あお「もう！パパったらまた変なおもちゃ送り付けて……」

あお「ええっと、ＡＣｆＡガール？なにこれ……ふざけてるの？」

あお「ガールって言うくらいだから、なんかかわいいやつかな？」

あお「まあいいや、開けてみよっと」

轟雷「有澤重工、轟雷電だ」


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あお「！！？？」

轟雷「依頼主か……よろしく頼む」

あお「ガール要素どこ！？何この渋い声！？」

轟雷「不満か？」

あお「どう見てもタンクじゃん！？」

轟雷「我が社のタンクが不満か……」

あお「いやそこじゃない！」

轟雷「それより早く組み立ててくれ。肩の砲が無ければ落ち着かん」

あお「ええー……」

轟雷「……メールを読んでいないのか？」

あお「メール？」

あお「ほんとだ。添付ファイル付き？映像？」ﾎﾟﾁ

『作戦を説明する』ﾋﾟｷｰﾝ

あお「！？」

『雇い主はいつものＦＡ』

あお「いや誰！？」

『目標は、ＡＣｆＡガールのデータ収集だ』

『ごく単純な作戦だ。送られてきたＡＣｆＡガールを戦わせればいい』

『轟雷電だけはこれまで誰も起動させることができなかった。それがＦＡの頭痛の種だった訳だ』

『まあ、お前にしかできないってことだ。特に込み入った話でもない。報酬もでる』

あお「報酬！！」

『こんなところか』

『悪い話ではないと思うぜ。連絡を待っている』

あお「やります！」

あお「ようやく組み終わった……」

あお「欲を言うなら全額前金が良かったなぁー」

轟雷「未熟だが……及第点か」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　ﾄﾞｻﾄﾞｻ

あお「はい、今行きまーす」

轟雷「早速新手か……」

あお「え、こんなに！？」

バージェラルド「バージェラルド・ジェンドリン。ノブリス・オブリージュだ」


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あお「やっぱりガールじゃない……」

スティレット「スティレットよ、よろしくね……ってええ！？」

あお「あ、女の子いた」

スティレット「アンタたちなによその恰好！？なんで私だけそのままなの！？」

轟雷「面妖な……」

バージェラルド「生きやすいものだな、ふらやましいよ」

あお(どっちが普通なんだろう……)

スティレット「まあいいわ！早速バトルしましょう！」

轟雷「うむ」

あお「なんか全然違うけど、本当に大丈夫？」

スティレット「全然大丈夫よ！イレギュラーはあっちの方なんだから！」

「ＡＣｆＡガール、セッション！！」

スティレット「私の実力を証明してやるわ！よく見ておきなさい！」

スティレット「飛行できないタンク型なんて、マッハで蜂の巣にしてやるわ！」

スティレット「空からなら一方的じゃない！やっぱり私が最強かぁ！」

轟雷「正面から行かせてもらう」ﾄﾞﾋｬｱ　ﾄﾞﾋｬｱ

スティレット「！？」

スティレット「あれがタンクの動き！？じゃあ、私は何！？」

スティレット「ていうか浮いてない！？」

バージェラルド「当然だろう、ネクストなら」

スティレット「何なのよ！夢なら覚め」ﾊﾞﾗﾗﾗﾗﾗ

あお「すごい、全然効いてない！」

轟雷「匹夫め……轟雷電に削りあいを挑むとは……」ﾄﾞｫﾝ

スティレット「む、無理よ！避けられない！」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

ｳｨﾅｰ　ｺﾞｳﾗｲﾃﾞﾝ

あお「見てたよ轟雷！中々やるじゃん？」

その後も続々とＡＣｆＡガールは送られてきた

シロ「マテリアホワイトだ」(ＣＶ：中田譲治)

クロ「マテリアブラックだ」(ＣＶ：中田譲治)

シロ「活躍は聞いている。よろしく頼む」

スティレット「な、なんか目線が……」

クロ「戦いはいい、私にはそれが必要だ」

シロ「好きに生き、理不尽に死ぬ。それが私だ」

あお「なんか両方とも黒くない！？」

「「それの何が悪い……んっふっふっふっふっふ」」

スティレット「いい加減普通の女の子きてよぉ……」

スティレット「コジマ怖い……」

轟雷「コジマは、まずい……」

スティレット「あんたからも出てるでしょうが！」

あお「あはは……」

ﾊﾟﾘｰﾝ

あお「窓ガラスが！？」

スティレット「新しいＡＣｆＡガール！！」

迅雷「有澤重工……迅雷電だ」ｶﾞﾁﾀﾝ

スティレット「(この家から)離脱よ！離脱する！」

轟雷「似ている……私に……」

アーキテクト「……………………」

あお「おお！今度は普通の女の子だね！」

スティレット「やったぁ！アタシスティレット、よろしくね」

アーキテクト「……………………」

スティレット「……？」

アーキテクト「お前たちは何故現れる。何故邪魔をする」

スティレット「！？」

アーキテクト「企業。ＡＣ。そしてＦＡ社。全ては私が作り上げた物」

アーキテクト「荒廃した世界を……人類を再生する。それが私の使命」

轟雷「旧式のＡＣｆＡガールのようだが」

スティレット「なんかヤバそうなんですけど！？」

アーキテクト「秩序を破壊する者。プログラムには、不要だ」ﾊﾞｼｯﾊﾞｼｯ

スティレット「痛い！痛い！何で私だけ！」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

轟雷「こちらバルダー」ｶﾞﾁｬ

『私たちはいつも誤りを犯す……そうは思わない？轟雷』

轟雷「何を、言ってる……」

『学校に宿題忘れてきちゃった！すぐに援護して！』

轟雷「面妖な……」

『いつも家に置いてるんだから、報酬分くらい働いてよ！』

轟雷「仕方あるまい……」

スティレット「だ、大丈夫よ、怖くなんてナインボールなんだから……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

