【Fate】聖杯を勝ち取れ!【安価とコンマ】 (1000)


FateのSSです。
基本的に安価、コンマで主人公である「貴方/貴女」を操り聖杯戦争を生きていきます。

1程悪く、9ならば良い結果になります。
0は特殊と扱い、あらゆる補正を受けません。

連取りはコンマは許可しますが、安価の場合は下を採用します。
また、雑談なども下にします。
※場合によっては>>1の判断で再安価や安価下となる場合があります。
  ご了承ください。



戦闘時のコンマ表

0、特殊判定・クリティカルと同じ効果
9、クリティカル・成功大の効果に合わせ三連続取得で追加+3
87、成功大・相手が失敗以下で追加+1
65、成功・特になし
43、失敗・特になし
2、失敗大・相手成功以上で追加-1
1、ファンブル・失敗大に合わせ三連続取得で追加-3


Wiki:https://www2.atwiki.jp/katitore/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519857242

セイバー 8、ランサー 1
赤雷:+1
判定:+12【勝利】


再開は18時から。

セイバー 8、ランサー 1
赤雷:+1
判定:+12【勝利】



セイバー「おらぁぁ!」

ランサー「っきゃぁぁ!?」

肩から腰までを剣で切り裂かれ、斜め体を裂かれる。

ランサー「おぼえて、なさいよぉ……!」

止めを刺される寸前、令呪によってランサーは撤退する。

サンクレイド「素晴らしいデース、セイバー」

背後から拍手とともにやって来たマスターを見て、そして一つため息を溢す。

セイバー「クソ、まだ耳がおかしい……」

鬱陶しそうに兜を叩きながら、双子館へと戻っていく。



.



執筆判定
コンマ分だけ進む、現在:1
>>下コンマ 全裸疾走:+3


夢判定
5以上で成功
>>下コンマ



2人の兄の代わりに自分は産まれてきたらしい。

ならば自分はその代わりになろうと心に決めた。

自分は臓硯の代わりにはなれないのだと察する。

ならば自分はその夢の力になればいいと思った。

自分や兄弟よりも臓硯は強い希望を持っていた。

それを忘れているのならば突きつけなければと。

意思は固く、想いは強く、ひたすらに建設的に。

成長がないのならば、障害を与えねばならない。

その為の踏み台になるなら、喜んで屍を積もう。

重ねた屍による救われぬ者の為希望を与えよう。

その為に臓硯は生きて、生き長らえてきたのだ。

自分ができる親孝行は、屍となった臓硯も喜ぶ。

それがきっと希望なのだから、そうに違いない。


3日目、朝



最悪の目覚めをキャスターは迎える。

霊的に繋がっているサーヴァントとマスターは高いの記憶を夢として共有することがある。

だから今回は彼の夢や思想なのだろうが……。

キャスター「……ちっ……無機質な言葉の羅列ほど鬱陶しいものはないな!」

腹を立てつつ、 すでに置かれていたコーヒーに口をつける。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、宗蓮
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


貴方「朝食だよ、言われた通り凝ってみたけど……どうかした?」

示し合わせたかのようなタイミングで現れた彼にキャスターは微妙な顔をする。

キャスター「お前に文句を言いたかったが今ではない!」

貴方「そうなんだ、じゃあ改めて来るよ」

キャスター「そこにいろ、不満をため込む趣味はない」

そう言われ彼はおとなしく床に座る。



会話候補
キャスターか貴方視点で
下3

寧ろこの貴方、起源覚醒なんて興味無さそうじゃなかった?

キャスター
お前は「希望」を信仰でも見出しているようだが、やめておけ
「希望」なんてものは「呪い」と何も変わらん
ある意味、俺のこの体を蝕む火傷や凍傷etcはお前の言う「希望」の産物だぞ?
こんなものに救いがあると思うか?


眠たいのでちょっと寝ます。

再開は明日の夜、21~22:30くらいでしょうか。

おやすみなさい。

乙でしたー


今帰ったので今から再開


キャスター「……米とみそ汁に漬物か……お前の食生活はどうなってる」

箸でそれらを食べながら文句をぶつける。

キャスター「いや、無駄に食い潰すだけの妖怪に成り果てた愚か者しか家族が居なければそうもなるか。お前はもっとまともな人間と触れ合え」

箸で彼をさし、厳しい目つきで彼を糾弾する。

キャスター「でないと、お前の言葉は誰にも響かない空虚なままだ」

その言葉を聞き、彼は胸を打たれた様子で強くうなずく。

貴方「ありがとうキャスター、屑の僕でも少しだけ勇気づけられたよ!」

キャスター「……自己評価が低いのは構わん、だがな……お前は「希望」を信仰でも見出しているようだが、やめておけ「希望」なんてものは「呪い」と何も変わらん」

冷たく、キャスターは言葉を紡ぐ。

キャスター「ある意味、俺のこの体を蝕むものはお前の言う「希望」の産物だぞ? こんなものに救いがあると思うか?」

貴方「あるよ、アンデルセンの作った童話は希望を産んで、守って、作った……偉大な希望だよ!」

心底そう思っているかのように、彼の瞳はキャスターを見つめていた。

心底嫌そうにキャスターは顔を歪ませる。

貴方「英雄一人の体にまで及ぼす力があるって証明なんだよ、キャスター!」

キャスター「ええい! いちいち距離が近い!」

押しのけると同時に、部屋から追い出す。




感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
キャスター >>下2コンマ


帰ったら再開します

3日目、昼



彼は自室で慎ましく昼食を済ませる。

血の滴るような焼き加減で、傍にはコーヒーが一杯だけ置かれている。

貴方「……キャスター、今回のも文句言ってたなぁ……改善していかないといけないんだけど……」

苦笑しながら、汚れた食器を片づける。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、宗蓮
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


貴方「調味料が足りないんだろうか……」

戸棚の貧相な品揃えを思い出しながら、彼はまずスーパーに寄ろうと家を出る。

……不意に足を止め、ウンザリした顔で息を吐く。

貴方「……なにかな?」

宗蓮「…………」

わき道からゆっくりと、宗蓮が現れる。

……空気は少しだけ重くなったように感じ、緩慢な動きで振り返る。



会話候補
宗蓮か貴方視点で
>>下3までで候補


ちょっと朝まで帰れないので今日は再開なしです
明日の18時から再開


荒耶「……そう警戒するな、今日は起源についての話しではない」

貴方「……聞こうかな?」

体勢を少しだけ楽にし、続けるように指示する。

貴方「ただまあ先に対価は聞きたいんだよね、君みたいな人間が素直な対等関係は結べるとは思わない。特に僕みたいな塵芥にね」

自虐か、それとも正当な自己評価か。

彼のその非難するような目は、真っ直ぐに荒耶を見つめる。

荒耶「戦争の話しだ……クラスは伏せさせてもらうが、これが私のサーヴァントだ」

そういい、荒耶の隣にサーヴァントが実体化する。

ライダー「よろしく、どこぞのマスター」

貴方「初めまして」

礼儀正しく頭を下げ、その後いつもの様に荒耶に視線を向ける。

荒耶「短刀直入に言う、私と手を組まないか? これは同盟の誘いだ」




行動選択
1、同盟
2、不可侵
3、拒絶
>>下


貴方「構わないよ、君に狙われるよりは隣に置いた方が安眠できそうだし」

皮肉満載に、彼はそう言い捨てる。

貴方「……それにしても、僕にこだわる必要が分からないんだけど……他にも参加者には面白い起源を持っている人がいるんじゃない?」

荒耶「…………話は終わりだ」

貴方「……やれやれ、話したい事だけか、自分勝手だなぁ」

自分の事を棚に上げ、呆れた様に肩を竦める。



感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
荒耶 >>下2コンマ


荒耶→【興味(大)】

「……興味深い男だ」

3日目、夜



貴方「うーん、中々だね」

調味料棚に詰まった調味料を見て、彼は満足気に頷く。

静かに戸を閉め、そして困った顔を浮かべる。

貴方「どう使えばいいんだろうなぁ」



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、宗蓮
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


蔵から蟲を拝借し、庭に撒く。

……ウゾウゾと緩慢な動きで土に潜り、街中に散っていく。

羽の生えた蟲も、音も無く夜の空に消えていく。

貴方「……さてと……」

水晶を取り出し、使い魔たちの様子を見る。



使い魔判定
5以上で成功
>>下コンマ


貴方「………………」

音沙汰も無く、蟲達は何の魔力にも反応しない。

貴方「……仕方ないか……」

使い魔たちの魔力を斬り、庭から出ていく。

貴方「お腹減ったな……何か調達するかな……」



3日目、イベント


陣営判定
98、セイバー
76、ランサー
5、アーチャー
4、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


状況判定
9~7、イベント
6~4、戦闘
32、捕捉
1、襲撃
>>下コンマ


イベント判定
9~7、戦闘
6~4、負傷(大)
3~1、襲撃
>>下コンマ


陣営判定
9~7、セイバー
65、アーチャー
4、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


眠いので今日はここまで。

えー、三日目のイベントまでは確定で生き残ります。

が、負傷は三日残るのでランサーは五日目のイベント判定まで負傷によるマイナス補正が入ります。

金時が相手だと結構きつい気がしますねー。

まだまだ前スレのスキルは募集しているので、そっちもヨロです。

再開は18時から。

おやすみなさい


ランサー 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運D
バーサーカー 筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C

筋力差 発生
耐久 +12、-15で決着
魔力差 発生

ランサー
拷問技術 成功大以上で追加+1
戦闘続行 決着判定時好影響
竜の息吹 補正+1
千界樹(黒魔術) 相手のコンマが4以下ならば失敗大として扱う

バーサーカー
怪力 成功大以上で追加+1
天性の肉体 耐久増、補正+2


ランサー >>下コンマ 龍の息吹:+1
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2

ランサー 9、バーサーカー 9
拷問技術:怪力で相殺
判定:【拮抗】



ランサー「やぁ!」

バーサーカー「おらぁ!」

槍と斧がぶつかり合い、そして二者は距離を取る。

ランサー「……ちっ……」

凄まじい打ち合いで、ランサーの傷が開く。

……長期戦になれば、勝ちの目は薄くなるだろう。



ランサー >>下コンマ 龍の息吹:+1  負傷:-1
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1

ランサー 1、バーサーカー 7
怪力:-1
判定:-9【劣勢】



大きく、バーサーカーの右腕が振り上げられる。

寸前で避けることもできず、残像すらとらえられぬ速度の斧の振り下ろしをその身に受ける。

バーサーカー「おぅらぁぁ!」

ランサー「く、ぅぅ!」

完全にセイバーとの戦闘で受けた傷が開き、夥しい血が流れる。

バーサーカー「っは、やっぱし手負いか? だが手加減はしねえぞ!」

ランサー「隙、だらけよ! 『竜声雷鳴(キレンツ・サカーニィ)』ッッ!」



ダメージ判定
9、-8
8~6、-4
5~2、-2
1、0
>>下コンマ

耐久のところ逆でした

ダメージ:+2
判定:-7【不利】



バーサーカー「うぉぉ!?」

咄嗟の防御が間に合わず、バーサーカーはまともにランサーの攻撃を食らう。

バーサーカー「……ぐぉぉ……いいもん、もってるじゃねぇか……」

ランサー「この、なんで、立ってんのよ……」

だが思っていたダメージは無い、ランサーの不利は未だ動かない。



ランサー >>下コンマ 負傷:-1
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1

ランサー 1、バーサーカー 7
怪力:-1
判定:-12【敗北】



ランサー「この―――」

バーサーカー「おらぁ!」

反撃に出ようとしたランサーに、バーサーカーは大上段からの振り下ろしを行う。

斧の衝撃で土煙が舞い、衝撃の地点から蜘蛛の巣状に亀裂が入る。

だが…………。

バーサーカー「逃げやがったか……」

寸前でランサーは令呪により撤退し、バーサーカーの恐るべき行動を寸でのところで回避できた。

しかし、あの傷では暫くは動けないだろう……そうバーサーカーは考えながら鉞を担ぎ霊体化する。



.


執筆判定
コンマ分だけ進む、3以下で……
>>下コンマ


夢判定
5以上で成功
>>下コンマ

4日目、朝



薄く目を開け、異臭に気づく。

貴方「ああ、ごめん、起こしちゃったかな?」

キャスター「………………」

濃い血の匂いに嫌悪の眼差しを向ける。

貴方「本当にごめんね、これだけおいて出ていくから」

本当に申し訳なさそうに、自分のマスターは部屋から出ていく。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、宗蓮
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


彼はごみを捨てるために外に出る。

ガラガラと音が鳴り、静かな朝を破壊する。

……だがその数後には、いつもの静けさが戻る。

貴方「よし、と」

懐から蟲を取り出し、ごみ袋に投げる。

するとそれは発火し、ごみ捨て場にあるすべてが跡形もなく灰になり、やがて風に吹かれ消えていく。

……処理を終えた彼が振り返ると、その一部始終を見ていた人物が立っていた。

貴方「待たせたかな?」

荒耶「…………」



会話候補
荒耶か貴方視点で
>>下3までで候補


荒耶「お前が気にしていた遠坂の次女……」

貴方「桜ちゃんのことかな?」

荒耶「……エーデルフェルトに養子にいったそうだ、あの家なら優秀な魔術師に育つだろう。貴様の家に迎え入れられるよりはな」

その言葉に、興味なさげな顔をする。

貴方「それで、何が言いたのかな?」

荒耶「貴様の唱える希望とは違う行動の結果、その考えよりも良い結果が生まれた。これを貴様はどう思う?」

その言葉に、彼は落胆したような表情を浮かべる。

貴方「見解の相違だね、根源に向かうのが魔術師達の希望ってだけだろう? 人類への希望になりえないなら、それはもったいないことだろう?」

呆れた様子で、荒耶を見つめる。

貴方「君も同じだよ、どうせ聖杯に根源へ連れていってくれだなんて言うんだろうけど……礎になる気がないならグダグダと言って欲しくないな」

そういい、彼はうんざりしたと言った表情で門へと向かう。




感情判定
貴方 >>下コンマ
荒耶 >>下2コンマ

今日はちょっと体調悪いのでなしです、すみません


貴方→【嫌い】
「戦闘にだけ手を貸しさえすればいい」

荒耶→【執着】
「……面白い」

を取得しました。

4日目、昼



キャスター「…………」

首を鳴らし、肩を回す。

空気を入れ替える為に窓を開け、冷たい空気を部屋に取り込む。

キャスター「さて……」

少しだけ、意識を執筆から戦争へと向ける。

キャスター「他の陣営と組んだと言っていたが……どんな奴か……」



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


ごみ捨てを終えた彼は蟲蔵に潜る。

……いつもと変わらない、悍ましい風景に対し彼は顔色一つ変えない。

否、変えたことがない。

貴方「この辺りかな?」

適当な虫を見繕い、庭に放つ。



使い魔判定
5以上で成功
>>下コンマ 日中:-2 キャスター:+1


特殊判定
9~7、戦闘
6~4、第九陣営
3~1、襲撃
>>下コンマ


陣営判定
98、セイバー
76、ランサー
54、アーチャー
3、ライダー
2、バーサーカー
1、アサシン
>>下コンマ >>下コンマ二桁目


鮮花「っ、バーサーカー!」

バーサーカー「応!」

迫る炎を斧で叩き潰し、警戒を続ける。

……本命のサーヴァント、それがまったく姿を現さない。

バーサーカー「……離れんなよ……」

鮮花「え、ええ……わかった」




バーサーカー 筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C
アーチャー 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運A

筋力差 クラス補正で無効
耐久 +13、-15で決着
幸運差 発生

バーサーカー
怪力 成功大以上で追加+1
天性の肉体 耐久増、補正+2

アーチャー
神の加護 成功以上で補正+1
治癒の竪琴 判定-以下で追加+2
宝石魔術(時臣) 補正+1、追加+1、耐久増


バーサーカー >>下コンマ 天性の肉体:+2
アーチャー >>下2コンマ 宝石魔術:+1

バーサーカー 5、アーチャー 7
神の加護:-1 宝石魔術:-1
判定:-4【不利】



木の陰から、高速で投石が放たれる。

バーサーカー「おらぁ!」

それを裏拳で弾き、そして追撃を迎撃する。

アーチャー「おっと、流石!」

杖を斧で受けられ、アーチャーは口笛を鳴らす。

だが……。

バーサーカー「うおぉ!?」

眼前に輝く宝石に、もろに体を焼かれる。

アーチャー「うん、いい感じだね」

懐から取り出した宝石を眺めつつ、もう一度距離をとる。



バーサーカー >>下コンマ 天性の肉体:+2
アーチャー >>下2コンマ 宝石魔術:+1

バーサーカー 5、アーチャー 8
宝石魔術:-1 神の加護:-1
判定:-9【劣勢】



アーチャー「椀飯振舞だよねぇ、マスターは」

預けられた宝石の残りは6つ。

囮にも牽制にも、目晦ましにも攻撃にも使える。

アーチャー「さて……確実に行こうか」



バーサーカー >>下コンマ 天性の肉体:+2
アーチャー >>下2コンマ 宝石魔術:+1


眠いので今日はここまで。

一瞬逆転か!? と思いましたが、名前欄で撹乱されてました。

四日目なので、もしかしたらどっちかが脱落か……?

再開は19時から。

おやすみなさい


帰ったら再開。

バーサーカー 8、アーチャー 8
怪力:神の加護で相殺 宝石魔術:-1
判定:-10【劣勢】



バーサーカー「ちぃっ!」

焦げたシャツを投げ捨て、額の血をぬぐう。

バーサーカー(やべぇな……ヘビーな状況だ……)

自由に動ければ多少の接戦はしていただろうが……今回に限って言えば失策だ。

バーサーカー「ぐぉ!?」

落ちてあった宝石が閃き、その直後側頭部に投石を受ける。



バーサーカー >>下コンマ 天性の肉体:+2
アーチャー >>下2コンマ 宝石魔術:+1


バーサーカー「―――っはん、俺らしくねえ」

豪快に笑い、鮮花に向き直る。

鮮花「え、なに……ひゃぁ!?」

バーサーカー「舌噛むなよぉっ!」

自分のマスターを背負い、林を駆ける。

罠を踏みつぶし、待ち伏せを振り切り、挟撃をぶっちぎる。

アーチャー「なん―――!?」

バーサーカー「―――『黄金(ゴールデン)…………ッッ!」

彼の持つ鉞が、金色に光を放つ。

バーサーカー「衝撃(スパーク)』ッッ!!」

轟響かせ、敵をせん滅する。






貴方「へぇ?」

あの戦い方には覚えがある、宝石に魔力を込める魔術。

その魔術の使い手なぞ、この街でなら思い浮かべるのは一人で良い。

貴方「遠坂が敗退したか……しかも、倒したのは普通の女の子がマスター……」

手に持っていた武器からは察しはつきにくい、だが消去法ならば妥当なのはバーサーカーか。

貴方「凄いなぁ英霊は、本当にその時代の希望なんだ……! 魔術師なんて、立ちはだかりもできない!」

熱病に浮かされたように、彼は興奮で紅潮し始める。

貴方「残念ながら希望は1つ減ってしまった! だけど! ああ! その希望を倒したのも、希望! 素晴らしい! きっともっと強く希望として輝いているんだ!」

興奮のまま衝動で水晶を砕き、壁を破壊する。

貴方「……はぁ……はぁ…………ぁあ……」

狂気的な笑みを浮かべながら、心底嬉しそうに部屋に戻る。




帰り遅れて申し訳ない!!!

