赤松「殺せんせー…?」 (33)


赤松「ここが希望ヶ峰学園!」

私は赤松楓、超高校級のピアニストとして希望ヶ峰学園に入学した。ここから私の楽しい高校生活が始まる!

と思っていたのに…


入学式の夜。月が半分吹っ飛んだ








これは
ブラックジャック「カムクライズル…?」と同じ世界線です。
稚拙な文章で読みにくいと思いますがこちらを読んでもらってからの方が話が掴みやすい所が出てくるかもです。





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1514169130


テレビ『月の半分が消失した件についてNASAの最高取締役の江ノ島盾子さんは…』

江ノ島『だーかーらー!違うって!私が月で変な実験してたとかじゃないんだって!それに今月が潰れちゃったら私も都合悪いんだって!全部を希望に染めた後に絶望に染め…

プツン!

烏丸「…とテレビでは江ノ島盾子が疑われているが原因はお前だろう」

?「ヌルフフフフフ、いくら彼女が『元』超高校級の絶望だとしても月を破壊することはできませんよ」

烏丸「…!?貴様何故それを…!」

?「秘密です」

烏丸「そうか、それじゃあ尚更お前を放っておくわけにはいかないな」

?「ほう私を殺せるとでも?」

烏丸「ああ、殺せるとも」

パチン

戦刃「世界を救う最強ママ、参上」

烏丸「彼女は武器を持たせれば地上最強だ。ここで死んでもらう」

?「これはこれは…また大層な武器を…」

戦刃「これだけあれば貴方がいくら未知数でも殺せる…」

ダダダダダダダダダダ!

烏丸「戦刃、いきなりすぎるぞ…」

戦刃「戦いにいきなりはないでしょう?それにこれで…」

モクモクモクモクモク

?「流石『元』高校級の軍人と言われている戦刃むくろさん!私の触手を狂いなく全てに命中させるとは!しかし私には効きませんねぇ…」

戦刃「…!?効いていない…!?」



?「生憎、私の身体は通常の銃は効かないんです、ですので…

シュバ!

