意訳・土蜘蛛 (35)

グロ・言葉の暴力注意


源頼光(ミナモト ノ ヨリミツ)
  武門の名将「朝家の守護」と呼ばれる程の武人
  病床に伏せていようとも近付いた妖怪を切りつけるキリングマシーン

渡辺綱(ワタナベ ノ ツナ)
  頼光四天王筆頭。一条戻り橋で鬼の腕を切り落とした話で有名
  頼光と肩を並べる程のきりんg……もとい武人

坂田公時(サカタ ノ キントキ)
  童謡でお馴染み金太郎さん。人間と妖怪の間に生まれた半妖
  熊と相撲してたら貞光に見つかりスカウトされる

碓井貞光(ウスイ サダミツ)
  四万温泉掘り当てたり公時掘り当てたりするナチュラルプロデューサー
  故郷の碓氷峠で悪事を働く大蛇相手に大鎌で無双した話で有名

卜部季武(ウラベ ノ スエタケ)
  弓の名手であったが部下に全て避けられて自信と財を失くした人
  頼光から預かった刀を滝夜叉姫に奪われて叱られる話で有名……有名?

安倍晴明(アベ ノ セイメイ)
  日本一有名な陰陽師。四聖獣の加護を受けてたりするキュートでチートな女性
  本人は暗算と星占いに長けているのに、何故か病人の診察まで任される苦労人

四聖獣(シセイジュウ)
  青龍、白虎、朱雀、玄武のこと。それぞれが東西南北を司る
  四神(シジン)、あるいは四象(シショウ)、四獣(シジュウ)と表記は様々
  別名「晴明ファンクラブ」


※登場人物については設定が諸説あるので、ある程度ミキシングしてあります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375765614

