もこっち「モテないし抱きつく」 (34)

もこっち(乙女ゲーだと地味目の主人公が彼氏でもないイケメンに簡単にハグされるが)

もこっち(現実にやったら通報物じゃないのか?)

もこっち(相手の了承得ずに抱きつくとか無理だろ実際)

もこっち(あいつらは警察が怖くないのか?)

もこっち(そんな奴が本当に抱きついてきたら怖過ぎるだろ)

もこっち(あこがれのシチュではあるが、所詮二次元の嘘か。それともリアルでもされてみると嬉しいものなのか?)

もこっち「ハグか……」

ゆり(ハグ?)

ネモ「……」

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ネモ「クロー、後ろからハグしてー」

もこっち「!?」ビクゥ

もこっち「な……なんで?」

ネモ「いいからいいから」

もこっち(ネモの奴最近ベタベタし過ぎじゃないか?)

もこっち(将来キモオタとスキンシップとるための練習か?)

もこっち「は、はい……」ギュッ

ネモ「そのまま私の頭にアゴ載せて動かすのやってー」

もこっち「ヴァヴァヴァヴァヴァヴァ……」

ネモ「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

もこっち「!」

もこっち(いい匂いする!)クンカクンカ

ネモ「次は私がクロにやってあげるね」

ネモ「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

もこっち「ヴァヴァヴァヴァヴァヴァ」

ゆり「……」

うっちー(キモッ!)

うっちー(何あいつら!?女同士で抱きついたりしてキモイキモイ)

うっちー(それに他にもやり方あるでしょ!)

うっちー(頭でほっぺや胸グリグリしてもらったり、うなじや首の横に頭埋めてもらったり)

うっちー(黒木の髪の蠱惑さに気付かないなんてまだまだだね!)

うっちー(まあ、そういう黒木の本当の良さに気付けるのは私くらいしかいないんだけどね!!)

ネモ「次は頭グリグリと首ね」

うっちー「」

ゆり「ギュゥゥゥゥゥ」

うっちー「キュイイッ!?」

加藤「あれ?内さん違うクラスなのになんでいるの?」

うっちー「いや、その、忘れ物をね」

加藤「忘れ物?よくわからないけど探すの手伝おっか」

うっちー「いや、その必要はないというか」

雌猫「お邪魔しまーす。ほら行くようっちー」

うっちー「ああああ……」

ネモ「あーちゃんにもしてあげよっと」タッタッタ

もこっち(なんだったんだ一体……)

ゆり「私にもしてよ」

もこっち「へ!?」

もこっち「な……なんで……?」

ゆり「な、なんでって……その」

ゆり「……理由ないと駄目なの?根元さんにはしたのに?」

もこっち「い、いいけど……」

もこっち(なんだこいつ)

ゆり「……じゃあ」

もこっち「う、うん……」ギュッ

ゆり「ビクン」

もこっち「ヴァヴァヴァヴァヴァヴァ」

ゆり「……」キュッ

ゆり「……匂いも嗅いでいいよ」

もこっち「へあ!?」

真子(ゆり!?)

吉田「……」

ゆり「!」

ゆり「黒木さん。吉田さん見て」

もこっち「ん?」

もこっち(……ほほが赤いし……目が……泣いた跡か?)

ゆり「きっと友達とまた喧嘩したんだよ」

もこっち「そ、そうだね。ヤンキーはすぐ殴り合い宇宙するから」

ゆり「吉田さんにもしてあげてよ」

もこっち「なんで!?」

ゆり「吉田さん、今心細い気持ちになってると思うよ」

もこっち(ならテメーがやれよ!)

もこっち「い、いや……あのヤンキー私が近付くとすぐキレるし」

ゆり「大丈夫だよ」

もこっち(何が大丈夫なんだテメー!普段私がシメられてるのを見てるだけのくせしやがって)

吉田「……」グスッ

もこっち(本当に大丈夫なのか?)

