八幡「なにかおかしい」 (25)

平塚「なんだこの作文は?」


八幡「高校生活を振りかってと言うテーマで出したものですが」


八幡「行き成り職員室に呼び出されるなんて、なにか問題でもありましたか?」


平塚「いや、それはどうでもいいんだ。呼び出す口実だしな」


八幡「は?」


平塚「君は部活には入ってなかったな?」


八幡「部活なんてぼっちである僕なんかには恐れ多くも雲の上の存在ですから自らを省みて遠慮しているだけですよ」


平塚「あ、そう」


平塚「じゃあ罰として君に奉仕活動を命ずる」


八幡「ちょっと待って下さい、今のどこに”じゃあ”の接続詞に繋がるが言葉があったんですか国語教師?」


平塚「うるさいなぁ」


八幡「それに罰ってなんですか!?僕は罰を受けるようなことはしてませんけど?」


平塚「いいから黙ってゆうこと聞けよ、ガキが大人に逆らってんじゃねぇ」


八幡「この人教師として言ってはいけないこといいやがった!」


平塚「大体ぼっちのお前が教師に逆らっていいことなんてないぞ?正論が正しいと思うなよ小僧?」


八幡「なんだこいつ!」

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ガラガラ


平塚「雪ノ下いるか?」


雪ノ下「先生・・・ノックをと日ごろ口を酸っぱくして言ってると思うのですが」


雪ノ下「どうやら更年期障害を患うお年になって昨日言ったことすらもう覚えていないみたいですね?」


平塚「オラァッ!」ドゴッ


雪ノ下「ぐぼぁ!」


平塚「あいかわらずだな君は、次なめた口を利いたら顔にいくからな?メリケンつきで」


雪ノ下「・・・わたしが卒業するまでに教師は廃業することになるでしょうね。それよりもそこの男性は」


平塚「ああ、こいつを君に預けたいんだ」


八幡(なんだこの人達、つーか結局無理やり連れてこられたし)


雪ノ下「・・・」ジー


八幡(げっ、見られてる!)


八幡「・・・う、うすっ」


雪ノ下「・・・そうですか、先生、もう帰っていいですよ」


平塚「なめた口にデンプシーロールと行きたい所だが今日は見逃してやる」


雪ノ下「ならば先ほどの分は還元して下さい。ポイント5倍で顔にグーパンチでいいですか?」シュ


平塚「遅い」パシ


雪ノ下「チッ」


八幡(なんなんだよ、こえーよ)


平塚「・・・この男は性格と根性と目とかその他諸々腐ってやがるからこの部に入部することになった」


八幡「ちょっと待って下さい!なんでそんなこと言われなきゃならなんですか!それに俺入部なんてしませんよ!」


雪ノ下「あら?入部しないくせに期待だけさせに来るとは確かに性格根性と共に目も腐っているだけあるわねあなた?」


八幡「なに言ってるんだよ」

平塚「とにかくこれは決定事項だから、先っちょだけだから、仮入部でもいいから入ってくれ!」


八幡「なんでそんなに必死なんすか・・・まぁ仮入部なら」


平塚「よし決まりだな。今日から入部することになっ比企谷八幡だ。よろしく頼むぞ雪ノ下」


八幡「おいっ!仮入部だろ!行き成り約束破ってんじゃねぇ!」


雪ノ下「この人はクズなの。ご愁傷様」


平塚「ハッハッハ、聖職者にクズとは言うようになったな雪ノ下」


雪ノ下「なら聖職者らしく振舞って下さい」


雪ノ下「とにかくわかりましたので先生はさっさと帰って下さい。出口はあちらです。ノックはいりませんから汚物は消えろ」


平塚「さーて今日は帰りにどこの武器屋に寄ろうかなー」


平塚「ではな比企谷、うまくやれよ?」


八幡「どこのRPGだよ・・・」


ガラガラ ピシャ


雪ノ下「・・・」


八幡「・・・」


雪ノ下「・・・」


八幡(・・・き、気まずいっ)


