[ガルパン]みほ「ベルリン陥落戦です!」 (6)

とある知人から無理矢理渡されたガルパンのSSです・・・
更新頻度は知人と自分の都合によって遅くなると思います。
ラリー道は近日中に更新するつもりです。毎回遅くて本当に申し訳ないっ!
こっちとあっちで両立となりますがよろしくお願いします。

というわけで以下注意

・史実とは少し違う

・死なないとは言っていない

OKな方はどうかよろしくお願いします・・・

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507367451

突如として始まった第二次世界大戦は終わりに向かいつつあった。
ノルマンディー以降ドイツ軍の勢力はさらに弱まり、刻一刻と連合軍はベルリンへと迫る。
やがてソ連軍がベルリン近郊へ進軍。
ドイツ軍、ソ連軍による市街地戦が繰り広げられる。
ドイツ軍は兵力、資源共に枯渇しておりベルリン陥落は時間の問題と思われた。

1945年 ベルリン陥落二週間前
ベルリン市内

左衛門左「おい、起きろ」

エルヴィン「ん・・・、どうした?」

おりょう「砲撃音ぜよ。三発」

エルヴィン「・・・どのぐらい?」

おりょう「着弾地点は結構遠かったぜよ。またいつもの『威嚇射撃』ぜよ」

エルヴィン「そうか。カエサルは?」

左衛門左「外だ。火を起こしている」

ドサッ

おりょう「それにしても、いつも戦車の中で寝るのはキツイぜよ。一回くらい死ぬ前に柔らかいベッドで眠りたい・・・」

エルヴィン「背中が痛い」

左衛門左「だったら外で夜の見張りでもやるか?」

おりょう「寝れないじゃないか」

コンコン

カエサル「おいっ、用意ができたぞ」

エルヴィン「今日は?」

カエサル「トマトスープの缶詰」

おりょう「五日間連続ぜよ・・・」

カエサル「文句言うな。まともな飯を食えるだけありがたいと思え」

左衛門左「エルヴィン、水あるか?」

エルヴィン「無い」

おりょう「たしか車内に水筒があったぜよ」

カエサル「駄目だ。三日も前の物だ。腐ってる」

エルヴィン「じゃあ後で汲みに行くか」

エルヴィン「ほら、スプーン」

左衛門左「ありがとう」

おりょう「で、燃料は?」

カエサル「・・・」フルフル

おりょう「はぁ、これじゃあまるでただの砲台ぜよ」

エルヴィン「仕方ない。トラック一台動かすのさえキツいんだ」

左衛門左「戦車なんぞ動かしている暇は無い、か・・・」

カエサル「そのくせ総統閣下のワーゲンだけはワックス掛けして手入れしていやがる」

おりょう「困ったものぜよ・・・」

左衛門左「・・・ご馳走さま」

左衛門左「エルヴィン、食ったら行くぞ」

エルヴィン「了解」

カエサル「それじゃ、私達の分の水筒とバケツ」

おりょう「よろしくぜよ」

左衛門左「ほら、行くぞ」

エルヴィン「急かすなっ!」

エルヴィン「・・・ん、ご馳走さま」

左衛門左「ほら、こっちを持て」

エルヴィン「言われなくとも分かっている」

ベルリン市内 廃墟

エルヴィン「はぁ・・・」

左衛門左「どうした?」

エルヴィン「いや、久しぶりにシャワーを浴びたいと思ってな・・・」

左衛門左「諦めろ」

左衛門左「今じゃ水道はどこも通っていない」

エルヴィン「しかしなぁ・・・」

エルヴィン「・・・なあ左衛門左」

左衛門左「ん?」

エルヴィン「私にバケツの中の水、かけてくれ」

左衛門左「これ冷水だぞ」

エルヴィン「浴びないよりマシだ」

左衛門左「・・・」

左衛門左「・・・じゃあいくぞ」

バシャッ

エルヴィン「ふう、サッパリするな」

左衛門左「風邪を引くなよ」

エルヴィン「左衛門左もするか?」

左衛門左「・・・ああ、それじゃあ頼む」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom