【艦これ】龍驤「足りないもの」その5【安価】 (1000)

5スレ目です


引き続き注意

欠損表現、安価有り


前スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その4【安価】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その4【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519636835/)


前々スレ
【艦これ】龍驤「足りないもの」その3【安価】
【艦これ】龍驤「足りないもの」その3【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518512776/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521022498

今日は昨日できなかったお返し小話の多摩編からになります


ーー

北上「多摩姉~出てきてよ~」


多摩「……」


北上「はぁ…ダメか……」


提督「…多摩はまだ部屋から出てこれないのか?」


北上「そうみたいだね~」


提督「…それほどショックだったんだな」


北上「多摩姉が片思いしてるお医者さんから、結局お返しが無かったからね…」

提督「…単に先生が忙しいという可能性もあるが」


北上「それにしたって、電話くらいできると思うからさ……まるっきり返事が無いってことは、そういうことなんだと思うよ」


提督「多摩……」


北上「早く立ち直って欲しいね~……」


提督「…多摩、今は無理しなくていいぞ。また元気になったら姿を見せてくれ」


多摩「……」


北上「…行こっか提督」


提督「…そうだな」

ーー

多摩「…………ん…」


多摩「もう…こんな時間………」


多摩「食べたく無いけど……ご飯は食べないと…」


多摩「はぁ…………」ガチャ


多摩「……」


多摩「先生……」


多摩「多摩は………貴方のこと……」


多摩「……ぐすっ…」

多摩「…………」トボトボ


多摩「……やっぱり部屋で寝てるにゃ…」


多摩「とても…何かを食べれる様な気分じゃないにゃ……」


多摩「別に…数日食べ無くても…死にはしないにゃ…」


多摩「それよりも今…多摩は死にそうなくらい…胸が痛いにゃ……」


多摩「うぇ……ぐすっ………」


多摩「…多摩の何がいけなかったんだにゃ……あんなに頑張ったのに……」


多摩「でも…先生の女性不信を……乗り越えることはできなかったにゃ……」


多摩「はぁぁぁぁぁ……」


多摩「…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

北上「多摩姉~いい加減出てきてよ~~」


多摩「……」


北上「もう何日になるのさ~ご飯もまともに食べてないでしょ?」


多摩「……」


北上「もう……」


多摩「……」


北上「…多摩姉の気持ちもわかるよ。先生からとうとう返事も何も来なかったもんね」

北上「でもさ、ずっと部屋にこもってるのも良くないよ~」


北上「天照大神じゃないんだからさ、いい加減外出よう?」


北上「そろそろ出撃もしとかないとさ、球磨型の名前が廃れちゃうよ~?」


多摩「……」


北上「ここまで言ってもダメか……なら強硬手段取るからね~」


北上「こんな時の為の~マスターキ~~」


北上「多摩姉を無理やり外に出してやるんだからね~」ガチャ


下1~3高コンマ 部屋や多摩の様子や状況を

にゃ~にゃ~~
にゃ~~にゃ~~


北上「うわ!!なにこの猫の数!!」


北上「あ、いや…よく見たら人形もあるのか……それしても!これは異常だって!」


北上「…そもそも多摩姉はどこ!?」


多摩「……」


北上「居た!もう多摩姉、何猫に埋もれてんのさ!」


多摩「…………」

にゃぁ~~~~!


北上「もう!猫がうるさい…!どこからこんなに捕まえてきたのさ~」


多摩「……」


北上「現実逃避するにも、もう少しマシな方法は無かったの!?」


多摩「……」


にゃ~~にゃ~~


北上「おっと危な……!多摩姉!せめて猫は逃してやってくれない!?」


多摩「……」


北上「聞いてんの!?多、摩、姉!!」


多摩「安価」


下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他

多摩「多摩は猫にゃ」


北上「…はあ?」


多摩「猫はいいにゃ…失恋なんて無いにゃ…」


北上「……あのさぁ~」


多摩「多摩は猫なんだにゃ…そうすれば…悩むことなんて無くなるんだにゃ…」


北上「……現実逃避が重いよ~」

多摩「こうやって猫に埋もれていれば…きっと精神も猫になれるにゃ…」


多摩「あの人は猫が好きだって言ってたにゃ…だから女としてじゃなくて、猫としてなら…側に置いてくれるにゃ」


北上「はぁ……多摩姉はそれでいいの?」


多摩「……にゃ」


北上「もう……仕方ない、これしかないか…」


北上「えーっと、番号はっと…………」ピピピピッ


多摩「…何処に電話してるんだにゃ?」


北上「件の先生。瑞鶴から番号聞いておいたんだよね~」


多摩「なぁ……!やめるにゃ!!聞きたくないにゃ!!」


北上「もう遅いって。あ、もしもし……」


多摩「あぁぁぁぁぁぁ!!」


下1~3高コンマ 電話の内容や受け答え等

北上「……はぇ?警察?」


多摩「にゃ!?」


北上「は、はぁ…………」


北上「成る程、成る程…………」


北上「はい、勤め先なら分かります。はい、はい……」


多摩「あの人に何があったんだにゃ…?」


北上「……分かりました。私の番号は今掛けている携帯の番号です。はい、よろしくお願いします」


多摩「北上……どうしたんだにゃ……?」

北上「どうやらね~先生の携帯が落とし物として届けられたらしいよ~」


多摩「落とし物…」


北上「危なかったね、あの人の携帯の電池ギリギリだったんだって」


多摩「じゃあ…落としたのはずっと前……」


北上「もしかしたらお返しの日より前かもね」


多摩「…………」


北上「警察には一応あたしの番号は教えてあるよ。でも、直接言ってあげてもいいんじゃない?」


多摩「……北上、ちょっと出てくるにゃ」


北上「はいは~い、提督には言っとくよ~~」

ーー病院


多摩「……来てしまったにゃ」


多摩「多摩に連絡が無かったのは…携帯を落としたせいかもしれないにゃ」


多摩「でも、もしそうじゃなかったら……」


多摩「…………」


多摩「行くしかないにゃ。可能性が1パーセントでもあるなら…!」


下1~3高コンマ 病院での出来事やその他起こったこと等

ーー

多摩「先生は何処に……」


「……」


多摩「あっ…!先生ぇ!」


「…っ!あ、多摩さんでしたか……」


多摩「先生…どうしたんですか?」


「いえ…どうもしませんよ……」


多摩「何をそんなに…怯えているんですか?」


「…………」

多摩「多摩にはわかるんです、鎮守府には敏感な子も多いので、わかるようになってきたんです」


「……そうですか」


多摩「もしかして携帯を無くしたことが関係しているんですか?」


「…そこまで知っているんですね」


多摩「北上…妹のおかげで知ることができたんです」


「……」


多摩「先生、多摩が力になれることなら助けたいです。何があったのか教えてくれませんか?」


「安価」


下1~3高コンマ 医師の台詞、行動他

すいません携帯を落とした理由と結びつけるのが難しいので最安価させて下さい


下1~3高コンマ でもう一度お願いします

「気のせいだとは思うのですが……数日前からナニカに見られているような感じがして………… 」


多摩「え……」


「そのせいで携帯を落とした事にすら、数日間気付かなかったんです……」


多摩「先生……もしかして…」


「はい……医者として情け無い話ですが、私は精神に異常をきたしている可能性があります……」


多摩「どうして先生が……」


「この病気は…何が引き金になるかわかりません」

「もちろん、放置するつもりはありません。この病院には神経内科もあるので、そこで診てもらう予定です」


多摩「ならできるだけ早く診てもらって下さい!貴方のことが心配です!」


「えぇ……実は、ちょうどこれから診てもらう予定だったんです」


多摩「よかった……」ホッ


「……こうやって多摩さんが来てくれたのは何かの縁かもしれませんね。診察に立ち会ってくれませんか?」


多摩「多摩なんかがいいんですか?」


「はい、是非お願いします」


多摩「そんなことでよければ、いくらでもやります!」


下1~3高コンマ 医者の診断結果やその他起こったこと等

ーー


「…うん、キミは軽度の脅迫性障害だね」


医者「あぁ……」


「貴女は彼女さん?彼の話し相手になってやってくれるかな?幾らか気も紛れるでしょう」


多摩「いえ、私は……」


「…っと、それよりキミはどうする?まだドクターストップをかける程の症状ではないから、働こうと思えば働けるよ?」


医者「もちろんそのつもりです…私が担当している患者さんも多いですし…」


「そうだね、キミは人気のリハビリ医だし抱えている患者も多いだろう」


医者「私の都合で簡単には休めません…」

「なら薬を出しておくのと、定期的にカウンセリングに来てくれるかい?」


医者「えぇ…貴方なら信頼できます」


「なら早速薬を……」


多摩「……下さい」


「…ん?」


多摩「貴方は…休んで下さい……」


医者「いえ…そう簡単には…」


多摩「先生はお医者さんです…人を助けるのは立派な仕事です」


多摩「でも……その前に…自分を大切にして下さい……」ポロッ


医者「多摩さん…」


多摩「もし…貴方に何かあったら……心配です……」グスッ


医者「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞、行動他

医者「大丈夫ですよ…多摩さんにお返しができるまで死ねませんからね…」


多摩「やめて……やめてにゃあ…」


「おや、なんだか様子が…?」


多摩「冗談でも…死ぬとか言わないで欲しいにゃ……」


多摩「多摩達は…命をかけて戦ってるにゃ……明日…どうなるかわからないんだにゃ…」


多摩「でも……先生は…そうじゃないにゃ……」


医者「……」

多摩「先生の命は…大事なんだにゃ……」


多摩「明日死ぬかもしれない…多摩達の命とは違うんだにゃ……」


多摩「だから……そんな気軽に言わないで…にゃ……」


多摩「うぅ………ぐすっ……」


多摩「うわぁぁぁぁぁぁぁ……」


医者「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞、行動他

医者「今すぐに死んでしまうってことではないですから大丈夫ですよ、ちょっと調子が悪いってだけです」


多摩「でもぉ……」


医者「医者にとってはこれくらい日常です。それでは先生、お薬の処方お願いしますね」ギィッ


多摩「あぁぁ……先生ぇ……」


「……」


多摩「あの…先生は本当に大丈夫なんですか…?」


「えぇ、さっきも言った様にまだ深刻な状態ではありません。彼の言っていることは間違ってはいませんよ」


多摩「にゃあぁぁぁぁ……」

「医者というものは体力、神経をすり減らして患者の治療に当たります。まさに命がけなんです」


「精神が限界を迎えるまで患者の治療をするというのは、ある意味医者として当然なんです」


「…彼は立派は医者だと思います。実際、彼の代わりには彼にしかできませんね」


多摩「先生……」


「貴女が彼の彼女だというなら、彼を支えてあげて下さい。それが一番の薬です」


多摩「多摩は…………」


「…さ、私は仕事に戻ります。貴女も彼を追いかけるか、仕事に戻ってはどうでしょうか」


多摩「……にゃ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

医者「……すいません、私は患者さんをそういう目では見れません…」


「そんな……」


医者「それでは私はこれで……」スタスタ


「不幸だ……私は不幸だ……」


「来たくもない精神科に無理やり入院させられた挙句……先生に振られるなんて…」


「先生は私の運命の人のはずなのに……!」


「…そうだ、きっと誰か先生を誑かしてるんだ……私が先生を救ってあげないと!!」

「先ずは先生にどんな女が言いよってるのかを確かめ無いと……」コソッ


医者「~~~~~~」


「ん、先生が誰かと話してる?相手は……女!?まさかあいつが…!」


多摩「先生、体調はどうにゃ?無理してにゃいか?」


医者「えぇ、おかげさまで元気ですよ」


多摩「よかったぁ…先生に何かあったら多摩…」


医者「医者っていうものは案外丈夫なんです。薬も良く効いているみたいで、症状の進行はありません」


多摩「安心したにゃ…」

医者「…せっかく体調も良くなったので、多摩さんにお願いがあるんです」


多摩「にゃ?多摩にかにゃ?」


医者「結局…お返しをまだ渡せていないので、多摩さんにお渡したいんです」


多摩「お返し…!大歓迎だにゃ!!」


医者「それで、ですね…実はレストランを予約してあるんです」


多摩「先…生…それっ……て……」


医者「…詳しい話はその時で構いませんか?私もまだ…心の準備がありますので…」


多摩「……はいにゃ!!」


「……っ!」ギリギリ

多摩「はぁ……先生がとうとう多摩のことを…」


多摩「やっと……気持ちが伝わったんだにゃ…」


多摩「…いや、まだ安心できないにゃ、こういう時こそ……」ブツブツ


「許せない…!私の先生なのに!」


「なんであんな猫娘みたいなのがいいの?……いえ違うわ、先生は騙されてるのよ」


「あいつはきっと化け物とか妖怪なのよ……間違い無いわ!!」


多摩「にゃ……にゃあん……」ブツブツ

「武器……あいつを殺す武器は……」キョロキョロ


「…あそこは…………」


ーー花壇ーー


「……いいものがあったわ」ニヤリ


「柵のここをこう……して…」


「ギギギ…硬いわね……でも、先生を思えば、これくらい……!」グググッ


「ふ…ふふふふふ……できたわ…すっごく刺さりそうなエモノが…」ギラッ

「あいつは…何処に……」


「…居た」ニヤッ


「あんな所……油断して歩いてるわ…」


多摩「次に先生に会う日が楽しみだにゃ……」


多摩「それまでの間、轟沈しないように特に気をつけなくちゃいけにゃいにゃ」


多摩「ま、多摩の練度ならそうそう簡単には沈むわけにゃい……」


「………死ねっ」


多摩「……え?」


下1~3高コンマ 多摩はどうなった?

多摩(多摩の後ろから……!回避は……できない!体の反応が追いついてない!)


「~~~~!」ギラッ


多摩(あ……あぁぁぁ!!刺さる!嫌だ!先生!先生……!!)


