【ガルパン】ナカジマ「出来ましたよ!将来のお嫁さんがわかる装置です!」 (196)

まほ「おお!よくやってくれた!」

ナカジマ「徹夜しちゃいましたよ」

まほ「それでこれはどうやって使うんだ?」

ナカジマ「はい、取り敢えず説明しますね」

まほ「頼む」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483636787

ナカジマ「まず、言っておくと、この機械は頼まれていた未来を見る装置ではないです」

まほ「ん?じゃあどうやってわかるんだ」

ナカジマ「この装置はどちらかというとタイムスリップに近いんです」

まほ「タイムスリップ?」

ナカジマ「その年代に意識だけ飛ばすんです。」

昔読んだストパンのSSを参考にしました

まほ「なるほど...タイムスリップか…」

ナカジマ「はい、少ししたら戻ってきます」

まほ「その年代で、何かやってはいけないとか、そう言うモノはあるのか?」

ナカジマ「特には…、というか多分自分の意思では動けないと思いますよ?」

まほ「何?」

ナカジマ「うーん…説明するのは難しいんですけど、夢見てる時みたいな、その状況に違和感を感じないんですよ」

まほ「夢か…」

ナカジマ「はい」

まほ「……」

ナカジマ「少し残念そうですね」

まほ「少しな」

まほ(大人になったみほを堪能できるとおもったんだがな…、まぁいいか)

ナカジマ「…そういえば、なんで急に将来のお嫁さんなんて知りたくなったんですか?」

まほ「ん?ああ…」


エリカ『お見合い?西住流でですか?』

エリカ『まぁ隊長って、そういうのじゃないと結婚できなさそうですもんね笑』

エリカ『恋人とかできたことあるんですか?笑』

まほ「……」イラッ

ナカジマ「まほさん?」

まほ「いや、なんでもない…」

ナカジマ「?そうですか?」

まほ「ああ…」

まほ(エリカめ…)

まほ(思い出したらイライラしてきた)イライラ

ナカジマ「それじゃあ、やり方を説明しますね」

まほ「頼む」

ナカジマ「まほさんにこの装置を頭につけたまま寝てもらって、私がボタンを押す。それだけです」

まほ「それだけか。以外と簡単なんだな」

ナカジマ「はい」

まほ「それじゃあ早速頼む」

ナカジマ「はい。じゃあベッドで寝てもらっていいですか?」

まほ「ああ」ゴロン

まほ「…あとは、私が寝るだけか」

ナカジマ「はい。そしたら、私がボタンを押します」

まほ「ああ…」

まほ「……」

まほ(エリカめ…私が結婚できないだと?)

まほ(まぁ…、恋人はできたことないが…)

まほ(私にはみほがいるからな!)

まほ(将来の私はみほと結婚してラブラブ生活をおくっているに違いない…)

まほ(ふふふふふ…)

まほ(……)

まほ(なんだか、眠たく…なってきた…な…)

まほ「……」zzz

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ(…)

まほ(……)