?「にょわー!戦刃さん!私が説明している時にナイフで突き刺そうとしないで下さい!」

戦刃「(速い…!私の突きをかわすなんて…!しかも喋りながら。!)」

?「いえいえそれだけではありませんよ戦刃さん」

戦刃「?」

?「武器が重そうだったので改造して夫さんのモニュメントを作ってみました!どうでしょうか?」

烏丸「(一瞬で…!?どういうことだ…!?)」

烏丸「おい戦刃!こいつは相当ヤバイ!離れ…

戦刃「…凄い!そっくり!特にアホ毛が!」

?「そうでしょう?そこのアホ毛は拘ってみたんですよ!」

烏丸「おい戦刃…殲滅を…」

戦刃「ちょっと黙ってて!」

烏丸「(残念だ…)」

ガヤガヤガヤガヤ

烏丸「しかし戦刃でも敵わないとは…地球の運命はどうなるんだ…」

?「烏丸さん、一つお願いがあります。」

?「私を希望ヶ峰学園の新入生V3組の教師にして下さい。そうすれば私を殺せる可能性が出てくるかもしれません」

戦刃「腕はどうやって作ってるの!?」目キラキラ

?「それはですね~」



烏丸「(希望ヶ峰学園とこいつにどのような関係が…?しかし今はこいつの要件を飲むしか…」





前作を見なくてもいいように簡単な説明を

江ノ島盾子
誰かさんに「全てを希望に染めてから絶望に染めた方がやりごたえあるんじゃないのか?」と諭されなんだかんだでNASAで働いている。

戦刃むくろ
なんだかんだしてお母さんになった。江ノ島盾子に頼まれ世界各地の紛争を一人で止めている。残念は相変わらず

烏間
暗殺教室からのキャラクター。防衛省で働いている。めちゃくちゃ強いが戦刃さんには遠く及ばない。


烏間が烏丸になっていました。訂正です。



一週間後

烏間「ということだ」

赤松「いやいやいやいや!わからないですよ!」

転子「赤松さんの言う通りです!いきなりこんなよくわからない生物を持ってこられて殺せって言われても…!」

真宮寺「でもこれだけ異形な生物なら月を破壊したと言われても納得がいくヨ?」

転子「それは…」

王馬「っていうかさータコちゃーん」

?「どうしましたか王馬君?」

王馬「タコちゃんはオレ達に立派なアサシンになってほしいとかどうとか言ってたけど」

王馬「そんなことせずとももうアサシンはいるんだよね~」ニシシッ

春川「私のことを言っているの?[ピーーー]よ?」

王馬「ほらもう[ピーーー]気満々だよ!」

?「いえいえ春川さんはまだ暗殺者としては未熟者ですよ」

春川「ッ…!」

ガンッ!

?「このように前から突っ込んでくるのは得策とは言えません。もう少し工夫してみましょう」

百田「すげぇ…ハルマキの攻撃を止めやがった…」

?「ヌルフフフフフ、それでは皆さん明日から頑張って私を殺してみてください。私はブラジルに行ってきますので!」

ビュン!

入間「あいつ飛んでいったぞ…」

星「マッハ7で動けるんだとよ」

天海「常人離れしてるっすね…」

最原「見た目からして常人離れしてるけどね…」アハハ…



これから時間が空いた時に書いていきます。


烏間「というわけで君たちにはあいつを殺すために我々の指導の下訓練を受けていただく」

赤松「いやいや!というわけでって!唐突すぎるよ!なんで私たちが!?どうやって!?っていうか殺しちゃうの!?」

アンジー 「にゃははー!楓は『超高校級のツッコミ』でもいけそうだねー!」

赤松「なんでやねん!」

白銀「(ボケたのかな?)」

烏間「確かに君たちにとっては急なことばかりだろうから一つ一つ説明していこう」

烏間「まずはあの生物のことだ。あいつが月を破壊したと考えて間違いない」

ゴン太「どうしてお月さんを…これじゃあ狼男さんは狼になれないじゃないか!」

キーボ「色々突っ込みたいですけど狼男からすればそちらの方が好都合じゃ…」

夢野「でも月が半分になったんじゃろう?地球は大丈夫なのか?」

東条「その点は大丈夫よ、月の破片が重力で集まってまた元の形になると考えられるわ」

アンジー「流石キルミー!アッタマいい!」

百田「おい!その説明は俺がするべきだろう!」




烏間「本題はここからだ。奴は翌年の3月に地球を破壊すると宣言している」

入間「はぁー!?地球をだとぉ!?んなことできるわけ…」

王馬「月破壊してるんだからそれくらい造作もないでしょ」

入間「で…でもよ!月と違って地球には人がいるんだぜ!俺様程じゃないがあいつを倒せるくらいの奴は…」

烏間「元超高校級の軍人 元超高校級の格闘家 元超高校級の剣道家にエトセトラ…色々なものに暗殺を要請したがどれも失敗に終わった…」

入間「馬鹿!超高校級に頼るんじゃねぇよ!もっと軍隊とかが…」

真宮寺「防衛省のお偉いさんがわざわざボク達に頼みに来てる時点でお察しだヨ」

入間「ふぇ…じゃあ私達死んじゃうの…?」

百田「いやだぞ!まだ俺は死にたくねぇぞ!」

白銀「そうだよ!こんなのいきなり誘拐されてコロシアイさせられるくらい理不尽だよ!」

烏間「そこで君たちにお願いしたんだ。」

最原「でも僕たちにできることなんて…」

烏間「奴は何故か君たちには危害を加えないとし、教師を受け持つと言っている」

春川「殺すターゲットが教師?意味がわからないんだけど」

烏間「我々も奴の考えは全て把握できていない。しかし殺すチャンスがあるとすれば君たちくらいだ」

ドスッ!

