ジェイソンvs利根川 (14)

焼き土下座の件で会長の不興を買った利根川は全てを失ってしまった…
そんな彼は現在……セカンドライフ満喫中!

利根川「ふふ、プライベートで海外旅行か…考えてみれば初めてかもしれんな」
遠いアメリカの地で釣りを満喫

利根川「セカンドライフ…なかなかいいじゃないか…ん?」
何かに気付く

チャラ男「マジ!マジで!マジがマジなんだよ!」

チャラ女「マジで?マジがマジなの!やべべ」

まるで騒音…!大声で話す若い男女が利根川のいる方へ歩いてきた

利根川「ちっ、周囲の迷惑も考えず…!クズ者は万国共通か」
利根川怒りの舌打ち

チャラ男「あ?あの爺舌打ちした?っちゃうぞ!」

チャラ女「ちゃいなちゃいな」

利根川ピンチ…!

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バキッ!ドカッ!

チャラ男「あががが…」

利根川「ふん、バカが、私は柔道五段に空手五段…貴様のようなチンピラ風情など相手にならんわ」

チャラ男「お、覚えてろ爺!」
男女は捨て台詞を吐きその場を後にする

利根川「さて、釣りを再開するか」
満面の笑み

-夜
チャラ男「今日はひでーめにあったぜ…ちゅぱちゅぱ」

チャラ女「もういいじゃない…むちゅむちゅあんあん」
騒音カップルお楽しみ中!しかも…外!ボート上!

チャラ女「あんあん!あ…いやぁぁぁ!」


-昼

利根川「昼メシは何を食うかな…」
ドンドン!

利根川「なんだ?随分乱暴にドアを叩く奴だな…誰だ!」

警察だ!開けろ!

利根川(け、警察だと!?一体何のようなんだ…)

-夜
利根川「ふぅ、やっと解放されたか…」
利根川深い溜め息をつき天をあおぐ…それもそのはず
…なんと利根川…殺人事件の重要参考人として警察に絞られていたからである!

利根川「ふざけおって田舎警察め!正当防衛でバカを凝らしめただけで私を容疑者扱いとは…」
実は昨夜、利根川に絡んだカップルが何者かに殺害される事件がおこっていたのであった!
カップルたちとのトラブルが原因で長時間の拘留…
然し宿泊するボーイたちの証言でアリバイ成立釈放に至っていた

利根川「まぁ、無事明日帰国できるが…くそっ!最終日の予定が台無しだ!」
利根川怒りのやけ酒

利根川「かぁー、ったく最後は釣りを楽しもうと思っていたんだが…そうだ!」
利根川の脳裏に電流が走る…!



利根川「ふふ…迂闊だった何も今すぐ発つわけではない…出発まで時間はあるのだ…まだ楽しみはある…そう、夜釣りだ」
悪魔的な閃き…まさに逆転の発想であった

利根川「星空が煌めく大自然の中…ビールを片手に釣りをする…最終日に相応しい締め…だな」
利根川リラクゼーション全快絶賛幸福中…まさに極楽

しかしその極楽ダメ…長く続かなかった

びちゃ…びちゃ…ガリガリ!ガリガリ!
不快な音が夜の静寂を切り裂いた

利根川「な、なんだ…この音は!?人の至福の時間を…」
安らぎタイムを壊された利根川…音の発生源を睨み付ける…

利根川「な、なんだアレは!?」
利根川驚愕する…利根川が見たものそれは…
アイスホッケーの仮面を被り片手に鉈を持った巨大な大男の姿であった

利根川「もうバカ!なんだあの格好!?アイスホッケーって…試合終わって着替えてこなかったのか!?」
大男の奇抜な格好に常識人利根川頭を抱える

利根川「何!?あの変人こっちに近づいてくるぞ…!?くそっ!」
利根川平常心を装いながらチラ見&釣り続行

そしてついに大男…利根川の真横で立ち止まる…!

