おそ松「ん？ 待てよ……」

おそ松「そうだ！！ 誰もいないってことはオナニーし放題じゃん！！」

おそ松「ようし！！ それじゃ早速……」









ドガシャアアアアン！！！

おそ松「うわああああああああああ！！？」

おそ松「なに！？ なに！？ なんか上から降ってきたんだけど！！！」

おそ松「屋根ぶっ壊してなんか降ってきたんだけど！！」

？？「いてて……」

おそ松「降ってきた何かが喋った！！」

？？「すいません、屋根壊しちゃって……」

おそ松「……！！」

おそ松（そうだ、これチャンスじゃん！！）

おそ松「おいおいおいおい！！ どうしてくれんだよこれぇ！！ 弁償だよ弁償ぉ！！！」

おそ松（高額を請求するぜ！！）

？？「すいません、お金はないので……」

？？「代わりに僕のラッキーフルーツ、スイカを……」

おそ松「そんなに価値あるのそれ！！？」

おそ松「ていうかお前誰！？ 何！？ なんか竜っぽいんだけど！！」

？？「すいません、私こういうものでして……」

おそ松「名刺持ってるの！？」

おそ松「……」

おそ松「ちびヨッシーズ？」

？？「そうです！ 僕はスーパーちびヨッシーズのリーダー、『みどり』です！！」

おそ松「……」

おそ松（新種の宇宙人かな）

おそ松（そうだ、この宇宙人をどっかの学会とかに見せれば有名人になるの間違いなし！！）

おそ松（そんで色んな番組に出演して一気にお金もらえるじゃん！！）

みどり「あの……ちょっといいですか？」

おそ松「ん？ なに？」

みどり「僕の仲間なんですけど……見ませんでした？」

おそ松「仲間？ お前と同じような見た目？」

みどり「そうです！」

おそ松（そうだな、どうせだったら数は多い方がいいだろうな）

おそ松「よし！！ それじゃ一緒に探そうぜ！！」

みどり「ありがとうございます！！」

おそ松「ていうかお前、なんで空から降ってきたの？」

みどり「はい、みんなを探そうと空から見渡してたら……」

おそ松「空から！？」

みどり「はい、僕空飛べるんです」バサッ

おそ松「おお！！ すげー！！」

みどり「そしたらこの羽が遠くからきた野球ボールにあたって……」

おそ松「あーそれで俺の家に……」

みどり「本当は飛んで探したいですけど……いてて！！」

おそ松「そっか、羽がダメージ受けてるから飛べないのか」

みどり「あ、今のはお腹が痛かっただけです」

おそ松「紛らわしいんだけど！！」

みどり「あ、でもダメージを受けて飛べないのは本当ですよ」

おそ松「そっか……よーし、俺の弟達にも一緒に協力してもらおう」

みどり「兄弟がいるんですか！？」

おそ松「うん、俺達六つ子なんだ」

みどり「六人なんですか！！ 僕のスーパーちびヨッシーズも六匹なんです！！」

おそ松「おー凄い偶然だなー」

おそ松「……ん？」

みどり「どうしたんですか？」

おそ松「……なんか暑くね？」

みどり「そういえば確かに……」

みどり「……あっ！！ あそこにいるのは……」

おそ松「……！！」

カラ松「へいカラ松ガール、俺と一緒に一夜を過ごさないか？」

女「……」スタスタ

カラ松「おいおい、何故避ける？ まさか俺が眩しすぎるのか？」

カラ松「俺の熱い視線……受け取ってくれよ☆」

あか「うおおおおおおおおおお！！！」

カラ松「あつつつつ！！」

あか「燃えるぜえええええ！！」

カラ松「お、落ち着け！！ 落ち着くんだ少年！！」

あか「ん？ なんだよおっさん」

カラ松「おっさん！！？」

みどり「『あか』！！ ここにいたんだ！！」

あか「みどり！！」

おそ松「おーいカラ松ー」

カラ松「ブ、ブラザー……」

おそ松「偶然だなー。 お前もそいつと一緒にいたんだ」

カラ松「お前も緑色のやつを連れて来てるようだが……こいつは一体？」

みどり「あとは四人です！！」

あか「おう！！ 俺が見つけてやるぜ！！」

カラ松「そのハチマキといい色といい、随分と熱い男だな」

みどり「あかはチーム一の熱血なんです」

カラ松「ふっ……熱いお前とクールな俺……俺が凍らせお前が溶かす……悪くないな」

あか「何言ってるか分かんねえ！！」ボオオ！！

カラ松「あちち！ 熱い熱い！！」

みどり「あか、つまみがONになってますよ」

あか「おっと、悪い悪い」カチッ

カラ松「……なるほど、仲間探しか」

おそ松「じゃあほかの四人も探すか」

みどり「はい！」

あか「おう！！」

おそ松「じゃあ次はチョロ松のいるライブ会場に行こう」

カラ松「六人いれば物事もすぐに解決するな……」

カラ松「安心しろ……この静寂と孤独を愛する男、松野カラ松がすぐに見つけてやるぜ」

あか「……本当に何言ってるか分かんねえ」

みどり「僕もです」

カラ松「それが普通さ……俺の言葉は愛する女にしか伝わらないからな」

ニャーちゃん「ニャンニャンニャーン（はぁと）」

チョロ松「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！ 可愛いよニャアちゃあ”あ”あ”あ”あ”あん！！！」