まほ「ここは…、私は寝てしまったのか…?」

???「ええ、気持ち良さそうに」

まほ「気づいていたなら、起こしてくれれば良かったのに」

???「だって、本当に気持ち良さそうに寝てるんだもの。それに、仕事で疲れているんでしょう?」

まほ「しかし久しぶりの休日…、もっとお前と…「それに」




エリカ「私、まほの寝顔大好きだもの」フフフ

まほ「エリカ…」

エリカ「ほら見て。よく撮れてるでしょ?」

まほ「なっ…///消せっ…!!」

エリカ「ダメよ。ふふっ、待ち受けにしましょ」

まほ「あっ…こらっ…!」

エリカ「はい、もう遅い♪」

まほ「はぁ、エリカも、なんというか…、」

エリカ「ん?なに?」

まほ「いや、結婚したてのころを思い出してな…。あのころは私の後ろに付いてくるだけで、なにかあるたびに真っ赤にしてたのに」

エリカ「当たり前よ。私だっていつまでも初心な少女じゃないわ」

まほ「そうだな…、結婚してもう五年か…」

エリカ「あら?今の私は嫌い?」

まほ「そんなわけないだろ」ギュウ

エリカ「あっ…///もう…///」

まほ「いつもありがとう。よく家を開けている私の変わりに家を守ってくれて」

エリカ「しょうがないわよ。あなたは西住流の跡継ぎなんだもの」

まほ「ああ…でも、すまない」

エリカ「もうっ…謝らないで?私はあなたの役に立てているだけで幸せだから」

まほ「しかし…」

エリカ「それに、待つのには慣れてるもの」

まほ「?それはどういう…」

エリカ「んーん。なんでもない」

まほ「?そうか」

エリカ「ただ毎日寂しいのは事実よ?知ってる?うさぎは寂しいと死んじゃうのよ」

まほ「そうか、それなら、今日は目一杯可愛がってやらないとな」ギュッ

エリカ「きゃっ///」

まほ「エリカ…」

エリカ「まほ…」

まほ「愛してる」

エリカ「嬉しい…///」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「!!!???」ガバッ

ナカジマ「うわぁっ!びっくりした…どうでした?楽しそうでしたか?」

まほ「どういうことだ…私の嫁がみほじゃないだと…」

ナカジマ「ま、まほさん…?」

まほ「しかもよりによって…」ブツブツ…

まほ「どういうことなんだ…」

ナカジマ「と、とりあえず話してみてもらってもいいですか?話せるところだけでいいので」

まほ「あ、ああ…」

人物名などは伏せて掻い摘まんで話した

まほ「というわけだ」

ナカジマ「なるほど…。つまり、意中の人と結婚できなかったと…」

まほ「ああ…」

ナカジマ「そんなに落ち込まないでください。大丈夫です未来は変えられます」

まほ「なにっ!?それは本当か!?」

ナカジマ「はい、タイムスリップですから。今からしっかりアプローチしていけば違った未来「用事を済ませてくる」

ナカジマ「……」

ナカジマ「行っちゃった…」

まほ「まったく…なんという夢だ」

まほ「いや、夢ではないのか」

まほ「というか、どうして未来の私はエリカと…」

まほ「……」

まほ「いや、考えても仕方ない。このままいけば私はエリカと結婚することになってしまう」

まほ「それは阻止せねば」

まほ「私の嫁はみほだからな!」フフン



バタン!!

まほ「エリカ!」

エリカ「隊長?どうかしましたか?」

まほ「いや、えっと…」

まほ(どうしようなにも考えてなかった)

エリカ「あっ、あの隊長…」

まほ(なんて言おうか…)

エリカ「昨日のお見合いの話…」

まほ(まぁ…正直に気持ちを言えば良いな)

エリカ「その…」

まほ「エリカ」

エリカ「はっ、はい…」

まほ「お前に伝えたいことがある」

元はバルクホルンのやつか

エリカ「えっ!?///」ドキッ

まほ「スー…ハー…」

エリカ「……」ドキドキ

まほ「私は特に、お前を好きでもない」



エリカ「……」

エリカ「は?」

まほ「別に、仲間として嫌っているわけではないが、恋愛の相手としては見られない」

エリカ「へ、へぇー。それを私に言って、どうしたんですか?」

まほ「いや、今のうちにはっきりさせておこうと思ってな」

まほ「万が一、いや、億が一そういうことにならないように」

エリカ「ないない。ないですよ。隊長となんて…そんなことありえません」

まほ「それもそうだが…まあいい、私は宣言したからな」

エリカ「はいはい。わかりました」

まほ「…まぁいい。用事はそれだけだ、では」

バタン

エリカ「……」

エリカ「…隊長のバカぁ…」グスン

>>32
そうです

まほ(エリカめ…あんなに否定しないでもいいじゃないか)

まほ(ちょっと傷ついたぞ)

まほ(…まぁこれでエリカとは大丈夫だろう)

まほ(あとは…)

