【ゼノブレイド2】メノウ「新しい鉱石を見つけたの!」 (25)

作中時間に縛られないもの、ネタバレの可能性あり

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メノウ「ニア、ニア!」

ニア「あぁ、どうしたんだ?メノウ」

メノウ「見て!これ!」

ニア「鉱石?これがどうかしたのか?」

メノウ「綺麗じゃない?すっごく!」

ニア「そうだな。確かにすごい綺麗だ」

メノウ「ね、でしょ?これもしかして新種じゃないかしら?」

ニア「どうかなー。どこで見つけたんだ?」

メノウ「世界樹の中で!」

ニア「まった遠い所まで…」

メノウ「ミロロさんに見てもらってくるわ!」

ニア「どうせだしアタシもついて行くよ」

???「ククク……」

ミロロ「ももももも……確かにこれは見たことも無いも。おそらく新種も」

メノウ「本当?ほんとに!?」パァッ

ニア「おー」

ミロロ「メノウは確か新種は二度目だったかも?」

メノウ「そうなの!前回はわたしの名前を付けたのよ!」

ミロロ「今回はどうするんだも?またメノウの名前つけるのかも?」

メノウ「うぅん、前に約束したの。ね、ニア!」

ニア「あっ…あー……確かにそんな事言ってたね」

メノウ「だから今回は──」

クビラ「クビラという名前が付くのだな!」

ニア「うわっあんたどこから!」

クビラ「さっきからずっといたではないか!王を居ないもののように扱いおって!」

メノウ「……名前はニアニ──」

クビラ「無視をするな!!世界樹までの船を手配するのも鉱石を探すのも我が手伝ったではないか!」

ニア「そうなのか?メノウ」

メノウ「確かに手伝って貰ったわ。フレースヴェルグで待ってたけどみんなの帰還が遅くなりそうだからって」

クビラ「王をこき使いおって…!傭兵に行くというだけでも屈辱であるのに、その上…」

メノウ「王は民の為に働くべきと言ったら嬉嬉として手伝ってくれたじゃない?」

クビラ「あれは貴様に踊らされていただけなのだ!正当な対価を得る権利はあるはずなのだ!」

ニア「まぁまぁ落ち着けよ二人共…言い分は分かったからさ」

メノウ「とにかく!私は以前からニアと約束してたのよ!次の鉱石の名前はニアニアストーンだって!もう一度言うわよ、ニアニア─」

ニア「二度も言わなくていいから…」///

クビラ「なんだと、ニアニアストーン!?ふん、呆れた名だな。我が妃の名を使う等とは…ここはまず王である我が名を─」

ニア「待て、妃!?何の話だ!」

クビラ「ふむ?言っておらんかったか。我はドライバーであるニア、貴様を妃にすることに決めたのだ」

ニア「勝手に決めんな!私にはレックス──あああああ今の無し!!!」

クビラ「……ほう」

メノウ「ニア、もしかしてっ」ニアニア

ニア「黙れぇ!」バーンッ

ニア「とにかくだ、クビラは鉱石に自分の名前を付けたいんだな?」

クビラ「わざわざでは無いが、働いた報酬としては十分であろう?」

ニア「で、メノウは以前から考えてた名前を入れたいと」

メノウ「えぇ」

ニア「うーん、これは………」

クビラ「やはり我が名を──」

ニア「そうだ!もう一種類見つけよう!」

メノウ「えぇっ!?」

クビラ「なん、だと……なんという発想の飛躍だ」

ニア「クビラには絶対に言われたくない」

ニア「二人とも納得がいかないってんなら、それしか無いだろ?」

メノウ「そうね…」

クビラ「仕方あるまい……我が妃の発想だ、おそらく間違ってないのだろう」

ニア「次妃っつったらイダテンの口の中にポイするからな」

クビラ「何故我が妃になることをそこまで拒むのだァ!」

ニア「好みじゃないアンタはブレイドデザインが好かない性格が苦手そもそも王じゃないetc.etc.」

クビラ「ングァッ!」ガスッ

メノウ「すごい言い様ね…少し気の毒」

ニア「さてじゃあ行こうか。イダテン!」

イダテン「呼ばれた気がしたっポッ!」

ニア「後で食べ物やるからグーラまで連れてってくれ」

イダテン「美味しいものっポッ!?わかったっポ~ッ!」

ニア「クビラ、ほら立って、男だろ!」

メノウ(ダウンさせたのはニアじゃあ…)