球磨「何処の多摩が知らんが、油断大敵クマ~~」ガシッ


多摩「あっ!!……ぁぁぁ……!?」


「だ、誰よ貴女!一体何処から現れたのよ!?」


球磨「いいから、とりあえずその物騒なもんはしまっとけクマ」


「うるさいわね!私はこの女を……!」グッ


「え…?ビクともしない……?こいつは片手で掴んでるだけなのに……?」


「ふんっ!この………!」


球磨「そんなことしても無駄クマ」

「ぎぃぃぃぃぃい!!離しなさいよぉぉぉ!!」


球磨「…ほいっと」グッ


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「なんだ、どうした?」


「あそこ!誰か暴れてるわ!!」


球磨「よっと……よくもまぁ金属製の柵をここまで変形させたクマね…」カラン


球磨「そこの多摩、大丈夫かクマ?」


多摩「は……ぇ……?」ペタン


球磨「…死を悟って腰が抜けたクマか。情け無いクマね」

球磨「ま、この病院に来てるってことはそういうことクマね」


球磨「自分に問題があるのか、それとも球磨と同じように姉妹の誰かが……」


多摩「……??」


球磨「…せっかく拾った命クマ、せいぜい長生きするといいクマ」


多摩「あ…の…………」


球磨「…………」スタスタ


医者「多摩さん大丈夫ですか!?多摩さん!」タタタッ


多摩「……うん…多摩は…大丈夫だにゃ…」


多摩「あの球磨は…………一体………」


ーー

ヒヤヒヤしましたが、最悪なことにならなくてよかったです


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー病院

龍驤「天城に会うのは久しぶりやな~」


提督「…薬の影響で記憶が無くなっていっていたからな」


龍驤「薬の摂取をやめたから記憶は回復するやろうとは言われてたけど、ほんまにそうなるかはわからん」


提督「…記憶の混乱を避ける為に今まで見舞いも行けなかった」


龍驤「でもやっと許可がおりたってことは、前より良くなったっちゅうことやわな?」


提督「…もしくはその逆か」


龍驤「うん…とりあえず入ってみよか」


下1~3高コンマ 部屋や天城の様子等

天城「すぅ……」


提督「…む、寝ているようだ。起こしてやっては悪いか」


龍驤「……」ギリッ


提督「…龍驤、気持ちはわかるが抑えてくれ」


龍驤「なんでや…なんでこいつ……胸がデカなっとんねん!!」


天城「……」ドタプン


提督「…布団の上からでもわかるな。これは…前と比べて倍近くの大きさじゃないか?」


龍驤「…司令官?なんですぐに倍ってわかるんかなぁ?なぁ……?」

提督「…こんな言い方は悪いかもしれないが、この大きさは異常と言ってもいいんじゃないか?」


龍驤「ぐ……確かに…飛び切りデカイ雲龍よりもさらに大きいなこれ…」


天城「……」ぶるんぶるん


提督「呼吸するだけで揺れが……凄いな…」


龍驤「司令官は大きいのが好きなんか?ウチみたいなのが好きって言うてくれたのは嘘やったん?」


提督「…ここまで大きいと逆に興味が湧かないか?昔のエロ本並みの大きさだぞ……」


龍驤「司令官…ウチがおるのにそんな本見てんの……?」


提督「…それは昔の話だ」


天城「うぅん…」


提督「あ、起こしてしまったか……」


天城「安価」


下1~3高コンマ 天城の台詞やその他腕の状態等

天城「胸が熱い……」


提督「熱い……?」


龍驤「ふんっ、まさかこれより大きくなるとか言わんやろな?」


天城「う…ううぅぅ……」


提督「どうした天城!?」


天城「こひゅ……ひっ……はぁ……」


龍驤「なんや!?急に呼吸困難にでもなったんか!?」

天城「む…ね…が……重…くて…息……が…」


提督「ならうつ伏せになるんだ、そうすれば楽だろう?」


天城「無…理……重…くて……自力で…動け……」


龍驤「…もしかして今も寝てたんや無くて、喋られへんだだけか!?」


天城「ていと……助け……ぁ……」


提督「龍驤ナースコールを頼む!俺も先生を呼んでくる!」


龍驤「わかった!しっかりしぃや天城!!」


天城「ひゅ……ひゅ………」

ーー

「天城さんのことを知らせてくれてありがとうございました。お陰で素早く処置を行えました」


提督「間に合ってよかったです」


龍驤「なぁ先生、天城がこうなったのって例の薬のせいなん?」


提督「…あの薬の副作用は記憶をなくすことだ。今回のことは関係ないんじゃないか?」


龍驤「じゃあ腕が腐ってたのが関係してるん?」


提督「…先生、天城は一体どうしてしまったんですか?」


「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞、行動他

「原因は分かりません、こんな例は初めてです……」


提督「それでは天城はこのまま胸が大きくなり続けると…」


龍驤「ウチからしたら羨ましいくらいの症状なんやけどなぁ」


「実は今日提督さんに来てもらったのは、許可をいただきたかったからなんです」


提督「…許可?」


「準備が出来次第、腐敗状態の腕と巨大化した胸を切除する手術を行いたいんです」


龍驤「胸まで切るんか!?」


「現時点ではこれしか方法はありません…」

「艦娘さんに手術を行う場合、所属している鎮守府の提督の許可が必要なのはご存知ですよね?」


提督「…えぇ、何回か経験がありますから」


龍驤「司令官の許可どうこうの前に、天城は承諾したんか?」


提督「…天城はあれほど腕を切るのを嫌がっていたからな」


龍驤「気持ちはわからんでも無いよ。でも記憶を失ってでも腕を切りたくないって言うとったし…」


提督「先生、その辺りはどうなっているんですか?」


「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞、行動他

「本人は腕の事ならもう、覚悟は出来ていると……」


提督「…そうですか」


「ですから、私共が確認を取りたかったのは腕のことでは無いんです」


龍驤「と、いうことは…」


「はい、彼女は最悪の場合、両方の胸の機能を失います。見たこともない症状ですから、もっと最悪なことが起こる可能性もあります」


龍驤「それは…………」


「胸を失うということは、女性にとって大きさ損失になります。勿論そうと決まった訳では無いですが…」


提督「…それでも、天城が助かるにはそれしか無いんですよね?」


「はい、外科的な手段しか方法はありません」

提督「でしたら……お願いします。彼女を…助けあげて下さい」


「…わかりました」


提督「…………」ブルブル


龍驤「司令官……」


提督「とうとう俺が…俺のせいで……足りないものを作ってしまう…」


龍驤「ううん、天城が助かるにはこれしかないんや。それに、まだそうなるとは限ったことと違うやろ?」


提督「だが……」


龍驤「今は…な?天城を信じるしかないで」


提督「天城…………」


「我々も全力を尽くします。どうか悲観せず彼女を見守ってあげて下さい」



下1~3高コンマ 天城の手術の結果やその他起こったこと等

ーー後日


雲龍「天城の手術、成功してよかったわね」


提督「…胸も少し大きいサイズになっただけで、機能に異常無しで良かったよ」


葛城「胸が大きくなる病気なんて…羨ましいと思うけど…」


提督「物には限度というものがある。はっきり言ってあれは…異常だった」


雲龍「呼吸ができないなんて、よっぽどだったのね」


葛城「そうかもしれないけどぉ…」

提督「しかし手術が成功したということは、腕も切除したということだ」


雲龍「えぇ…そうなるわね」


提督「天城…俺のことを恨んでいないだろうか…」


葛城「それは無いと思うわ、助かるにはそれしかなかったんだもの」


提督「…そうだといいが」


雲龍「何かあれば私達も力になるから」


葛城「あ、ここね。天城姉、入るわよ~」コンコン


下1~3高コンマ 天城の様子や台詞等

天城「……」


葛城「天城姉?寝てるの?」


天城「うぁ……あぁぁぁ…!」


提督「…様子がおかしいぞ」


雲龍「もしかして魘されるのかしら?天城、大丈夫?天城?」


天城「あ……あぁぁ………?提督……?」


提督「大丈夫か?ナースコールを押そうか?」


天城「嫌……大丈夫…だ……」ヨロヨロ


葛城「ダメだよ天城!無理に起きなくていいから!」


天城「あぁ……」ポスッ

雲龍「天城、どんな夢を見たか覚えてる?」


天城「港湾棲姫が……夢の中で……天城のことを…」


葛城「港湾棲姫が……」


天城「ふう……もう大丈夫だ。心配かけて済まないな」


雲龍「酷く魘されていたみたいね、寝巻きが汗でびっしょりじゃない」


提督「…特に上半身が濡れているな。着替えるなら俺は出ていくぞ」


天城「あーその、なんだ……これは違うんだよ」


葛城「違うって何が?」

天城「これは汗じゃなくてよ……母乳らしいんだ」


葛城「ぼ!?」


雲龍「提督、少しお話しがあります」


提督「待て待て!俺は何も知らんぞ!」


天城「違うんだって!この母乳は…手術した後に出てくるようになっちまったんだよ…」


雲龍「そんなことって……」


天城「嘘じゃねぇよ、大体提督は龍驤以外に手を出すと思うか?」


雲龍「…それもそうね」


提督「それも問題だと思うが…他に何か無いか?その…腕は切除してしまったわけだが…」


天城「安価」


下1~3高コンマ 天城の台詞、行動他

天城「それは覚悟していたから問題ねぇよ。でも母乳はなぁ…………」


雲龍「腕が無くなるより嫌なの?」


天城「嫌だ!めちゃくちゃ嫌!!」


提督「…どうにかならないのか?胸も小さくできたんだから、それも治りそうな気もするんだが」


天城「それがよ…下手に手術とかしちまうとまた胸が大きくなる可能性があるらしいんだよ」


天城「切除した胸の一部を元に研究するから、それまで待ってくれって……はぁぁぁぁぁ…」


雲龍「時間がかかりそうね」


天城「それまでずっと出っぱなしなんだぜ?ほんと、嫌になるよ…」

提督「…感覚はあるのか?」


天城「あるから困ってんだよぉ!ずっと妙な感触が…はぁぁ……」


雲龍「母乳は元は血液なのよね?なら出なくなるまで絞るというのはできないわね」


天城「それは先生にも言われなぁ、無理するなって」


提督「…我慢するしか無いのか」


天城「なんで天城がこんなことに…こんな性格で母乳垂れ流しなんてカッコつかねぇって…」


下1~3高コンマ この後の展開や誰かの台詞等

提督「…ん?天城、胸は研究に回すんだよな?腕をどうするのかは聞いたのか?」


天城「いや……それは聞いてねぇな」


提督「…なら聞いておいた方がいいだろう。雲龍、葛城、少し待っていてくれ」


雲龍「わかったわ、ここで待っているわね」


葛城「ぼ……母乳……天城姉の…母乳……」

ーー

提督「広い病院を闇雲に探しても拉致があかない。受付で場所を聞いてよかった」スタスタ


提督「……ふむ、ここに居るのか」


提督「あの腐っていた腕はなんなのか、もう研究をしているかもしれないな」


提督「天城に知らせなかったのは、せめてもの気持ちだったかもしれん」


提督「…だがもしそうで無いとすると……」


提督「…とにかく入ってみよう」ガチャ


下1~3高コンマ 医者の台詞や行動、その他部屋の様子等

「ダメだ!今扉を開けるんじゃない!!」


提督「何を言って…………」ガチャリ


提督が扉を開けると、そこには泥状のナニカが部屋中に渦巻いていた。スライムのように形があるわけではなく、本当に泥のようなモノが提督の目に飛び込んできたのだ


提督「な、なんだこれは!?」


「これに近寄ってはダメです!早く扉を……!」


その泥状のナニカは既に人を飲み込んでおり、提督をも飲み込もうと足元から絡みつく。提督は抗おうとするも、相手に実態も無い為どうにもできなかった


提督「うぉっ……!」


「これが…病院内に広がれば…大変なことに……!」


提督「それより、これはなんなんですか!?」


「わかりません…!天城さんの切除した腕が…突然こうなってしまって……!」

「助けを呼ぼうにも……体を飲み込まれて動けないんです…!」


「携帯を使おうにも取り出せませんし、警報機も押せません!」


提督「…なら私が助けを呼びます。私はまだ携帯を…触れます…!」スッ


「お願いします……!」


「こんなものが病院内に解き放たれてしまっては、患者さん達の命が!」


提督「俺はこの携帯を使って…どうすればいい!?」


下1~3高コンマ 提督の行動を。助けを呼ぶ以外の行動でも、なんでも可

提督「冷静に考えて今から救助を呼んでも間に合わない可能性がある……それなら!」


提督「先生…私の上にあるこの装置は…消火装置ですか!?」


「はい…れそれは煙を探知すれば…自動的に水が吹き出すスプリンクラーです…!」


提督「この手のスプリンクラーは…外から強い衝撃を与えても…作動しますよね!?」


「確か…消防がそんなことを…言っていた気がします…!」


提督「やはり…私も…消防に言われたことがあるんですよ…」


「ですが…それが何か関係するんですか…?」

提督「こうするん…です!」ブンッ


「あ…!携帯を……!」


ガシャッ!


提督「………どうだ!?」


プシュ……


「おぉ…!」


ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…!


「警報音…!スプリンクラーが作動しました!」


提督「よし…これで外に知らせることはできました…!」


サァァァァァ……


「水も出てきました…これで救急、消防にも連絡がいった筈です…」

「あ……あれ!?泥が…動かなくなってる!?」


「本当だ!」


「いや動きが弱っているだけだ、油断するな!」


提督「まさか…水を浴びると動きが鈍る…?」


「とにかく、今のうちにコレから出られる人は脱出して下さい!」


「先生!今助けます!!」


「私は自力で出られる!それよりキミは女性を助けてやってくれ!」


「わかりました!」


提督「これは一体…なんだったんだ……」


ーー

こういう行動安価もいいですね


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

お久しぶりです、なんとかまだ生きてます

明日また何度目かの病院で入院か手術等が決まるかと思います


今日は少しだけ体調がいいので、ちょっとだけになるかもしれませんが、やってみようと思います


それではよろしくお願いします

生きてたか、よかった
なにやら大事になってたみたいやね
無理は禁物よ

ーー

北上「これでいいのかな……全部メモったよねぇ……」


明石「だだだだ大丈夫です……」


秋津洲「もしもの時はあたしと明石がいるかも!」


夕張「一応私も居ますよ!」


北上「でもさ~心配なのは心配なの!あたしが病院に戻ってる間に何かあったら……!」


秋津洲「北上さんは心配し過ぎかも!」

北上「あたしは次退院かどうかわかんないんだから、心配にもなるって!」


夕張「でも北上さん、そろそろ出発の時間なんじゃ……」


北上「もうわかってるんだってぇ~~!」


明石「ききき北上さん……そそそそそそんなに龍驤さんのこと…ししし心配なんですね……」


秋津洲「やっと仲直りできたと思ったらこれだから仕方ないかも。まぁほとんど北上さんが心配症なだけかも……」


夕張「ほら北上さん!早くして下さいって!」


北上「うぁ~~!何かあったら絶対!あたしに連絡するように~~!!」ズルズル


秋津洲「…結局最後まで騒がしかったかも」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

病院にて、北上、多摩を助けた球磨とあう、球磨は大井を乗せた車椅子を押している

ーー

北上「……で、なんでアンタ達まで着いてくんのさ」


雲龍「私達は天城のお見舞いついでよ」


葛城「天城姉落ち込んでるらしいし、元気付けてあげようと思ってたの!」


雲龍「目的地は同じなんだし、不都合は無いわよね?」


北上「そうなんだけど……ま、それはいいんだけどさ~…」


葛城「北上さん、何が不満なの?」


北上「あたしの為に付き添いが二人もだなんて…そう思われるのが嫌なんだよね~」

葛城「それくらい我慢してよ!」


雲龍「そうよ、それに貴女は立派な病人なんだから。付き添いがいて何もおかしなことはないの」


北上「むぅ~……」


雲龍「納得いかないかもしれないけど、今は我慢してちょうだい」


北上「……はいはい、諦めましたよ~っと」


葛城「あの北上さんを言い負かすなんて…流石雲龍姉ぇ!」


雲龍「私とは付き合いも長いからよ」


北上「アンタが普段あたしをどう思ってるか…今のでよ~~~~くわかったよ…」


葛城「い、いや!それは…あの……」

北上「はぁ…まあいいけどさ……」


球磨「…………」キイッ


北上「…ん?」


雲龍「どうしたの?」


北上「今の…………」


葛城「今?誰か隣に居ました?」キョロキョロ


北上「隣じゃなくって……あそこ!あれって…」


雲龍「…何処かの鎮守府の球磨ね。誰かを車椅子に乗せてるようね」


葛城「誰を乗せてるんだろ…………」


北上「……大井っちだ」


葛城「え?」


北上「ごめんちょっと……」タタタッ


葛城「あ!北上さん!!」




下1~3高コンマ 話かけられた球磨や大井の台詞、行動他

北上「ねぇ、アンタ達ってさ……」


大井「ひぃっ………!? 」


球磨「すまんがお前とは話せんクマ」サッ


北上「あっ……」


球磨「…こいつは他の北上に酷い目に合ったんだクマ。お前は悪くないけど、北上という存在が悪いんだクマ」


大井「ひ……ぎっ………!!」


球磨「大丈夫、大丈夫クマよ。もうあんなクズは大井の前にはやって来ないクマ」


大井「ぎ……ぎぎぎ……っ!」


北上「……大井っち…」

球磨「わかったらさっさとここから消えて欲しいクマ」


北上「…ならさ、その前に一ついい?アンタ…球磨は最近多摩を助けたこと無い?」


球磨「多摩?うちの鎮守府の多摩なら腰抜けだクマ」


北上「違うって。この病院で、アンタが助けなかった?」


球磨「…………あぁ、そんなことあったクマね。じゃあもしかすると…」


北上「そ、あたしはその妹。多摩姉が言ってた特徴と一致してたから、もしかしたらと思ったんだよ~」


球磨「特徴って……球磨なんてどれも一緒クマ…」


北上「本当はそう思ってないでしょ?」


球磨「…………」

北上「…ま、それはいいけどさ、要はお礼が言いたかっんだよ」


球磨「……偶々助けただけクマ。目に入らなかったら助けてないクマ」


北上「なら偶然見ててありがとね、なんにせよ助かったのは事実なんだからさ」


球磨「……」


北上「…よし、お礼はちゃんと言ったから。じゃあね、お連れさんも元気になるといいね」


下1~3高コンマこの後の展開や誰かの台詞等

球磨「お前、まさかあの噂の鬼畜悪魔ドSカニバリ提督の所の奴クマ?」

多摩「…」タタタッ


北上「ん、今のは多摩姉…お弁当持ってたなぁ……あ、それじゃあお二人さん、あたしはこれで~」


球磨「アイツは……あの北上は例の鬼畜悪魔ドSカニバ提督の艦娘のはずクマ」


球磨「なのになんで……あんなに明るいんだクマ…」


大井「…………」ダラーン


球磨「クマの提督も厳しい人だったはずだクマ。それなのに大井は…………」


球磨「どうして……こうなってしまったんだクマ……」


球磨「……もう……行くクマ」


大井「……」キィッ

ーー

北上「え~っと、多摩姉はどこに行ったんだろうな~」


北上「料理の勉強してるのは知ってたけど、まさか手作り弁当とはね~」


北上「美味しいならレベル高いだろうけど、その前に果たして相手が受け取ってくれるかだよね~」


北上「あの先生って確か女性不信でしょ?そうホイホイと手作り弁当なんか受け取るかな?」


北上「……お、居たみたいだね~」



下1~3高コンマ 多摩と医師との間で起こっていたことやその他台詞等

多摩「あーーん…」


医者「ん……美味しいですよ」


多摩「よかったにゃ……それだけが心配で心配で…」


医者「自分でも味見したんですよね?ほらあーん……」


多摩「んむ……だって…自分じゃ採点は甘くなるにゃ…」


医者「そんな、これだけ美味しいんですから……んむっ」


多摩「どうぞにゃ………そんにゃ、照れるにゃ…」

医者「でも本当に美味し……あれ?貴女は…」


多摩「うにゃ……にゃ?」


北上「あれ?えっと……もしかして二人って…?」


北上「いやいやいやいや、それしか無いよね?多摩姉の膝にお弁当広げちゃってさぁ……」


北上「そうだよ…さっき見た時の違和感……あれ、今ならわかる。お弁当大きいと思ったんだよね…」


北上「まぁでも二人分ならわかるか…十分だよね…」


北上「あ~そっか多摩姉が……うん、よかったじゃん多摩姉!」


下1~3高コンマ 誰かの台詞やその他行動等

二人とも見つめあったあと照れて
医者「実は多摩さんとお付き合いさせてもらうことになりました」

多摩「……」カァァァァァァァ


医者「北上さんは多摩さんとは姉妹だというのに、挨拶が遅れてしまいすいません。実はこの度…」


北上「うんうん、皆まで言わなくても大丈夫だよ」


医者「提督さんにはつい先日ご報告させてもらったんですが、どうも鎮守府はそれどころでは無かったようで…」


北上「あーうん……最近は特に色々あったし、気にしなくていいと思うよ」


医者「また改めてご報告させてもらうつもりです…」


北上「うん、そうしてもらえると助かるかな~」

多摩「……」


北上「…で、この姉はいつまで赤面してんだろうね~」


医者「ふぅむ……」


北上「ん?どったの?」


医者「いえ、こういう表情も可愛いなと……」


多摩「にゃあぁぁ…」カァァァァァァァ


北上「あらら…更に顔紅くなっちゃったし…」


医者「そんなこと言われてましても…事実は事実なので……」


北上「この分だと体まで熱くなってお弁当傷んじゃうかもよ?ほら多摩姉、落ち着いて、ね?」


多摩「安価」


下1~3高コンマ 多摩の台詞、行動他

多摩さんはオチツイテマスヨ?

多摩「しにたい……」


多摩「いくら浮かれてたとは言え…北上にこんな所を見られるなんて……」


葛城「そんなことないわ、多摩さんも女の子なんだもの!」


雲龍「そうね多摩。あと、北上の付き添いで私達も来ていたのよ」


多摩「に"ゃあ"あぁぁぁぁぁ!!」グィーーン


北上「お~~多摩姉のメーター振り切れてるの久しぶりだ~」


医者「え、え?」

北上「今は膝に弁当乗せてるからそうでもないけど、本当は凄いんだよ?」


雲龍「そうね、こうなった多摩は久しぶりね」


葛城「ちょっと、それ私も知らないんだけど!?」


北上「葛城も新人の方に入るからね~知らなくて当然といえば当然だよ~」


医者「あ、あの……多摩さんはどうなってしまうんでしょうか…?」


下1~3高コンマ この後の多摩の台詞、行動他

ねこのごめん寝の姿勢にうずくまる

多摩「……」スチャ


葛城「はっ!弁当をベンチに下ろしたわ!」


医者「ここからどうなるんでしょう?」


多摩「……」スッ


雲龍「…出たわね、多摩のアレが」


北上「あたしも久しぶりに見たね~多摩姉のゴメン寝」


葛城「……?」


医者「あの、これは……?」

北上「二人はネットとかで見たことない?猫が土下座してるみたいに寝てる姿とかさ」


葛城「あ……あぁ~…はいはい…」


雲龍「多摩は恥ずかさのメーターが振り切れるとこうなってしまうの。下手に動かさ無い方がいいわよ」


北上「無理に動かそうとして怪我しそうになったこともあるしね~」


葛城「そんなに暴れるんだ……」


雲龍「暴れるというより顔を見られたくない見たいなの」


北上「だからさ~しばらくはこのまましか無いと思うよ~」


雲龍「もし貴方の休憩時間が迫ってるなら、私達が見ておくから心配しないで」


北上「うんうん、後は任せてくれてもいいよ~?」


医者「安価」


下1~3高コンマ 医者の台詞、行動他

医者「ふむ…これはなんとも…… 」


北上「…もしかして幻滅したとか?」


医者「いえ…むしろ逆で……」


雲龍「更に可愛いってことなの?」


医者「…お恥ずかしながら……さらに魅力的だなと…」


葛城「わわわ、惚気だ……」


北上「先生も多摩姉にゾッコンじゃん~女性不信はどうしたのさ~」


医者「えぇ…全くその通りで……」


雲龍「女性不信は完全に治ったというの?」

医者「完全…と言えるかわかりませんが、多摩さんを好きになれたのは確かです」


北上「そっか……多摩姉、頑張ったんだね」


医者「本当に毎日毎日…こんな自分の何処がいいのか…また騙されるのでは無いかと心では疑っていたんです」


雲龍「生憎、多摩は嘘を付くのは得意じゃないのよ」


北上「龍驤さんの件だって、半分も騙せて無かったしね~」


医者「えぇ…だから自分もようやく気付けたんです。多摩さんは本気で自分のことを…って」


葛城「それに答えてあげる先生も素敵だと思うわ!」


医者「ありがとうございます……多摩さん、これからもずっと、お願いしますね」


多摩「…………うにゃ」


ーー

次はまた体調が良い時にやります


それまでネタ、コメントはお待ちしてます

ゆっくり再開します


ーー


秋津洲「はぁ……ふぅ……」


金剛「秋津洲、大丈夫デスか?」


秋津洲「……うん、平気かも」


金剛「やはり前の提督と会うのは緊張してしまいマスか?」


秋津洲「緊張っていうか……どうしても殴られたりしたことを思い出しちゃうかも」


金剛「……辛い思いをさせてすいません。ですがこれは他の艦娘の為でもあるんデス」

金剛「艦娘に平気で暴力を振るう提督なんて、この世に居ない方がマシデス」


秋津洲「でも…あそこの鎮守府には他の艦娘達がいるかも…」


金剛「わかっていマス、だからこうやって私達の組織が動いてるんデス。そこは安心して下サイ!」


秋津洲「…かも」


金剛「この問題はもっと時間をかけたかったというのが本音デスが、私が下手をこいたせいでもうすぐ色々と資格を失うんデス。その前に、どうしても秋津洲の問題は解決したかったんデス」


秋津洲「…金剛さん」


金剛「さ、最低ゲス野郎に殴り込みデス!」


下1~3高コンマ 秋津洲の以前の鎮守府の様子や前提督の状況等

ーー

金剛「どうデスか鎮守府の様子は?」


秋津洲「……あの頃と何も変わって無いかも。皆んなギスギスして…出撃のことしか考えて無くて…」


?「…」ペチャペチャ


金剛「あの艦娘は…何をしてるんでしょう?地面に座り込んでいるように見えマスが……」


秋津洲「あの子……新しい秋津洲かも。本当にあの頃と同じ……」


金剛「アノ…あれは何を?」


秋津洲「地面にご飯を撒き散らされてるから……それを舐めとってるかも」


金剛「……!」

秋津洲「多分、歯も半分以上は殴られて折れてるから、硬いものは食べれないかも」


金剛「あんな…あんなのっテ!!」


秋津洲「この鎮守府では、出撃で戦果を挙げれないと畜生以下かも。殺されないだけ感謝しろ、が口癖だったかも」


金剛「……これは私にとって最後の仕事に相応しいデスね」


秋津洲「……でも大丈夫かも?あの提督は大人しく組織が~とか、従うとは思えないかも」


金剛「…やりようはいくらでもありマス。秋津洲にも手伝ってもらうかもしれませんが、協力はしてくれマスね?」


秋津洲「あたしでよかったら協力するかも!」


金剛「サァ……いきますヨ~!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こった事等

《ーー

金剛「新人サンの方の秋津洲さんは説得できマシた。あとは貴女に任せマス!」


金剛「…最悪、場合によっては貴女は酷い目に合うかもしれません。でも、協力してくれるというなら……潜入作戦をお願いしマス」


金剛「あの提督の弱味さえ握れば……!あんな奴さっさと拘束できるんデス!」


金剛「秋津洲さん、決して無理はしないで下さい。デスが、何か情報を掴み次第、直ぐに私に知らせて下さいネ!」

ーー》


秋津洲「……あたしが潜入…やったことないけど……」


秋津洲「…ううん、あの提督を野放しにはできないかも。秋津洲が頑張ればいいだけかも!」


秋津洲「だから大丈夫……うん…あたしは…大丈夫………」

秋津洲「…多分新人の秋津洲も無視されてるハズだから、色々と捜索は簡単かも」


秋津洲「提督の弱み……暴力を振るってる瞬間を撮る…とか?」


秋津洲「それとももっと言い訳のできないような物証を掴むしかないかも?」


秋津洲「うーん……難しいかも……」


秋津洲「とりあえず…今あたしにできることをやるしかないかも!」


秋津洲「潜入って何か響きが格好良いし…うん!やってやるかも!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こった事等