烏間「これが奴に効く武器だ。元超高校級のメカニックに作らせれた」

最原「銃にナイフ…完全に武器だね…」

星「武器だからな、でもこんなチャチな武器で倒せるのか?」

烏間「特製BB弾と特製ナイフが奴に効くことは実証済みだ」

アンジー「なるほどー普通の人は殺せないんだねー」

赤松「アンジーさん怖いよ!」







百田「おい!その説明は俺がするべきだろう!」

百田「おい!その説明は俺がするべきだろ!」

訂正です


烏間「そして訓練を受け持つのは俺と…」

シュタ

戦刃「元超高校級の軍人、参上」

烏間「と彼女が言うように元超高校級の軍人戦刃むくろの下、指導していきたいと思う」

王馬「えー訓練なんている?オレ達のクラスには必要ないと思うんだけど」

春川「そうだよ、こんな奴ら役に立たない、私だけで…」

戦刃「弱いのに?」

春川「ッ…!」

戦刃「そうやって殺意剥き出しにしている限りは殺せないよ」

春川「……アンタムカつくね」

赤松「ちょっと待ってよ!さっきから殺す殺すって!物騒すぎるよ!」

赤松「あの人はあんな姿をしているけど生き物なんでしょ?それを寄ってたかって殺すなんて…!」

星「じゃあ地球は破壊されてもいいのか?」

赤松「それは話し合いで…!」

夢野「月を破壊しているんじゃ、話し合いなど通じるわけなかろう」

赤松「それは……」

東条「悪いけど赤松さん、私はこの任務を遂行するわ。それが皆の為…それが私の滅私奉公…」

星「死刑囚の俺が役に立つかもしれないんだ。俺もやらせてもらう」

入間「俺様も死にたくねぇからな!あの野郎ぶっ殺してやる!」

ガヤガヤガヤガヤ

赤松「…」

そして次の日から私達の奇妙な学園生活が始まる





おまけ的なもの

王馬「烏間ちゃんと戦刃ちゃんだったらどっちが強いの?」

戦刃「単純な筋力だと烏間さん、総合的に見れば私」

キーボ「自分で自称するんですね…」

戦刃「試してみる?」

キーボ「結構です!」

烏間「彼女は一見普通のように見えるが戦闘態勢に入ると手が抑えつけられんくらいに強い。一人で軍を制圧できる程だ」

最原「歩く抑止力とまで言われているからね…」

戦刃「私と違って烏間さんは防衛省の仕事もあるから、戦闘に全てを注ぎ込んでいたら私より上だったかもしれない」

烏間「過大評価しすぎだ。俺はそこまで人間離れしていない」

王馬「(戦刃ちゃんはあれとして、烏間ちゃんは一般人よりちょっと強いくらいなんだろうなあ)」

烏間先生も人類の中では充分にチートの部類に入るということを知ることになるのはまた別の機会


もしもこの作品から前作を読んでくれている方がいれば質問等あれば受け付けます。処女作だったのでわかりにくい描写が多々あったと思うので


次の日

ドアガラガラ

?「さて、皆さんおはようござ…

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!

?「おやおや初日から黒板消し落としならぬナイフ落としとは、血気盛んな生徒がいますねぇ」

白銀「こんな地味な罠には引っかからないかあ…でも…」

バシュン!

?「なっ!?ナイフが鳩さんに!?」

夢野「フフフ、ウチの魔法じゃ」

転子「いいですよ夢野さん!そのままやっちゃってください!」

チュンチュン!

?「にょわーやられるー!」

ツンツンツンツン!

?「こらやめてください!くすぐったいですよ!」

最原「夢野さん…ノーダメージなんだけど…」

夢野「クチバシに対先生用インクを塗るのを忘れておった」

?「二重トラップとは中々やりますが爪が甘いですねぇ…しかしマジックのクオリティは高かったですよ夢野さん」

夢野「マジックではない魔法じゃ!」

?「それはそれは失礼以後気をつけ…

ドシュン!

