【わたモテ】真子「南さんどうしたら良い子になるんだろう・・・」 (22)

注:真子キバメインのお話です,まさかのもこっち完全脇役です。というか,ほぼキバ子が主人公です



南「まこっちおはよー」
真子「おはよ」
南「この時間に登校すんのって珍しくない?」
真子「ちょっと今日はバス混んでてさ、いつもより遅いのにしたんだ」
南「そーなんだ,でもこの時間帯っていつも混んでるんじゃない?」
真子「うん。でも普段は乗れることは乗れるんだよね。座れないけど」
南「へー。やっぱ人多いんだね」
真子「うん」
南「でもさ,そんなに人多かったら痴漢とかいそうじゃない?まこっち大丈夫?」
真子「乗ってる人は生徒ばっかりだから大丈夫だよ」
南「いやーどうかな?高校生でもヤバいやついるかもよ」
真子「え?そう?」

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南「ほら,2年のときにいた柿沼とかヤバそうじゃね?」

真子「ど,どういうこと?」

南「なんかあいつ休み時間とかいっつもゲームばっかしてたじゃん」

真子「うん」

南「しかもいつだったかな,昼休みになんか変な歌流れてたときさ,アニメがどうとか言ってて騒いでたじゃん?」

真子「・・・そうだっけ?」

南「ああいうオタクって彼女できないから二次元に現実逃避するけど,そのうち現実と妄想の区別がつかなくなって犯罪とかやるらしいよ」

真子「ど,どうだろう・・・」

南「アイツっていかにもやらかしそうじゃん?痴漢とかさ」キャハハ

真子(また始まった・・・)

委員長「おはようございます」

生徒「おはようございます」

南「うわっ委員長いるし,私マジあいつ苦手だわ」

真子「・・・」

南「あいつやたらと仕切りたがるくせにヘタレなとこあるよね」

真子「そ,そうかな?」

南「覚えてない?ほら運動会の種目決めのときさ,みんなが人気種目ばっかやりたがってなかなかまとまらなかったでしょ」

真子「ああ・・まああれはみんなが好き勝手言ってたからねー」

南「で結局荻野がやり直させてんのwwあれはマジでダサかったわww」

真子「ま,まあ仕方なかったと思うよ」

南「しかもあんとき黒木のこと注意してたじゃん?」

真子「あー・・・(あれはかわいそうだったな)」

南「あれさ,黒木だけ注意して吉田には何も言わなかったじゃん」

真子「吉田さん?」

南「いやアイツもあのとき寝てたじゃん,まこっち見てなかったの?」

真子「見てないよ・・・」

南「あれ絶対吉田が怖くて言えなかったやつでしょwww」

真子「吉田さんそんな悪い人じゃないけどね」

南「まあ悪いやつじゃないんだろうけどヤバいことはヤバいでしょ」

真子(今度は吉田さんか・・・)

南「ほらバレンタインのときさ,いきなり机蹴飛ばしてブチ切れてたじゃん」

真子「そうなの?」

南「あ,まこっちそんときいなかったんだ?残念!あれはクッソ面白かったのに」

真子「何があったの?」

南「いやwwwあれはwww今思い出しても・・・ウケるwwww」

真子(・・・まあいいや)

南「てかアイツもさ普段イキってるくせに実はカワイイもの好きでしょ」

真子「ま,まあネズミーとか好きみたいだね」

南「遠足の前とかやたらとネズミーのサイト見てニヤニヤしてたし」

真子(吉田さんやっぱりずっと楽しみにしてたんだ)

南「あの見た目でネズミーとかガラじゃないわwww似合わなすぎwww」

真子(これ本人に聞かれたらどうなるのかな・・・)