それはそれとしてアーチャー脱落!

まあ、昨日もう少し夜更かししてたら書ききれたかも。

それはそれとして明日は病院、ので月曜から再開でーす。

おやすみなさい

4日目、夜



廊下をぶらつきながら、キャスターは破壊痕を見つける。

貴方「やあ、散歩かな?」

キャスター「……空き巣でも来たか?」

貴方「うっかり壊しちゃったんだ」

補修道具を抱えた彼はそう返答し割れた窓に板を打ち付ける。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下

誰と会話する?
>>下


貴方「……どうだい、良いものは書けそうかな?」

キャスター「さあな、良いものかは読者次第だ」

貴方「そっか……一番最後でいいから、読んでみたいな」

心底楽しそうに、彼は笑う。

貴方「……君は僕が思う、一番多くの人に希望を抱かせた英霊だと思ってるよ……」

そっと、小さな肩に手を置く。

貴方「だから、素敵な……希望に満ちた物語になると思うんだ」

心の底からの、裏表のない言葉をキャスターに彼は紡ぐ。



会話候補
キャスターか貴方視点で
>>下3までで候補


キャスター「そうか、お前が組んだ同盟相手も中々のロクデナシらしいな。ただ、そいつの言う事も一つだけ正しい」

その言葉に、笑みを崩さぬまま小首を傾げる。

キャスター「桜という娘、この家に養子に来たら才能どころか希望も幸福もあの妖怪に食い潰されるのがオチだろう。それをお前は是とするのか?」

その問いに、彼は少し困った顔をする。

貴方「その時はしょうがないよね、希望になれる人、希望の踏み台になれる人、希望に立ちはだかる人……何者にもなれない人…………」

一転、彼は晴れやかに笑う。

貴方「だから、僕はせめて踏み台になろうと思うんだ!」

強く握ってしまったのか、キャスターに手を払いのけられる。

キャスター「馬鹿が、希望は自分で見いだすもので誰かがお膳立てして産まれるものでないと良い加減理解しろ」

貴方「……ははは、ははは、手厳しいね。でもこればっかりは僕にとっての絶対の希望の持論だから変えられないな、君が君である事をやめないのと同じように。僕は本当に感謝しているんだ」

優しく笑いながら、彼はキャスターの瞳を見つめる。

貴方「この 聖杯戦争という希望に満ち溢れた舞台で君という最高のサーヴァントに巡り合うことができて。この先一体どれほどの奇跡が起こるのだろうと思うとどきどきして仕方がないんだ!」

キャスター「……そうか」

呆れた様子で、いつのまにか再び肩を掴んでいた手を払いのける。

貴方「ああごめん……そうそう、遠坂が脱落したんだ、どうやら監督役と組んでいたらしいんだけど……キャスター」

キャスター「そろそろ寝る、飯はいい」




感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
キャスター >>下2コンマ


貴方→【親愛】
「いい人だ」

キャスター→【嫌い(微)】
「そりが合わん」

4日目、イベント


陣営判定
98、セイバー
76、ランサー
54、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


状況判定
9~7、イベント
6~4、戦闘
32、捕捉
1、襲撃
>>下コンマ


陣営判定
9~7、ランサー
65、ライダー
43、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


サンクレイド「またデスカ……こりませんネー」

呆れた様子で、接近するランサーを察知する。

セイバー「はん、それならぶっ潰すだけだ、何度でもな」

サンクレイド「ハハハー、流石デース! それではお任せシマース」

その言葉を言い終わらぬうちに、セイバーは窓から飛び出していく。





セイバー 筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運D
ランサー 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運D

筋力差 発生
耐久 +12、-16(15)で決着

セイバー
直感 1、2をそれぞれ一度だけ3として計算
魔力放出(赤雷) 補正+1、成功大で追加+1
不貞隠しの兜 耐久増、宝具発動後補正消失
代行者 相手補正-1、補正+1

ランサー
拷問技術 成功大以上で追加+1
戦闘続行 決着判定時好影響
竜の息吹 補正+1
千界樹(黒魔術) 対魔力で封印
負傷 1ターンごとに補正-1


セイバー >>下コンマ 赤雷:+1 代行者:+1 筋力差:+1
ランサー >>下2コンマ 龍の息吹:代行者で相殺

セイバー 8、ランサー 9
赤雷:+1 拷問技術:-1
判定:-1【拮抗】



ランサー「やぁぁ!」

セイバー「おらぁ!」

刃を交え、剣と槍が激しく火花を散らす。

セイバー「……は、傷増えてんなぁ? 舐められたもんだ」

ランサー「ふん! あんたなんかこの程度で十分なのよ!」

セイバー「抜かせ!」



セイバー >>下コンマ 赤雷:+1 代行者:+1 筋力差:+1
ランサー >>下2コンマ 負傷:-1

セイバー 6、ランサー 3
判定:+2【拮抗】



体から血をにじませながら、ランサーは槍を振るう。

ランサー「っく……」

セイバー「その程度かぁ!?」

ランサー「五月蠅いわね!」

懸命に槍を振るい、セイバーの猛攻をしのぐ。



セイバー >>下コンマ 赤雷:+1 代行者:+1 筋力差:+1
ランサー >>下2コンマ 負傷:-2

あ、投稿失敗してた
今から書きます

セイバー 10、ランサー 3
赤雷:+1
判定:+11【優勢】



────一瞬で空気が変わる。

魔力の渦が、セイバーを中心に渦巻く。

その空気の変わりようにランサーは即座に宝具だと理解する。

ならば、選択肢は……。

ランサー「────ッ!?」

負傷が足にきたのか、一瞬力が抜ける。

セイバー「終いだ────」



宝具判定
9~7、+11
65、+9
43、+7
21、+5
>>下コンマ


一条の光が夜の空を照らし、ランサーを消しとばす。

……その様子を見ていたサンクレイドは、嫌悪感を剥き出しにして舌打ちをする。

サンクレイド「もどかしいですネー、無駄にプライドを持ってるせいで好き勝手できまセーン」

黒鍵を数本取り出し、そのまま窓の外に投げる。

……短い悲鳴がかすかにここまで響く。

サンクレイド「まあ勝ちは勝ちデース」

そう言い、セイバーの帰還とともに残虐性を潜めさせる。

サンクレイド「流石デース、見事デシタ」

セイバー「はっ、あんなの余裕だ!」



そんな感じで今日はここまで。

4日目になった途端二騎脱落。

このペースだと後2日ですネー。

明日は訳あって再開できないので明後日再開。

おやすみなさい


前回の奴に書き忘れてました、一応判定だけ、再開は18時から


執筆判定
コンマ分だけ進む、3以下で次回補正、現在17
>>下コンマ


夢判定
5以上で成功
>>下コンマ



呼吸する度に罪悪感が増し、その度に決意する。

鼓動する度に嫌悪感が増し、その度に覚悟する。

自分は最低限すら為せないのなら塵芥同然だと。

そして、望まれていることは自分では力不足だ。

ならば自分ができる事は希望の糧となる事のみ。

希望に全てを捧げよう、その為に命を捧げよう。

育む手伝いをしよう……鍛える手伝いをしよう。

必要ならば敵をつくろう……障害にでもなろう。

何故ならこの命は希望の為に産まれたのだから。

覚醒する度に多好感が増し、決意はさらに強く。

思考する度に使命感が増し、覚悟はさらに強く。



5日目、朝



貴方「………………」

薄く笑い、そして身を起こす。

短い睡眠だ、だがそれで十分だった。

貴方「………………」

笑みは絶やさない。

貴方「はは……良い朝だ……希望の夜明けだ」

笑みが希望に近い気がするから、彼は笑みを絶やさない。

夜明けは希望を想起させるから、彼は朝を毎日たたえる。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


貴方「さて、頑張ってね」

蟲を放ち、彼は自分の食事を済ませることにする。

貴方「……蔵にまだあるよね」

無ければ朝の分を抜くだけだが……。

貴方「なかったらどうしようかなぁ」



使い魔判定
5以上で成功
>>下コンマ 日中:ー2 キャスター:+1


陣営判定
9~7、セイバー
6~4、バーサーカー
3~1、アサシン
>>下コンマ

hoi


情報判定
9~7、居場所
6~4、クラス
32、マスター
1、襲撃
>>下コンマ

えい


貴方「……神父……監督役の……人とは少し違うかな?」

神父服を着た見た事のない人物、この状況下で聖杯戦争には関係ない存在とは考えられない。

十中八九マスターだろう。

貴方「教会は嫌いだな……」

特に、教えと神に妄信的な者。

この類は、執着的に根源を目指している魔術師とそう変わらない。

希望となり得る生産性が無いと、彼は考えている。

貴方「……英霊の方を期待しよう、きっと素晴らしいに違いない」



5日目、昼



貴方「ああ、お爺さん」

人懐っこそうな笑みを浮かべ、彼は手を振り近寄る。

貴方「アーチャーは脱落したみたいなんだ、あとライダーと組んだよ」

臓硯「知っておる、戦争はもう中盤に入ったが……勝てるだろうな?」

貴方「きっと素晴らしい結果になると思うよ!」

疑いのなく力強く答える。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


貴方「……ああ、そう言えばアーチャーは遠坂だったよ」

臓硯「そうか、今回参加の御三家は残るはお前だけだ」

貴方「任せて、きっと聖杯を勝ち取って見せるよ」

優しく笑いかける彼に対し、臓硯は冷たいまなざしを向ける。

臓硯「……お膳立てが必要ならば言うが良い……」

貴方「はは、嬉しいな……僕なりに全力を尽くすよ」



会話候補
臓硯か貴方視点
>>下3までで候補

臓硯 「遠坂といえば、娘の一人は結局外国へやったと聞いた・・・胎盤になる良い者だと思っただけに惜しいな・・・お前がいなければ、ひょっとしたら間桐に来ていたかもしれんのに・・・」

貴方 「そう言えば僕は喰種だからそろそろ誰か食べないとなぁ。お爺さんは大丈夫?僕が希望を探し当てるまで、死なないでね」

今日は再開できなくなりました

22時くらいから再開します


臓硯「遠坂といえば、娘の一人は結局外国へやったと聞いた……胎盤になる良い者だと思っただけに惜しいな……お前がいなければ、ひょっとしたら間桐に来ていたかもしれん」

貴方「……そうだね、だけど安心してほしいな……聖杯を手に入れて、きっと希望を成就させてみせる」

満面の笑みで、彼は喉を鳴らす。

貴方「だからお爺さん、僕が死ぬまで死なないでね」

影を揺らめかせながら臟硯の少し先を歩く。

貴方「僕の命なんかよりもずっと価値があるんだから」

心の底からの言葉に、彼は臟硯が嬉しそうにしているのに心地よい達成感を覚えた。

……満足気に彼は蟲蔵へ漁りに行く。

臟硯「ふん……相変わらず気持ちの悪い奴だ」




感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
臟硯 >>下2コンマ


貴方→【親愛】
「生きる意味を与えてくれる」

臟硯→【好意】
「使えるうちは好きにさせる」


今日はここまで。

本格的な再開は次回。

再開は18時から。

おやすみなさい

5日目、夜



とっぷりと夜が暮れ、キャスターはあてもなく館を歩く。

キャスター「……ち……」

貴方「ああごめんね、休憩中なのに僕みたいな屑を見かけたら気分が悪いよね」

キャスター「俺を気遣うならせめて卑屈な言葉遣いは止めろ、耳を塞ぐのは面倒だからな」

貴方「……分かったよ、気分を害したならごめん」

以上に素直に、彼は頷く。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


キャスター「……街でも索敵するか?」

貴方「そうだね、まだキャスターに案内もしてなかった」

ニコニコと笑いながら彼は身支度を済ます。

貴方「……あ、ライダーはどうしようか?」

キャスター「そう言えば組んだんだな……」



索敵方法
1、同行(補正-2、1ターン目から合流)
2、別行動(判定を2回行う、合流判定発生)
3、待機(合流判定+2)
>>下



貴方「それじゃあライダーさん、僕たちは新都側を索敵するよ、一時間後にね」

にこやかに笑い、二人は新都の方向へ消えていく。

ライダー「……相変わらず嫌われてるねぇ、荒耶」

荒耶「……どうでもいいことだ」

そう言い切り、残った二人も深山の町へ降りる。



索敵判定
5以上で成功
キャスター >>下コンマ
ライダー >>下2コンマ


※被った場合下の安価にずらします

陣営判定
9~7、セイバー
6~4、バーサーカー
3~1、アサシン
キャスター >>下コンマ
ライダー >>下コンマ二桁目




貴方「……キャスター、ライダーさんが他の陣営と……」

キャスター「来るぞ、構えておけ」

その言葉と同時に、彼は投擲されたダークを視界に入れる。

……それは影から現れた何かに弾かれ、少し息を吐く。

貴方「初めまして……ええっと、クラスはアサシンかな?」

アサシン「…………」

キャスター「前に出ろ」

貴方「任せて、頑張るよ」




キャスター 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力EX 幸運E
アサシン 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運E

筋力差 クラス補正で無効
耐久 +12、-12で決着
敏捷差 クラス補正で無効
魔力差 発生

キャスター
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕 相手宝具を一度だけ無効

アサシン
自己改造 耐久増、補正+2
投擲(短刀) 8までをクリティカルとして計算


キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 9、アサシン 8
魔力差:+1
判定:+2【拮抗】



影が揺れたかと思うと、次の瞬間にはアサシンの肩を掠っていた。

……現れ出たのは、黒い毛並みの牡鹿だった。

アサシン「……魔獣か……」

貴方「いい子だろう? 僕の賛同者なんだ」

鹿の陰から蟲を放ちながら、アサシンには近づかぬように立ち回る。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

出先からの更新なので頻度落ちます

キャスター 4、アサシン 4
魔力差:+1
判定:+3【拮抗】



アサシン「…………っ!」

ダークを投げ牽制しながら、敵マスターへと距離を詰める。

だがそれは霊鹿がカバーに入り、アサシンの追撃を阻む。

そしてキャスターの支援を受けたマスターが尾の様なものでアサシンへと攻撃をする。

アサシン「ふんっ!」

寸前でダークで切りつけ攻撃を防ぐ。

貴方「凄い、凄いよ……さすが英霊だ……っ!」

碌にダメージは無いのか、それとも感じないのか彼は笑みを崩さない。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 9、アサシン 9
魔力差:+1
判定:+4【有利】



アサシン「ぬおぉ!?」

一瞬で視界から消えた霊鹿が、アサシンを背後からその角をもって攻撃してきた。

……そのまま霊鹿は再び影に潜り込む。

貴方「それっ!」

今度は側面からの攻撃にアサシンは素早くダークを振るうが……。

アサシン「なにっ!?」

声の正体は彼から生えていた尾の様な器官からであり、本命の攻撃であるキャスターの魔術がアサシンの体勢を崩す。

アサシン「ぐぉっ!」

宙に浮かされたアサシンを、影に潜り込んでいた霊鹿が角で突き上げる。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 5、アサシン 9
魔力差:+1
判定:+2【拮抗】



形勢はアサシンが丁寧に対処し始め傾きはなくなる。

想像よりは彼らは上手く立ち回っているが、英霊との差は埋め難い。

アサシン「…………っ!」

組み合わさった骨の様な尾の攻撃を避け、鋭い霊鹿の角を直撃の寸前に身を捻り躱す。

アサシン「……なかなかやるが、こちらとて簡単にやられる気は無い……」

貴方「そうでなくちゃ……っ!」



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 9、アサシン 5
魔力差:+1
判定:+7【有利】



貴方「それなら…………っ!」

服の裾から惜しみなく翅刃虫をばらまく。

アサシン「っ!?」

嵐の様な密度に突っ込むのは危険と察したアサシンは後ろに大きく跳ぶ。

だが―――。

アサシン「―――ぐぉっ!?」

足元を這っていた骨の尾から生えた骨の腕に掴まれ、そのまま虫の群れに放り込まれる。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 10、アサシン 9
魔力差:+1
判定:+9【優勢】



今日はここまで。

明日はちゃんと18時から再開します。

おやすみなさい

キャスター 10、アサシン 9
魔力差:+1
判定:+9【優勢】



骨の尾から生え出た腕はみるみるうちに太く強くなっていく。

アサシン「くっ!」

拘束されていない足で腕を叩き潰し、そのまま身を捻りねじ切る。

その間にも虫の攻撃に晒され無数の傷を作る。

……だが致命傷にはほんの少し届かない。

アサシン「……強いな……」



特殊判定
9~7、???
6~4、合流
3~1、魔力不足
>>下コンマ



アサシン「……ぐ……」

身体にかかる重圧に、アサシンは魔力不足を感じる。

……この状況、アサシンは己の敗北が脳裏に過る。

アサシン「…………」

目の前の敵のマスターは無傷、霊鹿も同様に修復していた。

アサシン(厳しいか)



思考判定
9~7、???
6~4、逃走
3~1、続行
>>下コンマ


不利と判断しアサシンは撤退する。

貴方「―――困ったな」

先ほどの使い魔の連絡によれば、ライダー側も接敵している。

……通常なら迷うことなくライダーを救援しに行く場面だが……。

貴方「困ったな……はは」

頭を掻きながら、見捨てるかどうかを思案する。



行動選択
1、追う
2、追わない
>>下


霊鹿を、そしてキャスターを見る。

貴方「追おうか」

背にまたがり、キャスターを霊鹿に乗せるため手を差し伸べる。

キャスター「いいのか?」

貴方「希望の淘汰だよ、食い合って最後にはさらに強くなった希望に成長している」

決して荒耶の事は気にしていないかのように彼は薄く笑う。




キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 7、アサシン 3
魔力差:+1
判定:+12【勝利】



決着判定
9~7、令呪
6~1、撤退
>>下コンマ


バキバキと音を立て、黒い霊鹿に白い尾が巻き付いていく。

それは外骨格のように白く鋭い刃を作る。

アサシン「―――っ!!」

直撃の寸前、アサシンは令呪によってその場から転移する。

貴方「……逃しちゃったか……やっぱり僕じゃあダメだね」

悔しさなど微塵も感じられぬ顔で彼は笑う。

貴方「……さて、ライダーを助けに行こうか」

霊鹿にまたがったまま、腰のあたりから生えている尾をしまう。



合流判定
10-コンマ分経過
>>下コンマ 別行動:-2 戦闘:魔獣使いで相殺


ライダー「来たみたいだよ」

荒耶「分かっている……」

バーサーカー「……おうおう、やる気は十分だなぁ?」

鉞担いだ偉丈夫が二人の前に現れる。

凄まじい緊張感に、一触即発の雰囲気の中、ライダーとバーサーカーが同時に武器を振るう。

バーサーカー「おらぁ!」

ライダー「行くよ荒耶ぁ!」




ライダー 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運EX
バーサーカー 筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C

筋力差 発生
耐久 +14、-15で決着
魔力差 発生
幸運差 発生

ライダー
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 特殊コンマ表使用、ステータス不利一つ無効、追加+1
三重結界 耐久増、低ダメージ無効

