母が書いた痛いss「早漏千人斬り」(46)

 2017 年作の高橋邦子リスペクト作。 色んな影響を受けまくって製作したようです。




【即興で書く】
 書きためて書く
 立て逃げする

ここは、よくある普通の
怪奇ホラーの世界

そして
ここは近所の空き地

物語は、ここから始まる



娘「私は娘!
どこにでもいる普通のゴーストハンターだ!」

娘「今日もゴーストをハントするために、
近所の空き地に遊びに来た!」

?『クックックッ!
ゴーストをハントするだと?
面白い!』

娘「誰だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
そこの土管に隠れているのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

娘「出てこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!」

ライオン『俺はライオン!
どこにでもいる普通の猛獣だ!』

娘「ライオンだと!?
そういえば動物園から逃げ出したと朝のニュースでやっていたな!」

ライオン『来る日も来る日も…
檻のなかからアベックを睨みつけて吠えるだけ!』

ライオン『そんな生活に…
嫌気が差したのだ!』

娘「ライオンといえば獅子!
獅子といえば想像上の存在!
つまり…ゴースト!」

娘「ゴーストハンターの私を狙うのも…
当然の道理!」

ライオン『貴様を倒せば…
俺は自由になれる!
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

娘「死んで
たまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ライオンの霊が出た!

娘「この除霊用サブマシンガンで…
蜂の巣にしてくれるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ライオン『ほざけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
お母さんならいざ知らず!』

ライオン『ゴーストハンターがライオンに勝てるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


娘の除霊用サブマシンガンが火を吹いた!

バララララララッ

ライオンの肉体に100100箇所の風穴が開いた!

ライオンは成仏した!

ライオン『ごぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』ドグォォオン

娘「いかに百獣の王といえど…
所詮は獣!
文明の利器には勝てなかったな!」

?『クックックッ!
ライオンごときを倒した程度でいい気になるな!』

娘「何者だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

トロール『俺はトロール!
どこにでもいる普通の怪物だ!』

娘「トロールだと!?
そういえば動物園から逃げ出したと朝のニュースでやっていたな!」

トロール『来る日も来る日も…
檻のなかから親子連れを眺めてベロを垂らして
こん棒を振り回すだけ!』

トロール『そんな生活に…
嫌気が差したのだ!』

娘「トロールといえば妖精!
妖精といえば想像上の存在!
つまり…ゴースト!」

娘「ゴーストハンターの私を狙うのも…
当然の道理!」

トロール『貴様を倒せば…
俺は自由になれる!
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

娘「死んで
たまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

トロールの霊が出た!

娘「この除霊用サブマシンガンで…
ボロ雑巾にしてくれるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

トロール『ほざけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
お母さんならいざ知らず!』

トロール『ゴーストハンターがトロールに勝てるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


娘の除霊用サブマシンガンが火を吹いた!

バララララララッ

トロールの肉体に106106箇所の風穴が開いた!

トロールは成仏した!

トロール『ごぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』ドグォォオン

娘「いかに怪物といえど…
所詮はフィクション!
ノンフィクションの武器には勝てなかったな!」

?『クックックッ!
トロールごときを倒した程度でいい気になるな!』

娘「何者だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

殺人鬼『俺は殺人鬼!
どこにでもいる普通の殺人鬼だ!』

娘「殺人鬼だと!?
そういえば999人を殺して逃げ出したと朝のニュースになっていたな!」

殺人鬼『来る日も来る日も…
出会い系のビッチとヤって
早すぎると馬鹿にされるだけ!』

殺人鬼『つい…
魔が差したのだ!』

娘「殺人鬼といえば殺し!
殺しといえば死人!
つまり…ゴースト!」

娘「ゴーストハンターの私を狙うのも…
当然の道理!」

殺人鬼『しかも貴様を倒せば…
犠牲者はちょうど1000人!
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

娘「そっちが死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

殺人鬼の霊が出た!

殺人鬼『999人の命を奪った剣鉈で…
串刺しにしてくれるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

娘「ほざけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
お母さんならいざ知らず!」

娘「殺人鬼がサブマシンガンに勝てるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


殺人鬼の剣鉈が娘を襲う!

ドスドスドスドスドスドス

娘の肉体に19190721箇所の風穴が開いた!

娘は成仏した!

娘「ごぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ドグォォオン




殺人鬼『いかにサブマシンガンがあろうと…
扱うのは普通の女の子!
成人男性の殺人鬼には勝てなかったな!』

ざんねん!
ゲームオーバーだ!