プルルルルル…

ガチャ

まほ「もしもし、みほか?」

みほ「おねえちゃん?どうしたの?急に電話なんて」

まほ「いや、少し、世間話をだな…」

みほ「?そうなの?」

まほ「ああ」

みほ「それで「みほはお嫁さんにするならどんな人がいい?」

みほ「……」

みほ「……えっと、「私は!」

まほ「しっかりしているようでたまに抜けている…だが仲間思いで優しい子…そんな子がいいな!」

みほ「……」

まほ「じゃ!!」ガチャ

みほ「ええ…」

みほ「……」

みほ「もしかして…」

まほ「ふぅ」

ナカジマ「あっ、おかえりなさい」

まほ「もう一回頼む」

ナカジマ「えっ、もうですか?」

まほ「今度こそ、問題ないはずだ」

ナカジマ「わ、わかりました。…じゃあそこに寝てください」

まほ「ああ」

まほ「……」

まほ「…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まほ(…)

まほ(……)

まほ「ここは…」

???「あっ…起きた…か?」

まほ「ああ…起きた。もう昼か…すっかり寝過ごしてしまったな…」

???「…しょ、しょうがないさ…昨日はその…///」

まほ「ああ、初夜だったからな」



アンチョビ「は、恥ずかしいからそういうこと言うなぁーー!」

まほ「ふふっ、すまない」

アンチョビ「もうっ!」

まほ「お腹がすいたな」

アンチョビ「そっ、そうか!よし私が作ってやる!何が食べたい?」

まほ「千代美」

アンチョビ「っ!?///」

まほ「冗談だよ」

アンチョビ「バカぁ!!///」

まほ「…そうだな、正直なんでもいいぞ。千代美が作るものは全部おいしいからな」

アンチョビ「そ、そうか…」テレッ

まほ(かわいい)

アンチョビ「よぉし!ならパスタでいいか?」

まほ「ああ」

アンチョビ「待っててくれ!アンツィオ秘伝の…」

アンチョビ「……」

まほ「?どうかしたか?」

アンチョビ「いや、ちょっとあいつのことを思い出してさ…」

まほ「……」

アンチョビ「私がまほと結婚するってことを伝えた時に、泣きながら私に告白してきたんだよ」

まほ「ああ」

アンチョビ「そこで初めて私はあいつの思いを知ったんだ」

アンチョビ「姉さん姉さんってよくなついてくれている可愛い後輩だと思ってた」

アンチョビ「部下たちのことはなんでも知ってるつもりだったんだ」

アンチョビ「でも結局、私はなにもわかってなかった」

まほ「……」

アンチョビ「私はあいつを傷つけてしまった」

まほ「千代美のせいではないさ」

アンチョビ「そう、かもしれない…」

アンチョビ「でも昨日の結婚式、あいつの姿はなかった」

アンチョビ「……」

まほ「千代美…」ギュッ

アンチョビ「ごめんな…暗いこと言っちゃって」

まほ「不安なんだな。このままその子との関係が終わってしまうのが」

アンチョビ「ああ…」

まほ「私がそばにいるさ」

アンチョビ「……」

まほ「大丈夫、その子はきっとまだ心の整理がついていないだけだ。時間がたてばいつか私たちのことを認めてくれるさ」

アンチョビ「そうかな…?」

まほ「ああ」

アンチョビ「…まほ」

まほ「ん?」

アンチョビ「やっぱり私はお前が好きだ」

まほ「ん?どうしたんだ急に。千代美らしくもない」

アンチョビ「うっ、うるさい!!///」

まほ「はは、そうだな」

まほ「私もお前が大好きだ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「なん、っで、っだ、よっ!!!」ガバッ

ナカジマ「うぉわっ!?」ビクッ

まほ「……」

ナカジマ「ど、どうでした…?」

ナカジマ(聞かなくてもわかるけど)

