役人「安価で大洗女子学園を廃校にする」 (153)

役人「先日、大洗の生徒会長とその役員が今年の戦車道大会を優勝すれば廃校を撤廃しろと言い付けてきた。勿論、素人同然の彼女達が強豪校を退けて優勝するなどあり得ない」

役人「しかし、それでも万に一つ大洗が優勝でもすれば、学園艦教育局のメンツが潰れてしまうのも確か。ならば、優勝を妨害する為の行動を取るとしようか」

役人が取った行動
↓1

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役人「女装して潜入工作と行きますか」


~大洗女子学園~

担任「えー、今日から転入してきた辻廉子さんだ。みんな仲良くしてやってくれ」

役人「みなさん、よろしくお願いしますね」

担任「では、西住の隣の席に座ってくれ」

役人「はい」

役人「よろしくお願いしますね」

みほ「あっ、は、はい!よろしくお願いします!」

役人(西住みほ。西住流の娘だっか。転向していたとは聞いていたが、まさかこの学校だったとは)

役人(なるほど。だから生徒会は、あのような無謀な計画を打ち出して来た訳か。ならばこの娘さえ潰してしまえばこの学校に勝機は無い。ならば)

役人「あ、あの。休み時間でいいので学校の案内とかお願いできますか?」

みほ「わ、私がですか?」

役人「駄目でしょうか?」

みほ「ダメじゃないですけど、実は私も春からこの学校に転入したばっかりなので」

役人「そうだったんですか。ごめんなさい」

みほ「あっ…わ、私一人だと無理かもしれませんけどお友達と一緒ならどうでしょうか?」

役人「本当ですか?ありがとうございます」

役人(取り敢えずは口実が出来たか。友人とやらが気になるが、まあ些細な事だろう)

~昼休み~

みほ「では行きましょう」

役人「はい」

沙織「案内なら私に任せてね」

華「沙織さんだけでは不安なので私もお供しますね」

沙織「もぅ、華ひどーい」

役人「お願いしますね。あっ、そう言えば最近戦車道を復活させたと聞いたんですが」

沙織「廉子ちゃん戦車に興味あるの?」

役人「はい、少しは。でも実物を見た事がなくて」

華「でしたら戦車倉庫に行きましょうか。みほさんもよろしいですか?」

みほ「うん。辻さんこっちです」

役人「はい」


~戦車倉庫~

沙織「ここだよ!」

役人「ほぅ」

役人(ここが戦車倉庫か。こんな寄せ集めで勝とうなど。だが、この戦車さえ無くなれば大会にすら出れまい。ならば)

役人が取った行動
↓1







役人(燃やすか。しかし戦車がそう簡単に燃えるだろうか?いや、要は燃えればいい話だ)

役人「凄いですね」

沙織「でしょー!私達が乗るんだよ」

役人「そうなんですか?戦車道の経験が?」

沙織「ううん。あるのはみほだけだよ」

役人「そうなんですか?」

みほ「前にいた学校で少し」

役人「そうなんですか。頑張って下さい!」

みほ「あはは、ありがとうございます」

役人「少し見て回っていいですか?」

みほ「はい」

役人「ふむふむ。ほほー」

華「戦車がお好きなんですね」

役人「はい!」

~数十分後~

役人「満足しました」

沙織「じゃあ次は何処に行こうか」

役人「何処でもいいですよ」

役人(さて、準備は完了した)

~数時間後~

ドゴオオオオオオオオオオン!!

沙織「な、なにっ!?」

生徒「大変!戦車倉庫が大爆発したって!!」

みほ「えっ?」

華「そんな!」

役人(フハハハ、見学と偽って戦車の周りに高性能爆弾を仕掛けて置いたが上手く行ったようだな。さて、スクラップとご対面と行こうじゃないか)

戦車達の運命は?
コンマ00~49:大破
コンマ50~99:生存
↓1

~戦車倉庫~

役人「な、なんだとっ……」

沙織「さすが戦車だよ!なんともないね!」

役人(何故だ!?並みの兵器ならバラバラになる威力だ……そ、そうか!生存率を高める為に、謎カーボンの実弾に対する防御力を極限までに高めたせいか)

役人「……」

華「どうしたんですか?」

役人「い、いえ。あんな大爆発が起きたのによく無傷だったなと」

ゆかり「それはですねっ、戦車道に使用されている謎カーボンが守ってくれたんですよ」

役人「はぁ。で、あなたは誰なんです?」

ゆかり「えっ?す、すみません!馴れ馴れしかったですよね」

役人「いえ」

役人(爆破作戦は失敗したか。早急に次なる作戦を考えなければならん)

役人が次に考えた作戦
↓1

役人(ならば次る作戦だ。大洗が良からぬ事企んでいると、他校に吹聴して関係を悪化させる。これで大洗は他校からも、そして戦車道連盟からも嫌悪され出場停止処分に出来る可能性がある)

役人「フフフ」

優花里「どうしたんですか?」

役人「いえ。あの、この学校に新聞部とかありますか?」

優花里「新聞部ですか?確か放送部ならあったはずですが」

役人「どちらでも構いません。案内して下さい」

優花里「は、はい」

役人「それと……どなたでしたっけ?」

優花里「あっ、申し遅れました!私は普通Ⅱ科2年C組の秋山優花里です!」

役人「私は普通Ⅰ科2年Aの辻廉子です。宜しくお願いしますね秋山さん」

優花里「はい辻殿!」


~放送部~

優花里「ここです」

役人「ありがとう秋山さん」

秋山「はい。では、私はこれで。戦車が気になりますので」

役人「分かりました」

役人「失礼します」

大河「どなたですか?」

役人「私、辻廉子と申します。早速でぶしつけですが、大洗学園のとある陰謀を入手してきまして」

大河「陰謀?興味深いですね。お話だけでも聞きましょうか」

役人「ええ。実は…」

役人が言う大洗の陰謀とは
↓1

役人「実は自動車部が魔改造した兵器を密売してるとの情報を仕入れまして」

大河「自動車部が魔改造した兵器を!?ぐ、具体的には?」

役人「あなたは戦車道マフィアというのをご存知でしょうか?」

大河「初耳です」

役人「戦車を悪用して非道な事をする連中の事です。その戦車道マフィアに数々の違法な兵器を作っては売買しているのです」

大河「そ、そんな!!」

役人「私はふとした事でその話を耳にしてしまいました。もしかしたら追っ手がそこまで来ているかも知れない。ですが、私には発信する術が無い。だならこうやって藁にもすがる思いでここ来たのです」

大河「そ、そうだったんですか」

役人「私が消される前に、この情報を少しでも多くの学校に教えてあげて下さい。そして、これ以上この学校から悪事を働く者が出ない為に救ってあげて下さい。それが出来るのは、貴女しかいないんです」

大河「!!」

大河「わ、分かりました!放送部の全勢力を動員して対処しましょう!」

役人「ありがとうございます。私も微力ながら協力させて頂きますよ」


~数日後~

ナカジマ「な、なんなんだこれは!」

大洗女子学園の陰謀!
大洗女子学園自動車部が魔改造した兵器を戦車道マフィアに密売!?

ホシノ「誰がこんな捏造を」

役人「果たして本当にそうでしょうか?」

ナカジマ「貴方は?」

役人「私は文部科学省学園艦教育局長の辻廉太です」

スズキ「文部省の役人がなんでここに!?」

役人「噂を聞いたのですよ。この学園の自動車部が良からぬ所と繋がっていると」

ツチヤ「こんなの嘘だよ!ねっ?分かるでしょ!」

役人「学園艦の教育を扱う身として噂とは言え野放しには出来ませんので」

役人「では、早速魔改造した戦車を拝見しましょうか」

ナカジマ「無い物をどうやって探そうって言うんです」

役人「……ふむ、これは八九式中戦車ですね」

ナカジマ「それがなにか?」

役人「この車輌は対戦車用としてはほぼ役に立たない代物です。ですが、それを改造しているとしたら?」

スズキ「してる訳ないだろ!」

役人「では試して見ましょう。失礼しますよ」

役人「……ふむ。これはなんでしょうか?」カチッ

八九式「ボビューーーン」

ズドオオオオオオオオオオオン!!

