おそ松「ついに!なんと!俺達のアニメが!!」 (17)

おそ松「2期制作けってーーーい!!」どんどんぱふぱふ




一松「あっそ」

おそ松「あっれぇ??暗くない?どした一松、チンポジでも悪いの?」

チョロ松「初っぱなから下ネタかよテメー!って言うかチンポジが悪いだけでこんなに嫌そうな顔する?普通」

おそ松「俺はするけどなー」

十四松「ぼくもーーー!!」

チョロ松「こんな会話に賛同すんな十四松!」

トド松「」

おそ松「ま、それはそれとして遂に2期だよ?メンバーチェンジなしだよ?すごくない?」

チョロ松「……いや、もういいでしょ。散々色んなところに迷惑かけたし、害悪オタも大量に出現してるし……」

一松「でも経済効果数億とか言われてるらしいし、企業がドル箱手放すわけないでしょ」

おそ松「辛辣だねぇ一松!でも確かにそうなんだよなー、これで俺達のパチンコでも出れば」

チョロ松「出たんだよ!そんでだだっ滑りしてんだよ馬鹿!!」

十四松「スライディングってこと?」

チョロ松「違うよ……そもそもそれ以前に、2期とか何すんの?あんだけやってこれ以上なんかある?」

カラ松「フッ、そうなったらもうカラ松単独ライブ2017」

「「「それだけはない」」」

カラ松「ぐっ……!」

トド松「」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491483690

おそ松「えー?たとえばこんな感じじゃない?」




(崩壊した壁)

(立ち尽くす兄弟)


(巨大な───ダヨーン)


おそ松「あ、ああ……ッ!」


おそ松ナレ『その日、人類は思い出した───』

おそ松ナレ『俺達はニートであることを───』


(すごいなんか囚われた屈辱に反撃の狼煙を上げそうな音楽)


トド松「あのダヨーン可愛いからデコっていい?」

ばくっ

おそ松「トド松隊員ーーーーーッッッ!!」


おそ松ナレ『世界に残るのはニートか、ダヨーンか……』



おそ松「駆逐してやる……一匹残らず!!」





チョロ松「それは今度2期始まった別な奴ね!?よそとまるっかぶりとかさすがにダメだから!」

カラ松「ではオレはうなじを狙い、華麗に飛び立つ白鳥のごとく舞おうじゃないか」

チョロ松「ほらなんか分かんないけどノリノリになっちゃっただろ!」

十四松「え?じゃあこんな感じ!」




(大観衆が詰めかける会場)

(9回裏、2ストライク。ランナーは3塁)

(バッターは4番のチビ太)

(───だが、監督のトト子が首を振る)


トト子「あかんで、あかんでしかし……あのルーキー、あつしの調子が良すぎるんや……」

トト子「チビ太も今日はノーヒット……二点取れれば逆転のチャンス……」

十四松「ぼくにやらせてください!」

トト子「! 十四松くん……?」

十四松「監督……信じてください、ぼくは……やれます!」

トト子「でも、この試合まで一打席も入ったことがない補欠を起用するのは……」

一松「……監督、信じてやってください、こいつを」

トト子「エースの一松くん!」

一松「こいつは……打てます、必ず」

十四松「はい!!!バットでボールを打ちます!!!」


(そしてここから───)

(奇跡の大逆転が始まる───)




チョロ松「若干いい感じの話っぽくしてるけど野球アニメじゃないから、おそ松さんは!」

トド松「」

十四松「違うの!?」

カラ松「いいや、きっとこう言う話だろう」




(今日は大切なあのこの誕生日)

(ケーキを買って彼女の家に行く───)


カラ松「さあ、今オレがこの扉を開いて……ん?」


トト子父「どういうことだ!なぜ黙ってた!?」

トト子「ごめんなさい……でも、どうしても言えなかったの……」

トト子「トト子が……余命1ヶ月だなんて……」


(落ちるバースデーケーキ)


カラ松「なん……だと……?」


(そしてそこからカラ松はトト子の難病を治す度に出る)


十四松パン「ふろうふし?何それ、強いの?」

チョロ松芋虫「ばっかだねぇ、そんなもんあるわけないでしょ?」

(様々な敵、味方との出会い)

カラ松「それでもオレは……あきらめない!」

(残り僅かのトト子の命)

トト子「からまつ……くん……」

どさっ

カラ松「助けてください……助けてください!!!!」

(なんか瞳を閉じて君を描くそれだけでいい感じの音楽)