ーー


金剛「提督、失礼しマス」コンコン


提督「…金剛か、どうしたんだ?」


金剛「何人か護衛の艦娘を用意してくれまセンか?」


龍驤「なんや?カチコミにでも行こうっちゅうんか?」


金剛「……」


龍驤「な、なんやそのリアクション……まさか…」


金剛「私がやろうとしていることは、カチコミには間違いありまセン。相手は深海棲艦ではありませんが…」


提督「…そうか、証拠が揃ったというんだな?」


金剛「はい、バッチリでシタ」

金剛「秋津洲さんが潜入してもらった結果は素晴らしいものでシタ。様々な盗聴、盗撮データがたんまりデス」


金剛「それに新事実とシテ……あの最低野郎は、艦娘を売春婦扱いしていたようなんデス」


龍驤「それって…売春宿かいな!?」


金剛「それに近いものデス。ゲス野郎は私服を肥やしてもいたようデス」


提督「………そうなんだな」


金剛「私の降格処分まであと数日。今日を逃せば私があいつを捕まえることはできまセン!」


提督「…わかった、護衛を用意しよう」


金剛「ありがとうございマス!」

龍驤「司令官、ウチも行ってええやろか?」


提督「…行きたいんだろう?」


龍驤「そうに決まってるやん!そんな奴ウチが直接しばいたる!!」


提督「…戦力的にも龍驤は申し分無い。あとは今空いている艦娘で……」


金剛「……いよいよ決戦デス」


金剛「最後に大仕事を…提督の為にやってみせマス!!」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こった事等

ーー

ザワザワザワザワ

「何々!?」


「不審者!?それとも侵入者!?」


金剛「お前ら全員大人しくするデース!!」


龍驤「力でどないかしようとしても無駄やからな?」


神通「むしろ…痛い目を見るのはそちらです…」


「ちょっとアンタ達!誰の許可もらってここに来てんのよ!?」


金剛「私に許可なんていりまセンね」


「はぁ!?頭沸いてんの!?」


金剛「……このバッジの意味がわかりませんか?」キラッ


「あ……あぁぁぁぁぁ………」ガクッ


「そん…な…………」


金剛「ゲス野郎…ここの提督の所に案内しなさい。これは命令デス」


「一体…誰が裏切って…………」


金剛「さっさと言うことを聞くデス!」


「…………はい」

ーー地下


「……体調はどうだ?」


「…………」


「そうか、なら安心だ」


「…………」


「あぁこっちは何も問題無い。本当だ」


「…………」


「騒がしいのは気にしないでくれ……いや、お前は何も関係ないんだ」


「…………」


「そんな事は無い、俺はお前を重荷に思ったことなんて一度も無いぞ」

「…………」


「そうだ、俺は金持ちだって言っただろう?お前の治療費なんか余裕さ」


「…………」


「あぁ…俺もだよ」


「…………」


「いや……全てを犠牲にしてもお前の手足を戻してみせる。お前をもう一度…海に立たせてやる」


「…………!」


「無理じゃない、これは…なんとしてでも達成する」


キィッ


「!!……また、様子見に来るからな」


「…………!!」


「大丈夫だ……お前は何も心配しなくていい…」


「大丈夫…だからな…………」

ガチャ


「フンッ、意外と早かったようだな」


金剛「……」


龍驤「アンタ……」


「お前らが来るのはわかっていた、どうせ俺を捕まえに来たんだろう?」


神通「貴方は…あの艦娘は……」


「あ?何を言っているかわからんな。それにしてもアイツら、足止めもできんとは…まぁいい、とっとと俺を拘束しろ」


金剛「……規則に基づき、貴方の自由を奪わせてもらいマス」


「チッ…上手くやっていたつもりだったんだが…俺の悪運もここまでということか」


「所詮……悪事は長続きしないということか……」


金剛「…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こった事等

ドヨドヨ…
ザワザワ……


「嘘…提督が……」


「でも…自業自得だよね……何人も虐めてたし…」


「毎日殴られてる子も居たしね…」


金剛「……」


「オイ、ちゃんと足は用意してるんだろうな?ここから徒歩で詰所なんて笑えるぞ?」


金剛「…輸送の車両は用意してありマス」


「フンッ、ならいい」


龍驤「……なぁ神通…」


神通「わかっています…さっきの艦娘のことは提督に……」

タタタッ


「あ?誰が走って……」


ドンッ


「……ぐっ…!」


金剛「…そこの貴女、どいて下さい。この提督は連行します」


「…………」グリグリ


「がっ……!!」


龍驤「…ん?何か様子が…」


神通「…金剛さん!」


金剛「エ…………?」


「ぐ…が………」バタッ


?「安価」


下1~3高コンマ この提督に虐められていた艦娘の名前と台詞等

夕雲「提督、貴方はもう用済みだそうです」


「な……に…………」


龍驤「あかん!急所に刺さっとる!」


金剛「急いで運ばなければ……!」


夕雲「……うふふ」スッ


神通「…お二人はその人をお願いします。私は夕雲さんを…追います」


龍驤「……わかった、任せたで!」


神通「逃がしません……」

ーー

夕雲「……ふふふ、まいたみたいね」


夕雲「地の利がある私に追いつけるわけないのに…本当にお馬鹿な人……」


夕雲「あの鎮守府の皆んなはダメダメね~もう価値も無いし…」


夕雲「……ついでにあの子にも…トドメを刺しておこうかしら…」


夕雲「……あはは」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こった事等

神通「何処に…あの夕雲は……」


神通「…………」


神通「……居た…!」


神通「でも…様子が……」


夕雲「」ダラーン


「ナニあんた?侵入者?」


神通「いえ私は……」


「まーなんでもいいけどさ、コイツ、預かっといて」


夕雲「」ブランブラン

「なんか調子乗ってたからぶちのめしたけど、反応無くなってつまんないから」


「だからあとヨロシク~」


神通「…わかりました」


夕雲「」ダラン


「じゃ~私達はまた出撃してくるから」


「ねぇあいつ結局誰なの?」


「さぁ、こっちには関係ないことでしょ~」


「ほっとけほっとけ」ザザザッ


神通「……随分と変わった皆さんですね…」


ーー地下

神通「………ここにあの子が居るはずです」


神通「さっきはチラッとしか…見えませんでしたが…」


神通「あれは…あの子には手足が…」


神通「…喋ることはできていたようです…だから…コミュニケーションは取れるはずです…」


神通「話を……聞いてみましょう……」


下1~3高コンマ 手足の無い艦娘の名前とその台詞等

神通「貴女は……」


島風「貴女は何処の人?提督と一緒じゃないとここには来れないはずだよ?」


神通「提督…と…」


島風「だって提督がそう言ってたもん!」


神通「島風、貴女は……いえ、それより提督は…」


島風「え…提督が……どうかしたっていうの…?」


神通「…………」


島風「嘘…だよね……?」

島風「私には提督しか居ないんだよ?ご飯もお風呂もトイレも…全部提督がしてくれてたのに…」


島風「提督が……?嘘…私の前から消えちゃうの…?」


島風「い、いや…………」モゾモゾ


神通「ダメです…動いては……」


島風「嫌だ……捨てないで……殺さないでよぉ……」


島風「嫌だ嫌だ……私は…まだ……」


島風「助けて…提督……提督……」ゴソゴソ


神通「…島風さん」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こった事等

島風「あ…………」


島風「……ひ…」


島風「ひひひ………」


神通「島風さん…?」


島風「ひ……ひひひひひ…」カタカタ


島風「て…い…と…く……」


島風「提督……はひひ…」


島風「提督…提督…………」


島風「ひひひひひひひひひ……」

島風「わ……私ね……」


島風「私…提督の隣に…こうやって座りたかったの…」


島風「ずっと…ずっと…………」


島風「ひ、ひひひひ…」カタカタ


島風「ほら提督…潮風が……」


島風「うん…連装砲ちゃんも嬉しいって……」


島風「私…ずっと提督の隣に……」


島風「きひひひひひひひひひひひひ…」


島風「提督……提督…」ガタガタガタガタ


神通「島風…さん……」


神通「貴女を……このままにはできません…」

「はっ!あいつ地下室から……!」


「あいつを外に出す訳には……」


島風「ぎひひひひ…」ダラーン


神通「…………」


「で、でも……あの艦娘って…」


「それより提督はどうしたのよぉ!!」


神通「貴女達…」


「提督!提督ぅ~~!!」


神通「…お退きなさい」ギロッ


「ひ……」ペタン


「あ、あぁぁぁ……」


神通「…島風さん、もう少し待っていて下さいね」


島風「ひっひひ…ひひひひひ……」


下1~3高コンマ この提督の運命や島風のこの後の展開等

ーー

龍驤「……以上が今回の件についてや」


提督「まさか…こんな大ごとになるとはな…」


龍驤「向こうの提督は一命は取り留めたみたいやで。処置が早かったのが良かったみたいやな」


提督「…流石は金剛と龍驤だ」


龍驤「そういう処置はまぁ…慣れとるし」


提督「…島風はどうなった?」


龍驤「瑞鶴の通ってる病院…多摩と恋仲の先生もおる病院やね。とりあえずそこに入院することになったわ」


提督「…そうか」

龍驤「ほんでこれが…例のもんや」チャリ


提督「これが……」


龍驤「あの提督を始末しようとした連中の情報が記されたメモと鍵や」


龍驤「鍵は貸金庫の鍵で、中身はもう金剛に渡しとるよ」


提督「…ならこれはコピーということだな」


龍驤「死ぬかもしれんっちゅう状況で、これをウチに託したんや。きっと何かあるはずや」


提督「…これから……少しずつ、だな」


龍驤「金剛は独自で動くらしいけど、無茶はせんように言うといたよ」


提督「…こういうものは焦ってはいけないからな」

龍驤「それから…夕雲と島風に聞き取りもやってるみたいやけど、夕雲は黙秘しとるみたいやね」


龍驤「それから島風なんやけど…少し気になることを言うてたらしいわ」


提督「…気になる?」


龍驤「例の男……死んだはずの男が関係してるかもしれへんって話らしいんや」


龍驤「島風とコンタクトを取ろうとしとったってことは……多分…」


提督「…龍驤と同じで…実験台にしようとしていた…」


龍驤「島風はウチよりあれやし…もしかしたらな……」


提督「…謎は深まるばかりか……」


ーー

しんどいのにシリアスはやめておけばよかったです


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

朝霜「んぁ……」


朝霜「んんん……朝か…」


朝霜「ふあぁ……やっぱり懲罰房での目覚めはいいよなぁ…」


朝霜「この誰にでも見られる環境ってのがいいんだよ……」


朝霜「……ま、今は誰も見てねぇけどさ」


朝霜「とりあえず…起きるか……」

朝霜「体に……アザは無ぇか…」


朝霜「司令…あたいの寝込み襲ってくんねぇかなぁ…」


朝霜「一発ぶん殴ってもらえるだけで…あたいは……」


朝霜「…………」ブルッ


朝霜「……おっと、つい想像しちまった」


朝霜「さぁ…今日もちょっかい出しに行ってやるか…っと!」


下1~3高コンマ 朝霜のこの後の行動等

ーー鎮守府近郊の海上


朝霜「深海の奴らにちょっかい出してやろうと思ったが……どいつもこいつも腑抜けしか居ねぇ」


朝霜「せっかくこっちは単艦だってのに……」


朝霜「もっとこう…あたいをボコボコにしてくれるような深海棲艦は居ねぇのか?」


朝霜「はぁ……つまんねぇなぁ……」


ザザザザザザッ


朝霜「敵…!いや、あれはただのはぐれ艦隊か……暇つぶしにもなんねぇ…」


朝霜「ま……見かけたから沈めとくか…」

ーー鎮守府


朝霜「はぁ…結局無傷だったか…」


朝霜「ワザと砲撃くらっても、あたいの練度だとダメージ入んねぇんだよなぁ…」


朝霜「暇つぶしにしてはつまんねぇし……」


朝霜「あ~ぁ…司令か誰かにイジめて欲しいぜ…」


朝霜「ここの奴らは煽っても喧嘩したがんねぇし…それに練度に差があるから殴られても無駄か…」


朝霜「はぁ…今日は無性にドM心が疼いちまうな…」


下1~3高コンマ 朝霜のこの後の行動等

朝霜「お、いたいた」


皐月「朝霜?僕に何か用なの?」


朝霜「実はさ、あたいイジめて欲しいんだよ」


皐月「…実はも何も、毎日言ってない?」


朝霜「違ぇんだよ!今日は特別イジめて欲しい気分のんだよ!」


皐月「僕にはよくわからないけど…でもなんで僕に聞いたの?」


朝霜「皐月って胸好きだよな?だから何か知ってんじゃねぇかと思ってさ!」


皐月「え!?朝霜もオッパイ大好きなの!!」


朝霜「違う、そうじゃねぇって」


皐月「なぁんだ……」

朝霜「あのな、あたいが聞きたいのは胸のことで怒りそうな奴の情報を聞きたかったんだよ」


皐月「なんでわざわざ相手を怒らせるの?」


朝霜「怒りに任せた一撃をくらいたくてな」


皐月「あぁ……」


朝霜「皐月の行動力から言うとよ、ここの奴ら何人か怒らせたこともあるだろ?だからその情報が知りてぇんだ!」


皐月「うーん…これもオッパイも布教と考えたら…教えてもいいのかなぁ…」


朝霜「お、有難いな!」


皐月「じゃあ……安価」


下1~3高コンマ 皐月の言ったこと等

皐月「……龍驤さんかな」


朝霜「あの人って怒るのか?ブチ切れしてるとこなんて滅多に見ねぇぞ?」


皐月「うん……僕もそう思ってたんだ…」


朝霜「皐月…?」


皐月「まさか…あんなに怒るなんて…」ガタガタ


皐月「りゅうじょうさんこわい……」ガクガク


朝霜「おーい皐月~帰ってこーい…」


皐月「…は!ごめん……ついあの事を思い出しちゃって…」

朝霜「皐月がそうなっちまうくらいのことだなんて…」


皐月「うん…もう思い出しくは無いかな…」


朝霜「皐月、龍驤さんになんて言ったんだよ?」


皐月「…本当に知りたいんだね?」


朝霜「あぁ!後悔はしねぇ、だから頼む!」


皐月「……わかったよ、あのね…」


朝霜「…………ふむふむ」


下1~3高コンマ 龍驤が怒った台詞の内容を

ーー

朝霜「司令、失礼するぜ~」ガチャ


龍驤「残念やな、司令官は今用事でここにおらんねん」


龍驤「まぁ鎮守府の中には居るから、直ぐ戻ってくるやろうけどね」


朝霜「いや、龍驤さんがいるならそれでいいんだよ」


龍驤「ウチが?また変なこと企んどるん違うやろな…」


朝霜「あたいが考えてることはいつも一つだぜ?」


龍驤「ほんまにこいつは…」

朝霜「いいじゃねぇか、個人の趣味なんだからよ!」


龍驤「ぐ……それを言われるとウチも弱いな…」


朝霜「龍驤さんとはドM仲間だもんな!」


龍驤「一緒にせんといて!朝霜とウチは遥かに違うからな!」


朝霜「いや~殆ど一緒だぜ?」


龍驤「いいや違う!」


朝霜「本人がそう思ってるだけのパターンだぜ?」


龍驤「うぐぐぐぐ……」

龍驤「……で、何の用なんや!?」


朝霜「かなり強引に話ズラしたな…」


龍驤「ええから早く言い!ウチに用事なんやろ!?」


朝霜「……ま、いっか。龍驤さん、オッパイ吸わせてくれ!」


龍驤「……は?」


朝霜「聞こえなかったのか?龍驤さん!オッパイ!吸わせて!くれ!!」


龍驤「…………」


朝霜「龍驤さんの!そのオッパイを!あたいに吸わせてくれぇ!」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

龍驤「…ウチ吸うほどおっぱい無いで?」


朝霜「あれ……?」


龍驤「いや見たらわかるやろ?ウチ小さい方やし…」


朝霜「そうじゃなくてよ……怒らねぇのか?」


龍驤「なにが?」


朝霜「いやその…オッパイ吸わせてくれって言ったのに…」


龍驤「若干イラっとしたけど、怒る程でもないで……あ、朝霜ウチ怒らそうとしたんか!」


龍驤「残念やったな、ウチは滅多なことやと怒らんで~」


朝霜「……どういうことだ?」

龍驤「どういうことも無いっちゅうねん、ウチはそれくらいじゃ怒らんってことや」


朝霜「実はよ……この情報は皐月から聞いたんだ」


龍驤「皐月…?」


朝霜「過去にこう言ったら龍驤さんが激怒したってな」


朝霜「皐月の奴、思い出しただけで震えてたんだぜ?」


朝霜「なぁ龍驤さん、これって……どういうことなんだよ?」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

龍驤「あぁ、あのときかぁ…あれはあんまりしつこいからちょっち怖がらせるつもりやってん……」


朝霜「なんだそういうことだったのかよ…」


龍驤「朝霜もわかってきとるやろ?ウチが滅多なことやないと怒らんのは」


朝霜「そう、だからこれは!……と思ったんだよなぁ…」


龍驤「目論見が外れて残念やったね」


朝霜「ちぇっ……」

朝霜「…じゃあ龍驤さん、誰か怒りそうな人知らねぇか?」


龍驤「なんでアンタに教えなあかんねん!」


朝霜「教えてくれたら司令に迷惑はかけねぇぜ?」


龍驤「……これから忙しいから、邪魔されたらかなわんな…」


朝霜「だろ?だからさ!教えてくれって!」


龍驤「でもなぁ……」


朝霜「今日機嫌悪い奴でもいいし、こいつにこんな事言うと怒るって情報でもいいからよ!」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

