オルタナティブガールズのSSです。
前作はこちらです↓
【オルタナティブガールズSS】悠木美弥花 「大変だよキャプテン!!」
【オルタナティブガールズSS】悠木美弥花 「大変だよキャプテン!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490124052/)
ストーリー的に繋がりないので読まなくても大丈夫です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490375307
ある日、ラウンジにて
キャプテン「あー、今日も疲れたな。喉渇いたから何か飲もうかな」
朝比奈乃々「あ、キャプテン!」
キャプテン「お、乃々か。乃々も何か飲むか?」
乃々「えっと、じゃあ冷たいアイスティーを……って、そうじゃないですよ、もう!」プンプン
キャプテン「うわ、一体何をそんなに怒ってんだ!?」ビクッ
乃々「むう……キャプテン」
キャプテン「は、はい」
乃々「キャプテンが、チームのみんなと仲良しなのは良いと思んです」
キャプテン「う、うん…」
乃々「でも……私だけ誘ってもらえないのは悲しいです」
キャプテン「えっ」
乃々「先週、学校終わりにみんなでファーストフード店に行きましたよね? 」
キャプテン「あっ、あの時か……」
乃々「私だけ仲間はずれなんてズルいですよ」ウルウル
キャプテン「別に乃々のことを仲間はずれにしたわけじゃないぞ。あの時たまたま乃々だけいなかったんだ」
乃々「本当ですか……」ジトーー
キャプテン「本当だって。悪かったよ、今度乃々のことも誘うからさ」
キャプテン(うーん、乃々のこういうところって正直面倒臭いんだよな。こういうのが好きっていう人もいるけど、俺はあまり好きじゃないんだよな)
我妻恋「あれ、ダーリン! 何してるの?」
乃々「あ、お邪魔虫」ボソ
キャプテン「え!?」
恋「ん、どうかしたのダーリン?」
キャプテン「いや、何でもないよ……」
キャプテン(今乃々が何か言った気が……気のせいかな)
乃々「恋さん、一体何の用ですか?」ニコッ
恋「いやぁ~、この間は楽しかったなって」
キャプテン「ああ、この間のことか。うん、楽しかったな」
乃々「むぅ……、乃々ちゃんは誘われたのに私は仲間はずれ……」プクッ
恋「それにしてもあの時のダーリン、かっこよかったべさ!」
乃々「え、かっこよかったって!?」
恋「ダーリンの……すごく太くて、長くて、ゴツゴツしてて……間近で見で興奮しちゃった///」
乃々「ッ!? ……キャプテン!?」ギロ
キャプテン「ちょ、乃々、なんだか誤解してるみたいだけど。恋、変な言い方するなよ! 乃々が変な誤解しちゃうだろ」
恋「だって事実でしょ。それにすっごい激しくて……もう、虜になっちゃうよ……///」
乃々「キャプテン…………!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
キャプテン「ひぃーー!? おい恋、わざと変な言い方してるだろ!? 落ち着け乃々、誤解だって!」
恋「そのあと……濡れた私をダーリンは優しく拭いてくれたんだよね……ふふっ」デレデレ
キャプテン「おいぃぃぃぃーーーーーー!!」
ガタンッ……
乃々「キャプ……テン……」
キャプテン「ち、違うんだ乃々! てゆうか乃々の瞳孔が明らかにおかしいんだけど!!」
乃々「…………ばか」ボソ
キャプテン「え、乃々?」
乃々「キャプテンの……バカァァァァァァーーーーーー!!」トトトト
キャプテン「おい待て、乃々ーーー!!」
恋「あら、行っちゃったべさ……」
メロ「あ、キャプテンに恋。今乃々がすごい勢いで走って行ったけど何かあったメロ?」
恋「この間キャプテンやみんなとカラオケ大会に参加した時の話をしてたんだよ」
メロ「カラオケ大会?」
キャプテン「ああ、みんなでご飯を食べた帰りにたまたま広場でカラオケ大会が開催されててみんなに押されて歌う羽目になったんだよ」
メロ「そんなことがあったメロか」
恋「そうそう、それなのにいきなり走って行っちゃったんだよね」
キャプテン「どう考えても恋が悪いぞ。どうして変な誤解されるような意味深な言い方したんだ」
恋「だっと本当のことでしょ?キャプテンが握ってたマイク、普通のよりも大きくてなんだかゴツゴツしてたし」
キャプテン「あれはたまたまマイクが壊れて、予備として用意してたマイクがあんなデカいやつしかないっていうから仕方なくあれで歌ったわけだ」
恋「それにその時のキャプテンの選曲、激しいロックな曲でカッコよたったべさ!」
キャプテン「まあ久々のカラオケだったし、ついテンションが上がって激しい曲を選んだけれども」
恋「私思わずハシャいじゃって、手に持ってた飲み物を服にこぼしちゃったんだけど、でもダーリンが拭いてくれたんだよねぇ~?」
メロ「キャプテンはそういうところで意外と紳士的メロ」
キャプテン「まあ放って置けなかったというか。それにしても、乃々のやつ大丈夫かな」
メロ「うーん……とにかく厄介なことにならなければいいメロ」
キャプテン(ま、あとで乃々にはフォロー入れておくか)
そして次の日、
乃々「あ、おはようございます。キャプテン」ニコッ
キャプテン「おはよう、乃々」
キャプテン(あれ、機嫌が良い? 昨日あんなだったのに)
乃々「今日はお休みだから朝から張り切ってみようと思います」
キャプテン「おう、そうか。で、張り切るって何を……その手に持ってるのは?」
乃々「あ、これですか? これは新しく買った包丁ですよ」っ=lニフ
キャプテン「ひぃぃぃぃぃーーーーー!!」
((((;゚Д゚)))))))
乃々「あれ、どうしたんですかキャプテン?そんなに怯えて」
キャプテン「乃々、昨日のことは謝るから、あれは本当に誤解だから……だから、命だけは!!」
乃々「昨日のこと? ああ、あれはもういいですよ。もう気にしてませんから」ニコ
キャプテン「そ、それなら良いんだけど……。えっと、料理って何を作るつもりなんだ?」
乃々「石狩鍋です」
キャプテン「石狩鍋って、あの北海道の郷土料理の?意外なのを作るんだな」
乃々「はい。ちょうど今朝、北海道産の新鮮な食材が手に入ったので」ニコ
キャプテン「そうなんだ。今朝早くってえらいタイミングが良いけど、事前に頼んで取り寄せでもしたのか?」
乃々「…………うふふ」
キャプテン「えっ……乃々?」
その日、月森町の人口が一人減ったそうだが、それが大々的に報道されることはなかった____。
メロ「むう……メロもカラオケ大会行きたかったメロ」シュン
終わり
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