ハヅキ「エロなぞなぞ」[スクストSS] (21)

健全な非R-15・R-18の全年齢向けSSです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509173860

[ココナッツベガ・チームハウス]


ハヅキ「突然なんだけどエロなぞなぞでもしようと思ってねぇ」


リョウコ「はい、解散ー!」


アコ「お疲れ様なのだー」


イミナ「おう、お疲れー」


マリ「じゃ、帰るとするかね」


ハヅキ「話ぐらい聞いてくれたっていいじゃないか」


アコ「話を聞いたぐらいで状況が好転すると思うのだ?」


ハヅキ「なかなか手厳しいねぇ」


ハヅキ「まぁ聞いてもらえればわかるさ」


リョウコ「禅問答じゃないですか」


イミナ「もうほっといて帰ろう」


ハヅキ「実は真面目な話でね」


マリ「勝手に語り出してるけど」


リョウコ「というよりエロなぞなぞがどうなれば真面目な話になるんですか」

ハヅキ「みんな知っての通り、ベガのメンバーは全員高三じゃないか」


ハヅキ「年齢は別として」


アコ「それ以上踏み込んだら消されるからやめるのだ」


ハヅキ「高三といえば、来年には大学進学か就職かって時期だ」


ハヅキ「そこで今より1つ大人の社会に入る前にみんなの性知識をテストしてみようかと思ってねぇ」


リョウコ「どうしてそうなったんですか!?」


ハヅキ「大学なんていうのはパリピの集まりだって言うじゃないか」


イミナ「ひでぇ偏見だな」


ハヅキ「就職すればセクハラにも合うだろうし」


マリ「そういうのは必然じゃないよ」


アコ「というか現在進行形でセクハラしてるのはハヅ姉の方なのだ」

ハヅキ「同性ならコミュニケーションの一環さ」


リョウコ「セクハラに同性も異性も無いですよ!」


ハヅキ「まあ、そういうわけだからエロなぞなぞをしようかと」


イミナ「だからどういうわけだよ!」


ハヅキ「おや?面と向かってストレートに×××××とか聞いた方が良いってのかい?」


リョウコ「わー!ストップストップッ!///」


イミナ「よーし帰ろう」


マリ「そうだね」


アコ「バイバイなのだ」


ハヅキ「ちなみに今帰ったものは今後、性知識ありまくりのむっつりスケベとして扱うからそのつもりでいるんだね」


イミナ「よーし聞くだけだからな」


アコ「あまりにもくだらない問題だったらブログ炎上させるから覚悟しておくのだ」

リョウコ「まぁ…みんなが聞くって言うなら私も…」


マリ「むっつりスケベって思われても事実じゃないなら別によくない?」


イミナ「いや、こいつそれを口実に色々やらしい事するつもりだぞ」


ハヅキ「こいつ呼ばわりとは酷いじゃないか」


マリ「…じゃあ聞くしかないね」


ハヅキ「信用無いねぇ」


アコ「じゃあサッサと出題するのだ」


ハヅキ「なんだか今日はいやに手厳しいじゃないか」


ハヅキ「まあ、いいさ」


ハヅキ「それじゃあ第一問」


4人「…」ゴクリ


ハヅキ「最初はジャブみたいなものだからそんなに身構えなくても平気さ」

ハヅキ「Hになればなるほど硬くなるものな~んだ?」ニヤニヤ


ハヅキ(さぁて、どんなウブな反応を…)