雪ノ下「比企谷君だったわね?座ったら?」


八幡「あ、ああ」スッ


雪ノ下「?どこに座ってるのかしら?」


八幡「どこにって普通の椅子だろ?まさか地べたに座れって言うんじゃないだろうな?」


雪ノ下「せめてマットくらいは引くわよ、馬鹿にしないでちょうだい」


八幡「本気で言ってんのかよ・・・」


雪ノ下「あなたこそ本気なの?部活に入って早々その体たらくじゃこの先思いやられるわね」

八幡「なんであきれてるんだよ。ていうかここはなんの部活なんだ?」


雪ノ下「ならゲームをしましょう。ちょっとこっちに来なさい」


八幡「?」スタスタ


チュ


八幡「!?」


雪ノ下「あら、これがキスの感触なのね。舌を入れたらどうなるのかしら?」


八幡「な、ななななにしてんだよお前!い、行き成り!」


雪ノ下「?まさか本当になんの部活か知らないできたのかしら?」


八幡「だからそういってるだろ!ていうか行き成りキスなんて!」


雪ノ下「ここは奉仕部よ」


八幡「奉仕部・・・」


雪ノ下「ご想像の通り男と女がくんずほずれついやらしい事を恥も外見も捨てて毎夜毎夜乱交パーティーのように喘ぎ喘がせあう部活よ」


八幡「そんな想像してねぇよッ!」


八幡「ていうか冗談が過ぎるぞ!そんな部活あるわけないだろ!」


雪ノ下「それがあるんだからしょうがないでしょう?というかさっさと続きをしたいのだけれど?部活時間は有限よ?」


八幡「ふざけるな!俺は帰らせてもらうからな!」


雪ノ下(あら?ちょっとヤバイわね)


雪ノ下「まぁ今日は初日だから仕方ないわね?実習は後日にして座学を行いましょうか?」


雪ノ下「だから帰るなんていわないで話だけでも聞いて頂戴、椅子に座って!ほら早く!」


八幡「座学ってなんだよ・・・もうあんなことしないんならいいけどよ」


雪ノ下「ちょろいわね。約束するわ(するとは言ってない)」


八幡「おい聞こえてるぞ」


雪ノ下「そうね。最初だからまずはおちん○ちんについて話合いましょう」


雪ノ下「あれっていやらしいわよね?」


八幡「おい、なんだこの質問。意味わからん」


雪ノ下「あなた馬鹿なのかしら?おちんちんがいやらしいかどうか聞いてるのよ?答えなさい」


八幡「伏せる気なくしてんじゃねぇよ!ていうか最初の伏字になってねぇし!」


雪ノ下「実際に見せてくれるですって?いいわ、ズボンを下ろしなさい」


八幡「言ってねぇよ!ていうか座学じゃねーだろ!」


雪ノ下「うるさい男ね。もしかして包茎ってやつなのかしら皮被り谷君?」


八幡「おい行き成り不名誉なあだ名をつけてるんじゃねぇ!大体なんで小学校の時のあだ名をお前が知ってるんだ」


雪ノ下(あら、本当に皮被りだったのね)


雪ノ下「仕方ないわね、奉仕部部長として部員が皮被りだなんて不名誉なまま居させるわけにはいかないわ、私が剥いてあげるからズボンを下ろしなさい」


八幡「隙があったらズボンを脱がそうとするんじゃねぇ!ていうか皮は自分でなんとかしたから不要だよ!」


雪ノ下「・・・あなた、自分で剥くなんて女をなめてるとしかいいようがないわ。どうして初めて皮を抜くときのひぎぃ顔を誰にも見せずに済ましたのかしら?本当に最低でクズで気持ち悪い男ね」


八幡「こいつがなにを言っているのかわからない俺は決して頭が悪いわけじゃないと思うわ」


雪ノ下「舐めるのはク○○だけにしなさいッ!」


八幡「うるせぇよ!」


~翌日


キーンコーンカーンコーン


八幡「さて、帰るか」


ガラガラ


平塚「おい比企谷!昨日は途中で帰ったらしいじゃないか!どう言うことだ!サボりはいかんぞ!」


八幡「誠に遺憾ながら貞操の危険を感じたため一身上の都合で早退させて頂きました」


八幡「つきましては部活の件ですが、家庭の事情により本日を持って退部させて頂きたく思います」


八幡(一身上の都合、それに家庭の事情のコンボで通らない理由はない。なんて便利な言い訳なのだろう。発明したやつは天才だな)