ニア「ありがとなイダテン。後でな」

イダテン「楽しみにしてるっポッ!騙したら許さないっポーッ!」ギュルルルルルドシュン

メノウ「もう着いたの?イダテンって本当に速いわね」

クビラ「……ハッ!我は何を…グーラ?」

ニア「さて、鉱石探しに行くぞクビラ、メノウ」

メノウ「えぇ!」

クビラ「………待て、なぜ我が手伝う話になっているのだ?」

ニア「自分の名前をつけたいんだろ?」

クビラ「それは我が手伝ったからであろう!」

ニア「だからもう2個見つけるって言ったじゃないか」

クビラ「いや、あれは」

ニア「文句言わない!さァ来た!」ガシッ

クビラ「は、離せェェーッ!」ズルズル

クビラ「熱気と騒音、粉塵…悪臭…不衛生…こんな劣悪な環境っ……死んでしまうっ……!」

ニア「まだ掘る場所探してるだけだろ……」

クビラ「我には歩くだけで重労働なのだ!戦闘では本気を出してやるがこんな事に本気を出すとは一言も言っていない!!」

ニア「クビラ……王というのは常に民のために働くものじゃないのか?」

メノウ「ふっふふーん♪ふふーん♪」ピョンピョン

ニア「それとも、お前はあんなにも上機嫌な臣下の期待を平然と踏み潰すような王なのか?」

クビラ「グヌゥ!」

ニア「失望したよ…王になるって言ったってタダの独裁者なんだな……」

クビラ「グ、グ、グ…………フフフフフ…」

ニア「……クビラ?」

クビラ「フフフフハァーーッハッハッハ!良いだろう!良いではないか!このクビラ、臣下のために尽力してやろう!」バッ

ニア「オー」パチパチ

クビラ「だが忘れるでないぞメノウ!もう1つの当たらな鉱石が見つかった暁には、次は我の名を付けるのだぞ!」

メノウ「ここら辺かなー……いや、見た感じ傷が付いたのが最近過ぎるのよね………でもこの光り方は……」ブツブツ

クビラ「………」

ニア「聞いてないな……」

クビラ「グフゥ」

メノウ「無いわね」

クビラ「………」ハァハァ

ニア「はやい、はやいってメノウ」

メノウ「そう?ちゃんと見ていってると思ったけど……」

ニア「そうじゃなくて足が」

メノウ「うーん…」

クビラ「はしゃぎ過ぎなのだ…!王である我のことも考えよ!」

ニア「クビラはともかく……やっぱりグーラにはなさそうなのか?」

メノウ「そうね……地下を掘ればもしかしたらということもあるかもだけど」

ニア「流石にそれをするのは抵抗があるのか?」

メノウ「アルスとは言っても生き物だもの…虫型ならともかく」

クビラ「蜘蛛だァァー!」バッ

メノウ「ひきゃあぁぁぁーーっ!?いやっいやぁ!」ババッ

クビラ「嘘だ!ハーッハッハ!所詮は小娘ではなグハッ」メギャァ

ニア「次はどこに行くんだ?」

メノウ「う、うぅ…ルクスリア…ルクスリアならあるかも!歴史上何百年前からあることは証明されてるもの」

ニア「よし、じゃあルクスリアに行こうか。イダテン!」

メノウ「ルクスリア!以前かも来たことがあったわね」

ニア「同じく鉱石を探しに来た訳だ。しかしそれにしても──」

メノウ「寒いわね…鉱石な分冷えやすいから」

