エド「リベンジ…しますか?」ヘルカイザー 「リベンジか…」 (26)

ヘルカイザー 「それもいいだろう」

エド「やはり、よっぽどショックだったようだね。僕に負けた事が」

ヘルカイザー 「御託はいい。相手が誰だろうと、俺の勝利に変わりはない」

エド「相当の自信だ。いいだろう、デュエルをすればわかる事だ」

「「デュエル」」

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本編で実現しなかったヘルカイザー VSエド戦
基本デュエルはGX時代と同じ

・先行ドローあり
・サイバー・ダークの新規が登場、一部アーク版DーHEROも登場
・この時点だとエドはBloo-Dを取り戻していないが、それらも登場予定

エド「僕のターン、ドロー!」

エド「魔法カード、《デステニー・ドロー》を発動!」

エド「手札のDーHEROをセメタリーに送ることで、カードを二枚ドローする」

エド「 ボクは手札の《DーHERO ディアボリックガイ》を捨て、デッキからカードを二枚ドロー!」

エド「さらに僕は、《DーHERO ドリルガイ》を召喚!ATK1600」

ヘルカイザー「DーHERO…」

エド「ああ、確かあなたはDーHEROを見るのは初めてだったか。だからと言って容赦はしないよ、二度のリベンジはさせない」

翔「お兄さん!」

剣山「遅かったドン!」

エド「ドリルガイが召喚・特殊召喚に成功した時、このカード以下の攻撃力を持つD-HERO1体を手札から特殊召喚する!」

エド「カモン、《DーHERO ダンクガイ》!ATK1200」

エド「さらに、セメタリーに眠るディアボリックガイのエフェクト発動!」

エド「このカードを除外し、デッキから同名カードを特殊召喚!ATK800」

エド「僕は三体のDーHEROを生贄に!」

エド「現れろ、《DーHERO ドグマガイ》!ATK3400」

エド「僕はカードを一枚伏せ、ターンエンド」

剣山「最初のターンから最強クラスのモンスターを召喚したザウルス!」

翔「お兄さん…」

ヘルカイザー 「俺のターン、ドロー」

エド「ドグマガイのエフェクト発動!」

エド「相手のスタンバイフェイズ時、相手ライフを半分にする!」

エド「ライフ・アブソリュート!」

ヘルカイザー 「ぐうぅぅっ!」LP2000

エド「少々キツイが、挨拶代わりだ。覆してみろ、あなたに自らの運命を変える力があるのなら」

翔「駄目だよ、お兄さん!リベンジなんて、やっちゃ駄目だ!」

翔「お願いだエド、お兄さんとは戦わないで!どうしても戦うなら、僕と!」

エド「来るのが少し遅かったな。悪いが、一度始めたデュエルをやめるつもりはない」

エド「これは僕達二人のデュエル、横からちょっかいを出すのは控えてもらおうか」

翔「エド!」

十代「エドの言う通りだぜ、翔」

翔「アニキ…!」

十代「それに、これはリベンジなんかじゃないと思うぜ」

翔「え?」

エド「よく見ろ、お前のお兄さんの目を。あの目はメンツやプライドなんかにこだわっている目じゃない。もっと、その先の何かを見つめている目だ」

十代「ま、今の俺達に出来ることは見守る事だけだって」

翔「アニキ…」

ヘルカイザー「俺は手札から、《サイバー・ダーク・カノン》のモンスター効果発動!」

ヘルカイザー「このカードを手札から捨て、デッキから機械族のサイバー・ダークモンスター1体を手札に加える!」

十代「ドラゴン族のカードが墓地に…」

ヘルカイザー 「俺は、《ボマー・ドラゴン》を召喚!ATK1000」

ヘルカイザー「そして手札から魔法カード、《二重召喚(デュアルサモン)》を発動!」

ヘルカイザー「これにより、二回目の通常召喚を可能にする!」

ヘルカイザー「《サイバー・ダーク・キール》を召喚!ATK800」

ヘルカイザー「サイバー・ダーク・キールの効果発動!」

ヘルカイザー「召喚時、墓地にあるレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備カード扱いとして装備し、その攻撃力分だけ攻撃力をアップする」