生徒「や、山が!!」

役人「ああ、いけませんね。山に大穴を開ける威力の兵器を搭載するなんて。しかもこれ、戦車道連盟で認可されてない兵器ですね」

ナカジマ「ウソだ。ウソだウソだウソだウソだ!!」

役人「事実です。よもやこんな物を使って戦車道大会に出場しようと考えているとは」

役人「局長として見過ごす訳には行きません。当然、貴女達自動車部の皆さんは拘束させて頂きます。そして、今回の件で大洗女子学園の本年度の戦車道大会出場は停止処分となるでしょう」

杏「待って下さい!」

役人「貴女は…私に意見をしに来た生徒会長さんですね。何か?」

杏「お願いします!出場停止処分はどうか考え直して下さい!彼女達も大会が終わるまでは!!」

スズキ「会長!私達はやってません!」

ツチヤ「そうだ!そうだ!」

役人「こんな事をしてまで出場したいとは、私は貴女の心意気だけは買っていたんですがねぇ」

杏「お願いします!私に出来る事ならなんでもしますから!」

役人「困りましたね。私は貴女に何も求めていませんよ。ただ廃……おっと、これは内密でしたね」

杏「お願いします!お願いします…」

役人「ふむ。でしたら↓1が出来たら考えましょう」

役人が角谷杏に要求した事は?
↓1

役人「では大洗女子写真集を販売して完売させて下さい」

杏「へ?」

役人「聞こえなかったのですか?大洗女子写真集を…」

杏「いやいやいや!聞こえてますから!なんで写真集なんです?」

役人「見た所、この学園の女生徒のレベルは高いと見ました。そこで写真集を発売して完売させる。それが可能ならば戦車道大会出場停止を撤回してあげましょう」

杏「それっセクハラじゃないんですかねぇ」

役人「いいんですよ。受けなくても。受けなければ、分かりますよね?」

杏「うっ…」

役人「取り敢えず目標は60万部で行きましょうか。それでは検討をお願いします。私はまだ仕事があるので失礼しますよ」

杏「……はぁ」

杏「参ったなぁ」

~数日後~

役人「これは何ですか?」

沙織「あー!廉子どこに行ってたの?心配したんだよ!」

役人「少し家庭内の事情で」

沙織「そうだったの?大丈夫だった?」

役人「それはご心配なく。それでこの本の山は一体?」

沙織「聞いてよ!会長がいきなり皆の写真撮って写真集出すなんて言い出したんだよ!私すっごく恥ずかしかったんだからやだもー!」

役人「はぁ。それで今から販売すると」

沙織「そうなんだよ。どれだけ売れるのかな」

役人「ふむ」

大洗女子写真集はどれだけ売れた?
↓1のコンマが60~99または00なら出場停止撤回
それ以外なら廃校

杏「売上の結果が出たよ」

みほ「どうだったんですか?」

杏「……」

柚子「……」

桃「……」

華「どうしたんですか?」

桃「か、会長」

杏「分かってるよ。結果は24万部だけ売れた」

優花里「そ、それって全然目標に達てしてないじゃないですか!!」

沙織「やだもー!」

杏「よって大洗戦車道全国大会の出場は停止。そして、出場停止により本年度をもってこの大洗女子学園は廃校となる」

「「えええええええええええええええええええ!!」」


杏「全ては私の力が足らなかったせいだ。みんなごめん……」

こうして大洗女子学園は廃校となった


~文部科学省学園艦教育局長室~

部下「それで局長、接収した大洗艦のはどうするおつもりで?」

役人「大洗艦は改造を施した後、カルネアデス計画の一隻として運用させます」

部下「了解です。それと元大洗女子学園の生徒達の処遇は?」

役人「生徒だけで18000人以上いますからね。取り敢えず元戦車道受講者の処遇は↓1としましょう」

みほ達はどうなる?
↓1

役人「彼女達はアンツィオ高校にでも編入させましょう。あそこも財政難らしいので、いずれ廃校にしますがね」

部下「了解しました」

こうしてみほ達はアンツィオの生徒となり大洗は廃校となった。

END

役人「さて、お次はどうしましょうか?」

1.はじめから
2.強化型大洗女子学園を廃校にする
3.アンツィオ廃校編を始める(はじめから)
4.アンツィオ廃校編を始める(大洗廃校ルートの続きから)
↓1

~強化型大洗女子学園廃校編~

役人「先日、大洗の生徒会長とその役員が今年の戦車道大会を優勝すれば廃校を撤廃しろと言い付けてきた。勿論、素人同然の彼女達が強豪校を退けて優勝するなどあり得ない」

役人「しかし、それでも万に一つ大洗が優勝でもすれば、学園艦教育局のメンツが潰れてしまうのも確か。ならば、優勝を妨害する為の行動を取るとしようか」

役人が取った行動
↓1

役人「大洗艦のエンジンに細工をして足止めしてやろう。ならば、船舶科の変装をする必要があるな」


~大洗女子学園~

役人「無事に転校生として潜入する事に成功した。しかし、学園艦とやらは内部が随分と複雑になっている。問題の機関部に行くにはなかなか骨が折れそうだ。さて、どうするか?」

機関部に行く為に役人が取った行動
↓1

役人「聞いた話によると、この学園は艦底に行くほど治安が悪くなるらく、通称大洗のヨハネスブルグと呼ばれているらしい。全く、そんな学園はさっさと廃校にするべきだ。ともかく、機関部に行くには協力者が必要だろう」

役人「船舶科の人間ならば地下に詳しいはず。ならば船舶科の制服に着替えて潜入するとするか」

~BAR どん底~

お銀「アンタか?さっきからアタシらの仲間を絞めて回ってるのは」

役人「私は大洗学園の機関部の場所を尋ねただけです。だと言うのに襲ってくるとは。やはり、野蛮人の集まりと言うとは本当だったようですね」

お銀「言うじゃないか!だったらアタシらを前にしても同じ事がいえるか?」

役人「相手は5人か。いいでしょう。ただし、私が勝てば機関部までの案内をお願いしますよ!」

フリント「初めは私だよ。この紐を解いてみな」

役人「ふむ」

役人はどう紐を解く?
↓1

役人「これはいかり結びですね。私の祖父が漁師でしてね、子供の頃教わったんですよ」

フリント「なにぃぃぃぃぃ!?」

お銀「やるじゃないか!」

ラム「んじゃあ、次はこの手旗信号が分かるかなぁ~」

役人「むっ……」

役人の答えは?
↓1

役人(マズイ、なんて読むのかさっぱり分からん。しかし、ここで退く訳にはいかない!)

ラム「ほら、早く解読してみなよ」

役人「だったら!」

役人「どおぉぉぉぉりゃあ!!」ドゴッ

ラム「がふっ!?」バタッ

お銀「ラム!?テメェ卑怯だぞ!」

役人「卑怯も何もありませんね。そうです。わざわざ貴女達の下らないお遊びに付き合う事はなかったんです。最初からこうしていればね!!」ガッ

フリント「ひぐっ!」バタッ

ムラカミ「てめええええええええええ!!」

役人「ハハッ、それでも攻撃のつもりです?止まって見えますよ」

ムラカミ「なんでだ!?なんで当たらない!!」

役人「武術とはこうやるのです。はっ!」ドッ

ムラカミ「ぐおおおおおおおおお!!」ヒューン

カラトス「ひぎゃ!」グシュ

お銀「お前ら!!」

役人「さあ、残るは貴女一人です。ここは降参をお薦めしますが」

お銀「こんだけコケにされといて、降参なんかするかよ!くらえぇ!!」

役人「はぁ、これだから蛮族は……」

~数分後~

役人「さて、約束です。機関部までの道案内をお願いしますよ」

お銀「……」

役人「返事は?」

お銀「あ、ああ」

役人「では、よろしくお願いします」

お銀「チッ」

~通路~

お銀「この先が機関部だ。後は自分で確かめな」

役人「分かりました。有難うございます」

役人「……ん?」

ガラガラ ピシャン!