ニア「え、メノウの体って鉱石なのか!?」

メノウ「い、今のはただの冗談よ…」

クビラ「フン、この程度で寒がるとは。所詮は愚民よ」

メノウ「クービラっ」ピト

ニア「あったか…」

クビラ「引っ付くでない!我は王ぞ!王ぞ!」

ニア「いーじゃん」

メノウ「そうそう。減るものでもないのだから」

クビラ「……」メラァ

ニア「あっづ!」バッ

メノウ「ちょっとクビラ!なにをするのよ!」

クビラ「き、きさまら……!!」

ニア「ん、あれって──」

ニア「おーい!」

ヂカラオ「ん─ニア」

ニア「傭兵?」

ヂカラオ「そうだ。ヂカラオこの辺りのモンスターを一掃してた。チーム名は──」

グレン「ブレイブ・プロミネンスだ!」

ヂカラオ「違う、天逆鉾だ」

グレン「ブレイブ・プロミネンスだ!リーダーに設定されたのは俺だぜ!」

ヂカラオ「天逆鉾」

グレン「やりにくいぜ。良い奴なのは分かるんだけどな!」

クビラ「フ、流石我が臣下。キリキリ働いておるようだな」

グレン「クビラ!俺はお前に言いたいことがあるぞ!」

クビラ「なんだ。王である我に歯向かおうとでも言うのか?」

ヂカラオ「ヴオオォォォォ!!!!」

メノウ「ヒィッ!」ビクゥッ

クビラ「!」

グレン「ウオ」

ヂカラオ「喧嘩、止まった。ヂカラオ止めた」

ニア「よしよしいいこいいこ。ありがとな」ナデナデ

グレン「フン、またいつかにしておいてやるぜ!」

クビラ「いつでも来い。王である我に適う訳も無いがな」

ニア「仲がいいんだか、悪いんだか…」ハァ

ニア「所で──メノウ?」

メノウ「ヒッ!?」ガタガタ

ニア「なぁ、なんでそんなに怯えて──あ…」

ヂカラオ「ん?なんだ?」

ニア「アレか?」

メノウ「」コクコク

ニア「まぁ確かに、いままで何度も怖がられてるしな──」

メノウ「むしこわい……」

ニア「メノウ、ヂカラオは虫じゃないよ。虫と同調しただけで」

メノウ「でもむしぃ!」ガタガタ

ニア「子供か!」

ヂカラオ「なぁ──」ザッ

メノウ「ヒキュッ」

ニア「やばっ」

ヂカラオ「その……お前の…」

メノウ「う、う、う、う」

ヂカラオ「その、後ろの──」

メノウ「ひやああぁぁっ!」ダッ

ニア「あ、メノ──!?」

ヘイル・スパイド「ギキィィィ」

ニア「で……っか…じゃなくて!」

メノウ「ひ、ひ、………ーーーっ!?」

ヘイル・スパイド「シャアアァァ」ガシッ

メノウ「う゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ーーっ!!あ゛あ゛ーー!!」バタバタ

ニア「やばいって!あのままじゃ食べられちゃうってか──」

メノウ「やだよぉ……もぉやだぁ……」ヒックヒック

ニア「メノウが元に戻れなくなるっ!」

クビラ「仕方あるまい──行くぞグレン」

グレン「おうっ!」

ヂカラオ「よし」

グレン「ヴァイスブレイク!」

ヂカラオ「ターミネイト!ブラスタァァーッ!」

クビラ「カイザーフレア…」

クラッシュロックブレイク!!!