まほ「また用事ができた。少し出てくる」スタスタ

ナカジマ「はい…」

まほ「そうだ。聞きたいんだが」クルッ

ナカジマ「なんですか?」

まほ「その装置は何年後の未来が見えるんだ?」

ナカジマ「はい?」

まほ「結婚五年目だったり、結婚式の次の日だったりしたんだが」

ナカジマ「う~ん…わからないですね…結婚してからの年数はランダムで選ばれるんじゃないかと思いますけど」

まほ「そうか。わかった」

ナカジマ「ちなみにどちらへ?」

まほ「アンツィオ高校だ」

ナカジマ「アンツィオ!?ここからすごく遠いですよ!」

まほ「問題ない。エリカにヘリを出させる」

ナカジマ「……」

バタンッ

まほ「失礼する」

アンチョビ「おお!よく来たな!歓迎するぞ!」

まほ「ん?なんだ?ピザか?」

アンチョビ「ああ!食べるか?私が作ったんだ!」

カルパッチョ「西住さんが来るからドゥーチェが急いで作ったんですよ」

アンチョビ「こ、こら!そういうことはいわなくていい///!」

まほ「すまないな急に押しかけて」

アンチョビ「いいっていいって!それで何の用なんだ?」

まほ「ああ、…いや、実はお前に伝えたいことがあってな」

アンチョビ「えっ」ドキッ

カルパッチョ(あらあら)チラッ

ぺパロニ「……」

まほ「スゥー…ハー」

アンチョビ「……」ドキドキ




まほ「お前には、私よりもっといい人がいると思うぞ」


アンチョビ「えっ?」

まほ「部下のことならなんでも知っているというのは傲慢だ」

まほ「何気ない日常にもっと目を向けてみろ」

まほ「そしたらきっとお前のことを思ってくれている人もいるはずだ」

アンチョビ「えっ?えっ?」

まほ「それだけだ。では失礼する」スタスタ

まほ「あっ、一切れ貰っていく」モグモグ

バタンッ

アンチョビ「」

カルパッチョ(あらら?あの隊長さん意外と鋭いのね…)

アンチョビ「」

ぺパロニ「ま、まぁ元気出してくださいドゥーチェ」

アンチョビ「フラれた…まだ告白もしてないのに…」グスッ

アンチョビ「私のなにがいけなかったのかな…」

ぺパロニ「大丈夫っすよ!姉さんには私がついてるっす!」ギュウ

アンチョビ「ええい!抱き着くな!」

カルパッチョ「今日は食べましょう!」ギュウ

ぺパロニ「そうっすよ!食べて忘れましょう!」ギュウ

アンチョビ「ああもう!はーなーせー!!」

プルルルル

ガチャ

まほ「もしもし、みほか?」

みほ「あっ、お姉ちゃん。どうしたの?」

まほ「いや、さっきの続きを…」

みほ「ああ、お嫁さんにするなら「私は!」

まほ「人を元気にさせる性格で、一緒にいると退屈しなくて、私のことをよく知ってくれている人がいいな!あと家系がいい!」

みほ「……」

まほ「じゃっ!」ガチャ

みほ「えぇ…」

みほ「……」

みほ「…もしかして」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

エリカ「あら?あんた…」

ナカジマ「げっ」

エリカ「大洗の子よね?どうして隊長の部屋にいるのかしら」

ナカジマ「ぇ…えっと…、」

エリカ「あと、その手にもってるものは何?」

ナカジマ「えっ?えっと…」

エリカ「怪しいわね…」

エリカ「……」

ナカジマ「……」

エリカ「……」ジト目

ナカジマ「うぅ…」


ガチャ

まほ「ふぅ」

エリカ「あっ、隊長」

ナカジマ「あっ、おかえりなさい」

ナカジマ(助かった…)

