【魔法少女育成計画】スイム「ルーラが言ってた、チーム全員生存を目指す、って」 (1000)

廃寺院


スイム「ルーラが言ってた、部下なくしてはリーダー足りえないって」

スイム「無能な部下を守るのもリーダーの役割だって」

スイム「……なんだかユナエルは頭を潰されて、ミナエルはハートキャッチされて」

ミナ&ユナ「「なんじゃそりゃあ!?」」

スイム「たまは私が首を切った気もするけど…」

たま「ええっ!? こ、怖いこと言わないでよスイムちゃん」オロオロ

スイム「……そんな失敗はしない、私はお姫様になる」

※スイム、たま、ミナエル、ユナエルの全員生存を目指します
※誰か死んだらコンテニューの予定

※アニメのみ視聴

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483192001

スイム「……状況確認する」

スイム「今日は脱落者発表日、脱落者はラ・ピュセルだった」

ユナエル「私たちの事あんなにボコったくせに、あっさり死んじゃったね!」

ミナエル「悲しいぽん、辛いぽんって棒読みだったし」


スイム「その後、ファヴから追加アイテムの発表があった。私たちは透明外套、武器、元気の出る薬を購入した。」

スイム「うさぎの足、四次元袋は別の魔法少女が買ったみたい……」

スイム「今日はもう解散してもいいけど………」

ルーラだったらどうする……ルーラなら

1 外を探索
2 ピーキーエンジェルスとお話し
3 たまとお話し
4 その他(あんまりぶっ飛んでるのはなし)

安価↓2

スイム「ミナエル」

ミナエル「? どうしたのスイムちゃん」

スイム「ミナエルはルーラになれる?」

ミナエル「だーっ! なんでスイムちゃんが私とユナの能力を間違えるの?」

ミナエル「私が変身できるのは無機物!」

ルーラ(ユナエル)「生き物に変身できるのは私の方よ、このバカ!」

スイム「………そのルーラじゃない。今私が持ってるルーラ」

ミナエル「それかい! ちょっと待ってて……えいっ」

槍ミナエル「見た目だけならこんなもんだよ」

ユナエル「おおっ!これ二槍流いけんじゃね? スイムちゃんちょっとルーラ貸して!」

槍ミナエル「だから見た目だけだって……」

ユナエル「イェーイ!」ブンブン

槍ミナエル「ちょ、振り回すなー!」

スイム「……ミナエルは固さまでは変身できないらしい」

スイム「盾とかに変身してもダメという事。気を付けよう…」

ピーキーエンジェルズと仲を深めた(1/10)

他に話すことはある?

安価↓1
1 今後の方針
2 なし
3 その他


今日はここまで。遅筆で申し訳ない



脱落者発表まであと7日

スイム「ルーラが言ってた、仲を深めればその分危険な作戦にも従ってくれたり献身的に行動してくれるって」

スイム「10/10になったら変身前の姿で会ったり、変身前の状態での行動が可能になるらしい」

スイム「たまは訓練すれば少しは強くなるかも……ピーキーエンジェルズは、そういう訓練とかは面倒くさがりそう」

スイム「脱落者発表は……なんだか今週はマジカロイドが脱落する気がするから大丈夫そう」

安価↓

2周目か
なら変身能力の使い方について今の内に話してみよう

>>7

ミナエル「ヴォエッ!」オロロロロロ

ユナエル「開幕から吐かないでよお姉ちゃん!」

ミナエル「ユナが私の事ぶん回したり、床とか柱にぶつけるからでしょーが!」

たま「だ、大丈夫ミナちゃん?」

スイム「……そういえば、3人はラ・ピュセルと戦ったとき、どういう魔法の使い方をしたの?」

ミナエル「玉に変身しました」
ユナエル「カラスに変身して、お姉ちゃんを持って逃げました」
たま「落とし穴を掘ったんだけど、ラ・ピュセルに踏まれちゃった…」

スイム「……そう」

ミナエル「でも私たち変身してもそんなに強くならないしね~」

ユナエル「耐久性1だしね~」

スイム「変身して相手の不意を突くとか、身を隠すとかそういう使い方が良さそう」

たま「例えば何に変身するの?」

スイム「……トップスピードはリップルといつも一緒にいるから、リップルになれば不意を付けるかも」

ユナエル「おお! なるほど」

ミナエル「ならさ、シスターナナとウィンタープリズンもいけんじゃね?」

ユナエル「いけるいける!」

スイム「……(なんだか下手にその二人に仕掛けるとユナエルが道連れにされそうな気がする)」

スイム「……他には野良猫とか怪しまれないものになって尾行して、相手の住んでいる場所を特定するとか」

たま「二人とも色々出来そうで凄いなぁ……私なんて穴を掘るしかできないよ……」ションボリ


1日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(1/10)
たま(0/10)

他の魔法少女の情報
特になし

できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り

2日目(脱落者発表まであと6日)

廃寺院


スイム「昨日はピーキーエンジェルズと能力の使い方について話した……」

スイム「……だけど不意をつけたとしても、私みたいに攻撃を無効化する相手だと困る」

スイム「そもそも変身を見破る魔法少女もいるかもしれない……」

スイム「こっちの能力もばれてないと思うけど……他の魔法少女の手のうちがわからない」

こんなときルーラだったらどうする……ルーラなら

1 外を探索
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 たまとお話し
4 他の魔法少女に電話、メール
5 その他

安価↓1

たま「ねぇ、スイムちゃん」

スイム「……?」

たま「スイムちゃんはまたこの前みたいにキャンディーを奪ったり、他の魔法少女を襲うつもりなの?」

スイム「……そうしないとこの4人の中から脱落者が出るかもしれない」

スイム「今回はラ・ピュセルは事故で死んだから、他の脱落者は出なかったけど」

スイム「今度も誰かが事故で死ぬとは限らない、そうなった時にキャンディーが一番少なくて死んじゃうのは……多分たま」

たま「……っ!」

スイム「それに魔法少女が死ねば、キャンディーが少なくても脱落しないって分かったから、私たちを殺しに来るかも」

たま「そ、そんな……」

スイム「大丈夫、私はリーダーだから3人とも守る、だから3人は死なない」

たま「うん……」

たまと仲を深めた(1/10)


他に話すことはある?

安価↓1
1 たまの能力について
2 なし
3 その他

たま「でも、もし他の魔法少女と戦いになったら、私はあんまり役に立てないね……」

たま「ラ・ピュセルと戦ったときも、すぐやられちゃったし……」

たま「スイムちゃんが25年も寿命を使ってくれた透明外套も、私じゃ」

スイム「……ううん、たまは役に立つ」



スイム「たまの魔法、地面じゃなくて魔法少女に使えばいい」

たま「ッ!?」

ミナエル「えっ、なにそれは」

ユナエル「想像したらグロっ!」

スイム「たま。たまは生き物にも穴を掘る魔法が使える?」

たま「……」

たま「……できるよ」

ミナエル「マジで!?」

ユナエル「マジヴァイオレンス……」

ミナエル「透明外套がたまの魔法に合うってそういうことだったんだ」

ユナエル「ステルスと攻撃力が備わり最強に見える」

たま「……で、でもごめんなさいぃっ!! 私、この魔法を人に使いたくないよ……」

ミナ&ユナ「「はいぃ!?」」

スイム「……(たまはそう言うと思った)」

スイム「(ルーラを殺した時も、ピーキーエンジェルズは「やったったー」とか言ってたけど)」

スイム「(たまはルーラを殺して泣いてた……たまは優しい)」

たま「ほ、本当にみんながピンチなったら、相手の魔法少女にも使うから、だから―」

ミナエル「舐めプかよ!?」

ユナエル「それで私たちが死んだらどうすんのさ!」

たま「うぅ……」

スイム「(ユナエルの言う通り、ピンチになってからじゃ遅い)」

スイム「(でも無理に上から命令しても、たまの手がすくんで上手くいかないかもしれない)」

スイム「(もう少し、たまと仲を深めたり、戦い慣れさせないと、うまく使うのは難しそう……)」

スイム「……とりあえず、ピンチの時はよろしく」

たま「あ……う、うん!」

ミナ&ユナ「「甘ーーーーい!!」」


2日目終了


スイム「ルーラが言ってた、たまの仲が(5/10)でこっちからの命令で相手に穴を空けてくれる」

スイム「仲が最大まで上がると自分から積極的にやってくれるようなるって」

スイム「……? ルーラ?」

ルーラ(幻)「基本的に他の魔法少女はこっちが干渉しない限りアニメ通りの行動をとるわ」

ルーラ(幻)「つまり次の脱落者発表の後、シスターナナがこっちに連絡してくる」

ルーラ(幻)「その後、カラミティ・メアリがゲリライベント名のテロを行う」

ルーラ(幻)「それまではこっちから仕掛けない限り、他の魔法少女はこっちには関わってこない」

スイム「……分かった」

3日目(脱落者発表まであと5日)


廃寺院

スイム「たま、ピーキーエンジェルズと能力の使い方については話した」

スイム「……問題はどの魔法少女が相手になるか」

ミナエル「ねぇ、スイムちゃんスイムちゃん!」

スイム「?」

ユナエル「ラ・ピュセルが死んだんならさ、スノーホワイトって無防備なんじゃね?」

ミナエル「だからさ、スノーホワイトを襲いに行こうよ!」

たま「ま、またキャンディーを奪うの?」

ユナエル「殺して今週の脱落者にしちゃってもいいかもよ?」

ミナエル「格好つけてた騎士はもういないんだし、楽勝だよ!」

たま「え、えぇ……」

スイム「(スノーホワイトに会ったのはルーラと彼女のキャンディーを奪ったとき)」

スイム「(特に抵抗はされなかったし、塔から落ちる時もラ・ピュセルに抱えられているのが見えた)」

スイム「(つまり、スノーホワイトはあまり強くない?)」

こんなときルーラだったらどうする……ルーラなら

1 スノーホワイトの担当地区を探索
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 たまとお話し
4 他の魔法少女に電話、メール
5 その他

安価↓1

今日はここまで

スイム「(ルーラはカラミティ・メアリを倒そうとしていた)」

スイム「(メアリを倒せば、私はルーラになれる?)」

スイム「(でも、メアリは強敵だから正面から挑むのは危険)」

スイム「(それに呼び出しても来なさそうだから、待ち伏せも難しい)」

スイム「……」

スイム「スノーホワイトの所には私とたまで行く、4人で行く必要はない、2人で十分」

ミナエル「あれ、私たち留守番?」

スイム「二人にはカラミティ・メアリの情報を探ってきてほしい」

ユナエル「げえっ!? あの狂犬ガンマンの?」

ミナエル「まぁ、前もアイツを撒いて逃げたことあるから、できなくなくはないけど」

スイム「変身前の情報とか、居場所がわかれば十分、無理はしないでいい」

スイム「透明外套も元気の出る薬もそっちに預ける」

ユナエル「おっ、透明外套使っていいの?」

ミナエル「それじゃあ、軽く調べちゃおっか!」

スイム「……何かあったら私に連絡して」

バサッ

スイム「(ピーキーエンジェルズが飛んで行った……)」

スイム「たま、私たちも出発」

たま「うん……」

スノーホワイト担当地区

たま「ねぇ……スイムちゃん」

スイム「スノーホワイトが見つかった?」

たま「そうじゃなくて……スノーホワイトを見つけたら……こ、殺す気なの?」

スイム「……」

たま「せ、せめてキャンディーを奪うだけにしようよぉ……」

たま「スノーホワイトいっぱいキャンディーもってるから、それだけ奪えばしばらく私たちは脱落しないと思うし」

スイム「(この前は半分の25000奪ったから、最低でも25000は奪える)」

スイム「(それだけあれば確かに十分。スノーホワイトは放っておいても破滅する)」

スイム「(……ルーラが言ってた、部下あってのリーダーだって)」

スイム「(力を示して屈服させればいいって)」

スイム「(そのままキャンディー供給源としてスノーホワイトを部下にする?)」

スイム「……どっちにしろスノーホワイトを見つけないと、どうするかはその後決める」

たま「そ、そうだね」


安価↓1

コンマ奇数:困ってる一般人発見 偶数:ハードゴア・アリスに遭遇 ぞろ目:スノーホワイト発見

続きは夜に

スノーホワイト担当地区


スイム「……スノーホワイトが見つからない」

たま「あんなにキャンディー持ってるんだから、いつも人助けしてそうだけど……」

スイム「ラ・ピュセルが死んだから慎重になってるのかも」

スイム「(それとも、もう別の魔法少女に倒された?)」

スイム「もうちょっと探す」

たま「分かった、河川敷の方にいるのかなぁ……」

スイム「困っている人がいれば、スノーホワイトも――たま、下がって」

たま「え、何?」

スイム「知らない魔法少女がいる……こっちに気づかれた」

スタッ


アリス「ピンクの髪、白い衣装……白い魔法少女?」



たま「ひいっ!? お、お化けっ!?」

アリス「違う……白スク水、紛らわしい。白い魔法少女は水着で街を歩く変態じゃない……」

スイム「(チャットルームで見たことがない魔法少女)」

スイム「(つまり彼女が16人目、ハードゴア・アリス)」

たま「ゆ、幽霊? ゾンビ? ス、スイムちゃんッ! 私お化けは本当に苦手で」

スイム「たま、お化けじゃなくて16人目の魔法少女、お化けじゃないから大丈夫」

アリス「ここはスノーホワイトの担当地区です……」

アリス「スノーホワイトに何か御用ですか……?」

スイム「用がある」

アリス「……どんな御用ですか?」

スイム「あなたに言う必要がない」

アリス「……」

アリス「……スノーホワイトに危害を加えるなら」スッ


ドゴオォォォッ!


たま「あ、あわわわわ……じ、地面にひびが」

スイム「(殴るだけなら私は負けないけど、あの破壊力)」

スイム「(たまに当たるとかなり危ない)」

スイム「(ピーキーエンジェルズは即死だったかも、連れてこなくて正解だった)」

アリス「もう一度聞きます……」

アリス「どんな御用ですか?」

スイム「(身体能力がかなり高い魔法少女なのはわかった、後は能力が分からない)」

スイム「……」

能力が分からない未知の相手、ルーラならどうする…?

1 スノーホワイトを部下にしに来た
2 スノーホワイトからキャンディーを奪いに来た
3 スノーホワイトを倒しに来た
4 スノーホワイトと仲良くなりに来た
5 失礼しました、帰ります
6 その他

安価↓2

スイム「たま、穴掘って隠れて、私がやる」ヒソヒソ

たま「ええっ!? た、戦うの!?」

スイム「万が一の時は……よろしく」

たま「う、うん……お願いだからそうなりませんように」ザクザク

スイム「アリス、私たちには切り札がある」

アリス「?」

スイム「一番先輩の魔法少女、森の音楽家クラムベリーも私の味方」

たま「えっ、いつの間にか仲良くなってたの?」

アリス「……」

スイム「そして、私たちはスノーホワイトを倒しに来た」

アリス「……スノーホワイトの敵なら、倒します、クラムベリーが誰であっても」

スイム「クラムベリーの事知らないの?」

アリス「知りません……白い魔法少女以外は興味がありません……」

スイム「……そう」

アリス「……」シュダッ

たま「あっ、スイムちゃん避けてっ!」

スイム「(避ける必要はない、攻撃してきたところで能力を使う)」

アリス「……」ブゥン!

スイム「」ボコボコボコ……

アリス「!?」スカッ

アリス「攻撃がすり抜けた……」

スイム「(これでおしまい)」チャキッ

ブシャアァッ!

たま「きゃあああああああぁっ!!」

アリス「」バタッ…

スイム「(私の身体をすり抜けたところを、背中から斬った)」

たま「ままままま、真っ二つに……」

スイム「(これで今週の脱落者はアリス、キャンディー集めの必要はなくなった)」

たま「あ、あぁ……」

スイム「……たま、怖がらせてごめん」

たま「……」

スイム「でも、これからはたまが戦う事も必―」

たま「ひいっ!? スイムちゃん後ろっ!」

スイム「!?」

ガシッ

アリス「……スノーホワイトの敵は倒します、誰であっても」

安価↓1

1 戦闘を続ける
2 撤退する

今日はここまで

クラムベリー「私は森の音楽家クラムベリー、今日は私の名前を呼んでる声が聞こえました」

クラムベリー「私は強者を自分の手で殺したい、戦いに飢えているのです……が」

クラムベリー「カラミティ・メアリとは戦う気がおきません」

クラムベリー「戦いは自らの手や魔法で行ってこそ……飛び道具は邪道です」

クラムベリー「もしカラミティ・メアリと戦う事があるとすれば、それは互いに最後まで生き残った時でしょうね」



スイム「……って言ってたってルーラが言ってた」

某大百科や事典曰く、この二人は互いに戦うのなら最後と思ってるらしいです

スイム「(防御力が高い魔法少女…? 違う、さっきの攻撃で真っ二つにしたはず)」

スイム「(切れたはずの部分が元に戻っている、血も止まった)」

スイム「(だから……ハードゴア・アリスの魔法は再生能力)」



ハードゴア・アリス

どんなケガをしても、すぐに治るよ


スイム「たま、逃げて」

たま「スイムちゃんも一緒に逃げようよ!」

スイム「私はハードゴア・アリスには絶対に負けない、だからたまが逃げ切ってから私も逃げる」

たま「ま、負けないって」

スイム「負けない」

たま「…」

たま「ご、ごめんね……」ザクザク

アリス「……犬が地面を掘って逃げてる……犬は地面を掘る能力」

アリス「犬は私で何とかできる。スノーホワイトの敵、危険なのはこの白スク水」

スイム「……」

アリス「……」ブンッ!