ーー病院


天城「誰だよお前は」


朝霜「だーかーらーあの鎮守府で世話になってるって言ってんだろ?」


天城「嘘つけ、名簿には朝霜の名前なんて無かったぞ」


朝霜「当たり前だ!あたいは勝手に住み着いてるだけだならな!」


天城「なんだよそれ……」


朝霜「だからあの鎮守府の話は知ってるぜ?『足りないもの』の話してやろうか?」


天城「チッ……それを知ってるってことは…マジか」

天城「で、わざわざ何の用だよ?挨拶にしては遅すぎねぇか?」


朝霜「まぁな、だから天城に用事があってここまで来たんだ」


天城「わざわざ病院まで…ご苦労なこって」


朝霜「あたいは目的の為なら手段は選ばねぇからな!」


天城「はいはい……で、天城に何用だ?」


朝霜「こうするんだよ」むにゅ


天城「!!」


朝霜「あと天城、お前の母乳吸わせてくれよ!!」


天城「安価」


下1~3高コンマ 天城の台詞、行動他

天城「頭イカれてんのか?生娘なのに乳が出るわけねぇだろ」


朝霜「なに?病気の影響で母乳が溢れて出てんじゃないのか?」


天城「残念だったな!効く薬がわかったんで、もう止まってんだ!」


朝霜「なんだと……」


天城「お前も皐月と同類なのはわかった。ほら、とっとと帰れ」


朝霜「こんなはずじゃなかったのに…」


天城「あ、提督と龍驤さんにはよろしく言っといてくれよ~」

朝霜「天城にぶっ飛ばしてもらう為だけに…わざわざここまで来たってのに…」


朝霜「くそ…成果なしじゃ帰れねぇ…」


朝霜「何処か…あたいを虐めてくれる奴は…」


朝霜「あたいのドM心を…満足させてくれ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

朝霜「……色々と考えた結果、やっぱり深海の奴らに相手してもらうのが無難だな」


朝霜「探しに行くのはドSと噂の護衛棲水姫だ。なんでも少しずつ削り取られるらしい」


朝霜「あたいくらいの練度だと物足りねぇかもしんねぇけど…」


朝霜「それでも他に当てはねぇし、行くしかねぇだろ!」


朝霜「待ってろよ護衛棲水姫!」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ズズズズズ……


朝霜「あぁ…コイツもダメだった……」


朝霜「護衛棲水姫も…ただの深海棲艦だった…」


朝霜「こんなんじゃあたいは満足できねぇ……」


朝霜「もっと…もっと刺激を……」


朝霜「体が…疼いて仕方ねぇ……!」


下1~3高コンマ 朝霜のこの後の行動やその他起こったこと等

ーー

朝霜「…………」座禅


提督「…朝霜は何をやっているんだ?」


龍驤「なんかな…欲求不満が一周して悟りを開いたらしいねん…」


龍驤「煩悩もなくなった言うてたけど…」


提督「…じゃあ何故執務室に居座っているんだ?」


龍驤「それはわからんわ……」


朝霜「……」


提督「…今までみたいに、変なことを言い出すよりかはマシか?」


龍驤「……そう思っとこか…」


ーー

書いてても体調がスカッとしません
またゆっくり休むかもしれません


それまでネタ、コメントはかなりお待ちしてます

ーー

瑞鶴「龍驤さんとこの病院に来るのは初めてかしら?」


龍驤「そうかもしれんね、ウチはこの病院にはお世話になって無いし…」


瑞鶴「私も普段は翔鶴姉や加賀に付き添ってもらってるからね」


龍驤「多摩や北上なんかとも行っとるわなぁ」


瑞鶴「目的地が同じだから自然とそうなったのよ」


龍驤「特に最近は多摩やろうなぁ…」


瑞鶴「先生とはうまくいってるみたいで、私も安心したわ」

龍驤「……あの子は元気やろか」


瑞鶴「例の島風ね。向こうの提督は生きてるんでしょ?ならまだマシじゃない?」


龍驤「でも島風は両手足が無いんや。ウチの苦労とは比べ物にならんはず…」


瑞鶴「龍驤さん、そういうのは比べるものじゃないわよ?」


龍驤「…………うん、せやったね」


瑞鶴「貴女がそんな事言っちゃうなんて珍しいわね」


龍驤「動揺してんのかな…」


瑞鶴「ま、会えばどうとでもなるわ。島風、入るわね?」ガチャ


下1~3高コンマ 部屋の中や島風の様子等

島風「瑞鶴さんと……誰?」


瑞鶴「龍驤さんよ。ほら、何度か話してあげたでしょ?」


島風「貴女が……」


龍驤「なんて聞いとるかは知らんけど、ウチがその龍驤や。よろしくな島風」


島風「うん……」


龍驤「なんや、思ったよりも大人しそうな子なんやね」


島風「だって…大人しくしてないと…提督が迎えに来てくれた時…困っちゃうから…」


龍驤「…そうか、うん」

島風「ねぇ瑞鶴さん、提督のこと何か聞いてないの?」


瑞鶴「残念ながら…ね」


島風「提督……」


瑞鶴「何も無いってことは順調なんだと思うわよ?状態が悪い方に進んでたら、何かあるでしょうし」


島風「じゃあ…特別良くもなってないってことだよね……」


瑞鶴「……否定できないわね」


島風「提督……提督…」

龍驤「島風は提督のことが大好きなんやね」


島風「好き…それに私には提督が居ないと…何もできないし…」


瑞鶴「でも今は看護師の人達にお世話してもらってるでしょ?」


島風「違うの…そうじゃないのぉ……」モゾモゾ


龍驤「落ち着き島風、な?ウチはその気持ちわかるから」


島風「ん……」


龍驤「そうやなぁ…せっかくやからウチに何か質問とか無いか?」


島風「龍驤さんに……」


龍驤「ウチのことでもええし、鎮守府のことでもええ。なんでも聞いてくれてええで?」


島風「安価」


下1~3高コンマ 島風の質問内容を

島風「私の鎮守府の皆は今…どうしてる?私…一部の艦娘にはあまり好かれてなかったけど…皆んなのことは心配…」


瑞鶴「……龍驤さん」


龍驤「うん…島風には全部言うといた方がええかもね」


島風「え、何……なんの話なの……?」


龍驤「ええか島風…落ち着いて聞いてな?」


島風「え、え…………」

龍驤「まずな…島風のとこの提督は…艦娘に暴力を振るっとるような奴やってん」


龍驤「沈む一歩手前までの連続出撃は当たり前で…独自のノルマを達成できへんだら……」


龍驤「事実、何人かの艦娘は顔にアザがあるような子もおった」


龍驤「だから…あの鎮守府の艦娘の八割九割は…もうあそこにはおらんよ」


龍驤「あ、でも安心してな。その子らは保護団体が保護してくれくれてるから」


龍驤「金剛がうまく動いてくれたみたいやね……うん」

龍驤「あとな……艦娘を利用して……売春宿も経営しとったらしいんや」


龍驤「それは利益が凄くてな…提督はかなりの資金を持ってたはずなんや」


龍驤「でも…実際には殆ど金は持ってなかった」


龍驤「最初はどっかに隠しとると思われとったけど…そうやなかったみたいなんや」


龍驤「全部……島風の為に使われとったらしい」


龍驤「覚え…無いか?専用の治療器具とか…医療用のベッドとか……」


島風「……」

龍驤「艦娘に暴力を振るってた理由はわからん。ストレス発散なんか…現実逃避やったんか…」


龍驤「それでも…艦娘に手を出したのは事実や」


龍驤「提督は退院次第…逮捕されることになっとる」


龍驤「島風のとこに色々聞きに来た人おったやろ?あの人らな…警察と上層部の人やってん」


龍驤「提督は残念かもしれんけど……艦娘のことは心配さんでもええからな?」


龍驤「だから今は…ゆっくりしとき……」


島風「安価」


下1~3高コンマ 島風の台詞、行動他

島風「逮捕……?提督ともう会えないの…!?嫌だよ!治ったらいろんなモノ見て回ろうって!一緒にいようって約束したのに!!」


瑞鶴「島風……」


島風「嫌だ…嫌だよぉ……提督ぅ……」


瑞鶴「龍驤さん…やっぱり伝えない方がよかったんじゃないの?」


龍驤「……ウチやったら知らせて欲しいと思ってん。希望が大きくなれば…期待が大きくなればなるほど…裏切られた時のダメージは深刻になってしまう」


瑞鶴「……」


島風「提督……提督、提督……」モゾモゾ


龍驤「心が壊れてしまったら…立ち直るのは容易では無いんや…」

龍驤「……島風、ちょっとだけ話聞いてもらえるか?」


島風「提督…………」


龍驤「このままやと島風は退院した後は施設送り…というより、また別のとこに入院になるんや」


龍驤「それでな…ウチらでよかったら面倒見たろうと思ってんねん」


龍驤「ウチを見てもらったらわかるけど…こんなんが何人もおるような鎮守府や」


龍驤「今までとは違って、ベッドに寝たきりっちゅうことも無くなると思う」


龍驤「自由に動けるようになるかはわからんけど…ええ環境なんは間違いないと思うで?」


龍驤「島風…どうやろか?」


島風「安価」


下1~3高コンマ 島風の台詞、行動他

島風「提督がいないと…嫌だよ……」


瑞鶴「でも提督は…」


島風「いいもん…出てくるまでずっと待ってるもん…十年だって…二十年だって…」


島風「提督が居ない世界なんて…私には考えられないの……」


龍驤「……そうか、変なこと言うてごめんな?」


島風「ううん…でも私には提督しか居ないから……」


龍驤「ええで、うん…島風がそう言うんやったらええよ」

龍驤「でもな…考えが変わったりしたらまた言うてな?ここには何回も来るやろうし…その度に寄らせてもらうからな?」


島風「……うん」


瑞鶴「…元気出しなさいよ島風。暗い貴女なんか、提督に見られたくないでしょ?」


島風「そう…だね……」


龍驤「瑞鶴…ほな行こか」


瑞鶴「島風、何かあったらいつでも言ってきていいのよ?番号は教えた通りだから」


龍驤「いつでもかけてきてくれてええからな?迷惑違うって看護師の人にもそう言うといて~」


島風「……うん」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー


提督「……ふむ」


龍驤「難しい顔して資料眺めて…どうしたん司令官?」


提督「…島風の鎮守府があるだろう?あそこが今大変なことになっているらしい」


提督「前線の配備が薄くなった上、後任の提督も残った艦娘の手綱が握れてないそうだ」


龍驤「あそこは艦娘が九割近くも居らんようになったし…配備が薄くなるのはしゃあないけど…」


提督「…あれからかなりの数の艦娘が着任したようで、人数的には問題無いはずなんだ」


提督「だか資料を見る限りは……まともにコミュニケーションも取れていないようだ」


龍驤「そうなんか……」

龍驤「助け船…出したるん?」


提督「…要請は来ていないが……助けが欲しいのは事実だろう」


龍驤「でもウチらも余裕無いで?今やと支配海域を維持するのにそれなりの戦力は温存しとかなあかん」


龍驤「空母不足に戦艦がおらんかった頃とは違うんや。下手に戦力が無くなるのはあかんと思うよ」


提督「あぁ……わかっている」


龍驤「冷たいかもしれんけど…要請も出てないのに、助けたるのはやめて欲しいかな」


提督「…そうだな」


龍驤「……これも司令官と皆んなの為なんや」

提督「………ふぅ…」


龍驤「あの鎮守府…そんなに気になるん?」


提督「…気にならないと言えば嘘になるな」


龍驤「なんでそこまで気になるん?」


提督「今の提督では無く…捕まった方の提督と俺は似てると思ってな」


龍驤「司令官が捕まるような奴と一緒なわけないで!」


提督「いや…俺も一歩間違えればあぁなっていた」


提督「あの提督は島風の為に…全てを捧げていた。私生活も出撃も……」


提督「金も、全てだ。その気持ちは…俺にはわかる」


龍驤「……」

提督「もし龍驤が島風と同じ状態までになってしまっていたら…俺は……」


龍驤「…司令官、キミはキミなんやで」


龍驤「他の誰でも無い…ウチが大好きな司令官なんや」


龍驤「だから他の人の事と自分を比べるのはやめて欲しいな…」


龍驤「な、司令官……?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞やその他起こったこと等

提督「ああそうだな…龍驤とは出来ればずっと一緒に居たいよ」


龍驤「わかってくれた司令官?」


提督「…あぁ」


龍驤「あのな…あの提督と司令官が似てるっていうのはわかんねん」


龍驤「島風はかなり愛されてて…島風も提督を愛しとった」


龍驤「でも…あの提督は大きな間違いを犯したんや」


龍驤「だから…そんな人に似てるなんて言うて欲しくなかってん…」


提督「…すまなかった」


龍驤「わかってくれたら…ええんよ……」

提督「…いつまでもこうしてはいられん。仕事に戻ろう」


龍驤「……せやね!まだまだやることは一杯あるで!」


ピピピピピピ…


龍驤「ん、内線?」


提督「…俺が取ろう。もしもし?」


黒潮『司令はん、病院からお電話やわ~』


提督「…どこの病院だ?」


黒潮『瑞鶴はんとかがお世話になってる方やで。でもうちらの艦娘についてや無いみたいやわ~』


提督「俺達じゃないとすると…島風からか?」


黒潮『それはわかれへんけど…とにかく繋ぐわな~』


提督「…あぁ、頼む」


下1~3高コンマ 電話の内容とは?

提督「………緊急事態だ!」


龍驤「ど、どないしたんよ!?電話中もかなり焦ってたみたいやけど…」


提督「島風が…病院から脱走したらしい」


龍驤「あの島風がか!?一体どうやって逃げたんや!」


提督「監視カメラには連装砲ちゃん達が映っていたそうだ。島風を抱えていたんだろう」


龍驤「なんちゅうアグレシッブな連装砲なんや…」


提督「自立型なのに島風の側に居ないのはおかしいと思っていたんだ。まさか……」

龍驤「行き先は…提督の元やろか?」


提督「…恐らく、あいつがいる収容所だろう」


龍驤「ウチらはともかく…島風は場所知ってるんやろか?」


提督「…わからん。島風も連装砲ちゃんも…知らない可能性がある」


龍驤「それやとマズイな、あの状態の島風がウロウロするとなると…体力の消耗もあるし…何より危険や」


提督「何かあってからでは遅い…至急捜索を始めよう」


龍驤「そういうことやったら…ちゃんと探したろか!」


下1~3高コンマ 島風の行き先やその他起こったこと、その結果等

ーー

龍驤「島風が見つかったてホンマか!?」ガチャ


天津風「貴女…」


長波「知ってるぜ、カニバ提督の艦娘だろ?」


龍驤「それは…今はええわ。それより島風は…」


長波「あたし達が連れ戻した、心配いらねぇよ」


天津風「行き先がわかっていたから簡単だったわ」


龍驤「よかったわぁ……」

天津風「そこまで心配しなくてもいいわよ?こんなこと、前にもあったのよ」


長波「前は提督の出張先に行こうとしてたんだっけ?」


天津風「そうよ、全く島風ったら…」


長波「連装砲ちゃんもだろ?」


天津風「はぁ…そうね」


龍驤「そうやったんか……」


長波「あーだからよ、こっから先はあたし達に任せてくれたらそれでいいから」


天津風「…というより貴女達と下手に絡みたくないのよ。ただでさえ鎮守府は大変だっていうのに…これ以上ややこしいことはごめんなの」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

龍驤「取り敢えず、これだけはハッキリ言っとくけどな……」


天津風「何?変に脅してもビビると思ったら大間違いよ?」


龍驤「違う、アンタらの聞いとる噂は、全くの事実無根なんや」


長波「へぇ、面白いこと言うじゃん。あのよ、火の無い所に煙は立たないって言葉知ってるか?」


龍驤「……その火はウチらがおこしたもんや無いんや」


長波「…どういうことだ?」


龍驤「とにかく、一回ウチの話聞いてくれるか?」

ーー


龍驤「…っていうことで、司令官はそんな人や無いねん」


龍驤「司令官はウチみたいな艦娘を引き取って、その艦娘が出撃してるのは事実や」


龍驤「でも、それは決してウチらから言い出したことやない、あの子らが恩を返したいって出撃してくれるんや」


龍驤「司令官ほど優しい人をウチは知らん。だからこれ以上悪く言うのはやめてくれるか?」


龍驤「司令官は…ウチが大好きな人やねん」


長波、天津風「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

天津風「まぁもしかしたらウチの子が近々お世話になるかもしれないし、そう言うことにしてあげるわ」


龍驤「だからやな……」


長波「例えそうだとしても証拠が無い、だからこの話はこれで終わりだ」


龍驤「アンタら……」


天津風「わざわざ島風を探してくれたのは感謝するわ。そこはお礼を言っておくわね」


龍驤「…そうか」


長波「だから今日はもう帰ってくれ」

龍驤「……もう一つだけええか?」


長波「なんだよ!早く帰ってくれって言っるだろ!」


龍驤「そこや、そこが気になんねん」


長波「はぁ?」


龍驤「なんでウチに早く帰って欲しいんや?司令官が変な人物やと思っとるだけと違うやろ?」


天津風「何を言ってるのよ…」


龍驤「なんや?何かを隠しとるんか?それとも何か事情あるんか?」


下1~3高コンマ どちらかの台詞や行動、又は起こったこと等

長波「いいから帰れよ!うちの島風をどうしようがあたしらの勝手だろ!!」


龍驤「どうしようって…まさかお前ら……!」


天津風「大丈夫よ、島風には今日は何もしないから」


龍驤「そんなん信じられるか!」


天津風「いいの?これ以上病院で騒ぐとまた変な噂が立っちゃうかもしれないわね」


龍驤「ぐ……」


天津風「悪いことは言わないわ、早く帰ってちょうだい」

龍驤「……今日の所は帰らせてもらうわ」


龍驤「でも!アンタらを信用したわけや無いからな!」

ペタ…ギッ…ペタ…ギッ…


長波「…やっと帰ったかあのカタワ」


天津風「ちょっと、そんな言葉使わないで……」


長波「あたしに指図すんな!」バシッ


天津風「……っ」


長波「どいつもこいつも…ふざけやがって……!」


長波「…………」ブツブツ


長波「……大人しくあの世に行けると思うなよ…」


天津風「……」


ーー

島風はどうなってしまうのでしょうか
解決するまで自分の体力は持つでしょうか



それでは引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ゆっくりやっていきます


ーー


龍驤「……さて、突然やけど今日は嘘をついても許される日や」


龍驤「ここの連中に何かされる前に、今年はウチから仕掛けたろうと思ってんねん!」


龍驤「相手はやっぱり司令官かなぁ…それとも他の奴にするか…」


龍驤「うーん…悩むなぁ……」


龍驤「……よし!イタズラの内容は決まったで!」


下1~3高コンマ 龍驤の仕掛けたモノや言動、又は起こったこと等

ーー


龍驤「司令官、ちょっとええかな……?」


提督「…どうした?久しぶりに体調でも悪くなったのか?」


龍驤「違うねん、そうや無くてな……」


提督「…?」


龍驤「ウチ……豊胸手術…しようかなって……思ってんねん…」


提督「な…に……?」


龍驤「ウチも…色々考えた結果やねん……」

提督「何故そんな考えになったんだ?」


龍驤「あのな…司令官も男やろ?男の人って……大きい胸とか好きやん…」


提督「…そんな事はない。俺は龍驤の体が好きなんだ」


龍驤「でも…ウチの胸が大きいことに越したことは無いやろ?」


提督「それは……」


龍驤「ウチはいつも司令官に気持ち良くさせてもらってばっかりやから…ウチも司令官を愉しませたいねん」


龍驤「そうしたら…ずっとウチのこと大切にしてくれるやろ?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「ならちっぱいは朝霜で楽しむしかなくなるな…」


龍驤「……はぁ?」


提督「…龍驤が豊胸するなら、必然的にそうなるだろう?」


龍驤「いやそうや無くてや…………」


龍驤「司令官……朝霜と関係持ってたんか?」


提督「…………」


龍驤「それとも…ウチの考え過ぎなんか……?」

龍驤「ウチの代わりに朝霜を……って話しなんやでなぁ?」


龍驤「まさか…今までに関係あったんと違うでな……?」


提督「……」


龍驤「なんとか言ってや…司令官…」


龍驤「まさか……浮気してたん…?」


龍驤「朝霜と……裏であんなことやこんなこと…してたん…?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「全く…………今日の日付を思い出せ……」


龍驤「あ…………」


提督「自分から仕掛けてきておいて……それは無いだろう…」


龍驤「だって……司令官が…」


提督「それを言うなら龍驤からだろう?」


龍驤「う…………」


提督「…龍驤は嘘をつけないのに、何故あんな事を言い出したんだ?」


龍驤「だって…毎年ウチが引っかかってばっかりやから……」

提督「…なら今日は俺の部屋に居るといい」


龍驤「え…?」


提督「仕事はそこまで忙しく無いし…俺一人でなんとかなるだろう」


龍驤「でも……ええの?」


提督「…龍驤が落ち込む所は見たくないからな」


龍驤「司令官……ほな、お言葉に甘えよかな…」


提督「…何かあれば内線で呼び出すから、そこだけは準備しておいてくれ」


龍驤「……わかったで!」



下1~3高コンマ この後の展開や次の仕掛け人の内容等

ーー


夕張「提督、失礼します!」


提督「…どうした夕張?」


夕張「あれ?龍驤さんはどうしたんですか?」


提督「…少し休んでいるだけだ」


夕張「そうだったんだすか…いえ、今は関係ありません!」


夕張「提督、これを受け取って下さい!」パシーン


提督「…これは?」


夕張「辞表です!私、艦娘をやめるんです!」


提督「……」

夕張「実は私、アイドルにスカウトされたんです!プロデューサーさんが私をスカウトしたいって言ってくれたんです!」


夕張「だから私本気でアイドルを……!」


提督「…嘘にしては大胆過ぎるな」


夕張「へぇ!?」


提督「工廠にいつも居る奴が、どうやってスカウトされるというんだ?」


夕張「あ……」


提督「…嘘をつくならもっと現実味のあるものにしないとな」


夕張「いけると思ったんだけどなぁ…」


提督「…それくらいじゃ俺は動揺しないな」

夕張「じゃあどんな嘘ならよかったんですか?」


提督「夕張の場合なら…資材がどうにかなってしまったと言われたら…動揺したかもしれないな」


夕張「そっか…なら来年はそっちの方面で……」


提督「…だがこれは今言ってしまったから、同じことを言っても無駄だがな」


夕張「あぁ……」


提督「…夕張も嘘をつくのが下手だからな」


夕張「いいじゃないですかぁ……」


コンコン


提督「…ん、誰だ?」


瑞鶴「提督、少し大丈夫?」


提督「…あぁ、どうしたんだ?」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞、行動他

瑞鶴「あのね…お願いがあるっていうか……」


提督「…瑞鶴がそんなことを言うのは珍しいな。力になれることなら手伝おう」


瑞鶴「加賀とね……式をあげたいの…」


夕張「式……結婚式ですか!?」


瑞鶴「うん……そうなの」


夕張「な、なんだってまた……?」


瑞鶴「加賀と私って女の子同士でしょ?それに…二人とも艦娘だから…本当に結婚できないのはわかってるの」

瑞鶴「提督はそんなことしないってわかってるけど…私達は明日沈んでもおかしくない存在なの」


瑞鶴「だからせめて……形に残ることがしたいなって……」


瑞鶴「ここの皆なら…祝福してくれるとも思ったし…」


夕張「艦隊をあげての式なら結構な規模になっちゃいますね…どうしますか提督?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「…瑞鶴、必死に笑いを堪えてるところ悪いが、全く隠せてないぞ?」


夕張「え、あ!なんだ~四月バカか~~」


提督「内容だけなら真実味があったが…そんか顔をされたら嫌でもわかってしまう」


夕張「私はわかりませんでした…」


提督「夕張は騙せていたみたいだが…まだまだだな瑞鶴?」


瑞鶴「安価」


下1~3高コンマ 瑞鶴の台詞やその他の人物の台詞や起こったこと等

瑞鶴「え……?エイプリルフールって午前中だけじゃなかったの?」


提督「……そうなのか夕張?」


夕張「それが嘘だって聞いたことありますけど…」


瑞鶴「え、え……私そんなつもり無かったのに…」


提督「あ…!いやその……」


瑞鶴「本当は昨日の夜中に相談しようと思ってたけど夜遅かったし…午前中なら嘘だって言われるかもしれないから…わざわざ午後まで待ったのに…」グスッ


夕張「提督…!」


瑞鶴「顔ぐらい……ニヤけるわよぉ……ここの皆んななら祝福してくれるかなって思ったのにぃ……」グスグス


提督「い、いや……あれだ……」


瑞鶴「う……うっぅぅ………」

バァン!!