まほ「エリカ?何故ここに?何か用か」

エリカ「いえ…大洗の子がいたので…」

まほ「ん?…ああ。密偵かと思ったのか。心配ないこの子は私の客だ」

エリカ「ですが…」

まほ「なんだ」

エリカ「…なんでもないです」

まほ「そうか」

エリカ「失礼しました」


ガチャバタン

エリカ「…あやしい」

今書いたところまで全部書きました
寝ます

まほ「……」

まほ「…よし」

まほ「もう一回頼む」

ナカジマ「いいですけど…、さっき使ったのにそんなにすぐに寝れるんですか?」

まほ「問題ない。適度に疲れるためにアンツィオを一周走ってきた」

ナカジマ「えぇ…。…分かりました。」

まほ「頼む」

まほ「……」

まほ「…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「う…ん…」

まほ「ここは…」

???「目が覚めたかしら」

まほ「ああ…寝過ごしてしまったみたいだ…」

???「あら、それは…ごめんなさい。起こした方がよかったかしら…」

まほ「かまわないさ。たいして問題があるわけじゃない」

???「そう?よかった…なんだか…」

ダージリン「あなたの寝顔ってずっと眺めていたくなるのよ」

まほ「ふふっ」

ダージリン「?私何かおかしなこと言ったかしら?」

まほ「いや、昔誰かに同じことを言われたような気がしてな」

ダージリン「それは…どなたに?」

まほ「えっと………そうだ、エリカだ」

ダージリン「!……ふーん…」

まほ「あれ…安斎だったかな…?…記憶が…」

ダージリン「……」

まほ「?どうした?」

ダージリン「なんでもないわ」

まほ「嘘だ、怒ってるだろ」

ダージリン「怒ってないわ」

まほ「怒ってる」

ダージリン「怒ってません」

まほ「すまない」

ダージリン「どうして謝るの」

まほ「怒ってるだろ?」

ダージリン「だから怒って………はぁ、本当にわからないの?」

まほ「やっぱり怒ってた」

ダージリン「……」グイッ

まほ「な、なんだ…?」

ダージリン「まほ、私はね、独占欲が強いのよ」

まほ「あ、ああ…知ってる…」

ダージリン「いいえ。わかってないわ」

ダージリン「あなたの全ては私のもの。頭のてっぺんから足のつま先まで、髪の毛一本に至るまで。」

ダージリン「だから、本当を言うとあなたを家から出したくないのよ」

ダージリン「ずっと一緒にいてほしい他の人に会ってほしくない。私が養ってあげるから」

まほ「……」

ダージリン「二年生の時からあなたのことずっと見ていたのよ?あなたは気づいていなかったけど」

まほ「そうだったのか…?気付かなかった…」

ダージリン「でしょうね。あなた鈍感だもの」

まほ「ひどいな」

ダージリン「どうせジャケットのことも気づいてないんでしょう?」

まほ「えっ?」

ダージリン「ほらやっぱり」

まっほ「?」

ダージリン「聖グロ最高級のティーカップをあげたのだもの。それくらい貰っても罰はあたらないわ」

まほ「お前が持ってたのか…、無くしたと思ってた…」

ダージリン「実家の方にこっそり返しておいたけどね。私にはもう必要ないから」

まほ「必要ないって……何に使ったんだ…?」

ダージリン「それは秘密」

まほ「……」

ダージリン「…自分でもね、」

ダージリン「…面倒くさい女だと思うわ。でも、それが私なの」

まほ「私は、愛されているんだな」

ダージリン「ええ。ペコもアッサムもローズヒップもどうでもいいわ。私にはあなたがいれば…」ギュウ

まほ「はは…ん?」

ダージリン「?どうかしたかしら」

まほ「結局、どうして怒ってたんだ?」

ダージリン「はぁ…本当に鈍感ね…変わらない」

まほ「?」

ダージリン「もういいわ。許してあげる」

まほ「そうか?」

ダージリン「愛してるって言ってくれたらね」

まほ「ああ、愛してるよ」

ダージリン「足りないわ。もっと」

まほ「何度でもいうさ。」

まほ「愛してるよダージリン」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まほ「お前かーー!!」ガバッ

ナカジマ「うわぁ!?」ビクッ

まほ「…毎回驚きすぎじゃないか?」

ナカジマ「なら叫ばないでください!」

まほ「少し出かける」

ナカジマ「あ、またダメだったんですね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「失礼する」ガチャ

ダージリン「え、ええ、いらっしゃい。なにか用かしら」

ローズヒップ「まほさんですわー!!」

アッサム「こらローズヒップ!」

ペコ(ダージリン様、緊張してますね…)

アッサム(ええ、まほさんは気づきませんけどね)

ローズヒップ「ダージリン様ずっとそわそわしてましたわー!!」

アッサム「こらローズヒップ!!」

まほ「ん、ティータイムだったのか」

ダージリン「かまわないわ。それで、今日はどういうご用事かしら。」

ペコ(ダージリン様意外と普通に話せてますね…)

アッサム(でもよく見るとティーカップを持つ手が震えているわ)

まほ「ああ…ちょっと言いたい事があってな…」

ダージリン「あら、それだけのためにわざわざ学園艦まで来たの?電話でもよかったじゃない」

ペコ(心にもないことを…)

アッサム(照れ隠しね)

ローズヒップ「照れ隠しですわー!!」

アッサム「こらローズヒップ!」

まほ「いや、直接言った方が良いと思ってな。」

ダージリン「!そっ、そう…」ドキドキ

ペコ(ティーカップの揺れが激しくなりましたね)

アッサム(プルプルふるえてますね)

ローズヒップ(こぼしそうですわー!!)

まほ「しかし…」チラッ

三人「?」

ダージリン「ど、どうかして…?」

まほ「大事なことだからな。できれば二人きりで話したい」

三人(!)

ダージリン「!!!そっ、そそそそれは…」ガタガタガタ

ペコ(更に揺れが激しくなりましたね)

アッサム(もう揺れすぎて腕を振ってるようにしか見えないわね)

ローズヒップ「こぼれてますわー!!」

まほ「いいか?」

ダージリン「え、ええ!かまわない…わよ?」

まほ「そうか」

ダージリン「じゃっ、じゃあ、私の部屋でお話してくるから。あなたたちはここで待っててちょうだい」テクテク

三人「はーい」

ガチャバタン


三人「……」

ペコ「…どうしますか」

アッサム「覗くに決まってますわ」

ローズヒップ「ますわー!!」

ペコ「ですよね」

アッサム「…でも、本当にいいの?」

ペコ「はい?」

アッサム「だってあなたは…ダージリンが…」

ペコ「はい。でもダージリン様には幸せになってほしいですから」

アッサム「そう。ならいいわ。行くわよローズヒップ」

ローズヒップ「はいですわー!!」

寝ます

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ペコ「見えますか?」

アッサム「う、うーん…見えるけど、会話までは聞こえないわね…」

ローズヒップ「見えないですわー!!」

アッサム「こらローズヒップ!押さないの!」

アッサム「あっ!壁ドンよ!壁ドンされてるわ!」

ペコ「っ!見せてください!」

ローズヒップ「壁ドンですわー!!」

アッサム「ローズヒップ!静かにしなさい!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「嘘をつくな!ネタは挙がってるんだ!」壁ドン

まほ(あのジャケットにはみほの靴下が入ってるんだ!)

ダージリン「きゃあ!ジャケットなんて持ってませんわ!///」

ダージリン(まほさんの顔がこんなに近くに…///)

まほ「白を切るつもりか」

ダージリン「はぁ、はぁ…///しょ、証拠は…?証拠はあるんですの?」

まほ「むっ…」

まほ(どうしよう…未来のお前が言ったなんて証拠にならないし…)

ダージリン「ほ、ほらやっぱり証拠なんて無いんでしょう?」

まほ「……証拠はない」スッ

ダージリン(ああ…まほさんの顔が離れていく…)

