ミリオンダラーを狙う魔術師に、この後虎達が噛み付く！！　事実、この後……

川原「聖杯戦争？　聖杯戦争ってのはなんなの？」

凛「万能の願望機、聖杯を呼び出す為の儀式です」

堀之内「で、それに２億？」ハッ

高橋「その願望機を呼び出すのに、２億かかるっていう認識でいいのかな？」

凛「いえ。聖杯戦争はその名の通り戦争で、７人の魔術師が聖杯を奪い合います。その戦いの為に２億必要です」

小林「なにに使うの？　資料は？」

凛「資料を持ってきました。どうぞ」ペラ

加藤「……」ペラ、ペラ

貞廣「……」ペラ、ペラ

菫「数億円小さい小さいＦＧＯは浜風タダで貰えるぞ」

照「聖杯戦争賞金国家予算」

神風「御祖母ちゃん松風の老後の為にギルと戦います」

我「逃げる天の鎖で岩治辛めにする士郎を囮にして逃げる」

春風「ギル様戦いましょう」

ギル「寄席我はメソポタミア文明最古の王だぞ」

松風「朝風姉何だか楽しそうだね」

伊８「２億程度の景気か」

天の鎖「之だから無能髭の娘は」

ギル「我を称えよウォースパイト」

ウォ様「嫌です時代は横須賀時代です」

ギル「天の鎖よ此の無礼者を拘束せよ」

長門「かっかっか神話過ぎて一ミリも動けん」

陸奥改二「多聞丸長門改二に神聖を消して下さい」

山口中将「無茶言うな我は飛龍と比叡と一緒に帰って磯風カレーを食すんだ」

堀之内「はい、読ませて頂きました」

凛「……」ゴクリ

堀之内「出しません。私は出しません」ニコ

凛「えっ……どうしてですか？」

堀之内「あのね、計画書っていうのは計算やら数字やらがしっかり書いてあるものなんですよ」

凛「そ、それなら２ページ目にしっかりと」

堀之内「うん、あなたね。使う物の値段を書いて、はいこれでお金下さいって言われてね。出すと思います？」ニコ

凛「……」

堀之内「一体あなたがこの聖遺物っていう物と宝石を買ってね、
どのくらいの時間でね、誰に何をしてね、どうやって聖杯を手に入れるのか教えて下さいよ。教えるものなんですよ普通」

凛「あ、いや。それは」

川原「ちょっと待ってちょっと待って。ちょっと俺も言いかな。聖杯ってなんなの？」

凛「万能の願望機です。つまり、どんな願いでも叶えられる魔術礼装です」

川原「ふーん。で、君はそれを絶対手に入れる自信があるの？」

凛「あります！」

川原「俺は気に入ったよ。目が良い。良い目してるよ君」

栄作「それはつまり、投資するということですか？」

川原「ああうん。とりあえず俺から２０００万。とりあえずね、とりあえず」

堀之内「……フッ」イヤイヤ

貞廣「……」チラ

魔術師、開始早々ラーメンの虎を落とす！　番組最高額に、一歩足が進む――。

貞廣「あのですね、あなた先程絶対と言っていましたけどね、絶対っていう言葉僕嫌いなんですよ」

凛「……」

貞廣「どんなに頑張ってもね、絶対確実に儲かる、成功するビジネスってないんですよ。だから僕は絶対っていう言葉が嫌いなんです」

凛「わ、私が言う絶対というのは、気概の話です」

小林「それ嘘ついたってことでいいの？」

凛「え？」

小林「だって君さっき絶対って言っただろ。つまり嘘ついたってことでしょ」

凛「ち、違います！」

小林「嘘ついたんだろう！！！」ガンッ

凛「ッ！」ビク

凛「わ、私は嘘をついていないわ！！」

小林「なんですかその態度は。嘘ついて態度も悪くなって投資して貰おうってどういうことなんですか？」

堀之内「そうそう」ボソ

凛「……あらゆるリスクを減らし、あらゆる対策をうち、全ての準備を整えて勝利を確信して、
絶対に目的を達成するという気概を持つ。その上で残ったただ一つの不安要素に賭けるのが魔術師です」

小林「……」ギロ

凛「最後の不安要素は、“未来は誰にも分からない”ことです。ですから、その一点に賭ける上で、私は絶対と言いました」

小林「……」

堀之内「……」

高橋「……」ジロジロニコニコ

加藤「……」

貞廣「なるほど、それなら分かります。あなたの言ったことは嘘じゃないです」

凛「……」ホッ

加藤「うん、分かった。俺も出すよ。出す出す」4000万ポンッ

凛「っ！」

小林「……」チラッ

貞廣「……」ジー

高橋「……」ニコニコ

堀之内「……加藤さんそれは本気ですか？」ニヤ

栄作「では投資を、する？」

加藤「？　出しますよ俺。うん、川原さんも言ったけど、目が良いよね。さっきの話も筋通ってるし」

現在投資額６０００万。脅威の魔術師！　そしてこの魔術の波に流される虎がもう一匹。　事実、この後……

高橋「うーん、面白いよ。面白いよね」

凛「え？」

高橋「俺も君みたいな考え持ってるんだぁ↓、勝利を確信してなお賭けるっていうの。凄く分かるんだよぉ↓」

凛「ありがとうございます」

高橋「でぇ、賭け事って言うのはぁ↓、勝てばいいけど、負けたら失うものがある訳だ。それがギャンブルだから」

凛「はい」

高橋「君は凄く頭が良いと思うんだ、才能も自信もあるだろうし、なにより若いし。
だから俺ねぇ、君一回失敗した方が良いと思うんだよ」ニコニコ

凛「……？？」

高橋「俺が一番高額で投資します。だから君ね。
負けたらうちの会社のアダルトビデオ出て欲しいんだぁ↓。その覚悟ある？」

凛「あ、アダルトビデオですか？」

高橋「そぉう、アダルトビデオ。もし君が負けた時にぃその位のリスクを背負う覚悟あれば、俺は投資します」

凛「……」

高橋「……」ニコニコ

凛「……出ます」ボソ

高橋「んっ？」

凛「出ます。負けたらアダルトビデオに出ます！」

高橋「今ここには全額ないけど、８０００万。俺が８０００万出します」手持ち全額ドンッ

凛「……」ドキドキ

高橋「もし他の方がこれ以上出すようなら、俺はそれに上乗せします。
なので負けたらまずうちの仕事してもらいたい、で……いいですか？」ニコニコ

川原「俺は構わないよ」

加藤「君それ本気で出来る？　きつくない？　俺きついと思うけど」

凛「で、出来ます」

加藤「……なら俺もそれで大丈夫ですよ」

小林「……」イライラ

堀之内「……」イライラ

聖杯に現金１億６０００万が載る――！　誰が予想しただろう、残り金額４０００万。ついにあの虎が吠える。

>>10
最後の行訂正
×聖杯に現金１億６０００万が載る――！　誰が予想しただろう、残り金額４０００万。ついにあの虎が吠える。
○聖杯に現金１億４０００万が載る――！　誰が予想しただろう、残り金額６０００万。ついにあの虎が吠える。