?「星君、テニスは教室でするものはありません」

星「野郎…俺のスマッシュを易々と受け止めやがって…」

?「いえいえそれだけではありませんよ星君」

星「?」

?「星君のラケットが物寂しかったので先生デコレーションしてみました!」

星「……」キラキラしたラケットを持ち

アンジー「おー!先生すごーい!このデコ神ってるよ!」

?「いえーそれほどでも」テレテレ



?「星君、テニスは教室でするものはありません」

?「星君、テニスは教室でするものでははありませんよ」

星「……」キラキラしたラケットを持ち

星「……」キラキラしたラケット持ち

訂正です。


入間「よそ見するんじゃねぇ!エロエロ触手野郎!」

入間「目には目を!触手には触手だ!」

ニョロニョロニョロと触手が現れる

天海「ニョロニョロしてて気持ち悪いっす…一体何本あるんすか…」

入間「煩悩の数と同じ108本だよ!エロエロ野郎にはお似合いだぜ!」

ニョロニョロ!

入間「喰らえ!」

?「何故先生がエロエロと知っているのですか入間さん!?いえ先生は決して巨乳好きだとか大人のお姉さんが好きだとかそういうのわけではありませんよ!?」高速で触手を避けながら

キーボ「全部自分で自白しているじゃないですか!」

ニョロ…ニョロ…ニョ…ロ…

入間「だあー!触手が絡まっちまったぁ!」

王馬「機械仕掛けの触手なんて所詮そんなものだよ、ねえー先生本物の触手触らせてよ!」

?「いいですよ王馬君、とくと本物の触手の触り心地を体感してください!」

王馬 ニヤリ




ムニムニ

王馬「(…あれ?オレの手には対先生用ナイフを細かくして貼っているから触れたら触手が破裂するはずなのに…)」

?「いやー王馬君はオシャレですねぇ、つい全身コーデが見たかったので先生勝手に王馬君に手袋をはめてみました」

王馬「(いつの間にオレのポケットから…!っていうかオレの考えバレてるってことね…これは面白くなりそうだね)」

?「朝の戯れはこれくらいにして授業を始めますよ」

キーボ「普通に授業が始まりましたね…」

春川「クッ…!とんだ化け物だよアイツ…」

百田「ハルマキなんて描写されていないだけで先生が教室に入ってきてからずっと攻撃していたのに全部当たってないもんな」

ゴン太「描写?」

東条「ゴン太君は知らなくていいことよ」

アンジー「神様は言いました『そいつは殺せん、諦めなさい』と」

百田「早々諦めているんじゃねぇよ!」

赤松「殺せん…?」

最原「どうしたの赤松さん?」




赤松「ねぇ皆!先生の名前『殺せんせー』なんてどうかな!」







最原「殺せんせー?」

入間「『殺せん』と『先生』を掛けたのか…ってギャグかよ平ら松!」

真宮寺「君もノリツッコミしているけどネ」

百田「いいんじゃねぇか!殺せんせーって呼びやすいし俺は賛成だぜ!」

ゴン太「そうだよ!名前は大切だからね!殺せんせーいいと思うよ!」

春川「私も賛成」

キーボ「意外ですね。反対するものかと…」

春川「殺せないという悔しさを常に忘れないためにね」ゴゴゴゴゴゴゴ

キーボ「(動機が怖い)」

殺せんせー「やっと私にも名前が!先生感無量です!」涙ドバー

天海「じゃあ今までなんて呼ばれていたんすか?」

殺せんせー「先生最近生まれたので名前はありませんでした」

赤松「え!?最近生まれたの!?なのにもうそんなに口達者なの!?」

最原「赤松さんリアクション担当みたいになっているね」

赤松「だって最近生まれたんだよ?なのに私達より年下なのに先生なんだよ!凄くない?」目キラキラ

最原「赤松さん可愛いしなんでもいいや(うん、そうだね)」

夢野「ひっくり返っておるぞ」

赤松「そういうことだからよろしくね殺せんせー!」

殺せんせー「はい、よろしくお願いします赤松さん」

初日の朝 惨敗