アコ「?」キョトン


イミナ「?」キョトン


リョウコ「?」キョトン


マリ「?」キョトン


ハヅキ「おおっと」


アコ「H…?硬くなる…?」


リョウコ「うーん…なんだろう…?」


マリ「意外と普通に難しいなぞなぞ出してきたね」


イミナ「てっきり“いっぱい”のいをおに変えるとなんと読むでしょう?とか言ってくるもんだと思ったのにな」


ハヅキ「あたしは小学生か」


ハヅキ「というより、あまりにも予想外な反応でこっちがキョトンだよ」

イミナ「…あっ、わかったかも」


ハヅキ「ほう」


イミナ「硬くなるって事は、要は強くなるって事だよな?」


ハヅキ「まぁそうとも言えるねぇ」


イミナ「じゃあ答えは…メモカじゃないか?」


3人「あ~」


ハヅキ「残念ながら違うねぇ」


イミナ「…そうか」ショボン


ハヅキ「確かにレア度がNよりHNの方が強くなってるけど、そういう事じゃないんだよ」


ハヅキ「そのレア度だけでメモカと答えようと思ったガッツは買うけども」


アコ「…あっ、もしかして…」


ハヅキ「おやおや」


アコ「ゲームの難易度…?」


3人「あ~」


ハヅキ「違うねぇ」


アコ「…そうかなのだ…」ショボン


ハヅキ「そこまで落ち込むほどかい?」

ハヅキ「確かに一般的なゲームは難易度がイージー→ノーマル→ハードとくると敵が硬くなったりするけどもだ」


ハヅキ「そういう事じゃあないんだよ」


リョウコ「…あっ、じゃあまさか…」


ハヅキ「おっ」


リョウコ「硬化油…?」


3人「…?」キョトン


ハヅキ「あたしもキョトンだよ」


ハヅキ「とりあえず不正解とだけ言っておこうか」


ハヅキ「そしてそれは一体なんなんだい?」


ハヅキ「そこの3人もわかってない様だから説明してもらえると助かるんだけどねぇ」

リョウコ「えーっと…油って液体じゃないですか?」


ハヅキ「そうだねぇ」


リョウコ「そこに水素を加えると固まって硬化油って固体になるんですよ」


リョウコ「つまり油に元素記号Hの水素が増えれば増えるほど、Hになるほど硬くなるっていう…」


ハヅキ「リョウコは普通をどこに忘れてきたんだい?」


リョウコ「なんでですか!?」


マリ「…わかった」


ハヅキ「はいはい、今度はどんな色気の無い答えなんだい?」


マリ「答え…鉛筆じゃない?」


3人「!」


ハヅキ「おっと、まさかの正解だよ」


マリ「へぇ」

ハヅキ「マリの言った通り、答えは鉛筆さ」


ハヅキ「鉛筆の芯の硬さは軟らかい方から6B~1B・HB・F・H・1H~9Hとなっててね」


イミナ「そんなにあんのかよ」


ハヅキ「つまり硬くなるほどHに、Hになるほど硬くなるって寸法さ」


アコ「へぇーなのだ」


リョウコ「マリさん凄ーい!」パチパチ


マリ「ま、こんなもんさ」フフッ


ハヅキ「ついさっきまでキョトン顔だったのによくドヤ顔出来るねぇ」


ハヅキ「じゃあ次の問題に行こうじゃないか」


4人「はーい」


ハヅキ「おやおや、みんな乗り気じゃないか」


ハヅキ「では第二問」

ハヅキ「舐めたり口に含んだりする物で、女子が好きな“チ”から始まる物ってな~んだ?」


アコ「?」キョトン


イミナ「?」キョトン


リョウコ「?」キョトン


マリ「?」キョトン


ハヅキ「薄々こうなるとは思ったけど本当にこうなるとはねぇ」


イミナ「ヒントくれよ」


ハヅキ「もうちょっと自力で考えたらどうだい?」


リョウコ「…はい!わかりました!」


ハヅキ「聞こうじゃないか」


リョウコ「答えは…チアシード!」


ハヅキ「本当にリョウコはどうしちまったんだい?」


リョウコ「どういう事ですか!?」


ハヅキ「そんな女子力の高い答え、リョウコらしくもない」


リョウコ「普通の女子でもチアシードぐらい知ってますよ!」

ハヅキ「あとチアシードは舐めたり口に含むってより普通に食べる物だからねぇ」


イミナ「やっぱりヒントくれよ」


ハヅキ「はぁ、仕方ないねぇ」


ハヅキ「それじゃあヒントは…“苦味がある”だ」


イミナ「よしっ!これだな!」


イミナ「“チ”から始まって苦い物…チャンプルーだ!」


ハヅキ「意気揚々と答えてもらったところ悪いんだけど違うねぇ」


ハヅキ「というか、チャンプルーは必ずしもゴーヤが入ってるわけじゃないんだよ」


アコ「…あっ、わかったのだ!」


ハヅキ「ほう」


アコ「答えは…ちんすこうなのだ!」


ハヅキ「まさかのニアピンだねぇ」


ハヅキ「間違いの方のニアピンだけどさ」


アコ「はにゃ!?」

ハヅキ「そもそも、ちんすこうって苦かったかねぇ?」


マリ「…もしかして…」