平塚「あ、それ無理だから」


八幡「なんでですか!ていうかあんな部活学校が認めていいんですか!いくら男子高校生でもあんな性獣の中に放り込まれるとかトラウマものですよ!」


平塚「男子高校生なら襲い返すくらいの気概を見せてみろ、ほら、さっさといくぞ」


八幡「いきませんよ。俺は帰ります」


平塚「女といやらしいことができるんだぞ?」


八幡「教師がなんてこと言ってんだ・・・訴えられたら人生終わりますから結構です」


平塚「3万あげるから頼むよ」


八幡「金で解決しようとしないで下さい!それでも教師ですか!」


平塚「仕方ない、4万と駅前のラーメン1ヶ月分で手を打とうじゃないか」


八幡(・・・4万あればPS4)


八幡「仕方ないですね。今日だけですよ」


平塚「へっ、ちょろい」


八幡「おい、聞こえてるぞ」

------------------------------


ガラガラ


八幡「・・・うーっす」


雪ノ下「あら、もう来ないのかと思ったけど意外と不埒なのね?」


八幡「そこは真面目と言ってくれ」


雪ノ下「それよりどうして昨日は突然逃げたのかしら?説明しなさい」


八幡「お前・・・人のズボンを無理やり脱がそうとしたくせに説明も何もないだろ」


雪ノ下「ズボンを脱がそうとしたから逃げ・・・た・・・?」


八幡「なんで本気でわからないって顔してんだよ。こえーよ」


雪ノ下「それより昨日の続きなのだけれど・・・」


ガラガラ


由比ヶ浜「あ、あのー、奉仕部ってここでいいんでしょうかー?」


雪ノ下「メスは消えろ、空気読め、目障りだ、死ね」


由比ヶ浜「なんかいきなりひどいこと言われたッ!?」


八幡「おい初対面の人になんてこと言ってるだよ」


八幡「ていうか、あー、なんでこんな部に?なんのようなんだ?」


由比ヶ浜「あ、うん、実は・・・ってなんでヒッキーがいるの!?」


雪ノ下「あら?あなたの知り合いのメスだったのね」


八幡「いや知らんけど。ていうかメスって言うな」


由比ヶ浜「あ、あはは・・・いちおー同じクラスなんだけどな・・・」


雪ノ下「あら?最低ね。同じクラスのメスの顔すら覚えてないなんて」


八幡「メスって言うなって。てかぼっちの俺に女の顔覚えろとかハードル高すぎだろ」


雪ノ下「ぼっちだからと言ってオスがメスに興味を示さないなんて猿人類史上最低の行為だといっているのだけれど?」


八幡「そんな野性味溢れる程頭が活発なのはお前だけだよ。まぁ顔覚えてなかったのは悪かったけどよ」


由比ヶ浜「な、なんか仲良いね二人とも」


雪ノ下「当たり前よ。たった二人の部長と部員しかいない部活で中出しOKじゃ無かったらこの世は腐ってるとしかいい様がないわ」


由比ヶ浜「えっ?えっ?な、中出しッ!?」


八幡「おい、腐ってるのはお前の頭だ。誰もそんなことは言ってない、もう少し慎みをもて」


八幡(てか俺仮入部のはずなんだけど)


雪ノ下「うるさいわね。寸での所で逃げ出すような腐り目の臆病者に頭をとやかく言われる筋合いはないわ。筋ンポヶ谷君」


八幡「せめて腐りヶ谷で良かっただろ!なんだよ筋ンポヶ谷って!関係ないだろ!」


由比ヶ浜「えっ?筋ンポ?スジ・・・あっ!///」


八幡(こいつも大概想像力豊かだな・・・女って皆そうなのか?)