轟雷「剛毅なことだな……貴様も」

迅雷「正面から行かせてもらう。それしか能がない」

ｶﾞﾗﾝｶﾞﾗﾝ

アーキテクト「……修正が必要だ」

迅雷「正面、バケツが落ちて来るぞ！」

スティレット「ひいい！？」

轟雷「ふん！」ｼｬﾁｮｳﾎｳ

スティレット「ちゃんと援護してよぉ！」

シロ「遅かったな……言葉は不要か」

クロ「あおは宿題を取りに行かせる。そしてそれを私たちが殺す。私は死神だから……」

バージェラルド「随分と調子良さそうだな、騙されたとも知らずに」

バージェラルド「大胆が過ぎたな、イレギュラー……ん？もう一人？」

バージェラルド「あれは何だ？ＡＣじゃないのか？」

シロ「知らんぞ、我々ではない」

クロ「あれは……」

武希子『本当にあった怖い傭兵……』

武希子『ある日ですねえ……とある施設の中枢に突入することになったんですよ』

武希子『もう本当に難しい任務でしてね、何度も失敗しました』

武希子『特攻兵器だけでＡＰの半分以上が削られて、まともに中で戦闘させてくれないんですよ』

武希子『でもですねえ……本当に怖いのはここからだったんですよね……』

あお『…………』ｺﾞｸﾘ

武希子『たまたま運よく、特攻兵器をほとんど無傷で回避しきれたんです』

武希子『ああ、これでまともに戦える。引き撃ちしてれば削りあいで勝てる』

武希子『そう思いながら中枢のエネルギー供給を破壊してたら……何か違和感を覚えたんです』

武希子『そうして右武器を見たら……そこには』

武希子『もう使わない大ロケ……！』

あお『ひいいいいい間違って神バズパージしちゃったあああああ！！』

スティレット「轟雷助けて！化け物よ！」

轟雷「面妖な……」

アーキテクト「学習モード、ＡＭＩＤＡ。データ取得完了」

アーキテクト「キサラギ製の生態兵器。夏休みの間に学校の下水道に住み着き増殖した模様」

スティレット「離脱よ！離脱する！アンタたちもそうしなさいよ！」

轟雷「正面から行かせてもらう」ﾄﾞﾋｬｱ

迅雷「それしか能が無い」ﾄﾞﾋｬｱ

スティレット「ちょっとぉ！？」

轟雷「任務は完了したぞ、あお」

あお「ありがとう！これでローディー先生の課題が終わ……」

収支報告
収入金額　成功報酬　ノート１冊
　　　　　特別加算　　　　　０
支出金額　弾薬清算　５０７００
　　　　　機体修理　４８０００
　　　　　特別減算　　　　　０
計　　　　　　　　　９８７００
　　　　　所持金額　‐５１３００

武希子「……これが今回の実験体なりね」

あお「ええ！？」　

あお「最近は新しいＡＣｆＡガールも来ないねー」

スティレット「これ以上もういいわ……」

あお「ん？ＦＡ社からメール……」

『敵ＡＣｆＡガール撃破』

『我々の拠点が、所属不明のＡＣｆＡガールに襲撃されている』

『こちらの戦力では、これ以上の攻撃に持ちこたえられそうもない。大至急、応援を頼む』

『目標となるＡＣの武装は、すべてエネルギー系で、火力も非常に高い。対処可能な万全の機体で臨んでほしい』

あお「いーじゃん！盛り上がってきたねぇ！」

あお「ここがＦＡ社……指定された屋上に来たけど……」

スティレット「見て！あそこの倉庫の扉が！」

あお「あれは……！」


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あお「ＡＣｆＡガール！」

フレズヴェンルク「まんまと騙されてくれたな」

フレズヴェンルク「お前に作戦を依頼したのはこの俺さ」

フレズヴェンルク「そうとも知らずに……おめでたい野郎だ」

フレズヴェンルク「だが安心しな　すぐに楽にしてや」ﾁｭﾄﾞｰﾝ

フレズヴェンルク「じょ、冗談じゃ……」

ｻｸｾﾝﾓｸﾋｮｳｸﾘｱ　ｼｽﾃﾑﾂｳｼﾞｮｳﾓｰﾄﾞﾆｲｺｳｼﾏｽ

轟雷「旧式の様だったな」

あお「轟雷の肩の奴で一発だったね」

あお「でもなんで騙してるのに正面から来たんだろう？」

迅雷「それしか能がないからか……」



そしてあおたちは特にそのまま何事も無く、揺り籠で空を飛び続ける、か……

終わり