加賀「……瑞鶴を泣かせたのは誰かしら?」


夕張「加賀さん…!!」


提督「いや、これはだな……」


加賀「成る程、状況はわかりました。二人とも、覚悟はできていますね?」チャキ


夕張「待って下さい!!私は無関係です!!」


加賀「瑞鶴が泣いている場にいる時点で有罪よ」


夕張「そんな……!!」


加賀「……覚悟なさい」


提督「……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

瑞鶴「やめて…加賀……」クイッ


加賀「瑞鶴……でもこの二人は貴女を傷付けたのよ?」


瑞鶴「ううん……私も悪いから……」


加賀「でもそれは……」


瑞鶴「それより…私の為に怒ってくれたのが嬉しいから……」


加賀「…当たり前よ。どんな時でも貴女を守ると約束したじゃない」ギュッ


瑞鶴「うん…………加賀…」


加賀「大好きよ瑞鶴……」

夕張「あちゃ~…イチャつき始めちゃいましたね」


提督「…………」


夕張「どうしますか?止めるように注意しますか?」


提督「いや……止めなくていい」


提督「これについては…俺が悪いんだ」


夕張「でもここは執務室ですよ?」


提督「…この時間なら誰も来ないだろう」


夕張「えぇ~……」

提督「それより……ちゃんと挙げてやるか…」


夕張「揚げる?エビフライですか?」


提督「…そっちじゃない。式を…だよ」


夕張「あぁ…!瑞鶴さんと加賀さんの式ですか?」


提督「…そうだ、今回のお詫びを兼ねてな」


夕張「いいと思いますよ!二人も、皆んなも喜ぶと思います!」


提督「細かい所は色々と決めていかなければいけないが……とりあえず、式は挙げることにしよう。それでいいな瑞鶴、加賀?」


瑞鶴、加賀「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

瑞鶴「提督…本当にありがとう…加賀と付き合いはじめてから…ずっと夢見てたの」


提督「…そうだったのか」


瑞鶴「ここに来て皆んなと集合写真撮ってから……ずっと憧れたの…」


瑞鶴「ドレスを着て……写真に写りたいなって…」


夕張「あの……こんな事言っちゃダメかもしれませんけど、瑞鶴さんって…写真を鮮明には見れませんよね…?」


夕張「あの装置を使っても精度の悪い白黒にしか見えませんよね…?」


瑞鶴「違うの…私が見たいんじゃなくて…加賀にそれを持っていて欲しいのよ…」

瑞鶴「大切な人に…私の大切な写真を持っててもらうって…憧れない?」


夕張「あー…わかるような……わからないような…」


瑞鶴「……だからね、私が見れるどうこうじゃないの。形として残して欲しくて…」


提督「…俺はわかるぞ。だから瑞鶴の夢を叶えよう」


瑞鶴「提督……」


提督「…加賀もそれで許してくれるか?」


加賀「安価」


下1~3高コンマ 加賀の台詞、行動他

加賀「もちろん、赤城さんたちもきちんと呼んでくださいね?」


提督「…前の鎮守府のだな。赤城以外にも呼びたい奴がいるなら教えてくれ」


加賀「えぇ、わかったわ」


瑞鶴「赤城さん……」


加賀「赤城さんなら私達の事も祝ってくれるはずよ」


瑞鶴「うん…そうよね……」


加賀「…わかりました、今回の件はそれで許してあげます」


提督「…ありがとう」


加賀「ただし、次はありませんからね?」


提督「あぁ…よく覚えておくよ……」


ーー

瑞鶴と加賀の式が内定しました


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー


提督「…今日は龍驤の進水日改め誕生日だ」


提督「毎年…というより、龍驤と付き合うようななってから、花束を送るのが決まりになっていた」


提督「だが…たまには違う形で祝福してやってもいいだろう」


提督「何かプレゼントをあげるのか…それともイベントを開催してやるのか…」


提督「ふむ…どうするか……」


下1~3高コンマ 提督のとった行動やその他起こったこと等

ーー食堂


提督「…今年は手料理を作ってみることにしよう」


提督「俺は菓子類を作るのは得意だ。だから多分、料理もできる……はずだ」


提督「失敗はしないだろうが……味付けに自信が無いのは少し不安だな」


提督「だが俺も男だ……やるしかない」


提督「失敗は許されない…!」


下3 提督の作った料理とそのコンマを

ーー

龍驤「……あのな司令官、ウチの為に料理を作ってくれたのは凄く嬉しいねん」


提督「…あぁ」


龍驤「味も美味しいし、見た目も悪くないねん。むしろお店に出してもおかしくないレベルやと思うで」


提督「…そう言ってくれて嬉しいよ」


龍驤「でもな…………なんで料理がお好み焼きともんじゃ焼きなん?」


提督「…………」


龍驤「粉もんと粉もんって……」


提督「…気付いたらそれが出来ていたんだ」

龍驤「違うねん、作ってくれたのが嬉しいんやけどな……もっとこう…食い合わせとか…」


提督「…そこまで考えてなかったんだ」


龍驤「うん、美味しいんやで?でもな、味が変われへんのはちょっち辛いというか…」


提督「そうだよな……食感が変わるくらいだからな……」


龍驤「落ち込まんといてぇな司令官!味は美味しいんやから!」


提督「……ありがとう」


下1~3高コンマ 次にとった提督の行動やその他起こったこと等

提督「……よし、龍驤はそこで待っていてくれ!」


龍驤「んぇ?」


提督「最初から俺の得意分野をいけばよかったんだ。とっておきの菓子を作ってくる!」


龍驤「そんな必死にならんでもええんやで?さっきの粉もんでもウチは十分嬉しかったし…」


提督「…そういうわけにもいかないさ。龍驤の誕生日は年に一度しか無いんだからな」


龍驤「そう言うてくれるのは嬉しいけど……無理はせんといてな?」


提督「大丈夫だ、龍驤は何も心配しなくてもいい」


提督「よし……やるぞ!」


下3 提督が作ったものとそこコンマを

ーー

龍驤「…うん!このガトーショコラ美味しいで!流石は司令官やね!」


提督「……違う」


龍驤「何が違うん?いつも通り美味しいで!」


提督「そうだ、いつも通りなんだ……失敗はしなかったが、特別なものも作れなかった…」


龍驤「そこまで気にしやんでも…ウチにはこれで十分やで?」


提督「ダメだ……これでは龍驤に気持ちが伝わらない…」


提督「俺がどれだけ龍驤を大切に思っているか……もっと気持ちを込められるはずなんだ…!」


下1~3高コンマ 龍驤や提督の台詞、行動他

龍驤「司令官はウチのこと大切に思ってくれてるんよなぁ?」


提督「もちろんだ!だからこそ……」


龍驤「なら…いっぱい愛してぇ……?」


提督「愛する…………」


龍驤「まだお昼やけど…たまにはええやろ?」


提督「…本当にいいのか?」


龍驤「ええで……元々そのつもりやったから…」ピラッ


提督「……!!」


龍驤「な……?これ…一番好きなやつやろ…?」


提督「……龍驤!」


龍驤「やぁん…………」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー


朝霜「おおすげぇ……司令の動き…」


朝霜「うわ…液垂れてんじゃん…龍驤さんどれだけ感じてんだよ…」


朝霜「おぉぉ………」


朝霜「いいなぁ…あたいもあんな風にガンガン突いて欲しいなぁ…」


朝霜「あ……終わったか…」


朝霜「うわ…ゴムの中凄ぇ溜まってる……あれ二回目だよな?」


朝霜「おぉ…すかさず三回目……いいなぁ…」

朝霜「流石に三回目だから動きも鈍いか…」


朝霜「お……おぉぉ!?」


朝霜「首絞めだ!うわ…あの苦しそうな顔………」


朝霜「あぁ~~いいなぁ~……」ゾクゾク


朝霜「ん……?体勢を変えるのか…?」


朝霜「な…なんだよあれ!?」


朝霜「抱き抱えて後ろから首絞め…!?なんだよ司令…そんな高度なテク持ってんのかよぉ……」モジモジ


朝霜「はぁ…はぁ……いいなぁ…龍驤さん……いいなぁ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー


葛城「きゃ…!あ、あれが男の人の……!」


朝霜「あれはゴムしてるから……ほら、外したから生のが見えるだろ?」


葛城「わわわわわわ…!ほ、本で見るより…全然違う…」


朝霜「あんな誇張されたもんと一緒にしちゃダメに決まってんだろ?お、五回目いくみたいだな」


葛城「……一度に五回もできるものなの?」


朝霜「司令は逞しいからな、だからあたいも惚れたんだよ」


葛城「あ…あぁ……!龍驤さんの中に入っていく…!」


朝霜「しかしペース落とさず五回か……龍驤さんもよく持つよな…」

葛城「……女の人も疲れちゃうの?」


朝霜「あれだけイカされ続けてるんだぜ?自分でやっててそう何度もイけねぇだろ?」


葛城「そっか…………」


朝霜「なんだ…もう終わりそうだな……イチャイチャし始めちまった」


葛城「繋がりながら…話をしてるの?」


朝霜「愛を囁き合ってんだよ。二人が愛し合ってる証拠だな」


葛城「龍驤さん…凄く幸せそう……」


朝霜「あたいは殴ってくれた方が幸せだけど、普通はああやってんのが幸せなんだろうな」


葛城「うわぁ……凄いなぁ……」


朝霜「さて……と」

葛城「もう帰るの……ってそっか、覗きがバレたら大変だもんね…」


朝霜「それもあるけど……よ」ガシッ


葛城「へ?な、何よ朝霜……」


朝霜「葛城さん、アンタもとんだ変態だったんだな」


葛城「なななな!何を言うのよ!」


朝霜「あたいと一緒に覗いてる時点で説得力無いぜ?それに葛城さんって頻繁に一人でシてんだろ?」


葛城「デタラメ言わないで!そんなこと私がするわけないでしょう!?」


朝霜「…さっき一人で何度もイけねぇって言った時、頷いてたよな?」


葛城「!!」

朝霜「オカズは司令か?それともエロ本か?」


葛城「そんな本持ってないわ!!」


朝霜「さっき司令の見た時、本と違うって言ってたよな~~」


葛城「あぁ……!!」


朝霜「…葛城さん、今立てねぇだろ?」


葛城「はあ?な、何を言うのよ!」


朝霜「下着…びしょびしょなの知ってんだぜ?」


葛城「何を…………!」


朝霜「今日は司令は無理そうだし……さぁ、葛城さんの部屋行こうぜ?」


葛城「安価」


下1~3高コンマ 葛城の台詞、行動他の方

い、嫌ぁ!!

つい衝動的に朝霜を爆撃(朝霜にとってはある意味ご褒美)

葛城「い……嫌ぁ!!」バシュッ


朝霜「へ……?」


ズガァァァァァァァン!!


なんだ、何の音だ!?

敵襲か!?

鎮守府内で爆発!?


葛城「しまった……!思わず爆撃しちゃった…!!」


朝霜「」例のヤムチャポーズ


葛城「あ…朝霜!しっかりして!朝霜!!」

葛城「どうしよう…!とにかく医務室に運ばないと!」


朝霜「う…うぅぅぅ……」


葛城「朝霜!意識はあるのね!?」


朝霜「か、葛城さん……」


葛城「なに!?今医務室に運んであげるからちょっと待ってて!!」


朝霜「ア、アンタも……いいもん持ってんな…」


葛城「…え?」


朝霜「思わず…感じちまったよ……」ビクンビクン


葛城「」


朝霜「艤装無しの生爆撃…結構ヤベぇ……」


葛城「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ヤムチャしやがって……(`・ω・´)ゞ

葛城「な、何かしらこの感覚…………」


葛城「朝霜に怪我をさせちゃったはずなのに……」


葛城「これは……一体なんなの?」ゾクゾク


朝霜「うぅぅ……」


葛城「苦しんでる所を見て……私は興奮しているの……?」


葛城「あ……あぁ…これは……この感じは…」


葛城「まさか…私は…………」

龍驤「司令官、外でいったい何があったん?」ヒソヒソ


提督「…朝霜が倒れていて、葛城が身体を震わせているようだ」


龍驤「……どういう状況なん?」


提督「さっぱりわからないが……朝霜が怪我をしたのは確からしい」


龍驤「なら医務室に運んだらなあかんな…」


提督「龍驤はここでゆっくりしておいてくれ、後は俺がなんとかしよう」


龍驤「うん……今日は変な誕生日やったなぁ…」


ーー

龍驤メインになるかと思いきや、まさかの朝霜でした



引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー


北上「まさかアンタが入院してくるなんてね~」


朝霜「いや~生爆撃はヤバかったぜ……いくらあたいの練度があっても、流石に無傷とはいかなかったな」


北上「むしろそれくらいで済んでよかったよね~」


朝霜「あぁ、入院つっても念の為だからな」


北上「でもさ、アンタの処遇ってめちゃくちゃややこしいんだよ?多分入院するだけでも色々あったでしょ?」


朝霜「らしいな…ま、あのフニャチン司令もそれくらいは働いてもらわねぇとな」


北上「フニャチンって……アンタさ…」


朝霜「あんな腑抜けがあたいの司令だなんて、認めたくねぇんだよ」

北上「はぁ…ま、なんでもいいけどさ、怪我は早く治しなよ~」


朝霜「当たり前だ、それで治ったら司令に思いっきりイジメてもらうぜ!!」


北上「提督はそんなことしないと思うけどなぁ…」


朝霜「それにしても暇だな……入院ってこんなに暇なのかよ?」


北上「…入院の意味わかってる?大人しくする為に入院してんだからね?」


朝霜「でもよぉ…」


北上「はぁ……もうあたしは自分の部屋帰るからね」


朝霜「おう、また来てくれよ~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

病院は北上が入院していて、瑞鶴が通っている所です。多摩の恋人の先生がいる病院でもあります



葛城「あの……朝霜?」ガチャ


朝霜「お、葛城さんじゃねぇか!」


葛城「よかった、元気そうで……」


朝霜「あぁ、別に痛まねぇしな。どっちかっていうと退屈で困ってたんだ」


葛城「なら私が話相手になるわ。それ以外にも力になれることがあったら言ってね?」


朝霜「なんだ、えらく低姿勢だな?」


葛城「当然よ……貴女を怪我させちゃったんだし…」

朝霜「あ~そういうのはいいって!全然気にしてねぇから!」


葛城「でも……」


朝霜「元はと言えばあたいが悪いんだ。葛城さんの処女散らそうとしちまったんだしな」


葛城「しょ…………!!な……なんで…知ってるの……?」


朝霜「あれだけ強烈に拒否されたら嫌でもわかるって!葛城さん、あの時は悪かったな」


葛城「…私こそごめんなさい」


朝霜「よし、ならこれでこの話は終わりだ!どっちも謝って、これで解決だな!」


葛城「ありがとう朝霜……」


朝霜「いいっていいって!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

雲龍「あら、葛城も来ていたのね」ガチャ


葛城「雲龍姉ぇ…」


朝霜「お、また誰か来てくれたのか……雲龍さん、その手に持ってるのはなんだ?」


雲龍「これは貴女へのお見舞いの品よ。貴女、お菓子は好き?」


朝霜「あたい菓子は好きだぜ!」


雲龍「そう、ならよかったわ。これ、受け取ってくれる?」


朝霜「おう、もちろんだ!」

朝霜「でもなんだってこれをくれんだ?見舞いにしては結構いいやつだろ?」


雲龍「これは貴女へのお詫びなのよ。今回、葛城…私の妹が貴女を怪我させてしまったのは事実だから」


葛城「……」


雲龍「朝霜…今回は本当にごめんなさい。私からも謝るわ」


朝霜「おいおいやめてくれ、それについてはもう解決してんだ」


雲龍「そういうわけにはいかないわ。ケジメはちゃんとつけておきたいの」


朝霜「んなこと言われてもな…」


雲龍「ねぇ朝霜、他に欲しいものは無い?お金は少しなら貯めてあるし…そっち方面でも大丈夫よ」


朝霜「安価」


下1~3高コンマ 朝霜の台詞、行動他

朝霜「じゃあおっぱいを……」


雲龍「わかったわ、好きなようにしてちょうだい」脱ぎ脱ぎ


葛城「雲龍姉ぇ……!」


雲龍「いいのよ葛城、これも姉としての責任よ」


葛城「でも……そんな…」


雲龍「ほら朝霜堪能しなさい。私も自慢の胸よ」ドタプン


朝霜「うお……凄ぇ…」


雲龍「手入れも欠かさずしているわ。張りも完璧よ」

雲龍「貴女はどうしたいの?頭を挟んで欲しいなら挟んであげるし、触りたいだけ触ってもいいのよ?」


朝霜「……本当に何してもいいんだよな?」


雲龍「えぇ……それで今回のことが許されるなら、なんでもしていいわ」


朝霜「ほーう……成る程ねぇ…」


葛城「雲龍姉ぇ…そんなことやめてよぉ……」


雲龍「大丈夫よ葛城……私は大丈夫」


朝霜「……よし決まった!」


雲龍「そう…私は何をされるのかしら?」


朝霜「安価」


下1~3高コンマ 朝霜の台詞、行動他

朝霜「じゃあ今日一日中その胸を触らせてくれ!」


雲龍「えぇ、好きにしてちょうだい」


朝霜「じゃあ早速……おぉ…柔らけぇ…」ふにゅ


雲龍「ん…………」


朝霜「これと同じもんがあたいにも付いてるはずなんだよな?なんだよこの差……」ふにゅふにゅ


雲龍「ん…ふ…………」ピクッ


朝霜「こんだけデカくて感度も良い…これはいいな……」

朝霜「ふむふむ…これだけデカイならあれもしてもらおうか」


雲龍「…何をすればいいの?」


朝霜「オッパイビンタしてくれ!」


葛城「お……?」


雲龍「いいの?それなりに痛いと思うわよ?」


朝霜「あたいが痛いの好きだって知ってるだろ?」


雲龍「…わかったわ。全力でいくわよ?」


朝霜「いいぜ、手加減はいらねぇぞ!!」


雲龍「……いくわよ」


下1~3高コンマ オッパイビンタの威力やその他起こったこと等

ーー


朝霜「……」


朝霜「ん…………」


朝霜「あれ……あたい…………」


朝霜「なんだ…この首のやつ…………」


朝霜「あたいは……どうなって………」ムクッ


朝霜「う……!イテッ……!な、なんだ……!?」


雲龍「朝霜……起きたのね……」


朝霜「雲龍さん……?そうだ、あたいは雲龍さんにオッパイビンタされて……そこから意識が…」

雲龍「そう……貴女は私のオッパイビンタで気絶してしまったの」


朝霜「そんな威力あったのかよ!?」


雲龍「えぇ…その際に貴女は首を痛めてしまったの…」


朝霜「だからこの首のやつしてんのか…」


雲龍「お詫びに来たはずなのに更に怪我をさせてしまって……本当にごめんなさい…」


朝霜「…………」


雲龍「怒るのも無理は無いわ、だからそのお詫びはまた……」


朝霜「そうじゃねぇ、怒ってはねぇんだ」


雲龍「じゃあなんでそんな厳しい顔をしているの?」


朝霜「いや…オッパイっていいなって思ってな……」

朝霜「触った時もそうだけどよ……あたいの意識持っていくだけのオッパイビンタなんて…滅多にねぇよ…」


雲龍「…これは褒められているのかしら?」


朝霜「あたいは褒めてるつもりだぜ!」


雲龍「そう……」


朝霜「なぁ雲龍さん、またアレやってくれよぉ……」


雲龍「今はダメだけど、退院したら好きなだけやってあげるわ」


朝霜「マジか!?」


雲龍「それがお詫びになるなら、いつでもやってあげるわ」


朝霜「これは思わぬ収穫だな……怪我してよかったってやつだ!」


朝霜「退院したら好きなだけ……お…やべ……」ブルッ


雲龍「朝霜?」


朝霜「いや……なんでもねぇ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

朝霜「へー…エステねぇ……」


雲龍「えぇ、どんなに忙しくてもエステは欠かさないの」


朝霜「だからその胸なのか…」


雲龍「胸というより肌が違ってくるの」


朝霜「成る程なぁ……」


雲龍「今度そのエステ、紹介してあげましょうか?」


朝霜「いいよあたいは…そういうの……」


雲龍「そう……」


ザワザワザワザワ


雲龍「…なんだか外が騒がしいわね」


朝霜「だな……雲龍さん、ちょっと見てきてくれよ」


雲龍「そうね…少し見てくるわ」

バタバタバタバタ


雲龍「凄く忙しそう…皆んな走ってるわ」


雲龍「でも話を聞かないと……そこの貴方、少しいいかしら?」


「貴女はお見舞いの方ですか!?何してるんですか、早く逃げて下さい!」


雲龍「どういうことなの?」


「ここの先生が患者さんに刺されたんです!」


雲龍「なんですって…刺されただなんて…」


「まだ患者……犯人はこの病院内に居ます!だから早く避難所に行って下さい!」


雲龍「…そういうわけにはいかないわ」

「正気なんですか!?」


雲龍「えぇ、私は艦娘なの。普通の人よりは頑丈よ」


「艦娘……でも、犯人は刃物を持っています!」


雲龍「大丈夫よ、慣れているから」


「……私は注意はしましたよ!!」


雲龍「ありがとう、行かせてくれるのね」


雲龍「さあ…犯人を捕まえるか……大人しくさせないといけないわね…」


雲龍「ここは精神科もあるから…相手と会話が通じない可能性もあるわね。ちゃんと注意しないと……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

キャアァァァァァァァァァ!!


