シャトルランとは、青春の20mである (6)

いろは「先輩今日も仕事手伝ってくださいね!」

八幡「なぁ一色、今日長距離の体力測定できついんだよ。今日は休ませてくれ。頼む」

いろは「むぅ、仕方ありませんね」

八幡「なぁ、俺思ったんだけどよ。走ってる時の限界って三回あるよな」

いろは「どうしてですか?」

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八幡「1回目の限界は、自分がしんどい、って思った時、息切れとかな」

いろは「確かに、楽だったのが苦しくなる瞬間はある種限界とも捉えられますね」

八幡「次に肺に送る息が痛くなった時、これは単純、単純にきついんだ。身体的疲労だ。これが2回目」

いろは「ああなると頭も回らないですよね」

八幡「そして3回目は足がもつれてきた時、これは肉体的にもそうだが、精神的にもかなりきつい」

いろは「走ってる間ってあんまり足が重いって感じないですけど、それを自覚した時は走る気失せちゃいますね」



八幡「ああ。回らない頭で神が俺に走るなと警告している、なんて思ったこともある。そう思えるほどにきつい、そう思うんだ」ドンドン

いろは「そうですかね」ドンドンドン

いろは「私が思うにですね」ドンドンドン

いろは「限界ってーーー



八幡「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」ドンドンドンドン

?を伝う汗が、かかる体重によって軋む体育館の床にミルククラウンを作る。

引かれた線に片足を置き、アイズの瞬間、再び向かいの線に向かって20mを駆ける。

ドレミファソラシドが加速する中、ペースを崩され、体力を削がれる。

もう気づいただろうが、今やっているのはシャトルランだ。



八幡「・・・はぁ・・・はぁ・・・はっはっはっはっは!!!」ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 89

そして、この時点で既に俺は2回目の限界が来ていた。

確か100回でA評価だったなと脳内で思いながら、A評価を目指し走る。

普段ならこの時点で辞めてるが、俺がまだ走っているのは、あと一回の限界があるからだ。と言うのも、どうも俺は、先日の一色との会話に感化されたらしい。

八幡「つっっはぁ・・・くっ・・・ころ・・・」ドレ ミ ファ ソ ラ シ ド90

来た。3回目の限界だ。そしてここからが勝負。

先日の一色の言葉を思い出す。


一色『限界って、自分が決めるものなんじゃないですかね』


どこぞの在り来たりなスポ根漫画でありそうなセリフ、特に捻るわけでも斜め上の視点からのセリフでもなく、ごくごくありふれたセリフ。



これに俺は、感化されてしまったのだ。

八幡「はぁ・・・ぱん・・・ぱぁ・・・すぅぅぅ・・・」ドレ ミ ファ ソ ラ シ ド 100
















八幡「くっ・・・いきそうだ・・・!!」ジュポ!ジュポ!

いろは「はい、来てくらさい!汗臭ちんぽでせーしぶちまけちゃってくらさい!」ジュポジュポ

八幡「いくっ・・・!!」ドピュルルルルルルルルルルル


いろは「!!」ゴクゴクゴクゴクペロリ

八幡「なぁ一色、なんで俺お前にフェラされてんの?」

いろは「シャトルラン100回達成したご褒美です!!」キャルン



終わり



なりしままさき

俺は一色いろはにフェラしてもらいたいのだよ...後悔はしていない

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