吉岡沙紀「クールっすね」荒木比奈「クールッスか」相川千夏「クールね」 (18)


※色々崩壊注意

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沙紀「お疲れっす比奈センパイっ!」

比奈「お疲れ沙紀ちゃん」

沙紀「今日も色々絵のこと教えて欲しいっす!」

比奈「ダメダメ、アタシみたいな我流で勉強した人じゃなくてちゃんとした人に習った方がいいよ」

沙紀「そんなことないっすよ!アタシ比奈センパイの絵好きっすよ!」

比奈「いい加減にしてっ!」

沙紀「っ!?」

比奈「アタシには沙紀ちゃんみたいな絵の才能は無いのっ!アタシなんかが沙紀ちゃんに絵を教えて沙紀ちゃんの才能を潰したくないの!わかってよっ!」

沙紀「そんなの関係ないっすよ!アタシは比奈センパイから絵を描く楽しさを教えてもらったっす!比奈センパイじゃないとダメっす!!」

比奈「沙紀ちゃん…」


千夏「…何をやってるの二人とも」

沙紀「あっ!お疲れっす!千夏さん!」

比奈「おつかれッス千夏さん、本読むの邪魔しちゃったッスか?」

千夏「…そうね、突然事務所の真ん中で『美術部の根暗だけれど美少女先輩に突然ボーイッシュなストリート系後輩が出来てなんやかんやありながらも青春を謳歌してしまう系ラブコメ』なんて寸劇始まったら本なんて読んでられないわね」