みずいろ「あそこにいるのは……松野チョロ松さん」

チョロ松「！！？」

みずいろ「あそこで歌ってるのは……橋本ニャーさん……」

みずいろ「間違いない……ここはおそ松さんの世界だ！！」

チョロ松「……」

チョロ松（え、何このトカゲみたいなやつ）

チョロ松（あったこともないのに僕の名前知ってるんだけど）

おそ松「チョロ松ー」

カラ松「ヘイブラザー」

チョロ松「え！？ お前らなんでここに！！？」

みどり「みずいろ！！」

みずいろ「リーダー！！ それにあかも！！」

あか「すげえ！！ おっさんそっくりのやつのいるところに仲間もいるな！！」

みずいろ「都合のいい展開ですね」

（スマン）

おそ松「フッフッフッ……お金がどんどん増える」

チョロ松「お前また変なこと考えてるだろ」

おそ松「んー？ 別にー？」

カラ松「チョロ松、お前もこいつらの仲間を探すのを手伝ってくれないか？」

チョロ松「探してもいいけどライブ終わってからね」

みどり「探さないとみずいろの水芸でニャーちゃんをビショビショにしますよ！！」

チョロ松「するな！！ 行く！！ 行くから！！」

チョロ松「けどさ、君はなんで僕のことを知っていたの？」

みどり「みずいろはチーム一の物知りなんです」

チョロ松「いや物知りとかそういうレベルじゃないから。 ストーカーだから」

みどり「僕がさっき脅したのもみずいろが教えてくれたんですよ」

みずいろ「チョロ松さんはニャーちゃんに弱いので……」

チョロ松「だからそれストーカーじゃない！！？」

みずいろ「次は一松さん、十四松さん、トド松さん……誰の所に行くんですか？」

チョロ松「怖い怖い怖い！！！ どこまで知ってんの！？ なんか俺の性癖まで知ってそうな勢いなんだけど！！」

おそ松「あいつ、俺達が有名人になったって考え方できないのかなー」

カラ松「哀れな弟よ……」

一松「……」

あお「……」

一松「……」

あお「……」

一松「……あのさ」

あお「？」

一松「お前、なんでここにいるの」

あお「……ふっ」

一松「いや、『ふっ』じゃなくて」

一松「……」

あお「……あんた何やってんの」

一松「……お前が何やってんの」

あお「……ただ一人でいるだけ」

一松「……俺も」

猫「ニャー……」

あお「いや、猫いんじゃん」

一松「……」

あお「ふっ」

一松「なんで勝ち誇った顔してんの」

おそ松「あ！ やっぱりいた！！ 一松ー！！」

おそ松「お前のことだから薄暗くて人気のないところにいそうだと思ったらやっぱりいた！！！」

一松「……なんで俺探してるの」

おそ松「実はさ、こいつらの仲間を……」

みどり「あお！！」

あお「……ふっ」

一松「お前のそれ口癖なの？」

あか「なんか二人、目つき似てるな」

カラ松「その鋭い眼光……まさしく獲物を狩る目をしているな」

カラ松「……俺のマネか？」

一松「殺すぞてめぇ！！」

あお「フリーズ！！」ゴオオ

カラ松「」カチーン

みどり「あおはフリーズ（冷凍）攻撃が使えるです」

おそ松「カラ松はほっといてみどりの仲間探そーぜー」

チョロ松「ほっとくの！？」

あか「あいつら待ってろよ！！」ボオオ

カラ松「ふぅ……」

あか「あっ」

一松「……ちっ」

トド松「お次のお客様どーぞー」

ピンク「はーい（はぁと）」

トド松「！！！！？」

ピンク「これとこれとこれとー、あとこれもお願いね」

トド松「か、畏まりました……」

トド松（な、なんだこのリボンをつけた化粧が濃いピンク色は？）

ピンク「そうだお兄さん、いきなりなんだけどー、あたしの仲間知らない？」

トド松「え、えーと……知らないですね……」

