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過去作→【シンフォギアＳＳ】調「夏休みの」切歌「宿題デース！」
【シンフォギアＳＳ】調「夏休みの」切歌「宿題デース！」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467621329/)

―S.O.N.G.本部　休憩室―

切歌「盲点だったデース…」

調「学校生活と保護者は切り離せなかった…」

切歌「だからってこのプリントを出さないと…」

調「切ちゃんは教科の方も提出物悪いもんね」

切歌「デース！評定と通信簿がクライシスデース！お説教二時間コースはもう嫌デース！」

調「（この秋までの半年で月一回は二時間コースあったような…）」

ｳｨｰﾝ

翼「む？暁と月読だけか？」

調「はい…」

翼「何を思い詰めている？」

切歌「授業参観がプリントで保護者が二時間コースデース！」

翼「暁は何を言っているのだ？」

調「つまり授業参観の案内が渡されてそれを提出しないと切ちゃんはまたお説教二時間コースになっちゃう、ってことです」

翼「授業参観か……………………」

切歌「？」

翼「…………来てもらった記憶が無いな」

切歌「なんデスと！？」

翼「…ま、まあ親が来ずとも何とかなる…そういうものだ、そういう………(´・ω・`)」

切歌「センパーーーーーーーイ！」

翼「と、とにかく！代役を立てるというのはどうだ？」

調「代役？」

翼「ああ、ここにいる誰かに親の代わりを頼めばいい」

調「その手があったか…」

切歌「言われてみればとんだアハ体験デース！」

ﾂﾊﾞｻｻｰﾝ！ﾆﾂﾞｸﾘｵﾜﾘﾏｼﾀｶｰ？

翼「では私はまたロンドンに飛ぶのでこれで失礼する」

ｳｨｰﾝ

調「行っちゃった」

切歌「代役…保護者代わり…」

調切歌「「マム？」」

調「でもマムは…」

切歌「…デース」

調「ウェル博士はありえないとして」

切歌「あんなのが父親だったらもう学校に行けないデス」

ﾌﾝ！ﾎﾞｸﾓｵﾏｴﾀﾁﾐﾀｲﾅﾑｽﾒﾊﾈｶﾞｲｻｹﾞﾀﾞﾈ！

調「何か聞こえた？」

切歌「何も聞こえてないデース」

調「マリアには頼めないね」

切歌「今はロンドンで仕事してるデス」

調「一応知らせておくね」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ


―ロンドン　マリアのアパート―

ﾊｧｰﾄｶﾞｰｲﾏｺｰｼｮﾝｺｰｼｮﾝｶｸｰｼﾀｰﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑｦｰ

マリア「ん？調からメール？珍しいわね………」

マリア「授業参観…だとｫｯ！？」

マリア「私が行くしかないｯ！」

マリア「そうとなればクローゼットを！」

―S.O.N.G.本部　休憩室―

切歌「皆忙しそうだからおいそれとは頼めないデース」

調「まさかエルフナインに来てもらうわけにもいかないし」

ｳｨｰﾝ

クリス「お前らどうした？そんな深刻そうな顔して」

切歌「クリスセンパイ！」

調「授業参観に誰に来てもらおうかって話で…クリス先輩は？」

クリス「あーあの紙な、捨てた」

切歌「デデデデース！？」

調「先輩…いつの間に不良に…」

クリス「アタシの授業態度なんて見てて面白いもんでもねえよ…それに家族は…」

ｳｨｰﾝ

弦十郎「話は聞かせてもらった！」

クリス「げっ、オッサン！？」

弦十郎「全く、去年も同じ手を使って授業参観を回避しようとしたな？」

切歌「去年もデスか…」

弦十郎「切歌君と調君も同じだろう？」

調「はい、でも誰かに代わりを頼むなんて…」

弦十郎「最近は認定特異災害も減少している…当日は臨時休業だ！」

調「（そんな司令の無茶苦茶な理論が通って午前は司令と緒川さん、午後からは友里さんとエルフナインちゃんが来てくれました、クリス先輩の教室にも行っていたそうです）」

切歌「何か校門の方が騒がしいデース」

ﾏﾄﾞｶﾗﾁﾗｰ

マリア「だから！私は一年の暁切歌と月読調の母です！」

守衛「何言ってるんですか、姓二人とも違うし入港許可証無いし、そもそも若すぎるし…」

マリア「だったら三年の雪音クリスの保護者です！」

守衛「いやいやだから入港許可証が無い人間を通すわけにはいかないし暁さんも月読さんも雪音さんも保護者の方は来てますってば」

マリア「このシステム、やっぱり可愛くない！」



調「止めに行こう、切ちゃん」

切歌「嬉しさとビックリ以上にマリアが不憫デース…」

fin.

おまけ

～臨時休業決定後のある日～

弦十郎「お前たちに集まってもらったのは他でもない」

緒川（分身）「これは…」

友里「リディアンの入校許可証と授業参観のお知らせですね」

藤尭「何で許可証3枚？」

エルフナイン「生徒一人につき一枚渡されるそうです、保護者の方両方が来る家庭の場合数は増やせるそうです」

弦十郎「何故エルフナイン君が知っているのかは置いとくが…入校許可証が三枚ということは行けるのは三人…」

緒川「なるほど、誰か一人は」

友里「ここで当直…」

藤尭「そうなりますよねぇ…休業とはいえ」

エルフナイン「ボクはクリスさんの妹だと言い張るので大丈夫です！」

藤尭「俺達を地上の空き地に呼んだ理由…まさか！」

弦十郎「最初はグー！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

緒川「じゃんけん！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

一同「「「「ぽん！！！」」」」

弦：グー
藤：チョキ
緒：グー
友：グー

友里「司令…それはそうとじゃんけんで決め事をするたびに地面を抉るのはやめてください」

緒川「市の土木課には秘密裏に修繕の依頼をしておきます」

弦十郎「いや…こう全力でやらないと気が済まない質でな」

藤尭「結局俺が当直かよぉぉぉぉぉぉ………」