もこっち(こっそり抱き着いてみるか)ギュッ

吉田「な、なんだよ!?」

もこっち「い、いや……その……。こ、こうしたら気分落ち着くかなーっと……」

吉田「離せ!うううう……」ブンブン

もこっち(智子ブリーカーを振りほどけない!?今ならヤンキー倒せるか!?)フンフンッ

吉田「くそっ……くそっ……優しくしやがって……」

もこっち(ヤンキーのくせにこいつもいい匂いするな)クンカクンカ モミモミ キュッ

吉田「オラー!!」バキッ

もこっち「ぐへっ!?」

ゆり(やっぱり黒木さんて馬鹿だ……)

もこっち(なんなんだ……どいつもこいつも)

もこっち(いや、これくらい友達だったら普通にやるスキンシップなのか?)

もこっち(私がゆうちゃんにやっていたのは、世間一般的にはセクハラじゃなかったのか?)

もこっち(異性はアレだが、同性はアリなのか?)

もこっち(陰キャだからよくわからん……)

もこっち(それにしても、どいつもこいつも雌の匂いさせやがって)

もこっち(加藤さんにもやってもいいのか……?)

加藤「ん?」

加藤「いいよ。はい」

もこっち「へ!?」

加藤「はい。ギュー」ギュッ

もこっち「!」フワッ

もこっち(いい匂いする!それに前からだからおっぱいに顔当たってる!)

もこっち(パフパフじゃねーか!)

加藤「どう?落ち着いた?」

もこっち「へへ……え?う、うん……?」

加藤「あれ。黒木さん抱きしめてばかりだから、抱きしめられたくなったのかと」

加藤「抱きしめられるより抱きしめたいのかな」

もこっち「い、いや……どうだろ、どっちでもいいというか」

加藤「私も黒木さんにギュッとして欲しいかな」

もこっち「ひゅいっ!?」

もこっち(なんだなんだ、こいつもなのか?)

もこっち(このクラスの雌共、ビッチとド変態しかいねーじゃねーか!)ギュッ クンカクンカ

加藤「んっ」

小宮山(何やってんだあいつ……)

伊藤「……」

小宮山「!」

小宮山(フォローしといてやるか)

伊藤(私がことにああいうことしたら、ことはどういう反応するんだろう)

小宮山「い、一見変態だけどさ。黒木さんはあれでいいところもあるんだよ」

伊藤(こういうこと考えてる自分にドン引きだ)

小宮山「智貴君の使用済みタオルくれたり……あ、ヤバイ、来るっ」キュンキュン

伊藤(ドン引きだ)

もこっち(萌豚御用達百合アニメみたいな一日だった……)

もこっち(あいつら全員天空時タケルリスペクトなのか?)

もこっち(HUGっと!プリキュア放送開始記念なのか?)

もこっち(もしかしたらあいつら全員私のこと好きなのかもな。萌豚御用達百合漫画みたいに)

もこっち(その割にはガチレズさんは近付いて来なかったが)

もこっち(なんてな)

もこっち(しかしまあ、流石にこれはボッチとは言えないだろ)

もこっち(このまま勢いに乗ってモテ期到来の可能性あるし、チャンスを逃さない様に)

もこっち(……あ)

もこっち「全然男と会話してなかった」

もこっち「おい」ガチャッ

智貴「うおっ。……何の用だよ」

智貴「つーか急にドア開けんな」

もこっち「!」

もこっち「猿過ぎんだろお前!姉が起きてる時間にオナニーしてんじゃねーよ!」

智貴「してねーよ」

もこっち「嘘つけよ!私だったらいつもこの時間は」

智貴(おいやめろ)

もこっち「オナニーを……あっ」

智貴(おい)

智貴「……で、何の用だよ」

もこっち「は、はい……」

もこっち「なんか、その、最近クラスの雌共が妙に絡んでくるんだが」

智貴(あのやべー奴らか?)

智貴(でも、今は、昔と違って……結構友達いるんだな)

智貴「……」

智貴「よかったな」

もこっち「あ?」

もこっち「あいつら私に抱きつかせたり体臭嗅がせたりしてくるんだぞ」

智貴「!?」

もこっち「お前クラスの同性に抱きついたり体臭嗅いだりしたいのか?ホモなのか?」

智貴「ち、ちが」

もこっち「このド変態が!!」ガチャッ バタン

智貴「ぐっ……」

もこっち(よし。男と会話したしハグシチュでオナニーして寝るか)


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