飛鳥「素直に」 (10)

モバマスSSです
キャラ崩壊口調崩壊誤字脱字を含むかもしれません
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短めです
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ピッ

「今週は今話題の飛鳥王子!その実態に迫りたいと思います!」


P「お、この前の取材の奴か。…それにしても王子な」

飛鳥「あぁ、あれはとても愉快だった」

P「宝塚もびっくりのはまり役だったな」

飛鳥「姫に憧れた事はあっても王子になりたいとは思った事すら無かったが…流石は敏腕プロデューサーってとこかな」

P「そりゃどうも、この仕事で女性ファンも一気に増えたな」

飛鳥「あぁ、時期も相まって積み重ねたらボクより高くなるぐらいのチョコを頂いたよ」

P「飛鳥的にはどうだ?」

飛鳥「…というと?」

P「男性ファンより女性ファンの方が嬉しい、とかさ」

飛鳥「ふむ…思ったことすらないな」

P「どっちも嫌か?」

飛鳥「知ってて聞いてるぶんタチが悪いね」

P「まあな、流石に意地悪か」


飛鳥「…安心する、というのはあるだろうね」

P「安心…か」

飛鳥「ボクの感性はどちらかと言うとキミら側に近い、だがそれでも共感を得られるというのは幸せな事だと思うね」

P「…飛鳥ってさ」

飛鳥「なんだい?」

P「たまにめちゃめちゃカッコイイよな」

飛鳥「…褒め言葉として受け取っておくよ」

P「褒め言葉だよ。いやさ、建前とかじゃなくて本心からちゃんとそう思えるのってカッコイイなってさ」


飛鳥「そうかい?…案外キミがそうさせたかもね」

P「俺が?ないない」

飛鳥「…いや、よくよく思うと今のボクがいるのはキミのおかげさ」

P「なんだなんだ、今日は褒め合う日か?」

飛鳥「貶すよりかはいいんじゃないかな」

P「確かに」



飛鳥「…あの時キミが声を掛けてくれなかったら」

P「なかったら?」

飛鳥「…ボクはこの世に存在していなかったかもしれないね」

P「…そうか」

飛鳥「否定しないのかい?」

P「俺は飛鳥じゃないからな、飛鳥がそう思うならそうなんだろう」

飛鳥「ふふっ…キミって奴は」

P「ま、そんなもしもの話なんていくらでもできる」

飛鳥「ifの話か。キミがもしかしたらいない世界…考えただけでもゾッとするね」

P「そうかぁ?」

飛鳥「キミがいなければここにいるアイドルは皆誕生せず、またそのファンもいなくなり…世界は灰色のままだったもしれない」

P「おいおい…それは大げさだって」

飛鳥「ボクはそう思わない」

P「俺はそう思う」


「…」


P「ふっ…」
飛鳥「ふふっ」


P「ありがとう、飛鳥」

飛鳥「急になんだい?」

P「存在してくれて」

飛鳥「正面から言われると少し恥ずかしいんだが…」

P「すまん、ただそう思ったからさ」

飛鳥「悪い気はしないけどね」

P「なら良かった」



飛鳥「…ボクも」

P「?」

飛鳥「キミがいたから、ここに在る。存在を、証明し、否定できる」

P「…」

飛鳥「だが。今は王子という仮面も、立場も何もかもを捨てて君に告げよう…」



飛鳥「…なんて、こういう時ぐらい素直になれって怒られそうだ」

P「ははは…」

飛鳥「…ありがとう。P、愛してる」

P「…あぁ、俺もだ」

終わり


内容は深く考えずに書いたので暖かい目で見てください…(予防線)
そろそろプロデューサースイッチの方も終わらせたいなと思ってるので宜しければそちらもご覧ください。ではでは

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