《生徒名簿：女》

秋津椛（アキツ・モミジ）
【超高校級の令嬢】
［キーワード］
『明るく聡明』『リーダーシップ』『愛人の子』

猫屋敷愛華（ネコヤシキ・アイカ）
【超高校級の愛猫家】
［キーワード］
『猫パーカー』『風呂嫌い』『気まぐれ』

神堆未來（カミテ・ミライ）
【超高校級のテレパス】
［キーワード］
『引っ込み思案』『無気力』『嘘つき嫌い』

易芳佳（イー・ファングゥイ）
【超高校級の漢方薬師】
［キーワード］
『百味箪笥を背負っている』『興味津々』『浮世離れ』

辺野々津栗（ベノノ・ツクリ）
【超高校級の陶芸家】
［キーワード］
『玄人はだし』『喪女』『結果主義』

湯野花菫（ユノハナ・スミレ）
【超高校級の湯守】
［キーワード］
『水着の上に浴衣』『お姉さん気質』『羞恥心がない』

巻乃りり（マキノ・ーー）
【超高校級のインタビュアー】
［キーワード］
『女子力高い』『目が悪い』『ショートスリーパー』

円井千早（ツブライ・チハヤ）
【超高校級のフリスビー選手】
［キーワード］
『テクニシャン』『筋肉質』『犬好き』

《生徒名簿：男》

最無真琴（サイム・マコト）
【超高校級の超高校級マニア】
［キーワード］
『観察眼が鋭い』『驚異の集中力』『喋りだすと止まらない』


反峰双樹郎（ソリミネ・ソウジュロウ）
【超高校級の？？？】
［キーワード］
『無口』『信心深い』『嘘つき』


倉久佐正太（クラクサ・ショウタ）
【超高校級の蔵書家】
［キーワード］
『物腰穏やか』『めったに怒らない』『安楽椅子探偵』

アンジェロ・ラウダーニ（Ａｎｇｅｌｏ・Ｌａｕｄａｎｉ）
【超高校級のマフィア】
［キーワード］
『冷酷』『チャラ男』『二面性』

百尺大地（ヒャクシャク・ダイチ）
【超高校級の山岳救助隊員】
『熱血漢』『死体に耐性』『爽やか』

下沢夕姫（シモサワ・ユウヒ）
【超高校級のモデル】
［キーワード］
『女装』『優美可憐』『ナルシスト』

風屋頼漢（カザヤ・ライカン）
【超高校級の飴細工職人】
『戦闘能力が高い』『頼りになる』『老成』

沓掛爽馬（クツカケ・ソウマ）
【超高校級の靴磨き】
『情報収集が得意』『成り上がり精神』『道化を演じる』

…………頭が痛い……どこかを打ったというよりは、内側からガンガン突き抜けるような痛み…………


…………あれ？ 私……いつの間にベッドに…………？


「…………ここは……」


目が覚めた私の目に飛び込んで来たのは……何故か温泉だった。

ＰＲＯＬＯＧＵＥ【温泉と超高校級とコロシアイ】

「…………」

一体……ここはどこなの？ 私の部屋じゃないのは明白だけど……

それにしても、部屋の中に温泉って………

「……温かい……それに綺麗な水……後で入ってみようかしら｣ﾁｬﾌﾟ…

………状況を整理しましょう。私は秋津椛。【超高校級の令嬢】として希望ヶ峰学園にスカウトされ、明日の入学式に向けて学園の寄宿舎に引っ越しをした……ハズ。



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秋津椛（アキツ・モミジ）／【超高校級の令嬢】
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希望ヶ峰学園の寄宿舎がこんなところのわけが無いし……どこか別の場所でしょうね。

拉致された……？ それにしては待遇が良すぎる…………いや、窓の鉄板や監視カメラがある時点で、良い待遇とは言えないわね。

秋津「……考えても埒が明かないわ。この部屋から出てみましょうか……」

秋津「……出られるのかしら？｣ｶﾞﾁｬ

……開いた。監禁されてるわけでは無い、ということ？

秋津「とにかく……ここを出ましょう」

外は、まるで旅館のような内装の廊下だった。窓の鉄板と監視カメラはここにもあるのね…………

良く考えたら、監視カメラのあるところで入浴するのは抵抗があるわね。まぁ、背に腹は変えられないかもしれないけれど……

「あ！ やっぱり！！」

秋津「えっ？」

曲がり角から一人の男の子が走ってきた……男子にしては少し背が低いわね。

「ね、ねぇ！ もしかして……【超高校級の令嬢】、秋津椛さん！？！」

秋津「え、えぇ。そうだけれど…」

「やっぱり！！｣ﾊﾟｱｱ……

「世界を動かす勢力の一つである『秋津グループ』の一人娘で、既にいくつもの会社を経営し、ウン百億の個人資産を築き上げているという……あの【超高校級の令嬢】、秋津椛さんだ！！」