まほ「だが確信はある。部屋を調べさせてもらうぞ」ガサガサ

ダージリン「だ、ダメよ!」

まほ「問答無用だ!…とりあえずクローゼットの中から…」

ダージリン「まっ、まっt…」

ガチャ


まほの下着 ドサッ

まほ「」

ダージリン「え、えっと…」

まほ「……」

ガラッ


まほのバスタオル ドサッ

まほ「」

ダージリン「い、いやその…あの、それはそのあのね」

まほ「……」

ガラッ


まほの中学の水着 ドサッ

まほ「」

ダージリン「えっとその…」

まほ「……」

ガラッ


まほのジャケット ドサッ

まほ「」

ダージリン「あっ……」

まほ「……」

まほ「…………ダージリン」

ダージリン「はい…」

まほ「この変態」

ダージリン「/////」

ペコ「で、コレクション全て没収された上に、フラれたのですね…」

ダージリン「」

ローズヒップ「ダージリン様フラれましたですの!?」

アッサム「こらローズヒップ!!」

ダージリン「………き」

ペコ「?何かおっしゃいましたか?」

ダージリン「怒ったまほさんも素敵///」

ペコ「えっ」

プルルルル

ガチャ

まほ「もしもし。みほか?」

みほ「お姉ちゃん?またお嫁さんの事?」

まほ「ああ!私は」

まほ「いろいろ不器用だけどいざというときはキリッとしてて頼りになってリーダーとしての責任感の強い子がいいな!あと苗字が西住!」

みほ「……」

まほ「じゃっ!」ガチャ

みほ「えぇ…」

みほ「……」

みほ「……!!?」

まほ「ただいま」

ナカジマ「あっ、おかえりなさい。って、うわっなんですかその荷物」

まほ「なんでもない。もう一回頼む」ドサッ

ナカジマ「良いですけどよくそんなに寝れますね。また走ってきたんですか?」

まほ「いや、走ってはいないが…十分に疲れた…」

ナカジマ「……」

まほ「?どうした?」

ナカジマ「噂になってますよ。まほさんが好意を持ってくれている人たちをフッて回ってるって」

まほ「……」

ナカジマ「そんなことを続けていたら誰も結婚してくれる人がいなくなっちゃいますよ」

ナカジマ「それでも続けるんですか?」

まほ「…ああ。」

ナカジマ「!」

まほ「私にはどうしても結婚したい人がいるんだ」

ナカジマ「…そうですか。わかりました」

まほ「頼む」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「ん…」ゴソッ

まほ「……寝過ごしてしまったな」

しほ「あら、まほ。やっと起きたの?」

まほ「はい」

しほ「はやく起きなさい。ごはん出来てるわよ」

まほ「すみません。お母様」

しほ「もう…お母様はやめてって言ってるでしょ?」

まほ「えっ」



しほ「しほ、って呼んで///」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

まほ「がぁああああ!!?」バサッ!ドチャゴロゴロ…

まほ「!!?!??!?!???!?」

ナカジマ「ベッドから落ちたのは初めてですね」

まほ「……」

ナカジマ「?まほさん?」

まほ「……」

ナカジマ「……」

まほ「」

ナカジマ「……」


まほ「おえっ」

ナカジマ「まほさん!!?」

こうして……



ミカ「起きたかい?早起きはいいね。君を独り占めできる」

まほ「……」バサッ

ナカジマ「今度は大丈夫みたいですね。どうでした?」

まほ「意外すぎる…」

ナカジマ「どちらへ?」

まほ「継続…」フラフラ…

次々と……



ルクリリ「おはよう。あなた」

まほ「……」

まほ「……」バサッ

ナカジマ「どうでした?」

まほ「誰だお前!!!」

ナカジマ「えぇ…」

夢に現れた人達を……



愛里寿「その…まほさんおはよう///」

まほ「お、おおぅ…」バサッ

ナカジマ「次はどちらへ?」

まほ「大学…」

ナカジマ「いってらっしゃ~い」

まほ「慣れてきたなお前」



フッて行った……



ダージリン「まほさん成分補給///…これがないと生きていけないわ…」ギュウウ…

まほ「……」バサッ

まほ「またお前かぁああああ!!!」

ナカジマ「?」

****
ガチャ

まほ(まさか三回も聖グロに行く羽目になるとはな…)

まほ(ダージリンのやつまだ私の私物を隠し持っていたし)

まほ(まだ諦めてなかった様子だったしな…はぁ…)

まほ「ただいま…って、あれ」

まほ「ナカジマ?どこ行った?」

まほ「ん?何でこんなところにレンチが落ちてるんだ?」

まほ(ナカジマの物か…?)