体育(訓練)の時間

烏間「(初めてみてわかったが…)」

烏間「(このクラス戦闘力高くないか…!?)」

百田「おらおら烏間先生!どうだ俺の攻撃は!」

烏間「(百田解斗…彼は宇宙飛行士を目指しているだけあって動きは単純なものの身体能力は非常に高い…しかし…)」

春川「なんでふたりががりでも倒せないの!?東条しっかりサポートしてよね!」

東条「わかっているわ春川さん、しかし戦刃先生が強すぎて…」

戦刃「え!?先生!?もう一度!もう一度言ってみて!」軽く二人をいなしながら

東条「(もしかしてこの人残念な人なのかしら…?)」

烏間「(百田君も十分強いがそれはあくまで一般人として…規格外の者が多すぎる…)」

転子「やはり男死の百田さんには任せておけません!ここは転子のネオ合気道で!」

烏間「(茶柱転子…超高校級の合気道家らしいが…)」

転子「キィエエエエエエエエ!!」

烏間「(手が読めん…!無茶苦茶な戦い方だ…)」

転子「この訓練は先生にナイフを一撃でも喰らわせれば勝利!私が烏間先生を惹きつけている間に!」

転子「夢野さん!」

夢野「んあ」

シュン!

烏間「こら、ナイフは投げるものでは…」

シュンシュンシュンシュン!

烏間「なっ…!?ナイフが増えただと…!?」

烏間、辛うじて避ける

転子「転子と夢野さんのコンビネーションでもダメですかあ、烏間さんは転子の師匠と同じくらい強いですね!」

烏間「(夢野秘密子…彼女の技が特殊すぎる…)」




入間「どけ!ペタンコアサシンと女青狸!」

戦刃「!」

入間「くらえ!」

ドスッ!

春川「そんな…!どうして入間なんかが戦刃に一発…!」

東条「確かに…入間さんなんかが」

入間「『なんかが』ってなんだよ!俺様をなめんじゃねぇぞ!」

入間「これぞ秘技!『俺様のことがそいつには大切な人に見える君』だ!」

東条「あなたの方がよっぽど未来の猫型ロボットしてるわ」

戦刃「……」

入間「へへ!ショックで声も出ねぇか!」



戦刃「あなた偽物だよね?」



入間「ふぇ?」

戦刃「だって私の夫さんはもっと力弱いんだもん」

戦刃「だからあなたは偽物、覚悟して」

入間「え、俺様どうなるの?」

真宮寺「僕にはわかるヨ、彼女は今から君に壮絶なオシオキをするネ、目でわかる」

入間「ギャーーーーーーーーー!助けてくれーー!!」逃げる

戦刃「逃さない」ダッ!

春川「……」

東条「……」

春川「ズルはしない方がいいらしいね…」

東条「そうね…」


烏間「(技術力に戦闘力…この時点で申し分ない…これなら…)」

星「おい先公、よそ見してる場合か?」

烏間「!」

かろうじて避ける

烏間「(なんだこれは…並の銃より破壊力もスピードもあるぞ…)」

星「フッ、殺さないように手加減したんだが避けられるとはな…流石防衛省のお偉いさんってところか」

烏間「(まだ段階があるのか…)」

白銀「ほらゴン太君!勇気を振り絞って烏間先生にダイレクトアタックだよ!」

ゴン太「ダメだよ白銀さん!ゴン太は紳士なんだから暴力はいけないよ!」

白銀「でもこのままだと地球が壊されるんだよ!」

ゴン太「でも…!」

白銀「大好きな虫さんも皆死んじゃうんだよ!」

ピクッ

ゴン太「それ…ほんと…に…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

白銀「(あ、地雷踏んじゃった☆)」

ゴン太「そんなの…ゴン太が…許すわけ…」ゴゴゴゴゴゴ

烏間「なんだこの威圧感は!?あれが彼の本性か!?」




天海「違うっすよ烏間先生」

烏間「天海君…」

天海「まぁここは俺に任せて」スタスタ

天海「ゴン太君」

ゴン太「ねぇ天海君…虫さんが皆死んじゃうってホント?」ゴゴゴゴゴゴ

天海「ホントっすよ」

ゴン太「!」ゴゴゴゴゴゴ!