バーサーカー
怪力 成功大以上で追加+1
天性の肉体 耐久増、補正+2


ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1

ライダー特殊コンマ表
98、クリティカル・9として計算
76、成功大・7として計算
54、成功、5として計算
3~1、失敗・3として計算

ライダー 7、バーサーカー 9
怪力:星の開拓者で相殺 三重結界:小ダメージカット
判定:±0【拮抗】



バーサーカー「っるるぁぁ!!」

大上段から振り下ろされた斧がアスファルトの叩き砕く。

ライダー「うおっ!?」

重量を無視した横薙ぎの二の太刀が礫を弾き、ライダーに襲いかかる。

荒耶「……!」

前に出た荒耶の結界がそれらを弾き、バーサーカーに主導をにぎらせない。


ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1

ライダー 9、バーサーカー 6
星の開拓者:+1
判定:+4【有利】



バーサーカー「おぅっらぁあぁ!」

再び振り下ろされた斧は、凄まじい粉塵を巻き起こす。

バーサーカー「んな!?」

ライダー「食らいなぁ!」

紙一重で躱したライダーが斧を足で踏みつけ、ほぼゼロ距離で銃を乱射する。

バーサーカー「ぐ、ぉ!?」

ライダー「っち、タフだねぇ!」



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1

ライダー 1、バーサーカー 9
怪力:星の開拓者で無効 嵐の航海者:+2
判定:-4【不利】



バーサーカー「調子、のるなぁ!!」

ライダー「なぁ!?」

赤色に染まっていく腕を振るい、ライダーを吹き飛ばし斧を再び手にする。

バーサーカー「おらぁぁ!!」

吹き飛んでいるライダーに一度の跳躍で追いつき、追撃の斧を振るう。

ライダー「ぐ、ぉッ!?」



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1


ややこしいシステム作って実装者が追い付けないと言うグダグダさ。

正しくは以下

ライダー 3、バーサーカー 9
怪力:星の開拓者で無効 嵐の航海者:+2
判定:-1【拮抗】


今日は家にいないので再開は無しです。

ライダー 5、バーサーカー 10
怪力:星の開拓者で無効
判定:-6【不利】



バーサーカー「おうらぁぁぁ!!」

斧が稲妻を散らしながら徐々に徐々に魔力を渦巻かせる。

ライダー「ちぃッ!」

バーサーカー「無駄だぁ!」

紅蓮に染まっていく腕は止まらない、止められない。

バーサーカー「―――『黄金(ゴールデン)…………ッッ!」

彼の持つ鉞が、金色に光を放つ。

バーサーカー「衝撃(スパーク)』ッッ!!」



宝具判定
コンマ+3ダメージ
>>下コンマ

ダメージ:-4
判定:-10【劣勢】


荒耶「―――ッッ!」

三重結界内の荒耶でさえ、その衝撃を受け吹き飛ばされそうになる。

ライダー「が、く、おぉ……! 効い、たぁ……!」

ボロボロになりながらも、ライダーは直撃だけは避けダメージを最小限にする。

貴方「ごめんね、遅くなったかな?」

黒い霊鹿に乗った彼が確認する様にライダーに尋ねる。

ライダー「っは! 丁度いいところだよ! 辛うじてまだくたばらない!」

貴方「……はは、流石英霊だね……」




騎術同盟 耐久C 敏捷B 魔力EX 幸運EX
バーサーカー 筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C

筋力差 無効
耐久 +13、-17で決着
魔力差 発生
幸運差 発生

騎術同盟
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 ステータス補正一つ無効
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕 相手宝具を一度だけ無効
三重結界 耐久増、低ダメージ無効
同盟 補正+1、耐久増

バーサーカー
怪力 成功大以上で追加+1
天性の肉体 耐久増、補正+2


判定:-10【劣勢】からスタート


騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2


オー……なるほど、少しお待ちをば。

ちょっと書き直してみます。

ダメージ:-4
判定:-10【劣勢】



貴方「……ははは、流石だ、二人とも」

うっとりとした声音で、宝具のぶつかった様子を観察する。

キャスター「……ふん、それでどうする気だ?」

貴方「どうしようかな、助けてあげる義理は無いんだよね……義理で動いたことなんかないけどさ」

そういい、霊鹿に跨る。

貴方「……ようし、決めた」

笑みをたたえながら霊鹿を走らせる。



行動選択
1、ライダーと合流
2、バーサーカー側に寝返る
3、静観
>>下


貴方「希望は炎だ、聖火なんだ……くべればくべる程煌々と燃える」

薄く笑いながら彼はそう呟く。

貴方「希望は命だ、生物なんだ……食らえば食らう程強大に育つ」

目を細めながら彼はそう紡ぐ。

貴方「希望を倒せる希望こそが、人類の希望により近い! 相応しい! 尊い! 素晴らしい!」

呵々大笑、喜色満面に彼は喉を鳴らす。

貴方「見せてほしいな荒耶、魔術師の希望は……英霊に食い下がれるのかどうかをさ」




荒耶「……まだか…………」

もしや、と最悪の予感がよぎるが即座に振り払い戦闘に集中する。

ライダー「このっ!」

バーサーカー「おらぁ!」

戦闘は揺らいでいた天秤が宝具によって完全にバーサーカーに傾いた。

……逆境には違いないが、こちらにも宝具はある。

そのタイミングを、ライダーは虎視眈々と狙っている。



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2 筋力差:+1

今日再開できません

そこまで独自設定あるなら元キャラの設定は足枷にしかないと思うからオリ主でやった方が自由に書けて楽しいのでは?

出先なので亀更新

ライダー 5、バーサーカー 9
連続クリティカル:-3
判定:-15【劣勢】



決着判定
9~7、令呪
6~1、脱落
>>下コンマ


バーサーカー「オラオラオラァ!」

激しい連続攻撃を、ライダーはついに避け切ることができなくなる。

ライダー「ちぃっ!」

バーサーカー「るらぁっ!」

反撃ももはや焼け石に水、バーサーカーの鬼の如き攻勢は揺るがない。

バーサーカー「トドメだぁッ!!」

ライダー「――――――!!」

鉞が電光を放ち、あたりに粉塵が立ち込める。

……その最中、立っているのは一人。



バーサーカー「……ちぃ……」

二つに叩き割った砲塔を一瞥し、即座にライダーを探す。

……空に浮かぶ複数の船が頭上に見え、逃げられたと察する。

四方に散っていく船達はそれぞれ別の場所に向かい、追跡できぬよう逃げる。

バーサーカー「中々やるじゃねえか」

首の骨を鳴らしながら、静かにバーサーカーは霊体化する。


……静かな夜の町に、控えめな拍手が消えていく。

貴方「流石だ……素晴らしい……」

一つの物語を読了したように、一つの歌劇を鑑賞し終えたように、彼は両者に感謝の念を込め賞賛する。

貴方「鎬を削り、切磋琢磨し、互いを高め合う……正しい希望の在り方だよ!」

貴方「ああっ、あああああ!! きっと、きっと次はもっと激しいんだろう! もっと強くなるんだろう!」

貴方「幸せだ、僕みたいな塵芥があの力の礎になれるかも知れないなんて!」

狂笑しながら、霊鹿を走らせ拠点へ戻る。


???判定
5以上で何もなし
>>下コンマ


貴方「――――――…………ぁ、う……」

全身の発熱と、凄まじい悪寒に襲われる。

……霊鹿の背から滑り落ち、頭からアスファルトに叩き付けられる。

貴方「……うあぁ……っ!」

身体の内部で、強大な何かが暴れているのを感じる。

貴方「は、はっ……はぁっ……く、ああ……!」

何とか身を起こしながら、彼は熱い息を吐く。

キャスター「……おい」

貴方「大丈夫、まだ、君のマスターの役目は果たせるから……」

滝の様に汗を流しながら、笑みを浮かべキャスターに返答する。



5日目、イベント



陣営判定
9~7、セイバー
65、ライダー
43、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


状況判定
9~7、イベント
6~4、捕捉
3、戦闘
1、奇襲
>>下コンマ


陣営判定
9~7、セイバー
6~4、ライダー
32、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ

連日の花粉症で酷い体調なので今日は休みます、明日から再開。


鮮花「……見つけた……ライダーよ」

バーサーカー「おお、そいつはラッキーだな」

当然の様に襲撃しようとしているバーサーカーに、彼女は静止する。

鮮花「まって……今は無理……魔力の消耗が……」

バーサーカー「……っと、そうだったな、すまねえ……宝具をきって倒しそこなうとは……」

悔しそうに、眉根を寄せる。

鮮花「……大丈夫……次の機会に倒しましょう」

バーサーカー「……おう!」



夢判定
5以上で成功
>>下コンマ


執筆判定
コンマ分だけ進む、3以下で次回補正、現在23
>>下コンマ

6日目、朝


……激しい痛みに襲われつつも僕は普段どおり、朝を称え笑みを浮かべる。

当たり前だ、僕の苦痛などこの朝に何も関係がない。

夜明けという素晴らしい出来事を称え、いつも通り笑う。

それになんの支障はない……嬉しい事に、まだ辛うじて耐えることはできる。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


蟲蔵に適当な蟲を拝借し、使い魔として街に放とうとする。

貴方「……この辺りかな……?」

そう思い手を伸ばすと、思わず身体を支えきれずに床に倒れる。

貴方「…………日常動作にも、神経を……使わなきゃ……」

大きく息を吐き、彼は蟲を手に取る。



使い魔判定
5以上で成功
下コンマ 日中:-2 キャスター:+1


貴方「…………」

彼の不調が移ったのか、蟲達も碌な成果は得られなかった。

貴方「しかたない、か……」

大きく、気だるげに息を吐きその場から立ち去る。

……ふらつきはするが、彼は足を止めない。



6日目、昼



ベッドから身を起こし、時間を確認する。

貴方「……ふぅ…………」

頭を振り、顔を洗うために洗面台に行く。

……徐々にだが、この気だるさに慣れてき始めた。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


彼はキャスターに呼び出され、彼の部屋にやってくる。

貴方「……僕はどんな事をすればいいかな」

キャスター「今考えている」

その言葉を聞き、彼は口を噤みキャスターの行動を待つ。

キャスター「……楽な格好をしろ、堅苦しくてかなわなん」

貴方「分かった、そうするよ」

キャスター「そうだな……少し俺の質問に答えろ」

貴方「キャスターがそうしたいなら、僕も出来るだけ応えるよ」



会話候補
キャスターか貴方視点で
>>下3までで候補


キャスター「……お前、親はどうした?」

貴方「死んだって、母体として僕を産んで、そのまま蟲の養分だって」

別段興味なさげに彼は答える。

貴方「僕に二人兄さんがいるけれど、それは同じだと思うよ」

キャスター「そうか……お前は……例えば戦闘ではなれるとすればどんな役割がいい」

貴方「……考えたことないなぁ、できることをしてただけだし……全部かな、僕はそうしなきゃだめだ」

あっけらかんとした答えに、少しだけキャスターは頷く。

キャスター「……最後に聞くが……お前は、お前自身が希望となるか、他者を希望とするための絶望……選べ」

いつもよりも真剣なまなざしで、キャスターは自分のマスターを見つめる。

貴方「…………どっちに、なりたいか、かぁ…………難しいな……」

いつもより少しだけ困った様子で、だが何かが揺らいだ様子もなく彼は答える。

貴方「絶望になるよ」

キャスター「……何故だ?」

貴方「一番輝いている姿を最期の最期に記憶に、心に、魂に刻み付けて死ねるからかな」

顔色の悪い顔は、そう答えたときのみ赤みが出てきた。

貴方「だから、なれるなら絶望になるよ……絶望がなくなって、人々が希望を忘れるなんて見なくて済むならね」

キャスター「ああ……そうか」

……普段の毒舌ぶりは鳴りを潜め、キャスターは小さくうなずく。




感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
キャスター >>下2コンマ


貴方→【敬愛】
「僕を、素晴らしい作品の役立たせてくれる」

を取得しました。


再開は明日の18時から。

おやすみなさい

6日目、夜


……熱をもった瞳を冷やす為に顔に置いていたタオルをとる。

充血はひき痛みも抜けたが、疲れは抜けていない。

貴方「……これは……気力的な物だ……大丈夫、大丈夫……」

不調の全てをその言葉で切り捨て、仮眠から目覚める。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


荒耶「死んだものだと思ったがな」

貴方「……はは、嫌味かな?」

珍しく刺々しい態度に、彼は面白そうに笑う。

……そんな彼に、荒耶は目を細める。

荒耶「随分浮かれているな」

貴方「…………そうでもないよ」

しかし笑みを崩さぬまま、嘲弄するように否定する。



会話候補
荒耶か貴方視点で
>>下


貴方「……そう言えば君の駒の1人である白純君は元気? 彼は君に言われるがままに起源を覚醒して今や人を食らう食人鬼だからね」

明確に敵意を剥いてくる彼に、荒耶は明確に認識する。

今、彼はとても浮足立っていると。

何故かはわからないが、明確な隙だと荒耶は認識する。

荒耶「奴は好きに動いている……それよりも、何故そこまで希望に縋る」

貴方「………………?」

まるで無知を嘲弄するかのように、彼は口の端を歪ませる。



判定
5以上で成功
>>下コンマ 意識朦朧:+2


貴方「僕が何故希望にしがみつくかって? ……僕は信じてるんだよ、僕以外の人間を。人間が一番強くなれるのはいつか」

喉を鳴らしながら彼は語る。

貴方「そう、人間が希望の光そのものになる時はいつか。それはね、荒耶。人間が絶望という試練を与えられた時だ」

感情が肉体を凌駕し、身振り手振りが止まらない。

貴方「神々が世を席巻してた時代に数多の英雄が産まれたのは、神々という理不尽な存在が居たからだ」

笑みは絶やさず、視点は定まらない。

貴方「生きるために戦って。薪に希望という火をくべ続けた。今の人間には無かった鮮烈な生き方だけど、僕が絶望そのものになって人類を刺激すれば、きっと輝かしい未来が待ってる」

荒耶「そうか……なるほどな……」

貴方「そのためなら僕は、僕という屑を喜んで贄にしよう」

……一通り彼の言葉を聞いた荒耶は、じっと熱で血走った瞳を見つめる。

荒耶「お前が希望をどう捉えているかは分かった……では、何故自らを薪とする?」

…………初めて訪れた静寂ののち、大分感情が沈静化されかれは少しずつ言葉を紡ぐ。

貴方「代償行動だよ、僕は……憎しみすら向けてくれない」

熱を持った瞳から、血がにじみ出る。

貴方「感情の正負なんて関係ない、報われるためなら無価値な命を全力で投じたい」

珍しく饒舌に、らしくなく多弁に彼は言葉を紡ぐ。

貴方「僕の始まりの願いに、希望に……」

血の涙が、笑みで歪んだほほを伝う。

貴方「…………希望になれなかった、なら……代わりに、希望の為に僕のすべてを……捧げて、その喜びの中で、僕は滅びたい」

そう言い、彼は漸く息を整える。

貴方「……ごめん…………もう、寝るね」

フラフラと、自室に戻っていく。





出すの忘れてた

感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
荒耶 >>下2コンマ


貴方→【嫌い(小)】
「…………少しうっとうしい」

を取得しました。

6日目、イベント


陣営判定
98、セイバー
76、ライダー
54、バーサーカー
3、キャスター
21、アサシン
>>下コンマ


状況判定
98、イベント
7~5、戦闘
4~2、捕捉
1、襲撃
>>下コンマ


襲撃判定
5以上でダメージ判定発生
>>下 工房:-1


セイバー「ここにふんぞり返ってやがったのか、御三家って奴は」

挑戦的に笑いながら、剣を担ぐ。

セイバー「で、ここでおっぱじめてもいいのか?」

サンクレイド「ええ、既に人払いは済ませマシタ」

そう笑うマスターを見て、セイバーは満足気に鼻を鳴らす。

狙うはキャスターの陣地、だがセイバーには微塵も不安要素は無かった。

セイバー「んじゃ、いっちょ潰すか」



ダメージ判定
コンマ-1ダメージ
>>下コンマ 陣地:-1


貴方「……流石だ……半分消し飛んじゃったよ」

背に突き刺さった木材を引き抜きながら、彼は称賛を欠かさない。

貴方「それにしても……綺麗だったな……ははは」

体調は最悪にもかかわらず、戦闘を前にして彼は高揚感に浮かされ不調はどこかに消えた様に感じる。

貴方「……君もなのかな……?」

黒い霊鹿は以前よりも大きく、角は更に鋭くなっていた。

貴方「じゃあ、行こうか」



合流判定
10-コンマ分ターン経過
>>下コンマ 直前行動:-3

-じゃなくて+でした
ごはん食べるので遅れます


騎術同盟 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力EX 幸運EX
セイバー 筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運D

筋力差 無効
耐久 +16、-15(14)で決着
魔力差 発生
幸運差 発生

騎術同盟
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 発動せず
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕 相手宝具を一度だけ無効
三重結界 耐久増、低ダメージ無効
同盟 補正+1、耐久増

セイバー
直感 1、2をそれぞれ一度だけ3として計算
魔力放出(赤雷) 補正+1、成功大で追加+1
不貞隠しの兜 耐久増、宝具発動後補正消失
代行者 相手補正-1、補正+1


判定:-10【劣勢】からスタート


騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2  同盟:代行者で相殺
セイバー >>下2コンマ 赤雷:+1 代行者:+1

また間違えてました

耐久は+15(14)の-16です

騎術 4、セイバー 5
直感:3として計算
判定:-11【劣勢】



ライダー「ったく! 景気がいいこった!」

セイバー「おらぁぁ!!」

弾丸を切り裂き、そのまま背後から迫った霊鹿を殴り飛ばす。

セイバー「はんっ、んだぁ? 歯ごたえがねえなぁ!」

挑発的に笑いながら、霊鹿とライダーを睨む。

セイバー「ま、手早く死ね!」

ライダー「うおぉ!?」



騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
セイバー >>下2コンマ 赤雷:+1 代行者:+1


正確には
コンマ1、2を3
判定3以下の時+2追加

つまりコンマは補正なし、判定は補正こみの数字です


今日はここまでです、再開は月曜日

そうは言ってもアリストテレスは半分以上忘れてるし月姫は引っ越したせいで起動しないんで振り返れないんで、抜けてるとは思います

月曜は深夜再開になるかもしれません

騎術 9、セイバー 8
魔力差:+1 赤雷:-1
判定:-9【劣勢】



セイバー「おらぁぁぁ!!」

貴方「っっ!!」

背後からの完璧な奇襲はセイバーの一太刀で無に帰す。

二股に裂けた尾を引っ込めながら、嬉しそうに笑う。

貴方「はははっ、気はそらせられたかな?」

セイバー「っぐぁ!? ちぃっ!」

小さな隙だが、彼はこの隙を作るのに自分の命を省みない。

貴方「まるで銃弾一発ごとに褒められてる気分だ、やる気が湧くね……」

霊鹿を撫でながら、次の機会を待つ。



騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
セイバー >>下2コンマ 赤雷:+1 代行者:+1

騎術 7、セイバー 9
魔力差:赤雷で相殺
判定:-11【劣勢】



セイバー「おらぁぁ!!」

大上段からの切りおろしを、ライダーは受け損ない傷を負う。

ライダー「ぐ、ぁ!?」

即座に骨の尾がカバーに入るが、傾き始めていた形勢はセイバー有利に戻り始める。



騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
セイバー >>下2コンマ 赤雷:+1 代行者:+1





次の一撃、ライダーはセイバーに切り伏せられる。

貴方(……さて、困ったな……助けるべきか)

この危機的状況でもなお、彼は希望の取捨選択を行う。

彼にとっては凡人の為の百の希望よりも、たった一つの人類の希望を迷わず選ぶ。

希望と希望が食い合い、燃やし合う戦い……己を一戦力として数えるかどうかを考える。

貴方(まあいいや、僕の命なんだし)