比奈「そんなタイトル付けて無いッスよ!?」

沙紀「でも大体あってるっすね」

千夏「それで?今度何かドラマでもやるのかしら?」

比奈「いや…そういう訳じゃございませんでして…」

沙紀「比奈さんが今度のコミケ用のアイデア出しに付き合ってたっすよ!今度は先輩後輩モノがいいって」

比奈「あっちょっと言わないで欲しいッス!」


千夏「コミケ…?どういうものかしら?」

比奈「あれ?知らないッスか?」

千夏「小耳に挟んだことはあるけれど詳しくは知らないわね」

比奈「流石代官山系…生きてる世界が違うッスねえ…」

千夏「それでどういったものなの?」

沙紀「まあ簡単に言うとお祭りみたいなもんっすよ!」

千夏「お祭り!?」がたっ

比奈「えっ?」


千夏「こう見えても私はお祭りみたいなイベントは大好きなのよね」

比奈「へえ…何だか意外ッスね。あっでも千夏さんの思ってるようなお祭りとは違うと思うッスよ?」

千夏「そんなの関係ないわ!祭りと聞いたら我慢できずに駆けつけるほどだから」

比奈「どこのアンドリューW.Kッスか…」

千夏「彼とは旧知の仲よ」

比奈「お知り合いッスか!?」

千夏「彼と宮川大輔とはよくお祭りでparticiperする仲よ」

比奈「すいませんフランス語はさっぱりなんスよ…」

沙紀「凄い人と知り合いなんすね!流石千夏さんっす!」

千夏「それほどでもないわ」

比奈「あれ?これもしかしてアタシがツッコミ役ッスか?」


千夏「それでコミケとはどんなお祭りなのかしら」

比奈「ん~説明するのは難しいッスね…。自分の好きなキャラクターのコスプレをしたり本を出したり…」

沙紀「簡単に言うと露出のやたら高い女の人をローアングルから撮影したり肌色の面積が多いぐっちょりにゅちょねにょハメハメしてしている薄いくせにやたら高い本を――」

比奈「スト――ップ高校生ッッ!!」

沙紀「どうしたっすか??」

比奈「何言ってるッスか!?沙紀ちゃん未成年ッスよね!?手を出しちゃダメな本のこと言ってるよね!?」

沙紀「やだなー比奈さん。アタシがそんな3日目の東に出没するような女の子に見えるっすか?」

比奈「その発言がもうアウトッスねえ…。マジで未成年は買っちゃダメっすからね?」

沙紀「コミケで薄い本買う女の子ってめっちゃ前衛アートじゃないっすか?」

比奈「チョットよくわかんないッス」


沙紀「そういえば去年のコミケで三つ編みで超電磁砲を撃ったりサブミッションを使う魔法少女のような声の人がコスプレエリアに居ましたね」

比奈「ダレダロナーサッパリワカンナイッスネー」

沙紀「ちなみにこれが件の写真っす」

比奈「なんだこれは…たまげたなぁ」

千夏「あら、ほとんど裸じゃないの」

沙紀「ちなみにこっちはサイトォ!って叫びそうな人の写真すね」

比奈「何やってるッスか専務!?」


千夏「なるほどね。抑圧された自分を解放させる場所なのね。まるでBastilleを解き放ったフランス革命の様に」

比奈「どの辺をくみ取るとそういう解釈になるのかわからないけれどそうッスね」

千夏「日本に居ると常に他人の目を気にしてなかなか自分を表現できる機会が少ないから、そういったお祭りは大切ね」

比奈「あーそういえば千夏さんはフランスに長いこといたッスよね」

千夏「そうね、フランスではplage nudistsで自分を解放したりしたわ」

比奈「はあ~何だかおしゃれな響きッスねえ。何かはさっぱりわかんないッスけど」


千夏「日本にはそういった場所がないから少し不満だったけれど、私もこういうところに行ってみようかしら」

比奈「おそらく千夏さんの考えているような場所じゃないッスよ。ちなみにそのプラ…何とかってどんな場所なんスか?」

沙紀「千夏さんの行くようなところだからおしゃれなラウンジとかっすか?」

千夏「ふふっ、セレブな人も来る場所だったけれど、違うわね」

比奈「さらっとセレブリティな人たちのいる場所に行ける千夏さんはやっぱり魂のレベルが違うッスねえ」

沙紀「それでそこはどんな所だったっすか?」

千夏「そうね…みんな抑圧から解放されて、青い空の下で自由を謳歌していたわ」

千夏「日頃身に着けている鎧を脱ぎ捨てて、何も身に纏わずに振舞える」

千夏「そこは男も女も人種も関係ない、ただ一人の人間としていることが出来る空間だったわね」

比奈「さらっとそんな場所に行ける千夏さんはやっぱり魂のレベルが違うッスねえ」

千夏「素晴らしかったわ、ヌーディストビーチは」

比奈「おっと事情が変わった」


千夏「どうしたのかしら?ワイングラスを片手にツッコミをしそうな顔をして」

比奈「ヴァンプ将軍の中の人じゃ無いッス!?じゃなくて何スかヌーディストビーチって!?」

千夏「あら、知らないの?」

比奈「知ってるからツッコんでるッスよ!」

千夏「何を想像しているかは知らないけれど、貴女の想像しているヌーディストビーチとは違うのよ。男女で分かれている場所もあるし決して如何わしい場所ではないわ」

比奈「あっそうなんスか?すいませんその辺の知識は疎くて」

千夏「まあ外で脱ぐと興奮したけれどね」

比奈「ちなったん!?」


千夏「コートダジュールの焼けるような太陽…吹き抜ける風…何も身に着けていない解放感…降り注ぐ視線…癖になっちゃうわ」