八幡「ほら、困ってるだろ、この、えーっと名前なんだっけ?」


由比ヶ浜「ゆ、由比ヶ浜だよ!本当に知らなかったんだ!」


八幡「わりぃ、由比ヶ浜も困ってるだろ、自重しろよ」


雪ノ下「部長に口出しするなんて・・・口に出すなら「言わせねぇよ」」


由比ヶ浜「そ、それより相談があるんだけど!」


八幡「相談?なんでここに?」


雪ノ下「あら?そう言えば表向きには奉仕部は悩み相談なんかをやってるボランティア活動が主になってたわね。理念とか色々あったけど忘れてたわ」


八幡「おい、それが本当の部活内容かよ」


雪ノ下「表向きよ、表向きにはそうなってるって話なのよ?」パチパチ


八幡「・・・なに”本当はそうじゃないけど表向きにはそういっておかないといけないの、本当の部活内容はあなたと私の二人だけの秘密よ”的なアイコンタクト送ってんだよ。知らねぇよ馬鹿」


由比ヶ浜「あ、あのー、相談、いいかなー?」


雪ノ下「ダメよ」


由比ヶ浜「ダメなんだッ!」


八幡「いや、いいだろ、それが本当の部活なんだから」


雪ノ下「チッ、うっとおしいわね」


八幡「部活をうっとおしいとか言っちゃったよこの部長」


由比ヶ浜「実はー・・・そのー・・・」チラチラ


八幡(・・・これってもしかしなくてもあれかな)


八幡「あー、俺ちょっと飲み物買ってくるわ。雪ノ下、何かいるか?」


雪ノ下「なら赤マムシドリンクを2つ買ってきて頂戴」


八幡「買わねぇよ!」


八幡「・・・で、由比ヶ浜はなにがいい?」


由比ヶ浜「わ、私もいいの?あ、お、お金っ」ゴソゴソ


八幡「いいよ別に俺が飲みたいついでだから」


雪ノ下「そうよ由比ヶ浜さん性用品は男が買うものって相場が決まってるじゃない」


八幡「お前は何を言ってるんだ?」


由比ヶ浜「い、いいの?じゃあお茶で」


八幡「まぁ適当に買ってくるわ」





ガシャコン


八幡「・・・ふーっ」


八幡「マックスコーヒーはやっぱ最高だな」


八幡「そろそろ話しも終わったころだろ、とりあえず戻るか」


ガラガラガラ


由比ヶ浜「・・・ヒック、ヒック」


雪ノ下「・・・」フンス


八幡「」


八幡(なにこの状況?)


雪ノ下「あら?遅かったわね?赤マムシドリンクは売ってたのかしら?」


八幡「そんなもん売ってるわけねーだろ!てかなんだよこの状況は!?」


雪ノ下「このメスが思いのほかうざかったから泣かしただけだけれど?」


由比ヶ浜「ヒッグ・・・ヒッグ・・・グス・・・」


八幡「なに泣かしてんだよ!ていうか初対面でこんな短い時間にどうやったら泣かせられるんだよ!」


由比ヶ浜「・・・わ、わだしは、ただクッギーがつぐりたがっただけなのに・・・グス」


雪ノ下「あら?まだ言うのね。本当にうっとおしいわ、なにがクッキーよ馬鹿みたい」


雪ノ下「そうやって男に媚売っていい娘ちゃんアピールすればモテるって計算でやってるのでしょう?」


雪ノ下「腹黒くて計算高い最低のメスね。死ねばいいのに」


由比ヶ浜「な、なんでそんなにひどいこと言うのッ!わたしなんか悪いことしたッ!」グスグス


雪ノ下「ここに来たのが間違いのようね。大体この部をメスが敷居をまたぐことがおこがましい事なのよ?」


八幡「いや、お前もメスだからな?」


雪ノ下「あら?やっぱりわたしを意識しているのね?いやらしいわ」


雪ノ下「ならいやらしい事をするために二人で協力してさっさとこのメスをここから追い出しましょう!」


八幡「なんて素晴らしい提案!とはならねぇよ。なんでそうなるんだよ。ほら由比ヶ浜。これ使えよ」つハンカチ


由比ヶ浜「あ、ありがと・・・」


由比ヶ浜「ヒッキー・・・優しいね・・・」グスグス


八幡「いや、まぁ」


八幡(鼻水で顔が結構なことになってるからな)


由比ヶ浜「ずびー」ブシャァ


八幡「うわぁ」


由比ヶ浜「・・・はいありがと」つデロデロノハンカチ


八幡「・・・それお前にやるよ」


由比ヶ浜「いいよ。なんか悪いし」


雪ノ下「さっさとゴミ箱に捨てなさい」


由比ヶ浜「人のもの捨てるなんて雪ノ下さん常識ないの?」


雪ノ下「・・・」


八幡(あの雪ノ下が黙ったッ!?)


