キラさん「これも次元連結システムのちょっとした応用だ」 【ガンダムSS】 (18)

炬燵でスパロボやってて思いついた

※短編
※キャラ崩壊も次元連結システムのちょっとした応用だ
※ストライク無双



C.E.71年 コロニー「へリオポリス」……

この日、新たな冥王計画が始動する……!



……どうしてこうなった?
工業カレッジの学生でしかないぼくが、こんな中立コロニーとは無縁のMSに乗って、今、まさに殺されようとしている。

しかもなんだこのお粗末なOSは! これでこれだけの機体を動かそうなんてむちゃくちゃだ!


マリュー「ま、まだ勝負はついてないわ! なんとか姿勢を建て直して……」


隣の女性士官が何か喚いているが無視する。
システムを起動しプログラムを書き換え、ソフトウェアを再構築する……ああ! くそ! うるさいな! ちょっと黙っててください!

General
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver Synthesis System


ガンダム? 良い名前だな……ん? まだ何かあるな




――――Hades project Zeorymer



ストライク「……」ゴゴゴゴゴゴ……



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483655710


キラ「うわぁああああ! くるなあああああ!?」

マリュー「落ち着いて! 相手をよく見て武器を……」

キラ「こんなナイフでどうやって倒せっていうんですか!?」


ロールアウトしたてとはいえ、バルカンのほかに武器はたったこれだけ。
せめてあのジンの重斬刀があればまだ違ったかもしれないけど、それでも怖いものは仕方ないじゃないか!?


キラ「ひいいっ!? やめ、やめろ!? 近づくなあああああ!?」

そうこうしてる内にジンは迫ってくる。必死でナイフを振り回し、追い払おうとするがまるで当たらない。


キラ「しまっ!!?」


しかも重斬刀でナイフを弾かれた!?
も、もうダメだ!
死ぬ! 殺される!
嫌だ! こんな訳のわからないまま死ぬなんて嫌だ!

死んでたまるか、ぼくは!
ぼくは……ぼくは……!


………俺は




キラ?「……勝てる……」ニタァアアアア



マリュー「き、君……」

キラ?「とんだお目覚めだな……まさかMSのコクピットとは……しかも、くくっ!」

キラ?「早々に実戦か! 面白い! この俺の初舞台にふさわしいシチュエーションだ!」


キハラ「さぁ行くぞストライク! 奴に冥王の前に立った事を後悔させてやる!」


ストライク「」グポーン

処刑用BGM
https://youtu.be/1yankOTQVxQ



清々しい気分だ!
やはり表に出るのは気持ちが良い。
何より俺の計画が順調に進んでいたことが更に気分を良くする。
オーブは俺の計画の末端を利用し、こんなおもちゃを作ったようだがそれこそ俺の思うツボだ……!


キハラ「この宇宙を支配するのはプラントでも連合でもオーブでもない! この冥王たるキハラ・ヤマトだ! クックック……ハーッハッハッハ!!」





キハラ「おい、女」

マリュー「は、わ、私!?」


何を驚いているのだ?
グズが……士官がこれでは連合のレベルもたかが知れている。
しかし連合に恩を売るのも悪い手では無い……


キハラ「光栄に思え……貴様は生き延びるぞ」

マリュー「え?」

キハラ「トリィ!!」

トリィ「トリィ!」

クク……アスラン・ザラ、いい隠れ蓑をプレゼントしてくれたものだ。
貴様のトリィは今や俺の道具の一つに過ぎん!


キハラ「次元連結システム、起動!」



――――ギィイイイン



ストライク「オオオオオ……」



ミゲル「なんだコイツ……? 急に動きが良くなった!?」



ストライク「」グポーン……グポーン……グポーン



『ミゲル! 最後の一機はどうした!?』

ミゲル「ア、アスラン! それがなんか変だ! あの白いのは……」


ストライク「」ギィイイイン!


ボンッ!!


ミゲル「うああっ!? な、なんだ!? 腕が爆発した!?」


ストライク「」グポーン……グポーン……グポーン……


マリュー「そんな……ストライクにこんな機能はなかったはず……」

キハラ「これも次元連結システムのちょっとした応用だ……。クックック……楽に死ねると思うな!」


ストライク「オ、オオオオオ……!」


ギィイイイン!


ボォンッ!!