まほ(気になるな…)

まほ「大洗へ行ってみるか」

まほ「エリカ、ヘリを出してくれ」

上空 ヘリコプターの中

まほ「すまないな何度も送ってもらって」

エリカ「いえ…それはいいんですけど…」

まほ「?」

エリカ「大洗に向かうんですよね?」

まほ「ああ」

エリカ「…また、誰かをフるんですか?」

まほ「!」

エリカ「…やっぱり、良くないと思います…私、その…」

まほ「……」

エリカ「……」

まほ「大丈夫だ」

エリカ「!」

まほ「今回大洗に向かっているのは友人の忘れ物を届けるだけだ」

エリカ「そ、そうですか…すいません…」

まほ「……」

まほ(エリカもそう言うのか)

まほ(確かに、私はみほのことだけでまわりの人たちのことを考えていなかったな…)

まほ(二度も騙され子はともかく、ダージリンに関しては悪くないような気もするが…)

エリカ「隊長?」

まほ「ん、なんだ」

エリカ「大丈夫ですか?なんだかとても怖い顔をされてましたけど」

まほ「…大丈夫だ」

エリカ「本当ですか?」

まほ(心配してくれているのか)

まほ(…そういえばエリカも私の被害者なのにな…)

まほ(それなのに文句一つなくこうやってヘリを出してくれて…)

まほ(あれ…エリカって実はスゴくいいやつなのでは…)

エリカ「隊長?」

まほ「大丈夫だ…」

エリカ「そうですか…」

まほ「///」

エリカ「?」

大洗
ナカジマ「ありがとうございます。忘れ物わざわざ届けてもらって」

エリカ「ホントよ。隊長にわざわざ足を運ばせるなんて」

ナカジマ「あはは…ごめんなさい」

まほ「いや、かまわんぞ」

まほ(みほに会えるしな)

ナカジマ「はい」

エリカ「ホントに反省してるの?」

まほ「こらエリカ」

エリカ「むぅ…」

麻子「沙織!沙織!しっかりしろ沙織!」

ナカジマ&まほ&エリカ「!?」

ナカジマ「ど、どうかした!?」

華「あっ、ナカジマさん!沙織さんが目を覚まさないんです…!!」

優花里「脈拍もさがってきてます…」

ナカジマ「えっ」

麻子「きっとこの妙な装置のせいだ…!これのせいで沙織は起きないんだ!」

エリカ(それは…隊長の部屋でみた…)

麻子「なんなんだこれは!!」

ナカジマ「将来のお嫁さんに会える装置です…」

エリカ「えっ」

ナカジマ「沙織さんがどうしても貸してほしいっていうからボクが貸したんです…」

エリカ「ちょっ…ちょっとそれどういう…」

麻子「お前のせいか!!」バッ

みほ「麻子さん落ち着いて!」ガシッ

ナカジマ「どうして……。装置の故障?…そんなハズは」

麻子「理屈なんかどうでもいい!!早く沙織の目を覚まさせろ!」

ナカジマ「でも…故障じゃ目を覚まさないなんてことは起こらないはず…」

麻子「でももへったくれもない!現に沙織は目を覚まさないじゃないか!!」

華「AEDもってきました!」

優花里「武部殿呼吸してません!!」

みほ「人工呼吸!急いで!!」

麻子「貸してくれ!私がやる!!」

ナカジマ「まさか……」

ナカジマ「…結婚相手がいなかったんじゃ…」

まほ「え」

ナカジマ「装置はまだ動いてます。…おそらく並行世界のあらゆる結婚できる可能性を検索してるんです」

エリカ「どんな装置なのよそれ」

まほ「…みつからないと…どうなるんだ…?」

ナカジマ「わかりません…もしかしたら、一生このままかも…」

まほ「」




ナカジマ『そんなことを続けていたら誰も結婚してくれる人がいなくなっちゃいますよ』

まほ「……」

優花里「呼吸もどりません!」

麻子「沙織!沙織!しっかりしろ!」

華「どんどん脈も下がってきてます…」

みほ「救急車はまだなの…!!?」



まほ「……」

まほ「もうエリカでいいや」


麻子「沙織ぃーー!!!」

おわり
読んでくれてありがとう
更新に時間がかかってしまってごめんなさい。
エリカが装置を手に入れる展開にするつもりだったのを変えたのでオチが適当です
沙織はきっと麻子が貰ってくれる

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