自分に倒されるならライダーはそこまで削ったということ、自分が死ぬのならセイバーは順当に勝つ。

希望が勝つのは変わらない。

―――霊鹿に飛び乗り、セイバーへと突進させる。

セイバー「来るだろうなぁ! 甘ぇ!」

即座に方向転換し霊鹿に向かう。

貴方「だよね、素晴らしいな」

骨の尾を纏った霊鹿の上で、彼は嬉しそうに笑う。

セイバー「死ねぇぇっ!」

貴方「うん! 死んであげよう!」

その言葉とともに、今の今まで隠していた蟲が骨の隙間から大量に飛び出る。

視界が黒に染まるが、蹄の音は羽音の隙間から察知する。

セイバー「―――っらぁぁぁぁ!!」

蟲の陰から現れた霊鹿を横薙ぎに叩ききる。

セイバー「なんっ!?」

鎧のように纏っていた骨だけがバラバラに砕ける……背には密集した蟲の塊。

貴方「ライダー……あなたの勝ちだ」

頭上に跳んだ彼が優しく笑い、視線を頭上に誘導し……影に潜行していた霊鹿が鎧を貫き、背まで角が貫く。




???判定
5以上で成功
>>下コンマ


……血を浴び月光を反し、雄大にたたずむ。

血を吸うたびに角は鋭く、大きく、広く、太くなる。

貴方「よし、よし……良い子だ」

艶めく黒毛を撫で、薄く笑う。

霊鹿に白い紋様が浮かび上がり、そして消える。

それを脈動のように幾度か繰り返し、やがてその白い紋様は定着する。

……ほぼ同時に、彼の内に強大な何かが入り込む。

貴方「ぁ……ぐ……っ」

煮えたぎる溶岩が全ての血液と入れ替わったかのように感じる。

……膝をつくが、彼は苦痛を外に出さない。

ただただ、嬉しそうに彼は笑う。


執筆判定
コンマ分だけ進む、3以下で次回補正、現在28
>>下コンマ


……キャスターは帰路の途中、ふと思案に暮れた。

詰まる所、彼の望む終わり方だ。

キャスター「……良いように誘導されるのは好かんな」

彼のひねくれた性格がそんな言葉を口走らせる。

キャスター「なら、捻りをいれなければな」

難しい顔をしたまま、彼は屋敷へと帰っていく。


夢判定
5以上で成功
>>下コンマ

7日目、朝



……固い床の上で、彼は目を覚ます。

自室の床は引っ掻き傷がいくつも刻まれ、そして血の痕が点々と規則性なく床を染めていた。

貴方「……ははは、ひどい寝相だ」

脂汗をぬぐいながら、へらへらと口だけを吊り上げる。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


使い魔を飛ばし、荒耶を呼ぶ。

貴方「ど、っこい、しょ……」

熱を持った目を指で押さえながら、大きく息を吐く。

……少しずつ、体が崩壊していくように痛みを感じなくなる。

貴方「……さて、どんな風に索敵しようかな……」


索敵方法
1、同行(補正-2、1ターン目から合流)
2、別行動(判定を2回行う、合流判定発生)
3、待機(合流判定+2)
>>下


それぞれ別に、新都と深山を索敵する。

深山側のキャスター達は、ゆっくりと町を歩く。

貴方「…………寒いね……冬は、ここは暖かいんだけどね」

薄く笑みを浮かべながら、足を引きずるように歩く。

キャスター「……お前」

貴方「戦うときは動けるんだ、目障りかもしれないけど……許してほしい」

……暖かい日差しの中、凍えるように身を震わせながら歩く。



索敵判定
5以上で成功
キャスター >>下コンマ 日中:-1
ライダー >>下2コンマ 日中:-1


陣営判定
9~5、バーサーカー
4~1、アサシン
>>下コンマ


貴方「おお、っと―――!!」

即座に霊鹿の反撃を視界に入れ、戦闘態勢に入る。

アサシン「…………」

貴方「久しぶりだね、アサシン……」

霞んでいた眼はピントを合わせるように鮮明になり、止まりかけていた心臓は漸く脈動を安定させる。

貴方「……生きてるって素晴らしいな……」

死の傍にあったという絶望から、活力あふれる状態という希望を彼は心の底から尊ぶ。

貴方「ありがとうアサシン……それじゃあ、燃やし合おうか」

骨の尾を伸ばし、喉を小さく鳴らす。



合流判定
10-コンマ
>>下コンマ 別行動:-2


キャスター 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力EX 幸運E
アサシン 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運E

筋力差 クラス補正で無効
耐久 +12、-12で決着
敏捷差 クラス補正で無効
魔力差 発生

キャスター
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減、追加+1
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕 相手宝具を一度だけ無効

アサシン
自己改造 耐久増、補正+2
投擲(短刀) 8までをクリティカルとして計算


キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 4、アサシン 9
霊鹿:+1
判定:-4【不利】



アサシン「はぁっ!」

投げる前の挙動も、投げたダークも認識できず額に突き刺さる。

貴方「―――は、ははははははははは!! 目が覚め、さ、覚めたよ!」

眉間からナイフを引き抜き、狂笑を上げる。

血は流れず、凄まじい新陳代謝で傷が塞いでいく。

貴方「は、あはっ、あは、あはははは!」

熱病に浮かされているように、彼は紅潮させ笑う。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 9、アサシン 7
霊鹿:+1
判定:-1【拮抗】



早く、強く、鋭く。

霊鹿は以前よりも数段力強くなっていた。

それこそ、霊獣の枠を超える程に。

アサシン「ちぃっ!」

弾丸よりも素早い霊鹿は、アサシンの肩を抉り影に潜行する。

……郊外の森、ここには霊鹿の潜行しやすい影にあふれている。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 9、アサシン 5
霊鹿:+1
判定:+4【有利】



貴方「行けっ」

その言葉とともに、蟲たちが飛ぶ。

アサシン「…………!」

逃げ場を無くすように飛び、囲むように範囲を縮めさせる。

……視界は最悪になり、また羽音で音も掻き消される。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 6、アサシン 7
霊鹿:+1
判定:+4【有利】



鋭く白い骨の棘が目の前に迫ってくる。

即座に対応するが、木を回り込んで伸びて来た別れた尾が絶え間なく迫る。

アサシン「……っく!」

油断なく対処はするが、それでもなお手数の優位でアサシンは押される。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

キャスター 6、アサシン 5
霊鹿:+1
判定:+6【有利】



アサシン「ッ!?」

側面からの銃撃に脇腹を抉られる。

ライダー「待たせたねぇ」

ニヤニヤと笑いながら、ライダーが蟲の群れの中から現れる。

貴方「……良いね……希望の食い合いだ」

大量の脂汗を流しながら、嬉しそうに口角を歪ませる。


騎術同盟 耐久C 敏捷B 魔力EX 幸運EX
アサシン 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運E

耐久 +13、-17で決着
魔力差 発生
幸運差 発生

騎術同盟
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 ステータス補正一つ無効
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減、追加+1
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕 相手宝具を一度だけ無効
三重結界 耐久増、低ダメージ無効
同盟 補正+1、耐久増

アサシン
自己改造 耐久増、補正+2
投擲(短刀) 8までをクリティカルとして計算


判定:+6【有利】からスタート


騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2 同盟:+1
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

騎術 7、アサシン 3
霊鹿:+1 魔力差:+1
判定:+12【優勢】



彼の攻撃に足りなかった威力が、ライダーの加勢によって補われる。

ライダー「そらそらぁ!」

アサシン「っ!」

圧倒的な手数に、英霊の攻撃。

もはやアサシンは詰みに陥っていた。



騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2 同盟:+1
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

騎術 9、アサシン 10
霊鹿:+1 魔力差:+1 希望の僕:宝具無効
判定:+12【勝利】



決着判定
9~7、令呪
6~1、敗退
>>下コンマ


銃弾がアサシンの額を穿つ直前、アサシンの姿は消える。

貴方「……令呪か……」

緊張の糸が切れた彼は、五体が崩れる様な痛みに襲われる。

熱を持った身体は急速に熱を失い、吐き気を催す。

ライダー「おいおい、ぶっ倒れちまいそうだねぇ」

貴方「……大丈夫……大丈夫……」

濁り始める視界で、ただ声のする方向に顔を向ける。




昏睡判定
5以上で回避
>>下


脳が煮える様な熱に、彼はついに意識を手放す。

体内の熱とは反対に、心臓は止まり始める。

ライダー「ッ、おいおいおい……」

異変に気付いたライダーは駆けよるが、霊鹿によって阻まれる。

霊鹿は静かに角で彼を宙に放り、背に乗せる。

そのまま、霊鹿は屋敷へと走っていく。



明日の18:00から再開します

7日目、昼



……止まりかけの心臓、浅い息。

死んだように眠り、死んだように生きている。

キャスター「……ち……っ」

未だに魔力の供給は途絶えない……どころか、過剰にも思えるほど流れてくる。

キャスター「面倒なことになったな……」



行動選択
1、執筆
2、接触 ※荒耶、臓硯、霊鹿
3、会話 ※貴方
4、自由安価
>>下


キャスター「………………」

自分に何ができるか、そんなことを一々考えるキャスターではない。

出来る事、したい事をしている、それは生前から変わらない。

キャスター「……追い込みに入るか」

エンドマークは近い、だがどう終えるかと言うのはその作品を決定づけるほど重要だ。

百里を行く者は九十を半ばとす……彼はここからが本題だと意気込む。




執筆判定
コンマ分だけ進む、現在29
>>下コンマ 前回補正:+3


……気が付くと辺りは暗くなっていた。

だが、執筆はまだ終わっていない。

キャスター「……くぅ……はぁ……」

大きく息を吐き、肩や首を解すように回す。

疲労を抜く為にカップに手を伸ばすが、その軽さに今気づく。

キャスター「…………」

コーヒーを淹れる為に、一度机から離れる。



7日目、夜



貴方「……………………」

数分ぶりに息を吸い、数秒の後息を吐く。

緩慢な生命活動は、徐々に感覚が開いていく。

貴方「……………………」

燃え尽きる寸前のロウソクのように、彼の体はひどく熱を放っていた。




行動選択
1、執筆
2、接触 ※荒耶、臓硯、霊鹿
3、会話 ※貴方
4、自由安価
>>下


息を吐き、パソコンの前に座る。

もう少し時間はかかるだろうが、書かなければ進まない。

キャスター「ふん…………っ」

小さく鼻を鳴らしながら、数分ぶりの寝息をに腹立たしそうに睨む。

……しばらくの静寂の後、キーボードの音が静かに部屋を包む。



執筆判定
コンマ分だけ進む、現在39/50
>>下コンマ


キャスター「…………」

目を抑えながら、キャスターは手を止める。

……物語は完結が見えて来た。

後は、そこまでの道程を丁寧に書いていくだけ。

キャスター「……駄目だな、集中が切れた……」

静かに、床に倒れ込む。

7日目、イベント


陣営判定
9~7、ライダー
6~4、キャスター
3~1、アサシン
>>下コンマ


状況判定
9~7、イベント
6~4、戦闘
32、捕捉
1、襲撃
>>下コンマ


9~5、バーサーカー
4~1、アサシン
>>下コンマ



荒耶「―――ッ!」

バーサーカー「おうおう、なかなかやるじゃねえか」

鉞を肩に担ぎながら、バーサーカーはライダーとそのマスターに笑みを浮かべる。

バーサーカー「来い!」

ライダー「ちぃッ!」

銃撃を軽く弾かれ、ライダーは冷や汗をかく。

……強敵、しかもキャスター側は動けない……おそらく、現在残っている陣営ではこの対決が最大のものになるだろう。

バーサーカー「来ねえなら……こっちから行くぞ!」




ライダー 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運EX
バーサーカー 筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C

筋力差 無効
耐久 +14、-15で決着
魔力差 発生
幸運差 発生

ライダー
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 特殊コンマ表使用、ステータス不利一つ無効、追加+1
三重結界 耐久増、低ダメージ無効

バーサーカー
怪力 成功大以上で追加+1
天性の肉体 耐久増、補正+2


ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2


んあー、土曜日に次回再開のやつ投稿したつもりでした。おのれ雑魚回線。

三日ほど時間を作れたので明日から三日はちゃんと更新できます。

明日の18時から再開。

ついでに自分用

ライダー特殊コンマ表
98、クリティカル・9として計算
76、成功大・7として計算
54、成功、5として計算
3~1、失敗・3として計算

ライダー 3、バーサーカー 9
嵐の航海者:+2 星の開拓者:魔力差で無効 怪力:-1
判定:-6【不利】



バーサーカー「おぅらぁぁぁ!!」

金色の電撃を纏った斧の攻撃がライダーの眼前すれすれを横切る。

ライダー「うお!?」

咄嗟に銃口を向けるが、たやすく躱される。

バーサーカー「はぁっ……やっぱり強ぇえな……」

ライダー「嫌味にしか聞こえないね……」



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2

ライダー 7、バーサーカー 5
怪力:-1
判定:-5【不利】



目を細め、攻撃を紙一重で躱す。

ライダー(余波だけでも、吹き飛ばされそうだ……っ!)

だが、体勢を崩せば即座に叩き潰される。

一瞬も気を緩ませず、ライダーは反撃の機をうかがう。



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2

ライダー 9、バーサーカー 4
判定:+1【拮抗】



攻撃を逸らし、ありったけの銃弾をぶち込む。

バーサーカー「ぐおぉっ!?」

強靭過ぎる分厚い肉体を抉ることはかなわなかったが、距離を開けることは出来た。

分が悪い近接戦よりも、銃弾は避けられるが距離が開いている中距離戦闘の方が比較的安全だ。

バーサーカー「っはぁ……いってぇ……」」

ライダー「それで済む武器じゃなかったんだけどねぇ……」



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2

ライダー 7、 バーサーカー 10
怪力:-1
判定:-3【拮抗】



だがバーサーカーは容易く距離を離され続けはさせない。

一歩踏み込み、そのまま距離を詰める。

バーサーカー「おらぁぁぁ!!」

前蹴りをまともにくらい、くの字に体を曲げ吹き飛ばされる。

バーサーカー「いくぜ―――!!」



宝具判定
コンマ+3ダメージ
>>下コンマ

ぞろ目:+2
ダメージ:1+3+2=6
判定:-9【劣勢】



バーサーカー「『黄金(ゴールデン)―――!!」

一足でライダーに追いつき、そのまま鉞を振り下ろす。

バーサーカー「―――衝撃(スパーク)』ッッッ!!!!」

凄まじい音、光、衝撃。

寸前で斧そのものは避けたが、ライダーは酷く傷つきながら大きく息を吐く。



ライダー >>下コンマ
バーサーカー >>下2コンマ 天性の肉体:+2


特殊判定
09、完成
87、宝具
65、影
43、宝具
21、鹿
>>下コンマ


砲撃、砲撃、砲撃。

うっぷんを晴らすかのように、マストを背にしたライダーは肩で息をしながら砲撃を続ける。

荒耶「もう十分だ」

ライダー「そう、かい……いてて……」

頭をふりながら、大きく息を吐く。

……バーサーカーはしばらく抵抗こそしたが、飽和砲撃に倒れた。

ライダー「しぶとい、ったら……なかった」

額の血をぬぐい、満身創痍の体を立たせる。

ライダー「これで、私含め三騎か……折り返しも過ぎたじゃないか」

荒耶「……ああ……」




執筆判定
コンマ分だけ進む、現在44/50
>>下コンマ


そんなあたりで今日はここまで。

あと一歩足りず主人公目覚めず。

一日眠らせたことはありますがそれ以上となると今代が最長でしょう。

再開は18時から。

おやすみなさい

8日目、朝



……やはり目覚めている様子はない。

というよりも、昨日の深夜から鼓動がとまりかけている。

キャスター「…………」

焦りはない、供給が止まってはいないから。

だが……確実に分水嶺は超えている。



行動選択
1、執筆
2、接触 ※荒耶、臓硯、霊鹿
3、会話 ※貴方
4、自由安価
>>下


…………。

貴方「……か……は……」

なんだ、こ、れ……。

キャスター「目を覚ましたか」

貴方「ああ、キャス、ター……」

キャスター「まる一日寝ていたぞ」

そう、か……そんなに……。

貴方「ごめん、僕……役に」

キャスター「バーサーカーがライダーに倒された……まあ、お前がいなくてもそう変わらん」

貴方「……ありがとう、キャスター」



会話候補
下3までで候補

明日の18:00再開します


じゃあ次代から行動ポイント制復活させましょうか。

なんで消えたっていうと忘れてたって分けなんですけど。

あと使い魔と索敵は次代までに改善案考えます。

今書いてます、ちょっとお待ちを。


貴方「ありがとうね、キャスター……一晩何もなかったのは、君のおかげだ」

その言葉にキャスターは心底嫌そうに顔を歪める。

……結局のところ、彼は自分のマスターに対してどう行動するべきかの答えを出せずにいた。

動けば変わるといった根拠もない……確実なのはこの手元の原稿を書き終えることが一番確実に変化を与えられる……そしてそれが一番手っ取り早い。

キャスター「お前は希望を本当に求めているのか?」

貴方「…………?」

キャスター「今求められていない希望を無理やり作るために、自分の命を使いつぶしてもいいと考えているか?」

……はじめて、彼は言葉に詰まる。

彼の論としては希望が求められる状況になれば希望は必ず現れる。

だが……今の平穏を壊すことに、彼は即答ができない。

キャスター「そうだろう、お前は希望を欲しているのであって……何もかもを破壊したいわけではない」

貴方「そう、だね」

キャスター「……漸く熱が冷めたか? それとも目が覚めたか?」

貴方「そうだね……熱に浮かされていたんだね……目をつぶっていたんだね」

身体機能の低下は、彼の精神を根幹から揺らしていた。

キャスター「……マスター俺はかつてここではない他の聖杯戦争でサーヴァントとして呼び出された事がある」

……今の今まで、以前呼ばれた記憶など想起したことなどなかった。

だが……執筆中、何故かキャスターは朧げに思い出していた。

キャスター「その時マスターは女だったなお前に匹敵するもといお前以上の変態だったが心根は初心な少女だった」

貴方「…………」

その話を聞く彼の瞳は、希望を語っていた時よりも少しだけ澄んでいるようにも見えた。

……キャスターの言葉はゆっくりと紡がれる。

その物語は、彼のよく知る報われないアンデルセン童話だった。

キャスター「……今のを忘れるのも胸に刻むのも読者の自由だ……俺は執筆に戻る」

貴方「……うん……僕は……少し寝るよ……」

彼はそう言いながら、静かに今あったことを反芻する。

今の平穏を壊すこと、自分が本当に求めているもの、聞かされた物語。

……そうしているうちに、彼の意識は沈んでいく。


感情判定
5以上で成功
貴方 >>下コンマ
キャスター >>下2コンマ

8日目、昼



貴方「…………」

身を起こし、辺りを見渡す。

どうやら、キャスターは一度執筆を切り上げたらしい。

……いや、もしかしたらあの後進まず、気分転換をしに出掛けたのか。

貴方「…………」

丸1日以上何も食していないが、何故か空腹感を覚えない。

……確実に、自分の身に何か起こっているのだろう。

分水嶺はすでに超え……今はもはや成り行きに身を任せるしかないのかもしれない。

貴方「……ああ、いや……この事も、ちゃんと考えなきゃな……」

その為にキャスターは、自分の為に先程の話をしたのだ。

貴方「…………考えなきゃな」

たとえ自分が死ぬとしても、自分なりの答えを探さなければならない。



行動選択
1、執筆
2、接触 ※荒耶、臓硯、霊鹿
3、会話 ※貴方
4、自由安価
>>下


貴方「……呼び出してすまないね」

開口一番、彼の謝罪の言葉に荒耶は柄になく警戒を一瞬強める。

……間違いなく変装でもない本物だと気付くと、彼を注意深く観察する。

荒耶「まるで死体だな」

貴方「そうだね……死を収集する身としては……僕にまた興味がわいたかな?」

いつものような軽口に、荒耶は静かに席に座る。

貴方「もう残りはアサシンだけだ……だから、今のうちにできることをしないと、って思ってさ」

荒耶「……生き急いでいたようだが、死を前に臆したか?」

貴方「…………よく考えようと思ったんだ」

静かにそう返すと、二人のサーヴァントが傍らに現れる。

貴方「二人とも付き合ってくれてありがとう……とりあえず、かけてほしいな」



会話候補
>>下3までで候補

荒耶「この身は人の救いようのない性を解し絶望した時より既に根源を求める概念、原初を呑む唯一無二である根源にこそ我が長年の問いの答えと救いはあり、それゆえに数えきれぬほどの多くを犠牲にしてきた、これからもそのあり方は何も変わらぬ、今さら答え直す必要もない事だ」
ライダーがつまんなさそうなものを見る視線を荒耶に向け、わざとらしくため息をつくが荒耶は無視
荒耶「さてそろそろ起源覚醒する気はあるか、内なる真の己に気付けば貴様の語る希望とやらの求道も捗ると思うがな」