スイム「(ハードゴア・アリスの魔法は相手の攻撃に使えない)」ボコボコボコ…

アリス「水を殴ってるみたい……」ブンッ!ブンッ!

スイム「(だから私は負けないけど……勝つのも難しい)」ボコボコボコ…

アリス「……せめて武器だけでも奪って、スノーホワイトの危険を減らさないと……!」

スイム「ん、私が倒せないからルーラを狙ってる?」

スイム「(ルーラを取られるわけにはいかない……たまが逃げる時間は稼いだ)」ブクブク…

アリス「! 地面に潜った?」

ブクブク…


アリス「…逃げられた」


アリス「……スノーホワイト…私が守らないと」

他の魔法少女の動向


鳩田亜子の部屋


亜子「スノーホワイトを殺そうとしている魔法少女が3人もいるなんて……」

亜子「それにあの白いスクール水着の魔法少女は、私じゃ倒せそうにない」

亜子「この事スノーホワイトに教えたほうがいいよね……」

亜子「兎の足はあげたけど、あれだけじゃ不安だし」

亜子「でも、スノーホワイトとは緊張してうまくしゃべれない」

亜子「それに私の事怖がってるだろうし、きっと話かけたら迷惑……」

亜子「……命がかかってるんだから、そんなこと言ってる場合じゃない」

亜子「電話じゃなくて、メールにしよう」ポチポチ

……

メールヲソウシンシタポン!


亜子「明日からも気を付けないと……」

スノーホワイト担当地区


スノホワ「地面にひびが……」

スノホワ「それに、この大きな穴」

スノホワ「こんなのが作れるのは魔法少女しかいない」

スノホワ「ここで魔法少女が戦ったんだ……」

スノホワ「魔法少女同士で戦うなんて……」



ファヴ『ラ・ピュセルの犠牲を無駄にするぽん?』

スノホワ『教えて! そうちゃんは、ラ・ピュセルは他の魔法少女に殺されたの!?』

ファブ『他の魔法少女の動向は教えられないぽん』


スノホワ「そうちゃん……そうちゃんを殺したのは一体だれなの?」

ピロピロリン♪

スノホワ「? メールだ、誰からだろう」

スノホワ「送ってきたのは……ハードゴア・アリス? 誰だっけ?」


「スノーホワイトへ

 クラムベリー
 白いスクール水着の魔法少女
 犬の魔法少女

 の3人が貴方を殺そうとしています、気を付けてください」


スノホワ「っ!? 私を殺そうとしてるって……!」

スノホワ「下の二人はスイムスイムとたまって魔法少女だよね……」

スノホワ「そうちゃんは、私を狙っているこの3人の誰かと戦って犠牲になったの?」

スノホワ「いったい誰が……」

カラミティ・メアリのアジト

カラミティ「」ゴクッ

カラミティ「」ゴクッ

カラミティ「……はぁ」

カラミティ「……待ってるのにマジカロイドが帰ってこない」

カラミティ「マジカロイドの奴、まだ1人殺せてないのか?」

カラミティ「あいつの魔法で出てくる道具はランダム、さては外ればっかり引きやがったな」

カラミティ「明日になったら電話で状況を確認してみるか……」




ミナ&ユナ「「カラミティ・メアリが見つからねぇーっ!!」」

3日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(1/10)
たま(2/10) 「今日は逃がしてくれてありがとう」1UP

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
カラミティ・メアリ 誰かを待っているのか、街の中では見つからなかったよ。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(ピンチ時のみ)

4日目(脱落者発表まであと4日)


廃寺院


スイム「昨日はスノーホワイトに会いに行ったけど」

スイム「ハードゴア・アリスと戦いになった」

スイム「ハードゴア・アリスの魔法は強い、スノーホワイトは護ってくれる魔法少女を手に入れたみたい」

ミナエル「真っ二つにしても生きてるとかゴキブリかよ! 真っ黒だし」

ユナエル「ゲームだとそういうゾンビ系の敵は、回復とか蘇生でダメージが入って倒せるのがお決まりだよね」

ミナエル「十字架とかニンニクは?」

スイム「……どれも効かなさそう」


ルーラだったら、ピーキーエンジェルズに引き続きカラミティ・メアリの調査を頼む?
安価↓1

1 頼む
2 頼まない

スイム「ピーキーエンジェルズは引き続き、カラミティ・メアリの調査をお願い」

ミナエル「あいあいさー!」

ユナエル「なんか、今日はカラミティ・メアリが出てくる気がするんだよねー」

たま「気を付けてね……」

バサッ

スイム「私とたまはどうしよう」

スイム「……昨日名前を出しちゃったけど、クラムベリーってどんな魔法少女なんだろう?」

ルーラならどうする?

1 たまとお話し
2 他の魔法少女に電話、メール
3 他の魔法少女の担当地区に行く
4 その他

安価↓1

たま「スイムちゃん、昨日はありがとうね」

スイム「私はリーダーだから、部下を守るのは当たり前」

たま「……それでも、守ってくれてうれしかったよ」

スイム「そう」



スイム「たま、昨日言いかけたことだけど、たまにも戦ってもらう必要が出てくると思う」

たま「……」

スイム「昨日のアリスみたいに私じゃ倒せない魔法少女もいる」

スイム「私の魔法で防げない攻撃をしてくる魔法少女もいるかも」

たま「……うん」

スイム「ピーキーエンジェルズも攻撃や防御は強くない」

スイム「4人の中で1番攻撃が強いのは、透明外套をつけたたま」

たま「……」

たま「……ハードゴア・アリス」

スイム「?」

たま「ハードゴア・アリスは、どんな攻撃をしても治っちゃうんだよね?」

スイム「試してはないけど、多分そうだと思う」

たま「私が……穴を空けても死なないんだよね」

スイム「多分」

たま「……もし、またハードゴア・アリスと戦う事になったら、魔法、使ってみる」

スイム「……ありがとう」


たまとの仲が深まった(5/10)


他にたまと話したい事がある?

安価↓1

仲間達3人をを心配してみせる

>>54
申し訳ありません

「たまとの仲が深まった(5/10)」

はミスでした。正しくは

「たまとの仲が深まった(3/10)」

です


とりあえずここまで
>>55の分を深夜に書き込みするかもしれません

スイム「さっき戦いの話をしたけど、なんだか3人が心配になってきた……」

たま「ええっ!?」

スイム「ピーキーエンジェルズはすごく脆い」

スイム「武器がない時の私みたいな、力の強くない魔法少女ならいいけど」

スイム「アリスみたいな力の強い魔法少女だと、一撃で殺されちゃう」

たま「……」

スイム「たまは、ピーキーエンジェルズほど脆くはないけど、固いわけじゃない」

たま「うん」

スイム「犬だから速いかと思ったけど、そんなに速くない、私と同じくらい」

たま「うっ……アプリの時は最大だったんだけど」

スイム「私の能力で攻撃を透過して、他の3人に当たっても困る……」

スイム「私1人で前に出て、後ろで隠れてもらった方が安全かも」

たま「そ、それはスイムちゃんに悪い気がする……」

スイム「……私たちは4人だけど、正面からの戦いは強くない」

スイム「なるべく正面からは戦わないようにしよう」

たま「……戦わないっていうのは?」

スイム「他の魔法少女が勝手に脱落してくれるなら」

他の魔法少女の動向

カラミティ・メアリ担当地区


カラミティ「マジカロイドの奴がまさか殺されていたとはね」イライラ

カラミティ「それにしても、ファヴから名前を聞きだしたハードゴア・アリスって糞アマ」イライラ

カラミティ「私の命令を受けたやつを殺しただけでなく、呼び出しを断りやがった!」イライラ

カラミティ「私をここまでコケにした魔法少女はこいつが初めてだよ」イライラ

カラミティ「カラミティ・メアリをムカつかせるな、煩わせるなぁっ!」


ミナエル「狂犬ガンマンさんがガチおこでいらっしゃる」

ユナエル「イライラしてて集中力下がってるから、こっちとしてはラッキー!」

ミナエル「でも、ハードゴア・アリスってスイムちゃんが言うには不死身なんでしょ?」

ユナエル「案外メアリの奴が油断して、あっさりハードゴア・アリスに負けちゃうかもよ?」

スノーホワイト担当地区


アリス「カラミティ・メアリという人から会いたいってメールが来たけど……」


「カラミティミラクルクルクルリン♪
私は魔法のガンマン、カラミティ・メアリ
新人の魔法少女ちゃん、私が魔法少女としての心得を教えるから
私の担当地区まできてね」


アリス「昨日の魔法少女やクラムベリーがスノーホワイトをまた襲いに来るかもしれない……」

アリス「悪いけど、今日はここから動けないという事で断ってしまった……」

アリス「……スノーホワイト、3人から狙われるなんて」


バァーン!

アリス「っ!」

アリス「……」バタッ

ピロピロリン♪

スイム「あ、ピーキーエンジェルズから電話」

スイム「もしもし」

ユナエル「スイムちゃん、カラミティ・メアリのアジトの入り口らしきもの見つけたよ……オロロロロロ」

たま「わわわ、この音吐いちゃってない!?」

スイム「……大丈夫?」

ユナエル「あんまり……後、スイムちゃんが言ってたアリスって魔法少女」

ユナエル「海の底に沈んでっ―オロロロロ……もう出てこれないっぽいよ」

ユナエル「詳しくは明日でいい?……しばらく肉料理は食べれないかも」<オロロロロ

ユナエル「ああーっ!? お姉ちゃん床に吐かないでよ!」プツッ

スイム「……お大事に」

たま「なにがあったんだろう」

スイム「ハードゴア・アリスが出てこれないっていってたけど」

たま「お、溺れちゃったのかな?」

スイム「アリスは海の底に沈んでも、復活して出てくる気がする」

4日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(1/10)
たま(3/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
カラミティ・メアリにドラム缶に詰められて、海の底に沈められたよ。

カラミティ・メアリ 
アジトが見つかったよ。銃や爆弾など色んな道具を使うよ。
4次元袋を買ったよ。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(アリス相手、またはピンチ時のみ)

5日目(脱落者発表まであと3日)

廃寺院


スイム「ハードゴア・アリスがドラム缶にコンクリート詰めされて海に捨てられた?」

ミナエル「そうなんだよ! メアリの奴マジイカれてるって!」

ユナエル「アリスが何回銃で撃たれても蘇るから、爆弾でふっ飛ばしたり」

ミナエル「硫酸かけて溶かそうとしたり、そりゃもう酷かったんだから!」

たま「き、聞いてるだけで怖くなってきちゃった」

スイム「それで、昨日は何で吐いてたの?」

ミナエル「そのアリスが詰められるまでの過程を、私たちは無修正で見ちゃったのよ!」

ユナエル「アニメとかなら、黒いワカメみたいなモヤに修正しないと放送できないレベルだった……」

スイム「(……よく分からない)」

スイム「とりあえずお疲れ様」

スイム「カラミティ・メアリの魔法までわかったのは運がいい」

たま「え、分かったの!?」

スイム「魔法少女に普通の銃や爆弾は効かない、でもアリスには効いていた」

スイム「だから、カラミティ・メアリの魔法は武器を強くすること」


カラミティ・メアリ

持ってる武器をパワーアップできるよ


スイム「……私の魔法との相性は良くないかも」

スイム「銃は大丈夫だけど、爆弾は多分防げない」

スイム「先に遠くから撃たれて、たまやピーキーエンジェルズが殺されても困る」

スイム「アジトが分かったから、不意を突きたいけどうまくいかないかも」

スイム「それか、他の魔法少女と潰しあってくれると楽だけど」

ユナエル「今週はマジカロイドがアリスにやられちゃたみたいだから、もう脱落しないね」

たま「魔法少女は、キャンディー集め関係なしに人助けが大事だと思うけど……」

スイム「アリスもしばらく動けないだろうし、余裕はある……」


ルーラならこういう時どうする?

1 たまとお話し
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 他の魔法少女に電話、メール
4 他の魔法少女の担当地区に行く
5 その他

安価↓1

ユナエル「メアリの奴、変身解除しなかったし、アリス沈めた後アジトに戻ったんだよね」

ミナエル「だから自宅らしきものは見つからなかった……」

ユナエル「リアルでの生活がボロボロで、捨てちゃってるのかもね」

スイム「……カラミティ・メアリの状況は分かった」

スイム「仕掛けるのはいつでもできるけど、今週は急ぐ必要はない」

スイム「余裕があるうちに他の魔法少女の事も知りたい」

たま「ええっと、まだ全然分かんないのはトップスピードとリップル、クラムベリーとかかな?」

ミナエル「シスターナナとかウィンタープリズンもじゃね?」

ユナエル「ウィンタープリズンガ、ワタクシヲマモッテクレタンデスノ~」ムハー

ミナエル「あのシスター絶対戦闘力高いでしょ……鼻息で私たち飛べないし」



誰にどんな電話、またはメールを送る?

安価↓2まで



続きは夜
深夜に投稿できず申し訳ありませんでした

スイム「シスターナナに電話する」

スイム「うまくいけばカラミティ・メアリをやっつけてくれるかも」

ミナエル「なんか自慢話ばかり聞かされそうな気が……」

ユナエル「ウィンタープリズンガ、ワタクシヲマモッテクレタンデスノ~」

たま「ユナちゃんそれ気にいったの?」

スイム「……私が電話してるときはそのモノマネやめてほしい」


ピロロロロ♪ ピロロロロ♪


シスターナナ「はい、シスターナナです」

スイム「……スイムスイム」

シスターナナ「先日はキャンディの贈り物をどうもありがとうございました」

スイム「どういたしまして」

スイム「今日は伝えたい事があって電話を―」

シスターナナ「スイムさん! 今の現状は間違っていると思いませんか?」

スイム「……伝えたいことが―」

シスターナナ「私たち魔法少女は人々を平和にするために力を遣わされました」

スイム「……伝えたい―」

シスターナナ「にも関わらず、魔法少女同士で互いに憎み合い、傷つけあう」

スイム「……この前カラミティ・メアリに―」

シスターナナ「そんなことをして何が得られるのでしょうか?」

スイム「……」

スイム「ピーキーエンジェルズ、たま、電話代わって」

ミナエル「スイムちゃん、ガンバって!」

ユナエル「ルーラが言ってたじゃん」

ルーラ(ユナエル)「無能な人間の話を最後まで聞くのも、優秀なリーダーの役目である」

ルーラ(ユナエル)「相手に最後までしゃべらせることで、満足感を与えるのだ」

スイム「……分かった、長くなりそうだから先に帰っていい」

たま「が、頑張ってね」

シスターナナ「―そんなの間違っているでしょう?」

ウィンタープリズン「おいスイムスイム、さっきから返事がないがちゃんと聞いてるのか?」

スイム「聞いてる」

シスターナナ「……という訳でスイムさん、今こそ魔法少女が一致団結するときなのです」

シスターナナ「協力していただけませんか?」

スイム「(国語の教科書の話より何言ってるか分からなかった……)」

スイム「今日は伝えたいことがあって電話した」

シスターナナ「はい、なんでしょう?」

スイム「この前にカラミティ・メアリに襲われた」

スイム「その戦いの最中に、私たちの次はスノーホワイトかシスターナナだと言ってた」

シスターナナ「ああ! なんと嘆かわしい事でしょう!」

シスターナナ「一番の先輩である森の音楽家クラムベリーに続き」

シスターナナ「カラミティ・メアリまでもが魔法少女同士での戦いを望むなんて……」

スイム「(クラムベリー?)」

スイム「(シスターナナはクラムベリーの事を知っている?)」

スイム「(私たちにはクラムベリーの情報がない)」

スイム「(ここは話題を変えて、クラムベリーのことを聞くのもいいかもしれない)」



1 カラミティ・メアリについて話を続ける
2 クラムベリーについて聞く

安価↓1

スイム「待って、クラムベリーも戦いをしたがっているの?」

シスターナナ「はい……信じがたいことかもしれませんが」

シスターナナ「私とウィンタープリズンは彼女に呼び出されて採石場に向かいました」

シスターナナ「私は彼女に、キャンディーの奪いを私たちで止めねばならない、そう言いました」

シスターナナ「しかし彼女はこう言ったのです……」


クラムベリー『ゲームに水をさすようなことはやめませんか?』


スイム「(ゲーム? クラムベリーにとって、これはゲーム?)」

シスターナナ「その後、突如私の心臓めがけてクラムベリーが突きを放ちます」

シスターナナ「私は殺されるところでした……ですが」

シスターナナ「ウィンタープリズンがクラムベリーの手から私を守ってくださったのです!」

スイム「(ユナエルがやってたやつだ)」

シスターナナ「クラムベリーの力は凄まじく、ウィンタープリズンの魔法の壁を素手でいとも簡単に破ります」

シスターナナ「そんな恐ろしいクラムベリーにも、ウィンタープリズンは私を守るために勇敢に立ち向かいました」

シスターナナ「しかし、卑劣なクラムベリーはウィンタープリズンのマフラーを掴み優位に立ちます」

シスターナナ「私は必死に願いました」


シスタ-ナナ「負けないで!私のウィンタープリズン!」


スイム「(長い……)」

シスターナナ「私の想いが届いたのか、ウィンタープリズンはクラムベリーを投げ飛ばし―」

スイム「(でも、有益な情報だからちゃんと聞かないと……)」

シスターナナ「しかし卑怯なクラムベリーは自身の魔法で、私の声でウィンタープリズンの名を―」

スイム「……」メモメモ

シスターナナ「……ということです、クラムベリーにはどうかお気をつけください」

スイム「分かった」

ウィンタープリズン「クラムベリーはまともじゃない、戦おうとは思わない方がいいと思うよ」

スイム「ん」

シスターナナ「カラミティ・メアリの件ですが、もし彼女に襲われた場合連絡いたします」

シスターナナ「スノーホワイトには何日か後に会う予定がありますので」

シスターナナ「その時にお伝えしておきますね」

スイム「……よろしく」

5日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(1/10)
たま(3/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
カラミティ・メアリにドラム缶に詰められて、海の底に沈められたよ。

カラミティ・メアリ 
アジトが見つかったよ。銃や爆弾など色んな道具を使うよ。
4次元袋を買ったよ。

ヴェス・ウィンタープリズン
壁を作れるらしい。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。

シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。

森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操れるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(アリス相手、またはピンチ時のみ)

6日目(脱落者発表まであと2日)


廃寺院

スイム「」グデーン

たま「ス、スイムちゃん大丈夫?」

スイム「昨日はシスターナナの長い話を聞いた」

スイム「今日は学校で国語の聞き取りテストだった」

ミナエル「うわっ、懐かしい~聞き取りテスト」

スイム「聞いてる途中、頭の中でシスターナナが話し始めて集中できなかった」

ユナエル「OH……」

ミナ&ユナ「(ていうかスイムちゃん小学生?)」

たま「(高校とか大学になってもあのテストあるんだ……嫌だなぁ)」

今日は疲れてるけど、ルーラならどうする?