利根川「うっ、凄い体臭だ…!?風呂に入ってるのか?」
利根川は男をまじまじと見つめる

大男「…」
大男は気にする素振りも見せず無言で利根川を見つめていた…

利根川「なんだこいつ…近くでみたら血だらけじゃないか…ん?まてよ…?ま、まさか!?」
利根川察する…!それと同時に大男が利根川目掛けて鉈を振り下ろした

利根川「うぉっ!」
間一髪!利根川身をかわす

利根川「こいつが殺人犯だな!酔ってたせいで気付くのが遅れてしまった!…くそっ」

後ろは湖…利根川絶体絶命!?

-日本
帝愛グループ本社会長室

兵藤「おい!利根川!小腹減ったからプッチンプリンととってこい」

黒服「」

兵藤「おい!利根川!聞いとんのか!…ん?利根川はどこじゃ?おい!そこの黒服!利根川はどこじゃ?」

黒服「え、利根川先生なら既に会社をお辞めに…」

兵藤「何!?あのくそボケ勝手に辞めるとは…ぐぐぐ」

黒服「え、いやそれは会長が…」

兵藤「さっさとあのボケを呼んでこい!」

黒服「は、はい!…あんたが辞めさせたんだろ…」


舞台戻りクリスタルレイク…

利根川「ま、不味い…流石の私も…ここで死ぬのか?」
いまだ利根川絶対絶命…!大男とまらない!
利根川に鉈が迫るその時…
前々前世から~♪利根川のスマホ鳴る…!

大男「」
不意の前々前世大男硬直…!

利根川「な、なんだ?助かったのか…こ、これは!?」
利根川に今日一番の戦慄走った…

兵藤「利根川か?わしだ…」

利根川「は、はい!御無沙汰しております会長!利根川です!」
まさかの会長…利根川緊張走る

兵藤「おい、お前どこにいるんだよ」

利根川「はっ、アメリカに旅行中でして…」

兵藤「あ、アメリカだぁ?仕事さぼって…ぎぎぎ」

利根川「い、いや、既に私は辞…」

兵藤「五月蝿い!ごちゃごちゃ言い訳を抜かすな!プリンが食いたいんだ!さっさと戻れ!」

利根川(プリンって…待てよ戻れるのか!?あの頃に!…いや、まて戻りたいのか…あの頃に?)
一瞬に満たない時間で長考長考…
悩む利根川を大男が襲う…!

利根川「少し黙ってろ!」
だが利根川それどころではない…!片手で大男を押さえる

兵藤「だだ黙ってろだとぉ!?」
会長プッチン

利根川「ち、違います!ご、誤解!誤解です!今の発言はホテルの受付に言ったのです!」

兵藤「受付だぁ?」

利根川「はっ!急ぎ会長の元へ馳せ参じる為にチェックアウトの手続きをしていたのです」

兵藤「そうか…ならさっさと戻れよブツッ」

利根川「はー…」
利根川セーフ

利根川「急いで帰らねば…!」

大男「」
立ちふさがる大男…しかし

利根川「ちょっとどけ!」
利根川ぶっきらぼうに大男を押し退ける…大男勢い余ってクリスタルレイクにイン水没…

利根川「はっ、そう言えばあの殺人犯は…?それにスマホ…まさか湖に落としたか!?でもそれどころではなかった!準備だ準備!」

数日後帝愛本社

利根川「会長!極上のプッチンプリンをお持ちしました」

兵藤「うむ………利根川…くそぬるいぞプッチン!」

利根川「も、申し訳ありませんでしたぁ!」




○日後~クリスタルレイク

ヤリ男「なぁおめ知ってる?この湖にはなぁ~すっげやべ殺人犯がいるんだじぇ」

ヤリ女「えー!なぁにそれぇ?聞いたことねんだけどぉそいつなんて名なのさ?」

前…

ヤリ男「ジェイソンだよ」

前々前世から~♪

勢いだけでやってしまった…
ジェイソンカイジ好き許してくれ

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