貴方「……最後だから、聞いておきたいんだ……僕も、言っておきたいからさ」

静かに、彼は息を吐く。

貴方「僕たち四人の、聖杯への願いが聞きたいな」

その問いに、真っ先にキャスターが答える。

キャスター「生憎だが俺にはそんなものはない、呼ばれてきただけだ」

彼の返答に苦笑しつつ、ついでライダーの方を見る。

ライダー「あたしも同じようなもんさ、荒耶に雇われたから力を貸してる」

貴方「そうか……ありがとう、それじゃあ僕の番だけど……」

そうして、次に彼が口を開く。

貴方「聖杯で希望を作ろうと思っていたんだ……ただ、少しわからなくなってね……今明確な正解を探しているんだ」

……静かに、荒耶の方を見つめる。

普段通り、彼は相変わらず感情は読み取れない。

荒耶「この身は人の救いようのない性を解し絶望した時より既に根源を求める概念、原初を呑む唯一無二である根源にこそ我が長年の問いの答えがある」

声音は少しだけ力がこもっているように感じる。

……付き合いの長い彼にしかわからない、微々たる差か……もしくは気のせいなのかもしれない。
 
荒耶「それゆえに数えきれぬほどの多くを犠牲にしてきた、これからもそのあり方は何も変わらぬ、今さら答え直す必要もない事だ」

その答えにライダーは少しだけつまらなさそうにするが、荒耶はやはり変わらない。

荒耶「……さてそろそろ起源覚醒する気はあるか、内なる真の己に気付けば貴様の語る希望とやらの求道も捗ると思うがな」

貴方「ああ、そう来るとは思ったよ……いや、僕はたぶんこのことについて答えを出そうと思ったんだろうね……」



返答、起源を
1、覚醒させる
2、覚醒させない
>>下

1


貴方「……ああ、受け入れるよ」

そう、彼は答える。

……キャスターは何かを言うでもなく、静かに彼を見る。

貴方「いつもなら断っただろうね……ただまあ……死ぬなら死ぬで、良いことでもしようかなって」

そうして、静かに荒耶を見つめる。

少しだけ笑みをはらんだ顔はいつもと変わらないようにも、いつもよりも優しいようにも見える。

貴方「今の平穏を壊すこと、まずは身をもって考えてみようと思う」

荒耶「そうか……ならばさっそく始めるか」



貴方の起源
一単語で
下3までで候補

希望


判定
9~7、希望
6~4、傲慢
3~1、絶望
0、???
>>下コンマ

00


……起源の目覚めは、己の人生の強烈な道筋となる。

今までの生き方は、さらに強調される、さらに過激になる。

貴方「……少し、息が楽になったかな……」

だが、死に瀕していた彼にとっては少しだけ体調を回復させるにとどまる。

……起源については、まだわからない。

荒耶「貴様の起源は……『希望』そして『絶望』だ」

貴方「……そうか……うん……納得はできるよ」

小さく息を吐き、彼は立ち上がる。

こんな動作でさえ身体はガタが来ていたが、どうやら正常に動いてくれる。

貴方「『希望』がこの身体にあったのは嬉しいな……うん……」

身体が、熱を帯び始める。

貴方「相剋、相生……陰陽思想だったかな……二つのエンジンを積んで、なんだかとても……力がわくよ」

思いついた言葉をそのままに発し、笑いながら瞳から熱が抜けていく。

激しく肩で呼吸をするが、心臓はピクリとも動かない。

心の底から笑いながら、薄暗い衝動が明滅する。

荒耶「二つに裂ける気分か? それとも両側から押しつぶされる気分か?」

貴方「どうだろうね……どっちでもないかも」

無表情なままに、声だけは朗らかに。

貴方「……少し寝るよ……出たり引っ込んだり、これじゃあ死にかけている方が楽だ……死んだり生きたり、疲れちゃうな」

荒耶「そうか……どう終わるか、楽しみだ」

そう言い残し、彼はライダーとともにその場から去る。




今日はここまで。

起源覚醒によりスキルを取得しました。

明日は再開できません、再開ができる日がわかり次第お知らせします。


感情判定、分かりやすいように今のを出しときます。
5以上で成功
宗蓮【興味(大)】 >>下コンマ
貴方【嫌い(小)】 >>下2コンマ


宗蓮→【関心】
「ようやく目覚めたようだ」

貴方→【普通】【憎悪】
「人付き合い事態は悪くない、けれど考え方は大嫌い」

を取得しました。

今日の18時から再開予定

ちょっと再開遅れます

今から再開

8日目、夜



貴方「……はぁ…………」

静かに息を吐き身体を起こす。

覚醒させた起源を、なんとかわずかに制御できる段階に落ち着く。

貴方「厳しいな、これは……」

うずく右目を抑えながら、彼はいまだ不調の体を起こす。

だが、昨晩よりは大分いい……なにしろ意識がはっきりとしている。

貴方「……残りは、アサシンと、ライダーか……」

彼は息を吐く。

大分、吐くことも吸うことも楽に行える。

貴方「…………さて、と」



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、使い魔
3、索敵
4、自由選択
>>下


臟硯「ふん、他人に……しかも敵になるだろう相手に起源を目覚めさせるとはな」

貴方「万が一があれば、お爺さんに任せようと思ってただけだよ」

いつもの様な笑みはなく、淡々と答える。

それは異様のようにも、いつも通りにも見える。

貴方「起源は二つ……『希望』と『絶望』……まあ、僕らしいと思うな」

臟硯「…………そうか、そうだろうな」

貴方「あはははは! そういう反応はするとはおもっていたよ!」

愉快そうに、声を張り上げて笑う。

貴方「…………はははは……少しキツイけどね……」

浮き沈みの激しいそれは、いまだ起源に振り回されているように感じる。



会話候補
>>下3までで候補


貴方「勿論約束は忘れてないから安心してよ、聖杯はおじいさんの為にちゃんと間桐に齎すからさ」

そう笑いながら、彼は静かに近くの椅子に腰かける。

……ふと、邪な誘惑……聖杯を目の前で破壊したいという欲望がちらつく。

だが彼は素早く誘惑を振り払う。

歪んでいるものの、彼の理性は獣欲から律しようとしている。

貴方「前の僕なら動揺したかもね。だけどクソみたいな僕の中に半分も希望があったんだ! やっぱり最後に残るのは希望だと確信したよ」

キャスターからの戒めの言葉も忘れ、彼は自らを蔑する。

臓硯「……何故貴様の兄二人を捨て置き、儂がお前に構っていると思う?」

……その言葉に、雁夜と鶴野の二人を久しぶりに思い出す。

聖杯戦争の被害が出ないよう、彼は適当に逃げるよう伝えていた。

貴方「…………すくなくとも魔術師相手に戦えるところでしょう?」

ことこの件に関して、彼は事実だけを話す。

貴方「多少マシに魔術が使える点……それに……体の中の聖杯かな?」

臓硯「かかかっ……流石に気付くか?」

その声につられるように彼も笑みを浮かべる。

貴方「まあ、最初は理由が分からなかったよ……確信したのは、バーサーカーの魂が入って来た辺りかな」

そっと胸に手を添える。

……心臓は今は鳴りやまぬ鈴の様に鼓動している。

貴方「命に代えても、僕は聖杯の役目を果たすよ」

その返答に、臓硯は顔を歪ませながら闇に消えていく。


感情判定
5以上で成功
臟硯【好意】 >>下コンマ
貴方【親愛】 >>下2コンマ


臓硯→【利用】
「駒から道具に成れた様だ」

8日目、イベント


陣営判定
9~7、ライダー
6~4、キャスター
3~1、アサシン
>>下コンマ


特殊判定
9~7、第八陣営
6~4、戦闘
3~1、???
>>下コンマ


陣営判定
9~5、ライダー
4~1、キャスター
>>下コンマ


貴方「来たか……」

静かに、彼は目を細める。

おそらくアサシン……ライダーよりもキャスターならば勝ちの眼があると踏んだのだろうか。

貴方「いいね、最後まであきらめないのは良いことだ」

けらけらと笑いながら、彼は立ち上がる。

……戦いを前に、体は不調の一切を吹き飛ばす。

貴方「さて、もしかしたら最後だ、頑張ろう」

影から鹿が現れ、その雄大な黒毛をなでる。

貴方「……キャスター行こう」

そう言い残し、彼は真っ先に外に出る。



再開は日曜の18時から


アサシン「…………」

奇襲としては完璧に近いはずだった。

完全に気配遮断は行われていた、隙は無かった。

貴方「繋がっているのを感じるよ、アサシン」

ヘラヘラと笑いながら真剣な声音で、彼は虚空を……アサシンを見つめる。

アサシン「何故分かった」

貴方「聖杯だからかな、完成に近いのを感じるよ」

……道理で、と目を細める。

貴方「それじゃあ、行こうか」



合流判定
10-コンマターン経過
>>下コンマ


貴方「―――ライダー」

アサシン「ッ!?」

背後からの銃撃を寸でのところで躱す。

アサシン「なに……!」

ライダー「最初からそいつの知覚範囲だってこった」

挑発的に彼女は笑う。

ライダー「それじゃ、そろそろご退場だ!」

二丁拳銃をかまえ、アサシンに銃口を向ける。


騎術同盟 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力EX 幸運EX
アサシン 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運E

筋力差 無効
耐久 +13、-16で決着
魔力差 発生
幸運差 発生

騎術同盟
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 ステータス補正一つ無効
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減、追加+1
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕/絶望の徒 相手宝具を一度だけ無効、相手令呪使用不可
三重結界 耐久増、低ダメージ無効
同盟 補正+1、耐久増

アサシン
自己改造 耐久増、補正+2
投擲(短刀) 8までをクリティカルとして計算


騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2 同盟:+1
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

騎術 10、アサシン 5
霊鹿:+1
判定:+6【有利】



嵐の様に銃弾を叩き込み、アサシンの脚を止める。

アサシン「ちぃっ!」

瞬時に身をかわすが、前面から骨の棘が面攻撃を仕掛けてくる。

アサシン「ッ!」

軽傷を負いつつもダークを投げ付けるが、骨の柱がそれを防ぐ。

貴方「―――死ぬ気で受け止めるよ」

不敵に、彼は笑みを溢す。

背後に渦巻く魔力の渦を皮膚で感じ、空中で身を捻り始める。

ライダー「―――『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)』! 吹き飛びなぁ!」



宝具判定
9~7、+9
6~4、+6
3~1、+3
>>下コンマ

ダメージ:+6
判定:+12【優勢】



無茶苦茶な火力の砲撃がアサシンと彼に襲い掛かる。

アサシン「ぐ、ぉぉ……っ!?」

辛うじて死は避けるが、瀕死には変わりない。

貴方「お疲れ」

対して霊鹿による高速移動によって艦砲射撃を逃れた彼は、静かにその背を撫でる。



騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2 同盟:+1
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

騎術 6、アサシン 9
霊鹿:+1 魔力差:+1
判定:+11【優勢】



鋭い角の突撃を跳躍で躱し、アサシンはそのまま船へ向かう。

手が届かなければ、戦闘にならない。

貴方「良いね」

その後を、骨の尾を使い立体的に追う。

目を細め、アサシンに希望への最大の障害になろうと心を躍らせる。

アサシン「……く……っ!」



騎術同盟 >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2 同盟:+1
アサシン >>下2コンマ 自己改造:+2

騎術 9、アサシン 7
霊鹿:+1 魔力差:+1
判定:+13【勝利】



アサシン(厳しいか……!)

魂食いで補っていたが、戦闘は長引けば確実にこちらが敗北する。

そもそもが奇襲に失敗した時点で逃げる算段は考えていた。

アサシン「―――ッ!?」

貴方「よし、タイミングばっちり」

胴体を貫通した鋭利な骨は、船体を突き破る様にして現れていた。

貴方「さあ、最後は僕らだ……楽しみだねライダー」

もはやアサシンには目もくれず、甲板の上のライダーと……荒耶に微笑む。





起動判定
5以上で起動
>>下コンマ


貴方「…………」

自分の胸に手を当て、思い切り爪を立てる。

……蠢きだしたそれは、ようやく落ち着き始める。

貴方「はは……!」

狙い通りだと、彼は笑みをこぼす。

聖杯の支配権を完全に掌握した。

……いや、聖杯に生かされているのかもしれない。

貴方(もうどっちでもいいや)

心の底から笑いながら、宝具の船から尾を引く抜く。


執筆判定
コンマ分だけ進む、現在47/50
>>下コンマ




キャスター「…………」

手を止め、目を指で押さえる。

……自分は間に合ったのだろうか、ふとキャスターは不安に駆られる。

キャスター「……ふん……」

厳しく見積もれば一歩遅い、彼は起源によって自分の宝具の手の届かないところに行ってしまったもしれない。

……それほどに起源覚醒はその人物を決定つける。

キャスター「そこまで馬鹿とはな……」

迷いが信念に入り込むほどに愚かで、純真に願いに奔走していた。

そんな彼は、妥協も許容も許さない起源という道を聖杯の動力で疾走している。

燃え尽きるか、激突し破滅する未来しか残されていないだろう。

キャスター「……面倒な……」

一息入れ、彼は最後の校正にとりかかる。



9日目、朝



その日は頗る快調な朝を迎えた。

気持ち悪く張り付いた服を不快そうに脱ぎ捨てる。

貴方「……だめだ……」

左右に裂けるような痛みを覚えながら、大きく息を吐く。

その後何度か深呼吸を繰り返し、吐き気を覚えながら自分を繋ぎとめようとする。



行動選択
1、会話 ※キャスター、臓硯、荒耶
2、戦闘 ※ライダー
3、自由選択
>>下


……キャスターは己のマスターの異常に気が付く。

キャスター「何を始める気だ?」

貴方「終わらせに行くんだ」

小さく、血の付いた顔で笑う。

貴方「絶望をこれから叩きつけに行くんだ」

覚悟を決めるように、彼は玄関へと向かう。

……屋敷中に、息絶えた蟲が転がっている。

貴方「お爺さんは残念だけど希望を再び燃やすことはできなかった、本当に残念だ……大事に大事に熾そうとしていたんだけど……魂がダメだった」

本当に悲しそうに涙を流し、心底愉快そうに口元を歪ませる。

貴方「荒耶にも同じことをする、ほかの人にも、ほかの人類にも、僕が斃れるまで絶望を叩きつける」

そうして、彼は影から霊鹿を呼び出す。

貴方「行こう、キャスター……君には見ていてほしいんだ」






足は自然と、山の中の大洞窟へ向かった。

おそらく、身体の奥に存在する聖杯が自身の降臨の地に自然と惹かれたのだろう。

貴方「……ああ……」

自分の最期の敵になるかもしれない存在。

……ライダーと荒耶の二人の気配を感じる。

貴方「来てくれたのか」

負けてやるつもりはない。

全力で絶望を叩きつけて、全力で振り払って欲しい。

懸命に生きて、懸命に足掻いて、懸命に戦って。

そんな存在を叩き潰すほどに自分は絶望として完成していく、より強くあれる。

……そして、そんな自分を滅ぼしてくれる希望が現れる。

もはや半端な希望は求めていない。

彼が求めるのは、人類の絶望を打倒する人類の希望。

貴方「僕がその下地を作るよ、喜んでね」

希望を望まれる世界を、絶望に抗う社会を、生きることに命を燃やす人々を。

貴方「その為に希望を含むすべてを滅ぼしてあげよう」

彼は信じている。

人類は外敵の為に美しい希望を産みだすと。

彼は愛している。

そんな人類の在り方を、心の底から。

貴方「……キャスター、僕はわかったんだ」

返答はない。

貴方「今の平穏を取り戻したいから、今の平穏を愛しているから、その平穏を過去のものにしないために人々は破壊された平穏を取り戻すんだ」

答えに辿り着いた彼は、静かに信念の炎を燃やす。

それは信頼の炎であり、愛情の炎であった。

……二人の人影が、彼のいる一際大きい空洞にやってくる。

貴方「勿論、今滅ぼされるなら僕はやっぱりその程度だったっていう話だけれどさ」




キャスター 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力EX 幸運E
ライダー 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運EX

耐久 +13、-12で決着
敏捷差 クラス補正で無効
魔力差 対魔力で無効
幸運差 発生

キャスター
高速詠唱 判定差補正を無効
翅刃虫 補正+1
霊鹿 耐久増、相手耐久減、追加+1
喰種 補正+2、生存判定に好影響
希望の僕 相手宝具を一度だけ無効
絶望の徒 相手令呪無効

ライダー
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 特殊コンマ表使用、ステータス不利一つ無効、追加+1
三重結界 耐久増、低ダメージ無効

キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
ライダー >>下2コンマ

キャスター 9、ライダー 3
霊鹿:星の開拓者で相殺 嵐の航海者:-2
判定:+4【有利】



放たれた銃弾をその身に受けながら、地面に潜行させていた尾がライダーの足元を襲う。

銃創は彼の内のオドによって即座に修復し、ライダーもまた直前に跳び回避に成功する。

貴方「良いね」

薄く笑い、機動力の差を霊鹿の背に乗り埋める。

貴方「それなりに広いんだ、広く使おう」

ライダー「っは! やっぱりやるねぇ!」



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
ライダー >>下2コンマ

キャスター 10、ライダー 5
判定:+9【優勢】



背を蹴り、ライダーへ突撃する。

キャスターの支援で強化された肉体はライダーの防御を掻い潜り攻撃を加える。

貴方「浅い」

ライダー「んの!」

咄嗟に蹴り上げ二撃目を防ぐ。

だが、地面を駆けていた霊鹿が着地の隙を狩りにいく。

ライダー「ぐぁ!?」

より重い一撃を食らい、空中で体勢を立て直す。




キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
ライダー >>下2コンマ

キャスター 9、ライダー 9
連続クリティカル:+3
判定:+12【優勢】



骨の尾の隙間から、翅刃虫が飛び立つ。

狭い洞窟内での制圧力は目覚ましい、視界を使い魔として共有できるため相手を全方向から観察できる利点もある。

貴方(問題は虫の方は強化されてもサーヴァント相手じゃ詰みに持っていけないってところか)

