ダンジョンにサーヴァントを連れて潜るのは間違いな気がする (40)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか

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Fate /Grand Order




始めに
ベル、ならびにヘスティアはこの世界には居ません
私の持っているサーヴァントのみの登場となります
書き溜め無いので書けたら来ます
拙い文章、キャラ崩壊などありますがよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522381511

見たこともない街なんて見慣れていた

見たこともない青空も見慣れていた

見たこともないモンスターも見慣れていた

いつも僕の冒険は初めてに溢れていたんだ

…………ただ、今回の冒険はかなり厄介なものになってしまったようだ

僕が……たまたま生き残って、たまたま世界を救った半端者でしかない僕が……

神なんて存在になってしまうなんて!



『ダンジョンにサーヴァント連れて潜るのは間違いな気がする』


藤丸「…………ここ、どこ?」

見覚えのない草っ原で目覚めた僕は、まだ寝惚けている頭をなんとか動かそうとしてみた

昨夜はいつものドタバタ騒ぎを終えてベッドで寝た筈……ならこれは夢だ

夢ならなんて気持ちの良い夢だろう

いつまでもここで寝ていたい気分にさせられる

ああ、良い天気だな

……………………なんて、こんなことを考えていればいつもならマシュかダヴィンチちゃんにツッコミを入れてもらえるんだけど、今日に限ってはそれがなかった

もう一時間もここでこうしているのに誰からの声もかからない

どうなってるんだ……暖かくて気持ちいいや……

「……ちょっと良いか」

藤丸「はい」

「こんなところで何をしているんだ?」

藤丸「何をしているように見えますか?」

「……日向ぼっこ?」

藤丸「残念ハズレです」

「ええっ」

もうFate-Labyrinth-ってのがあるが

藤丸「正解が聞きたいんですか?」

「まあ、気になるからな」

藤丸「正解は……仲間がどこにも居なくて二進も三進も行かなくなったからどうにか前に進みたいんだけどここが暖かくてそのうち仲間が来てくれるかなぁと願って日向ぼっこしてました」