比奈「別の意味で魂のレベルが違うッスね…」

沙紀「なるほど!めっちゃアーティスティックっすね!」

比奈「沙紀ちゃんはどこぞの多田さんみたいにアートが付けばなんでもいいんスか?」

千夏「そうね、コミケでぎりぎり見えないところを攻める姿勢、アートね」

沙紀「アートっすね!」

ピシガシグッグッ

比奈「何を分かり合ったッスか?」


沙紀「そういう比奈さんもアレじゃないっすか」

千夏「そうなの?」

比奈「何がッスか?何を言ってるッスか!?」

沙紀「もうアイドルうんぬんじゃなくて女の子が描いちゃダメな絵っすよねこれ」ひょい

比奈「ぎゃあああああ!?なんで持ってるッスか!?」

千夏「あらぎりぎりね」

沙紀「これもう見えちゃってるじゃないっすか」

比奈「おいこら17歳!?それ一般向けじゃない奴!?」


沙紀「『ボク…お姉さんのこと考えると…体が熱くなっちゃって』」

千夏「『大丈夫よ♪私にまかせて』」

沙紀「『なに?そのぬるぬるした液体は?』」

千夏「『さあ、服を脱いで…』」

沙紀「『うう…恥ずかしいよぉ』」

千夏「『ちょっと冷たいかもしれないけれど、我慢して』」

沙紀「『ひゃあ!?なにこれ?おねえさん…?』」

千夏「『ふふっ♪おどろいた?』」

千夏「『そう』」

千夏「『ヴィックスヴェポラップよ』」

比奈「そんなこと描いてないッスよ!?何スかそのアドリブ!?」


沙紀「このお姉さん比奈さんに似てないっすか?」

千夏「そうね。ウェーブしたボサボサに見えて柔らかな優しい匂いのしそうな髪に、デレステで躍らせるとやたらエロい薄目になるブラウンの瞳、とてもインドア派には見えない健康的でありながら83/57/82という出るところはしっかり出ているスタイル、ライブの衣装では舐めまわしてくれと言わんばかりのへそ出し、そして何より魅力的な膝枕したらきっと昇天してしまいそうな柔らかなふともも…どれも魅力的な荒木比奈ちゃんの特徴をとらえたデザインね」

比奈「なんスかその誰かが乗り移ったような解説は」

沙紀「そういう相川千夏さんもキッチリと整えられた薄い亜麻色のショートスタイルの髪型に映える金色の切れ目に、都会的な印象のファッションとアクセントになるおしゃれなメガネ、高飛車な態度に見えて本当は自分を表現することが苦手なだけで実はハロウィンについて長々と語りだしたり突然フランス語を必殺技の様に叫びだすお茶目さ、そして何よりぷるぷるとしてツンとした唇をつんつんしたいっ!と思えるほど素敵っすね!」

比奈「ダメだ会話が成立しないっス」

千夏「それにしても比奈ちゃんの描いている同人はこういう年の差のあるシチュエーションばかりね」

沙紀「やっぱり先輩後輩モノが好きなんすかね?」

比奈「そんなことないッス!そりゃ吉岡沙紀ちゃんみたいなふわっとしたボーイッシュな髪型にいたずらっ子のような笑い方をして、後輩属性ぷんぷんさせているのに166cmの高めの身長でペンキまみれになることも構わないでグラフィティに熱中しちゃうけど、特訓後はもう完全にイケメン枠としてキリッとした姿を見せつけておきながらくのいちで主役のあやめちゃんから話題を?っ攫っちゃうくらいのセクシー路線も開拓しちゃうような子が後輩に居ればいいなとは思うッスけど…ハッ!?」

沙紀「いやーそんなに言われると照れるっすね!」


千夏「でもこんな魅力的な私たちの声が聞こえないっていう不届きな人たちが大勢いるみたいね」

比奈「はっはっは…オチが見えてきたッスよ」

沙紀「ええ!?何と何と4/10から第6回シンデレラガール総選挙が始まるっすか!?」

千夏「総選挙上位アイドルは次期シングルCDのメンバーに選抜される、ということはこの総選挙で上位を取れば声が聞こえるファンも増えるということね」

沙紀「じゃあ頑張って総選挙で上位を目指すっす!」

千夏「そうね、こういうお祭りは大好きよ」

比奈「もうどうにでもなれっす…」

沙紀「それでは第5回総選挙で見事全体21位にランクインした荒木比奈さん締めにどうぞ!」

比奈「はっ?えっ?ちょっ?」


比奈「……高望みはしないっス」

比奈「でも春菜ちゃんや、瑞樹さんとか、飛鳥ちゃん乃々ちゃん達と歌ってみたいッス」

沙紀「比奈さん…」

比奈「きっと沙紀ちゃんだって響子ちゃんと歌いたいだろうし、千夏さんも唯ちゃんともっと共演したいと思うッス」

比奈「だから、もしチケットが余ってたらで構わないっス、清き一票をお願いするッス!」

千夏「…いい演説だったわ」ぐすっ

沙紀「比奈さん!カッコよかったっす!」

比奈「…へへっ、ありがとッス」

沙紀「これだけ宣伝すれば総選挙ランクイン間違いないっすね!」

千夏「そうね。ただ…」

比奈「ただ?」



千夏「こんな滅茶苦茶なSSで投票してくれる人なんているかしら?」

比奈「ですよねー」

おしまいっ!


どのアイドルを書いてもみんなパッションっぽくなるのはどうしてだろう?
とりあえず沙紀ちゃんの86っぱいでパフパフされながら比奈先生の83っぱいにサンドされて幼児退行しているところをちなったんに冷たい目で見下されたいです。

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