時は平安、京の都

源頼光が瘧を患い、病の床に臥したという知らせは速やかに

しかし人知れずひっそりと安倍晴明に伝えられた

日々妖怪退治に明け暮れる事で、その魂が妖に蝕まれているのではないか

或いは妖怪を食べているのではないか、と噂される頼光の事

何かしらの呪いを受けていても不思議は無いとして、無事ならば具合を診てやり

有事ならば処分をする覚悟を胸に、晴明は頼光邸に向かう事にした

この時四月、賀茂祭の用意に都中の人々が奔走する最中であるが

こんな時でも妖怪の影は都に付き纏っていた

曰く、夜な夜な屋敷ほどの大きさの蜘蛛が現れる、と

しかしこの話、これまでと違って実害が無い為

誰かが言い出した根も葉もない法螺話である、として

親が子を躾ける際に、冗談交じりで話される程度になっていた

※瘧…「おこり」マラリアの事、というのが現在最も有力な説

※四月…現在の五月

※賀茂祭…葵祭の事。婦女子は勅使代サマ抱いて、男子は斎王代たんprprを叫ぶ伝統あるイベント

 当然モブ萌えというマイノリティも存在する

 勅使代役に光源氏が抜擢された時は地獄絵図だったとか

――頼光邸

安倍晴明「……ふむ、呪術の類では無いようじゃな」

源頼光「だからただの瘧だっつったじゃないすかwwwwwwwww」

晴明「……なんじゃ、つまらん」

頼光「え?w」

晴明「呪いの類であれば、それを理由にお主を処分できたんじゃがな」

頼光「ちょwwwwwwww晴明さんひっどいwwwwwwwwwwww」

晴明「真面目じゃ。大真面目、じゃ」

頼光「ならば私も真面目に答えましょうぞ」

頼光「其方を愛しておりますと」

晴明「……誠意が、感じられぬぞ」プイッ

頼光「頬染めんなバーカwwww誰が相手にするか行かず後家wwwwwwwwwwwww」

――数刻後

頼光「病人にグーパンとかありえなくね?」

渡辺綱「晴明さんにケンカ売るからじゃねーかwwwwwwwww」

頼光「いやそうだけどさ」

頼光「拳に玄武さん纏って殴ってきたぞ?」

綱「ガチで殺しにかかってるじゃねーか……つか玄武さん四聖獣なのに……」

頼光「うん、スゴイ不本意そうな顔してた」



卜部季武「瘧で怒られるwwwwwwwwwwんんwwwwwwwwwwwww」

碓井貞光「あー、スエさんまた発作スか」

坂田公時「どう考えてもスエさんのせいッスよ」

季武「え、オレ?」

綱「あー、一昨日の妖怪じゃね?」

頼光「アレかー……正直やり過ぎたと思ってるよ?」

貞光「本音は?」

頼光「あん時の顔wwwwwwwwwwww今思い出してもwwwwwwwww最高wwwwwwwwww」

貞光「wwwwwwwwお前wwwwwww呪われて当然だわwwwwwwwwwwwwww」

頼光「お前?」

貞光「あ、すいません」

綱が言った一昨日の妖怪とは、季武を化かした妖怪の事

時はその時まで遡る

その日の夜、頼光邸では四天王が集う会合が開かれていたが、季武が遅れてきたのである

頼光達が遅れてきた理由を尋ねても、季武は「しばし待て」の一点張りで

頼光がそろそろ物理的に口を割ろうとしたところで、やっとの事、季武は語り始めた

――頼光邸

季武「いや、遅れてきた理由なんだけど、ちょっと自分でも混乱しててさ」

頼光「何、抱いてた男が女だった?wwww」

綱「ブフッwwwwwwwwwwww」

貞光「ちょwwwwwwwwwww季武そんな趣味がwwwwwwwwwwww」

季武「違う違う違う!つか逆じゃねソレ?wwwwwww」

季武「んで公時wwwwwwwwwwwそんな目で見んなってwwwwwwwwww」

公時「いや……まぁ趣味は人其々ですし?」

季武「ちげーっつってんだろ!wwwwwwwオイwwwwwwwwwww」

季武「……まぁ冗談は置いといてさ、ホントよく判んないから起こった事をそのまま話すわ」

頼光「最初からそうしろよwwwwwwwwwwww」

季武「馬に乗って河を渡ってたら、女に赤子を渡された」

季武「陸に上がったら赤子が葉っぱになっていた」


季武「……え、何この沈黙。いや、ホントだって。ホントだってば」

頼光「綱殿、季武殿の後任は誰に任せるのがよいか?」

綱「そうですな……」

季武「やめて」

頼光「季武殿、貴殿、疲れておるのではないか?」

公時「妖怪退治が続きました故、心を病んでしまったのやもしれませぬ」

貞光「ここは四万温泉にでも参り、ゆったりと養生されるのがよろしいかと」

頼光「うむ、そうじゃな」

季武「やめて」

頼光「つーかアレじゃね?今からソコ行って確かめればよくね?」

綱「そっスねwwwwwwwwww」

頼光「いやーからかい過ぎたwwwwwwwwスエちゃんメンゴメンゴwwwwwwwww」

季武「……いや、いいっスよ」

公時「拗wwwwwwwwねwwwwwwwwwんwwwwwwwwなwwwwwwwww」

貞光「つか季武、なんで赤子受け取ったのwwwwwwwwwww」

季武「いや、なんとなく?」

頼光「え、もしかして幼児性愛とかソッチ?」

季武「違う」



季武「だから黙んなって」



こうして頼光一行は、季武の話した河に向かう事となった

――河付近

頼光「妖怪かな?wwwwwwwww妖怪ならいいなwwwwwwww」

頼光「妖怪なら斬れるもんなwwwwwwwwww」

綱(なんでこんな飢えてんだよコイツ……)

季武「っと、いたいた」

公時「あー……」

女「……」

頼光「なんでwwwwwww川ん中でwwwwwwwwww突っ立ってんのwwwwwwwww」

綱「うっわwwwwwwwwめっちゃこっち見てるwwwwwwwwww」

貞光「季武早く行けってwwwwwww」

季武「ちょwwwwwwwww押すなwwwwwwww押すなwwwwwwwwwwww」

女「……返して」

頼光「あー、申す申す」

女「返して」

綱「おい女、こんな夜中に何をしておる」

女「返して」

頼光「……」

女「返して」

季武「あー、これか?」

女「!」

女「返して!返せ!」

頼光「取wwwwwwwりwwwwwwwwwwにwwwwwwww来wwwwwwwwwいwwwwwwwwwwやwwwww」

女「返せ!」

頼光「あーもーいいや、スエちゃんその葉っぱちょうだい」

女「返せ!」

季武「はいよ」

女「返せ!」

頼光「あ、すげぇコレ、河の上だと赤子だけど」スッ

女「返せ!」

頼光「陸の上だと葉っぱに変身wwwwwwwwwwww」スッ

四天王「「「「wwwwwwwwwwwww」」」」

女「返せ!」

頼光「あ、赤子」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、葉っぱ」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、赤子」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、葉っぱ」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、赤子」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、葉っぱ」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、赤子」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