雲龍「……あっちね!」ダダダッ


雲龍「どうか……間に合って………」


雲龍「……ここに居るの!?」バッ


「あ……うぁ……」ズルッ


熊野「…………」


雲龍「貴女が…犯人ね……」


熊野「……」ゲシッ


「ぐぇ…………」


雲龍「やめなさい!もうその人は……抵抗できないわ!」


熊野「…………」

雲龍「包丁が血塗れということは…もう何人も刺しているということなのね…」


熊野「……」


雲龍「貴女の目的はなんなの?私でよければ話を聞くわよ?」


熊野「……」スッ


雲龍「……大丈夫、私は貴女の敵では無いわ。だからその包丁はしまって?」


熊野「…………」ギラッ


雲龍「大丈夫…大丈夫よ……だから落ち着いて……ね?」


熊野「……×ね」


雲龍「……!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

熊野「……!!」グサッ


雲龍「う…………!」


熊野「×ね……×ね!!」ザクッザクッ


雲龍「ぐ……あ…………!!」


雲龍「でも…………捕まえたわよ……」ガシッ


熊野「……!」


雲龍「大人しく……してなさい……」


熊野「むぐ……!うぅぅ~~!!」グサッ


雲龍「ぁぐ…………この……いい加減に…なさい……!」


熊野「う…………!」

熊野「」ゴトッ


雲龍「はぁ……はぁ……なんとか…気絶させられたわ…」


雲龍「誰かを呼んでこないと……」ググッ


雲龍「あ…れ………」ベシャッ


雲龍「力が……入らな………」


雲龍「あ……………」


雲龍「床が………立てない……」


雲龍「何…かしら……このあったかいの……」


雲龍「あ……これは…私の……血…………?」

雲龍「知らなかったわ……血って…温かいのね…」


雲龍「はぁ……なんだか気持ち良くなってきた……」


雲龍「もう……このままでも…いいわ………」


雲龍「何も考えなくても……このまま寝てるだけで……」


雲龍「………………」


雲龍「…………」


雲龍「……」


雲龍「…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

「それ」には意識があったのかどうか、今では確認する術はない。だが、「それ」は間違いなく意思を持って行動していたと言えるだろう。


天城の腕を腐らせた「それ」は終わりを迎えようとしていた。一度は活性化することに成功したが、大量の水を浴びたことにより弱体、後は死を待つのみとなっていた。


だが「それ」に最後のチャンスが訪れた。病院内で起こったシリアルキラー騒ぎで「それ」の部屋が解放されたのだ。「それ」に逃げるという思考があったのかはわからないが、「それ」はその場所から逃げ出した。