由比ヶ浜「てか泣いたらスッキリしたー!」


由比ヶ浜「ヒッキーハンカチありがとね!」


八幡「あ、ああ、別にいいよ」


由比ヶ浜「はい」つデロデロノハンカチ


八幡「」


八幡「な、なぁそれよりクッキーがどうとか言ってたけど、それが相談なのか?」


由比ヶ浜「えっ!?どうしてヒッキーが知ってるの!」


八幡「いや、泣きながらそんなことお前が言ってたから」


由比ヶ浜「そ、そうなんだよね!クッキー作りたいから作り方教わろうとおもって・・・」


由比ヶ浜「それよりはい」つデロデロノハンカチ


八幡「」


八魔(これ俺が受けとらないと延々と渡してくるのか?)


八幡「クッキーかー、そういえば雪ノ下は料理とかできるのか?」


雪ノ下「馬鹿にしないで頂戴、そこのメスと違って和洋折衷なんでもござれよ」


八幡「さすがだな。何がさすがなのかは知らんが」


由比ヶ浜「それよりクッキーの作り方教えてくれるの?」


雪ノ下「いやよ、さっさと帰りなさい。そして二度と来ないで頂戴」


由比ヶ浜「てかさっきからゆきのんひどすぎだからぁッ!いい加減わたしでも怒るからねッ!」


雪ノ下「ゆきのん?なにかしらその頭の軽くなるような名前は」


由比ヶ浜「雪ノ下だからゆきのん。いやだった?」


雪ノ下「ええ、いやよ」


由比ヶ浜「そうなんだー」


由比ヶ浜「でさ、クッキーの作り方教えてよゆきのん」


由比ヶ浜「ゆきのん料理得意とか言ってたもんねー、ゆきのんに教えてもらえればちゃんとしたの作れそうなんだー」


由比ヶ浜「だからお願いゆきのん!ゆきのんの料理作ってるところ見せてくれるだけでもいいから教えて!ゆきのん!」


由比ヶ浜「ゆきのんッ!」


雪ノ下「」イラ


八幡(やべー、完全に喧嘩売ってるだろ由比ヶ浜のやつ)


雪ノ下「クッキーの作り方といわれても生憎わたしには普通のクッキーの作り方しか知らないし」


雪ノ下「あなたのように頭も貞操観念も軽い腐ったビッチが言っている合成麻薬(クッキー)の作り方は知らないものだから」


雪ノ下「いつも買ってるようにその筋の恐いお兄さんから売春して得た汚いお金で買えばいいじゃない?」


由比ヶ浜「はぁ?売春とかやってるわけないじゃん。優美子じゃあるまいし」


八幡(その優美子って人はやってるんですね。どうなってんのこの学校は?進学校だよね?)


雪ノ下「ならそのお友達から売春のやり方でも教えて貰えばいいじゃない?無駄に大きな贅肉胸にぶら下げてるんだから」


由比ヶ浜「あははー、ゆきのんってぺったんこだもんねー、やっぱりうらやましかったりするのー?」


雪ノ下「本当に口の減らないメスガキね。汚らわしいわ。たかが脂肪の塊が胸にあるだけで人の優劣をつけようだなんて本当くだらないわ」


雪ノ下「本来回るはずの栄養価がその無駄に超え太った脂肪に吸収されるもんだから頭に栄養がいかずそんな軽い頭になったのね」


雪ノ下「由比ヶ浜の頭は水平リーベ僕の船ってそう言えば小学校で習ったわね」


雪ノ下「水素より軽い物質があるなんて今始めて理解したわ。あれはそういう意味だったのね。元素表に載ってなかったからわからなかったわ」


雪ノ下「ありがとう元素番号0番さん。ありがとうニューヶ浜二ウムさん。ありがとうポジヶ浜ニウムさん」


雪ノ下「お礼にもう二度とここにこれないようにしてあげるわ。覚悟なさい」


由比ヶ浜「ゆきのん長いよー、てか意味わかんないし」


八幡「おい、落ち着けよ」


八幡(案外雪ノ下も煽り耐性低いんだな)


