空助「今日は楠雄の為に惚れ薬を開発したよ!」楠雄(とりあえず死ねよ) (9)

空助「おいおい、まだ本編も始まってないのにそんな物騒な事言うなよ」

楠雄(突然休日に駆り出して何かと思えばコレか)

楠雄(僕はドラえ○んの実験台じゃないんだぞ)

空助「もー!分かってないな。お前は」

空助「コレは僕の為じゃなく僕の愛する弟の為にわざわざ僕が作ってあげたものなんだぞ?」

楠雄(は?僕が生まれてから1度も異性に興味を示した事が無いのはお前が1番よく分かってる筈だが)

空助「ふふふ。しらばくれても無駄だよ。君には胸の内に秘めている運命の女性がいるじゃないか」

楠雄(何?)

空助「君の好きな人、ずばり!」

空助「照橋心m
楠雄(さて報酬も貰ったし帰るとするか)ガチャ

空助「いや最後まで聞けよ…」

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楠雄(なんだ、僕はこれからコーヒーゼリーとの優雅なひと時を過ごすんだ)

楠雄(否が応でも僕に恋愛をさせたいならデザートの1つや2つ擬人化してみるんだな)

空助「大体僕の冷蔵庫から無断で取るなよ…」

楠雄(お前が無断で僕の貴重な時間を無駄な事に費やして無駄にしてくれたんだ。これでおあいこだ)

楠雄(大体、僕は好きで照橋さん達とつるんでいる訳じゃない)

楠雄(あいつらが勝手に絡んでくるだけだ)

楠雄(僕は自分に降りかかる火の粉を払ってるだけだ、勘違いするんじゃない)

バタン

空助「…相変わらずだなぁ」

翌日

楠雄(…とまぁ昨日はこんな感じの事があったが)

楠雄(今思えば典型的なツンデレ発言でしか無いなアレ)

楠雄(あの糞兄貴は気まぐれで発明してはその度に周りに迷惑をかけるからな、いつ何処で何をしでかすか知れたもんじゃない)

楠雄(まぁ流石にわざわざ祖父母の家からかなり離れているここの学校にまで、茶茶を入れに来る程物好きな奴じゃないし)

楠雄(気にする事は無いか)ガラッ

楠雄(む、やけに生徒が少ないな。もうHR始まるまで5分も無いぞ)

燃堂「おっ、相棒。ラーメン食うか?」

楠雄(とうとう学校にまでラーメンを持ち出してきたか)

灰呂「え、皆?そういえばさっき急に10人位一気に教室を出ていったけど」

楠雄(チッ。学校に来た途端異臭がしたのはそのせいか)

楠雄(まさか…いやそんな馬鹿な事は……)

窪谷須「うぉおおあああああ!!!」
高橋「ギャァアアアアア!!!」

楠雄(廊下が騒がしいな…なんだ)

楠雄(窪谷須と…何故高橋?)






ダダ

窪谷須「危ねぇ!」ガラッ

高橋「万事休すだぜ…」バタン!

灰呂「こらこら、窪谷須君に高橋君!廊下を走ると危ないじゃないか!」カチカチッ

灰呂「…というかなんで扉の鍵を閉めているんだ?」

窪谷須「はぁ…はぁ…それがな」

窪谷須「さっき突然何人かの女子に呼び出されたから…まさかとは思ったが…」

窪谷須「突然あいつら、俺に告白してきやがったんだ…」

楠雄(ハイクズの仕業確定)

高橋「俺も丁度同じ感じの展開で…正直すぐに誰にYesと答えりゃいいか分からなかったから考える時間を少しくれつったら…」

高橋「あいつら血相変えて…」
ガンガン!

高橋「ひぃぃ!?」

窪谷須「チッ…もう嗅いできやがったか…」

相ト「あれんてぃーまぢありえんてぃー!」

相ト「ウチのワンキュン拒絶するとかガチしょんぼり沈殿丸なんですけどー!?」ガンガン

依夢「先パイ!本当は私の事大大大大大好きだけど恥ずかしくて言えないんデスよね!?」

依夢「だいじょーぶ!例え先パイが唇お化けだろうアフロお化けだろうといつどこでもウェルカムです!」ガンガンガン

楠雄(誰だこいつら)



楠雄(まずいな…本来想いを寄せている人がいる女子でも別の男子に惚れてしまうのか!?)

楠雄(ざっと見たところアイツの惚れ薬についての効果等は主に3つ)

楠雄(1つ、ガス状に散布しており周りの者に気づかれないようなモノとなってはいるが校舎やグラウンド等、学校の敷地外には影響が無い)

楠雄(2つ、吸っても発症しない者も居ない。誰かに絞っている訳でもなさそうだ)

楠雄(3つ、惚れる相手もランダム)

楠雄(だが僕の悪い予感が当たっているとすると…)

楠雄(あまり人目につく場所での使用はしたくないが、今は皆扉の方に目が行っている!)

楠雄(瞬間移動!)フッ

>>6
発症しない者も居るだわ

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