チョロ松「なにそれ!?全米がどんだけ泣く感じの話にしたいの!?って言うか芋虫って何!?」

おそ松「ああ、ほらあのへそくりウォーズに出てきたやつでしょ?」

チョロ松「ゲーム名を出さない!」

一松「じゃあ……多分こんなん……」




一松「書けない……」

(新作が書けない作家の一松)

イヤミ「書いてもらうザンスよ、先生!」

(一松の担当編集をしているイヤミ)

一松「もう無理……俺ちょっと、逃げる……」


(都会の喧噪に負け、スランプに陥った一松は)

(田舎にある一軒家を借りて住むことになる)


一松「ここは……静かだな……」

(しかし意外な出会いが)

十四松「十四松だよ!」

一松「!?」

(一松の家の庭に大量に現れる野良十四松)




チョロ松「はいカット」

一松「まだ全部終わってないんだけど……」

チョロ松「これ今度公開の『ねこあつめの家』のまるまるパロディだよね!?何?『庭に現れる野良十四松』って!」

十四松「ぼく、野良なのかな?」

おそ松「家にいるから野良ではないんじゃない?」

チョロ松「そういう基準なの?!」

トド松「」

カラ松「ほかには……」

チョロ松「って言うか……トド松がずっと変なんだけど」

おそ松「十四松、トッティ大丈夫?」

十四松「うーん……」

トド松「」

ゆっさゆっさ

十四松「……へんじがない ただのしかばねのようだ」

チョロ松「勝手に殺すなよ」

おそ松「えぇーーーっ!?ダメだろ、六つ子全員揃ってなきゃ、2期なんか出来ねーじゃん!?」

カラ松「では新トド松オーディションでも開催するか?」

一松「いちいちロクなこと言わねぇな、黙ってろクソ松」

チョロ松「いや、むしろはじめから5人だったテイで進めれば……」

おそ松「お前まだそれ言ってんの?どんだけトド松に恨みあんだよ」

※喧嘩した時にチョロ松がトド松に「お前が一番いらないからな」と言った件

トド松「」

トド松「」





(忙しい宮殿での仕事)

(会合、会合、食事会にまた会合)

(羽根を伸ばすことが出来ない毎日)


トド松「あーあ……どこかでゆっくりしたいなぁ……」


(そんなある日、思いついてしまった)

(そうだ、お忍びでここを抜け出せばいいじゃん)


トド松「あっはは!やっぱり外っていいなぁ」

トド松「今までの仕事を一旦置いておいて、ゆっくりするってのも悪くないよね!」


(なんかローマで休日過ごしてる感じの音楽)


トド松「……え?ちょっと意識高い系?お前チョロ松兄さんとそんな変わんない?」

トド松「声優人気に火がついたと思ってちょっと思い上がって飛行機に乗って国外に出ちゃった思い上がり?」


トド松「っせーーーよ!!僕がこのキャラ維持すんのどんだけ大変だと思ってんだよ!」

トド松「だいたいあんな兄弟と一緒によく何年も住んでられるよね!僕も大概だけどさ!」

トド松「僕は僕でやってんだし、おそ松さん放送中に主演務めた映画とか放映されて人気なんだよ!」

トド松「ぶっちゃけ2期なくてもいいんだっつーの!!!」





トド松「」

十四松「なんかすごく……黒い……」

カラ松「ンー?」

チョロ松「ほんとロクな案が出てこないな……きっと2期はこんな感じだよ」



イヤミ「ミーの力で、サッカーに負けたチームの家は滅ぼすザンス!!」

どっがあああああんっ!!



