男「ことわざでバトルロワイヤル……!!?」【安価】 (61)

黒服「そうだ。貴様には参加する権利が与えられた。拒否権は無い」

男「そ、それって権利じゃないだろ!?」

黒服「黙れ。拒否権は無いと言ったはずだ」

黒服「拒否すれば死が待っているぞ」スチャ…

男(く……拳銃……!? マジか……!!?)

黒服「大人しくなったな。では、ルールを説明しよう」

黒服「と言っても、難しいものではない。10人の参加者が最後の1人になるまで続く、一般的なバトルロワイヤルだ」

男「一般的……?」

黒服「これと言ったルールは無いが……そうだな、参加者はとある町に隔離される。その町から出ることは許されない、ということくらいか」

黒服「まぁ出ることはできんだろうがな」

男「やんなきゃなんねーのか……」

黒服「そう悲観するな。良いこともある」

黒服「このバトルロワイヤルで生き残った人間は、一つだけ願いを叶えることができる」

男「え、えぇ!?」

黒服「この願いは何でもいい……非科学的なことだって可能だ」

男「マジか…………」

黒服「参加者の中には何が何でも願いを叶えようとしているヤツもいる……せいぜい頑張るんだな」

黒服「……さぁ、このクジを引け。クジに書かれている『ことわざ』が、お前を生き延びさせる力となるだろう」

男「…………本当に?」

黒服「あぁ。それは保証しよう。貴様は超能力のようなものを手に入れることができる」

男「ほ、本当なのかよそれ!?」

黒服「それはクジを引けば分かることだ」

黒服「さぁ、引け……!!」


↓1男が引いた『ことわざ』

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505988036

男「【石橋を叩いて渡る】…………」

黒服「ほう、それを引いたか」

黒服「俺は『ことわざ』の能力を全て知っているが、それについて教えることはできない」

黒服「だが、ヒントくらいなら教えることができる」

男「ひ、ヒント?」

黒服「あぁ……」



黒服「逃げ続けろ。そうすれば活路は開ける」



男「……………………」

男「……どういうことだ?」

黒服「それは自分で考えろ」

黒服「それより、貴様の願いは何だ?」

男「俺? 俺は……………」


↓1 男の願い

男「…………野球選手」

黒服「何?」

男「野球選手になりてぇ」

男「俺、高校時代は野球部のエースだったんだけどさ。高3の時に肩壊しちゃって……」

男「もし本当に夢が叶うなら……肩を治して野球選手に……」

黒服「可能だ」

男「!」

黒服「夢を叶えるために、せいぜい生き残るんだな」

男「あ……あぁ!」



※※※※※



黒服「さて……」

金髪「あっ、先輩。お疲れッス」

黒服「あぁ……」

金髪「これ、他の参加者のリストです。よろしくッス」

黒服「俺が行くのか…………まぁいいが」

黒服「ヤツ以外の参加者か…………」


↓1~9まで、男以外の参加者。その人物の願いもお願いします

もしかして何年か前に四字熟語の能力バトルSS書いてた人かな?
期待

ギャル
イケメンのカレシが欲しい

>>13
残念ながら別人です。が、そのSSは僕も読みました。好きだったんで、また見たいですねぇ……


黒服「なるほどな…………」

黒服「……コイツから行くか」



※※※※※



黒服「ーーーーというわけだ」

キャバ嬢「そう…………」

キャバ嬢「現実では考えられないほどの大金とかでもいいの?」

黒服「勿論だ」

キャバ嬢「分かった。やるわ」

黒服「よし。ならばこのクジを引け」


↓2 キャバ嬢の『ことわざ』

キャバ嬢「【幸運は勇者を好む】?」

黒服「幸運や成功というものは、何事も恐れずに大胆に行動する人間におとずれる、という意味だ」

黒服「そうだな…………」



黒服「生き残りたいなら、文字通り死ぬ気で戦え」



キャバ嬢「…………私は、願いを叶えるために戦うわ」

黒服「それでも構わないさ……」



ちょっと面倒なんで、やっぱり一気に決めます。
↓1~8まで『ことわざ』安価。誰がどれかはランダムで。

暮れぬ先の提灯

>>35まで採用。「疑心暗鬼」は四字熟語なんでナシで、「いやよいやよも好きのうち」を「可愛い子には旅をさせよ」にしました。


黒服「準備は整った。おい、モニターを表示しろ」

金髪「はいッス」

金髪「誰から見るッスか?」

黒服「そうだな……まずは、男だ」

金髪「へーいッス」



※※※※※




男「クソッ、目が覚めたら知らない町にいるだと? あのバトルロワイヤルは本物か……」

男「…………人が誰もいねぇ。俺たち参加者以外はいないってことか?」

男「さて、どうするかな……能力が分からないんじゃ、戦えないしな……」


コンマ判定↓1
偶数:男の娘と遭遇
奇数:スモウレスラーと遭遇
ゾロ目:???と遭遇

これは新キャラ?それとも男の妹と勘違いしてる?

>>46
あ、勘違いです。修正しときます。男、下に二人もいるのか……


スモウレスラー「ごっつぁんデス!」

男「うおっ!?」

男(敵か!!?)

スモウレスラー「拙者、スモウレスラーと言うネ。バトルロワイヤルで勝ち残って、超必殺技を覚えるネ!」

男「……はぁ?」

スモウレスラー「いざ、尋常に勝負!! 死ネ!!」ゴオオ!!

男「おおお!!?」

男(ヤバイヤバイすごい速さで近づいてきた! これもしかして『ことわざ』の力か!?)