雪ノ下「あら、ニューヶ谷二ウム君。あなたはどっちの味方なのかしら?」


雪ノ下「こんな昨日今日知り合ったどこの馬の糞かわからないメスガキと」


雪ノ下「たった二人しかいない大切な部の仲間と」


雪ノ下「あなたはどっちの味方なのかしら?」


八幡「知り合った日数で言ったらお前も昨日今日に含まれるだろ」


八幡「てか由比ヶ浜も落ち着けよ。お前はここに喧嘩しにきたわけじゃないだろ?」


由比ヶ浜「先に売ってきたのはゆきのんからだし・・・」


雪ノ下「まだ言うのかしら?このメスガキは?」


由比ヶ浜「メスガキって誰のことだしー?」


八幡「ああ、もう、俺がクッキーの作り方教えてやるからそれでいいだろ」


由比ヶ浜「えっ?ヒッキークッキー作れるの!?」


八幡「クッキーくらい俺でも作れる。ていうかぼっちでやることないから家のことは大体できるし料理は得意なほうだ」


雪ノ下「あら?意外と家庭的なのね。男としての本能は希薄なのはそのせいなのかしら?」


八幡「男の本能は関係ないだろ。第一俺専業主婦希望だしな。料理くらいできらぁ」


雪ノ下「専業主婦なら床上手になりなさいよ」


八幡「関係ないから」


由比ヶ浜「はやくクッキーおしえろし」





八幡「・・・」


雪ノ下「ゴミね。どこをどうやったらこんな暗黒物質が作れるのかしら?理化学研究所に提出することをお勧めするわ」


八幡「一応レシピ通りのはずなんだが・・・」


由比ヶ浜「ぅぅ~こんなはずじゃなかったのに」


八幡「ま、まぁ食えるもん使ってんだからそんな変なことにはならんだろっ!知らんけどっ!知らんけどっ!」


雪ノ下「もしかしてこれを食べようとしてるんじゃないでしょうね?嫌よ、飽食国家に生まれながら確実にまずいと断言できる味と謎の栄養と謎のカロリーを空腹も伴わず摂取しなければならないなんて死んでもごめんだわっ!」


由比ヶ浜「そ、そこまで言うなしっ!」


八幡「まぁ正直俺も食えるとは思わないけどな」


由比ヶ浜「だ、大丈夫だよ~、ちゃんと食べられるように作ってあるからっ!」


雪ノ下「ならばあなたが食べればいいわ。ほら、食べてごらんなさい」


由比ヶ浜「ヒッキー、ゆきのんが食べてみてって?」


八幡「いや、俺じゃないだろ、お前だろ」


雪ノ下「頭の軽量化をするあまり耳の鼓膜を犠牲にするなんて、骨伝道でしか話が伝わらないのかしら?骨ヶ浜さん。電マ、持って来る?」


由比ヶ浜「ゆきのん電マなんて使ってるとかキモッ!」


雪ノ下「あら?どうして電気マッサージ機が気持ち悪いのかしら?あなたは一体どういった目的で電気マッサージ機を使っているというのかしら?むしろ気持ちいい使い方をしているのではなくて?」


八幡「すげーセクハラだな、おい」


由比ヶ浜「なっ///そ、そんなの言えるわけないじゃんッ!馬鹿じゃないのゆきのんッ!」


雪ノ下「あら?わたしは一般的に電気マッサージ機はどういった使い方をしているのか聞いているだけなのにどうして言えないのかしらね?あなたのスポンジヘッドの中には一体どのような妄想が繰り広げられていたのかしら?」


