ボルトとナット(10)

M6ボルト「お、いいナットじゃん、俺と嵌めないかい?」

M8ナット「何言ってるの?貴方M6じゃない」

M8ナット「私とはサイズが合わないわよ」

M6ボルト「いいじゃねえかよ、ほら、横になりやがれ!!」

M8ナット「もー、乱暴にしないでよ」

M8ナット「無駄だと思うけどやってみれば?」

M6ボルト「俺のネジ山でヒーヒーわせてやる・・・は、何だこれ・・・ガバ穴じゃねぇか!!」

M8ナット「誰がガバ穴よ!私とあんたじゃ規格が違うんだから合うわけがないの!」

M8ナット「何でそんなこともわからないのよ!」

M10ボルト「おいどけよ小サイズ野郎」

M6ボルト「あん、俺様に喧嘩・・・あ、M10の兄貴・・・」

M10ボルト「お前は本当に馬鹿だな。何で自分の規格より大きいナットと嵌めようとしてんだよ」

M6ボルト「いえ、自分はM6の中でも大きい方ですし・・・」

M10ボルト「馬鹿野郎、俺達は同じ規格は同じ大きさで作られてんだ、日本の技術なめるなよ」

M6ボルト「す、すんません・・・」

M8ナット「ほんとあんたの舎弟ならきちんと躾けておきなさいよね」

M8ナット「私はこれから同じ規格の彼と嵌める予定だから、じゃあね」

M10ボルト「まあ待てよ、確かに規格の1サイズ小さいボルトが大きいナットには嵌めることはできねぇが・・・」

M10ボルト「その逆に、企画の1サイズ大きいボルトが小さいナットには無理矢理嵌めることが出来るんだよな」

M8ナット「はぁ?何言ってるの?気持ち悪いんですけど」

M10ボルト「まぁまぁ、俺の舎弟が迷惑かけた礼だ、お前のM8穴に俺のM10ネジ山を捻り込んでやるよ」

M8ナット「な、何言ってるの!?そんなことしたら私壊れちゃうじゃない!」

M8ナット「言っていい冗談と悪い冗談があるわよ!」

M10ボルト「壊れちまったら壊れちまったで、俺がズポズポ嵌めてやるから安心しろよ」

M8ナット「ちょ、ちょっと・・・冗談はやめてよ・・・」

M10ボルト「うるせぇ!観念しやがれ!!」

M8ナット「ひぎぃ!や、やめて・・・痛い・・・山が潰れちゃうよ・・・」

M10ボルト「ほぉこれは・・・噂通りのキツ穴よ・・・たしかに俺のネジ山も潰れちまいそうだ・・・」

M8ナット「ね・・・だからもう外して・・・お互い壊れちゃいみないよ・・・」

M10ボルト「いやなこった!この擦り切れるような快感がたまらねぇんじゃねぇか!」

M8ナット「いぎぎぎぎぎぎ!」

M10ボルト「そういやお前、彼と嵌めるとか言っていたな・・・」

M10ボルト「おいM6、こいつの彼をつれて来い!こいつがM8規格じゃなくなる様を見せつけてやろうぜ!」

M6ボルト「了解でヤンス!」

M8ナット「だ、だめぇ・・・M8ボルトになんか見せないでぇ・・・」

M6ボルト「連れてきたでヤンス!」

M8ボルト「何なんだ見せたいものって。僕はこれから・・・M8ナットちゃん・・・M10ボルト、何でお前が彼女に嵌めているんだ!!?」

M10ボルト「成り行きでねぇ、まだ入り口だがこれからどんどん奥に入るさまをじっくり見てってくれよ」

M10ボルト「おっと、下手に触るんじゃない。変に刺激するとかんで一生外せなくなっちまうぜ」

M8ボルト「くぅ・・・」

M8ナット「いやぁ・・・見ないでぇ・・・」

M10ボルト「行くぞ!おりゃぁぁぁ!」

M8ナット「いやぁぁぁぁぁ・・・」

M10ボルト「さいっこうのキツ穴じゃねぇか・・・今まで同じ規格にはめていたのが馬鹿らしくなってくる」

M8ボルト「やめろぉ!それ以上はやめるんだ!!」

M10ボルト「もう半分入っちまったんだ、もう下がる意味もないよ」

M10ボルト「ふん!おらぁぁぁぁ!」

M8ナット「だめぇぇぇ!」

M10ボルト「っか~!奥まで嵌ったぜ」

M10ボルト「どれ、今度は外すかな・・・おりゃァァァァ!」

M8ナット「うぐぅぅぅぅぅぅぅ・・・」

M10ボルト「おーおー、M8にとってはガバ穴になっちまった」

M8ボルト「うそだ・・・うそだー!!」

M10ボルト「あーあー、恋人置いて逃げちまいやがった」

M6ボルト「あ、兄貴・・・オイラもこいつ使っていいでヤンスか?」

M10ボルト「あぁ?だからお前にとってははなっからガバ穴だろうが?」

M6ボルト「いやね、こすれた山にオイラのネジ山をこするだけでいいでヤンスよ」

M6ボルト「オイラあのこすれた山を見て興奮しちゃって・・・」

M10ボルト「物好きなやつだ。好きに使えばいいさ、どうせM8規格には見向きもされないガバ穴だからな」

M12ボルト「ナット・・・ナットの匂い・・・」

M10ボルト「え、M12親分・・・」

M12ボルト「M10・・・なんかここに・・・ボロボロになったナットの臭がしてきてみたんだ、知らないか・・・」

M10ボルト「え、えぇ・・・いま自分がM8規格のナットを嵌め外した所でして・・・」

M12ボルト「そうか・・・それ俺も使わせてもらうぞ・・・」

M10ボルト「で、でも・・・親分には流石にすれていてもM8は入らないかと・・・」

M12ボルト「だから・・・入れてみるんだ・・・2サイズ違う穴ははめられないかどうか実験しないと・・・」

M10ボルト「ま、まあ親分が自分も怪我をするの承知でやるのなら別に止めませんよ」

M10ボルト「おい、M6!もう終わったか!?」

M6ボルト「は、はい!もう大丈夫でヤンス!」

M12ボルト「どれ・・・ふんん!」

M8ナット「痛い!無理!入らないよ!!」

M12ボルト「おぉぉぉ・・・なんとか・・・入りそう・・・」

M8ナット「むり・・・無理~!!!」パキン

M12ボルト「あれ・・・壊れちゃった・・・」

M10ボルト「あーあ・・・もったいない」

M12ボルト「やっぱり無理か~・・・」

M10ボルト「やっぱり親分は1サイズ小さいか、外国の7/16ナットじゃないと無理っすよ~」

M12ボルト「そうだな~・・・これから風俗に行くか~」

M6ボルト「いいっすね~お供するでヤンス」



M8ボルト「ひぐっひぐっ・・・M8ナットちゃん・・・」

ステンレスM8ナット「お兄さん、そんなに飲むと錆びちゃいますよ。お兄さんユニクロだから」

M8ボルト「いいんだ・・・僕なんかパートナーを寝取られた駄目なボルトなんだから・・・」

ステンレスM8ナット「あらあらどうしたの?私で良かったら聞きますよ」

M8ボルト「ひぐっひぐっ・・・」

ステンレスM8ナット「・・・そう・・・1サイズ大きいボルトに寝取られて・・・」

ステンレスM8ナット「よしよし、またいい子が見つかるわよ」

M8ボルト「お姉さん、僕と嵌めてくれませんか・・・」

ステンレスM8ナット「駄目よ!私はステンレス、貴方はユニクロ、寿命が違いすぎるわ!」

M8ボルト「構いません!僕は朽ちるまで貴方に嵌っていたい!」

ステンレスM8ナット「も~・・・そんなこと言われると本気にしちゃうわよ・・・」

M8ボルト「僕は本気です!」

ステンレスM8ナット「それじゃあ・・・後悔しないでね・・・どんなに頑張ってもあなたのほうが先に朽ちるんだから」

M8ボルト「は、嵌めますね・・・」

ステンレスM8ナット「ど、どう・・・変なところない?」

M8ボルト「と、とっても滑らかで気持ちいいです・・・」

M8ボルト「一番置くまで嵌めますね」

ステンレスM8ナット「いいよ・・・来て・・・奥まで来て!」

M8ボルト「イキます!くぅぅぅ・・・」

ステンレスM8ナット「くぅぅぅ・・・いいよ・・・奥まで嵌っちゃったね・・・」

ステンレスM8ナット「それじゃあ朽ちるまで・・・嵌っていようね」

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