「日向ぼっこじゃねーか!?」

藤丸「日向ぼっこしてます」

「最初からそう言えよ! てかあんた、どこかのファミリアに所属してんのか?」

藤丸「ファミリア? いえ、そういうのやってないんで」

「はい?」

藤丸「僕は健全に太陽の下を歩ける……かどうさは分からないけど悪いことはしないんで。ほんとそういう勧誘は断固お断りしております」

「……いや、ギャングのお誘いに来たわけでもねーよ! なんなんだこいつ!」

>>5
マジですか、すげぇ
後で探して見てきます

藤丸「ほんと僕ってなんなんでしょうね……いつも皆に助けられて皆僕を慕ってくれてるけど僕なんてちょっと令呪あるだけの馬の骨…………ああ、太陽が暖か――ー」

「寝るな! 寝るんじゃねぇ!」

藤丸「寝たら死ぬんですか?」

「死なないけど危ないだろこんなところで寝てたら!」

藤丸「そうでしたか。僕は藤丸 立夏と言います。よろしくお願いします」

「今!? 今自己紹介するのか!? 話の流れってもん掴めなさすぎるだろ!」

藤丸「いやぁ、悪い人には見えなかったので」

「お前ひょっとしてあれだな? コミュ障だろ? まともに他人と話したこと無いだろ?」

藤丸「君の名は?」

「自分勝手に過ぎる! ……はぁ、もういい……俺はヴェルフ、一応鍛冶師だ。まだレベル1だけどな」

藤丸「レベル1? 大丈夫大丈夫、種火食べればすぐ上がるよ」

ヴェルフ「た、種火? なんだそれ?」

藤丸「苦くて固くて食べづらい上にいっぱい食べさせられ、しかもクセにもならない最悪な食べ物です」

ヴェルフ「食べんなよんなもん!」

藤丸「ちなみに人間が食べると爆発して最低一週間は寝込みます」

ヴェルフ「食べ物ですらねぇ!?」

藤丸「辛かったです」

ヴェルフ「食べたのか!? 食べたんだな!?」

藤丸「…………ああ、暖かい……」

ヴェルフ「自由気まま! お前の仲間の苦労がよくわかるぜ!」

藤丸「君は、なにもわかってない」

ヴェルフ「え?」

藤丸「僕は、どちらかと言うと、常識人枠…………ああ、暖かい…………」

ヴェルフ「……お前……現実逃避してるだけだったんだな……なんか、悪い……」

藤丸「良いんだ、ごめん、ありがとう。……ありがとう……陽射しが眩しくて涙が出てきた……」ぐすっ

ヴェルフ「と、とにかく。まぁ問題無さそうなら良いんだけどよ、仲間だってお前のこと心配してるだろうし程ほどにして帰れよ?」

藤丸「帰る場所が分からないんですよ。……というか、ここはどこですか?」

ヴェルフ「ここって、ここは迷宮都市オラリアの……おい、そんなことも知らないでこんなところにいるのか?」

藤丸「というか気がついたらここに寝てました」

ヴェルフ「おいおい……仕方ねぇ、とにかく街に行くぞ」

藤丸「連れていってくれるんですか? ありがとうございます助かります」

書けたらまた来ます

Fate-Labyrinth-ってSSがあるのかと思ってたら小説でしたか
ダンジョンに潜るのは間違いなんかじゃ……無い……!

―迷宮都市オラリア―

藤丸「……………………」

ヴェルフ「ここは分かるか?」

藤丸「いや、まったく。迷宮都市って意味は分かりましたけど。迷ったら二度と生還できませんね」

ヴェルフ「いや迷宮はそっちのことじゃ……言ってもわかんねぇか」

ドンッ!

藤丸「っと。ごめんなさい」

「いてぇな……どこ見て歩いてんだ?」

藤丸「強いて言えば明日ですかね」

「あぁ!?」

ヴェルフ「おいおいちょっと待て。こいつ今日初めてここに来た奴なんだ、勘弁してやってくれないか?」

「テメェこいつの仲間か?」

ヴェルフ「いや、そういう訳じゃないが……」

「なら引っ込んでろ。俺はこいつと話があんだよ」

ヴェルフ「そういう訳にゃいかねぇな」

「んだと?」

藤丸「やめて! 僕の為に争わないで!」

ヴェルフ「テメーはもうちょい危機感を持て!」

「ナメてんのかテメェ……」

藤丸「こっちを認識してあえてぶつかってくる人にそんな事を言われるなんて……はい、これ」鏡

「あ、あぁ?」

藤丸「今一番他人をナメてる人の顔」

「この野郎!!!」ブチッ

藤丸「いやーーーー!!! やめてーーー!!! 僕に寄ってたかって酷いことするつもりなんでしょ!!! エロ同人みたいに!!! エロ同人みたいに!!!」

「大声でなに意味わからねぇこ」

藤丸「乱暴に服を破いて辱しめられるんだ!!! ホモ達に歪んだ欲望ぶちまけられるんだ!!! やだーーーー!!!」

「やめ、やめろ!! クソ!!」だっ

藤丸「助かった」

ヴェルフ「…………お前のどこが常識人枠なんだよ」

藤丸「君は知らない。今の茶番を繰り広げようものならマジで囲まれて乱暴(意味深)するような集団がいるということを」

ヴェルフ「お前それは本当に仲間なのか……?」

藤丸「一番大切で大好きな仲間たちだよ」

ドカッ!! バキッ!!

「ぐええ…………」

藤丸「良かった、大声で叫んだ甲斐があったみたい」

ヴェルフ「え?」

「「「マスターー!!」

槍クー「無事だったみたいだな」

清姫「良かった! 本当に良かったです! 安珍様の貞操を守れて!」

アーラシュ「心配したぜ。心の傷だけはどうにもなんねぇからな」

藤丸「ね?」

ヴェルフ「お前の仲間か?」

槍クー「そっちのはさっきの奴の仲間だな?」

藤丸「違うよ。僕を助けてくれたんだ、恩人だよ」

アーラシュ「おっそうかい。うちのマスターはどこか危なっかしくていけねぇ、助けてくれてありがとな!」ニカッ

ヴェルフ「助けた、って良いのか分からないんだけどな」

藤丸「それより三人とも、ここがどこだか分かる?」

清姫「いえ、それがまったく……先ほど起きたばかりで、何故ここにいるのかも分からないんです」

槍クー「俺とアーラシュも同じだ」

藤丸「うーん……特異点じゃなさそうなんだよね、これ……なんだろう?」

槍クー「あともうひとつだけ、訳のわからんことならあるぜ」

藤丸「なに?」

槍クー「俺らな、受肉してるみたいなんだ」

藤丸「…………アーラシュはもうステラできないね」

ステラ「必要とあれば俺は遠慮なく射るぜ?」

藤丸「ダメ、マスター命令。なんなら三重の令呪で縛る?」

アーラシュ「マスターは心配性だな」

清姫「ああ、安珍様! 清姫は何がなんだか分からなく、怖いです!」ぎゅう!