トド松（近くで見るのはきつい！！ 見たくもない！！）

トド松（やばい！！ もう限界！！ 直視したくない！！）

トド松「ど、どうぞあちらの席に！！」

ピンク「はーい……って、もう誰か座ってるじゃない」

トド松「へ？ いや、そんな筈は……」

トド松「……あ！！！」

おそ松「おいジュースまだかよぉ！！」

チョロ松「はよ寄越せやゴラァ！！」

みどり「じゃあ僕が履いてるこれを……」

チョロ松「それシューズ！！ ジュースねジュース！！」

トド松「なんでいつの間にいるの！！？」

ピンク「みんな！！」

みずいろ「これであと一人だね」

おそ松「けど随分とキモいなお前ー」

ピンク「……なんですって？」

みどり「あ！ なんでもない！！ なんでもないから！」

みずいろ「ピンクはオカマなんです」

チョロ松「その情報いらないから！！ 寧ろ知りたくないから！！」

あか「きいろはどこにいんだろうな」

一松「……お前らのところも黄色いの？」

あか「は？」

おそ松「いや、うちのとこのあと一人の六つ子も黄色いからさ」

ヒュウウウ

あお「ん？」

ガン！！

カラ松「いったあああああああああ！！！」

トド松「外からきたボールがカラ松兄さんに直撃した！！」

一松「やったぜ」

カラ松「誰だボールぶつけたのはあああああああ！！」

ピンク「ボールならあっちから……」

ピンク「……！！」













十四松「ハッスルハッスルーーーーーー！！！」

きいろ「マッスルマッスルーーーーー！！！」

ポチ「ワオーン！！！」

みどり「きいろ！！ ポチ！！」

おそ松「十四松！！」

十四松「すごいや！！ きいろくんのホームランボールがカラ松兄さんに直撃だぁ！！」

きいろ「やったじょ～」ブリブリ

十四松「あっはっはっーー！！ うんこだーー！！」

きいろ「見て見て～こんなのも出せるよ～」ブリブリブリブリ

十四松「すっげええええええ！！！ 僕の形したうんこだーーーーーーー！！！」

きいろ「次はうんこバットでホームラン打つぞ～」ブリブリ

十四松「よーし投げるぞーー！！ それっ！！！」ブン

きいろ「ほい！！」

カキーン！！！

ガン！！

カラ松「いったあああああああああ！！！」

カラ松「くっさああああああああああ！！！」

トド松「せめてどっちかにして！！！」

みどり「おそ松さん、ありがとうございました！！！ これで全員揃いました！！」

おそ松「いいっていいって」

きいろ「ハッスルハッスルーーーーーー！！！」ブリブリブリブリ

十四松「僕も負けないぞーーーー！！！」ブリブリブリブリ

トド松「やめて！！ 店内でうんこはやめて！！！」

カラ松「誰かぁ！！ 誰かこの匂いとって！！」

あお「フリーズ！！」

カラ松「」カチーン

あか「俺のファイアーでうんこを燃やしてやるぜ！！」ボオオオオ

カラ松「あちち！！」

みずいろ「いや、ここは僕の水芸で……」ジョー

カラ松「冷た！！！！」

チョロ松「それおしっこじゃないの！？」

みずいろ「違います！！ 水芸です！！！」

一松「……俺、帰っていいかな」

ピンク「さて、ひと段落したしお化粧を……」

カラ松「ちょ……目に水入った！！ 見えない！！！」

ガン！！

ピンク「キャッ！！」

カラ松「！！ すまないカラ松ガール……」

ピンク「……あんたの所為で」

カラ松「ん？」

ピンク「お化粧くずれちゃったじゃないのーーーー！！！」バリバリ！！

あお「あ」

あか「やべえ！！ ピンクのやつ、アレをやる気だ！！」

おそ松「え、何？ ヤバいやつ？」

ピンク「ラブラブファイアーーーーーーーー！！！！」バリバリバリバリ