みちる「スマホでメニュー見ましょう！」

美由紀「へぇーっ肉肉肉ーッ！て感じだね！」

ほたる「あ、このサラダセットってヘルシーそう……」

みちる「何言ってるんですかほたるちゃん！？」

ほたる「えっ」

美由紀「めくるめく肉の世界でカロリー気にするとかスッとろいよ！」

ほたる「えぇー……でも今から出番」

美由紀「消費カロリーのが上回るから大丈夫だって！」

みちる「牛丼特盛三人前ですね！！！」

ほたる「あの、私はサンドイッチで十分なので……」

みちる「むむむ、ほたるちゃん燃費いいですね！」

美由紀「凄いなー少食でみゆきよりおっぱいおっきいんだもん」

ほたる「お、おっぱ……は関係ないですっ」

美由紀「あ、みゆきカレーがいいな」

みちる「カレーの口ですか」

美由紀「うん、カレー見たらカレーの口になってきた」

ほたる「カレーの口……？」

美由紀「カレーの口。あ、一応並サイズで」

みちる「出前取りまーす」

美由紀「カツサンド美味しい」

みちる「持ってきたフランスパンも美味です！」

ほたる「そんなに食べて、出前がお腹に入るんですか？」

みちる「別腹ですから！」

美由紀「余したらタッパーで持って帰るよ！」

みちる「美由紀ちゃん賢いですね！」

ほたる「バイタリティー凄い」

みちる「お二人も、おおはらベーカリーのパン食べますか？」ごそっ

美由紀「おぉ！ みちるちゃんの紙袋、あれだね！ 四次元ポケット！」

みちる「タケコプパン～」

美由紀「すごーい！ タケコプターの形のパン！！」

ほたる「本当に形が凄いですね。可愛い……」

みちる「地球破壊爆パン～」

美由紀「わーおっきいパン！ 紙袋の5倍くらいおっきい！」

ほたる「モチーフは物騒ですけど美味しそう……」

みちる「タレントパン～」

美由紀「わぁーなんかよくわかんないけど冒涜的！」

ほたる「それはちょっと危険だと思います」

美由紀「コッペパン美味しい」

みちる「コッペパンが美味しいとあらゆるパンが美味しいんですよ」

ほたる「もくもく……美味しい」

美由紀「ほたるちゃん、ちぎっては食べちぎっては食べしてたらすぐお腹いっぱいにならない？」

ほたる「え、そういうものなんでしょうか……？」

みちる「なるほど、少食の秘訣は”ゆっくり食べる”ですね！」

美由紀「もっとこう、かぶりついてみない？ おっきい口で」

ほたる「え、えぇっと……あー……」

美由紀「一生懸命開けてるってわかるくらいぷるぷるしてるのにコッペパンの半径くらいしか開いてない！！ ごめんなさいみゆきが無茶言いました！」

ほたる「えぅ……すみません、あんまり大口開けるの慣れてなくって」

美由紀「ミルクスティックくらいならいけるんじゃあないかな？」

みちる「ちょうどミルクスティックありますよ！」

ほたる「ありがとうございます。えぁー……」

みちる「私はフランスパンを食べないと！フゴフゴフゴ」

美由紀「みゆきはコッペパンおかわり！あーんぱくっ」

美由紀「けぷっ」

みちる「ごちそうさまでした」

ほたる「……本当に出前入りますか？」

美由紀「あっ出前！忘れてた！」

みちる「別腹ですから！」

ドアノック音ｺﾝｺﾝ

ほたる「はーい今出ます」

美由紀「……タッパータッパー」

みちる「フゴフゴフゴ……美由紀さん、なんなら私が」

美由紀「えっ牛丼特にパンいっぱい食べてもまだ入るの！？」

みちる「別腹ですから！」

美由紀「すごいなー、その別腹ってやつ、ひとつ欲しいなー」

みちる「キツイ特訓が必要ですよ。あっなんなら食べるってのは冗談です」

みちる「うーん肉！ごちそうさまでした」

美由紀「結局我慢出来なくて食べちゃった、カレー。美味しかった」

みちる「さ、エネルギーはマックス！そろそろ衣装に着替えてきますか！」

美由紀「そうだね！アイドルなんだからカロリーは気にしないとね！」

ほたる（そう言って楽屋を出ようとするお二人は、とってもやる気に満ち溢れています）

ほたる（今日のライブ、なんだか上手くいきそうです）

ほたる（私も、お二人に引っ張られるばかりじゃない……みんなを引っ張れるようになりたい）

ほたる（溌剌としたふたつの背中に、そんな思いを抱きました）

ほたる「……私も行きます！」がたっ

おしまい