1 たまとお話し
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 他の魔法少女に電話、メール
4 他の魔法少女の担当地区に行く
5 その他

安価↓1

今日はここまで、ご参加ありがとうございました

ユナエル「今日はスイムちゃんにこれを持ってきました!」

スイム「?」

たま「ゲームソフト? 」

ユナエル「対戦型のFPSゲームだよ!」

スイム「FPSって何?」

ミナエル「確か、銃で撃ちあうタイプのやつだっけ」

たま「どうしてこのゲーム持ってきたの?」

ユナエル「カラミティ・メアリが使いそうな、銃とかの武器についてちょっとは分かるんじゃね? と思った」

スイム「分かった、やってみる」

たま「わ、わたしもやってみようかな」

ユナエル「悪いねたま、このゲーム機本体は二人分までしかないんだ」

ミナエル「私もできないじゃん!」

スイム「とりあえず、使われて嫌な武器は分かった」

スイム「投げる爆弾と、地面の中における爆弾が嫌だった」

スイム「透明外套でたまが不意打ちしようとしたら引っかかるかも」

たま「にゃあああ!?」ピコピコ

ミナエル「そこは絶好の地雷設置ポイントなんだなこれが」ピコピコ

スイム「特にスタングレネードっていう光る爆弾は、私じゃ多分防げない」

ミナエル「でもさ、スタングレネードなんて普通に考えて手に入らなくね? はい、たま狙撃」ピコピコ

たま「ひゃあああ!?」ピコピコ

ユナエル「いやいや、あの狂犬ガンマンはショットガンも持ってたし、手に入れててもおかしくないよ」

スイム「あと、銃を持って戦う時、持ちながら動き回る時間が多かった」

スイム「結構周りも見えるし、これをメアリにやられると不意打ちも難しい」

スイム「……逆に遠くを撃てる銃で相手を狙ってる時はチャンスかもしれない」

スイム「撃つ敵に集中してるし、周りもあんまり見えなかった」

たま「よ、よーし……この高いところからライフルでユナちゃんを……びゃあああ!?」ピコピコ

ミナエル「撃つのに集中してNPCレベル1にやられるとは……」ピコピコ

スイム「カラミティ・メアリが遠くを撃つ時がチャンスだけど……誰かに狙われてもらわないといけない」

スイム「……このゲーム銃で1回うたれても血があんまりでないし生きてるけど」

スイム「ピーキーエンジェルズは何回くらいメアリ撃たれても平気?」

ユナエル「いや一発で死ぬから! 設定で血が出ないようにしてるだけだから!」



ピーキーエンジェルズと仲が深まった(2/10)

他にピーキーエンジェルズと話したい事ある?

安価↓1

自分の事をどう思っているか

>>88
自分というのは「スイムスイム」でしょうか?
または「己」という事でしょうか?

とりあえず「スイムスイム」として書き始めます

今日はここまで、全然進まず申し訳ないです

次の日(脱落者発表の日)の行動安価もまとめてとっておきます
ご参加ありがとうございました

1 たまとお話し
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 他の魔法少女に電話、メール
4 他の魔法少女の担当地区に行く
5 その他

安価↓1

スイム「……ピーキーエンジェルズは私のことどう思ってる?」

ミナエル「おわっ、いきなりすごい質問が来た」

ユナエル「前はルーラに忠実なやつ、って思ってたよ」

ミナエル「悪口告げ口されそう、とか」

スイム「……今は?」

ユナエル「冷静で頭も切れるし、自慢したり偉そうにしないからルーラの時よりはいいと思ってるよ」

ミナエル「ただ、なんていうか……無表情っていうか」

ユナエル「いつも同じ顔してるから何考えてるか分からないんだよね」

ミナエル「ああーっ!! 人が言葉を選ぼうとしてたのに!」

ユナエル「テヘペロ」

スイム「私、いつも同じ顔してる?」

ミナ&ユナ&たま「「「うん」」」


スイム「……そう」

スイム「(憧れてたお姫様も、ルーラも笑ったり怒ったり泣いたり、色んな顔してた)」

スイム「(いつも同じ顔しかできない私はお姫様失格……?)」ドンヨリ

ユナエル「あ、やべ」

ミナエル「スイムちゃん小学生かもしれないのにストレートに言いすぎでしょ!」ヒソヒソ

ユナエル「やっちゃったんだぜ」テヘペロ

たま「スイムちゃんから沈んだオーラが……ど、どうしよう」オロオロ

スイム「(絵本の中でお姫様に仕える兵隊はみんな同じ顔してた)」

スイム「(やっぱり私はお姫様じゃなくて……仕える人なのかな)」

ミナエル「スイムちゃんに関して何か別の話題ないの、話題!」ヒソヒソ

ユナエル「えーっと……あ、そうだ! その魔法少女の見た目、結構攻めてるよね」

ミナエル「なにその話題」

スイム「? 攻めてるってどういう事?」

ユナエル「いや……白いスクール水着で外歩くのとかちょっと恥ずかしくない?」

スイム「白は好きな色だし、泳ぐの好きだから気にしてなかった」

たま「アプリの中だと結構いい装備なんだよね、その白い水着」

スイム「悪魔の羽は可愛いからつけた、腰のケーブルはゲットしたからつけちゃったけど正直邪魔」

スイム「泳ぐからいらないかと思ったけど、靴だけ一応つけてる、靴下はつけてない」

ユナエル「(子供だと思うと納得の理由……)」

ミナエル「(意図してやってそうなナナやメアリと違って、無自覚なのがヤバイ)」


ピーキーエンジェルズから自分の評価を聞いた
能力は頼られているが、もうちょっと仲良くなろう


スイム「あと、体型は胸周りとか太ももとかよく分からなかったから、ファヴにおまかせにした」

ミナエル「ファヴ死すべし、慈悲はない」
ユナエル「ファヴ絶対許せねぇ!」

6日目終了

6日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(2/10)
たま(3/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
カラミティ・メアリにドラム缶に詰められて、海の底に沈められたよ。

カラミティ・メアリ 
アジトが見つかったよ。銃や爆弾など色んな道具を使うよ。
4次元袋を買ったよ。
狙撃する時がチャンスかもよ。


ウィンタープリズン
壁を作れるらしい。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。

シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。

森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操れるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(アリス相手、またはピンチ時のみ)

7日目(脱落者発表まであと1日)

廃寺院


スイム「明日は脱落者発表だけど……」

スイム「マジカロイドがアリスにやられたから特に問題はない」

スイム「魔法少女の情報も集まってきた」

スイム「……でもクラムベリーやウィンタープリズンみたいな強い魔法少女も多い」

スイム「正面から戦わなければいいとも思うけど」

スイム「(クラムベリーには不意打ちが効かない気がする……)」

スイム「(クラムベリーは最後にした方がいい、というより)」

スイム「(クラムベリーを倒せば、それでおしまいな気もする)」

たま「むぅ……」ピコピコ

ゲーム機「ナイフ5000回使用のトロフィーを獲得しました」

ミナエル「どんだけ練習してるのよ……」

スイム「……トロフィーおめでとうたま」


スイム「シスターナナに電話したくないけど電話しよう」

安価↓1

コンマ偶数:電話に出る、奇数:逆に電話がかかってくる ぞろ目 シスターナナやらかす

ピロロロロ♪

スイム「? 電話がかかってきた」

たま「誰から?」

スイム「シスターナナ」

ミナエル「げ、また長いウィンタープリズン自慢が始まるんじゃね?」

ユナエル「ウィンタープリズンガ」

スイム「それはもういい」

たま「スイムちゃんだったら、お話しを聞いてくれるとか思われちゃったのかな……?」

スイム「……自慢話だったら嫌だけど、でないわけにもいかない」

スイム「もしもし」

シスターナナ「シスターナナです、スイムさんですか?」

スイム「はい」

スイム「実はこっちから電話しようと―」

シスターナナ「私、今日こそカラミティ・メアリを説得してみようと思うのです!」

スイム「え」

シスターナナ「以前カラミティ・メアリに話をしに行ったときには、突然攻撃されて話し合いはできませんでした」

スイム「知ってる」

シスターナナ「ですが、今回は以前とは違い6人の魔法少女がいます」

スイム「6人?」

ミナエル「私たち頭数に入れられてるし」

シスターナナ「6人全員で彼女に想いを届ければ、きっと話し合いに応じてくれるはずです」

ユナエル「頭がお花畑なんじゃないのこいつ」

ミナエル「むしろ、意図的にお花畑なお姫様を演じてるんじゃね? とすら思えてくるわ」

たま「絶対無理だと思うな……」

スイム「……やめたほうがいいと思う」

ユナエル「スイムちゃん、ウィンタープリズンの方に話し振ってみて」ヒソヒソ

スイム「……ウィンタープリズンからも無理だって言ってほしい」

ウィンタープリズン「ナナ、さっきも言ったけどメアリが話し合いに応じるとは思えない」

ウィンタープリズン「前回のように襲われるのがオチだろう」

シスターナナ「……それは私もわかっています」

シスターナナ「ですが、私たちだけではなくスノーホワイトやスイムさん達がメアリから狙われています」

シスターナナ「ここで何もせず、彼女たちがメアリに傷つけられるのを見ているわけにはいきません」

ウィンタープリズン「ナナ……分かったよ、なら私は全力で君を守ろう」

ミナ&ユナ「「ふざけんなヒモ!」」

シスターナナ「というわけでご一緒していただけませんか?」

スイム「(変な事になった)」

シスターナナ「どうしても無理という事でしたら、今日は2人で行こうと思いますが……」

スイム「(勝手な事を言われてメアリの嘘がばれても困る)」

スイム「(形だけついていって、説得失敗して早く帰ろう)」

スイム「(アリスに関する話は向こうでしよう)」

スイム「……私は行けるけど」

スイム「(誰を連れていこう? 連れてく場合は能力がシスターナナやメアリにばれるかも)」

スイム「(連れていった方ができることは増えるけど……メアリに撃たれる危険もある)」

スイム「(ルーラや透明外套も同じ、あると便利だけどもっていくと存在が知られる)」


ルーラならどうする?

安価↓1

たま、ピーキーエンジェルズのうち誰を連れていく?

安価↓2

ルーラ、透明外套を持っていく?

スイム「ユナエル、ついてきて」

ユナエル「わ、私だけ!?」

スイム「なるべく手のうちをシスターナナに明かしたくない、魔法のアイテムもこっちに置いていく」

スイム「それにユナエルなら万が一なにかあっても、野良猫とか鳥とか虫とかになって逃げれる」

スイム「ユナエルが一番逃げるのは得意だと思った」

ユナエル「まぁ、いいけど……ウィンタープリズン苦手なんだよね、なんか潰されそう」

スイム「ミナエルとたまはここで待ってて、何かあったら電話する」

たま「2人とも、気を付けてね……」

スイム「シスターナナ、今日は欠席者がいるから全員は無理、いるメンバーで行く」

シスターナナ「そうですか……それは残念です」

シスターナナ「では、待ち合わせ場所を送信しますのでそちらでお待ちしていますね」

シスターナナ「それでは…あ、ちょっと待ってください、ウィンタープリズンが何か言いたい事があるみたいで―」



ウィンタープリズン「私をヒモ呼ばわりした奴はこっちに来たら一発殴る」プツッ


ユナエル「スイムちゃん、一人で頑張って!」

スイム「……だめ」

ミナエル「スイムちゃん、こんな事頼むのおかしいし、変だと思うんだけど」

スイム「なに?」

ミナエル「ミナの事を守ってほしい」

スイム「それはリーダーの役割で当たり前の事、なんでおかしいの?」

ミナエル「だって……ねぇ?(普通に考えたら子供のスイムちゃんを守らなきゃだめだよね……)」


ユナエル「い゙ぎだぐね゙え゙ぇ゙よ゙ぉ゙ぉ゙」

たま「ス、スイムちゃん私の事も守ってくれたからきっと大丈夫だよ」

ユナエル「お゙ね゙え゙ぇ゙ぢゃ゙ぁ゙ぁ゙ん゙」

ミナエル「もうユナも大学生でしょ、スイムちゃん子供で分かんない事いっぱいあるんだからフォローしてあげなさいよ 」ヒソヒソ

ユナエル「……ん、分かった……」


スイム「それじゃあ、行ってくる」


今日はここまで、ご参加ありがとうございました

安価↓2まで シスターナナ達と話す世間話の話題

シスターナナ担当地区


ユナエル「ところでスイムちゃん、お姉ちゃんがいない言い訳どうしよう?」

ユナエル「双子で片方だけいないってちょっと怪しいし」

ユナエル「……あ、たまに変身して行けばいっか!」

スイム「どっちでもいいと思うけど」

たまエル「たまだワン! ウィンタープリズンに殴られたくないワン!」

スイム「そんなしゃべり方じゃなかった気がする……」


安価↓1 ミナエル欠席の理由、または他の魔法少女に変身していくか

たまエル「あ、そうだ」

スイム(ユナエル)「こうやってスイムちゃんになれば、分身が魔法だって騙せるんじゃね?」

スイム「……さっき、いるメンバーで行くって電話で話したから、私以外に1人は必要」

スイム「……それに、もしカラミティ・メアリに発砲されたら、私の魔法は自然にばれる」

ユナエル「ありゃ、だめだったか」

スイム「もし、ウィンタープリズンの攻撃でメアリが銃を落としたら、能力がばれてでも回収しに行った方がいいかも」

スイム「今回、私の魔法がばれるのはしょうがない、もし隠すのであればユナエルの魔法の方が大事」

ユナエル「そ、そう?」

安価↓1

コンマ奇数:ミナエル欠席(熱出した) 偶数:たまに変身

もう一回安価だした方がいいかとも思いましたが、とりあえずこれで一回お願いします

シスターナナ「こんばんは、スイムさん」

ウィンタープリズン「どうも、ヴェス・ウィンタープリズンだ」

スイム「……スイムスイム」

シスターナナ「リアルでは、はじめましてですね」

スイム「うん」

シスターナナ「ええっと、そちらはたまさんでしたね、はじめまして!」

たまエル「は、はじめまして、たまです」

ウィンタープリズン「ピーキーエンジェルズはどうした?」

スイム「二人とも今日は欠席、リアルの方が忙しいんだって」

シスターナナ「そうですか……4人で行けると思っていたのに、残念です」

たまエル「超忙しいみたいだから……」

スイム「私も帰ったら宿題やらなきゃ」

シスターナナ「あら、私たちもゼミの課題が―」

ウィンタープリズン「ナナ! リアルでの話はこの辺にして出発しよう」

シスターナナ「あ、そうですね、では参りましょう」

スイム「(セミ?)」

たまエル「(ゼミってことは多分この2人は大学生か)」


ウィンタープリズン「あっ、忘れるところだった」

ウィンタープリズン「私をヒモ呼ばわりしたのはどっちだ?」ボキボキ

たまエル「」

たまエル「(やべぇ、殴られた衝撃で変身が解けるかも……)」

シスターナナ「た、たまさん!? 凄い汗ですよ!」

たまエル「(っていうか殴られたくねぇよ! お姉ちゃんだって同罪なのになんで私だけ))」

スイム「私が言った、ウィンタープリズンはヒモ」

たまエル「ええええええぇっー!?」

スイム「……部下を守るのはリーダーの役目」


ウィンタープリズン「……覚悟はいいか?」ボキッボキッ

スイム「……」

たまエル「(いやいや、さすがに小学生を盾にするのは人として何かが終わる気がする)」

たまエル「ほ、本当は、っわわわわた―」

スイム「ヒモって何?」

ウィンタープリズン「は?」

スイム「ヒモってどういう意味? 言われると嫌なの?」

ウィンタープリズン「お前が言ったんだろう、知らないならどこでその言葉を知ったんだ?」

たまエル「ゆ、ユナちゃんが持ってきた漫画の主人公の男の人がそう言われてたんだよね!」

スイム「……うん」

ウィンタープリズン「……本当にヒモという意味が分からないのか」ジーッ

スイム「うん」ジーッ

ウィンタープリズン「……」

シスターナナ「こ、これから4人で力を合わせて説得に向かうのですから、こんなところで喧嘩はいけません」

シスターナナ「ウィンタープリズン、スイムさんは本当に知らないようですし許してあげましょう」

ウィンタープリズン「……分かった、もうその言葉は使わないように」


たまエル「……ホッ」

ピーキーエンジェルズとの仲が深まった(3/10)