ヘルカイザー「俺は墓地の《サイバー・ダーク・カノン》を眠りから引きずり出す!ATK2400」


エド「なるほど…それが話に聞いたサイバー・ダーク。だが雑魚が増えたところで、結果は同じだ」

ヘルカイザー「それはどうかな?ボマー・ドラゴンで、ドグマガイを攻撃!」

エド「何!?」

剣山「攻撃力が低いモンスターで3400のドグマガイを攻撃ザウルス!?」

ヘルカイザー 「ボマー・ドラゴンの攻撃で発生する互いの戦闘ダメージは0になり、戦闘で破壊され墓地へ送られた時、このカードを破壊したモンスターを破壊する」

エド「な!?」

十代「エドの最強クラスのモンスターを、一瞬で!」

ヘルカイザー 「まだだ。サイバー・ダーク・キールで、ダイレクトアタック!」

ヘルカイザー「ダーク・ウィップ!」

エド「ぐああぁぁっ!」LP1600

ヘルカイザー 「カードを一枚伏せて、ターンエンド」

剣山「すごいドン、まだ始まったばかりで二人のライフが半分以下ザウルス!」

十代「カイザーもエドも、最初から全力だぜ」

翔「お兄さん…」

エド「なるほど…大したイメチェンだ。だがこのデュエル、僕も負けるわけにはいかない。この手で斎王を取り戻すまでは!」

エド「僕のターン、ドロー!」

エド「魔法カード、《Dースピリッツ》を発動!」

エド「僕の場にモンスターが存在しない時、手札からレベル4以下のDーHEROを特殊召喚できる!」

エド「カモン!《DーHERO ディフェンドガイ》!ATK100」

エド「さらに僕は、《DーHERO ダイヤモンドガイ》を通常召喚!ATK1400

エド「ダイヤモンドガイのモンスターエフェクト発動!」

エド「デッキの一番上のカードを確認し、それが通常魔法だった時、次のターンでエフェクトが発動する」

エド「引いたのは《戦士の生還》。エフェクトを確定する」


エド「続いて、セメタリーに眠るディアボリックガイのエフェクト発動!」

エド「このカードを除外し、デッキから三体目のディアボリックガイを特殊召喚!ATK800」

翔「場に三体のモンスター…」

十代「来るぞ…」

エド「三体のDーHEROを生贄に!」

エド「見せてやろう!これこそD-HEROの頂点! 究極のダークヒーローの姿!」

エド「現れろ、《DーHERO Bloo-D》!ATK1900」

剣山「エドの切り札だドン!」

エド(父さん、力を貸して)

エド「Bloo-Dがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される!」

ヘルカイザー 「何…」

翔「サイバー・ダークは効果によって攻撃力を上げるモンスター。それを封じられれば!」

エド「それだけではない!Bloo-Dのエフェクト発動!」

エド「Bloo-Dは相手モンスター1体を吸収し、その攻撃力の半分を得る! 僕は、サイバー・ダーク・キールを吸収!」

エド「クラプティー・ブラッド!ATK2300」

翔「攻撃力2300!」

ヘルカイザー「装備されているサイバー・ダーク・カノンが墓地へ送られた場合、デッキから一枚ドローする」

十代「カイザーのライフは2000!」

剣山「この攻撃が決まれば、エドの勝ちザウルス!」

エド「…フィニッシュだ!」

エド「いけ、Bloo-D!ダイレクトアタック!」

エド「ブラッディ・フィアーズ!!」

ヘルカイザー「罠カードオープン!《パワーウォール》!」

パシャッ!

エド「な!?」

十代「また、デッキのカードを…!」

ヘルカイザー 「デッキからカードを一枚墓地に送る毎に、俺へのダメージを100ポイント軽減する。捨てたカードは23枚。よって俺への戦闘ダメージは相殺」

翔「お兄さん…!」

エド「自分のデッキを、デュエリストの魂を、ゴミ屑のように…!」

エド「これが…高潔で、相手のプライドを重んじていたカイザーと呼ばれていた男のデュエルか!?」

ヘルカイザー「生き方を変えただけだ。今の俺が欲するのは純粋なる勝利のみ」

エド「勝利だと?」

ヘルカイザー 「そうだ…勝つためなら無様にもなろう、汚くもなろう、人から何を言われようが構わん!」

エド「貴様…」

翔「っ…」

十代「勝利…」

十代(吹雪さんは言ってた。カイザーは闇に堕ちた訳じゃない、リスペクトの精神を忘れた訳じゃない。相手の事を考え、最高のデュエルで勝利を掴む。それがわかってて、ヘルカイザーへの道を進んだって)

十代(俺にはわからない…カイザー、あんたは一体…)


ヘルカイザー 「俺のターン、ドロー!」

ヘルカイザー 「俺は墓地の罠カード、《ブレイクスルー・スキル》の効果発動!」

ヘルカイザー 「自分のターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの効果モンスター1体の効果をエンドフェイズまで無効にする!」

エド「な!?」

十代「パワーウォールの効果で墓地に行ったカードか!」

剣山「これでカイザーのモンスター効果が復活したザウルス!」

ヘルカイザー 「《サイバー・ダーク・ホーン》を召喚!ATK800

ヘルカイザー「このカードも召喚時、俺の墓地にあるレベル3以下のドラゴン族モンスターを装備扱いとして装備し、その攻撃力分だけ攻撃力をアップする。再び合体せよ、《サイバー・ダーク・カノン》!ATK2400」

ヘルカイザー「サイバー・ダーク・ホーンで、Bloo-Dを攻撃!」

ヘルカイザー 「ダーク・スピアー!!」

エド「ぐあああぁぁっ!」LP1100

十代「エド!」

剣山「まずいドン、エドの切り札が!」

ヘルカイザー 「カードを一枚伏せて、ターンを終了する」

エド(強い…以前戦った奴とは桁違いだ。ここまでなのか、僕の運命は…)

エド(斎王…)

エド「っ…」

エド(違う。まだ決してなどいない。斎王に傘をさすまで…父さんと僕と、斎王の力で奴を打ち破るまでは!)