ハヅキ「おや」


マリ「…チョコレート…?」


3人「!」


ハヅキ「そう、正解だよ」


ハヅキ「今日はやけに冴えてるじゃないか、マリ」


マリ「たまたまだよ」


リョウコ「さすがマリさん!」


アコ「さすがなのだ」


イミナ「さすがだな」


マリ「フッ」フフン


ハヅキ「今日は冴えてる上に随分と上機嫌じゃないか」

ハヅキ「それじゃあ、ぼちぼち最後の問題といこうか」


ハヅキ「当初の目的は果たせそうに無いだろうしねぇ」


アコ「そういえば何でなぞなぞしてるか忘れたのだ」


イミナ「なんかヤバい意味があったような気もするけどな」


リョウコ「そうでしたっけ?」


マリ「ま、何でもいいけど」


ハヅキ「なんだか色んな意味で心配になってきたよ」


ハヅキ「じゃ、最後の問題だよ」

ハヅキ「女が濡れたので、男がさしました、これな~んだ?」


アコ「…?」ウーン


イミナ「…?」ウーン


リョウコ「…?」ウーン


マリ「…?」ウーン


ハヅキ「ピュアすぎて怖くなってきたよ」


アコ「…あっ」


ハヅキ「何か閃いたかい?」


アコ「刃物…?」


ハヅキ「物騒」


ハヅキ「いったい女は男に何をやらかして刃物で刺されるんだい?」


アコ「きっと…痴情のもつれなのだ」


アコ「女が濡れている…つまり雨の中にいるのだ」


ハヅキ「今度は本当にニアピンじゃないか」


ハヅキ「むしろそこまでいって答えが出ないのが不思議だよ」

アコ「雨の中、男に呼び出された女…」


アコ「それを男は雨音に紛れて女を背後から刃物で一刺し!」


アコ「不意を付かれた女はなすすべもなく息絶えてしまう…」


アコ「そして証拠は雨と共に流れ消え去ってしまうのだ…」


リョウコ「推理小説とかによくある展開ですね!」


イミナ「計画的犯行だな」


マリ「ま、今の科学捜査は進んでるから雨が降ってたくらいなら証拠は見つかるだろうね」


ハヅキ「盛りあがってるところ悪いんだけど、一応言っておくよ」


ハヅキ「不正解」


アコ「むむむ…」


ハヅキ「昔のサスペンスドラマじゃないんだからさ」


ハヅキ「あくまでも、なぞなぞだということを忘れないで欲しいねぇ」

イミナ「じゃあ…」


ハヅキ「ほう」


イミナ「日の光…?」


ハヅキ「男は一体何者なんだい?」


イミナ「いや、濡れてたら風邪ひくだろうから、日の光を当てて乾かす的な…」


ハヅキ「わかった、イミナの答えだと男は太陽神か何かなんだね」


ハヅキ「ただ残念ながら、男はただの人なんだよ」


ハヅキ「故に不正解さ」


イミナ「むぅ…」


リョウコ「はいっ!はい!」ピョンピョン


ハヅキ「B87が大暴れしてるのは眼福だけど答えはどうだろうねぇ」


リョウコ「答えは指です!」


ハヅキ「おや」


ハヅキ「おやおや」


ハヅキ「おやおやおや」


ハヅキ「なんだい、えらく急に積極的になったじゃないか」ニヤニヤ


リョウコ「?」キョトン

ハヅキ「…と思ったけれど、その反応だとどうやら違うみたいだねぇ」


リョウコ「女の人が濡れてたのは、アイスバケツチャレンジ的な事をしたからかと」


ハヅキ「また随分と懐かしいワードを引っ張り出してきたねぇ」


リョウコ「それを見た男が“あの女はインスタでいいねさえ貰えれば何でもいいんだ!”って女を指差して…」


ハヅキ「どういう状況なんだい?」


ハヅキ「状況が特殊すぎてさっぱり飲み込めないよ」


ハヅキ「やっぱりリョウコ、どこかで普通を落としてきたんじゃないか?」


リョウコ「だから落としてないですってば!」


リョウコ「というか普通普通言わないでくださいよ!気にしてるんですから!」

マリ「…いいかな?」


ハヅキ「へぇ、またわかったのかい?」


マリ「傘…?」


3人「!」


ハヅキ「御名答、これで全問正解だ」


ハヅキ「やるじゃないか」


マリ「ただの実力だよ」


ハヅキ「まぁ、そういう事だから、濡れた女に男がさしたのは傘でした」


リョウコ「傘かー」


イミナ「なかなか面白かったな」


アコ「なのだ」


ハヅキ「それじゃあ最後に一言、言わせてもらおうかねぇ」


ハヅキ「あんたら小学生の保健体育からやりなおした方がいいよ」


4人「!?」


END

ベガの4人がハヅキのセクハラを黙認してるのは4人がピュアだから

ちなみにハヅキは耳年増なだけだと思います

最後まで読んでいただきありがとうございます

過去作はツイッター上に#スクストSSで公開中ですのでそちらもよろしければどうぞ

ではまた次回作で(´∀`*)ノ

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