南「そういや遠足のときさ,まこっち最初は誰と一緒にいたの?」

真子「えっとね,田村さん」

南「・・・」ピクッ

真子「(・・・)黒木さん,吉田さん」

南「あーいつもの3人ね」

真子「あと根元さんと内さんもいたよ」

南「えっ?内さんもいたの?」

真子「うん」

南「内さんってさ・・・去年の3学期ころからなんかおかしくない?」

真子「そう?」

南「マラソンのときくらいからかな?いっつも黒木のこと見てない?」

真子「気のせいだよ」

南「そもそも今はクラス違うのに,なんで一人だけ一緒にいたの?」

真子「宮崎さんたちとはぐれたって言ってたよ(ちょっと不自然だったけど・・・)」

南「いやーどうかな?黒木と一緒にいたかったんじゃない?」

真子「それはさすがにないでしょ・・・」

南「まさかとは思うけど・・・内さんって・・・レ●だったりして」アハハ

真子(またそんな根拠のないことを・・・)

南「そういや3年になって内さんとちょっと似た雰囲気のやつ入ってきたよね」

真子「えっ誰?」

南「ほら,二木とかいう」

真子(似てるかな・・・?)

南「あいつも相当ヤバいよね,なんか休み時間とか一人でマット敷いて柔軟体操とかしてるし」

真子(そういえば,やってたかも)

南「打ち上げの前とかゲーセンで一人でなんかゲームやってたし」

真子「ああ,南さんも見たんだ。すごかったよね」

南「多分あいつネクラ系のオタクだよ,喋ってるところほとんど見ないし」

真子(南さん本当楽しそうに人の悪口言う・・・)

南「オタクといえば小宮山とかいうのもヤバいよね」

真子(いつ終わるの!?)

南「自己紹介でロッテがどうとかいきなり語り出してさ,あれはドン引きだわ」

真子「小宮山さんとは話したことあるけど,とてもいい人だったよ」

南「えっ?まこっちあいつと話したことあんの?」

真子「うん,黒木さんと他の学校の友達と一緒にいたの偶然見かけてね」

南「あー,黒木か。それはなんか納得だわ。あの二人ってなんか似てるとこあるよね,クラスで浮いてるとことか。絶対相性良いでしょ」キャハハ

真子「でっでも小宮山さんって普段は他の子と一緒じゃない?」

南「あー,伊藤とかいう地味な子でしょ。あの子も物好きだよね,あんなのと一緒とか」

真子「あんなのって・・・」

南「もしかしてあの子も他に友達いないんじゃない?」ケラケラ

真子(もう耐えられない・・・)

【その日の放課後】

荻野「なるほど・・・南がいつも他人の悪口ばっかり言うのが聞いてて辛いのね」

真子「はい・・・このままだと南さんが他の子から嫌われそうで・・・」

荻野「確かにそれは放っておけないわね。わかったわ。私がなんとかしてみる」

真子「あっあの,私が相談したこと南さんには言わないでくださいね」

荻野「もちろんよ。先生に任せなさい」バチン!

真子(つい相談してしまったけど大丈夫かなあ・・・)

【翌日,職員室】

南「失礼します・・・」

荻野「あっ,来たわね。こっちにおいで」

南「はい・・・」(なんで私が呼ばれたの?なにか悪いことした?)

荻野「新しいクラスはどう?ちゃんと馴染めてる?」

南「は,はあ・・・」

荻野「そうよね・・・あなたなら大丈夫だと思っていたわ」

南「な,何の話ですか?」

荻野「あのね,南はクラスメイトのことをよく観察してるなって思って。先生,とても感心してるのよ」

南「はぁ!?」

荻野「そんな貴方にぴったりの仕事を依頼したいの。引き受けてくれるわよね」

南「えっ・・・えっ!?」

荻野(人の悪口を言うってことは,その人のことをよく観察してる証拠。)

荻野(その観察力を良い方向に活かせれば,きっと素晴らしい子になれるはずよ)ウンウン

【ホームルーム】

荻野「というわけで,卒業文集の編集委員は南で決定よ。はい拍手!」

南「」

真子「・・・」

荻野「・・・」バチン!

真子(ダメだこりゃ)

ゆり「ふっ・・・ふふっ!」

おしまいです
読んでくれた方ありがとうございました
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