男(ヤベェぶつかったら絶対に死…………ん?)

男「地面の色が変わっている……!?」

男(俺の周りが真っ赤で、ちょっと離れたところが白くなっている)

男(ど、どういうことだ!? これが、俺の力なのか? 意味は!?)

スモウレスラー「死ねェェェェェェェェェェェ!!!」

男「クソッ!」

男(どうする…………!?)


1.赤い場所から動かない
2.白い場所に行く
3.スモウレスラーに近づく

↓2

間違って酉消しちゃったんで新しいのを。


男「とりあえず、この白いところに……」

男「よっと……」

スモウレスラー「ヘイヨオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」

ドッゴォン!!!

男(あ、赤くなっていたところがアイツのパンチで粉々になっただと!!? 破壊力ありすぎだろ!?!!?)

男(いや、それより……これって……)

男(俺の【石橋を叩いて渡る】は、どこが危険でどこが安全かを把握する能力……!!)

男「そうと決まれば、俺は逃げて逃げて逃げるだけよ!」タッタッタッ

スモウレスラー「!」

スモウレスラー「逃さないでGOMASU!!」

男「うおおおおおおおおおお!?」

男(チクショウ! どんどん追いつかれる!!)

男(逃げ切れるか……!?)


↓1 コンマ判定。
01~20:追いつかれ、攻撃される
21~70:追いつかれるが、攻撃は外れる
71~00:逃げ切る
ゾロ目:???に遭遇

スモウレスラー「捕まえたでGOMASU!!」

男「ヤベッ……!?」

男(クッ……なら……!)

スモウレスラー「死ねでGOMASU!!!」ドゴォン!!

スモウレスラー「…………オウ?」

男「あ、危ねぇ……」

男(コイツが赤くなってなかったから、くっつけば安全かと思ったが……やっぱりか)

男「今度はコッチの番だァ!! 俺の右ストレートをくらえ!!!」バキッ!





男「…………いってぇ!!?!?!」

スモウレスラー「HAHAHA!!」

男(コイツ…………鉄か何かなのか!?)

男「チクショウ! 目潰し!!」

スモウレスラー「シィィィィィィィィィト!!?」

男「これで少しは時間稼げんだろ!」タッタッタッ

男「ハァ……ハァ……」

男「このビルに隠れよう…………」

男(遠くで破壊音がする……アイツ、手当たり次第にぶっ壊してるのか?)

男(追跡能力みたいなものは無さそうだけど…………)

男「クソッ! あんなヤツに勝てるわけねぇだろ!!」ダンッ!

ブゥン……!

男「うおお!?」

男「な、何だ!? 何か青く光っているところが……」

男(何だこれ…………ホース? 水も……出るみたいだ)

男「でも、なんでこれが光って…………?」

男「……あっ、ここも光って…………これは…………金属バット!?」

男「この二つが青く光ってるけど…………一体何だってんだよ!!」ダンッ!

ブゥン……!

男「……あ、光が消えた」

男(代わりに……外が赤くなっていやがる。アイツ、近くまで来てるんだな……)

男「…………そうか」ダンッ

ブゥン……!

男「やっぱり…………俺が地面を叩くと赤と青が入れ替わるんだ」

男(赤は俺が逃げるための力…………なら、青は…………反撃する力…………!??)

男「…………これに、賭けるしかない!!」

スモウレスラー「やっと見つけたネ! やっとユーを殺せるネ!」

男「…………」

スモウレスラー「……フゥン。やっとカンネンしたネ?」

スモウレスラー「じゃあ一思いにやってやるヨ!!」ゴオオッ!

男「…………」ギリッ

男「喰らえ! 放水!!」ビッシャアァァァァァァァァァ!!

スモウレスラー「ヌオォォォォォォォォォォォォォォォ!!?」

スモウレスラー「…………」

スモウレスラー「HAHAHA!! ただのウォーター? HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」

男(…………………いや、違う!!)

男(俺には見える……赤い部分が狭まっているのが!!)

男(アイツは……今は普通の人間だ!!)

男「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

スモウレスラー「!?」

男「元・野球部のエース、舐めるなよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ヒュン!!

※※※※※

金髪「……あークリーンヒットッスねー」

黒服「即死ではないだろうが……スモウレスラーは脱落だな」

金髪「ああいう脳筋タイプが生き残った例ってあるんスかね?」

黒服「……どうだろうな」

金髪「にしても……スモウレスラーの『ことわざ』何だったんスか?」

黒服「何だ、資料に目を通してないのか」

金髪「知らない方が面白いかなって」

黒服「俺に聞いても同じだと思うが……」

金髪「先輩は答え合わせッスから」

黒服「そうか……」

黒服「……【鬼に金棒】。自分に関する何かを所持していると、戦闘能力が飛躍的に上昇する『ことわざ』だ」

金髪「なるほど! だからアイツ、頭から塩被ってたんスね! スモウレスラーだから!」

金髪「……そっか。大量の水で塩を洗い流したってことか……」

金髪「はー……そんな化け物に良く勝ったなぁ男は」

黒服「今回は運が良かっただけだ……『ことわざ』に頼り切った戦法ではいずれ限界が来る」

金髪「運も実力のうちってやつッスよ」

黒服「…………どうなんだろうな」

黒服「……モニターはどうする? 男の続きを見るか?」

金髪「うーん……」


1.引き続き男視点
2.それ以外のメンバー視点。誰にするかも安価(キャバ嬢・美少女・妹・ギャル・アイドル・文学少女・イケメン・弟)

↓2

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