役人「閉じ込められた!?」

お銀「掛かったなバカめ!」

役人「やってくれましたね」

お銀「さあ、ここを通るにはソイツを倒れないといけないぜ。どうする?」

役人「これは……」

役人が遭遇したのは?
↓1

しほ「ねえ、ちよきち」

千代「なにかしらしぽりん」

しほ「男がいるわ」

千代「ええ、男がいるわね」

役人「なっ……」

役人「この完璧な女装がバレているだと!?」

お銀「なっ!?テメェ男だったのか!」

役人「今はそんな事はどうでもいいでしょう!なんて事だ!ゴールを目前にしてこの二人が立ちはだかるとは……」

お銀「ハッ!どうだ女装癖の変態!そこの発情期の性欲を抑えきれない二頭の獣を倒さない限り機関部には進めないぞ」

役人「どうやって捕獲したとか、どのように隔離した等はもはや聞かない事にしましょう。私の面前にいるのはまさに飢えた野獣!!」

役人「まさかラスボスクラスを2体同時に相手にしなければならないとは」

しほ「あら、よく見ると役人じゃない」

千代「そうね。この際、役人でもいいわ」

役人「このプレッシャー!」

しほ「貴方を!」

千代「喰わせなさい!!」

役人「来た!しかし私とて何の能力を持たずしてこの役職に就いた訳ではない!本気で倒させてもらいますよ!」

役人「はぁ!流派!役人が奥義!戦車道潰し!!」

ズドオオオオオオオオオン!!

役人「やりましたか?」

しほ「やったか禁止よ」

千代「はぁ!」ドンッ

役人「ぐはっ……!?」

役人「な、なんてスピードとパワーだ…こ、これが本家の力なのか!?」

千代「もう終わりとか言うんじゃないでしょうね?」

しほ「お楽しみはまだ始まってもいないわよ」

役人「ぐっ……」

役人「このまま戦っても限りなく勝機はゼロだ。ならばアレを使うか。しかし、体力の消耗が大きい……いや、この二人相手に出し惜しみしている場合ではない!」

役人「はああああああああああああああああ!!」

しほ「パワーが上がった?」

千代「来なさい!」

役人「はああああああああああああああああ!!」

役人の最終奥義とは?
↓1

役人「はああああああああああああああああ!!」

しほ「来る!」

役人「逃げるんだよおおおおおおおおおおおお!!」ダッ

しほ「……」

千代「……」

役人「出口出口!あっ、出口がない!」

お銀「はぁ、アホかお前」

千代「しぽりん。バカめと言ってやりなさい」

しほ「バカめ」

役人「……」

役人「み、見逃してもらえませんかね?」

千代「道を誤ったのよ。貴方のような役人の成り損ないは粛清される運命なのよ」

役人「あ、ああ……」

しほ「眠りなさい。永遠に」

ドスッ

その後、役人の姿を見た者は誰もいない

END

失敗して落ち込んだ? 元気だせ 気にしない

選択肢を選んで下さい
1.はじめから
2.強化型大洗を廃校
3.アンツィオ高校を廃校
↓1

~アンツィオ高校廃校編~

役人「今回の廃校候補は大洗女子学園とアンツィオ高校か。どちらか悩むが、そう言えばアンツィオ高校は万年財政難だったな。運営費もまともに管理出来ない学園艦など不要。よってアンツィオ高校を廃校とする」


~局長室~

役人「そういう訳ですので、アンツィオ高校は本年度限りで廃校となります」

アンチョビ「えっ!?ちょ、ちょっと待ってくれ!いきなりすぎないか! ?」

役人「心中お察しします」

アンチョビ「いやいや!待ってくれよ!せっかく潰れ掛かった戦車道を立て直したんだ!そんな矢先に廃校だなんて納得できる訳ないだろ!」

役人「ですが決定した事なので」

アンチョビ「頼む!いえ、お願いします!どうかお慈悲を!!」

役人「はぁ、分かりました。では、現在我が文部省が抱えている問題を解消する事が出来たならば、廃校撤回を一考しましょう」

文部省が抱えている問題とは?
↓1

役人「我が文部省の食堂は深刻なメニュー不足に陥っています」

アンチョビ「はぁ」

役人「メニューが鯖定食、うどん、ラーメン、火星丼。これだけだと直ぐに飽きると思いませんか?」

アンチョビ「そ、そうですね」

役人「そこで貴女方には食堂の新メニューを考えて頂きたい。もしメニューが好評となり採用されれば廃校撤回を一考します」

アンチョビ「そんな事でいいのか!?」

役人「ええ。好評ならばですが」

アンチョビ「よし、任せろ!見てろよ!とんでもなく凄いの作ってやるからな!」

役人「期待していますよ」

~アンツィオ高校~

アンツィオ「諸君!驚かないで聞いて欲しい。我が校は廃校の危機に晒されている!だが、諦めるのはまだ早い!文部省の食堂に新メニューの採用を勝ち取れば廃校は撤回できる。諸君らの知恵を絞り、必ず新メニューを採用を勝ち取っろ!」

ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!

役人「ドゥーチェ!ドゥーチェ!」

役人「おっと。周りに流されてしまったか。何のメニューを作るかは知らないが阻止せねばな」

アンツィオ高校が食堂用に考えたメニューとは?
↓1

アンチョビ「ピザを作るぞ!」

ペパロニ「さすが姐さん!やっぱりピザッすよね」

役人「どんなピザを作るんですか?」

アンチョビ「ん?ああ、転校生か。転校生してきたばっかりで災難だが、大丈夫だ。凄いピザを作ってやるからな!だから心配は無用だぞ」

役人「はい、ありがとうございます」

役人(ピザを作るぞ気か。ならば私はやるべき事は)

役人はどうする?
↓1

役人(真似してレシピを覚えるとしよう。そして私が先にメニューを出せば連中の出鼻を挫く事ができる!!)

役人「私も一緒に作ってもいいですか?」

アンチョビ「いいぞ!飛び入り多いに結構だ!」

役人「ありがとうございます」

役人(敵に身の内を晒す事とは知らずにおめでたい連中だ)

~数日後~

役人「どうも上手くいかんな。こんな事ならば料理の練習をしておけば良かった」

カルパッチョ「辻さんピザ作りは順調ですか?」

役人「あっ、カルパッチョさん。いえ、料理はどうも苦手なもので」

カルパッチョ「だったらドゥーチェ達に任せても大丈夫だと思いますよ」

役人「私も何かのお役に立ちたいんです」

カルパッチョ「辻さん……分かりました!私もお手伝いします」

役人「は?」

カルパッチョ「大丈夫ですよ。私もアンツィオの一員ですから」

役人「はあ。では……」

カルパッチョの申し出をどうする?
1.お願いする
2.断る
↓1

役人「分かりましたお願いします」

カルパッチョ「じゃあ頑張って作りましょう!」

役人「はい」

~更に数日後~

役人「出来た!」

カルパッチョ「味見してみましょう。うん、美味しいですよ」

役人「カルパッチョさんのおかげです。ありがとうございます」

カルパッチョ「いえいえ。力になれて良かったですよ」

役人「よし。これで……」

~発表会当日~

アンチョビ「ぐぬぬ、私以外にもピザで勝負する奴がいるとは!」

役人「さて、結果発表です」

どちらのピザが美味しかったか?
コンマ00~49でアンツィオ勝利
コンマ50~99で役人勝利
↓1

審査員「満場一致でアンツィオ高校の勝利」

役人「バカな!私のピザは完璧なはずだった!何故だ!?」

アンチョビ「なら私のピザ食べてみなよ」

役人「誰が君のピザなど!」

アンチョビ「おあがりよ!」

役人「ぐっ、ならば一口だけ……」

役人「うんまああああああああああああああいい!!」

アンチョビ「飛んでいったな」

審査員「そうですね」

役人「クッ、仕方ありません。敗けを認めましょう」

アンチョビ「なら廃校は撤回してくれるんだな!」

役人「まだです」

アンチョビ「騙したのか!!」

役人「私は一考すると言っただけです。それに、文部省の問題まだ解決していませんよ」

アンチョビ「まだあるのか!」

役人「そうです。次の問題ですが」

まだ文部省が抱えている問題とは?
↓1

役人「これは私事ですが、私の婚活を手伝って頂きたいのです」

アンチョビ「は?」

役人「私もいい歳です。親も早く結婚しろとうるさくて。ですが、仕事上なかなか婚活する暇も時間もありません。そこで、貴女に協力して頂きたいのです」

アンチョビ「なんで私がアンタの婚活を手伝わないといけないんだ!」

役人「そうですか。ならばアンツィオ高校は廃校と言う事で」

アンチョビ「卑怯だぞ!!」

役人「なんとでも。どうしますか?」

アンチョビ「ぐぬぬ……わ、分かったよ」

役人「では宜しくお願いします」

アンチョビ「困ったな。だが、アンツィオ高校存続の為には誰かに犠牲になって貰うしかない。許せよ!」

アンチョビが役人に紹介する人
↓1

アンチョビ「そういえばカルパッチョの友人か大洗にいたな。カルパッチョには悪いがアンツィオの為だ。人柱になってもらうぞ」

~アンツィオ高校~

アンチョビ「おーいカルパッチョー!」

カルパッチョ「どうしたんですか?」

アンチョビ「あのだな。大洗にカルパッチョの友人がいるだろ?」

カルパッチョ「たかちゃんの事ですか?」

アンチョビ「そうそう!そのたかちゃんに会ってみたいって人がいるだよ」

カルパッチョ「……その人、男の人ですか?」

アンチョビ「うっ……そ、そうだ」

カルパッチョ「どうしてドゥーチェが?」

アンチョビ「そ、その人と知り合いでさ!たまたま大洗で仕事をしてた時に見掛けて気になったらしいんだよ!」

カルパッチョ「へぇ、ほー」

アンチョビ「ほ、本当だ!」

カルパッチョ「それでたかちゃんを紹介して欲しいと言う訳ですか?」

アンチョビ「すまん!こんな事を頼まれるのは嫌かも知れんがどうかお願いだ!」

カルパッチョ「……分かりました。ただし、たかちゃんに事情を話してからにしますから。それでいいですね?」

アンチョビ「お、おう。ありがとう」

~数日後~

アンチョビ「なんでカルパッチョもいるんだ?」

カルパッチョ「保護者同伴です。ドゥーチェこそどうして?」

アンチョビ「私が仲介人だからな。初対面同士だと気まずいだろう」

カエサル「ひなちゃん!」

カルパッチョ「あっ!たかちゃん!久しぶり」

カエサル「久しぶり!ひなちゃん元気にしてた?」

カルパッチョ「うん、元気にしてたよ。たかちゃんは?」

カエサル「私も元気にしてるよ。で、そちらの人は?」

アンチョビ「どうも。カルパッチョの先輩のアンチョビだ。ああ、アンチョビとカルパッチョってのは戦車道をしているソウルネームみたいなものだから気にしなくていいぞ」

カエサル「ソウルネームですか?なら私もカエサルと呼んで下さい」

アンチョビ「そうか。じゃあそう呼ばせてもらうぞ」

カエサル「それで私に会いたいって人は?」

役人「お待たせしました」

アンチョビ「来たか」

役人「どうも本日はお時間を頂きたいありがとうございます」

カエサル「この人なのか?」

カルパッチョ「みたい」

カエサル「ふーん」

カエサルの第一印象は?
↓1

カエサル「スーツ来てるし、真面目そうだな」

カルパッチョ「たかちゃん?」

役人「本日は宜しくお願いします。私は辻廉太です」

カエサル「私はカエ…鈴木貴子です。よろしくお願いします」

役人「はい」

役人「……」

カルパッチョ「……」

アンチョビ「……」

役人「……」

カエサル「?」

アンチョビ「少し待ってくれ。ちょっと来い!」

役人「はあ」

~路地裏~

アンチョビ「おい!」

役人「なんでしょう?」

アンチョビ「なんでしょうじゃない!エスコートしろ!」

役人「エスコートしろと言われましても困りますが」

アンチョビ「いや!ふざけんなよ!お前が婚活の手伝いしろって言ったんだろ!」

役人「そうですよ。だから貴女に一任してます」

アンチョビ「ったく!そんな事だろうと思ったよ。ほら、今日のデートコースを私なりに一応考えておいた。これを参考にしろ」

役人「ありがとうございますフルーチェ」

アンチョビ「ドゥーチェだ!間違えるなー!!」

役人「全く、細かい事で目くじらを立てる人は嫌われますよ」

アンチョビ「その台詞をお前にそのまま返すよ!さあ早く行って来い!」

役人「分かりました」

~待ち合わせ場所~

役人「どうもお待たせしました」

カルパッチョ「ドゥーチェと何を話していたんですか?」

役人「作戦会議みたいなものです」

カルパッチョ「……」

役人「では行きましょう」

カエサル「は、はい」

アンチョビの指示書には先ずは何をしろと記されている?
↓1

役人(歴史トークをしようだと?歴史トークをしようにも、実は私は歴史の事は全く詳しくないのだが、この状況どう切り抜ければいい?)

カエサル「どうしたんですか?」

役人「いえ。鈴木さんはお好きな物とかありますか?」

カエサル「好き物ですか?そうですね、歴史とかですか?歴史と言っても古代ローマとかですけど」

役人「古代ローマですか。良かったら聞かせてくれませんか?」

カエサル「え?構いませんけど」

~数分後~

カエサル「と言う訳なんです」

役人「ありがとうございます。とても勉強になりました。さて」

アンチョビの次の指示は?
↓1

役人(アルバイトを手伝え?なんと抽象的な指示だ。彼女は私の補佐をする気があるのだろうか?)

カエサル「どうしましたか?」

役人「えーっと、何かアルバイトとかしてますか?してたのならそれを手伝いのですが」

カエサル「アルバイトですか?そうですね。だったら」

カエサルのアルバイトとは?
↓1

カエサル「エロゲ声優のアルバイトしませんか?」

役人「は?」

カエサル「エッチなゲームですよ18禁の奴です。やった事ありませんか?」

役人「いえ、そういうゲームはやらないので」

カエサル「じゃあやりましょうよ。ひなちゃんもやる?」

カルパッチョ「へっ?えーっと、私はそういうの出ないから」

カエサル「そう。じゃあ行きましょうか」

役人「はぁ」

~収録スタジオ~

音声「じゃあ、あなたは掘られる通行人Aでお願いします」

役人「へっ?」

音声「お願いします」

役人「わ、分かりました。掘られる。掘られるとはどんな演技をすればいいんだ」

音声「ではお願いします」

役人(ここはやるしかない!)

役人「アッー!」

~収録後~

カエサル「なかなか良い演技でしたよ」

役人「それはどうも」

役人(これは果たしてデートと呼べる代物なのだろうか?いや、まだだ。彼女の最後の指示を見るまで終わりではない)

アンチョビの最後の指示は?
↓1

役人「食事をしましょうか」

カエサル「分かりました」

~イタリア料理店~

カエサル「なんだか高級そうですね」

役人「そう見えるだけですよ。至って庶民的なお店です」

カエサル「よく来るんですか?」

役人「たまにですが」

役人(私も初めてですけどね)

役人「では注目しましょうか。すみません」

アンチョビ「ご注文をどうぞ」

役人「……」

アンチョビ「ご注文をどうぞ」

役人「ああ、はい。ではこの店長オオスメを2つ」

アンチョビ「畏まりました」

役人(なぜ彼女がウエイトレスをやっている?)

