可奈美「はーい」スタスタ


エレン「りょーかいでーす!」スタスタ


舞衣「はぁ…これでやっと一件落着…」


紫「…」スッ


舞衣「」


紫「…なにやら柳瀬は特殊な性癖を持っていると獅童から聞いた」


紫「悩みなら私が相談に乗ろう」


紫「まずは茶でも飲みながらだな…」


舞衣「なんかもう色々とご迷惑をおかけしてすみませんでした!!!」ザッ


紫「なぜお前が土下座する!?」


沙耶香「舞衣、綺麗な土下座」


END

公式サイトを見るまで年齢は

舞衣・薫>可奈美・姫和・エレン>沙耶香

だと思ってました

最後まで読んでいただきありがとうございます

ではまた

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