【モバマス】若葉「何せ初めてのことだから……」 (12)

「君達の肉体は20年順調に育ったことになるが、精神もそれに相応しいように鍛える必要がある」

若葉(ふわぁ~よくある長い成人式のお話だよ)

「人間には『天命』がある。生まれてくる親を選んだわけではないが、生かされているのは事実である」

「各人、各自に与えられている天命を考えて見よ。つまり自分がこの世でなすべきものは何か?ということだな」

若葉(……この世ねぇ)

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日下部若葉の誕生日SSに見せかけた、別の何かです

とりあえず短大生というこちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

若葉(そんな時、あの人と会った)

(このまま卒業してフリーターかな……って思っていた時、アイドルの道に誘われたのは)

若葉(もう少しで卒業。でも予定は真っ白)

(私だけじゃなく他の子もだけど……)

(今の時代、短大じゃあ正社員は見込みはない)

(といって寿な話があるわけじゃない)

(せいぜい学生という若干不自由な中の生活から解放される感覚でしかなかった)

若葉(アイドルか……)

(自分で知ってるアイドルといえば、テレビでも有名なはるかさんや歌姫で有名なちっちゃんにダンスが上手なちびき……)

(なるべくしてなったような人達ばかりだ……)

(一握りの選ばれしアイドル)

(そんなのに私が……)

若葉(どう考えても私がなれるなんて……)

(でもこの名刺……)

サッ

(本物なんだよねぇ)

(最近流行り出した女子高生ユニットのネオジェネレーションとか)←間違って記憶してます

(カリスマJKアイドルとかが所属しているんだ……)

(……ダメ元でも行くだけ行ってみようかな)

(絶対にどうしてもなりたいわけじゃないけど、卒業前の思い出作りとか)

(うん、受からなくても何か得る物はあるはず。きっと……悪いようにはならない……から)



「スゥ……スゥ」

…………
……

若葉「で、人の誕生日を間違えた言い訳を聞かせてもらえるんですよね」

「あの子達、一生懸命に準備してくれたから……ちょっと言い出せなかったんですよ」

若葉P(以下P)「やー、明日が子どもの日なんでねぇ……」

若葉「だ! か! ら!!私は大人なんです!!」

「免許証だってほら!(ピラッ)18歳になってすぐ取ったぐらいなんですよ」

P「わかった、わかった。落ち着いて。用件を聞こう」

若葉「まったく……そう簡単に人を……」

若葉「とりあえず、私特製のカクテルパーティーには付き合ってもらいますよ」

「もちろん、朝までねっ」

チュンチュン

若葉「……ん……ふぁぁぁぁ」

「久しぶりに昔の夢を見たなぁ」

P「夢がなんだって?」

若葉「あ……先に起きていたんだ。もう、起こしてくれたらよかったのに」プンプン

P「ごめんよ。はい、コーヒー。ミルクと砂糖はいつも通りな」

若葉「うんっ」

P「で、夢の内容は覚えてる?」



若葉「その前に下着ぐらいは着けさせて……」

P「なるほどね……もう一年以上経つんだ」

若葉「もう人ごとだと……」

P「でも『そんなに安易に決めてよかったのか?』と野暮な質問はできないからね」

若葉「……フリーの生活に憧れてもいたのに、私って脳天気なのかな?」

P「まぁ、僕としてはその脳天気のおかげで若葉と一緒にいられるから幸せかな?」

若葉「……どさくさに紛れて私をちゃかしてません?」

P「どうかな?さて、今日は、とときらの収録が終わったらみんなで誕生会だ。そろそろ準備するぞ」

若葉「ですね」

若葉(変われば変わるモノ)

(アイドルやって、初めて自分の容姿が役立つなんて思わなかった)

(初めて自分をお姉さんと親しむ子達に出会えた)

(そして初めて好きになった人とのファーストキス)

(それから初めての……)

「じゃあ、お姉さんはりきっちゃうぞ!」

(だから私はお返しに)

P「おいおい、着替えてもないだろう」

若葉「えへへー」

(Pさんの)

(あなたの一生を奪っちゃうからね!)



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

はい、こひなたぼっこしておさんぽカメラしたいアイドルこと若葉お姉さんでした

しかし、元気でカワイイアイドルによりによってあのキャラを選ぶかなぁ……



ありがとうございました

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