頼光「あ、葉っぱ」スッ

四天王「「「「よいしょwwwwwwwwww」」」」

女「返せって言ってるでしょおおおおおおおお!?」

頼光「飽きたんだけどwwwwwwwww」

公時「もう返してやろうずwwwwwwwwwwwwwww」

頼光「返すよwwwwwwwwwwうんwwwwwwwwwwwwwww」

四天王「「「「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」」」」

女「返せ!」

頼光「はいはーい、お前の大事な赤ちゃんだよーwwwwwwwwww」

綱「かーらーのー?wwwwwwwwwwwww」

頼光「葉っぱwwwwwwwwwwwwww着火wwwwwwwwwwwwwwww」ボッ

女「ぼうやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

綱「うっわーwwwwwwwwwwひでぇツラしてやがるwwwwwwwwwwwww」

貞光「ブスwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

季武「うwwwwwwwwwwwwwwるwwwwwwwwwwwwwせwwwwwwwwwwwww」

女「呪ってやる!お前ら呪ってやる!」

頼光「そぉい」ザクッ

女「ぐむ」

前半終了
土蜘蛛の話だけだとちょっと短いので、季武さんの話と葵祭の話をミックスしてあります
季武さんの話は、本来は季武さんのちょっと不思議な体験程度の小話であり
四天王や頼光さんも出てきません。あしからず

――時は現在に戻り、頼光邸

頼光「あれ?でもアイツの呪いだとしたら俺だけっておかしくね?」

綱「どっちも手を下したからじゃないっスか?」

頼光「焚き付けたのはお前じゃん?」

綱「あ?何俺のせいにしてんの?」


季武「焚き付けたwwwwwwwwwwwwww火だけにwwwwwwwwwwwwwww」

貞光「もうそろそろコイツ嫌なんだけど」

公時「貞光さん、あの二人殴り合い始めたんで抑えて下さい」

頼光「まー、とりあえずお前ら呼んだのはそういう話じゃないんだよ」イテテ

頼光「お前ら俺の病気が治るまで屋敷を守れ。以上」

四天王「「「「は?」」」」

綱「その体で殴り合いしといて何を言うか」イテテ

公時「いや、賀茂祭の準備とか、色々あるんですけど」

頼光「は?主君の命とあんな祭りとどっちが大事なワケ?」

貞光「いや、朝廷に睨まれるの怖いし……」

季武「ぶっちゃけ賀茂祭」

頼光「スエちゃん減俸な」

――頼光邸、居間

綱「――で、お前らは賀茂祭に行きたい、と」

公時「ダメ、ですかね?」

貞光「お願いしますよ綱さん」

季武「減俸……減俸かぁ……」

綱「……」ハァ

綱「俺が一人で留守番しててやるから、お前ら行って来い」

三人「「「!」」」


こうして四天王が内三人は、賀茂祭が終わるまで暇を貰った

季武は減俸された

――二日後、頼光邸

頼光「ちょwwwwwwwwwwヒマすぐるwwwwwwwwwwwwwww」

頼光「部屋から一歩も出んなとかwwwwwwwwwwwwwテラ拷問wwwwwwwwwwwwww」

頼光「一人百人一首も飽きたしwwwwwwwwwwwwチクショウwwwwwwwwwwwwwww」

頼光「つーかwwwwwwwwww何だよ一人百人一首ってwwwwwwwwww何だよwwwwwwww」

頼光「……」ハァ

僧「ふむ」

頼光「ウェッ!?」

僧「あの頼光が病床に臥したと聞いて見に来たが、存外元気そうでは無いか」

頼光「あのー、おたく誰っスか?」

僧「お主の父に恨みを抱く者じゃ。お主の魂を頂きに参ったぞ」

頼光「は?」

僧「お主がブツクサ言うておる間に、お主の魂を見せて貰ったが――」

僧「何ゆえこんなに黒く汚れておるのじゃ?」

頼光「いや、俺に聞かれても解んねっスよ」

僧「ふむ、本来、生きとし生ける者達の魂というものは綺麗なもので「そおい」ええええええええええ」

頼光「首狙ったんだけどなー、外れたかー」

僧「この外道が!魂の黒さにも頷けるわ!」

頼光「つーか四天王は何してんの?何妖怪を屋敷に上げちゃってるの?」

頼光「馬鹿なの?死ぬの?」

綱「どーしたんスか?何かすごい物音したけど」ガラッ

頼光「……お前何してんの?」

綱「……いえ、留守の番を」

頼光「コイツ見える?妖怪な?よーかい」

僧「」ビクッ

綱「……はい」

頼光「俺言ったよなぁ!?俺が治るまで屋敷を守れってさぁ!?」

頼光「何してくれてんの!?妖怪上がりこませて何してんの!?」

頼光「つか他の三人は!?」

綱「……その、どうしても賀茂祭に行きたいとの事で、暇を……」

頼光「……」

頼光「ふぅ」バタッ

綱「!?」

僧「……ふむ、どうやら気絶したようじゃな」イテテ

綱「まったく、病人のクセに……おいお前、早く逃げた方がいいぞ」

僧「ほう?ワシを妖怪と知っての事か?」

綱「妖怪だから、だ。京の都からともかく離れろ」

綱「コイツが目を覚ましてみろ」

綱「間違いなくお前と、お前の親類縁者とイトコのハトコのまたイトコまで滅ぼすぞ」

綱「いやその前に俺の首が刎ねられるか?いっそ今の内にコイツを亡き者にするのも……」ブツブツ

僧(何か今、聞いてはいけない事を聞いてしまったような)

