奉太郎「バラ色の高校生活」 (19)
千反田「あ…」
奉太郎「またやったのか、千反田」
千反田「ち、違うんです折木さん…これは…」ポタポタ
奉太郎「動くな、止血が先だ」
千反田「わたし…私は…」
奉太郎「……今回は右手首か」
千反田「ごめんなさい折木さん…ごめんなさい、ごめんなさい…」
奉太郎「応急措置はこれでいい。あとは病院へ…」
千反田「やっ…!嫌です!病院は、病院は嫌っ!」
奉太郎「千反田」
千反田「折木さんお願いです…病院は…」
奉太郎「…この傷の深さは保健室じゃ対処できない。病院に行くのが妥当だ」
千反田「でも…だけど…」
奉太郎「俺も行く。それで安心か?」
千反田「……はい」
…………
里志「そっか、またやっちゃったんだね」
奉太郎「そういうわけだ」
里志「摩耶花には僕から話しとく。ま、話した途端に病院直行だろうけど」
奉太郎「すまんな」
里志「仕方ないよ、最近は忙しすぎた。カンヤ祭も終わって千反田さんも疲れが…」
奉太郎「……」
里志「……文化祭の、疲れが出たんじゃないかな?」
奉太郎「……ああ」
奉太郎「じゃあ行ってくる」
里志「奉太郎」
奉太郎「ん?」
里志「千反田さんの伯父さんの件だけどさ…」
奉太郎「……」
里志「奉太郎」
奉太郎「……じゃあな」スタスタ
里志「……」
なんかID変わった
………
千反田「今日は本当にすみませんでした折木さん…」
折木「いや、別にいい」
千反田「それに、お医者様に御迷惑をかけてしまいました…」
折木「医者はそれが商売だ。気にせず頼れ」
千反田「…はい」
折木「……」
千反田「……」
折木「なあ、千反田」
千反田「…はい?」
折木「お前が手首を切るのは、もしかしてカン…」
摩耶花「ちーちゃん大丈夫!?」ガラッ!
里志「摩耶花、タイミング早すぎ」
摩耶花「はぁ!?バカ折木とちーちゃんが病室で一緒とか!何が起きてもおかしくないのよ!?」
奉太郎「俺は野獣か何かか」
千反田「あ、あの、摩耶花さん」
摩耶花「ちーちゃん!折木に何かされなかった!?大丈夫!?」ガクガク
千反田「は、はいっ…」ガクガク
奉太郎「おい、これ以上千反田の血の気を失せさせるな」
里志「ははは」
摩耶花「そう、何もされてないならいいけど…」
奉太郎「だから俺はお前の中でどんな位置付けなんだ」
摩耶花「…省エネ糞野郎?」
里志「ぶはっ!」
奉太郎「ぐっ…!」
千反田「あ、あの折木さん、くそやろーとは…」
摩耶花「折木、あんたちーちゃんに何言わせてんの!」
奉太郎「出典はお前だろ!」
里志「ほら二人とも、千反田さんをあまり困らせたら駄目だよ」
千反田「えっと…あの…」
摩耶花「ああ、ごめんねちーちゃん!」
奉太郎「…ハァ」
里志「ところで奉太郎」
奉太郎「ん?」
里志「いま、千反田さんにカンヤ祭のことを聞こうとしたかい?」
奉太郎「!」
里志「駄目じゃないか、僕を睨んどいて自分でそんな事したら…」
奉太郎「……」
里志「奉太郎が例の一件を解決できなかったのは仕方ないことだよ。それに、他の事件は見事に解決してきたんだからさ…」
奉太郎「……」
里志「少しおかしくなっちゃったけど、奉太郎がバラ色の高校生活を送りたいなら…」
里志「彼女が忘れてることを無理に思い出させない方が良いよ」
「カンヤ」の謎、解明できず
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文化祭後に「カンヤ」の謎ようやく解明
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氷菓の意味を知らずにパンフ完売して喜んでた千反田発狂、記憶改竄
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自傷行為繰り返す
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折木&千反田共依存
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千反田&折木自殺
ていうの書きたかったんだ即興無理だた落ちろ
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