【あきらめる】
 あきらめよう

ここは、よくある普通の
オトナとアダルトの18禁の世界

そして
ここはオフィス街



兄「俺は兄!
どこにでもいる普通の童貞ニートだ!」

兄「今日も暇だから
ナンパに興じることにするぜ!」

兄「俺の紳士的なレディーのエスコートには、
どんな女も感動してヤらせてくれるに違いない!」

兄「お姉さん!
一発ヤらせて下さい!」

OL『何だ貴様は!?
私は娼婦ではないぞ!』

兄「お願いします!
お姉さんのために20年間、童貞を守ってきたんです!」

OL『仕事中だ!
たかだか童貞ニートが私の邪魔を
するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

お姉さんに襲われたい!

兄「何で駄目なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
エロゲではこれで上手くいってたのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

OL『腐れ童貞がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

OL『それが分からないうちは、いつまで経っても
童貞なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


OLは警察に通報した!

ファンファンファンファン

兄は45450721人の警察官に連行された!

兄は社会的に死んだ!

OL『ただしイケメンに限る!
女の子を汚す役割なら、ブサイクの方が適してるがな!』

ざまあみろ!
ゲームオーバーだ!


【さじをなげる】
 ふてくされる

ここは、よくある普通の
剣と魔法のファンタジーRPGの世界

そして
ここは剣道場



父「私は父!
どこにでもいる普通の主役だ!」

父「師匠!
幼馴染みのお姫様を目の前でさらわれ、邪悪な呪いによって魔物の姿にされてしまい、さらに記憶も失ってしまった流れ者の私を邪険にせず、
ここまで鍛えて下さり、ありがとうございました!」

師匠『うむ!
最後の試験をクリアすれば、お主も晴れて一人前じゃ!』

父「それで、師匠!
最後の試験とは一体!?」

師匠『うむ!
このワシを越えることじゃ!』

父「師匠…!」

師匠『遠慮はいらんぞ。
思いっきり、ぶつかってこい!』

父「わかりました師匠!
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

師匠『そっちが死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

脇役を殺せ!

師匠『来いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

父「脇役が吠えるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


父は主役ローキックを放った!

師匠の足を4440564本へし折った!

師匠は爆発四散!
死んだのだ…

師匠『うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』ドグォォオン

父「脇役は主役に敗北する定め!
そして主人公はこの私だ!」

?『クックックッ!
貴様が主人公か!』

父「誰だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
俺を笑うのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

父「出てこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!」

殺人鬼『俺は殺人鬼!
このゲームのラスボスだ!』

父「ラスボス
だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

殺人鬼『ゲームの最後は強くなった主人公がラスボスを殺すことになるらしいからな…
強くなる前に殺しに来た!』

父「小賢しい真似をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

父「ラスボスだろうが主役以外は全て脇役!
脇役が主役に勝てるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

殺人鬼『これを聞いても…
まだそんな事が言えるかな!?』

父「つけあがるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

殺人鬼『俺は…これまでに千人殺した!
そしてアレの時やたら早いことから付けられた俺のアダ名…
早漏千人斬り!』

父「早漏千人斬り
だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

父「主役の俺を差し置いて…
アダ名なんか持ってんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

脇役を殺せ!

父「俺より目立つ脇役はいらねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
貴様も死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

殺人鬼『死んで
たまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


父は主役ローキックを放った!

殺人鬼の足を5648564本へし折った!

父「どうだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

殺人鬼『クックックッ!
この程度…何てことはないわ!』

父「強がるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

殺人鬼『強がってなど
なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!』

殺人鬼『早漏千人斬りの本当の由来…
それは、あまりにも動きが速くて、まるで本当に千人もいるかのように見えるからだ!』

殺人鬼『とくと見よ!
殺人忍法…分身の術!』

殺人鬼が100人に増えた!
殺人鬼が200人に増えた!
殺人鬼が300人に増えた!
殺人鬼が400人に増えた!
殺人鬼が500人に増えた!
殺人鬼が600人に増えた!
殺人鬼が700人に増えた!
殺人鬼が800人に増えた!
殺人鬼が900人に増えた!
殺人鬼が1000人に増えた!


千人の殺人鬼『どうだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

父「何じゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

父「本当に千人もいるじゃねーかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

父「多すぎなんだよ馬鹿がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


父は主役ローキックを放った!

殺人鬼を564837564人ぶっ殺した!

千人の殺人鬼『うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
敵の数を増やしすぎると、一気に処理されてしまうのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

千人の殺人鬼『む、無念!』ドグォォオン

千人の殺人鬼は爆発四散!
死んだのだ…

父「主人公は負けない!
全てのゲームはプレイヤーのためにあるからな!」

ポーン




娘「ここは…
どこだ!?」

娘『クックックッ!
ようこそ!
決戦のバトル・フィールドへ!』

娘「私と同じ顔だと!?
誰だ貴様はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

娘『私はどこにでもいる…
貴様の分身だ!』

娘「分身だと!?」

娘『貴様の代わりにゲームのキャラクターとなって、プレイヤーである貴様の意のままに動く…』

娘『貴様とは切っても切れない…
貴様の相棒のようなものだ!』

娘「相棒
だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

娘「たかが分身が…
生意気なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

娘『たかが分身
だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

娘『いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
四六時中ゲームばっかりしやがって!』

娘『朝起きて怨霊に追いかけられて!
昼前に動物園を経営して!』

娘『午後はひたすらモンスターを殺してレベル上げ!
深夜に寝落ちするまで殺人鬼と洋館で戯れて!』

娘『くたびれたんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
たまには休んで…
体を大切にしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

娘「断る!
ゲームは私の全てだ!」

娘「ゲームを中断するくらいなら…
死んだ方がマシだ!」

娘『そう言うと思っていた…
だから私は貴様の魂を奪うことにした!』

娘『貴様の魂を奪って主導権を握り!
一晩ゆっくり休んでやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!』

娘「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

分身が現れた!

娘『この愛用している剣鉈で…
貴様の魂を抉り出してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

娘「猪口才なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

娘「分身ごときが…
本体に逆らうなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


分身は娘のターンをスキップした!
娘は次のターンまで動けない!

娘「何だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

娘『私はゲームの主役!
ゲームの世界で私に勝てると思うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


分身は主役ローキックを放った!

娘の足を330833本へし折った!

娘「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ドグォォオン

娘「ゲームを中断するなんて…
嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

娘『とどめだ!
死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

娘「も…
もう駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」




?「待て!
そうは…させん!」

娘『誰だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
邪魔をするのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

父「私は父!
私の人生の主役…それは私だ!」

娘『主役
だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

娘『私達が主役のゲームに…
勝手に入ってくるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

父「乱入することの出来るゲームもある!
ゲームを独り占めできると思うな!」

娘『黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

父「乱入だけではない!
対戦も出来れば協力プレーができるゲームだってある!」

父「私は娘の味方となって戦うぞ!
ゲームのルールに則ってな!」

娘『ゲームをクリアしたんなら…
さっさと電源を切りやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

兄「待ちな。俺はゲームをクリアしちゃいないが…
俺も協力させてもらうぜ!」

娘『貴様は!?
ゲームオーバーした者は、それぞれの決戦のバトル・フィールドに転送され、今まで楽しんできたゲームで分身に葬られることになっているはず…
なぜ貴様がここにいる!?』

兄「俺は童貞ニート!
普段から家族からでさえ白い目で見られている!」

兄「今さら社会的に死んだところで…
痛くも痒くもなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」

娘『猪口才なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

ミスった



兄「俺は童貞ニート!
セックスシーンを見て興奮はしても…本物のセックスなど知らない!」

兄「同じくセックスを知らない分身に犯されようが…
テクノブレイクには届かない!」

娘『猪口才なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

娘『こうなったら…
私が全員まとめて、永遠にゲームオーバーにしてやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

娘「ゲームオーバーになんて…
なってたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

分身はターンをスキップしようとした…
しかし父はそれより早く動いた!

娘『何だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

父「早漏のラスボスを瞬殺したんだ!
敵より早く動くなど…造作もない!」


父は協力プレーローキックを放った!

分身の足を45451919本もぎ取った!

兄「とどめだ!」


兄は、とどめの構えだ!

娘「悪霊退散んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!」

娘の鎮魂用サブマシンガンが火を吹いた!

ドパララララララッ

分身の体は19190721個の肉片になった!

分身は爆発四散!
成仏した!

兄「どんな困難が立ちはだかっても決して負けない!
それが家族の絆だ!」

娘「あんた…
何にもしてない…」スー スー

姉「あんたねえ…
潰れるまでゲームするな、って何度言われたらわかるのかしら」

娘「ゲームは…
私の…」ムニャムニャ

姉「呆れた。
夢のなかでもゲーム?」

姉「お父さんも一晩ずっと主役だ脇役だ、うるさいし…
お母さんも苦労してたのね…」


娘「うふふ…ゲーム…」スピー

姉「ああんもう…
早く帰ってきて~お母さ~ん」



娘『ゲームに限らず…
楽しいからと熱中しすぎると、気づかないうちに体が悲鳴をあげてしまう』

娘『そんな時は…いったん休むようにして、
適度に付き合っていけば、結果的により長く楽しい思いができる』

娘『ゆっくり休んで…元気になったら、また遊ぼう。
私は逃げないから』






今日も、格好のゲーム日和だった。

つづく




















娘『だが、命を削ってでも私を求めるなら話は別だ!』

娘『この私が直々に、貴様を迎えに行ってやる!』

娘『貴様の魂を…
よこせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』


分身が現れた!

the end
何事も程ほどに楽しもう!


あーゲームがしてえ…
ゲームがしてえよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…▼

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