「それ」は自由を求めたのか、それとも宿主の元に戻ろうとしたのか。とにかく移動を続けていると、目の前に赤いモノを見つけたのだ。



色を見分ける能力があったのかはわからない。だが、その赤の中心にいるモノが生き絶えようとしていることは理解していたといえる。

何故なら「それ」はそのモノを救う為に最後の力を使ったからである。「それ」はそのモノの傷を確認すると、その傷を塞ぐ為に自身を同化させたのだ。


もし「それ」に力が残っていれば、そのまま怪我をしたモノを乗っ取る事もできていたかもしれない。だが、それはできなかった……いや、そうしなかったのだ。


「それ」は結局なんだったのか、知る方法はもう無い。だがもしそれが未知なるモノで、常識を覆すモノだとしたら……


とにかく、「それ」によって一つの命が救われたのが、この事を知る者はほんの一部しか居ない。だが、その救われたモノは一生忘れることは無いだろう。


この事実だけが、「それ」へのせめてもの弔いなのか、それとも…………


「それ」について語るのはここまでにしましょう。さぁ、貴方は彼女の元へ行ってあげて下さい…………

ーー


提督「…雲龍、大丈夫か?」


雲龍「えぇ……お陰様でね」


提督「…傷も目立たないそうだな」


雲龍「そう……ほら、見てみて」ピラッ


提督「…本当に目立っていないな。少し線があるだけか?」


雲龍「そう…他の傷もほとんど目立たないの」


提督「…不幸中の幸いという奴か」


雲龍「もう少しで死んでしまう所だったから、不幸というには少し重いわね」


提督「…そうか」

雲龍「ねぇ、これが天城の腕のモノが治してくれたって話は本当なの?」


提督「…状況的にそうとしか考えられないらしい」


雲龍「あれは一体なんだったのかしら……」


提督「…わからない。何故雲龍を救ったのか…何故今度は腐ること無く、ただ治療してくれたのか……全て謎だ」


雲龍「もう私の体からは消えてしまっているのよね?」


提督「…そうらしい」


雲龍「助けてくれてありがとう…と言っておけばいいのかしら」


提督「…そうかもしれないな」


雲龍「安価」


下1~3高コンマ 雲龍の台詞や行動、その他起こったこと等

雲龍「ふふ……なんだか力が湧いてくるようだわ……あ、そうだわ、あの熊野はどうしたの?」


提督「…聞かない方がいいと思うが……」


雲龍「それでも知りたいのよ。知ってるなら教えてくれないかしら?」


提督「…あの熊野はもう熊野では無いと言えばわかってもらえるか?」


雲龍「そう……解体されたのね…」


提督「…あれだけの事件を起こしたんだ。当たり前といえば当たり前だ」


雲龍「原因はわかっているの?」


提督「…精神的なものが原因らしい。もっと大きな精神科のある病院に移る予定だったらしいが…その前にあんな事になってしまったんだ」

提督「…それだけじゃない。今うちを含め、鎮守府はかなりの騒ぎになっている」


雲龍「まさか他にも事件を?」


提督「そうじゃない。世論が艦娘は危険だという方向に動いているんだ」


提督「地元からの支援を永久に凍結すると宣言された鎮守府もある。出撃も制限する条例も可決される地域もあるそうだ」


雲龍「そんな…そんな事になれば深海棲艦が……」


提督「…こればっかりはどうしようも無い。世論が落ち着くまで大人しくしているしかない」


雲龍「私が……もっと早く熊野を止められていたら…」


提督「それは違う、雲龍はよくやったんだ。雲龍が命がけで止めなければ、もっと被害は出ていたんだ」


雲龍「でも……私は…」


提督「…今はとにかく休め。雲龍は何も心配しなくていいんだ」


雲龍「提督…」


提督「大丈夫だからな……何も問題は無い…」


ーー

こういう方向になるとは思っていませんでした


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

黒潮「うーん……大丈夫なんかなぁ……」


神通「黒潮さん…どうされたんですか…?」


黒潮「神通はん…いやな、ここの皆んなはいけるんかなぁって思っとったんや」


神通「ここ最近の…あれですか?」


黒潮「そうや、マスゴミ…おっと、マスコミや世論は艦娘は悪、っちゅう方向で動いとる」


黒潮「ここのメンバーはただでさえ敏感な子が多いんや、悪影響が出てないといいんやけど……って思っててん」


神通「心の均衡は…一度崩れてしまうと、また崩れやすくなってしまいますからね…」

黒潮「神通はんも心配してるんやけど…どうなん?」


神通「……はい、実は提督から強めのお薬を頂いたので…それでなんとかなっています」


黒潮「先生に頼んで処方してもらっとったんやな…流石は司令はんやね」


神通「でも…全員をカバーできているかどうかはわかりません…これを機に調べてみますか?」


黒潮「そうやね……うん、そうしよか」


神通「軽く聞き取りをするだけでも…わかることがありますから…「


下1~3高コンマ 二人の聞き取りの結果やその他起こったこと等

ーー

黒潮「皆んな割と落ち着いてるみたいやなぁ」


神通「既に提督が…対処してくれたりしてたみたいですね…」


黒潮「流石あの人はよぉウチらのこと見てくれとるわぁ~」


神通「やはりあの人は…理想の提督です…」


黒潮「うん、ウチもそう思うで!」


~~~~~~!!


黒潮「…なんやろうこの声は?誰か怒っとんのかなぁ?」


神通「いえ、これは……急いであの部屋に行きましょう」


黒潮「そういうことかいな…!」

黒潮「ここは…暁らの部屋か!?」


神通「あの四人の中でなら…恐らく……」


黒潮「邪魔するで!何かあったんか!?」ガチャ


響「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


電「落ち着くのです響ちゃん!」


雷「そうよ!ここには響を虐める人は居ないの!」


響「嫌だ嫌だ!嫌だぁぁぁ!!」


暁「響、落ち着きなさいって!!」

響「また…まただ!また私はあんな目で見られて…それで……!!」


神通「パニック状態…ですね…」


黒潮「司令はんは響のこと忘れとったんか!?」


電「違うのです!響ちゃんが勝手にお薬を捨ててたのです!」


雷「気付い時にはもう…こんな状態だったの…」


響「く…ぁ……」


響「×××××××××××××××××××××!!」


暁「何!?なにを言ってるの響は!?」


神通「向こうの言葉…ロシア語のようです…」


黒潮「相当キとるみたいやなぁ……」

響「××××××××××××!!××××××××!」ガクガク


電「響ちゃん…過去の事を思い出してしまっているのですね……」


雷「仕方ないわ…前の鎮守府で民間人とかなりのトラブルがあったらしいから」


響「い……いぃぃぃぃぃぃ!!」ガチガチガチガチ


暁「引きつけまで…!早く助けてあげないと!」


黒潮「この場合はどうしたらええんやろ?司令はんは大事な仕事中やし…」


神通「勝手にできることには…限りがあります…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ガングート「なんだ、物騒な言葉が聞こえてきたが……」ガチャ


神通「貴女は……」


ガングート「む…どうしたちっこいの!?」


響「ぃ…ぎぎぎ……!」


電「ガングートさん!響ちゃんが……!」


雷「大変なことになっちゃったのよ!あのね、ちゃんと説明すると……」


ガングート「いやいい。私もこの鎮守府のことはわかっているつもりだ」


暁「ガングートさん、なんとか響を落ち着かせてあげて!!」


ガングート「今の響なら祖国の言葉の方が通じるだろう……よし、私に任せておけ」

ガングート『どうしたんだ、同志ちっこいの』


響『ガ……ングート…』


ガングート『殺される前にぶっ殺してやる…とは、中々過激な言葉じゃないか』


響『だって…そうしないと……』


ガングート『お前の過去に何があったかは知らん。だがここは前とは違うだろう?』


響『う……ん…だけど……』


ガングート『…何か不満か不安でもあるのか?なら私に話してみるといい』


響『でも…ここじゃ……』


ガングート『大丈夫だ、祖国の言葉を理解できるのはこの場には私しかいないぞ。だから同志ちっこいの、私でよければ聞いてやろう』


響『安価』


下1~3高コンマ 響の台詞、行動他

響『…これは司令官以外に誰にも言ったことの話なんだ』


響『艦娘の反対派のテロで…私の前の鎮守府の司令官は……死んでしまったんだ』


ガングート『なんだと!?だがそんな話は聞いたことが無いぞ!?』


響『当たり前だよ……上層部が揉み消してしまったからね…』


ガングート『何故だ!?何故そんなことを…その事を公にすれば、反対派に釘を刺せたというのに!』


響『多分…反対派の人達が、上層部にお金でも渡したんじゃないかな…』


ガングート『…この国は腐っている!』


響『もちろん証拠は無いけど……私にはわかるんだ』

響『ガングート…私は怖くて堪らないんだ』


響『また…大切な人を失うんじゃないかって……考えただけで胸が押し潰されそうになってしまう』


響『私は…どうすればいいんだろう……』


響『このままだと……頭がおかしくなってしまいそうだ…』


響『助けて……助けてよガングート………』


響『私を……安心させてくれ……』


ガングート『安価』


下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他

ガングート『…ならば同志ちっこいの、お前に誓ってやろう』


響『誓う…………?』


ガングート『私は決してお前より先には沈まない!そしてお前の姉妹達も、お前より先には沈ませない!!』


響『それは……そんなこと……』


ガングート『できないと思うか?私は戦艦ガングートなんだぞ?』


響『…………』


ガングート『お前に敵が現れたのなら、私がそれを駆逐してやる!お前に危機が訪れたのなら、それを私が助けてやろう!』


響『なんで…そこまで私のことを……』

ガングート『なんだ?仲間を助けるのに理由がいるのか?』


響『あ……』


ガングート『…私はまだここに来て日は浅い。だが、お前達の事は信頼しているつもりだ』


ガングート『もちろん提督も信じているが、やはり同志の方が信頼できるな!』


ガングート『響…不安は私が払拭してやる。不満は私が解消してやろう』


ガングート『だから……ここの奴らをもっと信じてやっでいいんじゃないか?』


ガングート『お前の周りには世話焼きの姉妹も居るじゃないか。何も心配しないくていいんだぞ?』


響『安価』


下1~3高コンマ 響の台詞、行動他

響『そうだね…ガングートさんなら標的にされることは少ないだろうね……』


ガングート『なんだと?』


響『私達駆逐艦は…そうはいかないんだ……』


響『戦艦みたいな主砲も無ければ…厚い装甲も無い』


響『私では敵を蹴散らすことなんてできないんだ…』


響『だからまた…あの時みたいに……』


響『あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……』

雷「ちょっとガングートさん!響がまたおかしくなっちゃったわよ!?」


暁「頭抱えて座りこんじゃったわ…」


電「一体どんな話をしていたのですか?」


ガングート「…要は響は不安で仕方ないらしい。なら私がその不安を払拭してやると言ったんだが…私にはそれはできないと言い出してしまったんだ」


電「響ちゃんはなんでも自分のことに置き換えてしまうのです。だから蹴散らす…とか言われてもピンとこないのです」


ガングート「そうだったのか……」


響「ひ……ひぃ………」ガタガタ


雷「どうしよう、また震え出しちゃったよ!?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ガングート「……ならこうしよう。おい、ちっこいのを借りていくぞ」ヒョイ


響「ひ……」


雷「何をするつもりなのガングートさん!?」


ガングート「私が一緒にいれば標的にされないということを教えてやるのさ。何、危険なことはしない。後は任せてくれ」


響『ガ…ガングートさん……』


ガングート『今言った通りだ、大人しく私に連行されるんだな』


響『……』


暁「ガングートさん……言っちゃったわ…」


電「大丈夫なのでしょうか……」

ガングート「ふむ……余りにも軽いな同志ちっこいの。ちゃんと飯は食ってるのか?」


響「……それなりには食べているよ」


ガングート「本当か?飯は全ての始まりだからな。無理してでも食べておくんだぞ?」


響「…わかっているよ」


ガングート「ならよろしい。しかし……勢いでちっこいのを連れて来たが…これからどうするか」


ガングート「無理に行動せずとも、こうやって一緒に居てやるだけで満足するかもしれないが……」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー鳳翔のお店


ガングート「……という訳で、ちっこいのに美味い料理を食わせてやってくれ!」


鳳翔「いきなり来られたと思ったら…そういう事情があったんですね」


伊168「響を抱えてきて…何事かと思ったじゃない」


伊8「でもどうしてわざわざここまで来たんですか?」


ガングート「せっかくだから外食しようと思ってな!この店の評判は聞いていたんだ!」


鳳翔「そういうことなら…全力で作らせてもらいます!」

ガングート「さて…あの三人は料理を作ってくれているようだ」


響「……」


ガングート「それまで談笑といこうじゃないか、同志ちっこいの!」


ガングート「何か私に質問は無いか?なんでも答えてやろうじゃないか!」


響「なら……前の鎮守府の話が聞きたいな」


ガングート「私のか?」


響「そう……聞かせてくれるかい?」


ガングート「安価」


下1~3高コンマ ガングートの台詞、行動他

ガングート「なら私の武勇伝を語ってやろう!あれは激しい闘いだった……私は一人で敵泊地に乗り込んだんだ」


ガングート「出てくる深海棲艦はどれも姫級ばかりで、中には鬼級も居たんだ。だが、私はその泊地を滅ぼすことに成功したんだ!」


ガングート「その功績を称えられた勲章は私の誇りだ!何せこの鎮守府にも持って来たくらいだからな!」


響「……」


ガングート「どうしたんだ同志ちっこいの?」


響「いや……話に少し現実味が無いなと思っていたんだ」


ガングート「なにぃ!?私が嘘を言っているというのか!?」


響「ううん…勲章の話をするってことは、もらったのは本当なんだと思うよ」


ガングート「当然だ!!」

響「でも…ちょっと盛ってないかい?」


ガングート「モル?なんだそれは?」


響「話を美化しているんじゃないかい……ってことさ」


ガングート「そんな事は…無いと思うが…」ゴニョゴニョ


響「……やっぱりか」


ガングート「……違うぞ、嘘じゃない…」


鳳翔「お待たせしました!ロシア料理を頑張って作ってみましたよ!」


響「よし…食べようかガングート」


ガングート「……そうだな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

響、ガングート「ウラァァァァァ!!」


伊168「どうしちゃったの二人共!?」


伊8「どうやらお酒に酔ったみたいなんです…」


鳳翔「ロシアのお酒って強いんですね……あんなすぐベロベロになってしまうなんて…」


響「鎮守府は~無事なのか~~!」


ガングート「うぉ~~!私に教えろ~~~~!」ドタドタ

伊8「あわわ…暴れ出してしまいました」


ガングート「教えろ~~私に教えろ~~!!」ガシャン


ガングート「ぬぉ~~!」ガタンガタン


伊168「教えろ教えろ言いながら店で暴れてる!」


伊8「あ…椅子が……机が……」


ガングート「教えろ~~!教えろぉ~~!!」


響「ウラ~~~~!」


伊168「とんだ地獄絵図ね…」

伊8「止めないといけませんが…ガングートさんの練度はどれくらいなんでしょう?」


伊168「あの時は確認する余裕は無かったし…私達は鎮守府に居ないもんね」


響「ウラーーーーー!」


ガングート「教えろ~~!」ドタバタ


鳳翔「あぁ…私のお店が……」


伊168「…はっちゃん、やるしかないわね」


伊8「仕方ない……やりましょう!」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

ガングート「」WASTED


伊168「よわっ!」


伊8「とても戦艦とは思えません……」


伊168「え、なに…もしかしてガングートさんってポンコツなの…?」


伊8「よく考えたら…あんな状況で燃料を使い切るなんて普通ありますか?敵に囲まれているんですよ?」


伊168「でも主砲はいいの積んでたわよね…」


伊8「火力バカ…という奴かもしれません…」


伊168「司令官…もっと調べてから仲間にしようよ……」

雷「どれだけ心配したと思ってるのよ!それなのに…鳳翔さんのお店で泥酔してるなんて!」


電「本当なのです!ありえないのですよ!」


暁「しばらく許してあげないんだから!」


響「…………」


伊168「向こうは向こうで叱られてるみたいね」


伊8「事情を聞きましたが…怒られるのは仕方ないですね」


伊168「心配かけたあげく…これだもんね」


伊8「第六駆逐隊も大変ですね」

雷「さっきからずっと黙って……なんとか言ったらどうなの?」


響「……」


雷「もう~~!響のバカ!」


電「あれ…待って下さい、様子がおかしいのです」


暁「響はさっきからずっとおかしいわよ?」


電「そうじゃないのです、顔色がなんだか……」


響「…………ウプッ」


電、暁、雷「!!」

電「待つのです響ちゃん!吐くならせめてトイレに行くのです!」


雷「私が連れていってあげるわ!」グイッ


響「あ、ダメ……揺らすと…」


響「う…………」プルプル


響「暁…ごめん………」


暁「へ…………?」


電「あ………」


雷「あぁぁぁ………」

伊8「…立派なマーライオンですね」


伊168「久しぶりに見たわね~……」


伊8「掃除…しなきゃですね……」


伊168「そうね……」


伊8「あ……貰いゲロ……」


伊168「暁…お酒弱いから……」


伊8「……ファブリーズ買ってきましょうか」


伊168「芳香剤…沢山買ってこないとね……」


ーー

ガングートが教えろと言いながら暴れるネタは、某動画の道教えろおじさんを参考にしました


例によって、ロシアのお酒が本当に強いのかどうかはわかりません


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

黒潮「うーん…順調に戦力が減ってしもうとるなぁ…」


神通「暁さんはあの後胃腸を悪くしてしまったようで…響さんと一緒に療養中です…」


黒潮「響が吐いてしもうたのが原因か…まぁ暁は元々内臓弱かったしなぁ」


神通「胃腸は一度調子が悪くなってしまうと…長引くことが多いですからね…」


黒潮「部屋でもずっとゲーゲーやっとるみたいやね。早く良くなって欲しいなぁ…」


神通「せめてご飯は…食べれるようになって欲しいです…」

黒潮「それと後は電か……」


神通「あれは可哀想でしたね…」


黒潮「これについてはウチは怒っとるねん!なんでマスコミはあんな場面を放送したんや!」


神通「艦娘の出撃制限が原因で…町が半壊してしまった所を…中継したものですね…」


黒潮「画面の九割モザイク処理されとった…けど、ウチらにはわかってしまうねん!あの赤は……あの点々とした肌色は……!!」


神通「なぜあんな所を…放送したのでしょうか…」


黒潮「こっちが知りたいわ!死体見てトラウマ蘇る子らもおるっていうのに!」


神通「そこまで…視聴率が欲しかったのでしょうか…」

神通「でも…あの放送があったおかげで…世論が動いたのは事実です…」


黒潮「そうかもしれんけどぉ…」


神通「艦娘は必要であると…少なくともこの地元の人には理解して欲しいですね…」


黒潮「司令はんは…今日も地元の偉いさん達に説明やんな…」


神通「なんとか…支援は続け頂きたいです…」


黒潮「司令はんも龍驤はんも、連日頑張ってくれとるみたいやけどなぁ…」


神通「吉報を…待っていましょう…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

提督「ふぅ……」


黒潮「司令はん帰ってきたんやね!」


神通「会合は…どうでしたか?」


龍驤「それなんやけどね、最悪な結果にはなれへんかったよ!」


黒潮「ほっ……よかったわぁ~」


提督「…だが俺達だけじゃあんなに上手くいっていなかっただろう」


龍驤「応援に来てくれた幹部さんには感謝やね~」


神通「あの幹部さんが…来られたんですか…?」

提督「…俺達の鎮守府が、いかに重要なのかをあの人は語ってくれたんだ」


龍驤「ほんまに有難かったわ~」


黒潮「ほな、今回の件はこれで解決なんやね?」


提督「まぁそれはそうなんだが……」


黒潮「なんか歯切れが悪いのが気になるんやけど……」


龍驤「実はな、その幹部さんが今回手伝ってくれたのには理由があってん」


神通「理由…?見返りを求められたということでしょうか…?」

提督「…戦力再配備と称して、大本営から大型艦が試験配備されてくるそうなんだ…」


黒潮「大型艦?ええやん!何が都合悪いん?」


龍驤「明石の件を思い出しぃや…その大型艦が何もない艦やと思うか?」


黒潮「あぁ……そういうこと…」


神通「幹部さんは…何かおっしゃっていたんですか?」


龍驤「何も言わんかってん…だから余計に心配でな…」


提督「…どんな艦娘でも受け入れるつもりでいるが、心の準備が出来ないのが少し…な」


下1~3高コンマ 試験配備されてきた大型艦を。何か特徴があっても、無くても大丈夫です

ーー某日

提督「…今日は例の大型艦が試験配備される日か」


龍驤「艦種は戦艦で、長門っちゅうことはわかってるね」


提督「…果たしてどんな長門が来るのか……」


龍驤「ま、どんな子でも受け入れたろうや!」


提督「あぁ、そうだな」


コンコン


龍驤「お、噂をすれば来たみたいやね」


提督「よし長門、入ってきてくれ」

…………


提督「…ん?どうした、入ってきてくれて構わないぞ?」


龍驤「聞こえてないんか?長門~!」


…………


提督「…まさか扉の開け方がわからないとかは無いよな?」


龍驤「まさかそんな……」


ガチャ


長門「…………」


龍驤「お、なんや聞こえとったんやん」


提督「…ようこそ我が鎮守府へ。長門、君の着任を歓迎しよう」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門の台詞や行動他。読唇術が使える、手話を使った、会話は不能などを決めてもらっても構いません

長門「……」スッ


龍驤「な、なんや?急にタブレットを取り出したけど…この場でゲームでもし始めるんか?」


提督「いや、これは……」


長門 ありがとうございます。これからよろしくお願いします


龍驤「へ……?」


提督「やはり…長門は喋ることはできないんだな?」


長門 コクリ


龍驤「あ……そう…やったんやね…」

提督「喋れないということは、音も聞こえないはずだ。なのに会話の内容がわかるということは、読唇術が使えるのか?」


長門 はい、その通りです


龍驤「読唇術っちゅうことは…長門と喋る時はちゃんと正面から話したらなあかんね」


提督「艦隊全員に通知しておこう。後はタブレットの代わりも用意しておいた方がいいだろう」


龍驤「その辺は夕張や秋津洲に相談やね」


提督「…長門、こちらも最大限カバーするつもりだ。何かあったらいくらでも言ってくれ」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門の台詞、行動他

長門 現在は、こうすることで精一杯ですけど


長門「……」 カキカキ


長門 きっと艦隊の役に立ってみせます


龍驤「うん、頼もしいなぁ。流石は戦艦長門やね!」


提督「…うちには正式配備されている戦艦は一人しか居ない。かなり忙しくなるかもしれないが、覚悟しておいてくれ」


長門 任せておいてくれ


龍驤「よっしゃ…ほな鎮守府でも案内しとこか」


提督「…目についたメンバーに紹介するでも、何処かに案内するかは任せる」


龍驤「了解やで!ほな行こか長門」


長門 よろしくお願いします


下1~3高コンマ 二人の向かった場所やその他起こったこと等

ーー食堂


龍驤「……ちゅうわけで、今日から配属された長門や!」


龍驤「正式な挨拶や紹介は明日やけど、とりあえずここにおるメンバーで軽く食事会といこうやないか!」


龍驤「でも先に言うとくぞ!酒は無いからなガングート!」


ガングート「まだ仕事中だ、わかっている!」


龍驤「お前は前科があるからな、信用できへんのや!」


ガングート「うるさい!あと、名指しで注意はやめろ!」


龍驤「注意させてんのはお前のせいや!」

長門 ガングートは何か事件を起こしたのか?


龍驤「そうや、あいつは酒が入るとポンコツになるねん!」


ガングート「ポンコツとは失礼だ!」


龍驤「ほんまのことやろ!まぁそういわけやから、素面のガングートやったら心配せんでええよ」


長門 了解した


龍驤「ほな長門も好きなもん食べて、皆んなと仲良くなってな~」



下1~3高コンマ 食事会での出来事やその他起こったこと等

龍驤「なんやぁ…なんかえらい気分がええなぁ…」フラフラ


長門 龍驤の様子がおかしいぞ?


神通「まるで酔っているみたいな…」


黒潮「ん?龍驤はんの飲みもの……お酒の匂いするで?」


阿武隈「まさか龍驤さんがお酒を!?」


霞「あれだけ注意してたのに?」


不知火「そういえば…龍驤さんの隣はガングートさんが最初座っていましたね。何か知りませんか?」


ガングート「いや……何も……」キョロキョロ


霞「怪しすぎるんだけど……」

不知火「すいません、少し失礼しますね」


ガングート「あ、おい!やめろ!」


不知火「……こんなものが出てきました」ドンッ


阿武隈「お酒…ですかぁ?」


神通「ひょっとして…龍驤さんの飲み物にお酒を混ぜたんですか…?」


ガングート「そんなわけ…無いじゃないか…」ダラダラ


黒潮「汗かきすぎやで…半分自供してるやん」


長門 龍驤は酒に強いのか?


霞「そういえばどうだったかしら…」


不知火「かなり酔っているみたいですが、どうなってしまうのでしょう?」


下1~3高コンマ 酔った龍驤の台詞、行動他

龍驤「うぁ~~~体が熱い~~」脱ぎ脱ぎ


黒潮「あかん!龍驤はん脱ぎ始めとる!」


神通「片手で器用に脱いでいきますね…」


阿武隈「きっと普段から脱ぎ慣れてるからですねぇ」


霞「そこ!なんで冷静に見てるのよ!」


不知火「なら、これは龍驤さんのストリップという余興ではどうでしょう?」


霞「そんなのダメに決まってるでしょ!」

長門「……!」


神通「どうしたんですか…突然立ち上がって…」


長門 あの龍驤の体はなんだ!?何故全身に印があるんだ!?


黒潮「そっか、知らんで当然やわな」


阿武隈「龍驤さんは、戦う為に全身に印を刻んでるんですぅ」


長門 なんだと!?


霞「印をいれる場所によって、精度や威力が違うってわかったから、何度も何度も刻んだのよ」


不知火「結局、今使っている印は舌のものなので、体の印は使っていません」


神通「あれは…龍驤さんの覚悟の印なんです」

長門 覚悟…


神通「自分が…提督や皆んなを守るという覚悟です…」


黒潮「印一つ体に刻むだけで、相当な痛みはあったはずや」


霞「でも龍驤さんはそれを何度もやった」


不知火「これ以上の覚悟を不知火は知りません」


阿武隈「だからここの皆んなは、龍驤さんの尊敬してて、力になろう、助けてあげようって思ってるんですぅ」


長門「安価」


下1~3高コンマ 長門の台詞、行動他

長門「……」ダバー


黒潮「なんや!?えらい勢いで泣き始めたで?」


長門 なんて大きな愛だ!


神通「タブレットを前に出したまま…大泣きしてますね…」


阿武隈「うんうん、そりゃぁ感動しますよ!あたしも最初はそうだったもんなぁ~」


不知火「あの龍驤さんだからこそ、不知火は今までついてこれたんです」


霞「辛そうな時もあったけど、そういう時は私達が支えたものね」

長門 ~~~~~~


黒潮「…なんて書いてあるん?」


阿武隈「ぐちゃぐちゃで読めません!」


神通「長門さん…慌てて書かなくても大丈夫ですよ」


長門「……」コクリ


長門「……」カキカキ


長門 私はこの鎮守府に来られた事を、誇りに思う


霞「そこまで言ってくれると嬉しいわね」


不知火「長門さんもその誇りの一部なんです。これから頑張って下さいね」


龍驤「うぁ~~~~」ベロンベロン


長門 あぁ、任せてくれ!



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー


ガングート「ハハハハハハ!やはり食事会には酒が無いとな!」


黒潮「まさか全員の飲み物に酒を混ぜとったやなんてぇ…!」


ガングート「愉快だ、実に愉快だ!なぁ神通!」


神通「久しぶりのお酒がこんなに美味しいなんて!」