たまエル「スイムちゃん、ウィンタープリズン褒めまくってみようよ、何かボロ出すかもよ」ヒソヒソ

スイム「褒めればいいの?」

スイム「ウィンタープリズンは……背が高くて格好いいと思う」

ウィンタープリズン「? どうしたんだ急に、さっきの事を気にしてるのか? あれはもういい」

スイム「……そう思っただけ」

たまエル「王子さまっぽいけど、ぶっちゃけ変身する前って男の人なの?」

ウィンタープリズン「どうかな?」

たまエル「告白とかいっぱいされてそう」

ウィンタープリズン「そうでもないけど」

シスターナナ「そんなことはありません、ウィンタープリズンはどっちからもモテモテなんですよ」

たまエル「(どっちからもモテる……つまり超女顔の男か、超イケメンの女)」

たまエル「(イケメン女の方があり得そうだけど……)」

スイム「……マフラーが似合ってる」

ウィンタープリズン「どうも、このマフラーは現実でもらった大切なものを真似て設定したものでね」

マフラー「」クネクネクネクネ

ウィンタープリズン「こうやって自在に動かすことができるんだ」

たまエル「微妙……」

スイム「そう(大事な情報……?)」

カラミティ・メアリ担当地区

スイム「シスターナナ」

シスターナナ「はい、なんでしょう?」

スイム「説得に失敗したらすぐに逃げるつもりだけど、そっちもそれでいい?」

ウィンタープリズン「それがいいだろう、話し合いが無意味な時点でこちらも帰るつもりだ」

スイム「分かった」


高層ビルの屋上

シスターナナ「ここにカラミティ・メアリを呼び出しているのですが……」

スイム「まだ来てない?」

シスターナナ「そのようですね……」

安価↓1

コンマ奇数:まだメアリから連絡なし、偶数:メアリから呼び出し ぞろ目:呼んでもないのにアイツが来た

シスターナナ「……カラミティ・メアリから連絡がありません」

たまエル「む、無視されてるんじゃない?」

ウィンタープリズン「どうする?」

スイム「帰る?」

スイム「(私たちはそれでもいいけど)」

シスターナナ「あ、もしかして前回のように私とウィンタープリズンだけで来たと思ってるのかもしれません」

たまエル「と、と言うと?」

シスターナナ「前とは違い、スイムさん、たまさんもカラミティ・メアリの行いを良く思っていないという事を伝えれば」

シスターナナ「カラミティ・メアリも出てくるかもしれません!」

たまエル「……何か嫌な予感が」

シスターナナ「お二人からカラミティ・メアリを呼び出してみてもらえませんか?」

たまエル「やっぱりな」


たまエル「ど、どうしようスイムちゃん、これピーキーエンジェルズのマジカルフォンだよ……」

たまエル「メアリが来なければいいけど、来ちゃったらばれちゃうっ!」

スイム「大丈夫、待機しているたまにメールした」

スイム「あっちからメールを送ってくれる」

スイム「これで私とたまから送る事になるから問題ない」

たまエル「ほ、本当に冷静だねスイムちゃんって……」

たまエル「(いつもどんなこと考えてんだろ?)」

スイム「準備できた」

シスターナナ「それでは、お願いします!」

ウィンタープリズン「これでも出てこなかったら、今日のところは帰ろう」

安価↓2まで(ルーラ組の数だけ、4人連れて来れば4回でした)

コンマ奇数:まだメアリから連絡なし、偶数:メアリから呼び出し ぞろ目:呼んでもないのにアイツが来た


ピロロン♪

スイム「メールが来た」

シスターナナ「メアリからでしょうか?」

スイム「うん」

シスターナナ「ああ! やはり私達4人の想いが通じたのですね!」

ウィンタープリズン「メールの本文は?」

「野暮用があって、そっちが待ってる場所には行けない
用事があるなら、海岸まで来てほしい


シスターナナ「海岸ですか?」

スイム「地図データも転送されてきた」

ウィンタープリズン「……」

シスターナナ「では、そちらに向かいましょうか」


たまエル「メアリの奴何やってるんだろう? 人を詰めたドラム缶でも捨ててたりして……」

スイム「……」


スイム「多分、私達を自分が有利な場所に誘ってる」

たまエル「げっ、マジ?」

スイム「この前ユナエルと一緒にやったゲーム」

スイム「障害物が多いところは銃が当てにくかった」

スイム「さっきいた高層ビル群は建物が多い」

たまエル「じゃあ、海岸って最悪じゃね? 遮蔽物何もないじゃん!?」

スイム「……ユナエルは私の後ろに、いつでも逃げれる準備を」

たまエル「う、うん」

カラミティ・メアリ担当地区 海岸

シスターナナ「ここで待っているとのことでしたか……どこにいるのでしょう?」

ウィンタープリズン「ナナ、私の後ろに」

ウィンタープリズン「(…ここの足場は砂、柔らかすぎる)」

ウィンタープリズン「(メアリには一度魔法を使っている、おそらくここを選んだのも私の魔法を弱体化させるため)」

ウィンタープリズン「(狂犬と言われているが、実際は落ち着いて相手を倒すための準備ができる)」

ウィンタープリズン「(非常に厄介な相手だ……)」

スイム「(ウィンタープリズンが嫌そうな顔をしている、ここで戦うのは嫌なのかも)」

スイム「……」ポチポチ

スイム「ユナエル」ヒソヒソ

たまエル「ん? どうしたの」

スイム「たまとミナエルにメアリの担当地区のギリギリで待機させた」

スイム「もし私とはぐれたら、2人と合流すれば大丈夫」

たまエル「スイムちゃんはどうすんのさ!」

スイム「ここは海、私は泳いで帰れる」

たまエル「さ、さっきのヒモの時もそうだけど、もうちょっと自分を大事に―」

シスターナナ「あ、海の方にいましたわ!」

スイム「あれはボート?」


『マジカル☆ボート』
メアリの魔法で強化されたボート。とても速くて硬いよ。


ウィンタープリズン「ッ! 全員伏せろ!」

カラミティ「」ニヤリ

カラミティ・メアリの1発目の攻撃

コンマ0~33:狙撃 34~66:手榴弾 67~99:スタングレネード

安価↓1

今日はここまで ご参加ありがとうございました

ウィンタープリズン「メアリは海の上、壁で直接あいつを攻撃することはできない」

ウィンタープリズン「壁で銃弾を防ぎながら下がるしかない」」

ウィンタープリズン「脆い砂の壁でも、何枚も重ねれば銃弾の威力を軽減できるはずだ……!」

魔法の砂壁「」ブォォン!


カラミティ「ウィンタープリズンは私の獲物が銃だと知っている」

カラミティ「この海岸で弾丸を防ぐためには、壁を何枚も出すしかない」

カラミティ「だが、壁を出せば当然ウィンタープリズンは前が見えない!」

カラミティ「今日は4次元袋の中にこいつを入れてきたんだ」


『マジカル☆スタングレネード』
メアリの魔法で強化されたスタングレネード。
魔法少女でもショック死しかねない光と音を出すよ。


カラミティ「ウィンタープリズンをこれでしとめるのは無理だろうけど……」

カラミティ「まずは後ろのうざいグズ女を黙らせる!」ヒュンッ


たまエル「ど、どどうしようスイムちゃん」

スイム「壁を盾にしながら、少しずつ後ろに下がるしかない」

スイム「(私は地中に潜ればそれで簡単に逃げれるけど、ユナエルを逃がす方が先)」

たまエル「メアリの射線に入らないように姿勢を低くして動かないと……ん?」

シスターナナ「あの筒は何でしょうか?」

スイム「ッ!(光る爆弾…!)」

たまエル「げえっ!?」

シスターナナ「?」

人のダメージ判定(ウィンタープリズンは耳にダメージです)

コンマ0~24:ノーダメ 25~49:耳にダメージ 50~74:目と耳にダメージ 75~99:戦闘不能

安価↓1 スイムスイム(コンマ-15)
  ↓2 ユナエル(コンマ-15)
  ↓3 シスターナナ(コンマ+10)

コンマ補正ってマイナスの方が良いんだよな
プラスの方が悪い結果になりやすいって意味だよな?

>>145 
今回はマイナスの方がいいです
投稿はかなり遅くなりそうです、申し訳ありません


たまエル「いたたたた……」

たまエル「うぇぇ……しっかり塞いでたのに耳がキンキンする」

たまエル「ふんっ! だけど私とスイムちゃんはお前の武器について予習済みだっての!」

たまエル「スイムちゃん、耳大丈夫?」チラッ


スイム「」チーン

シスターナナ「」チーン


たまエル「」

たまエル「ちょっとおぉぉぉっ!? なんでスイムちゃんまでやられてるの!!」

たまエル「首から下が砂に埋まってるし……砂に潜ろうとして間に合わなかったの!?」

たまエル「よいしょ……っと」ズボッ

綾名「」

たまエル「変身解けちゃってんじゃん……ていうかこの大きさだとやっぱ小学生?」

たまエル「……で」

奈々「」

たまエル「誰だこのデブ!?」

ウィンタープリズン「まさかスタングレネードなんてものを持ちだしてくるとは……」

ウィンタープリズン「光の方は魔法の壁で遮断できたが、完全に耳がやられた……!」

ウィンタープリズン「そっちは大丈夫か!?」チラッ

奈々「」

ウィンタープリズン「なっ……奈々!」

たまエル「これシスターナナかよ! アバター自分より美人に設定し過ぎだし!」

ウィンタープリズン「(まずいな……奈々の顔を見られた)」

綾名「」

ウィンタープリズン「ん? なんでこんな小さな子供がここに……いや、スイムスイムか!?」

ウィンタープリズン「ルーラが死んだ後のチームをまとめているのがこんな小さな子供?」

ウィンタープリズン「っ、今はそんな事を考えている場合じゃない」

マジカルボート「」ブーン

カラミティ「壁の隙間から、シスターナナとスイムスイムの変身が解けてるのが見えた」

カラミティ「だけどあの犬は防いだみたいだね……正直犬は1番トロいと思ってた」

カラミティ「ウィンタープリズンの野郎はこっちを見てたし、目はつぶせなかったか……」


ウィンタープリズン「おい、たまっ!! こっちは耳がやられた」

ウィンタープリズン「大量の魔法の壁を出しながら奈々を抱えて逃げるのは無理だ、お前が2人を連れて後ろに下がれっ!!」

たまエル「無理言わないでって!」

たまエル「でも、聞こえてないなら遠慮なくマジカルフォンで……」

ピロロロロ♪

たま「ユナちゃん? どうかしたの?」

たまエル「早く助けに来てっ! マジやばいって!」

たま「ええっ!? わ、私の声? なんで私の声が……もしかして、ドッペルゲンガー!?―わっ」

ミナエル「ちょっと代わって! ユナ、場所はどこ?」

たまエル「地図データ送るっ! メアリに襲われてるから全速で来てぇ!」プツッ


ウィンタープリズン「たま! 後ろに下がったら私のマジカルフォンを鳴らせ!」

ウィンタープリズン「音は聞こえないが、振動ならば感じることができる」

たまエル「っていうか、シスターナナ見捨ててよくね? ウィンタープリズンがやられちゃえば、怒られなさそうだし……」

ウィンタープリズン「もし奈々だけ見捨てて逃げたなら、死んでも殺しに行くぞ!」

たまエル「もう嫌だーっ!!」

カラミティ「ウィンタープリズン、王子様を気取ったスカしたイラつくやつだが……」

カラミティ「後ろのシスターナナやガキんちょが殺されたら、お前はどんな顔をしてくれる? どんな惨めな気持ちになる?」

カラミティ「お姫様や小さいガキを護れずに殺された時の、お前の悲鳴を聞いてみたい……!」

カラミティ「こいつでお前の仲間の頭を吹っ飛ばしてやるよ!」


『マジカルトカレフ』
メアリの魔法で強化された拳銃。コンクリートの魔法の壁を一発で壊すほどの威力はないよ。


マジカルトカレフの攻撃力:7

ウィンタープリズンの出せた魔法の壁の数:コンマ1桁+3

ユナエルのHP:10

7-魔法の壁の数がユナエルが受けるダメージです


4ターン後にミナエル達到着

安価↓1~4まで(ぞろ目が出たら強制でユナエル達の撤退完了です)

カラミティはどこまで正体見られている?体型だけ?顔もはっきり?

>>156
メアリが確認したのは体型までです

奈々はオタサーの姫をやれる程度には美人だけど
雫が同じサークルに入ると、姫扱いが終わるレベルらしいです

マジカルボート「」ブゥゥン!

ウィンタープリズン「ボートの動きが予想以上に速い……!」

カラミティ「まずはガキからだ!」

ウィンタープリズン「っ、壁を作るのが間に合わな―」

たまエル「スイムちゃん!」

バァン!バァン!バァン!バァン!

たまエル「ぎゃあああぁっっ!!?」グチャッ

たまエル「痛い痛い痛いぃぃぃぃっっっ!!!」

カラミティ「ちっ、犬がガキを庇いやがった……」

たまエル「ひ、左腕に弾が当たったぁ……血が止まらないぃ……」

たまエル「……ちゃんと壁出して守れよぉ! バカあっ!! 無能っ! 役立たずっ!!」

ユナエルに3ダメージ 残りHP7

ウィンタープリズン「たま! さっきは銃弾を防ぎきれなくて済まない!」

ウィンタープリズン「だが、その傷ならまだ致命傷じゃないな?」

たまエル「自分が撃たれてないからって、ふざけんなゴラーっ!!」

マジカルボート「」ブォォン!

カラミティ「アッハッハッハッハ! 翻弄してやるよ!」

マジカルボート「」ブォォン!

ウィンタープリズン「さっきからちょこまかと……!」

カラミティ「もう一発くれてやる!」

たまエル「ひいっ!」

ウィンタープリズン「メアリはそこか!」

魔法の砂壁「」ブォォン!

バァン!

ウィンタープリズン「よし、かなり威力を軽減できたはずだ……!」

たまエル「あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!」グシャッ

たまエル「足があぁっっ!!足があぁっ!?」

ウィンタープリズン「あの程度ならかすり傷だろう……そっちは大丈夫だな?」

たまエル「てめぇほど頑丈じゃないんだよ! 心臓にナイフぶっ刺すぞ!?」

ユナエルに1ダメージ 残りHP6

マジカルボート「」ブォォン!

ウィンタープリズン「もうその船のスピードにも慣れた!」

カラミティ「慣れたところでお前は一方的になぶられるしかないんだよ!」

ウィンタープリズン「私以外を狙い続けるというのなら……」

魔法の砂壁「」ブォォン!

ウィンタープリズン「壁も殴り飛ばせば立派な武器だっ!」ブンッ

カラミティ「はぁ!? なんの冗談だ―――ぶふぉっ!?」

たまエル「防御用の壁を殴って飛ばすとか、マジゴリラ」

カラミティ「……ぺっ!よくも……!」

バァン!

魔法の砂壁「」ブォォン!

カラミティ「クソがっ!」

ウィンタープリズン「そんな自棄で撃った銃弾など通すものか」

ユナエルに0ダメージ 残りHP6

カラミティ「ちっ、腕力が自慢ならクラムベリーとでも殴り合ってな!」

カラミティ「お前は狙ってやらない、狙うのは後ろだ!!」ポチッ

マジガルボート「」ブォォォォォォン!

ウィンタープリズン「何、まだ速くなるのか!?」

カラミティ「あえて遅いスピードにお前の目を慣れさせてたんだよマヌケが!」

バァン!バァン!

たまエル「あ、が―」グチャッ


ユナエルに2ダメージ 残りHP4


ユナエル「ぐ、が、あっ……」バタッ

ユナエル「へ、変身が解けた……げほっ!!」

ユナエル「銃弾が腰に当たって、も、もう動けな……」

ユナエル「い、いやだ……死にたくねぇよぉ……お、お姉ちゃん……」


たま「こ、ここかな?」ヒョコッ

ミナエル「いたっ!! ユナーッ!!」バサッ

ユナエル「お、お姉ちゃん遅い……」

ミナエル「」

たま「こ、これスイムちゃん? スイムちゃんだよね?」オロオロ

たま「スイムちゃん! ねぇスイムちゃん、しっかりして!」ユサユサ

奈々「」ユサユサ

ユナエル「そいつじゃねぇよ!! 小っちゃい方がスイムちゃん!」

たま「ええっ!? だって体型的にこっちの人だし、スイムちゃん私よりしっかりしてるから年上かと……」

ミナエル「あ、やっぱり小学生か……」

たま「わ、分かってなかったの私だけ?」

ミナエル「にしてもあの狂犬ガンマン、よくもユナを……!」

1.野郎ぶっ殺してやる!(カラミティvsたま&フル装備ミナエル、元気の出る薬×2消費)
2.こういう勇気は匹夫の勇、本当の勇気ではない(全員撤退完了)

安価↓3まで多い方

ミナエル「ぐぬぬ……メアリの奴ボートの上に乗ってるから、たまが使えないじゃん!」

たま「み、水には穴開けられないかも」

ミナエル「メアリめ、覚えてなさいよ! たま、私がユナ連れてくから、他の二人を運べ!」

サイレン(ミナエル)「ピーポーピーポー!」

カラミティ「はぁ!? なんでサツがこんなところに……っ!」

カラミティ「強化したスタングレネードの音がデカすぎたか?」

ミナエル「今だっ! 逃げるが勝ち!」バサッ

たま「ウィンタープリズンはどうするの?」タッタッ

ユナエル「あ、そうだった」ポチッ


マジカルフォン「」ブゥゥゥン!