おそ松「待って!?俺そんな感じで始まるサッカーアニメ知ってるんだけど!?」

チョロ松「止めるの早くない!?」

一松「そんなのあったっけ……」

トド松「」

おそ松「むしろ、それなら」



おそ松「来い!俺の友達、ハタ坊!アカツカメダル、セットオン!」

\フラッグ ショウカン/



十四松「守備範囲広げられるのかな!?すごいね!!」

チョロ松「版権的にはそれもアウトだろ!!また1話が永久欠番になるわ!!」

おそ松「そうかなぁ……」

カラ松「いいや、それなら」


デカパン校長「生徒数の激減で、この学園は来年廃校するダス」

トト子「そ、そんな!何とかしなくっちゃ……」

十四松「それならアイドルやろうよ!スクールアイd」


チョロ松「もっとアウトだろ!!火種大きくしてどうすんだ!!」

カラ松「火にはガソリンをくべればいいのさ」

一松「ダメだこいつ……早く何とかしないと……」

一松「……そもそもなんで2期やんの?人気だから?応援されたから?」

おそ松「そりゃ見てくれてるみんなのあったかくてでっかい支援と応援のおかげだろ?」

一松「……人気とかさあ、応援とか……オレには荷が重すぎるんだよね」

一松「だから2期始まる前にこの世から消え去るわ」ロープ準備

おそ松「早まるな一松ぅぅぅーー!!」

カラ松「そ、そうだぞ一松、まだオレと十四松のキャラソンが発売されていない!」

チョロ松「テメーなにちゃっかり劇中歌で儲けようとしてんだよ!!」

十四松「野球?」

カラ松「ノンノンノン十四まぁつ?オレと十四松のセッションだ」

十四松「野球だね!」

カラ松「ンー?十四まーつ?お耳が正月か十四まーつ?」

おそ松「まあとにかくさあ、2期やるっつっても時期も決まってないんだし、今はゆっくりすりゃいいじゃん?」

一松「そのもう既に決まってる予定へのプレッシャーが耐えきれない……」

チョロ松「いいじゃない、就職先が決まったようなもんだよ?もっと喜ばなきゃ。大体日本のアニメって低予算で尺も短くてクールも短いって言う悪循環の塊なわけだしさ、その新作アニメが作れない分の尺を僕達が稼いであげるくらいの気持ちでいいんじゃない?それにこれでまた人気が復活すればアニメイトのグッズ品ぞろえも増えるし日本の経済がまた数億円単位で動くとなれば」

おそ松「経済効果の話いいよ!どんだけ経済誌に頭を占拠されてんだ!」

トド松「」

カラ松「ンー、そしてこういう時に一緒に突っ込んでくれるトド松がいない……」

十四松「トッティ……」

トド松「」


(松野家……松野家のみなさん……聞こえますか……)


おそ松「!?」

カラ松「な、何だ突然!」

一松「これは六つ子テレパシーじゃない?」

おそ松「何それ!?俺らそんなファンタジー設定あったっけ!?」

チョロ松「アンソロジーネタだろたぶん。つーかそんな意味不明な設定を持ち込んでくんな!」


(今、貴方の脳に直接話しかけています……)

(そう、トド松です……松野家末弟です……)


(おそ松さん2期おめでとうございます……)


一松「普通に祝ってくれた……」

おそ松「おーい!トッティ!そろそろ帰ってこないと、夕飯取られるぞー!」

(えっ?)

チョロ松「今その話する時間!?」

おそ松「今日は父さんと母さんが奮発したから寿司だぞーーー!!」

(えっ?……えっ、寿司なの?マジで?ほんとに?)

カラ松「そして異様に寿司に食いついているな」

(分かった、晩ご飯までには帰るから僕の分取っておいて。マジで)

(絶対戻るから、絶対戻るから!!)

(留学とかしてる場合じゃないからそれ!!)

十四松「あはは、トッティ帰ってくるって!」

チョロ松「これまずどっから突っ込めばいいの?」

おそ松「よーし、これで六つ子全員揃うな」

カラ松「いいのかおそ松、そんな手を使ってトド松を帰ってこさせて」

おそ松「いいんだよ、いいんだよ!だって」


おそ松「俺達全員揃わなきゃ、六つ子じゃないじゃん」


チョロ松「なんかすげぇいい感じにすげぇ普通のこと言った!!」

十四松「そうだね、みんないないと野球出来ないし!」

チョロ松「いや、野球はそもそも6人じゃ出来ないから!」

十四松「ボゥエ!!」ぎゅうう

一松「……トッティ帰って来るなら……死ぬのちょっと後回しにする」

トド松「」

おそ松「よし、えらいぞ一松!お前はそのままでいいんだ!」

一松「へへっあざーす」


……じじじ……


チョロ松「ところで今聞こえた謎の音は何?」

一松「ん?ああ、ロープで死ねなかった時用に準備しといた爆弾───」

カラ松「……What?」



カッ





松造「今日は奮発だな、母さん」

松代「ええ!ニート達にとってはうれしいお知らせですもの!」

松造「そうだな……ん?家の方から煙……?」











松野家跡地「」









松造「」どさっ

松代「ニート達ーーーー!!!???2期が始まる前に死んでる場合じゃないわよーーーーー!!!???」




おわり

オチが迷子になったのでおしまい
おそ松さん2期、本当におめでとうございます
ちなみにわたしはチョロ松推しです

ぐだっぐだになったけど閲覧ありがとうございました

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