由比ヶ浜「う、うぅぅぅ~///」


八幡「おい雪ノ下、その辺でいいだろ?一応俺もいるし女子にする質問じゃないぞ?」


雪ノ下「そうね、ごめんなさい。さすがに言い過ぎたわ。電マは股間に当てるものよね。変な勘ぐりはやめておくわ」


八幡「おい、その電マぜってー学校に持ってくるなよ」


由比ヶ浜「べ、べつに大丈夫だからっ!」


雪ノ下「それよりもクッキーの件だけど、あなたはどうしたいのかしら?」


由比ヶ浜「・・・やっぱり才能ないのかな?わたし、皆も最近じゃこういうことやってないみたいだし」


雪ノ下「そうね解決ね。みんなやってないからやめればいいわ。で、この依頼は終了しましょう」


八幡「いやいやダメだろ、ていうか由比ヶ浜、みんなは関係ないだろ?」


由比ヶ浜「えっ、でも・・・」


八幡「みんなやってないからってやっちゃダメな理屈にはならんだろ?」


八幡「結局そうやって逃げる口実つくって”みんな”に責任を負わせてるだけじゃないのか?本当にやりたいことだったらまず自分に聞いて見るのが筋じゃないか?」


八幡「それが自分に責任を取るってことだろ?高校生にもなってみんなに前習えじゃ生きていくのに窮屈だろ」


由比ヶ浜「・・・はぁ?」


雪ノ下「ダメね。全然理解してない」


八幡(なんかすっげー恥ずかしい)


由比ヶ浜「うーん、まぁでもなんとなく言ってることはわかったかな!じゃあもう一回チャレンジしてみよう!」


雪ノ下「その前にこのクッキーはどうするのかしら?」


由比ヶ浜「ゆきのんにあげるよっ!」


雪ノ下「ゴミを押し付けないで頂戴」


由比ヶ浜「じゃあ捨てるしかないかー」


八幡(本人もゴミの認識かよ)


八幡「いや、一応食べ物だぞ?お百姓さんが怒るぞ?」


由比ヶ浜「おひゃくしょう?だれそれ?」


雪ノ下「前科10犯の凶悪殺人者よ。あなたを殺しにやってくるわ」


由比ヶ浜「マ、マジでッ!?た、たべなきゃ殺されちゃうのっ!」


雪ノ下「ええそうよ?ちなみに作った人が食べない限りこの呪いは継続されるから」


八幡「呪いってなんだよ」


八幡「ていうかそんな見え透いた嘘で由比ヶ浜も・・・」


由比ヶ浜「もががっ、ぐえっ、まじゅいっ、ぐえっ」ガツガツガツ


八幡「・・・食ってるし」


雪ノ下「ゴミを食うメスブタにはふさわしい姿ねっ!」





由比ヶ浜「・・・ぐえ~、超まずかったよ~」


八幡「よく食えたなお前」


雪ノ下「育ちが悪いのでしょうね。今までゴミを食べて生きてきたんだわ」


由比ヶ浜「ゆきのん覚えてろしっ!」


由比ヶ浜「でもこれでクッキー作りさいか キーンコーンカーンコーン


雪ノ下「あら?下校のチャイムだわ。残念だけれど部活はこれでおわりね」


由比ヶ浜「えーッ!?だってまだ全然中途半端だよー!わたしがクッキー作りたい理由とか渡したい相手とか全然言ってないしッ!」


雪ノ下「そんなこと知ったことかの世界だわ」


由比ヶ浜「ヒ、ヒッキーっ!」


八幡「あ、ごめん。俺もできるだけ早く帰りたい世界の人間だから」


由比ヶ浜「そんな~、あっ、じゃあ最後にこれだけ質問に答えてよ!」


由比ヶ浜「ヒ、ヒッキーはその・・・お、女の子からクッキーもらえたら・・・うれしい?」


八幡「じゃあおつかれ」


雪ノ下「わたしも帰るわ」


由比ヶ浜「無視すんなしッ!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年07月19日 (水) 16:57:23   ID: BbH6H5m_

うわ、なにこれ面白そう

2 :  SS好きの774さん   2017年07月19日 (水) 22:39:53   ID: cwuZlKLD

俺もこのノリ好きかも。

3 :  SS好きの774さん   2017年07月23日 (日) 15:15:46   ID: IGdwiZj0

すげえ面白い 続きはよ

4 :  SS好きの774さん   2017年07月25日 (火) 18:22:43   ID: e0i5Su34

続きこないかな~

5 :  SS好きの774さん   2018年01月10日 (水) 23:03:18   ID: 1cvRNglJ

このノリどっかで見たぞ

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