アンチョビ「お待たせしました。店長のオススメです。ごゆっくり」

役人「では頂きましょうか」

カエサル「はい。ん、美味しい」

役人「そうですね。それと今日はどうでしたか?」

カエサル「そうですねぇ。なかなか面白かったですよ」

役人「そうですか。では次も何処かに行きませんか?」

カエサル「え?うーん」

カエサルの返答は?
↓1

カエサル「いいですよ」

役人「ありがとうございます。次は私の日程が空き次第連絡しますので。これは私の連絡先です」

カエサル「ありがとうございます」

役人「では帰りましょうか」


~数日後 役人の局長室~

アンチョビ「どうだった?」

役人「結果から見れば成功と言えるでょう。ですが、あなたの指示はなんですか!おかげで変な声優のアフレコをされられたんですよ!」

アンチョビ「まあ、結果オーライだ」

役人「やはり廃校にします」

アンチョビ「嘘だろ!?待ってくれーー!!」

役人「私はあなた程暇ではないんです」

アンチョビ「頼むお願いだ!チャンスを!ラストチャンスを何とぞ!!」

役人「分かりましたよ。ラストチャンスです。これでどうなろうと結果は変わりませんからね」

アンチョビ「おう!」

役人のラストチャンスに出されたお題目は?
↓1

役人「遊園地のバイトをして下さい」

アンチョビ「おう!はい?」

役人「この着ぐるみを来て、遊園地の子供達全てを笑顔にさせてみなさい」

アンチョビ「こ、この着ぐるみはなんだ?」

役人「魚心くんです」

アンチョビ「うおごころくん?」

役人「魚心あれば水心ですよ」

アンチョビ「……」

~遊園地~

魚心くん「うおうおっ!うおっうおっ!魚心ぉぉぉぉぉぉぉクンッ!!」

子供「ぎゃあああああああああああ!!」

魚心くん「お、おい待て!! 」

「おい貴様フモ!」

魚心くん「へっ?」

「何をしているフモ!お客様だぞフモ」

魚心くん「ア、アンタは?」

モッフル「僕はモッフルだフモ。お前は新人の魚心くんだったな」

魚心くん「は、はい」

モッフル「そんな気迫で迫れば子供は泣いて逃げるフモ。そんな事も分からなかったのかフモ?」

魚心くん「いやぁ、着ぐるみのバイトは初めてなもんで」

モッフル「中の人などいない!」ドゴッ

魚心くん「ごふっ!?」

モッフル「貴様、それで子供達全てに子供を笑顔を与える事が出来ると思っているのかフモ?」

魚心くん「ど、どうしてそれを?」

モッフル「フンッ、企業秘密だフモ」

魚心くん「お願いします!子供に笑顔を与えるにはどうしたらいいんですか!ふもっふ先輩!」

モッフル「モッフルだフモ。まあ、いい。今回だけは特別に教えてやるフモ。それは…」

モッフルの教える子供を笑顔にする秘訣とは?
↓1

モッフル「面白い動きをしながら子供引き付けるフモ。よく見ているフモ」

モッフル「ふもふもふもっふ」

子供「ふもっふ!!」

魚心くん「おお!」

モッフル「今度は魚心くんがやってみろフモ」

魚心くん「うおうおうおうお」

魚心くん「くん!」

子供「わー」

魚心くん「き、来たぞ!」

モッフル「その調子だフモ」

魚心くん「よし、今ならやれるぞ!」

魚心くんの子供を笑顔にさせる行動は?
↓1

魚心くん「うお!うお!うお!うお!うお!うお!うお!うお!うお!うおーごころおおおおおおおお!!」

子供達「うお!うお!うお!うお!うお!うお!うお!うお!」

モッフル「新入りの割にはなかなかやるフモ。どうだ?廃校の件は考え直す気になったかフモ」

役人「……そうですね。上に掛け合ってみましょう。ですが、他校に肩入れするのは感心しませんね。次はサンダース付属が対象になっても知りませんよ」

モッフル「あそこの連中はヤワじゃないフモ」

役人「……その時は楽しみにしていますよ。では失礼します」

モッフル「……」

魚心くん「うおごころおおおおおおおおクンッ!!」

~数日後 局長室~

アンチョビ「廃校撤回!?本当なのか!」

役人「ええ。役人は嘘を付きませんので」

アンチョビ「それがもう嘘だろ」

役人「やはり廃校にしますか」

アンチョビ「ああ!嘘嘘!役人嘘つかない!!」

役人「ではお話は以上です。色々手続きがあるので、後日改めて書類を発送します」

アンチョビ「ああ!」

役人(今回は廃校に失敗したか。だが、まだ終わりではないよ)

こうしてアンツィオ高校の廃校は回避された

END

選択肢を選んで下さい
1.アンツィオ高校廃校編
2.サンダース大学付属高校廃校編
3.聖グロリアーナ女学院廃校編
4.プラウダ高校廃校編
5.黒森峰女学園廃校編
↓1

~聖グロリアーナ女学院廃校編~

役人「今回の廃校先は聖グロリアーナ女学院にします」

部下「何故ですか?あそこは廃校にする理由なんて無いはずですが」

役人「だから君は出世出来ないのですよ」

部下「へ?」

役人「聖グロリアーナにはOG会と呼ばれる三大派閥があります。マチルダ、チャーチル、クルセイダーの3会です。ですが、近年この3会の三つ巴の争いが激化してましてね」

部下「はぁ」

役人「現状は身内だけの争いになっていますが、今後他校を巻き込む形で飛び火する可能性も十分あります。ですので、今の内に叩いておきます」

部下「だから廃校なんですか?」

役人「強引だと思いますか?」

部下「ええ、まあ」

役人「私は大局を見ているのです。決して廃校マニアではない事をオ忘れなく」

部下「分かりました」

役人「では私は状況視察に行きますので後はよしなに」

部下「はい」


~聖グロリアーナ女学院~

役人「さて、無事に転校の手続きも終わりました。先ずは何処を視察しましょうか?」

役人が視察する場所は?
↓1

役人「菓子倉庫があったはず。そこに行くとしよう」

役人「ちょっとごめんあそばせ」

ローズヒップ「なんでございますか?」

役人「私、先日転校して参りましたのですが迷ってしまって」

ローズヒップ「そうなんですの?」

役人「ここに案内して欲しいのですがよろしくて?」

ローズヒップ「お任せですわー!!」

役人「ありがとうでありんす」

~倉庫~

ローズヒップ「ここですわー!」

役人「ありがとうございますの事よ」

役人(この倉庫、何かあるはずですの事よ。さて)

倉庫を調べて発見したものは?
↓1

役人「なんだこれは?世界格言大全集?」

ローズヒップ「何を見つけましたの?これは!」

役人「知っていますの?」

ローズヒップ「これはダージリン様のですわ!多分」

役人「多分とは?」

ローズヒップ「ダージリン様はよく格言をお言いになさりますわ。これで勉強してましたのねー!」

役人(ダージリン。確か、ここの戦車道の隊長だったか。ならば、この大全集に何か廃校のカードとなる何かが記されているかもしれない?)