ヘイル・スパイド「グガアァァ」パッ

ニア「よし離した!」

グレン「やばい、間に合わねぇっ!」

クビラ「我にも無理そうだが──」

ヂカラオ「俺が行く!」ダッ

ヂカラオ「フンッ!」ガシッ

メノウ「う゛あ゛っ」ギュッ

ヂカラオ「大丈夫か?」

メノウ「う、う…うん……ん?」ポロポロ

ヂカラオ「そうか、良かった─」

メノウ「っ」ビクッ

ヂカラオ「あまり一人で行動するべきじゃない。気を付けろ」ポンポン

メノウ「へっ───」

ヂカラオ「ニアは優しい。お前が怪我をすると、傷付くからな」

メノウ「あ…ありがと。そうね」

ニア「おーいっ!大丈夫かー!」

グレン「す、すまねぇ、正義の味方があそこで諦めるなんて……」

メノウ「うぅん、いいのよ。助けてくれたから」

クビラ「怪我はしてないのだな?頭は打ってないか?」

メノウ「平気よ。ヂカラオがちゃんと受け止めてくれたから」

クビラ「そうか……」ホッ

ニア「……んー?今ホッとした?」ニヤニヤ

クビラ「し──臣下が怪我をしていなくてホッとするのは王として当然であろう!」

ニア「ふーん、そっかぁー」ニヤニヤ

クビラ「我が業火に灼かれたいか?」

ニア「冗談だよ、冗談!」

メノウ「結局見つからなかったわね……」

ヂカラオ「すまない…」

メノウ「なんでヂカラオが謝るのよ。傭兵ついでに手伝ってもらったのはこっちなのに」

ヂカラオ「しかし──」

メノウ「気にしないの。ありがとね」

ヂカラオ「……そうか」

ニア「んーー…なんかさ……メノウ」

メノウ「なに?」

ニア「ヂカラオと仲良くなってる?」

メノウ「そうね。まとめ役として見た目で判断しちゃいけないってのは事実だしね」

ニア「そっか。でも良かったよ、ヂカラオと分かり合えて」

メノウ「ふふふ」

ドッガアァン

グレン「ぎゃああぁぁ!!」

クビラ「ぐぬううぅ!!」

ニア「あの二人は何やってんだか……」

クビラ「また失敗したではないか!やはり無理なのだ!」

グレン「そんな訳がねーぜ…さっきはブレイドコンボに無いコンボを出せたんだ、きっと氷と炎2つでも──」

クビラ「諦めよ!これ以上は穴だらけになるぞよ!」

グレン「ここで諦めたら正義の味方失格だぜ!」

クビラ「失格になってしまうがいいわ!というか既に失格してるようなものであろう!」

ニア「仲いいねぇ……」

メノウ「止めた方がいいかしら……」

ヂカラオ「むぅ……」

ニア「ほっときなよ。ああいうのは喧嘩じゃなくてじゃれてるって言うんだ」

メノウ「そんなものかしらね…」

メノウ「ありがとね、二人とも」

ヂカラオ「また力が欲しければ呼んでくれ」

グレン「チーム、ブレイブ・プロミネンスはいつだって味方だぜ!」

ヂカラオ「天逆鉾だ!」

ニア「あっははは!」

クビラ「グレン、貴様との戦い…期待しておるぞ」

グレン「望むところだ!」

ニア「望まなくていいから。やったらイダテンの口の中にポイするよ二人とも」

クビラ「くっ…」

グレン「なかなかえぐいぜ……」

イダテン「呼ばれたような気がしたっポッ」シュン

ニア「呼んでないけどグッドタイミング。メノウ、次はどこに行く?」

メノウ「インヴィディア!あそこは綺麗だから、綺麗な新種が見つかる気がするの!」

クビラ「ふん……」ガシ

ニア「それじゃイダテン、出発進行!二人ともまたな!」

イダテン「ポーッ!」バシュ

グレン「……さて、俺達も帰るとするか!」

ヂカラオ「あぁ。そうだな」

グレン「ブレイブ・プロミネンス、帰るぜ!」

ヂカラオ「天逆鉾だ」

メノウ「インヴィディアはやっぱり綺麗ね」

ニア「そうだなー。あの木とか光ってるのすごい綺麗だ」

クビラ「余にふさわ」

メノウ「今日はフレースヴェルグの村でひと休みしましょう。グーラとルクスリアを一日で回ったから疲れちゃったわ」

ニア「そうしようか。傭兵に行ってた他のブレイド達もいるかな?」

クビラ「余の扱いが酷くなっておらぬか?」

ニア「だったらもう少しまともな事を言え」

クビラ「余はまともだ!貴様らがまともでないだけで……余を置いていくでない!!」

ニア「とうちゃーく!」

メノウ「やっぱりここの空気は落ち着くわねー」

クビラ「ふん、王である我には相応しく……」

子供「あーっ!クビラの兄ちゃん!」

クビラ「貴様らか。何の用だ」

子供「ねぇねぇ、この前のアレ見せてよ!」