白銀「ちょっと天海君!何油の池に火注いでるの!?鉄球ぶつけるよ!?」

天海「ゴン太君が頑張れば別っす」

ゴン太「ゴン太が…?」

天海「確かに紳士たるもの人に暴力を振るうのはいけないことっす、でも…」

ゴン太「でも?」

天海「大切な者のために戦うのもまた紳士の役目なんじゃないですか?」

ゴン太「!」

ゴン太「そうだね!天海君の言う通りだね!ゴン太も練習に参加するよ!」

白銀「天海はん…あんた…あんたがホンマもんの英雄やで…」

天海「まっ、こんなもんすかね」

烏間「(成る程…彼もまた戦闘とは別の面で役に立ちそうだな)」



烏間「さて戦刃の方は…」

真宮寺「ホントに戦刃先生は夫さんのことが好きなんだネ」

戦刃「うん!いつも私の大事にしてくれて!」キャッキャッ

アンジー「でもむくろ~?さっきの話聞いてたらむくろの旦那さんその三人に狙われてない~?」

戦刃「!?」

戦刃「でもでも私と旦那さんは結婚してるんだよ…?他の人となんて…」アワアワ

王馬「いやいや戦刃ちゃん、日本、いや世界中の文化の一つにあるでしょ?」

真宮寺「浮気、だネ」

戦刃「浮気!?」

赤松「でも待ってよ!戦刃先生の話を聞いてる限り夫さんは戦刃先生にゾッコンじゃん!浮気なんてするわけないよ!」

戦刃「そ、そうだよね!」パァーッ!

最原「いや、それは違うよ」

戦刃「!?」

最原「戦刃先生の話を聞いている限り確かに夫さんは先生にゾッコンだ…」

赤松「だったらそれで何も問題は…」

最原「問題はアタックをしている三人の方だ」

最原「まずギャンブラーの人」

最原「彼女はカジノに誘うように見せて実はその後…」

戦刃「その後…?」

最原「ちゃっかり身体狙ってきてます」

戦刃「…!!??」

最原「ギャンブルっていうのは心の起伏が激しくなるものだからね…結果次第…そしてその人の巧みな話術に引っかかってコロッと落ちることも…」

真宮寺「成る程…場の雰囲気と相手の心理を利用した男の落とし方…流石ギャンブラーってところだネ」

最原「いや、まだ彼女は一番優しいよ、酷いのはここからだ…」

アンジー「なんだか終一が言うと説得力増すね~」

王馬「探偵だし浮気調査なんて本業だろうしね」ニシシッ

戦刃「…」ちょっと泣きそう

烏間「(どこからツッコめばいい…)」






最原「次にアイドルの人…この人も厄介だ…」

赤松「どう厄介なの…?」

最原「ゴシップをフル活用しようとしているところかな」

赤松「(思ったよりエゲツないな…)」

最原「パパラッチに狙われやすいところにわざと夫さんと行こうとするし…何より…」

最原「ホテルに連れ込もうとしてるだろうね…」

戦刃「…」泣きそう

真宮寺「まぁ知名度がある彼女らしいやり方だけどネ」

王馬「でもそんなゴシップ流れたことなんてあったっけ?」

赤松「確かに見たことないよね?あの人のスキャンダルなら世間を騒がせるレベルだしね」

最原「そこで僕が推理しているのは三人目なんだ」

赤松「三人目…?」

最原「多分この三人目の人が役職を利用して裏でそういうのをもみ消してると思うんだ」

赤松「なんだ!その人は先生にとって味方じゃん!良い人だよ!」

最原「いやその人が一番タチ悪いと思うんだ…」

赤松「…?」

最原「その人多分夫さんのストーカーしてます」

一同「…」

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