役人「見てみましょう」

ローズヒップ「いいんですの?」

役人「いいんですのよ」

役人が読んだ本に何か特別な事は記されていたか?
↓1

役人「おっぱいは正義」

役人「なんだこれは?」

ローズヒップ「バカっぽいですわ!!」

「誰がバカっぽいって?」

ローズヒップ「ダ、ダージリン様!!」

役人「……」

ダージリン「こんな所で何をしているのかしらローズヒップ…と、そちらの方は?」

役人「ごきげんよう。私は先日転校して来た辻廉子ですわ。お見知りおきを」

ダージリン「私はこの学院の戦車道の隊長をしているダージリンです。それで、なぜ貴女達はここにいるのかしら?」

ローズヒップ「この人が道に迷ってた所をお助けしたんですよ!」

ダージリン「そう。得を積むのは良い事よローズヒップ」

役人「……」

ダージリン「あら、その手に持っていいるのは……まさか!!」

役人「あっ」

ダージリン「それをすぐに返して下さる?今なら悪いようにしないわ」

役人「……返さなければ?」

ダージリン「こんな言葉を知っているかしら?」

ダージリン「殺してでも うばいとる」

役人「マズイですわー」

役人はどうする?
↓1

役人「ごめんなさい!ごめんなさいですわー!」

ダージリン「もう遅い!」ドゴッ

役人「ぐええええええええ!!」

役人はダージリンに始末された

END

失敗して落ち込んだ? 元気だせ 気にしない

選択肢を選んで下さい
1.アンツィオ高校廃校編
2.サンダース大学付属高校廃校編
3.聖グロリアーナ女学院廃校編
4.プラウダ高校廃校編
5.黒森峰女学園廃校編
6.前回の選択から
↓1

~プラウダ高校廃校編~

役人「ほっ」

トスッ

部下「何をやっているんですか」

役人「ダーツですよ。何処に当たりましたかね。ふむ、プラウダですか。廃校先はプラウダに決まりました」

部下「はいぃ!?」

役人「上がどこかを廃校にしろと言って来ましたのでね。ダーツで決めてみました」

部下「そんな無茶苦茶な!」

役人「時にはノリと勢いも大切ですよ」

部下「アンツィオじゃないんですから!廃校をノリと勢いだけで決めないで下さい!」

役人「まあまあノリと勢いならプラウダも許してくれますよ!さあ廃校にする理由は何にしましょうかね」

ノリと勢いで決めた廃校の理由とは?
↓1

役人「戦車道の仲間がストーカーをしていると知れたらどうでしょうか?」

部下「そんなアホな理由で廃校なんかに出来る訳が」

役人「やって見る価値ありますよ!」

部下「駄目だこの人」

役人「では早速この偽情報を戦車道連盟に流して来ましょう」

~数日後 プラウダ高校~

カチューシャ「な、なんなのよこの報道は!?ノンナ!クラーラ!」

ノンナ(ロシア語で話す)

クラーラ(ロシア語で話す)

カチューシャ「ああ、もう日本語で話なさいよ!」

ニーナ(方言で話す)

アリーナ(方言で話す)

カチューシャ「アンタ達も日本語で話しなさい!」

役人「いけませんねぇ。礼節のある、淑やかで慎ましく、凛々しい婦女子を育てる戦車道が、よもやストーカーを育成するなどとは」

カチューシャ「冗談言わないで!ノンナとクラーラがそんな訳ないじゃない!二人も言ってあげなさい!私達はこのカチューシャのストーカーなんかじゃありませんって」

ノンナ「……」

クラーラ「……」

カチューシャ「ちょっと!なんで黙りなのよ!ねぇ!嘘でしょ?えっ、本当なの?」

ノンナ「バレてしまっては仕方ありません」

クラーラ「こうなれば、この役人を締め上げて嘘の情報だと訂正させましょう」

カチューシャ「嘘でしょ?ねえ!ノンナ!クラーラ!」

役人「ほぅ、やる気ですか?いいでしょう。私を倒せたら廃校は撤回して差し上げます。勝てればの話ですがね!」

ノンナ「いきますよカチューシャ、クラー!役人にトリプラー仕掛けます!」

クラーラ「ダー!」

カチューシャ「へっ?私もやるの!?」

役人「来なさい!」

プラウダのトリプラーをどう対象する
↓1

ノンナ「死ねよやあああああああああ!!」

クラーラ「天誅!!」

カチューシャ「ああ!もうどうにでもなれ!」

役人「甘いな。やりなさい」

STA隊長「はっ!速やかに目標を沈黙させよ!」

カッ!