エド「僕は、負けるわけにはいかない!」

ヘルカイザー 「………」

エド「僕のターン、ドロー!」

エド「罠発動!《融合準備(フュージョン・リザーブ)》!」

エド「融合モンスターに記されている素材モンスター1体をデッキから手札に加える!」

エド「さらにこのターン、ダイヤモンドガイのエフェクトにより、《戦士の生還》を発動!」

エド「そのエフェクトにより、墓地にあるBloo-Dを手札に戻す!

エド「僕にはまだ最後のDが残っている!魔法カード、《融合》を発動!」

翔「融合…!?」

エド「ボクは手札の《DーHERO ドグマガイ》とBloo-Dを融合!」

十代「ドグマガイとBloo-Dの融合…!?」

エド「融合召喚!」

エド「カモン!《Dragoon DーEND》!!ATK3000」

エド「Dragoon DーENDのエフェクト発動!」

エド「1ターンに1度、相手モンスター1体を破壊し、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える!」

ヘルカイザー 「!?」

翔「今のサイバー・ダーク・ホーンの攻撃力は2400!」

剣山「カイザーのライフは2000だドン!」

エド「フィニッシュだ!Dragoon DーEND!インビンシブル・D!」

ヘルカイザー 「カウンター罠、《フュージョン・ガード》!」

ヘルカイザー「ランダムに融合モンスター1体を墓地に送り、カード効果によるダメージを無効にする!」

エド「っ!?」

剣山「あのダメージをかわすなんて…」

十代「最後のDも、今のカイザーには通用しないのか…」

エド「………」

十代「エド…」

エド「Dragoon DーENDの効果を使用したターン、攻撃はできない。ターンエンド」

ヘルカイザー 「俺のターン、ドロー!」

ヘルカイザー 「ラストターンだ」

エド「違う、まだ決してなどいない!」

ヘルカイザー 「どうかな?魔法カード、《オーバーロード・フュージョン》を発動!」

ヘルカイザー 「フィールド・または墓地にある融合素材モンスターを除外し、機械族・闇属性の融合モンスター1体を特殊召喚する!」

ヘルカイザー 「俺は墓地にある五体のサイバー・ダークモンスターを除外!」

十代「な!?」

翔「サイバー・ダークの五体融合!?」

ヘルカイザー 「出でよ、《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》!ATK2000」

翔「サイバー・ダークネス・ドラゴン…!」

ヘルカイザー 「サイバー・ダークネス・ドラゴンは特殊召喚時、墓地からドラゴン、または機械族モンスター1体をその攻撃力と共に装備カード扱いとして装備!」

剣山「ドラゴンと機械!?」

翔「まさかっ」

ヘルカイザー 「合体しろ、《サイバー・エンド・ドラゴン》!ATK6000」

エド「攻撃力……6000……」

十代「エド…」

ヘルカイザー 「勝つのは俺だ。消えろ、敗者!」

ヘルカイザー 「サイバー・ダークネス・ドラゴンで、Dragoon DーENDを攻撃!」

エド「ぐああああぁぁっ!」LP0

剣山「そんな…あのエドが…」

エド「ヘルカイザー…」

ヘルカイザー 「ふ…」背を向ける

翔「待ってお兄さん…今度は…!」

エド「無駄だ」

翔「でも…!」

エド「もし君がヘルカイザーと戦う動機が以前の彼に戻って欲しいという思いから来るのなら、やるだけ無駄だ。奴は誰が止めようとも、我が道を歩いて行く。そういう男だよ」

翔「お兄さん…」

エド「それに、奴は決して自分を見失っている訳じゃない。知った上で断ち切ったんだろう。さらなる高みを目指す為にね」

十代(エドも、吹雪さんと同じような事を…カイザー…)

ヘルカイザー 「っ…」

ドクン!ドクン!ドクン!

ヘルカイザー (まだだ、まだ終われん。最後のデュエルに相応しい相手…最強の敵を見つけるまでは!)

終わり

短いが、ここまで。なんだが地味かつ適当なデュエル構成でした。やっぱりDーENDとかを使わせるなら本編後の方が良かったかも。裏も好きだけど、なんだなんだカイザーには表サイバーの方が合ってる気もしますし
読んでくれた人ありがとう!

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