ミゲル「なんだよ!? なんで勝手に爆発するんだ!?」



キハラ「泣け! 喚け! 命乞いをしろ! クックック……! ハーッハッハッハ!!」※主人公です

マリュー「き、君! なんて事を……遊んでる場合じゃないでしょ!?」

キハラ「んん? ……俺に指図するんじゃない。……まぁいいか。確かに遊びすぎたな……」


キハラ「茶番は終わりだ……!」


ストライク「グォオオオオオ……」


マリュー「今度は何……!?」

ミゲル「あ……あ……!」



キハラ「塵一つ残さず消滅させてやる!」


グポーン……グポーン……

ガキン!

ミゲル「ハッチの前に……あ、あれは……?」




⊃天⊂





――――天!!!

キハラ「ハーッハッハッハ!! 冥王の力の前にひれ伏すがいい!」


ストライク「⊃天⊂」


キハラ「ハーッハッハッハ!!」


ストライク「⊃天⊂」


キハラ「ハーッハッハッハ!! ……おい、どうしたストライク! なぜ攻撃しない!?」

マリュー「そ、それ……」

キハラ「ああ? ……ちっ、ガラクタが、この程度で壊れるとはな……」

トリィ「」

キハラ「壊れたおもちゃに価値など無い!」


グシャ!


マリュー「ひどい……」




ミゲル「な、なんだか知らないが動きが止まった……逃げるなら今だ!」


キハラ「逃げたか……ふん、運のいい奴だ……!」

マリュー「君は何者なの……?」

キハラ「まあいい! ストライクの性能を試す実験台は腐るほどある。コーディネイターなど幾らでも沸いてくるからな! ハーッハッハッハ!!」

マリュー「と、とにかく艦へ……アークエンジェルまで行かないと!」


--


キラ「ぼくがモビルスーツを倒した……? 何を言ってるんですか? そんなはず……」

マリュー「覚えてない……? あんなに高笑いしておいてそんなわけないでしょう?」

キラ「でも……ぼくは……」

マリュー「ザフトはもう一度攻めてくるわ。アークエンジェルに入れば安全だけは確保できる……」

キラ「……わ、わかりました……やってみます……!」



クルーゼ「D装備にしたものの……何か妙な胸騒ぎがするな……」

ミゲル「隊長! あの白いのは普通ではありません!」

クルーゼ「わかっている……早々遅れはとらないさ」

クルーゼ「シグー、出るぞ」


--


キラ「ランチャーパック……使えるのか? 火力偏重みたいだけど……」

キラ「……!」

マリュー「どうしたの?」

キラ「い、いえ、なんでもありません」

キラ(なんだ……? 不愉快な感覚……? なぜかわからないけど)


イライラする……!


クルーゼ「あれか……! ……!?」キュピィイイイン

クルーゼ「あの男とも違う不愉快な感覚……! 誰だ!?」

キラ「なんなんだあの白いのは……! イライラする……! 不愉快なヤツ!」

マリュー「なに……? え?」

キラ「ぼくに似て……違う! 俺に似たなにかを感じる!」



キハラ「腹のたつヤツだ……!」ニタァアアアア



マリュー「だいじょうぶかしら……この子」

キハラ「コロニー破壊用の装備か……! 下らん連中だ。こんなゴミのようなコロニーに破壊する価値も無いだろうに」

キハラ「ありがたく思え! 仕事を一つ減らしてやるぞ!」


ヴヴヴヴヴ


マリュー「ま、待って! コロニー内でアグニを使ったら……!」

キハラ「どのみちやつらはそうするつもりだ! 早いか遅いかの違いに過ぎん!」


キハラ「チャージ……!」


クルーゼ「させるものか!」

キハラ「!?」

クルーゼ「私以外の者に好き勝手されては困るのでね……!」

キハラ「不愉快な声……! オープン回線とは生意気な! ミサイルでも浴びていろ!」


バシュッ!!


クルーゼ「切り換えが早い……! ムウの他にこれほどのパイロットがいるとは」

キハラ「外れた……? いや、避けただと!? ええい、ストライクの動きが鈍い! 次元連結システムさえあればあんなガラクタ……!」

キハラ「チャージなど必要ない! コロニーの外壁を融かしてでも……!」

クルーゼ「何!?」



ギュオオオオオオオオオ!!



マリュー「あ、あ……なんて事を……」

クルーゼ「へリオポリスが沈む……やってくれるじゃないか」


キハラ「ハーッハッハッハ!! もたもたしていると巻き添えを食らうぞ! 今回は引き分けにしておいてやる!」

キハラ「貴様を破滅させるのはこの冥王たる俺だ! 覚えておくがいい! クックック……ハーッハッハッハ!!」



機動戦士ガンダムゼオライマー

つづく?


今日はここまで
短編なのですぐに最終回になります。
暇潰しにどうぞ

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