ウィンタープリズン「合図が来た! 失礼させてもらう!」ビュンッ

カラミティ「!? ウィンタープリズンの野郎が後ろに下がった……他の奴らは逃げたのか!?」

シュタッ

ウィンタープリズン「よし、道路まで下がった、これで魔法の壁の強度が元に戻る!」

カラミティ「これ以上追っても、ウィンタープリズンの壁ごと後ろの奴を撃ち抜ける装備が今の私にはない」

カラミティ「ここが潮時だね……」

マジカルボート「」ブォォン!

ウィンタープリズン「メアリは追ってこないようだな……私も奈々たちに合流しないと」

カラミティ・メアリ担当地区 ビル街

ミナエル「こんだけ建物や人がいれば、メアリも簡単に発砲できないでしょ」

たま「ユナちゃん大丈夫?」

ユナエル「大丈夫に見える? もう二度と狂犬ガンマンの相手はしたくない……」

たま「ファヴ、ユナちゃんの怪我ってどれくらいで治るの?」

ミナエル「もう治らないとかいうんじゃないでしょうね」

ファヴ「腕とかがもげたわけじゃないから大丈夫だぽん!」

ファヴ「でも、ピーキーエンジェルズは耐久力が低いから完治まで3日くらいかかるぽん!」

たま「他の魔法少女だともっと早く治るの?」

ファヴ「ウィンタープリズンぐらいなら、1日で治るぽん!」

ユナエル「じゃあ、あいつが弾受けてよ……」

ファヴ「今日はいいものが見れたぽん! この調子で頑張ってほしいぽん!」

シュタッ

ウィンタープリズン「たま! 今日は助かった……? なんでたまが無傷でそちらが満身創痍なんだ?」

たま「え、え~っと……ど、どうしよう二人とも」オロオロ

ミナエル「ユナは来る途中に車に跳ね飛ばされたり色々あって、たまは超タフだからもう傷が治ったの」

たま「えええっ!?」

ウィンタープリズン「そうか、では何かあったらたまに壁役をお願いしようかな?」

たま「ええええええっっっっ!?」

ユナエル「もう二度とやらん……げほっ」

ミナエル「(そういえばスイムちゃんが、アリスをシスターナナに警戒させようとしてたっけ)」

ミナエル「(でも、なんか今日の展開的に嫌な予感しかしない……)」

ミナエル「ウィンタープリズン、もしハードゴア・アリスがシスターナナを狙ってるって聞いたら、シスターナナはどうすると思う?」

ウィンタープリズン「なんだその質問は? まぁ、彼女なら迷わず説得しに行くだろう」

ユナエル「はぁ!? 今日散々な目にあったっていうのに、まだ続けるの!?」

ウィンタープリズン「カラミティ・メアリに会うのはさすがに避けるだろうけど、アリスの教育係はシスターナナだ」

ウィンタープリズン「自分が教育係だという責任がある、それにメアリと違って違法行為をしているという報告もない」

ミナエル「で、あんたはそれを止めないの? 今日みたいに危ない目にあうかもしれないのに」

ウィンタープリズン「それがシスターナナの望みなら、それを叶えるのが私の本望だ」

ユナエル「うわ、惚気やがった……マジイカれてるよこのカップル」

ウィンタープリズン「……で、ハードゴア・アリスは私達を狙っているのかい?」

ミナエル「なんでもないです……」

ウィンタープリズン「さて、君たち全員に奈々の顔を見られてしまったな……」

ミナエル「そりゃこっちだって同じでしょ、スイムちゃんの顔見られちゃったし」

ウィンタープリズン「こっちとしては、正直小さい子供が相手だとやりづらいな」

ウィンタープリズン「今日の恩もある、私はこの事をシスターナナを含めて誰かに話すつもりも、これ以上詮索するつもりもない」

ウィンタープリズン「できれば、そちらもそうしてもらえるとあり難い……失礼する」ビュンッ

たま「あ、行っちゃった、シスターナナの家知ってるのかな?」

ユナエル「仲いいみたいだし同棲でもしてるんじゃね?」

ミナエル「マジ爆発しろ」

たま「でも、私たちはスイムちゃんの家知らないよね? どうしよう……」

ミナ&ユナ「あ」

スイムスイム担当地区 交番

ミナエル「ちょっと面倒になりそうだけど、しょうがないよね」

綾名「」

バサッ

警官「?何の音だ……子供!?」

警官「おい、こっち来てくれ! 子供が倒れてるぞ!」


7日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(4/10) ユナエル奮闘ボーナス
たま(3/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
カラミティ・メアリにドラム缶に詰められて、海の底に沈められたよ。

カラミティ・メアリ 
アジトが見つかったよ。銃や爆弾など色んな道具を使うよ。
乗り物も使えるよ。4次元袋を買ったよ。
狙撃する時がチャンスかもよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。魔法の壁の硬さは地形に依存するよ。
シスターナナの王子様だよ。結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。

シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。

森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操れるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(アリス相手、またはピンチ時のみ)

8日目(脱落者発表日)

病院

綾名「気が付いたら病院のベッドの上だった」

綾名「警察の人に何があったのかとか色々聞かれて大変だった……」

綾名「今日は様子を見て入院してないといけないと、お医者さんに言われた」

綾名「退屈……」

綾名「……?」

綾名「マジカルフォンにピーキーエンジェルズからのメモが挟まってた」

綾名「……」

綾名「昨日は私が光る爆弾にやられて、ユナエルが大けがしたらしい、治るのに何日かかかるって」

綾名「ルーラだったら、ユナエルに怪我させずにもっとうまくやれたはず、ルーラならきっと……」

綾名「……ルーラはあんまり速くないから、私と一緒に爆弾でやられてた気もする」

この日の内に誰か取らないとチームから死者が出る?

綾名「他にはシスターナナの顔を見たと書いてあった」

綾名「……顔が分かっても家が分からないと不意打ちできない」

綾名「でも、シスターナナの顔を見たのなら、私の顔も見られた?」

綾名「メモには何も書いてなかった……」



綾名「もうすぐ夜だから、いつもの場所に行こうかと思ったけど、看護婦さんが見てるから変身できない」

綾名「マジカルフォンで電話しようかな―」

看護婦「坂凪ちゃん、同じ部屋の子に迷惑だからスマホでお話しはダメですよ」

綾名「……分かりました、メールはいいですか?」

看護婦「はい、どうぞ」

綾名「ありがとうございます」

1 ピーキーエンジェルズにメール
2 たまにメール
3 今日はもう寝ようぜ


安価↓1

>>182
アニメ通りにマジカロイド44がアリスに殺されているので今週は大丈夫です

昨日とおとといは投稿できず申し訳ありませんでした
続きは深夜に

綾名「ピーキーエンジェルズにメールしよう」ポチポチ

「ユナエル、昨日はわたしのせいで大けがさせてごめんなさい
 ミナエル、助けにきてくれてありがとう
 シスターナナの顔が見れたのは大きいですが、顔だけだと利用が難しい
 
 二人に聞きたい事がある、私の変身が解けた時の姿は見た?」

メールヲソウシンシタポン!

綾名「返事をまってよう」

男子A「あ、お前そんなちっちゃいのにもうスマホ買ってもらったの!?」

女子A「うらやましいな~」

綾名「……そう?」

男子A「しかも形が丸っぽくて珍しいし!」

女子A「ちょっと貸して~」

綾名「……今返事待ってるからだめ」

マンション 天里美奈、優奈室

優奈「ふぅ、とりあえずリアルの姿に影響がでてなくてよかった」

美奈「ほんと、昨日は心配したんだから!」


ピロピロリン♪

美奈「お、スイムちゃんからメールだ、なになに?」


……


美奈「どどど、どうすんのよこのメールの返信!?」

優奈「うわ、やっぱりこうくるよね」

美奈「ルーラがあんな余計なこと言っちゃったの、私も覚えてるし!」


ルーラ『魔法少女は絶対に正体を知られてはならない!』


美奈「死んでからも私達を苦しめるとか、ルーラマジ嫌な奴!」

優奈「死せるルーラ、生けるピーキーエンジェルズを走らす」

美奈「スイムちゃんのことだから平気で私達の事殺しかねないよ!」

優奈「あんだけ尊敬してたっぽいルーラの事殺したもんね」

美奈「ちょっと優奈! なに落ち着いてんのよ、何かいい考えでもあるの?」

優奈「そんなものはない」

美奈「」

優奈「でもカラミティ・メアリとの地獄の戦いに比べれば、なんとかなる気がするよお姉ちゃん!」

美奈「ぐ、具体的にはどうするつもりよ?」

優奈「スイムちゃんを……丸め込む!」



病院

男子A「なんで水着きてんだよこのキャラ」

綾名「その防具が強いから、あと泳ぐのが好きだから」

ピロピロリン♪

綾名「返事来たから返して」バシッ


「スイムちゃんの正体の事だけど
これから会いに行くから、ちょっと話そう」


綾名「え」

扉「」ガラッ

看護婦(ユナエル)「あ、スイムちゃんいた、いでででで! 傷が開きそう……」

ナース服(ミナエル)「無理無理無理無理! 今からでも帰ろうって!」

女子A「看護婦さん、あちこち怪我してるよ! 大丈夫?」

看護婦(ユナエル)「大丈夫じゃないからキックとしかないでね」

綾名「怪我してる看護婦……っひょっとしてユナエル?」

看護婦(ユナエル)「ん、正解」

ナース服(ミナエル)「もうダメだ、おしまいだ……スイムちゃんに殺されるぅ!」

綾名「……魔法少女は絶対に―」

看護婦(ユナエル)「魔法少女は絶対に正体を知られてはならない」

綾名「ユナエルも覚えてたんだ……」

看護婦(ユナエル)「私達とたまの事殺すの?」

綾名「……うん、ルーラが言ってたから、だから仕方がないんだ」

看護婦(ユナエル)「この写真見てみてよ」

ナース服(ミナエル)「あああああっ!? なんてもん見せようとしてるのよ!」

綾名「?……この写真に写っている2人は誰?」
看護婦(ユナエル)「私とお姉ちゃん」

綾名「っ!?」

看護婦(ユナエル)「私達の正体みられちゃったから、スイムちゃんの事殺さないといけないね」

綾名「……」

ナース服(ミナエル)「その手があったか!! ユナあんた天才! マジクール!」

綾名「……私は他の子供が見てるから変身できない」

綾名「ピーキーエンジェルズは既に変身ずみ」

綾名「……」

綾名「2人の勝ち、2人が私を殺すのは仕方がない……」

ナース服(ミナエル)「ごめんねスイムちゃん……なるべく即死ですませる―」

男子A「服から声がするぞ!」

女子A「ほんとう?」

ナース服(ミナエル)「ボクシャベッテナイヨー」

看護婦(ユナエル)「スイムちゃん、本当にいいの?」

綾名「……いいよ、仕方がない」

看護婦(ユナエル)「……はぁ」


看護婦(ユナエル)「昔話をしてあげる、ほらそこの2人も聞け」

看護婦(ユナエル)「あるところに泳ぐのが好きなお姫様と、お供の部下が3人いました」

綾名「……」



看護婦(ユナエル)「ですが、お姫様は自分の正体を知った部下3人を殺してしまいました」

ナース服(ミナエル)「話の持っていき方が強引すぎ!」

看護婦(ユナエル)「うっさい! みんなこのお姫様は良いお姫様だと思う? 」

「「悪者」」

看護婦(ユナエル)「スイムちゃんはどう思うの?」

綾名「……」

看護婦(ユナエル)「絵本の中のシンデレラも白雪姫もそういう事しそう?」

綾名「……しない」

看護婦(ユナエル)「じゃあ話しかえるけど」

ナース服(ミナエル)「えっ、昔話の続きは?」

看護婦(ユナエル)「ない」

ナース服(ミナエル)「完全アドリブでもひどすぎでしょ!」


看護婦(ユナエル)「去年やってたプリンセスフ°リキュアも正体知られちゃいけないよね?」

女子A「うん!」

ナース服(ミナエル)「ユナあんたあれ見てたの!?」

看護婦(ユナエル)「もし、正体が知られちゃったらフ°リキュアはその人の事殺すと思う?」

男子A「するわけないじゃん!」

ナース服(ミナエル)「お前も見てたのかよ! 未来の大きいお友達候補がこんなところに」

看護婦(ユナエル)「スイムちゃんは?」

綾名「……殺さない、でも」


綾名「絵本のお姫様やフ°リキュアは殺さなくても」

綾名「ルーラなら、ルーラなら正体を見た人を……」

看護婦(ユナエル)「マジで想像できる?」

綾名「(もし、ルーラがたまに正体を見られたとしたら……)」

早苗『魔法少女は絶対に正体を知られてはならない!って言っただろうが!』

たま『ひぃぃぃぃっ!? ごめんなさい!』

早苗『私の正体を見るなんて、何考えてんだ、このバカが!』

ルーラ『仕方がないわね……』


綾名「(この後、魔法でたまを動けなくした後、私かピーキーエンジェルズに命令して……)」

ルーラ『ルーラの名において命ずる、たま、私の正体を忘れろ』

綾名「(たまを殺すはず……)」

たま『?』

ルーラ『これでいけるかしら……ルーラの名において命ずる、たま、私の正体を正直に話せ?』


たま『制服を着たおばさんです』


ルーラ『あぁ!? おばさんじゃない、お姉さんでしょ! あと、忘れろって言ってるでしょうが!』ベシベシ

たま『いたたたた!殴らないでぇ!』

綾名「(……魔法でも駄目だとわかったらたまを殺すはず)」

ルーラ『ルーラの名において命ずる、たま、私の正体を口外するな』

たま『はい……』

ルーラ『あと、この紙にルーラの正体は知りません、ルーラ様は裏表のない素晴らしい人です、って100回書け!』

たま『ええっ!?』

綾名「(殺すはず……)」

ルーラ『ちゃんと書いた?』

たま『はい』

ルーラ『良い? 絶対に言うんじゃないわよ! 言ったらただじゃ置かないから!』

綾名「(……殺すはずなのに)」

綾名「……」

看護婦(ユナエル)「ルーラ、正体見た人の事殺した?」

ナース服(ミナエル)「ぶっちゃけ、やりかねないよね」ヒソヒソ

綾名「……殺さなかった」

綾名「……分からなくなった、お姫様が、ルーラが何をするのか」

綾名「……どうすればなれるのか」

看護婦(ユナエル)「……で、私達の事殺すの?」

綾名「……殺さない」

綾名「お姫様も、ルーラも、そうしないと思うから」

看護婦(ユナエル)「じゃあ、私も殺さない」

綾名「いいの?」

看護婦(ユナエル)「スイムちゃんが殺すっていったら、やったかも、それじゃあね」

綾名「……おやすみなさい」


ユナエル「ふっふっふ、これがメアリの修羅場を潜り抜けた私の実力だよお姉ちゃん!」

ミナエル「……あのさ、漏らしといてそのセリフ言っても説得力ないよユナ」

ユナエル「だっでごわがっだんだがらじょうがないでじょーっ!!」

ユナエル「マジごろざれるがとおもった……」

ユナエル「てか、お姉ちゃん汚くね?」

ミナエル「ユナの出したものと子供たちがつけたよだれとか鼻水が全部私についてんのよ!」

ミナエル「ユナがスイムちゃんとの会話に夢中になってる間、子供たちの相手私がやってたんだから!」

ユナエル「テヘペロ、さすがお姉ちゃんマジクール!」

ミナエル「体中液体塗れになって全然クールじゃないわよ!」

ユナエル「ていうかさ、お姉ちゃん帽子とか、名刺になればよかったんじゃね? 私魔法で服までなら変身できるし」

ミナエル「先に言えやぁーっっ!!」

ピーキーエンジェルズとの仲が深まった(5/10)


8日目終了

綾名「う、ん……」

ねむりん「うみゅ……お、おぉ、始まってたんだねぇ、ねむりんビックリだよ」

ねむりん「目覚ましセットしようと思ってたらねちゃったぁ、えへへへ」

ねむりん「でも、もう少し寝れそうだねぇ」

ねむりん「じゃ~あ、おやすみなさぁい」

綾名「うーん……」

ねむりん「あ、次はカラミティ・メアリがゲリライベントを起こすんだってぇ」

ねむりん「だいたい3日後くらいに起こすんじゃないかなぁ?」

ねむりん「それじゃあ、予告も終わったし、今度こそお休みなさぁい」

綾名「うーんうーん……」


看護婦「坂凪ちゃん、ひどくうなされてるけど大丈夫かしら?」

今日はここまで
安価ない展開が長くて申し訳ない

他の魔法少女の動向


森の音楽家クラムベリーハウス


クラムベリー「海岸でカラミティ・メアリとウィンタープリズンが戦った?」

ファヴ「そうだぽん、シスターナナとスイムスイムがすぐに気絶させられて、ユナエルも死にかけてピンチだったぽん」

クラムベリー「海岸、相手の力が出ない場所を選ぶとは、メアリとは本当に気が合いませんね」

クラムベリー「それで、ウィンタープリズンはダメージを受けましたか?」

ファヴ「耳がちょっとやられただけだぽん」

クラムベリー「さすがですね、とはいえ問題はシスターナナ」

クラムベリー「ウィンタープリズンのあの強さはシスターナナあってのもの」

クラムベリー「もし、メアリにシスターナナが殺されては、本気のウィンタープリズンと戦えなくなってしまう……」

クラムベリー「メアリと戦うのは気が進みませんが……シスターナナに手を出される前に殺しておきましょうか」

ファヴ「それは困るぽん! むしろファヴは戦いを止めようとしているシスターナナを始末してほしいぽん!」

クラムベリー「シスターナナに関しては保留といいましたが?」

ファヴ「保留してないで殺してほしいぽん! メアリはそろそろ面白い事をやってもらうつもりだから、殺されると困るぽん!」

クラムベリー「面白いこと……ですか、私の趣味には合いそうにありませんが」

ファヴ「……あんたは強い奴と戦いたいだけなんだろ? だったら大人しくいう事聞いてろよ」

クラムベリー「そちらこそ、自分の趣味にあったものが見たいだけでしょう?」

ファヴ「……」

クラムベリー「……」

クラムベリー「シスターナナはなんだかんだ言いつつ、2回は戦っています」

クラムベリー「1度も戦ってない魔法少女、いるんじゃないですか?」

ファヴ「むむむ」

クラムベリー「何がムムムですか」

クラムベリー「とりあえず、メアリは放っておきますが、シスターナナにも手は出しません」

クラムベリー「よろしいですね」

ファヴ「しょうがないぽん、ただ良いことを思いついたから、マスターには別の事をやってほしいぽん」

クラムベリー「別の事?」

ファヴ「ファヴはちょっと調べ物があるから失礼するぽん!」

9日目(ゲリライベントまであと3日)


廃寺院


スイム「今日は無事退院できた……」

スイム「ユナエルは怪我が治るまで自宅で待機、ミナエルはその付き添い」

スイム「連絡すればきてくれると言ってたけど……」

スイム「早く治ってもらわないと困るし、なるべく呼ばないでおこう」

たま「スイムちゃんが本当に年下だったなんて……」

スイム「……たまは私よりお姉さんなの?」

たま「う、うん、中学生だよ」

スイム「……私より下か犬か猫だと思ってた」

たま「い、犬か猫!?」ガーン


スイム「何日かはたましかいないけど」

スイム「……」

たま「な、なにか予定がなければお話しでもしない?」


私は何をすればいいんだろう?