結局は接近戦でサーヴァントに打ち勝たなければならない。

貴方「あはははははは!」

何という絶望だろうか、自分の抱いた野望に対する壁と言うものは。

貴方「僕は間違ってないんだね! ライダー!」

故に、それを倒した自分なら……真の絶望に昇華できると確信する。



キャスター >>下コンマ 翅刃虫:+1 喰種:+2
ライダー >>下2コンマ

キャスター 9、ライダー 3
嵐の航海者:-2
判定:+13【勝利】



ライダー「っらぁぁ!」

左肩から先を銃の連射で千切り飛ばされ、血が噴き出す。

だが、彼は怯むことなく尾を振るい右わき腹から左わき腹まで鋭利な骨が貫く。

ライダー「―――ん、の……!」

自分に向けられたふらつく銃口を再生した左手で額まで持ってくる。

貴方「君を食らって、僕は強くなれるんだね」

言い終わらぬうちに銃弾が放たれ、同時にライダーの身体が消失し始める。

貴方「……あは―――」

荒耶「―――ッ!」

穴の開いた頭部に掌底を繰り出し、そして反撃を許さず連撃が繰り出される。

貴方「は、はは、あは、あはっ、あっはっは、はははははっ!」

血をまき散らしながら、彼は拳を避けず狂笑をまき散らす。

貴方(それでいいんだ荒耶、君は正しいよ)

慈悲の笑みを浮かべながら、今まさに自分を殺そうとしている荒耶を見つめる。

貴方(誰にでも希望へと手を伸ばす、間違ってないよ)

優しく笑い、顔面を狙ってきた拳を掴む。

貴方「でも、今僕はそれを叩き潰すから、木っ端な存在を残らず食い尽くす」

荒耶「………………」

貴方「僕が塵取りみたいに集めて、希望の聖火にみんなの希望の残骸をくべてあげる」

拳を握り砕き、地面に投げ飛ばす。

貴方「活きの良い方が美味しそうだから、是非足掻いてほしい!」

血で赤黒く染まった目は、楽しそうに歪む。

貴方「荒耶、君……希望を捨てるなら逃げても良いよ」

骨の尾を大蛇の様に鎌首をもたげさせながら、彼は嗜虐的に笑う。



選択
1、見逃す
2、殺す
>>下


貴方「…………」

静かに、首にかける手に込める力を強める。

貴方「……君は見逃すよ、僕と関係ないところで希望を探すのもいい……僕の死までを観測していてもいい」

そのまま、適当に投げ捨てる。

貴方「希望が新生するまでの破壊の道程を、この世界のどこかでただ存在してほしい」

荒耶に慈悲深く笑みを浮かべ、そしてキャスターを見つめる。

貴方「ありがとう、ありがとう……キャスター」

小さな背の彼に合わせるように、彼は膝まづく。

貴方「君は偉大な英雄だ……君以上に多くの人に希望を与えた人はいない……」

何度も聞かされたその称賛は、やはり何度聞いても心の底からの言葉にしか聞こえない。

貴方「僕にも、君に灯された希望がある……いままで、自分に絶望せずに生きてこれたのは……君のおかげなんだ」

まるで乙女の告白のように、彼は感謝の言葉を続ける。

貴方「特に気に入っている話は……」

……彼の身体の奥に、六騎目の魂が収納されるのを感じる。



聖杯判定
5以上で成功
>>下コンマ この世全ての悪:-4


自分が黒く染まっていくのを感じる。

貴方「……ああ……本当なら…………君と、もっと話しがしたかったんだ」

伝えていないことは数えきれないほどあり、言葉にできないことは言い表せないほどある。

戦わせることへの謝罪や、今まで読んだ物語の感想……一度では言い足りない、何度も、何度でも言葉にしたい。

時間がない。

貴方「僕はそんな希望もあるんだと……望まれなかった僕も、君みたいに……」

朦朧としながら、キャスターへ伝えたいことを……言い遺すとする。

……時間がない。

貴方「……最初は、お爺さんの希望になれないとわかって……それで……僕は、自分の持っていた希望を、捨てて……」

立ち上がり、孔へと向かう彼の手を……キャスターは付き添うように手を握り横を歩く。

…………時間がない。

貴方「それで……誰かの、希望を…………ほん、とうは……絵本をね……僕は、絵本を……」

自分だけの希望を……夢を、彼は語り始める。

…………。

貴方「……でも、もう遅いんだ……僕は、絶望を肯定したから……報われちゃあ、だめだ」

キャスター「……そうか……」

貴方「だから、これでも良い……僕の、死に方を……決めたんだ…………ああ、でも」

キャスター「どうした?」

貴方「きみ、の……新しい、話を……読みたかったな……」

キャスター「ふん、脱稿はした……お前の机の上に置いた」

……驚きの表情をうかべ……最後に、子供のように嬉しそうに笑う。

貴方「何もかも終わったら、読ませてもらうよ」

……掴んでいた手を、繋いでいた手を放し……大聖杯へと身を投げる。






冬木市は未曽有の大火に包まれ、新都の7割が焼き滅んだ。

……だが絶望は終わらない。

波紋のように広がった謎の大火はまず同心円状に日本を点々と焼き、前代未聞の被害を出した。

……だが絶望は止まらない。

その謎の大火の後、人食い症状を発する病が生き残った者の半数に発症した。

……炎は海を越え……病は国を超える。

世界の裏側までに及んだそれは、人食いの炎として語られることになる。

「……時間がかけたけれど……あはははは……」

キッチリと半分、人と人食いを……絶望を植え付けた。

やがて1対1のそれは、絶望が優勢に傾くだろう。

「分かりやすい敵だ、人類のね……滅ぶという絶望、きっと……7割くらい死んだら希望が生まれるだろうね」

人食いとて知性を奪ったわけではない……人類同士が絶望となり、お互いを滅ぼす為の希望をつくる。

どちらも被害者だが、片方を滅ぼすのはきっともう片方の希望だろう。

「絶望を作って、希望を作らせて、僕だ叩き潰して、絶望をまた撒き散らす」

何度も滅ぶだろう、何度でも滅ぼそう。

例え誤って完全に滅んだとしても……彼は隣の世界を既に知覚している。

「頑張ろう……人類の希望の為に」

目を輝かせながら……自分の屋敷から持ち出した幾枚の原稿用紙に目線を下ろす。

……あの泥へ身を投げたキャスターの真意は分からなかった。

根元への孔を開けるつもりは無かったし、彼はずっと繋ぎ止めるつもりだった。

彼が接したキャスターの人間性ならば、最後まで付き合うものだと考えていた。

「……まあ、いいや」

そう言い捨て、新たな人類である人食いのオリジナルとして……静かに遠い未来かもしれない希望がやってくる日まで世界を観察することを再開する。






『この世全ての絶望』
~END~


五十七代目、絶望貴方、完結です。

7.8日目が大きな分岐点でした。

と言うかなにで昏睡から目を覚ましたかでエンドを決めようと思ってました。

臓硯なら聖杯として、荒耶は泥、執筆で魔人、会話で好きな童話あたりの話か自分の希望で人として、霊鹿なら??????、みたいな感じ。

後途中の批判を受け文章量を増やしました、表現力を表現を充実させるという感じで補おうかと思いました、やり過ぎると助長だと思うんだけどどうだったでしょうか。

次回は新スキル採用して新規作成、ちょっとゲームルール変更したので楽しみにしてください。

再開は18:00から。

おやすみなさい


童話好きと言うよりはアンデルセンを尊敬しているとは言っていたので、まあそこに会話で踏み込みと自発的に話していこうかと。


起源覚醒した彼は自分がどう終わるかを決めたので、アンデルセンは最後の役割を聖杯に魂を収納させるということに決めました。

キアラには最期まで付き合ったように、彼の力の一部とすることを決めた感じです。


キャラが強いとシナリオとしては書きやすく、プレイヤーとしては操作しにくいと言うわけですかねー。

新規作成だガンバルディ!


性別

1、男
2、女
>>下3までで高いコンマ

おりゃ


男マーン!

魔力ー。

>>下3までで高いコンマ二桁目

めざせ最強主人公


4、たった一つのコンマを捨てて生まれ変わった凡コンマ。

家系。

>>下3までで高いコンマ二桁目


10、特殊ー。

肉体。

>>下3までで高いコンマ二桁目


2、モヤシ。

>>611が無効票の>>614がと言う状況で、のでちょっと変更。

性別は男のままで。>>615-617が候補内でした


魔力
0~6、4
5~1、8
>>下コンマ


そいじゃあ属性。

>>下3までで高いコンマ二桁目


破綻者、どう破綻してるのか後で判定します。(正義にこだわる、とかそんな感じね)

最後に幸運。

>>下3までで高いコンマ二桁目


幸運

0~6、7
5~1、8
>>下コンマ


魔力4 家系10 肉体2 属性0 幸運8

振りなおし

複数選択可
1、魔力
2、家系
3、肉体
4、属性
5、幸運
6、全部
7、振りなおさず

20:30から>>下3までで一番高いコンマ


魔力!

>>下コンマ


スキル抽出! しばしご歓談をば!


その前に破綻者について。

どう壊れているか、短めにどうぞ。

21:35から>>下5までで候補


コンマ関係ありなら00を出したら面白いことが起きていたでしょうが、悪いけど何にもないですよ(吐血)

09、快楽殺人
87、平凡普通
65、無欲無冠
43、喜楽笑顔
21、弩助兵衛
>>下コンマ


1、霊子ハッカー
2、記憶喪失
3、悪運
4、聖堂協会
5、契約者
6、特性
7、ドラゴンボーン
8、財閥御曹司
9、〇〇の英雄
10、墓荒らし
11、イレギュラー
12、混血
13、拾われた命
14、いつでも繋がっている
15、伸びしろ
16、アイドル
17、愛国者
18、魔獣使い
19、魔術師殺し
20、スロースターター
21、盗賊
22、願いし者
23、企みし者
24、穂群原教師
25、山育ち
26、刑事
27、兵士
28、アイヌの民
29、暗殺者
30、禁断の果実
31、王気
32、忠臣
33、魔王
34、正義のヒーロー
35、〇〇の弟子
36、喰種
37、逸般人
38、ゲッシュ
39、SAMURAI
40、救世主たるプログラマのための第一教会
41、悪平等
42、黄金の精神
43、怪獣王
44、日常の守護者
45、私兵部隊
46、目覚める運命
47、初代
48、一族の長



22:30から>>下3までで一番高いコンマ


【暗殺者】
魔力が『偶数』家系+肉体が『奇数』
武器を安価で選択、奇襲補正に+2される代わりに戦闘補正-1
アサシンを召喚しやすくなる


相性および触媒でアサシンクラスがほぼ内定。



一桁目二桁目合計で4以上で成功
>>下コンマ


追加スキル

23:55から>>下3までで一番高いコンマ


【悪平等】
魔力『3以下』幸運『5以上』属性『中庸』
持って生まれた相手に干渉する魔術
戦闘でステータス差を無効、相手のマスターのスキルをすべて封印する代わり、戦闘中自分はこのスキル以外のスキルは使用不可になる


意外とシナジーの噛んだスキル。


一桁目二桁目合計で14以上で成功
>>下コンマ


個性。
趣味、性癖、職業、夢、なんでもござれ。
反転するの前提でやると面白いかもね、面白いかな、面白いといいな


趣味、職業、特技、性癖、属性なんでもござれ
00:25から>>下3までで一番高いコンマ二桁目


56はちょっと中間すぎるのでもう一回判定。

再開は18:00から。


アンドロイド
>>下コンマ


【アンドロイド】
人に似た人でなし。
感情の所在が明確で、イド持つオイド。


サーヴァント召喚、選んでください

1、相性召喚
2、触媒召喚
3、コンマ召喚
>>下3までで一番高いコンマ


サーヴァントクラス
9、セイバー
8、ランサー
7、アーチャー
6、ライダー
5、バーサーカー
4、キャスター
3~1、アサシン
>>下コンマ


忘れてました、サーヴァント召喚終わったらやります。

9、剣に選ばれた王様
8、剣に選ばれた王子様
76、白銀の騎士
5、絢爛豪華な皇帝
4、紫黒の騎士
3、龍殺しの無口な英雄
21、男勝りな剣士
>>下コンマ


ガウェインに決定。

アンドロイド悪平等暗殺者の武器。

>>下3までで候補


9~7、デリンジャー
6~4、ダガーナイフ
3~1、鋼糸
>>下コンマ


それじゃあ、時空選択

1、第5次
2、第4次

>>下3までで多数決


1、外来
2、在来

>>下3までで多数決


まあ冬木に住んでるアンドロイドとか良くわからんしね。

参加者ぁ!!

>>下3までで候補


だいたいアンドロイド、アンドロイドっぽい人、アンドロイドっぽいの作る人。

最後ぁ!

>>下3までで候補


出先でスマホからの更新なので遅くなります。

ラニのサーヴァント

9、ランサー
8、アーチャー
7、ライダー
6~4、バーサーカー
32、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ

98、フードを身に纏った女性
76、着物を着た妖艶な女性
5、無貌の仮面を付けた男性
43、洒脱な衣装を纏った伊達男
21、小柄な美少年
>>下コンマ


赤の方のキャスター

舞弥

98、ランサー
7~5、アーチャー
43、ライダー
2、バーサーカー
1、アサシン
>>下コンマ


依頼主、考えてませんでした、後で判定で有無を決めましょう。


9、紺色の陣羽織を着た青年
87、髑髏の仮面を付けた男
65、確固たる姿を持たない者
4、武術家然として偉丈夫
3、退廃的な雰囲気を身に纏う女性
21、露出の多い衣服の少女

>>下コンマ


アインツベルンなら空中庭園も現実的ですね。

ロシェ


9、、ランサー
87、、アーチャー
6~4、、ライダー
3~1、バーサーカー
>>下コンマ


セミ様女の人には男よりきつく当たるんで仲良くは難しいかと。

9、強大な体の巌の様な男
87、黒い甲冑の騎士
6、一見普通の服を着た女性
54、中華風の巨躯の武人
3、白いドレスを着た少女
2、鉞担いだ男
1、傷だらけの戦士

>>下コンマ


設定、設定か……一応切嗣同伴は確定として、アインツベルンかどうかは依頼主とか設定したらやりましょうか。

美沙夜。

9~7、、ランサー
6~4、、アーチャー
3~1、、ライダー
>>下コンマ


9~7、青い姿に赤い槍を持つ戦士
6、二本の槍を操る美男子
5、傷だらけの甲冑の黒い騎士
4、黒い貴族服を着た王
3、黄金の鎧を纏った青年
21、派手な衣装に身を包んだ少女

>>下コンマ


採用してもよかったんだけどコンマとる人がいたんで採用、槍兄貴。

雁夜

9~5、アーチャー
4~1、、ライダー
>>下コンマ


ま、まっさきに潰しに行ったかもしれないし……。

ダメだな、人間がちっちゃいのは変わらない。


98、赤い外套を身に纏った男
7、金色の英雄王
65、緑衣を着た痩躯の青年
43、、森の様な清冽な気配を持つ男性
21、野性味と気品を併せ持つ女性
>>下コンマ


ほい、ケイローン。

ヤンデレ激強サイコパスお姉ちゃん。

一桁目
9~ 1、ライダー

二桁目
98、バイザーで視界で封じた女性
7、筋骨隆々の粗野な偉丈夫
65、二丁拳銃を持つ女性
43、派手な髪飾りをつけた美少年
21、銀の軽鎧を装備した美丈夫

>>下コンマ


明日の18時から再開します。


そいじゃあ、今回はビジネスかプライベートか。

1、ビジネス
2、プライベート
下3までで多数決


あ、無欲の破綻者だからビジネス固定で良かったかな?

まあ巻き込まれたルートでもいけるし良いか。


その依頼主は……
9~7、参加者だ
6~1、参加者ではない
>>下コンマ


依頼主のランク
高いほど支援を受けられる

>>下コンマ


10……アンドロイドを作った人が注力しているレベルですかね。

特殊が出た以上目に見える補正をお約束しましょうか。

あと代理AAに使おうと思ったらアイ,ロボットもビジョンもAAないじゃん!? ぼぼぼ募集! 緊急募集!


友好判定ぁ!
5以上で成功

ラニ >>下コンマ 外来:+2
舞弥 >>下2コンマ 暗殺者:+1
ロシェ >>下3コンマ 外来:+1


久しぶりに交友関係が広いタイプかな?


美沙夜 >>下コンマ 外来:-1
雁夜 >>下2コンマ 外来:-2
愛歌 >>下3コンマ 外来:-2


まあそれなりに時間が経ってるのでいいでしょう。

おじさん以外成功。

感情判定、高いほど好印象、二桁目が貴方視点

ラニ >>下コンマ
舞弥 >>下2コンマ
ロシェ >>下3コンマ


ラニ→【親愛】
【友好】←貴方

舞弥→【普通】
【興味】←貴方

ロシェ→【苦手】
【無関心】←貴方


美沙夜 >>下コンマ
愛歌 >>下2コンマ

切嗣との友好判定、5以上で成功
>>下3コンマ


美沙夜→【好意】
【友好】←貴方

愛歌→【好感】
【普通】←貴方


大抵の女の子から好意を抱かれている貴方。

ストーリー書いてて楽しいのはシリアスか不幸な話しなんですけど、掛け合い書いてて楽しいのはラブコメなんですよねぇ。

ボーイミーツガールサイコー!

甘酸っぱいの大好きー!

不幸とシリアスくらい好きー!

代理AAが決まってねー! ……とは言っても今回はそれなりにイメージができてるので難産ではないかなぁ。

とりあえず今日はここまで、再開は18:00から。


最後にガウェイン、二桁目貴方視点。
>>下コンマ


セイバー→【普通】
【苦手】←貴方

忠誠を向けられるのが苦手ってことでしょうかね。

イチャイチャする無欲がいるかもしれないし、素っ気ない態度の彼にデレる彼女を会話で投げてみるのも良い。

SSは自由!

テンションが高いのはさっきPUBGモバイルでドン勝したからです!