藤丸「僕は清姫の方が怖いんだ」

清姫「なにか言いましたか?」ニコリ

藤丸「それより他の皆は? 見てない?」

アーラシュ「俺たちはまとめて同じところにいたんだけど、他のは見えなかったぜ」

藤丸「心配しなくてもそのうち見つかるよね。とりあえず話を聞いて回ろう。ねぇヴェルフ」

ヴェルフ「な、なんだ?」

藤丸「道案内とかお願いできない? ここのことまったく知らないから不安でさ。勿論お礼なら……って待てよ? ここの通貨知らないな……」

ヴェルフ「いや、礼なら別にいらねぇよ。道案内くらいしてやる」

藤丸「それはありがたいけど……身体で払わせようとしてる……?」

ヴェルフ「してねぇよ!」

清姫「………………」じっ

ヴェルフ「う……(な、なんだ? こっちを見てるだけなのに、殺気を感じる……)」

ヴェルフ「なあ、お前らどこのファミリア所属なんだ?」

藤丸「ファミリア……ってのがよくわからないんだよね。なんなの、それ?」

ヴェルフ「……そうか、そうだよな。来たばかりでファミリアって話もないか。にしてはあんたら……立夏以外の三人、相当出来るだろ?」

槍クー「あん? へへ、まあな!」

藤丸「三人とも僕の信頼してるサーヴァント達だしね」

ヴェルフ「サーヴァント……? なんだそれ?」

藤丸「サーヴァントについては知らないのか……」

たたたっ、ぐい!

孔明「おい!!」

藤丸「あ、先生。やっぱり先生も来てたんだ」

孔明「来てたんだ、じゃないだろ! 騒ぎが聞こえてきたから慌てて飛んできたんだよ!」

藤丸「ごめん、あれ嘘☆」

孔明「そんなの分かってる! 恥ずかしいこと叫ぶなって言ってるんだ! 一緒に行く僕らが恥ずかしいんだからな!」

孔明「それにぐえっ!」どさぁ

巴「マスター!!」たたっぎゅ!

藤丸「うおっ!」

巴「良かった……無事のようですね。では今から鬼畜狩りを始めます! マスターを襲う鬼はこの手で燃やし尽くしてやりますとも!」

孔明「うう……さっきの騒ぎを聞いたサーヴァントがここに集まってくるぞ……! 馬鹿! この馬鹿! ここを地獄に変える気か!」

エミヤ「おい、この先は地獄だぞ」

孔明「うるさい! 馬鹿ーーーー!!」


少しして……広場

マシュ「先輩! 先輩はどうしていつも!」

藤丸「いや、ああした方が近場にいる人は集められると思って」

エミヤ「正に地獄絵図というしかなかったな。主に暴走しがちなメンバーを押し止めるのが大変だった。我ながらよく止められたものだと思うね」

アーサー「一度こうと決めたら真っ直ぐ行く、美点でも難点でもあるところが僕たちサーヴァントらしいじゃないか」

エミヤ「ふ、確かに」

藤丸「それにしても……」

現在のメンバー
孔明、エミヤ、マシュ、巴御前、クーフーリン、清姫、アーラシュ、プロトアーサー、ジャック、静謐のハサン

藤丸「けっこういるね」

藤丸「それに……この街に入ってからずっと後ろにいてくれたんだよね、二人とも」

すぅ……

殺エミヤ「何があるか分かったものじゃないからな」

キングハサン「先ほどの者、やはり首を断っておくべきか」

藤丸「首禁止」

キングハサン「そうか」

また書けたら来ます

藤丸「とりあえず戦力は確保した。後は今のこの状況を打破するためにも情報を」

孔明「僕が集めておいたよ……馬鹿マスターが寝てる間にな!」

藤丸「流石先生。それで?」

孔明「僕なりの推理だから合ってるかは自信ないけど、まずここは僕たちの知る世界じゃないのは確実だ。迷宮都市オラリアなんて聞いたこともない。そもそもここ、人間以外の種族がけっこういるから、異世界に飛ばされて来たのはほぼ確実と言って良いだろうな。信じたくないけど」

藤丸「異世界か……」

孔明「それと僕らサーヴァントが全員受肉していることの説明は、悪いんだけどまったくしようがない。一人くらいなら聖杯の力を使えば可能だろうけど、全員は不可能だ。あり得ない」