1 たまとお話し
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 他の魔法少女に電話、メール
4 他の魔法少女の担当地区に行く
5 その他

安価↓1

スイム「たま、何か話したいことでもあるの?」

たま「うん……」

たま「この前カラミティ・メアリと戦ったとき、スイムちゃんが気絶しちゃって、ユナちゃんも血まみれになって……」

たま「もう、あんなの見るの嫌だから、私も頑張らなきゃいけないって思うんだけど、正直私って鈍いから……」

スイム「うん」

たま「他の魔法少女に傷をつけるのが難しそうで、どうすればいいんだろう、って」

スイム「大丈夫、そのために透明外套を買った」

スイム「透明外套を着て相手を不意打ちすればいい」

たま「でも、私ドジだから、転んだり、声出したりしてばれちゃうかも」

スイム「……そこまでは考えてなかった」

たま「はぁ……どうすればもうちょっと強くなれるのかなぁ?」

スイム「……ファヴに聞いてみる」

ファヴ「強くなりたいぽん? そういうのを2人だけに教えちゃうとフェアじゃないぽん」

たま「だ、だよね……」

ファヴ「でも、スイムスイムのチームはアイテムもいっぱい買ってくれたし、特別サービスで教えちゃうぽん!」

ファヴ「魔法少女が強くなるにはイメージトレーニングが一番だぽん!」

スイム「イメージトレーニング?」

ファヴ「そうだぽん! 効果がでるには何度もやらないといけないし、時間もかかるけど」

ファヴ「たまは魔法少女育成のゲームもすごいやり込んでくれたし、もしかしたら普通より早く効果が出るかもしれないぽん!」

スイム「……たまはゲーム好きなの?」

たま「そういうわけじゃないんだけど、ずっとやってたらいつの間にか」

ファヴ「たまは加減を知らないぽん」

スイム「じゃあやってみる」

ファヴ「スイムスイムのチームは結構やる気あるみたいだから期待してるぽん!」

たま「ちょ、ちょっと待ってファヴ!」

ファヴ「? まだ何か質問だぽん?」

たま「イメージトレーニングってどうすればいいか分からなくて」

ファヴ「え"っ」

ファヴ「まさか勉強と運動だけではなく、イメージトレーニングも苦手とは思わなかったぽん」

たま「ちょ、ちょっと! なんで私の学校の成績知ってるの!?」

スイム「……あゆみだと「もう少し」?」

たま「……小学校の時は」

ファヴ「たまの成績の話はこの辺にしておいて」

ファヴ「魔法少女のアニメとかがいっぱいあるから、それをマジカルフォンで見るといいぽん!」

たま「そ、そんなのあるんだ……」

ファヴ「強い魔法少女や格好いい魔法少女を見て、参考にするといいぽん」

たま「わ、分かった、やってみるよ」


経験値が10溜まるとコンマ判定の際、たまのコンマが良い方向に10(1桁の時は1)補正される

安価↓ 1
コンマ1桁の値だけたまが経験値獲得(スイムと一緒補正で+2)

たま「どれにしようかな」ポチポチ

ファヴ「あ、これがいいぽん!」


「とっとこファヴ太郎」


スイム「……変な名前」

たま「ま、まぁ見たら面白いかもしれないよ?」

画面「トットト~ハシレヨファヴタロー」

スイム「始まった……」

……

魔法少女コロ『今日はと~っても楽しかったね、明日はもーっと良い日になるよね、ファヴ太郎?』

たま「この子が魔法少女なんだね、活躍を見逃さないようにしないと」

スイム「……頑張って」


10時間後


スイム「……」イライラ

たま「ふぅ、2クール見終わったねスイムちゃん」

たま「私も画面の中の魔法少女みたいに飛んだり走ったり、ってちょっとはイメージできたかも」


たまが経験値を獲得した(4/10)

たまとの仲が深まった(4/10)


スイム「ファヴ、このアニメファブみたいな太った金魚ばかり出てくる」イライラ

ファヴ「太った金魚じゃないぽん! ファヴと同じ電子妖精シリーズの仲間たちだぽん!」

スイム「24話も見たのに魔法少女が活躍する話が2つしかなかった」イライラ

ファヴ「それはファヴ達が主役なんだからしょうがないぽん」

たま「次は3クール目、と……」

スイム「たま、もう見なくていい」イライラ

たま「ええっ!? 私まだまだ大丈夫だよ?」

ファヴ「ま、まつぽんスイムスイム! ちゃんと最後まで話を見てほし―」ブチッ

スイム「(次はタイトルに気を付けよう)」イライラ

9日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(5/10)
たま(4/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
カラミティ・メアリにドラム缶に詰められて、海の底に沈められたよ。

カラミティ・メアリ 
アジトが見つかったよ。銃や爆弾など色んな道具を使うよ。
乗り物も使えるよ。4次元袋を買ったよ。
狙撃する時がチャンスかもよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。

シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。

森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操れるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(アリス相手、またはピンチ時のみ)
イメージトレーニング(経験値 4/10)

10日目(ゲリライベントまであと2日)


廃寺院

スイム「昨日はたまとイメージトレーニングをしたけど、結果はいまいちだった……」

スイム「今日もイメージトレーニングしてもいいし、外に出てもいいかもしれない」

スイム「私が別の事をして、たまに1人でイメージトレーニングをさせてもいいかも」

たま「家に帰ってから全話見たんだけど、あれから魔法少女がでてこなくて……」

スイム「あれはもう見なくていい」

スイム「……」

私はどうすればいいんだろう?

1 たまとイメージトレーニング
2 ピーキーエンジェルズとお話し
3 他の魔法少女に電話、メール
4 他の魔法少女の担当地区に行く
5 その他

安価↓1

たま「スイムちゃん、できれば今日も付き合ってくれないかな?」

スイム「……分かった」

スイム「……(なんだか近いうちに戦わなきゃいけない気もするし)」

スイム「(それまでにたまに強くなってもらうのは間違いじゃないと思う)」

たま「今日は何を見ようかな……」

ファヴ「おすす―」

スイム「帰って」イラッ

安価↓ 1
コンマ1桁の値だけたまが経験値獲得(スイムと一緒補正で+2)
現在(4/10)

たま「これにしようかな!」


魔法少女ドラゴンナイト


スイム「魔法少女なのか、ドラゴンなのか、ナイトなのか分からない……」

たま「す、すごそうな作品だね……」

画面「変身!」

スイム「始まった」

……

スイム「(13人の魔法少女が殺しあって最後の一人が願いを叶えるお話しらしい)」

スイム「(私たちにちょっと似てるかもしれない)」

ドラゴンナイト『やあーっ!』バキッ

スイム「戦うシーンも多いから、たまのイメージトレーニングの役に立ちそう」

たま「私もこの魔法少女みたいに……」


たま『たまキーック!』バキイッ!

ミナエル『ぐえっ!』


たま「あ、あれ? ミナちゃんにキックしちゃった……」

スイム「……たまはキックする必要はない、爪でひっかけばいいだけ」

スイム「あと、現実でミナエルにキックされても困る」

たま「そ、そうだよね……誰を相手にすればいいんだろう?」

スイム「ファヴでいい」

ファヴ「え"っ」

たま「じゃあやってみるね」

……
長い時間たまのイメージトレーニングに付き合った

たまが経験値を獲得した(11/10)
(コンマ補正+1になった)

たまとの仲が深まった(5/10)

他の魔法少女の動向

シスターナナ勧誘中


シスターナナ「あなたはどうしますか?」

アリス「……」

スノーホワイト「ひっ!?」

スノーホワイト「(他の魔法少女が私を狙ってるってメールをくれた子だ……)」

アリス「……」

アリス「(シスターナナはスノーホワイトの味方なんだろうか?)」

アリス「(敵でないなら、スノーホワイトを他の魔法少女から護るのを手伝ってほしいけど……)」

シスターナナ「お知合いですか?」

アリス「はい、知り合いです」

スノーホワイト「は?!」

シスターナナ「あなたも協力していただけますか? ハードゴア・アリス」

アリス「はい、分かりました、私も協力します」

シスターナナ「まぁ、今日は何という素晴らしい日でしょう!」


シスターナナ「ラ・ピュセル、そしてさらにマジロイドさんという同士が不幸な事になってしまい―」

アリス「(マジカロイド?)」

アリス「(スノーホワイトを殺そうとしていたロボット、そのロボットがシスターナナの同士?)」

シスターナナ「早速これからの事について話し合いましょう!」

シスターナナ「本当はスイムスイムさん達にも声をお掛けしたかったのですが……」

シスターナナ「先日、カラミティ・メアリにを説得しに行った際に、スイムスイムさんとたまさんもご一緒していただきましたが…」

アリス「……その2人は、白い水着の魔法少女と犬の魔法少女ですか?」

シスターナナ「はい、もしかしてお知合いでしたか?」

アリス「……いえ」タッタッ

スノーホワイト「ひっ!(な、なんでこっち来るの?)」

アリス「(シスターナナがあの2人の味方なら、スノーホワイトの敵かもしれない、スノーホワイトを護らないと……)」

シスターナナ「たまさんがその際にメアリに銃で撃たれてしまい、助けに来ていただいたミナエルさんも」

シスターナナ「来る途中で事故に遭われたとかで大けがをしてしまったらしくて……」

ウィンタープリズン「(怪我していたのは妹のユナエルだった気がするが……)」

シスターナナ「私がメアリの説得に誘ってしまったばっかりに……」

ウィンタープリズン「シスターナナのせいじゃない、気を病む必要はないよ」キラキラ

シスターナナ「ウィンタープリズン……!」キラキラ

スノーホワイト「な、なんか始まっちゃった」

シスターナナ「―という訳で、怪我をされたお二人が治ってから、改めてスイムスイムさんにお願いしようと思っています」

アリス「……カラミティ・メアリとは前から仲が良くないのですか?」

シスターナナ「はい、スイムスイムさんも以前襲われたことがあるらしく……あ、そうでした!」

シスターナナ「スノーホワイト、カラミティ・メアリがあなたを狙っているとスイムスイムさんが仰っていました」

スノーホワイト「えっ、わ、私を!?」

アリス「(??……どういう事だろう?)」

シスターナナ「貴女の身を守るためにも今後はこの4人で行動することにしましょう」

スノーホワイト「は、はい! ありがとうございます!」

アリス「(カラミティ・メアリはスノーホワイトの地区にいる私を殺そうとしてきた)」

アリス「(スノーホワイトを狙っているのは本当みたいだけど……)」

アリス「(なぜ、それをスノーホワイトを倒したがっているスイムスイムが警告するんだろう??)」

スノーホワイト「(な、なんかこの子から凄い困ってる声が聞こえてくる……)」

アリス「……クラムベリーという魔法少女をご存知ですか?」

シスターナナ「ああ、クラムベリー! 嘆かわしいことですが、彼女もまたメアリのように戦いを求めています」

ウィンタープリズン「以前クラムベリーに採石場に呼び出されたが、このゲームに水を差すのを止めるように言ってきた」

ウィンタープリズン「その後突然クラムベリーが攻撃してきて、私とシスターナナはなんとか逃げ出したんだ」

スノーホワイト「クラムベリー……そんなに怖い魔法少女だったんですか」

アリス「???」

アリス「(シスターナナとスイムスイムは協力関係、スイムスイムとクラムベリーは仲間)」

アリス「(でもシスターナナとクラムベリーは敵……どういう事???)」

スノーホワイト「……え、えーっと、ハードゴア・アリス?」

アリス「?」

スノーホワイト「シスターナナは悪い人じゃないと思うよ? もちろんウィンタープリズンも」

スノーホワイト「(あの2人からは困っている声が全然聞こえないし、大丈夫なはず)」

アリス「……私はスノーホワイト以外信じません」

スノーホワイト「ええ……」

スノーホワイト「あの、シスターナナ、今度スイムスイムに会う時、私もご一緒していいですか?」

シスターナナ「はい、それは構いませんが何故ですか?」

スノーホワイト「私、スイムスイムに聞きたい事があるんです」

スノーホワイト「(ラ・ピュセルは前に双子の天使から私を守ってくれた)」

スノーホワイト「(そのせいであの人たちからは恨まれてたかもしれない)」

スノーホワイト「(ラ・ピュセルを殺した魔法少女)」

スノーホワイト「(あの中にいるの?)」


11日目(明日はゲリライベント)


廃寺院

ミナエル「私達ピーキーエンジェルズが」

ユナエル「今ここに完全なる復活を遂げた!」

スイム「……おかえりなさい」

ミナエル「たまと二人きりの時に何か面白いことでもやってた?」

スイム「二人でアニメ見てた」

たま「」ガクガクブルブル

ユナエル「なんかすごく震えてるんだけど……」

たま「い、家で、魔法少女ドラゴンナイトの続き見てたんだけど……」

たま「第6話で、悪役の魔法少女が、蟹のモンスターに食べられて……!」

スイム「?」

蟹魔法少女(ユナエル)「バカな……! 私は絶対に生き延びて…! あ"あ"ーっ!」バキバキ

たま「きゃあああぁっ!? 思い出させないでぇーっ!?」

ピロロロロ♪

スイム「?」

スイム「シスターナナからメールだ」


スイムスイムさん、先日は大変な目に遭わせてしまい申し訳ありませんでした
怪我をされたお二人はもう無事に治りましたでしょうか?
よろしければ、またお話しをさせていただきたいのですが
倶辺ヶ浜近くのの大きな鉄塔に来ていただけますでしょうか?
まだお二人が治っていないようでしたら、断ってもらって構いません


スイム「どうしよう?」

ミナエル「めんどかったら断ってもいいんじゃない?」

蟹魔法少女(ユナエル)「やめましょう、鉄塔の上ではいくらなんでも不利すぎる」

ミナエル「そろそろ蟹から戻んなさいよ」

スイム「……鉄塔、スノーホワイトからキャンディーを奪ったところ」

スイム「……スノーホワイト担当地区に私を呼び出したという事は、間違いなくスノーホワイトもいるはず」

スイム「シスターナナが私達を襲ってくるとは思えないけど……なんで呼び出したんだろう?」

私は、どうすればいい?

1 シスターナナの誘いに応じる
2 誘いを断る

安価↓1

スイム「……行く」

ミナエル「げ、マジで?」

ユナエル「スイムちゃんマジ勇気あるよね……」

スイム「……シスターナナがいきなり攻撃してくるとは思えない」

スイム「考えが分からないのはスノーホワイト……」

スイム「キャンディーを奪った私たちに仕返しするつもり?」

ミナエル「ま、今更キャンディーなんてねぇ?」

ユナエル「集めなくても、毎週誰か死んで脱落してるしね」

スイム「……スノーホワイトが来るなら、ハードゴア・アリスも近くにいるかもしれない」

ユナエル「いやいや、あいつは今頃海の底だって!」

ミナエル「ドラム缶に詰められてたし出てこれないと思うよ?」

スイム「……そうだといいけど」

スイム「スノーホワイト、キャンディー獲得数トップの魔法少女」

スイム「いったい、どんな魔法を持ってるんだろう?」

たま「も、もう蟹いない?」ヒョコッ


安価↓1 たまを連れていくか
安価↓2 ピーキーエンジェルズを連れていくか

そういえばリップル達にメアリを始末したいから情報を教えて欲しいって言えば呼び出された場所を聞けて共闘もあったのかな?
ゲリライベントが明日じゃもう間に合わないけど

投下遅くなって申し訳ない

クラムベリー倒したら終りの予定なので、善玉の魔法少女の撃破が必須ではないです
アニメみたいにトップスピード殺してたらリップルが仇を取りに来るとかはありますが

>>238
トップスピード的にはカラミティ・メアリにリップルが呼び出されているだけ
→まだ戦う気はないので、「始末したい」だと拒絶させてたと思います

スイム「たまは透明外套をつけてきて、シスナーナナには欠席ということにして伝えておく」

たま「えっ……戦う気なの?」

スイム「あっちが戦う気かもしれない」

ユナエル「なんか、戦いになったらウィンタープリズンに殺されるビジョンが見えるんだけど……」

スイム「……戦いになったら逃げるのも手だと思う」

スイム「ピーキーエンジェルズは飛んでいけば、相手は追ってこれないだろうし」

スイム「たまは透明外套を使っても、穴を掘って逃げてもいい」

ミナエル「まぁ、私とユナは変身能力もあるし、逃げるのは余裕よね」

ユナエル「もう逃げてもいいですか?」

スイム「さすがに早い」


スノーホワイト担当地区 鉄塔


シスターナナ「よろしいですか、髪の毛がストレートなのがミナエルさんですよ、そして跳ねているのがユナエルさんです」

スノーホワイト「はい、分かりました」

アリス「……」

シスターナナ「こちらにスイムさん達が来た時、いきなり名前を間違えては失礼ですから、気を付けましょう」

ウィンタープリズン「いや、逆じゃなかったかな……」

スイム「鉄塔の下まで着いたけど……」

スイム「上に見えるのは、4人」

スイム「シスターナナ、ウィンタープリズン、スノーホワイト……そしてハードゴア・アリス」

ミナエル「げえっ、アリス!?」

ユナエル「海の底からでも帰ってこれるとかマジゾンビ……」

たま「待ってるなら、早く行かないと」テクテク

スイム「……ちょっと待って」グイッ

たま「ぐぇっ! ど、どうしたのスイムちゃん!?」

スイム「(ウィンタープリズンは魔法の壁を作れて、ハードゴア・アリスは不死身)」

スイム「(魔法が分からないのはシスターナナ、スノーホワイト)」

スイム「(透明外套を見破れるような魔法だったら、たまは下で待ってもらった方がいいかもしれない)」

スイム「(でも、万が一何か上であったとき、たまが下にいると、こっちに来るまで時間がかかる)」

スイム「(……考えすぎな気もする)」


安価↓1

1 たまも一緒に上に行く
2 たまには下で待っててもらう

スイム「……たまは下で待ってて」

たま「えっ、どうして?」キョトン

スイム「スノーホワイトかシスターナナが透明外套を見破れる魔法だと困る」

スイム「戦いにならなければ、たまが上にいる必要もないし」

スイム「もし上に来てほしくなったらマジカルフォンを鳴らすから」

たま「うん……」

ミナエル「たま、ハウス!」

ユナエル「ハウスだと家に帰っちゃうよお姉ちゃん」

たま「は、ハウスってどういう意味だっけ?」

ミナ&ユナ「「えっ」」


シスターナナ「お待ちしていましたわ、スイムさん、ミナエルさん、ユナエルさん」

スイム「……こんばんは」

スノーホワイト「……スイムスイム」ボソッ

ハードゴア・アリス「……」ジーッ

スイム「……(この二人からは警戒されてるみたい)」

シスターナナ「スノーホワイトとハードゴア・アリスが私たちの仲間に加わってくれたのです」

ミナエル「キャンディー製造機と不死身の壁まで手に入れるとか」ヒソヒソ

ユナエル「シスターナナチームに勝てる気がしない件について」ヒソヒソ

スノーホワイト「……えーっと、髪がストレートなのがミナエルさんで、跳ねてるのがユナエルさんでしたっけ」

シスターナナ「その通りです! ちゃんと間違えませんでしたね」


ミナ&ユナ「「逆だ小娘っ!!」」


ミナエル「初っ端から喧嘩うってんのかゴラァーッ!」

ユナエル「自分の後輩のスノーホワイトに間違った見分け方教えるとか、ふざけんなこのデ―」

ウィンタープリズン「デ?」ボキボキ

ユナエル「なんでもないです」

シスターナナ「まさか、二人の見分け方が逆だったとは……大変失礼いたしました」

スイム「……それは置いておいて」

ミナエル「置いておかないでよ!」

スイム「今日はどんな用事?」

シスターナナ「私とスノーホワイトが貴女に話したい事があるのですが、どちらからにしましょう?」

スノーホワイト「……シスターナナ、私から先でもいいですか?」

スイム「……どうぞ」

スノーホワイト「……」ゴクッ

ミナエル「な、なにを言うつもりこの子?」

ユナエル「貴様らのキャンディーすべて奪ってくれるわ! とか?」

ミナエル「マジ修羅雪姫」



スノーホワイト「ラ・ピュセルを……」

スノーホワイト「ラ・ピュセルを殺したのはあなたたち?」

ミナ&ユナ「「は?」」

スイム「?」

スノーホワイト「……誰が殺したかも知らない?」

スイム「知らない」

スノーホワイト「……(声が聞こえない、じゃあこの人たちじゃないの?)」

ウィンタープリズン「待ってくれスノーホワイト、彼女は事故で死んだはずでは」

ミナエル「そうだよ、ファヴがそう言ってたじゃん!」

ユナエル「かなしいぽん、つらいぽん、って煽ってたじゃん!」

シスターナナ「ど、どういう事ですかスノーホワイト!?」

スノーホワイト「……追加アイテムが発表された日、一人で泣いていたら、ファヴに言われたんです」


ファヴ『ラ・ピュセルの犠牲を無駄にするぽん?』


ウィンタープリズン「犠牲?」

スノーホワイト「なんで事故なのに犠牲なのか、他の魔法少女に殺されたのかって聞いたら」


ファヴ『他の魔法少女の動向は教えられないぽん』


シスターナナ「そ、そんな……ラ・ピュセルが誰かに殺されたなんて……あぁ」

ウィンタープリズン「ナナ、大丈夫?」ポチッ

ファヴ「ウィンタープリズン、何かファヴに用だぽん?」

ウィンタープリズン「おい、ファヴ! ラ・ピュセルが事故死ではないというのはどういう事だ!?」

ファヴ「そんな怒られても困るぽん! ファヴとしては他の魔法少女の動向は教えられないぽん」

ファヴ「だから、仮に他の魔法少女がラ・ピュセルを殺したとしても事故としか発表できないぽん!」

ミナエル「うわ、この腐れ饅頭マジ外道」

ユナエル「スノーホワイト煽ってアイテム買わせようとしてるとか、どんなセールスマンだよ」

スイム「……(ラ・ピュセルは誰かに殺された、誰に殺されたんだろう?)」


スノーホワイト、この時点でファヴの心の声が聞こえるか

コンマ80以上またはぞろ目:聞こえる 80未満:聞こえない

安価↓1

スノーホワイト「(ファヴの声、聞こえるかと思ったけど、何も聞こえない……)」

スノーホワイト「(人の声じゃないとやっぱりだめなのかな?)」

ファヴ「ファヴは忙しいから帰るぽん、それじゃあまた来週ぁ~」

ユナエル「うざいぽん、ムカつくぽん!」

スノーホワイト「……」

シスターナナ「ああラ・ピュセル……誰がそんな酷いことを……」



ユナエル「ねぇねぇスイムちゃん、スイムちゃんは誰がやったと思う?」

ミナエル「確かラ・ピュセルって車に轢かれて死んだ、って事になってたっけ?」

スイム「……もし私がカラミティ・メアリだったら、ラ・ピュセルを銃で殺すと思う」

スイム「死体はアリスの時みたいに、海に沈めればいい」

ミナエル「確かに、メアリなら簡単に死体は消せそうだね」
ユナエル「爆弾もあるしね」

ユナエル「じゃあさ、トップスピードが箒で体当たりして殺したんじゃね?」

ミナエル「そういえばトッ プスピードとリップル全然見かけないし、陰で暗躍してるかもよ?」

スイム「……トップスピード」

スイム「確かにリップルとトップスピードの2人の話は聞かない」

スイム「リップルは忍者だし、隠れて何かやってそうな気もする」

ユナエル「さすが忍者汚い」

スイム「ちょっとこの2人は分からないことが多いから保留」

スイム「クラムベリーも同じ、ラ・ピュセルを殺した犯人かもしれないけど、分からないことが多い」

ミナエル「意外にハードゴア・アリスだったりして」

ユナエル「見た目病んでるし、スノーホワイトが好きすぎて、邪魔なラ・ピュセルを殺したのかもよ?」

スイム「……ハードゴア・アリス、いつも同じ顔で何を考えているか分 からない」

ミナエル「それはスイムちゃんもでしょ」

スイム「え」


アリス「……」シーン…

ユナエル「あいつ、さっきからずっと黙っちゃてるし、なんか怪しくね?」

アリス「……」

アリス「(ラ・ピュセルが誰だか分からないから話についていけない……)」

アリス「(でもスノーホワイトにとっては大事な話みたいだし、黙って待っていよう)」

シスターナナ「スノーホワイト、ラ・ピュセルを襲うような他の魔法少女に心当たりはありませんか?」

スノーホワイト「いえ……私、カラミティ・メアリとクラムベリーとはほとんど話したこともなくって……」

スノーホワイト「リップルとトップスピードとは軽く挨拶したぐらいで……」

シスターナナ「そうですか……」


スノーホワイト「スイムスイムたちとは会ったことがあるから、もしかしたらって思ったんですけど」

ユナエル「それで私たちのこと疑ったの!?」

ミナエル「謝罪を要求する!」

スノーホワイト「う、疑ってごめんなさい……」

ミナエル「ごめんで済んだらニューヨークポリスデパートメントはいらねぇんだよ!」

スノーホワイト「ええっ!?」

シスターナナ「とにかく、スノーホワイトのスイムさん達への疑いが解けてなによりです」

ウィンタープリズン「魔法少女を殺すような奴だ、もし誰だか分かっても接触しない方がいい」

スノーホワイト「は、はい」

アリス「……」

ウィンタープリズン「(まさかこ いつじゃないだろうな?)」

シスターナナ「スイムさん、やはり今こそ私達が団結すべき時です!」

スイム「?」

ミナエル「うわっ、怪しい宗教への勧誘だよ」

シスターナナ「改めてお願いします、私たちの仲間になっていただけないでしょうか?」

スイム「……」

ユナエル「どうする、スイムちゃん?」

スイム「それは、つまり」

スイム「私達8人で仲間になって、生き残るようにして」

スイム「他の魔法少女が脱落して死ぬようにする、という事?」

シスターナナ「!?」

スノーホワイト「え……」

ミナエル「やはりスイムちゃんは格が違った」

シスターナナ「ちょ、ちょっと待ってください、どうして 他の魔法少女を脱落させる話になるのですか!?」

スイム「シスターナナ達で4人、私達で4人、合わせて8人」

スイム「8人までしか魔法少女として残れないから、他の魔法少女が全員脱落しないといけない」

シスターナナ「私達8人だけで生き延びようという訳ではなく―」

スイム「……仲間の中から脱落者を出すのはだめ」

スイム「ルーラが言ってた、チームで全員生存を目指すって」

スイム「ルーラでも、他のお姫様でも仲間から犠牲を出すようなことはしない、と思う」

スイム「私も、よくないと思う」

ユナエル「さっすがーっ!ニューリーダーは話が分かる!」

ミナエル「(ルーラが言ってた、状態に戻ったかと思った……)」

シスターナナ「私もこの中から脱落者を出すつもりはありません、ですが他の魔法少女を犠牲にするつもりもないです」

スイム「? よくわからない」

シスターナナ「これ以上魔法少女同士で争わないよう、この落とし合いを私達で止めるのです」

スイム「具体的にはどうするの?」


シスターナナ「まずはそこから一緒に考えてみませんか?」

ミナ&ユナ「ざっけんなゴラーっ!!」

ミナエル「まさかのノープランだと!? 脳内お花畑もいい加減にしろ!」

ユナエル「リップルじゃなくても舌打ちしたくなるレベル」

シスターナナ「リップルさんには実際に舌打ちされてしまいました……」

スイム「リップルと話したの?」

シスターナナ「はい……リップルさんには手を振り払われ、トップスピードさんには保留と言われてしまいました」

ユナエル「それ保留という名の拒否だから!」

ミナエル「コミュ力MAXのトップスピードが拒否するとか、マジ終了のお知らせ」

スノーホワイト「(あの二人、シスターナナの誘いを断ったんだ……)」

スノーホワイト「(あんまり良い人たちじゃないのかな)」

シスターナナ「私も何か方法がないかと思い、マジカロイドさんに運営に取り次いでいてもらったのですが……」

アリス「!?」

スノーホワイト「え、そうだったんですか」

シスターナナ「彼女は事故で死んでしまい……」

スノーホワイト「うぷっ……(嫌な場面を思い出して気分が……)」

ミナエル「へぇ、マジカロイドが運営に」ニヤリ

ユナエル「せっかく取り次ごうとしてたのにね」ニヤリ

ウィンタープリズン「正直、私にはマジカロイドが運営につてがあるとは思えなかったが」

シスターナナ「そんなことはありません、マジカロイドさんは私達の恩人ですよ!」

アリス「……」

アリス「(どうしよう……思いっきりあのロボットを破壊してしまった)」

アリス「(まさかそんな役割を負っていたなんて……!)」

ウィンタープリズン「ハードゴア・アリス、さっきから黙っているがちゃんと聞いているのか」

アリス「……はい」

スイム「とりあえず、良い方法がないんだったら、今は8人では組まない」

シスターナナ「そうですか……とても残念です」

ミナエル「私達もノープランお花畑計画で残念だよ!」

シスターナナ「もし、何か方法や手がかりなどが見つかったら仲間になっていただけますか?」

スイム「……その時考える」

シスターナナ「分かりました、それでは―」

アリス「あ―」

スノーホワイト「あのっ!」

シスターナナ「どうしました、スノーホワイト?」

スノーホワイト「私、まだスイムスイムに聞きたい事があるんですけど……」

アリス「……」

スノーホワイト「あ、あなたも聞きたい事あった?」

アリス「いえ、お気になさらず……」

ミナエル「ねぇねぇ、スイムちゃん」

スイム「?」

ミナエル「ハードゴア・アリスのやつ、コミュ障っぽいよ」

スイム「コミュ障って何?」

ユナエル「話すのとかが下手って事」

ミナエル「あいつが話に入ってこれないように、こっちからもなんか話を振っちゃえば?」

スイム「……話」


1.スノーホワイトの話を聞く
2.こっちから話を振る(安価で話の内容)

安価↓3まで

2
ラ・ピュセル殺害の犯人を変身前からの知り合いであることからスノーホワイトだと疑っていたと言ってみる

安価確認しました

>>265
「スノーホワイトとラ・ピュセルが変身前からの知り合い」という事をスイムスイムは知ってたかちょっと自身がないです
アニメ○話の○○シーン、短編にこういう話がある
等ありましたら、ご指摘していただければと思います

一応、「ラ・ピュセル殺害の犯人をスノーホワイトだと疑っていた」で書き始めます

スイム「待って、私も言いたい事がある」

シスターナナ「それでは、呼び出した私達ばかりが話すというのもあれですし」

シスターナナ「先にスイムさんに話していただいても構いませんか、スノーホワイト?」

スノーホワイト「あ、はい……」

アリス「(やっぱりシスターナナはスイムスイムの味方なのだろうか?)」ムカッ

スイム「さっきは私達の事をラ・ピュセルを殺したって疑ったけど」

スイム「私はスノーホワイトがラ・ピュセルを殺したかもって疑ってる」

スノーホワイト「……は?」

ミナエル「おおぅ、スイムちゃんマジチャレンジャー、勇気ありすぎ……」
ユナエル「ありすぎだよね……」

スノーホワイト「……ご、ごめん、意味が分からない、なんで私がラ・ピュセルを殺すの?」

スノーホワイト「ラ・ピュセルは私にとって―」

スイム「スノーホワイトにとってラ・ピュセルは教育係、他の魔法少女から自分を守る存在」

スイム「守ってくれる代わりに沢山キャンディーを分ける、ラ・ピュセルはキャンディーを確保して脱落せずに済む」

スイム「……例えばラ・ピュセルがキャンディーの分け前に不満があったとしたら―」

スノーホワイト「っ!」ブチッ!