「…………なるほど……?」

通常、依頼は全て製造者から介して送られる。

今回も送信者は製造者空だったが……。

「この念の入り様、相当の大口か……もしくは直々の指令か」

前もって情報は入っていたが、与えられた拠点の質と武器の質……どちらも最上のものだ。

……掛けられている期待は大きい。

「では、許される限り時間を掛けて、確実に成功させてみせましょう」

短期では難しい、ならば最適解はこの街に馴染み、潜むべきだろう。

何せ標的は十を超える……マスターに絞れば半数にできるが、サーヴァント相手では現実的ではない。

……こちらにサーヴァントがいるなら、話しは別だが……。

「親睦も深めた方が有利か……ならば、体勢が整い次第召喚を……」

目を細め、計画を練る。



┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┓
  【名前】:???                     【属性】:秩序・中庸       【残令呪数】:三画
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━┫
  【特徴】:アンドロイド                  【ランク】:B+         【魔力】:20
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┛

                '´   - 、 \        、
            _ '´,   !   、 、\ \    ヽ   ヽ
      _  ´-‐ /  l   `、 `、 丶ヽヽ    ',  l lヽ
.      ̄     , '    ! \  \ \ \い    ,  ! !い、
.           // / l !   ! 、 \ \ ヽi    i  i |ミ、\
       / , ,   l |  i \\\ 丶`、  l !  ! |二ニヽ
      /  ,゙ ′l l ∧  ,  \\`ー―ヤ¦ !  i {三ニ>‐
          ! l  l l l  '、 '  /ィ≧三三キ ! ! ¦ l‐y' r
            l l  l l l‐==ミ、 V /rァ''弋芒斗¦ l | l Ⅳ ハ
.          | !  l l l r‐弌ぃ `、 / ''¨´   l | l |¦ !` ^)
            ! l|  l l lィ代忘} \`、       l | i || !  /
            ! !l  l l ト` ¨¨¨'  ヽヽ      l ! l |l、|  r'
.          l l ! j|! ,  /     ` \    ! ハ l ! | !l  _
            l ! ! l l i ,  '       ヽ  l,' l !|| l|  ,
          !l ! ぃl ハ 丶、´        !  l ||| il /
         ゙! | l l ∧      _,,..  ''゙   l |¦! l
           l l !  lヘ  'ー-‐'゙´       l l l l /
           ¦|| j lム   -‐''゙      l ! !i´
             l い  ! l l∧          _! j/l!
              l ! ¦| | lヘ          '´¦l i  _,, -
                ! i, || ||i'、    -┐  _」 l__j '´
             l !l  ! ! |¦!  ̄   /ヘ / }/ / _  -‐
                ゙l ! l,'l¦l/   ∠ 、〈)厶ノ、/´
               ¦ | ! |/       / ̄\   ,  -=彡
                    l l  !     /     y ´,  ´
                   i /     __ , く      / '´
                  i′_  ィ/ノ ヽ_ ィア´      -‐
             , y´ ///  ///      / /
                // //    '//      / //
            /// /      /, <      / //
              //_> /     〃  ` 二  ̄  //
          // !  /    /      \  /


┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
  【スキル】
  ◆暗殺者
   殺害の計画を立て、いかなる方法であろうが殺害への道筋を構築し実行する。
   時には暗夜に、時には白昼に、数も質も注文通りの暗殺の術を売る。

  ◆悪平等
   唯一使える対魔術用魔術。
   正体は企業秘密。

  ◆無欲
   滅私奉公、奉仕精神、無欲無冠。
   人もどきらしからぬ非人間的を有している。

  ◆アンドロイド
   科学と魔術の合いの子。
   人形的で機械的。

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

  【解説】
  ~詳細不明~

┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫

1日目、朝



起床し、身支度を済ませる。

壁に掛けられた服を着て、鏡に向かう。

セイバー「マスター、お早うございます」

貴方「ええ、お早うございます」

背後に立つセイバー……彼が1週間ほど前に召喚したサーヴァントは、設えた現代の衣装を身に纏っていた。

……若干、彼の性格とはかみ合わない事が多いが、性格や強さに不満はない。

セイバー「今日は休日でしたね、どう過ごしますか?」

今、彼は学生と言う身分が与えられている。

必要は無い……とは思っていたが、この街である程度日々の変化に対する感度が上がった。

魔術師として動くよりも一般人として潜入した方が、こちらの存在に気付かれにくかった。

貴方「……そう、ですね」

顎に手を添え、静かに思案する。



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下

ご飯食べ終わったら再開


セイバー「そういえばマスター、朝食の準備ができました」

ニッコリと端整な顔を笑顔で染める。

セイバー「どうぞ」

……彼がさしている先には、恐ろしく高く盛り付けられたジャガイモの山、山、山。

三つの皿を無駄に使ったとしか思えない、大量のジャガイモを無駄に使ったとしか思えない朝食が用意されていた。



反応判定
高いほど好印象
>>下コンマ 無欲:+1


貴方「いただきます」

ナイフとフォークを手に取り、ジャガイモのマッシュの山を切り崩していく。

―――雑だった。

料理の出来もだが、彼の食物に対する評価は腹にたまり栄養がある程度とれるか、という点。

塩も胡椒も……なんなら水分もないジャガイモの塊を胃に入れていく。

……食事、と言うよりも補給だろう。

貴方「……ごちそうさまでした」

ナプキンで口元を拭き、感謝を述べる。

セイバー「豪快な食べっぷり、お見事でした」

さわやかな笑顔で称賛を送る。



.


セイバー→【好感】
「好感の持てるマスター」

貴方→【普通】
「速さと量が素晴らしい」

1日目、昼



食器を洗い、シルバーの食器を洗う。

……勿論彼の趣味というよりも、誰かしらを招くためのものだ。

未使用のものはまだある、こんな些事まで力を入れるということは今回の任務の重要性が慮れる。

貴方「…………」

水を止め、食器を片す。

シンと、乾いた静寂が部屋を包む。

この部屋も誰かを迎える際の為だけの部屋、彼が用意したものは無い。

音のない部屋の中心のソファに、同じく音もなく座る。



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下


……週に数度鳴るチャイムが鳴る。

貴方「……さて」

数人来客の検討はついている……モニターを見ればやはり検討通りの少女がいた。

貴方「どうぞ」

ロックが解除され、一人の少女が入る。

愛歌「こんにちは……お昼、もう食べた?」

貴方「いえ……」

その言葉を聞き、真中は嬉しそうに少女らしく笑う。

愛歌「ふふ、それじゃあご馳走させて? いつも粗食ばかりなんでしょ?」

ニコニコと粗食っぷりを指摘するが、それに対し彼は特に図星を突かれた様子はなかった。

貴方「ではお手伝いを……」

愛歌「良いの、座って待ってて」

そういいながら、食材の入った袋を手に持ちジャガイモをマッシュする用途にしか使われていない台所に向かう。



会話候補
愛歌か貴方視点で
>>下3までで候補


……食卓には朝食のような『食べられる物』ではなく、彩り豊かな『食べ物』が並んでいた。

愛歌「どう?」

貴方「……皿に合わせた品々、見るだけでも楽しめる料理でした」

絶賛し、愛歌に微笑む。

その言葉に、愛歌も目を細め笑う。

愛歌「次の貴方のターゲットは誰かしら? 貴方なら大抵の相手に負けないでしょうけど、私以外に殺されるのは許さないからね」

反対側の席に座っている彼女は、笑顔を崩さないまま頬杖をつく。

……それに対して、彼は目を伏せ笑う。

貴方「さて、私が漏らすとでも?」

愛歌「ご飯代くらいは喋ってくれないの?」

微塵もそんな思惑はない、いつも通りからかっているだけだ。

だが、彼はそれにも関わらずふと思案している……そんな不器用な真剣さを愛歌は楽しんでいた。

貴方「……妹の綾香さん、黒魔術はやめた方がよい……という忠告などでは足りませんか? 進めるとするなら、例えば元素変換など」

愛歌「……ぷ、あははっ!」

愛らしい融通のきかなさに思わず吹き出す。

満足した彼女は、食器を片付けるのを手伝ってもらいながら、耳元で最後に囁く。

愛歌「聖杯はどんな欲望も満たす願望機……無欲な貴方にも願いはあるのかしら? それともこれから生まれるのかしら? 楽しみだわ」

……用事が済んだ彼女は、終始笑顔を崩さないまま部屋を去る。



感情判定
5以上で成功
愛歌 >>下コンマ
貴方 >>下2コンマ 破綻者:-1


愛歌→【好意】
「面白くて、可愛い」


寝落ちしました、18:00から再開。

1日目、夜



夜になり、窓から見える景色は黒く染まる。

……静かに彼はカーテンを閉じる。

貴方「……さて……」

召喚し1週間、出揃ったとみて動いても良いだろう。

セイバー「動きますか?」

貴方「どうしたものか、と考えていました……時期は兎も角、時間が不満です」

万全を期するには、時間は昼間の方が都合が良い。

……そして動くにしても、今彼が動く必要に迫られている訳ではない。

戦闘を回避し魔力を温存……妥当な戦術の一つだろう。

貴方「悩ましいですが……」



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下


夜の街を、二人は歩く。

長身の二人が並んで歩く様は、その顔立ちもあってすれ違う者の目を引いた。

貴方「このまま新都の外周を目指して、教会辺りまでで切り上げましょう」

セイバー「ええ、承りました」

爽やかに笑いながら、二人は街の外へ外へと足を運ぶ。

……二人が郊外にまで行く頃には、既に深夜となっていた。

貴方「警戒を」

セイバー「既に」

短い言葉のみで、意識を切り替える。



索敵判定
5以上で成功
>>下コンマ


結果判定
9~7、一方的視認
6~4、両者鉢合わせ
3~1、敵対的接敵
>>下コンマ


陣営判定
98、ランサー
76、アーチャー
54、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


真っ先にセイバーが、続いてマスターが接敵に気付く。

……いや、向こうは気配を隠す素振りも……警戒する素振りさえない。

愛歌「―――ふふ……こんばんわ」

目を細め笑い、愛歌は喉を鳴らしながら一歩詰める。

セイバー「そこまでにして頂きます……」

甲冑姿に変わり、間に立つ。

……だが、一切止まる様子はない。

ライダー「は! やんのかい愛歌!」

愛歌「……そうね、ここで叩き潰すのもいいけれど……」

嗜虐的な瞳で、ジィっと熱い視線を向ける。

セイバー「……マスター、指示を」



行動選択
1、撤退 (三ターン以内に拮抗以上ならば自動成功)
2、戦闘
3、交渉 (判定失敗で戦闘へ)
>>下


貴方「まあ、折角お喋りをした後でも殺し合いが出来る仲なのです」

にこやかに、セイバーの横を歩く。

貴方「そして立場の話を抜きにすれば、私個人はこれからも長く付き合いたい人物ですが……どうでしょうか」

愛歌「ふふ、命乞い?」

貴方「ええ……更に一言付け加えるなら、もう少し先延ばしにしていただけると、というところですね」

両者の距離は、雑談に適した距離に、戦闘の間合いにまで詰められる。

貴方「勿論、愛歌さんが望むなら私としては……今すぐでも」

愛歌「……ふふふ、私が好きにしていいの?」

面白そうに、彼の顔を愛歌は見上げる。



判定
9~7、引き上げる
6~1、戦闘
>>下コンマ 感情:+1


すみません、ボケてました。

こっちもそのつもりだったんですけどね、普通にコンマ表作ってました。



交渉候補
貴方から愛歌へ
>>下3までで候補

今日は夜から更新します。


貴方「ええ、俎上の鯉としての注文があります」

愛歌「ふぅん? 聞かせて?」

喉を鳴らしながら、目を細め長身の彼の顔を見上げる。

貴方「……あなたを殺したくはありません、この一か月でできた掛け替えのない友人ですからね」

薄く笑みを浮かべる彼は、目線を愛歌に合わせる。

……彼女の蒼く透き通る瞳には、それを見つめる自分が映っている。

貴方「最後、私達二人きり……その時になるまで、何人にも殺されずに勝ち進むことを誓う……どうでしょうか」

愛歌「ふふ……面白そうねぇ」

彼をじらすように、指を顎に当て思案する振りをする。

彼女にとって、彼の死など多少前後したとしても構わない……焦がれるように待つか、飽きるまで手元に置くかの違いだ。



判定
5以上で成功
>>下コンマ

夕方から再開できないのでそこまでできる限り更新します


……そっと、頬に手を添え、額同士をぶつける。

愛歌「誓える? 私の為に全部倒して、最後に私と殺し合うって」

貴方「ええ」

彼の黒い瞳の、夜の闇を彼女は笑う。

そうして、ゆっくりと自分の目を閉じる。

愛歌「―――約束よ?」

その言葉とともに、彼女は唇を重ねる。

―――同時に、体の芯が燃えるような感覚を覚える。

愛歌「守らない選択肢は無いんだからね?」

貴方「勿論です、この命、惜しくはありません」

即答した彼に、愛歌は少女らしい無邪気な笑みを浮かべる。

愛歌「それじゃあ、楽しみに待ってるからね」

踵を返し、彼女は跳ねるように歩きその場を去る。

……一粒の汗を垂らし、跪いた姿勢から立ち上がる。

セイバー「……マスター」

貴方「賢い選択でした、五割は死ぬだろうと諦観していましたが」

セイバー「マスター」

貴方「怒らないでください、賢い選択には変わらないです」

彼からの抗議を全て切り捨て、彼は自宅へと戻っていく。

1日目、イベント



陣営判定
9、セイバー
87、ランサー
65、アーチャー
4、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


状況判定
98、イベント
7~4、捕捉
32、戦闘
1、襲撃
>>下コンマ


陣営判定
98、セイバー
76、ランサー
54、アーチャー
3、ライダー
2、バーサーカー
1、キャスター
>>下コンマ


使い魔の鳩の視界越しに、サーヴァントを発見する。

……黒い甲冑、そしてそのマスターらしき少年。

アサシン「ふん……」

正気ではない、おそらくバーサーカーだろう。

舞弥「ここは……双子館の辺り……」

アサシン「ゴーレムか、数が増える前に叩くべきだろうな」

つまらなさそうに言い捨て、鳩を戻らせる。

2日目、朝



貴方「…………」

体の不調はあれ以来ない。

……だが、おそらくあの約束を違えた時……自分は死ぬ。

貴方「舌を巻いてしまいますね……格が違う」

薄く苦笑いを浮かべながらも、シャツに腕を通す。

貴方「さて、と」

大きく息を吐き、日が射し始めた窓の外を見る。




行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下

22:00頃に帰れそうなのでそれ以降から再開します


彼は静かな足取りで、教会方面の郊外へと足を運ぶ。

ラニ「……おはようございます」

貴方「ええ、おはようございます」

……坂道の上から、ラニは彼を見下ろす。

貴方「あなたがここにいるとは、想定外でした……もしや、聖杯が目的ですか?」

表情は変えず、ただ声音だけが芝居がかって抑揚が変わる。

何故ならば、目的自体は判明している。

ラニ「我が師から、この戦争に介入し人の心を得よと指示されここに来ました」

貴方「なるほど、それそれは……この地で何か困ったことがあれば、いつでも」

……彼等は以前、他の土地で接触したことがある。

彼の製造者がまだアトラス院に居た頃、だが。

ラニ「暗殺を、生業にしていると聞きました」

貴方「ええ、あなたのような一点物と違い、私は量産されています……個人の自我は所有していますが」

私を個人と言えるのなら、と彼は笑う。

それに対し、ラニは静かに口を開く。

ラニ「……以前言われた意味が分かり始めています」

彼は歩み寄っていた足を止める。

ラニ「私達が同じような存在だと……欠如している部分は違いますが」

貴方「ほう……お聞かせいただけますか?」

終始慇懃に、彼はラニへと言葉を投げかける。



会話候補
ラニか貴方視点で
>>下3までで候補

ラニ「貴方には欲望というものが欠けています。貴方は造物主より心を与えられていながら、情に惑わされることも迷うことも無く、ただ、貴方が創られた目的を果たすことのみ動いていらっしゃいます」

……淡々と言いのける彼女は、真っ直ぐと彼の瞳を見つめる。

対して彼は耳を傾けるに値すると判断し、静かに彼女の次の言葉を待つ。

ラニ「それに対して私は人の心こそ理解していませんが、貴方という未知の存在をもっと知りたいという欲求があります」

貴方「知りたい……なるほど」

感慨深そうに、彼は頷く。

貴方「あまり抱いたことのない欲求ですね」

他者に興味を持つことはあるが、その感情を否定も肯定もしない。

そう作られた、とだけ彼は思考を止めていた。

情報としても開示されているもので満足しなければならない時の方が多い、時間に猶予が無い依頼などは状況判断に任されることの方が多い。

ラニ「……感情や自我こそあれど、貴方にはやはり私と同じ欠如を感じます」

貴方「それはそれは……私でよければ協力は惜しみませんよ、知らぬ中ではありませんしね」

ラニ「協力感謝します」

そっけなく言ったかと思うと、彼女は坂を降りて去っていく。


感情判定
5以上で成功
ラニ >>下コンマ
貴方 >>下2コンマ


貴方→【友愛】
「同じ視点を持ちうる存在」

2日目、昼



少しの休息を済ませ、彼は身を起こす。

……彼が寝ているベッドの下には魔法陣が敷かれ、セイバーの魔力を賄う。

一番有り難い依頼主の支援と言える。

貴方「……さて」

通常の聖杯戦争ならば動くべきは夜だが……セイバーが真価を発揮するには、昼間のうちに動くのも視野に入れるべきだろう。



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下


カラスの使い魔を飛ばし、ゆっくりと目を閉じる。

セイバー「お休みになられますか?」

貴方「……そうですね……昨日のように戦闘を避けられるかは分かりません」

溜息を吐きながら、目を閉じる。

貴方「本当に怖いのは、あれほどの仕打ちをした愛歌さんが今日顔を出したら……私がどれほど平常心を保てるかと」

セイバー「……そのような人物なのですか?」

貴方「ええ、そういった行動をしてもおかしくはないでしょう……そう言った人物です」



使い魔選択
1、即時報告(即コンマ判定)
2、定期報告(使い魔を戻す、を選択まで飛び続ける)
>>下


使い魔判定
5以上で成功
>>下コンマ 日中:-2

2日目、夜



……目を覚まし、体調を確認する。

貴方「……明日の学校は問題なさそうですね」

一応の身分だが、気に入っている。

学ぶこと自体は今までにない娯楽の一つだったからだ。

無論いつでも切り捨てることはできる用にはしている、娯楽の場以上の感情を抱いてはいない。

貴方「さて……もう夜ですか」



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下


セイバー「夕食の用意ができました」

無残にもマッシュされたポテトを皿に盛られ、彼は黙々と食す。

味付けもないポテトを彼は何も文句は言わず、逆に何処か満足気に補給する。

セイバー「良い食べっぷりですね! 我がブリテンの騎士にもマスター以上はそういません」

貴方「……不思議ですね、無駄のない食事だと思うのですが」

首を傾げながら、まず一皿完食する。



会話候補
セイバーか貴方視点で
>>下3までで候補

今日は夜から再開します


セイバー「マスターの知り合いが聖杯戦争に参加していますが、会話を見る限りマスターに彼らを倒すことへの抵抗はないようですが……」

ふと、セイバーから問いが投げられる。

セイバー「そこまでしてマスターが聖杯を持ち帰ろうとする相手、マスターの造物主とは何者なのでしょう」

貴方「……製造者ですか? ふむ」

顎に手を当て、悩まし気に眉を寄せる。

貴方「さて、どんな言葉が適切でしょうか……」

目を細め、そうして指を鳴らす。




判定
高いほど忠誠心が高い
>>下コンマ


貴方「寄生先、がよいでしょうか」

不意に出た言葉にセイバーは意外そうな顔をする。

貴方「宿主を害しはせず、不必要になれば変える……今のところ仕事の仲介もしてくれますし、今切るとは考えてませんが」

セイバー「なるほど……造物主ではなく、あくまで仕事相手とみていると」

貴方「いえ、どちらかと言うと……親に近いですね、忠誠を向ける相手ではないだけです」

なるほど、とセイバーは頷く。

……彼は黙々と食事を再開する。

貴方「次はどう行動しましょうか」

セイバー「……そうですね、どうやら交友関係にマスターが多くいるようですが……」

貴方「今のところ決定事項は……愛歌さんと最後に戦う、と言ったところでしょうか」



今後の方針
>>下


貴方「合理的に、セイバーの力を最大活かせるように立ち回りましょう」

セイバー「なるほど……つまり、昼間に戦うと?」

貴方「ええ、午前九時からの三時間、午後三時からの三時間……朝と昼、私達は動くべきでしょうね」

最大限活かす、となればそういった選択は正しい……だが。

セイバー「神秘の秘匿はいかがいたしましょうか」

貴方「郊外に戦場を移すまでは派手に戦わない、それでいいでしょう」

ポテトが盛られていた皿を下ろし、彼は短くそう告げる。




感情判定
5以上で成功
セイバー >>下コンマ
貴方 >>下2コンマ 破綻者:-1


セイバー→【友好】
「良い友人になれるかもしれません」

2日目、イベント


陣営判定
9、セイバー
87、ランサー
65、アーチャー
4、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