ノンナ「うおっまぶしっ」

STA隊員「全員拘束しました」

クラーラ「убить!」

ノンナ「Отпустите его!!」

カチューシャ「……嘘」

役人「ご苦労様です。行けませんねえ。学園艦教育局長の私に対して武力で解決しようなど。やはり廃校ですね」

カチューシャ「違う!違うの!ちょっと悪ふざけが過ぎただけよ?ね、ノンナ!クラーラ!」

ノンナ「Разве вы не думаете, что я могу вернуться домой живым!」

役人「はいはい日本語でおk」

役人「ともかくこんな事があったのでは存続は無理ですね。廃校にします」

カチューシャ「嘘でしょ?ねえ!嘘だって言いなさいよ!役人!!」

こうしてプラウダ高校は廃校となった。
反逆罪でノンナとクラーラは収監された。

END

次の廃校先を決めて下さい
1.聖グロリアーナ女学院
2.サンダース大学付属高校
3.アンツィオ高校
4.黒森峰女学園
↓1

役人「サンダース大学付属高校を知っていますか?」

部下「知ってるも何もとんでもない金持ち学校じゃないですか」

役人「そうなんです。サンダースは何もかもがアメリカンな学校です。そう、犯罪もね」

部下「はい?」

役人「サンダースが何故あそこまで潤沢な資金力を誇っているか分かりますか?」

部下「いえ」

役人「サンダースは裏で兵器開発をしてテロリスト達に売りさばいているんですよ」

部下「はぁ!?そんなアホな!」

役人「この写真を見て下さい」

部下「ん?これはなんですか?ロボットとか?」

役人「戦車ですよ」

部下「は?これが戦車ですか?」

役人「これは核搭載二足歩行戦車と言います」

部下「か、核!?」

役人「本来はですが。幸いにもこの亜種にはその機能は無いようで。まあ、各国の組織に売り飛ばしてるモデルですからね」

部下「そんな物が存在するんですか」

役人「取り敢えず私は今からサンダースに潜入し、これを破壊すると同時にサンダースの悪事を明るみにさせます」

部下「はい?」

役人「後の処理は任せましたよ」

部下「ええ!?局長!局長おおおおおおおお!!」


~サンダース大学付属高校~

役人「以前からサンダースにはタカシと言う名義で潜入していので、ここまでは簡単に入れた。だが、装備も援護も無しでどう連中の兵器を破壊するか?」

プルル プルル

役人「こんな時に体内通信?誰からだ?」

役人に連絡した相手は?
↓1

役人「誰だ?」

ケイ『ハロー、私よ』

役人「その声は、ケイか!サンダース戦車道の隊長がどうして私の周波数を知っている?」

ケイ『ある人から聞いたのよ。それより助けが欲しいんじゃない?』

役人「助けだと?」

ケイ『そう。私はこのサンダースの内部事情に詳しい。力になれるはずよ』

役人「戦車道の隊長がサンダースを裏切る?考えられないな」

ケイ『私は以前からここのやり方には着いて行けなかったの。でも逆らう事も出来ない。だから、貴方の様な人を待っていたの』

役人「だから信じろと?」

ケイ『そうね。証拠が必要よね。だったら今から言う経路のまま進みなさい。そこがお目当ての兵器工場よ』

役人「……」

ケイ『信じるかどうかは貴方に任せるわ。何かあったら連絡をちょうだい』

役人「……」

役人「ああは言ったが、どうする?」

ケイの言う事を信じて進むか?
1.ケイを信じて進む
2.自分が信じる道を進む
↓1

役人「彼女を信じて進む事にしよう」

~兵器開発工場~

役人「驚いた。ここまで敵に会う事も無くここにたどり着く事ができた」

ケイ「待っていたわよ」

役人「ケイさん。貴女のおかげですよ」

ケイ「そうね。よく来てくれたわ」

役人「では破壊しましょう」

ケイ「そうね。ただし、破壊するのはここの兵器じゃなくて世界の方よ!」

役人「なにっ!?」

ケイ「とんだマヌケね。私が素直に協力するとでも思ってたの?」

役人「だったら何故、私をここまで導いた!」

ケイ「アンタは見届け人よ。今から世界を滅ぼすね」

役人「そんな事が出来るはずが」

ケイ「それが出来るのよね。ここにあるメタルギア。全部核を搭載してるのよ」

役人「な、なんだとっ!?」

ケイ「これを世界中の主要都市に落とす。そうしたらどうなるでしょうね」

役人「バカな事はやめろ!」

ケイ「嫌よ。私はもう使われる側には飽きたの。これからは支配する側に回るのよ!」

役人「核で滅んだ世界を統治する意味があるのか?」

ケイ「それは世界から国境が消えてから考える事にするわ。お喋りはここまでよ。それじゃあ発射させて貰うわね」ポチッ

役人「!!」

ケイ「あと5分で核ミサイルは世界中に飛ぶ。止められるなら止めてみなさい。出来たらの話だけど」

役人「言われなくとも!」

サンダースゲノム兵達「とう!」

役人「伏兵か!お前達に構っている時間はない!」

役人はどうする?
↓1

役人「はっ!」

カッ!

サンダース兵「うおっ まぶしっ」

役人「今です」パンパン

サンダース兵「ぐわっ」

サンダース兵「ごふっ!」

アリサ「がはっ、タカシ…どうして」

役人「道中武器を回収しておいて良かったです」

役人「あっ、もしもし幕僚長ですか?私です。ええ、はい。あっ、その件はまた今度でお願いします。実はサンダースのメタルギア生産工場を発見しまして。至急、爆撃機部隊を編成して派遣をお願いします」

役人「もしもし、提督ですか?ええ、そうです。お話と言うのはサンダースにメタルギアの生産工場を発見しましたて。万が一核が発射される恐れがありますので、衛星砲の発射準備をお願いします。では」

ケイ「色々と連絡してたみたいだけど、間に合うかしら?」

役人「その前に核の発射シークエンスを止めて見せますよ!」

ケイ「やってみなさい役人!」

役人「うおおおおお!!」

役人の行動は?
↓1

役人「うおおお!」パンパン

ケイ「当たらないわよ」

役人「今です!」

ケイ「ッ!やるじゃない!好きよ、こう言う戦い!やっぱり肉弾戦じゃないとね!」

ケイ「はあっ!」

役人「ぐっ」

ケイ「さっきの勢いはどうしたの!」

役人「くっ、強い!やはりサンダース戦車道の隊長をやっているだけはある」

ケイ「防戦一方じゃミサイルが飛ぶわよ!」

役人「とう!」

ケイ「なにっ?」

役人「一か八かやってみるしかない!」

役人の行動は?
↓1

役人「すみませんでしたー!」

ケイ「は?」

役人「もう悪あがきはしません!だから核ミサイルの発射停止を!!」

ケイ「見込みがあると思ったけど、バカな男。そんな男に用は無いわ。死になさい」パンパン

役人「ぐふっ…」

ケイ「役人は死んだわ!これから核ミサイルの発射を阻止する部隊が来るはずよ。そいつらを根こそぎ燃やし尽くしなさい」

サンダース兵「はっ!」

ケイ「フフフッ、これからは私の時代よ」

役人が死んだ事で核ミサイルは発射され、迎撃部隊の奮闘空しく各国が気付いた時には世界は崩壊していた。

END

選択肢選んで下さい
1.前回の選択肢からやり直し
2.聖グロリアーナ廃校
3.サンダース廃校
4.アンツィオ廃校
5.黒森峰廃校
↓1

役人「うおおお!」パンパン

ケイ「当たらないわよ」

役人「今です!」

ケイ「ッ!やるじゃない!好きよ、こう言う戦い!やっぱり肉弾戦じゃないとね!」

ケイ「はあっ!」

役人「ぐっ」

ケイ「さっきの勢いはどうしたの!」

役人「くっ、強い!やはりサンダース戦車道の隊長をやっているだけはある」

ケイ「防戦一方じゃミサイルが飛ぶわよ!」

役人「とう!」

ケイ「なにっ?」

役人「一か八かやってみるしかない!」

役人の行動は?
↓1

役人「こうなればケイごと核ミサイルの発射装置を破壊するしかない。だが、私にできるか?いや、やるしかない!ならば!」

役人「辻廉太、目標を狙い撃つ!」

役人の射撃はどうなった?
コンマ01~49:失敗
コンマ50~99:成功
コンマ00:役人マイスターズが駆けつけてサンダースを全滅させる
↓1

役人「目標を狙い撃つ!!」

ズキュウウウウウウウン!!

ケイ「なっ!?バカな!ぐおおおおおおおおおお!!」

ズドオオオオオオオオオオオン!!

役人「はぁはぁ、やりました」

ドゴォォォォォォォン!!