「文武両道、才色兼備、おまけにとてつもないカリスマ性を持つという……あの！ 秋津椛さんだ！！！」

秋津「ちょ、ちょっと、落ち着いて？」

秋津「あなたの名前は？」

「あっ……ご、ゴメン。興奮しちゃって……」

「ボクの名前は最無真琴。【超高校級の超高校級マニア】だよ！」



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最無真琴（サイム・マコト）／【超高校級の超高校級マニア】
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最無「ボクは趣味で全国の『超高校級』の経歴をまとめるサイトを作っていてさ、それが希望ヶ峰学園の目に留まったみたいなんだ」

最無「まぁ、ボクなんか他の『超高校級』と比べたら道端の石ころみたいなものだけど……それでも、それなりに実績はあげてるんだ！」

最無「今までの希望ヶ峰学園の新入生予想で、ボクは一度も外したことが無いのさ！ それに『超高校級』の様々な情報も網羅しているし！」

秋津「わ、分かったから……今の状況を説明してほしいのだけれど」

最無「あっ、ご、ゴメン……じゃ、ボクがさっき〝やっぱり〟って言った理由から話すね」

最無「今ここには１５人の男女がいるんだけど、全員が『超高校級』なんだ」

最無「そして、男女比が８対７……だから女子がもう一人いるんじゃないかって想像したんだ」

秋津「なるほどね……」

集められた１５人の『超高校級』……一体どうして……

最無「今のところ分かっているのは、ここは温泉宿で、ボクらは監禁されているらしいってことだけだね」

最無「色んな部屋を出入りすることはできるけど、この場所自体から出るところが無いんだ」

秋津「やっぱり…そうなの」

最無「とにかく、みんなのところに行こうよ」

最無「もう一人いるハズだ！って意気揚々と出てきちゃったからさ、早く戻りたいんだ」

秋津「えぇ、分かったわ」

［食堂］


最無「おーい！ やっぱりもう一人いたよーー！！」

秋津「…………この人たちが……」

食堂にいる１４人の男女……何というか、異様な雰囲気ね……流石は『超高校級』と言うべきなのかしら…………

最無「じゃあ自己紹介しちゃおうよ！ ある程度お互いのことを分かっていないとね」

秋津「…その通りね」

さて、誰から話しかけましょうか。


【選択してください】

１．筋肉質な女の子
２．頼りになりそうな男の人
３．ヘラヘラしている男の子
４．猫耳がついたパーカーの女の子
５．どこか遠くを見つめている男の子
６．目を閉じている女の子
７．大きなタンスのようなものを背負った女の子
８．目の下の隈が目立っている女の子
９．ニコニコしている男の子
１０．髪も服も白い男の子
１１．眼鏡を頭の上に置いている女の子
１２．爽やかな印象を受ける男の子
１３．鏡を見つめている女の子
１４．着ている浴衣が大分はだけている女の子

↓１

２選択


あの人……もしかしたらここの管理の人なのかしら……

秋津「……いや」

最無君が言うには、ここにいる全員が『超高校級』のはず………ということは……

秋津「……私は秋津椛。【超高校級の令嬢】よ。あなたも『超高校級』？」

「いかにも。見た目からは高校生とは思えんかもしれんがな……」

ちょっと気にしているのかしら……

「私は風屋頼漢。しがない飴細工職人だ」



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風屋頼漢（カザヤ・ライカン）／【超高校級の飴細工職人】
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最無「風屋さんは代々飴細工職人の家系で、彼で５代目なんだ」

最無「彼の飴細工は味も見た目も国内外問わず高く評価されていて、注文の連絡が後を絶たないらしいよ！」

最無「ボクも一度食べたことがあるんだけどさ…………あの飴を食べたら、もう他の飴には戻れないよ……」

秋津「そ、そんなに……」

風屋「嬉しいことを言ってくれる。職人冥利に尽きるな」

風屋「ここで出会ったのも何かの縁であろう……後で飴を作ってあげよう。良かったら食べてくれ」

最無「ほ、本当に！？！ でも、ボクお金は……」

風屋「何、構わんさ」

最無「本当に！？！！？！」

風屋「ハッハッハッ、そんなに喜んでくれるとはな」

秋津「ありがたくいただくわ……ただし、お金は後で必ず払うわね」

一流の職人の作品を無償でもらうなんて……私にはできないわ。


【選択してください】

１．筋肉質な女の子
３．ヘラヘラしている男の子
４．猫耳がついたパーカーの女の子
５．どこか遠くを見つめている男の子
６．目を閉じている女の子
７．大きなタンスのようなものを背負った女の子
８．目の下の隈が目立っている女の子
９．ニコニコしている男の子
１０．髪も服も白い男の子
１１．眼鏡を頭の上に置いている女の子
１２．爽やかな印象を受ける男の子
１３．鏡を見つめている女の子
１４．着ている浴衣が大分はだけている女の子