状況判定
98、イベント
7~4、捕捉
32、戦闘
1、襲撃
>>下コンマ


陣営判定
9~7、セイバー
65、ランサー
4、ライダー
32、バーサーカー
1、アサシン
>>下コンマ


敷地に跳びこんだランサーは槍をクルリと回す。

ランサー「……っは、いやがんな?」

その言葉とほぼ同時に右へ跳ぶ。

心臓を穿つ位置に矢が飛び、さらにランサーが逃げるのを想定したかのように二の矢三の矢が追う。

だがそれらランサーは容易く槍で弾き、そのまま一直線に走る。

アーチャー「っ、素早い対応ですね」

屋根の上にいたアーチャーは、苦々しく笑いながら屋根を駆ける。

ランサー「逃がすかっ!」


アーチャー 筋力B 耐久B 敏捷A+ 魔力B 幸運C
ランサー 筋力B 耐久A 敏捷A 魔力C 幸運D

耐久 +15、-15で決着

アーチャー
心眼(真) クリティカルで追加+1
千里眼 ファンブルの場合、二桁目成功大で振りなおし
神授の智慧 補正+1、追加+1、耐久増
翅刃虫 補正+1、刻印蟲で+1

ランサー
戦闘続行 敗北時判定で復活、撤退時の令呪消費を抑える
矢避けの加護 小ダメージ無効、失敗時に二桁目成功大で追加+2
使い魔(犬) 補正+2


アーチャー >>下コンマ 神授の智慧:+1 翅刃虫:+2
ランサー >>下2コンマ 猟犬:+2

アーチャー 10、ランサー 6
心眼(真):+1 神授の智慧:+1
判定:+6【有利】



正面から放たれる弓矢をランサーはすべて叩き落す。

ランサー「見えた!」

直線上、屋根伝いに跳んでいたアーチャーがはるか先と相対する。

弓を引き絞った瞬間更に前に進む速度を上げる。

アーチャー「そう来るでしょうね、流石です」

届いているとは思えないが、敵の凄まじい身体能力と判断力を称賛する。

―――星が煌めく。



宝具判定
98、+8
76、+6
5~1、+5
>>下コンマ

ボーナス:+2
ダメージ:6+2=+8
判定:+14【優勢】



ランサー「―――なん―――ッ!?」

咄嗟に受けた槍が砕かれ、脇腹に致命的な一撃を食らう。

ランサー「く、そ……ッ!!」

……凡百な英雄ならば確実に反応すらできず胴が千切れていただろう。

槍一本犠牲にし、ランサーは必殺の一撃から命を繋ぐ。

ランサー「壊しちまったな……しょうがねえ」

息を整え、その手に紅い槍を出現させる。



アーチャー >>下コンマ 神授の智慧:+1 翅刃虫:+2
ランサー >>下2コンマ 猟犬:+2

アーチャー 9、ランサー 10
心眼(真):+1 神授の智慧:+1
判定+15【勝利】



ランサー「潮時だなっ!」

屋根から飛び降り、全速力で戦場から離脱する。

余裕があるうちに退く、念話で令呪を即座に切れる様にも支持した。

アーチャー「流石ですが、逃がしません……!」

家々の間から見える色付きの風に矢を引き絞る。

アーチャー「ッ!?」

背後から飛び出てきた猟犬の攻撃を紙一重で躱し、即座に頭部に裏拳をいれる。

アーチャー「……マスターの方も、中々やるようですね」

あのランサー相手に一矢も無駄撃ちはできない、今の隙をランサーは最大限生かし夜の闇に消えた。




生存判定
5以上で成功
>>下コンマ 神授の智慧:+2
>>下コンマ二桁目 神授の智慧:+2


臟硯「……ふん、初戦で果てるとはな……」

情けなさそうに、臟硯は溜息を吐く。

……令呪は雁夜の腕から消え、臟硯の腕に浮かび上がる。

臟硯「片づけておけ」

その言葉とともに、屋敷の隙間から蟲たちがはい出てくる。



.


夢判定
5以上で成功
>>下コンマ

3日目、朝



シャツに腕を通し、鏡を見る。

……彼の部屋には穂群原の制服とは違う制服がかけられている、依頼者に用意されたものだ。

用意されたものがこれである以上特に不満もなければ、特に学校で不便があるわけではない。

貴方「……さて」

身だしなみを整え、朝はどうするか思案する。

……ラニは学校に来ている……彼女の行動原理からして人の心を知る、ということなのだから人の多いところに身を置くのは自然だ。

そして……他にもマスターではと目星をつけている人物もいる。

接触するべきか、と手で顎をさすりながら黙考する。




登校
1、する
2、しない
>>下


セイバー(行かれるのですか?)

貴方「ええ、存外学業も面白いので」

その言葉にセイバーは少し驚いたような顔をする。

貴方「……欲がないといわれましたが、選択肢があるならこちらを選ぶ、くらいはしますよ」

セイバー(失礼、少し意外だったもので……学業が楽しい、ですか)

貴方「ええ……知りたい、という欲は無いですが……実際に触れて分かることは楽しいですよ」

笑顔で虚空に話しかけながら、人通りの多い通りに合流する。



判定
9~7、美沙夜
65、ラニ
4~2、何もなし
1、???
>>下コンマ


……ふと、視界に見知った後ろ姿を見かける。

濡れたカラスのような黒髪に、芯の強そうな背筋……後ろ姿だけでも彼女は特徴的だった。

貴方「おはようございます」

美沙夜「……あら、おはよう」

意志の強さを表すかのような瞳が、彼に向けられる。

貴方「ご機嫌が悪そうですが……」

美沙夜「そう見える?」

……その問いに彼は口をつぐむ。

そんな様子に、美沙夜はからかうように笑う。

美沙夜「犬が私があげた玩具を壊した上に、芸も下手になったの」

貴方「……犬は成功体験を覚えます、叱らずにしっかり褒めていけば躾がうまくいくかと」

美沙夜「貴方とは犬の躾の方向性が違うみたいだけれど……まあ、飴ももう少し必要だとは思うわ……まずとってこいくらいは覚えて欲しいものだけど」



会話候補
美沙夜か貴方視点で
>>下3までで候補


貴方「……こちらは正反対なことで困ってましてね……尽くしてくれることに関しては感謝はしますが……」

美沙夜「……尽くす……?」

貴方「料理を作ったり、会話を振ってくれたりなどですね」

その言葉に美沙夜は一瞬考えこみ、目を細める。

美沙夜「なるほどね、そういうこと……ふふ、従順だといっても過信は禁物よ? 容易く喉笛を噛み潰せる力があるのだから」

貴方「……手痛い仕打ちを受けたようで」

美沙夜「……十年ほど前にね、東京でお父様が飼い犬に手をかまれたわ」

言葉の裏に別の意味を持たせた会話は続く。

……その間、特に彼女の表情は変わらない。

貴方「……分かりました、肝に銘じましょう……ですが、犬は噛むもの、と固定観念に囚われぬようにしなければ」

美沙夜「…………そうね、それこそ愚かかもしれないわ」

思い出したかのように、何故か二人は自分の背後側に話しかける。




感情判定
5以上で成功
美沙夜 >>下コンマ
貴方 >>下2コンマ 破綻者:-1

予定が入ってしまったので夜まで再開できません


【友好】
「話が合う相手」



貴方「おはようございます」

すれ違う旧友などに挨拶を交わし、教室に向かう。

馴染むために様々な職業や所属になったことはあるが、学生は初めてだった。

……そろそろ始業のベルが鳴る。



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵(セイバーのみ)
4、自由安価
>>下

ラニと会話でOK?


ラニ「……おはようございます」

貴方「ええ、おはようございます」

……何かを感じたのか、彼は立ち上がる。

貴方「場所を移しましょう」

ラニ「いえ、別に……まあ、一応変えましょう」

2人はそのまま屋上へと向かう。

ラニ「ベルも近いです、手短に」



会話候補
ラニか貴方視点で
>>下3までで候補

貴方「戦いが終わったら私と食事にでもいかないか、君とは仲良くできそうな気がするんだ」


……校庭を見下ろすと、生徒達が列を作って校舎へと飲み込まれていくのを確認する。

ラニ「……こうして外で風を感じていると、貴方と初めて出会った時を思い出します。あの時も貴方は任務でいらしていたのでしょうね。爆風をものともせず立っていらっしゃいました」

貴方「ああ、まだ製造者がアトラス院に居たころですね、懐かしい」

ラニ「……戦わなければならないのに、貴方のことを知るためにこのまま普通の友人として居たいと思う私が居ます」

彼女のその言葉に、少しだけ彼は目を細め笑う。

……武器から手を離し、彼はフェンスに寄りかかる。

貴方「同意します……まあそれも、私達のどちらかが脱落しなければいけませんが……」

一歩、フェンスから離れラニに歩み寄る。

貴方「早急に済ませるか、後に回すかはあなたに任せます」

そのままラニを抜き去ると、ほぼ同時に予鈴が鳴る。

貴方「私は暫くは学業を楽しんでみます」

ラニ「…………」


感情判定
5以上で成功
ラニ >>下コンマ
貴方 >>下2コンマ 破綻者:-1

ほい


ラニ→【友愛】
「……掛け替えのない存在」

貴方→【友情】
「依頼抜きの関係を保ちたい」

3日目、昼



昼食を……補給を済ませ、席を立ちあがる。

ポテト、ポテト、ポテト。

マッシュ、マッシュ、マッシュ。

普段の彼との乖離に生徒達は様々な仮説を立てていた。

極貧説、大好物説、ポテト星人説、ポテトアンドロイド説。

貴方「…………」

そんなことは露知らず、彼は水を買い屋上へ目指す。



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下

アーサー王伝説をよんでみる


図書室に入り、目当ての本を手に取る。

……アーサー王伝説、セイバー……ガウェインが登場する話に目を通す。

貴方「……マロリー版は無いですか」

特に残念そうにすることもなく、ページをめくり読み込んでいく。

貴方「なるほど」

多少の差はあるが、セイバーの人物像からはそう離れていない。

一通り興味がひかれた部分を読み終え、本を戻す。

……校門を出ると、現代の衣装を身に纏ったセイバーが迎える。

セイバー「こそばゆいものですね、自分の事を書いた本を読まれると言うものは」

貴方「騎士然とした好人物でしたね」

セイバー「そこまでの人物ではありませんよ」

謙遜しながら笑うセイバーとともに、帰路に就く。


会話候補
セイバーか貴方視点で
>>下3までで候補

貴方「セイバーはアグラヴェイン事についてはどう思っているんだ、彼についてはアーサー王伝説ではあまり良い性格の騎士
としては描かれてないみたいだが」


貴方「……セイバーはアグラヴェインという騎士についてどう思っているのでしょう……セイバーと少し性格が合いそうにない騎士として描かれていましたが」

セイバー「そうですね……マスターが感じたような、好人物だけが王へ忠誠を誓ったわけではないということです……それに、少し気難しいだけですよ」

貴方「なるほど……それほど、彼の王が偉大、というわけですね」

納得したように、彼は頷く。

イングランドの王として、セイバーが向ける忠誠に応えられるような人物なのだろうと納得する。

貴方「それと、ラグネルと言う女性はさぞ幸せな結婚生活を過ごされたんでしょうね」

セイバー「……マスター、私の妻事はあまり思い出させないでください、いえ妻の事を嫌っている訳ではなのですが」

少し言葉を選ぶ様子を見せ、セイバーは続ける。

セイバー「私の女性の好みはもう少し年下で胸が大きい女性の方が好みで、いえ、何でもありません、今の発言は忘れてくださって結構です」

貴方「……ええ、分かりました」

何やら動揺しているのを感じ、彼はそれ以上は何も言わなかった。


感情判定
5以上で成功
セイバー >>下コンマ
貴方 >>下2コンマ 破綻者:-1


セイバー→【親愛】
「分かりあえる相手」

貴方→【友好】
「人間性を理解した」

3日目、夜



一度魔法陣の上で仮眠をとり、彼は身を起こす。

……昨日示し合わせた通り、夜だからと言って積極的に動くわけではない。

本気を出せる昼間、そこで戦えばいい。

貴方「……ですが……」

ただ、座して待つの芸がないかと考える。



行動選択
1、会話 ※セイバー、ラニ、舞弥、ロシェ、美沙夜、愛歌
2、使い魔を飛ばす
3、索敵
4、自由安価
>>下


具体的には


夜遅いので今日はここまで。

再開は明日、多分夜更新します。

おやすみなさい


カラスを飛ばし、彼は腰を据える。

貴方「……夕飯でもとりましょうか」

セイバー「では、今から作りましょうか」

そういい、セイバーはポテトをマッシュにするため台所に向かう。

……そんな音を聞きながら、ボーっと窓の外の街を見下ろす。



使い魔判定
5以上で成功
>>下コンマ


陣営選択
1、アーチャー
2、ランサー
3、ライダー
4、バーサーカー
5、キャスター
6、アサシン
>>下


状況判定
98、イベント
7~5、居場所
4~2、クラス
1、逆探知
>>下コンマ


……片目を使い魔と同期させ、様子を確認する。

建設途中の市民会館……どうやらそこにラニは陣取っている。

貴方「……深山側で空でも見ているのかと思いましたが……」

今動くのは不安がある、霊地に陣取った魔術師相手ならばセイバーは万全を期せるようにするべきだ。

貴方「さて……」

結局最後は愛歌と戦う……同盟を組むべきか、とも思案する。

だがやはり、クラスが分からないとなると動きづらい。

貴方「一度帰らせますか……」

これ以上は危険と判断し、カラスを帰らせる。

3日目、イベント



陣営判定
9、セイバー
87、ランサー
65、アーチャー
4、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


※…………(混乱)



特殊判定
9~7、第八陣営
6~4、同盟&戦闘
3~1、脱落
>>下コンマ


特殊(大)判定
9~7、第八陣営&戦闘
6~4、同盟&脱落
3~1、???
>>下コンマ


陣営判定
98、ギルガメッシュ
76、ルーラー
54、ファニーヴァンプ
3、アイドル
21、アヴェンジャー
>>下コンマ


特殊陣営判定
9、アルターエゴ
87、ファニーヴァンプ
6~4、ルーラー
32、アヴェンジャー
1、???
>>下コンマ


先にマスター
>>下3までで候補


9~5、一見普通の格好をした女性
4~1、赤いドレスの貴族然とした女性
>>下コンマ


9~7、巴
6~4、霧絵
3~1、臥籐
>>下2コンマ


巴「ま、待てって! なあ!」

生死の言葉も聞かず、ファニーヴァンプは前へ進む。

ヴァンプ「お黙んなさい、オス」

冷ややかな言葉とともに切り捨て、彼女は夜の街を歩く。

……彼女の自分のマスターへの関心の無さが、唯一この冷酷なサーヴァントの殺意から逃れていた。

ヴァンプ「あんたはこの世界への楔役だけでいいの、魔力だって適当に食べて補給するもの」

巴「……どういう意味だよ、それ……」

ヴァンプ「分かんなくていいの、分かったところであんたには無価値だしね」

切って捨てるように言い……そして立ち止まる。

ヴァンプ「まあ観戦でもして、自分が立ち入れる領域じゃないって理解なさい、オス」

立ち止まり、豪奢な装飾が施されたナイフを手に握る。



陣営判定
98、セイバー
76、ランサー
5、アーチャー
4、ライダー
3、バーサーカー
2、キャスター
1、アサシン
>>下コンマ


そんなところで今日はここまで。

めちゃくちゃイキって初戦お姉ちゃん。

ファニーヴァンプもこれは予想外でしょう。

アルクってそう言えばしばらく出てませんね。

再開は18:00から。

おすみなさい


ファニーヴァンプ 筋力C+ 耐久C+ 敏捷A 魔力A 幸運B
ライダー 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運EX

筋力差 無効
耐久 +13、-14で決着
魔力差 対魔力で無効
幸運差 発生

ファニーヴァンプ
禁忌の百合 補正+2
吸血 ダメージを与えた際追加+2

ライダー
嵐の航海者 3以下で追加+2
星の開拓者 ステータス不利一つ無効
怪物王女 追加+3
根源接続 コンマ二桁の内高い方で計算


ヴァンプ >>下コンマ 禁忌の百合:+2 
ライダー >>下2コンマ

ヴァンプ 9、ライダー 7
吸血:+2 怪物女王:-3
判定:+1【拮抗】



華麗に舞うように銃弾を躱し、時にはライダーの目の前で微笑みをかける。

ライダー「ったく! ちょこまかとッ!」

ヴァンプ「素敵ね、力強くて強い意志を持ってて! 可愛い!」

目の前に迫った銃弾を指で挟み、指の間に挟んだ三発の銃弾をいっぺんに押しつぶす。

苦々しく背後に跳ぶライダーは牽制の為にさらに数発撃ちこむ。

ヴァンプ「ああ、ドキドキしちゃう! 一目惚れね、惚れっぽくて困っちゃうわぁ……」

紅潮させた顔で、喉を鳴らしながらナイフでライダーを映す。



ヴァンプ >>下コンマ 禁忌の百合:+2 
ライダー >>下2コンマ

ヴァンプ 9、ライダー 10
怪物女王:-3
判定:-3【拮抗】



ヴァンプ「――――――ッ!」

不意にその場から上に跳び、電柱に着地する。

ほぼ同時に、彼女がいた場所に砲弾が炸裂する。

ヴァンプ「―――ワォ」

いつのまにか、目の前に現れた火船が全ての砲身をファニーヴァンプに向けていた。

ヴァンプ「ちょっと過激すぎねっ!」

舌を巻きながら速度で撹乱し始める。

ライダー「―――『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)』! 藻屑と消えなぁッ!」



宝具判定
9~7、-9
6~4、-6
3~1、-3
>>下コンマ

ダメージ:-6
判定:-9【劣勢】



巴「ファニーヴァンプッ!」

黒煙に向かい彼は駆け寄ろうとする。

ヴァンプ「……けほ、けほ……」

ドレスの煤を払いながら、赤い目を爛々と輝かせる。

ヴァンプ「撤退するかどうかは私が決めるわ、ちょっとでも早かったり遅かったりしたら死んでも殺すからね」

凶悪な笑みを浮かべながら、ナイフを握りなおす。



ヴァンプ >>下コンマ 禁忌の百合:+2 
ライダー >>下2コンマ

次スレ:ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527777314/


ヴァンプ 10、ライダー 9
吸血:+2 怪物女王:-3
判定:-9【劣勢】



愛歌「ふぅん、なかなかしぶといのね」

喉を鳴らし笑いながら、黒い触手を携え船室から現れる。

ライダー「起こしたかい? もう少しかかるけど任せな」

自信満々に笑う彼女に対し、ファニーヴァンプは悲鳴を上げていた。

ヴァンプ「……あ、ああ…………可愛い……!」

歓喜の悲鳴とともに、自分の内から抗いがたい食欲と愛欲と劣情が燃える。

ヴァンプ「滾る、滾るわァ……!」

ギラギラと殺意と愛情を向けながら、理性のタガが次の行動を思案する。



9~7、令呪
6~4、撤退
3~1、???
>>下コンマ

リンク出来てなかった、今日の18:00から再開。

ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527777314/

今日更新できなくなりました

今日更新できるようになりました、なんどもすみません

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