槍クー「でも現実に起こっちまってる。つまり何らかの力が作用したのは間違いねぇな」

孔明「分かってるよそれくらい。こっちに来たサーヴァントがどれくらいいるのかは分からないけど……あともうひとつ、この世界にはその辺に普通に神がいる、らしい」

マシュ「か、神様ですか?」

エミヤ「こんなときに冗談は……と言いたい所だが、その様子だとどうやら嘘では無さそうだな」

孔明「こんなときにそんな嘘つかないっての! 僕だってにわかには信じがたいけど、でも誰に聞いても疑問にも感じてない様子で即答されたから多分本当にいるんだろうな」

ジャック「ねーねーおかあさん、神ってなに?」

藤丸「雲の上に住んでる人達だよ」

ジャック「雲の上に人が住んでるの? 私達も行ってみたい!」

藤丸「そのうちね」

孔明「そこ! 状況理解してる!? 今までみたいには行かないんだぞ!」

アーラシュ「受肉してるってことは死んだらそこまで……カルデアでもないここじゃ俺の宝具は封印しておくしかないって訳だ」

孔明「それもだけど……どうやって戻るかとか……」

清姫「戻る必要はあるのでしょうか? ここでならますたぁと子供を作って幸せな一生を……」

藤丸「うーん、仮に清姫と幸せになるなら俺はあっちの世界が良いな」

清姫「さぁ!! 戻る手段を考えますよ! ハリィハリィハリィ!!」ぶんぶん!

孔明「僕を揺らすなぁ!!」

エミヤ「だが今考えてどうなることでもあるまい。他に考えるべきは」

殺エミヤ「誰がこちらに連れてきたのか、だ」

藤丸「あと他の皆がいるなら合流しないと」

エミヤ「我々はマスターの位置をおおよそだが察知することができる。その内顔を見せるだろう」

藤丸「ギルガメッシュが来ていないことを心のそこから祈りたい」

フハハハハハ!!

フハハハハハハ!!

フーハハハハッハッハ!!