クビラ「フン!我が力を見たいというのか。良いではないか!」

子供「やったー!あっち行こあっち!」

クビラ「余の力を見て粗相をするでないぞ」スタスタ

ニア「………」ポカン

メノウ「クビラってああ見えて子供受けしやすいのよ。格好かしらね?」

ニア「まぁ子供って王様とかに憧れるもんな……」

メノウ「それになんだかんだ子供に優しいのよね。意外だけど」

ニア「よくある不良が子供や老人や動物に優しいって奴?わっからんなー……あ!」

ニア「レックスーっ!」テテテ

メノウ「あっちょ、はやっ」

レックス「お、ニア。どうしたんだ?」

ニア「メノウと一緒に新種の鉱石探ししてたんだ。レックスは傭兵団の運営?」

レックス「そんな感じかな。仕事に関しては時々来る書類の内容をブレイドに指示することだけど、やっぱり団長としてね」

ニア「カッコイーっ。流石団長!」

レックス「もっと褒めてくれてもいいんだよ?」ニヤッ

ニア「調子乗らない」ハァ

レックス「ははは」

スマッシュ「ようニア!」

ニア「よっスザク。やっぱりスザクも?」

スザク「あぁ。俺も以前は運営の手伝いをしてたって聞いたからな。ドライバーの意思を継ぐことがブレイドだと思ってる」

ニア「さすがスザク」

メノウ「ニア、レックスのとこ、ろ、行くの、早すぎ」ゼェゼェ

レックス「あ、メノウ。ニアと新種の鉱石探ししてるんだって?」

メノウ「えぇ。クビラに手伝ってもらったんだけど……そしたら名前にクビラってつけろって言うのよ」

レックス「クビラらしいな」

ニア「それでもう一つ探してるってわけ。でもなかなか見つかんなくって今日はココまでにしようかってことでさ」

レックス「成程なー。……そうだ、竜の胃袋がこの間開いたんだけどモンスターが多過ぎて一般人が入れないみたいなんだよな。そこにならもしかしたらあるかも知れないな」

メノウ「本当!?竜の胃袋ってどこにあるの?」ガシッ

ニア「う゛っ」

レックス「とととっ…腹部の蒼の岸壁下に進める洞窟があるからそこの先に行くと開けた場所があって…んでまた洞窟があってそこに」

メノウ「そこに行けばあるのね!?」ギュッ

レックス「も、もしかしたらだけどな?時々開くみたいだし、全部見つかってる可能性も……」

メノウ「うぅん、ありがとう!教えてくれて。明日行ってみるわ!」ギュー

レックス「あ、あぁ……メノウ、近いって……」

ニア「うぅー…」

メノウ「……あら、ごめん。気付かなかったわ。ほらニア」トンッ

ニア「ひぇっ!?な、なんで!?」

メノウ「え?だって今抱き着きたそうに」

ニア「あわあああぁぁ!してない、してないからっ!!」バババッ

メノウ「そ、そうなの?」

ニア「断じてっ!そんなことは無いから!」

レックス「……?」

メノウ「それなら私が抱きついても」

ニア「それはダメだっ!」

メノウ「なんでかしら?」ニヤニヤ

ニア「ぐうぅ…!!」

メノウ「冗談よ。取るわけないから安心して」

ニア「とっと……だからそんなんじゃないって言ってるだろ!!」

レックス「はは、仲いいな二人とも」

ニア「むうぅ…」

ニア(後で布団に蜘蛛のおもちゃ仕込んでやる)

レックス「俺も一仕事終わったからな。どうせだし飯にしないか?」

ニア「いいね。そうしようか」

スザク「よォし、俺が作ってくるぜーっ!」

メノウ「そういえば今更だけどビャッコは?」

ニア「あっ…アヴァリティアに置いてけぼりだ…」

レックス「まートラたちと仲良くやってるだろ」

メノウ「いい知らせを持って帰らないとね」

ニア(ビャッコ鉱石とか興味あるかなあ)

クビラ「腹が減ったぞ臣下共よ!」

レックス「よっクビラ。今スザクが作りに行ってるから待ってろよ」

クビラ「ふ、余をここまで酷使したのだ。絶品で無ければ許さぬからな」

ニア「クビラ、明日また行くからな」

クビラ「またか……しかし王に二言はない。ついてやろうぞ」

ニア「やりぃ。良かったなメノウ」

メノウ「そうね。人が多いに越したことはないもの」

ニア「スザクの料理って何だろうな?」

レックス「焼き鳥とか?」

メノウ「ブラックジョークが過ぎるわよレックス……」

クビラ「我の舌に見合うものに違いない」

ニア「傭兵団だぞ?そんないいものあるかなぁ」

レックス「あー食べるの楽しみっ!」

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