↓１

６選択


次は……あの子にしましょうか。

「わたくしに自己紹介は必要ありません、秋津様」

秋津「えっ…………！？」

「わたくしには貴女のことが分かります…………」

「わたくしは神堆未來。【超高校級のテレパス】として希望ヶ峰学園に入学しました」



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神堆未來（カミテ・ミライ）／【超高校級のテレパス】
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秋津「テレパス……？」

神堆「はい……わたくしは、人の心が読めるのです」

神堆「厳密に言えば、人の精神と感応することができるのです」

最無「そうなんだよ、神堆さんは超能力者なんだ！」

神堆「そんな大層なものではありません……」

神堆「これからよろしくお願いしますね」

秋津「えぇ、こちらこそ」

神堆さん……不思議な空気を持つ人ね……


【選択してください】

１．筋肉質な女の子
３．ヘラヘラしている男の子
４．猫耳がついたパーカーの女の子
５．どこか遠くを見つめている男の子
７．大きなタンスのようなものを背負った女の子
８．目の下の隈が目立っている女の子
９．ニコニコしている男の子
１０．髪も服も白い男の子
１１．眼鏡を頭の上に置いている女の子
１２．爽やかな印象を受ける男の子
１３．鏡を見つめている女の子
１４．着ている浴衣が大分はだけている女の子

↓１

３選択


秋津「自己紹介、いいかしら？」


「構わないよ。秋津椛サン？」

秋津（……！ 私の名前を……）

「おっと失礼。俺の自己紹介がまだだったね」

「俺は沓掛爽馬。しがない靴磨きだ、よろしくな」



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沓掛爽馬（クツカケ・ソウマ）／【超高校級の靴磨き】
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秋津「靴、磨き……？」

沓掛「そっ。道行く金持ちの靴を綺麗にする人間のことさ…」

沓掛「まっ、大した仕事じゃないよ」

最無「沓掛さんの情報は少ないんだよね……」

最無「主にヨーロッパで活動している超一流の靴磨きっていうことは分かっているんだけど……」

沓掛「へぇ……俺の活動場所が分かってるなんてスゴイじゃん」

沓掛「でも、情報収集能力なら俺の方が上かもね」

沓掛「俺は何でも知ってるからさ、例えば……」

沓掛「秋津サンの『母親についての秘密』とかね…………」

秋津「…………！！」

沓掛「これからよろしくね？ 秋津サン……」

秋津「…………」


【選択してください】

１．筋肉質な女の子
４．猫耳がついたパーカーの女の子
５．どこか遠くを見つめている男の子
７．大きなタンスのようなものを背負った女の子
８．目の下の隈が目立っている女の子
９．ニコニコしている男の子
１０．髪も服も白い男の子
１１．眼鏡を頭の上に置いている女の子
１２．爽やかな印象を受ける男の子
１３．鏡を見つめている女の子
１４．着ている浴衣が大分はだけている女の子

↓１

１０選択


秋津「自己紹介がしたいのだけれど……」

「オレの名前が知りたいのかい、仔猫ちゃん？」

秋津「こねっ…………！？」

「アンジェロ・ラウダーニ。【超高校級のマフィア】なんて仰々しい肩書きだけど……あんまり怖がらないでね？」



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アンジェロ・ラウダーニ（Ａｎｇｅｌｏ・Ｌａｕｄａｎｉ）／【超高校級のマフィア】
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最無「アンジェロ君はヨーロッパで一大勢力を誇るラウダーニファミリーの３代目ボスなんだ」

最無「構成員は５０００人以上とも言われていて、世界に影響力を及ぼす勢力の一つなんだ！」

アンジェロ「ちょいちょい……話盛りすぎだって」

アンジェロ「確かにオレはマフィアのボスだけどさ……大したことはないってーの」

最無「え…でも、ボクの調べだとそれは間違いないと思うんだけど……」

アンジェロ「そんなことより……えーっと……」

秋津「秋津よ。秋津椛」

アンジェロ「秋津ちゃんって彼氏いるの？」

秋津「いないけど……」

アンジェロ「ふーん…んじゃ、オレにもチャンスはあるわけだ」

アンジェロ「よーし、頑張るぞ、オレ！」

……マフィアのボスって怖いイメージがあったけれど、そんなこともないのかもしれないわね。


【選択してください】

１．筋肉質な女の子
４．猫耳がついたパーカーの女の子
５．どこか遠くを見つめている男の子
７．大きなタンスのようなものを背負った女の子
８．目の下の隈が目立っている女の子
９．ニコニコしている男の子
１１．眼鏡を頭の上に置いている女の子
１２．爽やかな印象を受ける男の子
１３．鏡を見つめている女の子
１４．着ている浴衣が大分はだけている女の子

↓１