ガングート「そうだろうそうだろう!もっと飲め!」


神通「はい!遠慮なく飲ませてもらいます!」


黒潮「頼みの神通はんまで…あんな酔うてしまうなんて…」

黒潮「残りの皆んなはどうなってるんや…?」


不知火「お酒と組み合わせると最高な薬はどうですか?」


霞「……」


不知火「もう意識が…なら不知火は自分のスパッツで酒をこして飲みましょう」


阿武隈「龍驤さぁん……その体一度舐めてみたかったんですぅ…」


龍驤「うぇ~……」


阿武隈「ねぇ…いいですよねぇ……?」


龍驤「うぁ~~……」


黒潮「あかん…これはあかんよぉ…」


黒潮「どないかせな…えらいことになってまう…」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

すいませんこの場には皐月、朝霜、雲龍はいない設定なので再安価させて下さい。
朝霜だけならまだ乱入ということで大丈夫です


下1~3高コンマ 再安価お願いします

ーー

提督「俺が見たもの、それはまさに地獄絵図だった」


提督「俺は龍驤に長門の案内を頼んだあとに、例の幹部に急に呼び出され結局その日は帰ってこれなかった」


提督「その内容は今回の地元権力者との会合の結果が確定したこと、そして長門についての話をした」


提督「どこもかしこも長門ような大型艦が配属されたのでは無く、俺の鎮守府なら長門を預けられると思ってのことだったという」


提督「あの言い方なら、幹部が長門に何かをしたということでは無いのだろう。それについては安心できた」


提督「その他にも話し合うことが多く、この緊急の呼び出しは仕方なかったと言えるだろう」


提督「だが問題は……俺が帰ってきたあとだった」

提督「朝俺が鎮守府に帰ってくると、様子がおかしい事に気がついた」


提督「俺の寝室にも、何処にも龍驤が居なかったんだ」


提督「誰かの部屋に泊まったのかと思って鎮守府をウロウロしていると……ある場所に龍驤は居た」


提督「そのある場所……食堂にはまるで地獄のような光景が広がっていた」


提督「酔い潰れ泥酔したであろうガングートに禁酒していたはずの神通。黒潮が側に居たが、共に酔い潰れてしまったのだろう」


提督「そしてスパッツを枕に熟睡している不知火に、痙攣を繰り返していた霞。霞に関しては何かまずい症状が出ているのかと心配したが、後に気持ち良くなっていただけだと知って愕然とした」

提督「そして…最も見たくない光景だったのが、阿武隈と龍驤だ」


提督「俺が二人を見つけた時は…二人共全裸だった」


提督「二人の間に行為があったのかはわからない。だが、光景は明らかに事後であったと言えるだろう」


提督「阿武隈も龍驤も酒に弱い。きっと何があったのかは覚えてはいないだろう」


提督「だが……俺がショックを受けてしまったというのは変えられなかった」


提督「浮気では無いだろうが、それでも心にシコリが残ってしまったのだ」


提督「事情を察した長門に慰められたが、暫く俺は立ち直れそうにはなかった」


提督「長門がこの鎮守府は愉快な所だと言ってくれたのが……今回の件で唯一の救いかもしれない」


提督「龍驤……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー

龍驤「あのなガングート、酒を飲むなとは言うてないねん」


ガングート「……」


龍驤「仕事中や飲んだらあかん時に、酒を飲むなって言うとるねん!」


ガングート「仕事中に飲んだのは…昨日が初めてだ…」


龍驤「嘘言え!袖口や服に仕込んでんの知っとるんやで!」


ガングート「く……」


龍驤「お前はあぶさんか!頼むからちゃんとしてくれ!」


ガングート「だが…酒が入ると集中力がだな……」


龍驤「あかんもんはあかん!しばらく禁酒やからな!」


ガングート「これは…銃殺刑よりも重いな…」


龍驤「これくらいで済んでよかったと思っとき!」


ーー

ノンケがレズに食われるのは浮気なのでしょうか?



引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

今日の更新はお休みさせてもらう代わりに、鎮守府の病気、入院事情をまとめておきました

駆逐艦 ?暁 体調不良、鎮守府内で療養中
響 トラウマ再発、鎮守府内で療養中
電 トラウマ再発、鎮守府内で療養中

皐月?
清霜 ?

?黒潮 ?
不知火
?卯月 精神科に入院中(病院B)復帰目処立たず?
朝霜 ?
叢雲 ??

軽巡
?阿武隈 ?
多摩 病院Aの先生と恋仲に。入院は無いものの、頻繁に通っている?
夕張
?神通 ?
川内
?龍田 ?
天龍
北上 精神科に入院中(病院A)復帰間近??

重巡 ?加古

??潜水艦 ?伊401
潜水艦は伊401以外全員鎮守府外で活動中
(伊168
伊8
伊58
呂500
伊19
伊26)

??戦艦
?金剛
ガングート
長門??

空母 ?雲龍 熊野に刺され入院中(病院A)復帰目処は立っている
?天城 腕の治療で入院中(病院A)復帰間近?
葛城 ?
加賀 ?
瑞鶴 リハビリの為通院中(病院A)入院予定は無し?
翔鶴 ?
隼鷹 ?
飛鷹 ?
龍驤 ??

その他 ?
秋津洲 ?
明石
他鎮守府の島風 病院Aにて入院中
島風提督 病院Cに入院中


とりあえずはこんな感じです。何か抜けがあったらすいません

ーー

コンコン


提督「…入っていいぞ」


阿武隈「……」ガチャ


提督「阿武隈…」


阿武隈「ごめんなさい」土下座


提督「…………」


阿武隈「提督…あたし……」


提督「…とりあえず頭を上げてくれ」


阿武隈「はい……」スッ

提督「…もういいんだ阿武隈」


阿武隈「でもあたしは…龍驤さんのことを……」


提督「いい……もう終わったことなんだ…」


阿武隈「ごめんなさい……提督の事が嫌いとか…龍驤さんを奪おうとかは思ってなかったんですぅ…」


提督「…………」


阿武隈「あたしは何も覚えないけど……多分龍驤さんとあたしは…」


提督「それ以上は言わないでくれ、頼む」


阿武隈「あぁ……ごめんなさい……」

提督「…龍驤も悪い所があったんだ。酒に弱いのは…本人の責任だ…」


阿武隈「でも!龍驤さんは自分からお酒を飲んで無いんですぅ!」


提督「…………」


阿武隈「酔ってたとはいえ、あたしが悪いんです!龍驤さんは悪くありません!」


阿武隈「だから提督!怒るならあたしに怒って下さい!どんな罰だって受けます!」


提督「…………」


阿武隈「あぅ…提督………」


提督「…そう言うなら龍驤にも話を聞いてみないとな」


阿武隈「…!龍驤さんは今何処に居るんですか!?」


提督「…部屋から出てこないんだ」


阿武隈「ならあたしも部屋に行きます!行って直接謝まらせて下さい!!」


下1~3高コンマ 部屋や龍驤の様子やその他状況等

ーー

朝霜「酔うと裸になるとか、龍驤さんも痴女じゃねぇか!」


龍驤「うぅぅぅ…」


朝霜「しかもそれを新入りの長門の前で披露するなんて…あははははは!」


龍驤「うるさいドアホ!!こっちは何も覚えないねん!!」


朝霜「でもよ~はははははは!傑作だぜ!」


龍驤「こいつ……!」


提督「…これはどういう状況だ?」


阿武隈「龍驤さん……?」

朝霜「それがよ、長門に食事会の話聞いてさ……はははははは!」


龍驤「人の失態を笑いもんにすんな!!」


提督「…龍驤はあの日の事は何も覚えていないのか?」


龍驤「ぐ……そうやねん、何も覚えないねん…」


朝霜「でもよ、龍驤さんが脱いだのは事実だからな!」


龍驤「黙れボケ!!」


阿武隈「あの…龍驤さん……?」


龍驤「ん、なんや阿武隈?まさかアンタもウチのことからかうつもりちゃうやろな?」


阿武隈「いやそうじゃなくてぇ…本当に何も覚えてないんですかぁ……?」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞、行動他

龍驤「なんも覚えとらん…って、なんや自分エライ含みある言い方やな」


阿武隈「いえ、あのぅ…」


龍驤「まさか……」


阿武隈「ひ…………!」


龍驤「ウチ脱ぐだけじゃなくてものすごいことしてしもうたんか?」


阿武隈「え…?」


龍驤「うわ…皆んなの前に出るの恥ずかしなるわ……嫌やなぁ…」

阿武隈「あ…の……」


龍驤「でも今回の事に関してはガングートのせいやし、切り替えていかなしゃーないか…」


阿武隈「……」


龍驤「言いにくいこと言うてくれて、ありがとうやで阿武隈」


阿武隈「……提督…あたし……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「そこまで本人が気にしてないならいいが…俺はまだ少しな……」


阿武隈「あぁ…提督……」


龍驤「なんや?なんの話してるん?」


提督「…なんでも無い。龍驤、落ち着いたら執務室に来てくれ。仕事がある」


龍驤「あ、そうやね…コイツのせいで遅れてごめんな?」


朝霜「なんだよ、あたいのせいか?」


龍驤「お前しかないやろ!!」

提督「…急がなくていいからな」ガチャ


阿武隈「あの……」


提督「…………」


阿武隈「…提督、本当にごめんなさい!!」土下座


阿武隈「龍驤さんは覚えてなかったけど…あたしは龍驤さんと多分シちゃったんです!」


阿武隈「その事を許してなんて、都合のいい事は言いません!でも……せめてこの艦隊にはあたしを置いていて下さい!」


阿武隈「お願いします!なんでもします!どんな罰だって、償いだってします!!」


阿武隈「だから……提督…!!」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「誰も覚えてなくて…証拠が無いなら何も起きてないんだ…」


阿武隈「でも!!」


提督「…これでこの話は終わりだ」


阿武隈「提督はさっき少し…って言ってたじゃないですか!!」


提督「…少し歯が痛かっただけさ。何も思ってはいない」


阿武隈「嫌だ……提督、あたしを捨てないで!!」


提督「…何を言っている。阿武隈は大事な戦力だ、お前を手放したりなんかするはずないだろう」

提督「…そうだな、あえて注意するならお酒には気をつけるんだ」


阿武隈「提督!!」


提督「…もうすぐ対潜任務がある。出撃の準備をしておいてくれ」


阿武隈「そんな……なんであたしを許すんですか!?大切な人を…龍驤さんを汚したんですよ!」


阿武隈「あたしは許されちゃダメなのに…なんで……」


阿武隈「なんでそんなに…優しいんですか……」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞、行動他

提督「…阿武隈を許すかどうかは俺が決める、もう許すと決めた」


提督「それに必要以上に自分を罰する必要はない、もうあの頃とは違うだろ?」


阿武隈「あたし…は……」


提督「ノルマが守れないからといって罰を要求したり、勝手に枷を付ける必要も無いんだ」


提督「ここにはノルマも無いし、阿武隈を罰する奴なんか何処にも居ない」


提督「そもそも、お前は何も悪いことをしていないんだ」

提督「前の鎮守府のノルマだって、大本営が定めたものでは無く、あの鎮守府が勝手に定めたものだ」


提督「それが守れないからといって、何も問題はない」


提督「だから阿武隈…もう自分を追い込まなくてもいい」


提督「もし辛いなら、出撃を休んでたっていいんだぞ?」


提督「…龍驤の事も大切だが、阿武隈も大切な仲間なんだ」


提督「俺は好き好んでこの鎮守府の誰かを傷つけることはしない。だから…安心してくれ」


提督「…わかってくれたか?」


阿武隈「安価」


下1~3高コンマ 阿武隈の台詞、行動他

阿武隈「……」ダキッ


提督「うぉっ……阿武隈?」


阿武隈「ご、ごべんなざい゛いいい!」グズグズ


提督「涙と鼻水でぐしゃぐしゃじゃないか…俺の言ったことはわかってくれたんだな?」


阿武隈「ばい"!わ"がり"ま"じだ…!」


提督「わかってくれたなら…それでいいんだ」


阿武隈「でいどぐ…あ゛り゛がどう゛ござい゛ま゛ずぅぅ……」


提督「よしよし……」

阿武隈「うぇ……でいどぐ……」グズグズ


提督「…そんなに泣いてると、せっかくの顔が台無しだぞ?」


提督「任務までまだ時間はある…風呂にでも入って、顔を洗ってこい」


阿武隈「う"ん……」


提督「ゆっくり、心を落ち着けてくるんだ」


阿武隈「……」コクリ


提督「阿武隈、楽しい事を考えるんだぞ。決して前の鎮守府の事は思い出すな」


阿武隈「……」


提督「…それじゃあ、任務の時間まで待っているぞ」



阿武隈「あ"い……」グスッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー風呂


阿武隈「うあ"ぁぁぁ~~!」


清霜「いい加減泣き止んでよ阿武隈さん」


阿武隈「だっで……だっでぇぇ…」


霞「こうなった阿武隈さんは長いわよ?」


雷「ずーっとグスグスやってるものね」


皐月「泣きすぎて脱水症状になりかけたことあったんだよね?」


清霜「この後出撃なんでしょ?だから泣き止まないとダメだよ?」


阿武隈「ひ……ひっぐ……」


霞「まるでダメね…」

雷「気を紛らわせるのはどうかしら?」


皐月「でもここに居る皆んなはオッパイ無いし…」


霞「アンタは胸のことから離れなさい」


清霜「ほら~泣き止んでって~~」ユサユサ


阿武隈「ぇぐ……」


霞「困ったわね…どうやったら泣き止むのかしら?」


皐月「理由を聞いちゃうのはNGだよね?」


雷「そうよ、自分から言わない限り、理由は聞いちゃダメなんだから!」


清霜「泣きたい日だって、あるもんね…」


霞「でも今は事情が違うの。阿武隈さんはもうすぐ出撃だからなんとかしてあげたいのよ」


皐月「どうしよっか?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ガラガラ


皐月「あれ?誰が入ってきたんだろ?」


長門「……!?」


清霜「長門さんだ!」


霞「でも何か様子がおかしいわね…」


雷「あっ!今お風呂だからタブレット持ってないじゃない!」


皐月「そっか、読唇術でこっちの言ってることがわかっても、長門さんがこっちに伝える手段が無いんだ!」


雷「ええっと、どうしましょう…」

清霜「ええっと…」ススッ


長門「…!」スッ


清霜「よかったぁ、長門さんに伝わったみたいだよ!」


雷「それって、手話…?」


霞「そうか、アンタは……そうよね、手話は知ってて当然よね」


皐月「清霜、長門さんに阿武隈さんのこと説明してあげて!」


清霜「わかってる!あのね長門さん…」スススッ


長門「……」

阿武隈「う"ぇぇぇぇ……」


長門「……」


阿武隈「え"……ながどざん……?」


長門「……」ギュッ


阿武隈「ふぁ……」


皐月「オッパイ…いいなぁ…」


長門「……」ススッ


清霜「あのね、長門さんが阿武隈さんに言いたいことがあるんだって」


阿武隈「あだじにぃ……?」


下1~3高コンマ 長門の言いたいこと等

清霜「涙の数だけ強くなれる、何があっても乗り越えていけばいい…だって」


長門「……」ギュッ


阿武隈「う……あぁぁぁぁぁぁん!!」


皐月「また泣いちゃった……」


霞「これだけ思いっきり泣いたら、直ぐに泣き止むでしょ」


雷「…………」


清霜「どうしたの雷?」

雷「長門さんって、司令官から話聞いてのかなって思ったのよ。普通泣いてるならその理由を聞くでしょ?」


霞「確かにそうね……」


清霜「…ううん、聞いてないと思うよ」


皐月「もう手話で聞いてくれてたの?」


清霜「聞いてないけど…長門さんはわかってると思うんだ。長門さんもそうだったと思うから……」


霞「成る程ね……自分も聞いて欲しくないから……か」


雷「長門さんも泣くことがあるのね…」

清霜「何があって長門さんがこうなったのかは知らないけど、きっと傷付いてると思うんだ」


皐月「長門さんのトラウマには気をつけないといけないね」


霞「いくら克服組だって言っても、些細なことで再発することがあるものね」


雷「うん…響と電もそうだし…」


皐月「そういえば暁達は大丈夫?三人ダウン中でしょ?」


雷「暁はまだかかりそうだけど、響はもうすぐ良くなると思うわ。電は……もしかしたら入院かもって」


霞「そうなのね……」


阿武隈「ふぅ……」


皐月「あっ、阿武隈さん泣き止んだみたいだね」


霞「それじゃあ、私達も出ましょうか」



下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

霞「この後は対潜任務ね…」


皐月「装備確認しておかないとね~」


雷「司令官と皆んなの為に頑張っちゃうんだから!」


阿武隈「……はっ!!」ピキィィィン


霞「何今の音?」


皐月「ニュータイプみたいな音がしたね」

阿武隈「……!」シュババ


霞「阿武隈さん?そんなに急いでとうしたのよ?」


阿武隈「……行かなきゃ!!」


皐月「何処に行っちゃうの?」


霞「もうすぐ出撃なのよ?一体どこに…」


阿武隈「……!」ダダダッ


雷「……あ!ちょっと阿武隈さん!下着!パンツ忘れてるわよ!阿武隈さん!!」


皐月「…行っちゃった」

ーー


阿武隈「夕張さん!!」バターン!


夕張「うわびっくりした!一体なんですか!?」


阿武隈「映像…持ってますよね?」


夕張「え?」


阿武隈「宴会の夜何が起きたのか…盗撮カメラで録画してますよね!?それを見せて欲しいんです!!」


夕張「安価」


下1~3高コンマ 夕張の台詞、行動他

夕張「あまり見ない方がいいと思いますが……そこまで言うなら…」カタカタ


阿武隈「これは……!!」


夕張「阿武隈さんはキス魔だったんですね…色んな人にキスしまくってますよ」


夕張「そして最後は力尽きて、裸で寝ちゃったんです。龍驤さんの隣で気持ち良さそうに寝てますね」


阿武隈「……」


夕張「阿武隈さん……?」


阿武隈「よかった…よかったよぉ……」ポロポロ


夕張「よっぽどショックだったんですね…」


阿武隈「あたしは龍驤さんを…汚してなかったんだ……」


ーー

上手く着地できてよかったです


引き続きネタ、コメントはお待ちしてます

ーー

レ級「暁、大丈夫か?」ガチャ


暁「うぁ……レ級…」


レ級「辛いならそのままでいい。まだダメみたいだな」


暁「うん……」


レ級「原因はなんなんだ?響のゲロを浴びただけでは普通こうはならないだろう?」


暁「私ね…元々胃腸が弱いの……些細なきっかけで…寝込むことも多くて…」


レ級「胃腸…内臓が弱いっていうんだな?」

レ級「そうか……暁は他の奴に比べて肉を食べていることが少ないとは思っていたが、そういう理由だったのか」


暁「お肉とか…生ものはあんまり……」


レ級「なら今も魚や野菜を食べているのか?」


暁「ううん…今は何も食べれてないの…胃に食べものが入ると吐いちゃうから…」


レ級「なら栄養はどう取っている?」


暁「点滴…してもらってるから……」


レ級「…対処しているならそれでいい。暁、早く良くなってくれよ……」


暁「うん……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

暁「ねぇ……そういえばクキちゃんはどうしてるの?」


レ級「クキか?」


暁「私とレ級が一緒に居る所見つけたら…何かと邪魔しに来てたじゃない?」


暁「最初は嫌だったけど…クキちゃんはお姉ちゃん思いの…可愛い子なんだなって思うようになってきたの…」


暁「でも…私が体調崩してからは…姿を見てないから…気になってたの…」


レ級「あいつは……あたしを独占できるって喜んでたな」


暁「ふふ…クキちゃんらしいわね…」

レ級「でも、最近は寂しそうにもしてるな。暁と言い合ったりできないのが寂しいんだろう」


暁「クキちゃんが……」


レ級「なんだなんだ言って、クキも暁のことは好きなんだ。あたしと付き合ってるのは相変わらず気に入らないそうだが…」


暁「私も…今はクキちゃんの事、好きよ」


レ級「だから暁…早く治してくれよ……」


暁「な、なに…?」


レ級「暁が居なくなったら…あたし……」グスッ


暁「安価」


下1~3高コンマ 暁の台詞、行動他

暁「大丈夫よ…治ったら…結婚式をあげましょう…」


レ級「ケッコンシキってなんだよぉ……そんなことよりあたしは暁のことが心配で心配で……」グスグス


暁「そっか……深海にはそんな概念が無いんだ…」


レ級「暁ぃ……そのまま死ぬとかやめてくれよぉ……」


暁「大丈夫だって……よくあることなんだから…」


レ級「でもぉ……」

霞「暁、お邪魔するわよ……あら、レ級も居たのね」ガチャ


レ級「ぐす……」


霞「……もしかして痴話喧嘩でもしてた?私って邪魔?」


暁「そうじゃないわ…レ級が私のこと心配してただけで…」


霞「……そ、ならいいんだけど」


レ級「チワゲンカってなんだぁ…」


暁「気にしなくていいわよ…」

暁「それより…霞は何しに来たの…?」


霞「あら、私の好きなものを忘れたの?」


暁「……毒草がどうかしたの?」


霞「暁に薬を作ってきてあげたのよ。毒は薬にもなるのよ?」


暁「それって…どんな薬…?」


霞「胃の働きを弱めるものよ。そうすればとりあえず嘔吐は止まるようになるわ」


レ級「素人がそんなの作って大丈夫なのか……?」


霞「ちゃんと免許は持ってるわ。暁、この薬飲む?」


暁「安価」


下1~3高コンマ 暁の台詞、行動他

暁「その薬…試したの?」


霞「もちろん、私で試したわ。ちゃんと効果はあったわよ」


霞「胃の働きが弱まって、胃液の分泌も抑えられたわね」


暁「そう……」


霞「あえて注意点をあげるなら、この薬はあんまり気持ち良くはなれなかったわね。本当に胃にしか効果が無いわ」


暁「いいわ…今は気持ち良さはいらないから…」

暁「じゃあ…この薬飲むわ…」


霞「わかったわ。でもまだ水を飲むのも辛いわよね?」


暁「うん…胃に何か入ったら…吐いちゃうから…」


霞「そうねぇ…………レ級って飴食べる時ってすぐ噛む?」


レ級「今それが関係あるのか?」


霞「えぇ、暁の為なの」


レ級「…あたしは飴は噛むぞ。ちんたら舐めるのは嫌いだ」


霞「ありがとう、なら私がやるしかないわね……」

霞「暁、レ級。初めに言っておくけど、これは治療の為なのよ?」


レ級「何を言っているんだ?」


霞「今にわかるわよ。暁、こっち向いて」


暁「ん……」モソモソ


霞「それで大丈夫よ。じゃあ……んぐっ」


レ級「あぁ?霞が薬を飲んだ?」


霞「ん…………」チュッ


暁「んぐ!?」


レ級「あーーーーー!!あたしの暁とキスした!!」

霞「んふ……ん…」


暁「んんっ!………ん……!」


霞「れる………ん…」ジュルッ


暁「ん…………んっ…!」ゴクリ


霞「ぷはっ!……ふぅ、ちゃんと飲んでくれたみたいね」


暁「ふぁ……」


霞「一時間くらいで効いてくると思うから、それまで安静にしてなさい」


霞「効果が出てきたら飲み物も飲めると思うから、そらまでの辛抱よ」


暁、レ級「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

暁「……」ぽけーーっ


霞「暁?聞こえてないの暁?」


暁「あぁ…うん……」


霞「…いきなりキスしたのは悪かったわ。でも水が飲めないっていうんだから、これしかなかったのよ。だから……」


レ級「お前ぇぇぇ!!」ガシッ


霞「うっ……!」


レ級「あたしの暁に何をした!!」


霞「だから……仕方ないって……!」

レ級「そんなことするならあたしがやった!!」


霞「だって…アンタは飴噛むっていうから…」


レ級「それくらい暁の為なら我慢する!!」ギリギリ


霞「うぐ……苦し…っ……!」


レ級「あたしの暁を…よくも…!!」


暁「安価」


下1~3高コンマ 暁の台詞、行動他

暁「やめてレ級…私の為にやってくれたのよ…」


レ級「でも!」


暁「いいから…ね?」


レ級「……わかった」パッ


霞「うぇっ……ゲホッ…う…」


暁「ごめんね霞…」


霞「いいわよ…私の方が悪いし…」

暁「この薬は…一時間くらいで効くのよね?」


霞「そうよ、効いてくれば楽になるわ」


暁「定期的に…飲んだ方がいいのよね?」


霞「暁にその薬が合うなら、飲み続けてもいいと思うわ」


暁「ならレ級…その時はお願いできる?」


レ級「あたしが薬を飲ませるんだな?」


暁「そう…霞がやってくれたみたいに…」


レ級「任せろ!完璧にやってやる!」


霞「また薬が効き始めた頃に戻ってくるわね。私はちょっとやることがあるから部屋に戻ってるわ」


暁「ありがとう…霞…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー1時間後


霞「暁、薬の具合はどうかしら?」ガチャ


暁「霞、この薬凄いわね!かなり気分が楽になったわ!」


霞「それならよかったわ。でも気をつけなさい、胃が楽になっただけで体力はまだ戻ってないんだから」


暁「それくらいわかってるわ!」


霞「さて、その薬をもっと作らないといけないわね。とりあえず一週間分はいるかしら…」ブツブツ


レ級「霞……」


霞「…あらレ級、どうしたの?」

レ級「さっきは…その……ごめんなさい…」


霞「いいわよ別に、もう気にしてないわ」


レ級「本当か!?」


霞「えぇ、それより暁の側に居てあげて。病は気からって言うでしょ?」


レ級「ヤマイ…?キカラ?」


霞「…病気は気持ちが大事ってこと。暁の恋人の貴女が側に居てあげたら、暁も早く元気になるわ」


レ級「そうなのか…!暁!もっと近くに居てやるからな!」


暁「もうレ級ったら…」


霞「全く、この二人は…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等

ーー数日後


霞「…それで、暁にはこのまま薬を飲んでもらうつもりなの」


夕張「市販の薬よりは確かに効き目がありますし、そのまま飲んでもらっても大丈夫だと思いますよ!」


霞「飲み合わせも問題無いし、暁から副作用で何かあるとも聞いて無いから、このまま経過を見守っていましょう」


響「そういうわけにはいかないね」ガチャ


夕張「響ちゃん!もう体調は良くなったんですか?」


響「おかげさまでね。でもこのままだと新しい病気にでもなってしまいそうだよ」


霞「どういうことよ?」

響「私の部屋はね、暁の隣なんだ」


夕張「へ?それがどうかしたんですか?」


響「薬を飲ませる為のキスがとびきり濃厚みたいでね…毎回毎回致されたらこっちも困るんだ」


霞「そんなの私に言われても困るわ」


響「そこをなんとかして欲しいんだ。カプセルじゃ無く粉薬とかにできないのかい?」


霞「無理ね、暁は水も飲めないくらいなのよ」


響「じゃあ私は姉が恋人を犯す情事の音を聞き続けないといけないっていうのかい?」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞、行動他

霞「そうね…私の責任も少しあるから、注意しにいくわ」


響「そうしてくれると助かるよ」


霞「聞き入れてもらえるかは別だけど、注意しないよりはマシでしょ」


夕張「そっか…暁ちゃんの部屋はノーマークだった…」ブツブツ


響「夕張さん?何をブツブツ言ってるんだい?」


夕張「な!なんでも無いですよ!」


霞「…とにかく行ってくるわ」

ーー暁の部屋


霞「暁、入るわよ」ガチャ


レ級「霞か!薬を持ってきてくれたのか?」


霞「そうじゃないの。貴女達に言いたいことがあるのよ」


暁「私達?レ級だけじゃなくて?」


霞「そう……薬の度にヤるのを止めて欲しいそうよ。声が漏れてるって苦情がきてるの」


霞「行為をするなとは言わないわ。でも周りには気を使って欲しいって話よ」


暁、レ級「安価」


下1~3高コンマ どちらかの台詞、行動他

暁「声を抑えるのは無理ね」


レ級「あぁ、無理だな」


霞「そこまでハッキリ言い切られると困るんだけど…」


暁「だってレ級の声って凄いんだもの。とても我慢できないと思うわ」


レ級「そもそもあたしは意識して声を出して無いんだ。勝手に出るものは仕方ない」


霞「でも…困ってるのは響なのよ?」


暁「響が!?」


霞「そうよ、隣の部屋って響なんでしょ?」

暁「そっか…響が困ってるなら…でも……」


レ級「言っておくが暁とヤらないのは嫌だからな!」


霞「とにかく私は苦情の内容は伝えたわよ。後はなんとかしてちょうだい」


暁「なんとかって…うーん……」


霞「…早く治してレ級の部屋で色々とするしかないんじゃない?私が思いつくのはそれくらいね」


レ級「よし!なら早く元気になるんだ暁!」


暁「無茶言わないでよ!」


霞「はぁ…こんなことになるんだったら、薬なんて渡さない方が良かったかしら?」


ーー

ひょっとして展開が早過ぎるのでしょうか?誰々が今どうなっているのかが分かり辛かったのでしょうか?



ちなみにまだ終わりそうにありません


それでは次スレでお会いしましょう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom