【ガルパン×はいふり】西住みほ「戦術長の西住みほです。よろしくお願いします」 (19)


これは『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』のクロスです。

西住みほが大洗ではなく横須賀女子海洋学校に転校するという話。

学園艦は存在します。

低地がほとんど沈んだ事で学園艦が建造されたみたいな感じで。

基本、台本形式。たまに地の文がはいるかも?

問題はみほの通称が来まらないこと。みっちゃんだと砲術員と被るんですよね

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ピピピピピピピ

みほ「――あ、んぅ」

ガソガソガソ

みほ「あ、そっか。もう家じゃないんだ!」


みほ(今日から私が通う学校は、横須賀女子海洋学校……)

みほ(神奈川県横須賀市にあるブルーマーメイドを育成する学校)

みほ(前の学校でちょっとあって一から学ぶため、一年生からやり直す事になった)

ドンッ

みほ「あ、ご、ごめんなさい」

?「ううん。私こそごめんなさい。猫見ててよそ見しちゃってて」

天真爛漫な少女とみほは、お互いに謝り、別れた。


真雪『学校長の宗谷真雪です』

学校長の話が終わると、所属する艦と組み分けが張り出される。

みほは自分の名前を探す。

みほ(私が乗る艦は……晴風か。とりあえず艦へ向かおう)



晴風に到着して集合する部屋へと向かった。

もう何名かは到着しており、知り合い同士で話し合いもしている

みほ「……」

みほ(友達、出来ると良いなぁ)

それからしばらくすると徐々にクラスメイト達が集まり、最後に指導教官が入室してきて挨拶をする。


みほ「猫?」

「あれ? 五十六」

「ネ、コ」

「可愛い~」

「うわぁ、ま、またぁ。お前がっ、……いえ、艦長が連れてきたんですか?」

「勝手に乗り込んだみたい」

カンカンカン

「ああ、出港準備しないとっ」


明乃「改めまして、艦長の岬明乃です。よろしくね」

ましろ「副長の宗谷ましろだ」

幸子「私は書記の納沙幸子です」

みほ「えっと、戦術長の西住みほ、です」

芽依「水雷長の西崎芽依よ」

鈴「すみません~。遅れましたっ。わ、私は航海長の知床鈴です。えっと、貴方は?」

明乃「砲術委員の立石志摩さん。だよね」

志摩「ぅぃ」

明乃「それじゃあ皆定位置について。出港準備!」

みほ(ここから、新しい学校生活が始まるんだ……)


出発してからしばらく経つと、エンジントラブルにより春風は一時停止することになった

ましろ「機関長。修理にはどれぐらいかかる」

麻侖『2時間でなんとか動かしてみせるってんだ』

ましろ「よろしく頼む」

ましろ「はぁ。出港早々にエンジントラブルとは。ついてない」

明乃「八木さんに通信して貰って遅れることになるって教官に」

幸子「分かりました」


ましろ「そういえば戦術長、砲術長、水雷長は?」

明乃「あ、シロちゃんが席を外している間に、エンジントラブルで不安になったからって、念のため砲手とかが正常に動くか確認しに行ったよ」

ましろ「……艦長。シロちゃんではなく、副長やましろと呼んで下さい」

明乃「あははは。気を付けます」


みほ「晴風は自動化されているとはいえ、最後は動かすのは人だから。チェックはしておかないと」

志摩「ぅぃ」

みほ「それじゃあ、志摩さんは砲術科のみんなとチェックをお願いするね」

みほ「終わったら艦長か副長に報告して」

志摩「……ぅ、うぃ」

みほ(あ、そっか、志摩さんは人見知りするタイプ。わ、私も人の事は言えないけど……。どうしよう)


芽依「あ、じゃあ、タマは私と一緒に行こうか」

志摩「ぅぃ」

みほ(砲術科と水雷科が仲良くする事は良いことだよね)

芽依「みほはどうする?」

みほ「……異常確認は2人にお願いしようかな。ちょっとしておきたいことが残ってるから」

芽依「分かった。じゃ、また後で」

みほ「うん」

志摩「ぅぃ」


みほ「……はぁ」

みほ(する事はないんだけどね。今のところは)

みほ(人付き合いに、私、臆病になってる……)

みほ(だからこそ、先生がこの学校を進めてくれたんだけど)

みほ「結局、お姉ちゃんにも、エリカさんにも、赤星さんにも、お別れ、言えなかったな……」

みほ(エリカさんとは、最後、ダメだったけど)

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