ケンシロウ「お前がファルコか!」(8)

ファルコ「そうだ!」

ケンシロウ「貸せぬか!」

ファルコ「貸せぬ!」

ケンシロウ「どうあっても貸せぬか!」

ファルコ「規約の定め、貸せぬ!」

ドガアァァン!

修羅「アイヤ~」

修羅「ふがもも~!」ドシャアッ

修羅「何起こったアルか!?」ガシッ

修羅「あがっ!?」

ケンシロウ「融資窓口は何処だ?」

修羅「しっ、知らないアルよ!私は預け入れに来ただけの客アルよ!」

ドゴッ!

修羅「ぶふっ!」

ケンシロウ「あるのかないのかどっちなんだ?」

修羅「ないないアルよ!銀行の人に聞くよろし!」

ドゴッドゴッ!

修羅「ぱっぱらぷっ!」

ケンシロウ「どっちなんだ。あるのかないのか」

修羅「たから知らないアルよ~!」

修羅「ないあるないあるないあるないあるない~」ダダッ

修羅「ひょんげ~…ぶっ!」ボゴォ

ケンシロウ「あそこか…」

ケンシロウ「お前のその眼!そして赤鯱の血が新たな血肉となって俺の傷を塞いでくれた!」

ケンシロウ「お前や赤鯱は俺に何を望む?この身体を自分の身体と思って言ってくれ!」

シャチ「我ら親子の望みはあんたに貸した借金の返済!それ以外に無い!」

ケンシロウ「本当にそれ以外に無いのか!」

シャチ「無い!」

ケンシロウ「それ以外の事で何でも言ってくれ!」

ラオウ「うぬが融資担当のファルコか!」

ファルコ「そうだ!」

ラオウ「追加融資するか、待つか、どちらか選べい!」

ファルコ「どちらも選ばぬ。このまま返済してもらいたい!」

ラオウ「ぬ!」

村人「ファルコ、何故貸さぬ」

ファルコ「貸す事は可能だ。だが、踏み倒されましょう」

ファルコ「一度踏み倒しを許せば、他の者にも同じ事を繰り返すは必定!」

ラオウ「ふっ、こやつ。見抜いておるわ」



請求待つ破産者 拳王!!

((☆))ピキーン

村人に借りまくっているトキの噂を聞きつけ、奇跡の村にやってきた男…その名はアミバ!

246

((☆))ピキーン

己を天才と称し、どんな借金でも誰よりも早く返済できると嘯くアミバは、病の老人に借金を申し込む!

246

((☆))ピキーン

偶然現れたトキに、借金の申し込みを横取りされたアミバは、トキになりすまし、トキに借金を押し付けることを誓った!

375

((★))ピキーン

アミバは心で叫んだ!トキ!トキ!トキ!どいつもこいつもトキ!なぜ奴に貸してこの俺には貸さねえんだ

7 7 デンッ

ルィィィィチィィィィ!

海の兵団A「早くこちらに!この階下でケンシロウ様と落ち合う手筈が!」

ダダダダ…バァン!

ユリア「はっ!ケンは!?」

海の兵団B「申し訳ありませぬ。どうしても引き止める事が出来ませんでした」

海の兵団B「暴狂星ラオウも迫っており危険です!お逃げください!」

ユリア「私は待つ為に生きて来ました。待つのが私の宿命。そしてケンとの約束…」

ユリア「待ちましょう。いつまでも…」



ラオウ「ハーッハッハッ!ユリアー!」ドドドドド…ヒヒィーン



ケンシロウ「ラオウもこれ程までにユリアに借金を…」



ユリアの元に先に辿り着くのは、ケンシロウ、ラオウ、どっち>>9

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