綱「オイお前、コイツの魂を喰ってはくれまいか?」

僧「そんな黒い魂なぞ、コッチから願い下げじゃ!」

綱「あっ……逃げたか」

綱「……チッ」

――翌日、北野神社付近

頼光「えーwwwwwwwwww本日はお日柄もよくwwwwwwwwwwwww」

頼光「絶好のwwwwwwwwwwww妖怪退治wwwwwwwwww日和でございますwwwwwwwww」

四天王「「「「うぇ、ウェーイ」」」」

頼光「聞こえなーいwwwwwwwwwwwww」

四天王「「「「ウェーイ!!!」」」」

頼光「うんうん、わざわざ『休暇中』に呼び出しちゃってゴメンねwwwwwwwwwwww」

頼光「昨日さwwwwwwwウチにwwwwww妖怪が上がりこんだのwwwwwwwwwww」

四天王「「「「……」」」」

頼光「んでwwwwwwww斬りつけたけどwwwwwwwwww逃げられちゃってwwwwwwwwwww」

頼光「ツナちゃんがwwwwwwwwwその血痕を追ってwwwwwwwwやって参りました北野神社wwwwwwww」

頼光「ちなみに現在wwwwwwww瘧の身にも関わらずwwwwwww頼光サマが直々に足を運んでおりまーすwwwwww」

四天王「「「「本当にすいませんでしたあ!」」」」

頼光「なんでwwwwwww土下座してんの?wwwwねぇねぇ?wwwwwwwwwwww」

――北野神社裏手

綱「血痕はこの先に続いて……あ、いたわ」

頼光「ちょwwwwwwwwwもうちょっと隠れる努力しろよwwwwwwwwwwww」

公時「貞光殿、あの蜘蛛を見て下され。どう思われますかな?」

貞光「すごく……大きいです……」

季武「あれwwwwwwwwwww法螺話じゃなかったのかwwwwwwwwwwwwwww」

頼光「さーwwwwwwwwwwwwwwwどうしてwwwwwwwwwwwwwくれようwwwwwwwwwwwww」

綱「斬るのも大変そうじゃね?」

公時「あの、自分行って来てもいいすか?」

頼光「いいけどwwwwwwwwwwwどうすんのwwwwwwwwww」

公時「いや、久しぶりに貞光さんと力比べしたいなーってw」

貞光「wwwwwwwwwwwwwマジかwwwwwwwww」

公時「え、ダメ?wwwwwwwwwwwwwww」

貞光「いやwwwwwwwいいよいいよwwwwwwwwwやろうwwwwwwwwww」

頼光「よっしゃwwwwwwwwwやっちまえwwwwwww」

頼光「んじゃ他の奴ら、コッチの準備な」

綱「うす」

公時「さっだみっつさーん!」ブォン

貞光「きっんとっきさーん!」ブォン

大蜘蛛「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

頼光「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」

綱「あwwwwwいwwwwwwwwwwwつwwwwwwwwwwwwwらwwwwwwwwwwww」

季武「公時がぁ!足掴んでぇ!」

頼光「公時がぁ!wwwwwwwwwwwwww振り回してぇ!wwwwwwwwwwww」

綱「あ、足千切れたw」

季武「貞光がぁ!足掴んでぇ!」

頼光「貞光がぁ!wwwwwwwwwwwwww振り回してぇ!wwwwwwwwwwww」

頼光「wwwwwwwwwwwすげぇなアイツラwwwwwwwwwwww」

綱「ちょっとマネ出来ないっすねwwwwwwwwwwwwwwwww」

季武「引くわーw」

公時「あwwwwwwwwwww足無くなったwwwwwwwwwwwww」

頼光「お前らがwwwwwwwww千切ったんだろうがwwwwwwwwwwwwww」

綱「何自然に無くなったみたいに言ってんだwwwwwwwwwwwww」

貞光「いやーwwwwwwww楽しくてついwwwwwwwwww」

季武「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

大蜘蛛「ぐ、ぐ、ぐ」

綱「おーおー、流石にまだ生きてるwwwwwwwwwwwwww」

頼光「人間相手じゃここまで出来ないもんなwwwwwwwwwwwやっぱ妖怪はいいわwwwwwwwww」

大蜘蛛「この、外道、が」

大蜘蛛「お、前の、父も、そう、だった」

頼光「ふーん」

大蜘蛛「さぁ、殺せ、外道、人で無し、め」

頼光「……」

四天王「「「「……」」」」

頼光「あのさぁ……」

頼光「ただ殺されるだけで済むと思ってんの?」

その翌日、頼光は快復した

北野神社の裏手には、足を失くした大蜘蛛が生きたまま鉄串に貫かれて晒されており

それを見た妖怪達は「京の都に近付くべからず」と、各地に逃げたという

大蜘蛛は死ぬまで呪詛の言葉を吐き続け

そして

四天王は減俸された

おまけ・賀茂祭での珍事


貞光「――んで、女物の牛車に乗ってりゃ、斎王代ちゃんを間近で見られるって寸法よぉwwwwwwwwww」

公時「マジすかwwwwwwwwww楽しみっすねwwwwwwwww」

貞光「んでwwwwwwww季武に頼んで牛車を手配させてるんだけど」

季武「おーい」

貞光「オイwwwwwwww遅いwwwwwwww」

季武「ごめん、牛車一台しか用意出来なかった」

貞光「てめぇwwwwwwwwwwww」

公時「三人乗れってかwwwwwwwwwww」

季武「大丈夫大丈夫wwwwwwww乗れる乗れるwwwwwwwww」

公時「初の牛車がwwwwwwww男三人詰めとかwwwwwwwwwwwww」

貞光「季武コレ狙ったんじゃ……」

季武「そのケは無いって言ってんだろぉ!?」

公時「wwwwwwwwwwwwww」

公時「うはwwwwwwwwwwwすげぇwwwwwwwww揺れるwwwwwwwwww」ガタゴト

貞光「道がデッコボコだもんなーwwwwwwwwww」ガタゴト

季武「斎王代たん……斎王代たん……」ガタゴト

公時「ちょwwwwwwwww季武キメェwwwwwwwwwwwww」ガタゴト

貞光「キメェwwwwwwwwwwwwwwww」ガタゴト

季武「ちょwwwwwwwwwwwヒデェwwwwwwwwwwwww」ガタゴト

公時「なんかwwwwwww気分wwwwwwwwww悪くなってきたwwwwwwwwwwww」ガタゴト

季武「ちょwwwwwwwそこまで言うかwwwwwwww」ガタゴト

貞光「wwwwwwwwwwwwww」ガタゴト

公時「イヤwwwwwwwwwマジでwwwwwwwうっ」




\オエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ/



おしまい

以上、お粗末様でした
土蜘蛛の話は色々あるのですが、このファンキーな頼光さんに一番似合う平家物語の物をベースにしています

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