殺エミヤ「どうやらその願いは叶わないようだ」

ギル「雑種ぅ……話は聞かせてもらったぞ。何故我を呼ばん? よもや我のことを忘れてはおるまいな?」

オジマン「フハハハハ! 我らなど忘れたくても忘れられ、いや!? 忘れたいとも思わんだろうな!!」

藤丸「オジマンディアス! …………あっ、ギルガメッシュも来てたんだ」

ギル「貴様ぁ!! やはりこの我を邪魔者と思っているな!?」

藤丸「いやだってギルガメッシュがいると場が引っ掻き回されるし」

ギル「我がルールだ、問題あるまい」

藤丸「全部終わるまで遊んでて良いよ。オジマンディアス、協力してほし」
ギル「待て待て待てぇい! 何故太陽のには協力を要請し我にはせん!?」

藤丸「ギルガメッシュ。目の前に声をかけてくれる人がいたらどうする?」

ギル「雑種如きがこの我に声をかけるなど、死刑でも生温い」

藤丸「そういうとこだよ。よーし皆、まずは拠点を探そう」

ギル「きぃさぁまぁ……!! 良いのか! 我がいなくなると困るぞ! 良いんだな! 寝返るぞ!」

※このカルデアのギルガメッシュはどちらかと言うとカニファン寄りのギルガメッシュです

エミヤ「やれやれ……マスター、あれは本気で寝返って満足するまで暴れるぞ。確かに味方にいても面倒だが敵だともっと面倒だ、ここは堪えてくれ」

ギル「なんだとフェイカー!!」

藤丸「……ギルガメッシュ、冗談言ってごめんね? 僕にはギルガメッシュが必要なんだ、一緒に戦ってくれ」カリスマS

ギル「ふっ、最初から素直にそう言え雑種」キリッ

ヴェルフ「…………お前の言った通り、本当に楽しい集団みたいだな」

藤丸「いや本当にね。騒がしくしてごめん」

ヴェルフ「いや。それより今の話、俺が聞いても良かったのか?」

孔明「現地での協力者は絶対必要だからな。むしろここまで聞いて逃げ出さないってのは、最善と言って良い」

藤丸「まずこの世界のお金を稼がないと……野宿でも良いけど、一部の王様がワガママだから」

ギル「貴様ぁ!! 何故我にはいつも冷たいのだ!」

藤丸「分かってるじゃない」

孔明「お金に関してはあてがある……と言いたかったんだけど……」

藤丸「ん?」

孔明「その辺りの説明はヴェルフにしてもらった方が良い。ダンジョンについて皆に説明してくれないか?」

ヴェルフ「あぁ、分かった」

説明中

藤丸「なるほど、だから迷宮都市なのか」

エミヤ「ダンジョンに潜るにはファミリアに所属してなければいけない……ふむ」

オジマン「どこの馬の神とも知れん奴に仕えるなどそんなことは出来んな!」

ヴェルフ「馬の神ってなんだよ……」

藤丸「困ったな……どうしよう先生」

孔明「やることは決まってるだろ? 神ならどれでもやれることは一緒みたいだから手っ取り早く適当な神のファミリアになって乗っ取り、そこを拠点として戻る方法を探す」

ヴェルフ「穏やかじゃなさ過ぎるだろ。乗っとるっておい」

ジャック「全員殺せば良いんだよね? 任せて!」

藤丸「ジャックはおかあさんと遊んでれば良いんだよー」ぐいー

ジャック「わーい」きゃっきゃっ

清姫静謐「ぐぬぬ……」

孔明「人数の少ない所が良いな。それでいてそれなりに良いホームを持ってる所。どこか知らない?」

ヴェルフ「知らねぇ! 知ってても教えねぇ! 誰かを不幸にする事に荷担したくねぇ!」

孔明「チッ」

「おーおったおった」

ヴェルフ「ん? ってロキ神!?」

ロキ「よー探しとったでー。おーおー! 確かにごっついのが沢山おるな!」

藤丸「誰ですか?」

ヴェルフ「神の一人だよ。どうしたんですか?」

ロキ「いやぁ強そうなのがぎょうさんおる聞いて…………ん?」

藤丸「初めまして、神様と話すなんて光栄だなぁ。この口洗わないでおこう」

マシュ「接触すらしてないのに!?」

清姫「接触したら許しませんけど」

静謐「それなら、私が」

マシュ清姫「ダメです!」

エミヤ「はいはい、三人とも静かに。今大事な話が進むところだ」

ロキ「……お前……誰や?」

藤丸「自己紹介忘れてました。僕は藤丸 立夏と申します。よろしく」

ロキ「そんなん聞いてないわ。お前誰や。なんでここにおんねん」

藤丸「はい?」

ロキ「私も知らん神が下界に来たなんて話聞いてないで」

…………………………

藤丸「……あの」

ロキ「なんやねん」

藤丸「誰のことですか? 神?」

ロキ「はぁ? なにとぼけとんねん。お前神やろ」

藤丸「……………………。いぇーい、みんな、僕が神だよ」

というわけで僕は神になった





マシュ「いやいやいやいや!!! えええ!? 先輩神様だったんですか!?」

藤丸「そうだよ? ほら崇めて崇めて。余は酒池肉林を」

清姫「ま す た ぁ ?」

藤丸「求めて三千里! そんなものに興味を抱いたこともない!」

槍クー「圧倒的矛盾」

孔明「お前らちょっと黙れ! こいつが神ってどういうことだよ!?」

ロキ「どういうもなにもこっちが聞きたいわ。どういうことやねん」

孔明「こんなへちゃむくれの能天気な奴が神な訳………………」

エミヤ「神の中にはそんな印象の奴もいるがな」

清姫「自分が楽しむ為に世界を混乱に陥れるようなのもいますし」

槍クー「つーか神なんてどっかしら能天気な奴らばっかだぜ? まぁなんとかなんだろーつって災厄振り撒いたりするし」

孔明「ぐぐぅ……いや百歩譲ってそういう神がいるのは良いとして! こいつは普通の人間な筈だ!」

ロキ「私ら神はそれが神か子供たちか分かる。お前もそうやろ?」

藤丸「実はね。皆とこの人、ロキさん? とは何となく違うなーってのは分かるんだよね」

孔明「最初に言えよ!」

ヴェルフ「お前、神だったのかよ……」

藤丸「今知ったんだけど、なんかごめんね?」

ヴェルフ「い、いや謝られても。むしろ何があったら神であることを忘れるんだ」

藤丸「でもさ先生、これで条件は整ったんじゃない?」

孔明「非常に遺憾だけど、そうだその通りだ。僕たちはお前の下に入ってファミリアを形成する。そうすればダンジョンに潜ることもできる」

ロキ「おいちょお待て。まだ話は終わっと」

藤丸「ヘイヨォそこの神。僕神になったの今日からだからあっちで二人で話そうヨゥ!」

ロキ「は、はぁ? え、ちょ……おあああ」ズルズル

孔明「向こうは馬鹿に任せとこう。とにかく問題の一つは片付きそうだから、あとはこっちのことだな」がしっ

ヴェルフ「え? え?」

エミヤ「すまないな。これも人助けだと思って諦めてくれ」

ヴェルフ「ちょっ、まっ………………」

エミヤ「マシュ、ジャック、清姫、静謐。君たちはここでマスターを待っていてくれ」

マシュ「は、はい」

書けたらまた来ます
見てる人いなさそうですけど、一人でまったり更新していきます……

ダンマチSSの色んな投稿作品あるところを見つけたのでそっちに移ります
もし見てた人がいたら申し訳ありません

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