役人「先程の狙撃で動力部も直撃させてしまったか 。このまままでは私も船と共に沈んでしまう。早く脱出せねば」

役人は何で脱出する?
↓1

役人「これで脱出しましょう」

~海岸~

サンダース空母「」ズドーン

役人「サンダースの最期です。多くの犠牲を出してしまったが、これで更なる犠牲を出さなくて済んだ。これで良かったんだ」

サンダース大学付属高校生は、表向きは実験の失敗で大爆発で沈んだと公表された。
その後、役人は局長を辞任し姿を消したと言う。

END

廃校にする学校を選んで下さい
1.聖グロリアーナ
2.アンツィオ
3.黒森峰
↓1

~黒森峰女学園廃校編~

役人「黒森峰を廃校にします」

部下「は?それは何故ですか?」

役人「昨年度の全国戦車道大会を見ましたか?」

部下「もちろん。10連覇を賭けた黒森峰をプラウダが撃破したんですよね」

役人「そこですよ」

部下「何処です?」

役人「クビにしますよ」

部下「冗談です!それで何がですか?」

役人「あの試合を観戦してましたが、途中でフラッグ車の車長が降りて川に沈んでいた味方を助けましたね」

部下「そうですね。あの時、あんなバカな事をしなければ10連覇してたのになぁ」

役人「やはり君はクビです」

部下「えぇ!?なんでですか!!」

役人「私は彼女の、西住みほさんの試合を捨ててまで仲間を助ける精神に痛く感動しました。ああ、彼女の様な若者が次の戦車道を担って行くのだと」

部下「はぁ」

役人「なのに世間はどうでしょう!彼女はあの一件以来、仲間や支援者から犯罪者も同じ扱いを受けていました!正しいのは彼女なのに、間違った世間はそれを認めない!」

役人「それが悔しくて、なのに無力な自分が歯がゆくて。そんな時です。この学園艦廃校計画が来たのは」

役人「彼女の心意気を見た者が、迷いながら、悩みながら、悔やみながら心半ばにして戦車道の道を断つ事を決めた原因となった黒森峰を許しておけるでしょうか?」

役人「否!間違いは正さなければならない。そう、黒森峰には廃校によって罪を償って貰う」

部下「それって単なる逆恨みじゃあ。職権乱用ですよ!いえ、越権行為です!」

役人「ほぅ。言いますね」

部下「この事は本庁に報告します」

役人「普段は無能な癖に、こんな時だけは無駄な力を発揮するとは。彼を拘束しなさい」

黒服「はっ!」

部下「な、なんですかこの人達は!」

役人「教育局内の私の賛同者ですよ」

部下「あなたって人は!」

役人「連れて行きなさい。フッ、君の事は結構好きでしたよ。河嶋くん」

部下「桃、お父さんもうダメだよ」

黒服「局長、局内の反乱分子は全て制圧しました。ご指示を」

役人「ご苦労。条件はクリアした。後は黒森峰を廃校にするだけだが、問題はどう理由付けて潰すかだ。ならば、あの手を使ってみるか」

役人が黒森峰を潰す口実とは?
↓1

役人「継続高校に戦車を横流しをしている疑惑を流布しようじゃないか」

~数日後~

黒服「局長、準備は整いました。黒森峰や継続の協力者からも、この件に付いて協力したいと」

役人「ふむ、事は順調に運んでいるな。よし、黒森峰に乗り込むとしよう」

~黒森峰女学園~

役人「と言う訳で、諸君ら戦車道チームは不正な横流しをしている事が判明した。よってこの学園は廃校候補となった!」バッ

小梅「……」

エリカ「待ちなさいよ!たったそれだけの理由で廃校ですって?ふざけんじゃないわよ!!」

役人「口の聞き方には気を付けて貰おうか。君の軽はずみな一言で、明日にでもこの学園の全員を路頭に迷わせてもいいんだぞ?」

エリカ「グッ……」

まほ「部下が失礼をしました」

役人「君は、西住みまほか」

まほ「はい。今でも我が校から不正な横流しがあったなど信じられません。ですが、現に証拠があるのならば甘んじて受けましょう。ですが、それだけの理由で廃校と些か無理があるのではないでしょうか?」

役人「ふむ、その話も最もだ。だが、まだあるのだよ。黒森峰が廃校になる理由がね」

役人が言うまだある廃校の理由とは?
↓1

まほ「何があると言うんです?」

役人「この黒森峰はドイツがモチーフとなっている学校だ。しかし、それがナチスを彷彿させると本国から抗議が来ているのだよ。何がナチスだ?ヒトラーだと?バカバカしい」

まほ「そんな事は!」

エリカ「総統閣下を愚弄するなああああああああ!!」

役人「フッ、早速バカが釣れたか。拘束しろ」

黒服「はっ!」

エリカ「なにすんのよ!!」

まほ「エリカ!」

役人「君の飼い犬は少々頭が良くないようだな」

まほ「否定はしません」

エリカ「隊長!?」

役人「このナチズムに毒された学園、このまま放置しておけば将来的に我々にとっても不利益になるだろう。やはり潰させてもらう」

エリカ「隊長!」

まほ「ならば仕方ない。貴方にはここで死んで貰う」カチャ

役人「本性を見せたな西住まほ」

まほ「この人数で勝てるとでも」

役人「フッ」

まほ「何がおかしい?」

役人「私がたったこれだけの人数でノコノコ来ると本気で思っているのか?」

まほ「なに?」

小梅「西住隊長」ガシャ

まほ「なんの冗談だ?」

小梅「冗談なんかじゃありません。西住さんは私達のせいで転校してしまった。西住さんは隊長の実の妹なのに!なんで!」

エリカ「隊長には隊長のお考えががあるのよ!アンタには理解出来ないわ!」

小梅「黙れ!」パンッ

エリカ「ひっ!?」

小梅「どうしてですか?」

役人「そうだな。私も聞きたかった。なぜ実の妹を守ってあげなかったかを」

まほ「それは……」

まほがみほを守れなかった理由とは?
↓1

まほ「みほは、私に対する姉愛が足りなかった」

小梅「は?」

役人「たったそれだけの理由で彼女を見捨てたのか!たった一人の妹を!!」

まほ「私だって!みほの事は誰よりも大切に思っていた!朝も夜も恋い焦がれる気持ちだった!なのにみほは大きくなるにつれてよそよそしくなって!私はどう接していいか分からなくなってきた」

役人「……」

まほ「そんな時だった。事件が起きたのは。私は姉として妹を守るべきか悩んだ。しかし私は西住流の人間だ。妹のやり方を肯定するお言う事は、西住流を否定する事になる」

役人「だから家柄を取ったと言うのか」

まほ「…そうだ。私はみほへの疑心暗鬼から守る事を放棄してしまった」

役人「そうか」

エリカ「隊長!そんな奴の言葉に惑わされないで下さい!」

役人「黙れ!」バンッ
まほ「黙れ!」バンッ

エリカ「ひいいいいいいい!!」

まほ「私はどうすればいい?」

役人「考えるまでもない」

まほ「何を?」

役人「今から妹の、西住みほの所へ行くぞ」

まほ「だが、どんな顔をして会えば」

役人「どんな顔を?そんな事は会ってから考えろ。違うか?」

まほ「役人」

役人「さて、今から大洗に行くぞ。斑鳩の準備しろ」

黒服「はっ!」

まほ「いいのか?私は敵だぞ」

役人「こんな格言がある。妹が好きな人間に悪い奴はいない」

まほ「!!」

黒服「出港準備完了しました」

役人「では行こうじゃないか。大洗へ!」

~大洗女子学園~

まほ「ここが大洗か」

役人「私は何度か視察に来たことがある。何も無い学校だが、のどかでいいぞ」

まほ「そうか」

役人「では妹を探すとしようか。君は向こうを私は」

役人は何処を探す?
↓1

役人「私はコンビニを探す。収穫が無ければ二時間後にここで集合だ」

まほ「分かった」

~サークルKサンクス~

店員「しゃっせー」

役人「済みません。この子を見たことはありますか?」

店員「ん?ああこの子ね。何も買わずに長時間コンビニにいたな。全く迷惑な話だよ」

バァン!

店員「ひぃ!?」

役人「無駄口は寿命を縮めるぞ」

店員「は、はい!」

役人「もう一度聞く。この少女は何処にいる?」

店員「し、知りませんよ!」

役人「隠し事は感心しないな」

店員「ほ、本当です!あっ、でもよく来るからここから近いのかも!」

役人「そうか。ならば彼女を見掛けたら直ぐに連絡をしろ。もし怠れば、分かっているな?」

店員「は、はいいいい!!」

役人「それからこのパンと牛乳を買いたい」

店員「は、はい!ありがとうございます!!」

~コンビニ周辺~

役人「なかなか手懸かりは掴めないものだな。しかし私は諦めない!なんとしてもみほ君を探しだしてみせる!」

次に役人が探す場所は?
↓1

役人「彼女はボコが好きと聞いた事がある。ならばあそにいるかもしれない」

~ボコミュージアム~

役人「相変わらず人がいないな…ん?」

みほ「私が先に取ったんだよ!」

愛里寿「私の!!」

役人「いたぞ。居たのはいいが、何をやっているんだ!しかも片方は島田流の娘じゃないか。こんな所でイレギュラーな状況が発生するとは。考えろ、どうやって状況を打破する?」

役人が取った行動は?
↓1

役人「従業員に成り済ませば怪しまれないだろう」

役人「お客様どうなされましたか?」

みほ「あっ、聞いて下さい!この子が私が先に取ったボコを自分のって言い張るんですよ」

愛里寿「先に見付けたのは私だから」

従業員「他のではいけませんか?」

みほ「限定品なんですよ。しかも最後の一つ!」

愛里寿「これだけは絶対に譲れないから」

従業員「困りましたねえ」

従業員(ここは大人しくみほ君に渡したい所だが、島田家を敵に回すのは得策とは言えない。ここは穏便に切り抜ける策を提案しようじゃないか)

従業員「でしたら」

役人が出した提案とは?
↓1

役人「仕方ありません。ボコの着ぐるみをどちらかにあげましょう。どうします?」

みほ「欲しいです!」

愛里寿「私も欲しい!」

役人「えっ?」

役人(マ、マズイ、この展開は想定していなかった!片方に渡せばどちらかが諦めると思っていたが、おのれ児玉七郎!!)

役人「どちらかですよ。一人は限定人形。もう一人は着ぐるみです」

みほ「着ぐるみ」

愛里寿「着ぐるみ一択」

役人「……」

役人(おのれえ!!最良と思っていた手が、最悪の状況へ動いてしまった!!どうする?どうすればいい!!)

役人はどうする?
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