スノーホワイト「そんな関係じゃないっ!」グイッ

スイム「?」

スノーホワイト「私はそうちゃんが、ラ・ピュセルがずっと側にいてくれたから、ここまで頑張ってこれた!」

スノーホワイト「最初にねむりんが死んだ時も、その次にルーラが死んだ時もすごく辛かった」

スイム「??」

スイム「(別にスノーホワイトとルーラは仲良くなかったのに、どうして?)」

スノーホワイト「子供の頃からずっとなりたいって思ってた魔法少女になれて、凄くうれしかった……」

スイム「子供の頃からずっと……?」

スノーホワイト「魔法少女は清く、正しく、美しくなきゃいけないってそう思ってた、でも実際は違った」

スノーホワイト「魔法少女同士で落とし合ったり、キャンディーの奪い合いになって、もうたくさんだって思ってたけど」

スノーホワイト「ラ・ピュセルが私には魔法少女でいてほしいって、支えてくれたから、頑張ってこれたの!!」


シスターナナ「スノーホワイト……」ウルウル

ミナエル「で、大事なラ・ピュセルが死んじゃったところをヤバイ宗教につけこまれちゃったと」ヒソヒソ

ユナエル「シスターナナマジ悪女」ヒソヒソ

アリス「」ショボーン

ユナエル「そして元カノの話をされた今カノが落ち込んでるし」

スノーホワイト「確かにあなたの言う通り、ラ・ピュセルは教育係だったし、弱い私を守ってくれた」

スノーホワイト「でも、もしラ・ピュセルが戦えなくても、私はずっとそばにいたし」

スノーホワイト「もし私がキャンディー全然集められなくても、ラ・ピュセルは絶対に私の側にいてくれた」グイッ

スイム「……」

スノーホワイト「私とラ・ピュセルはあなたとは違う!」

スイム「……」

ミナエル「うわ、きっぱり言い切ってきた」
ユナエル「ウザっ」

スノーホワイト「スイムスイム、私はあなたにまだ聞きたい事があるの」

スイム「……どうぞ」

スイム「(そういえばマジカロイドを殺したのって誰だっけ?)」

スイム「(えーっと、確かピーキーエンジェルズの話だとアリスだったらしいけど)」

スイム「(アリスが話を遮るためにピーキーエンジェルズに攻撃しても困るし……)」

スノーホワイト「……マジカロイドの話はあなたたちが帰った後でシスターナナとちゃんとするから」

スノーホワイト「今は私の話をちゃんと聞いて」

スイム「……?」

スイム「(私、喋ってた?)」

スノーホワイト「……」

スノーホワイト「どうしてあの時、私のキャンディーを半分しか持っていかなかったの?」

スノーホワイト「どうしてルーラが脱落したの?」

ミナエル「うへぇ……」

ユナエル「それを聞いてくるとか、マジ修羅雪姫」

スイム「……」

ミナエル「別にいいじゃん、そのおかげでスノーホワイトは脱落せずに生きてるんだしさぁ」
ユナエル「だしさぁ」

スノーホワイト「……答えてほしい」

スイム「スノーホワイトのキャンディーを全て持っていかなかったのは、ルーラを脱落させるため」

スノーホワイト「どうして、私じゃなくてルーラを……」

スノーホワイト「あなたにとってルーラは―」

スイム「小さいころから絵本で読んであこがれていたお姫様」

スノーホワイト「え?」

スイム「ルーラに初めて会ったとき、私がずっと憧れていたお姫様だと思った」

スイム「この人についていこう、この人の言うことは何でも守ろう」

スイム「そう思った」

スノーホワイト「だ、だったら尚更ルーラを脱落させる意味が分からない! 憧れていたお姫様なんでしょ?」

スイム「ルーラが言ってた」


ルーラ『リーダーはあこがれの対象でなければならない』

ルーラ『皆がリーダーのようになろうとすることで組織が活性化するのだ』


スイム「あと、夢の中で誰かとお話しした気がする」

スイム「あまり覚えてないけど……」

スイム「お姫様に使える人じゃなくて、あなたがお姫様になれば、って言われたと思う」

ユナエル「夢の中ぁ? まさかとは思うけど、ねむりんじゃないよね?」

ミナエル「まさかぁ」

スノーホワイト「それがどうルーラを脱落させる話につながるの!?」

スイム「私はルーラのようにならなくちゃいけないんだ、私がなればいいんだ、お姫様に」

スイム「でも、ルーラがいたら私がルーラになれない」

スノーホワイト「え」

スイム「だから、ルーラを脱落させた」

スノーホワイト「……そんな」

シスターナナ「な、なんということでしょうか……」

ウィンタープリズン「(ルーラのやつ、複数の魔法少女を手下にして上手くやってたつもりだったのかもしれないが)」

ウィンタープリズン「(子供に対する教育を間違ったな、自分の言葉で首を絞めたみたいだ)」

スノーホワイト「何を言っているの……? 嘘ついて私を混乱させようとしてるの!?」

スイム「? 今のがスノーホワイトに聞かれたルーラを脱落させた理由」

スノーホワイト「(心の声が何も聞こえない……この子、本気で言ってるんだ)」

スノーホワイト「(本気でルーラに言われたから、憧れていたから、ルーラを脱落させたんだ……)」

スノーホワイト「で、でもっ! そんな、自分がなりたいからって、死なせるなんて、そんなの魔法少女じゃないよっ!!」

スイム「魔法少女じゃなくていい」グイッ

スノーホワイト「え?」

スイム「あなたのように清く、正しく、美しい魔法少女になりたいわけじゃない」

スイム「私はお姫様になる」グイッ

ミナエル「強く、優しく、美しく?」
ユナエル「尊く、気高く、麗しく?」

スイム「私は、スノーホワイト、あなたとは違う」

スノーホワイト「……っ」

ウィンタープリズン「今でもルーラを殺したことに何か感じる事はないのか?」

スイム「どうだろう……もし、ルーラや他のお姫様だったら、あの時ルーラを殺したのか……」

スノーホワイト「そんなの、殺すわけがない!」

ユナエル「言い切れるの?」

ミナエル「シンデレラだって人殺しだしねぇ?」

スイム「……分からないけど、今その事を考えてピーキーエンジェルズやたまを死なせるのは」

スイム「間違ってると思う」

ウィンタープリズン「そうか……このキャンディーの奪い合いが終わったら、一度しっかり考えてみろ」

スイム「……終わったら」コクリ


スイム「これで話はおしまい?」

スノーホワイト「……あ、あなたも聞きたい事があったよね、アリス?」

アリス「」シーン

ミナエル「おーい、どうしたー?」

ユナエル「不死身のハードゴア・アリスさーん? 生きてますかー?」

アリス「ラ、ラ・ピュセル……スノーホワイトの大事な人……」ドンヨリ

ミナエル「まだショック受けてたの!? 以外とメンタル弱いわね……」

ユナエル「このまま放っておこうよ、余計なこと言われずに済むしさ」

スイム「……いい、アリスに喋らせる」

ミナエル「ハードゴア・アリスよ……目覚めよ、目覚めるのだ」ペチペチ

アリス「……ハッ」

アリス「……私は何日か前、スイムスイムと犬の魔法少女に襲われました」

シスターナナ「ええ!?」

アリス「その時にスイムスイムはスノーホワイトを狙っているということを聞きました」

アリス「また、クラムベリーが仲間だということも聞きました」

アリス「……私はスイムスイムたちを仲間にするのには反対です」

シスターナナ「ほ、本当なのですかスイムさん!?」

スイム「……違う」

スイム「まず、攻撃をしてきたのはハードゴア・アリスのほうから

スイム「攻撃されたから私とたまは応戦しただけ」

シスターナナ「ど、どうなのですか、ハードゴア・アリス」

アリス「……私がスイムスイムに攻撃したのは、スノーホワイトを倒そうとしていたからです」

スイム「別にスノーホワイトを倒す気はない」

アリス「?」

スイム「あと、クラムベリーは仲間ではない」

ウィンタープリズン「それはそうだろうな」

アリス「? どういうことでしょうか」

ウィンタープリズン「もしクラムベリーと仲間だったら、私とシスターナナから奴の情報を聞き出そうとはしないだろう」

ウィンタープリズン「スイムスイム、お前はクラムベリーについてほとんど分からなかったはずだ」

スイム「……そう、私は森の音楽家クラムベリーのことをほとんど知らなかった、だから情報がほしかった」

アリス「(あ、あれ?)」アセアセ

スイム「……ハードゴア・アリスは私たちのことが嫌いみたいだから、嘘をついて仲間にさせたくないのかも」

アリス「!?」

ミナエル「さらばアリス、永遠に、forever~」
ユナエル「スイムちゃん、マジクレバー」


シスターナナ「そんな……」

ウィンタープリズン「どうなんだ、ハードゴア・アリス?」

アリス「……スイムスイムたちは嫌いです……仲間に入れるのも反対です」

アリス「ですが、嘘はついていません……」

ウィンタープリズン「……」ジーッ

アリス「……本当です」

シスターナナ「どうしましょう……2人の言っていることが違って、どうすればいいのか」

スノーホワイト「待ってください!」

スノーホワイト「(この子のこと、正直分からないし怖いけど……)」

アリス「(本当のことを言っているはずなのに……シスターナナとウィンタープリズンに疑われてしまった……どうしよう)」

スノーホワイト「(困っている子を見捨てたら魔法少女じゃない!)」

スノーホワイト「シスターナナ、私はアリスは嘘をついていないと思います」

スノーホワイト「あなたが嘘をついているんじゃないの、スイムスイム、どうなの!?」

スイム「……」

ミナエル「どうなの!?」バンッ
ユナエル「そうなんでしょう!?」バンッ

スノーホワイト「」テクテク

スイム「(こっちにスノーホワイトが近づいてくる、何故だろう、別に今の距離からでも話はできそうだけど)」

スイム「私とクラムベリーは仲間じゃないし、あなたを倒す気もない」

スノーホワイト「……(耳を澄ませて、スイムスイムの心の声を……)」

スイム「(スノーホワイト、さっき私の考えている事を分かっていた、もしかしたら何か心に関する魔法?)」

スイム「(もしそうなら、こっちの考えが全部ばれてることになる、それはちょっと困るかも)」

スノーホワイト「……クラムベリーとは仲間じゃなくて、私の事も狙っていないの?」

スイム「そう言っている(しつこい……もう夜も遅いからそろそろ帰りたい)」

スノーホワイト「(本当みたい……あと、まだそんなに遅い時間でもないと思うけど)」

スノーホワイト「だったら……アリスに適当なこと言ったんじゃないの?」

スイム「(確かにハードゴア・アリスにはそういう事を言った)」

スイム「(スノーホワイトに心の中が見られているのならまずいかも)」

スノーホワイト「やっぱり、あなたがアリスに嘘をついたんじゃない!」

スイム「……そんなことはない」

ミナエル「言いがかりだー!」
ユナエル「今度は言いがかりじゃ逃れられないわよ!」バンッ

スノーホワイト「私の魔法は『困っている人の心の声が聞こえる』っていう魔法」

スイム「ん?」

スノーホワイト「あなたが嘘をついて困る、って思っていたら私にはその声が聞こえる」

ミナエル「なんじゃそりゃあ……」

ユナエル「カマをかけているんじゃないの? どうなの!?」バンッ

ファヴ「叩いて呼び出さないでほしいぽん!」

スノーホワイト「ファヴ、私の魔法はなに?」

ファヴ「スノーホワイトの魔法は『困っている人の心の声が聞こえるよ』だぽん!」

ミナエル「はぁ!? そんなのキャンディー集めに使ったら、獲得数1位に決まってるじゃん!」

ユナエル「マジチート!」

ファヴ「キャンディー集めではそうだけど、今の状況だとあんまり役に立たないぽん」

スイム「……今は魔法少女同士で戦う状況だって、ファヴも思ってるの?」

ファヴ「あ、口が滑ったぽん、それじゃあ今度こそ帰るぽん!」

スノーホワイト「ファヴが言った通りだよ、私の魔法は」

スノーホワイト「だから、ハードゴア・アリスは嘘をついていない」

ミナエル「あばばばば……」
ユナエル「マジピンチ……」

スイム「……」

シスターナナ「なぜ、彼女にそんな事を言ったのですか、スイムさん?」

スイム「攻撃されそうだから、一番先輩のクラムベリーの名前を出して脅してみた」

スイム「アリスは知らなかったみたいだから、意味はなかったけど」

シスターナナ「では、スノーホワイトを倒そうとしていると言ったのは?」

スイム「ハードゴア・アリスはスノーホワイトを狙う魔法少女を本気で殺すのか」

スイム「確かめてみたかっただけ、結局私はハードゴア・アリスに全力で攻撃された」

シスターナナ「こ、これもスイムさんの冗談だったりは……」

アリス「……これは、本当です」

アリス「……スノーホワイトは私が守ります」

シスターナナ「そ、そうですか……」

シスターナナ「で、ではなぜ先ほどハードゴア・アリスが嘘をついているなどと……!」

スイム「それは―」

ミナエル「ねぇねぇスイムちゃん、そんなにペラペラ喋っていいの?」ヒソヒソ

スイム「……スノーホワイトがいるから嘘をつくのは難しい」

スイム「……あっちにウィンタープリズンとアリスがいるから、スノーホワイトを狙うのも無理」

ユナエル「じゃあ、下に置いてある、たまを呼んで来れば?」ヒソヒソ

スイム「無理、たまじゃスノーホワイトの魔法に引っかかる」

ユナエル「だよねー」

シスターナナ「スイムさん! 答えてください!」

スイム「ハードゴア・アリスとシスターナナ達が仲間になったら、とても強力、太刀打ちできないから」

シスターナナ「私たちは戦うつもりはありませんよ?」

スイム「今はそうでも、変わるかもしれないし、戦うつもりがないのが本当かもわからない」

スイム「私はスノーホワイトじゃないから、心の声は聞こえない」

スイム「私達8人で組んだ時も同じ、残りの魔法少女にとっては8人チームは恐ろしい」

スイム「必ず対抗してくる」

シスターナナ「それは……」

スイム「だから、8人以上生き残れる方法がない限りは組まない方がいい」

シスターナナ「……」

スイム「……もう遅いし、質問も終わったみたいだから帰る」

スノーホワイト「スイムスイムッ!」

スイム「……なに」

スノーホワイト「他の魔法少女を信じなかったり、嘘をついて騙そうとしたり!」

スノーホワイト「あなたのやっていることは、お姫様のすることじゃないっ!」

スイム「……」ムカッ

ユナエル「お、珍しくイラッときた感じ?」
ミナエル「同じピンク髪、白いコスチュームなのにどこで差がついたのか」

スイム「別にどう思われても構わないけど、スノーホワイトよりはマシ」

スノーホワイト「どういう意味!?」

スイム「自分からは戦わない、代わりに戦ったラ・ピュセルは犠牲になって殺された」

スイム「今はハードゴア・アリスが代わりに戦う、自分では何もしない」

シスターナナ「スノーホワイトは私達の仲間になってくださいましたよ?」

スイム「自分からじゃない、シスターナナに誘われたから」

スイム「スノーホワイトは自分からは何か選んだ?」

スノーホワイト「よくも、そんな勝手な―」ギリッ

アリス「」ダッ!

ミナエル「ひいぃぃっ! なんでこっちに来るのよぉっ!」
ユナエル「私達、まとめサイトでスノーホワイトに応援コメントしまくってるよ!」

アリス「(スイムスイムは私じゃ黙らせられない、このコンビ芸人を人質にして黙らせる…)」ダッ!

ミナエル「このゾンビ足速いって!」
ユナエル「と、飛んで逃げても間に合わないよ!」

アリス「(これ以上スノーホワイトを侮辱するのは許せない……っ!)」


シスターナナ「ウィンタープリズン!」

魔法の壁「」ブォォン!

アリス「!?」ドガッ!

アリス「(地面から急に壁が……)」

シスターナナ「やめてください、ハードゴア・アリス!」ガシッ

シスターナナ「こんな風にいがみ合ったり、争うために集まった訳ではないはずです!」

シスターナナ「スイムさんも、スノーホワイトもお互いをけなすのはもうやめましょう?」

スノーホワイト「……私は」

スイム「……」

シスターナナ「今日はもう解散にして、2人ともいったん落ち着くべきです」

スイム「分かった、帰る……」

シスターナナ「スイムさん、ミナエルさん、ユナエルさん、今日は来ていただきありがとうございました」

シスターナナ「8人以上の件、方法が何か見つかりそうでしたらご連絡ください」

スイム「ん……」


11日目終了

他の魔法少女の動向

カラミティ・メアリのアジト

カラミティ「マジカロイドはハードゴア・アリスに殺され、そのハードゴア・アリスは脱落させられず」

カラミティ「さらに、シスターナナとスイムスイムたちには逃げられ、あたしのメンツは丸潰れ……」

カラミティ「憂さ晴らしの相手は……あいつしかいない」ポチッ

ファヴ「準備できたぽん?」

カラミティ「ああ、明日リップルを呼び出してくれ」

ファヴ「分かったぽん!」

ピュンッ

カラミティ「さぁ、お嬢ちゃん」

カラミティ「その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやるよ!」

マンション 室田夫妻室

つばめ「今日も一日お疲れ様ぁ」ゴシゴシ

室田夫「つばめのほうも、お疲れ様」

つばめ「あんがと! 今日も結構遅かったね?」ゴシゴシ

室田夫「しばらくは遅い日が続きそうだよ……」

つばめ「……」ジ-ッ

室田夫「?もう体洗い終わ―」

つばめ「ダーイブッ!」ザブーン!

室田夫「うわっ! 湯船狭いのになんて無茶をするんだ!?」

つばめ「受け止めてくれるって信じてたし?」

室田夫「はぁ、家に帰ると無茶した妻が死んでいました、なんてのはやめてくれよ?」

つばめ「あはは、大丈夫だってぇ!」ギュッ

室田夫「まったく……」

つばめ「ちゃぁんと、明日もこの子と2人で待ってるからっ!」

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(5/10)
たま(5/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
海の底からでも帰ってくるよ。
スイムスイムを敵対視しているよ。

カラミティ・メアリ 
アジトが見つかったよ。銃や爆弾など色んな道具を使うよ。
乗り物も使えるよ。4次元袋を買ったよ。
狙撃する時がチャンスかもよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。


シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。
スノーホワイトとハードゴア・アリスを仲間に加えたよ。
8人以上の魔法少女が生き残る方法を探しているよ。
スイムスイムともできれば仲良くしたいと思っているよ。


森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操れるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。

スノーホワイト
困っている人の心の声が聞こえるよ。
清く、正しく、美しい魔法少女を目指しているよ。
ラ・ピュセルを殺した魔法少女を探しているよ。
スイムスイムの事は認めたくないみたいだよ。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(命令すれば一応)
イメージトレーニング(経験値 12/30)コンマ補正+1
次は30まで溜めるとさらに+1

今日はここまで

スノーホワイトの部分が長くなってしまって申し訳ない

12日目

廃寺院


たま「えぇぇーっ!? 昨日は上でそんなことになってたの?」

ミナエル「そ、ピンクヘアー対決が繰り広げられてたってわけ」
ユナエル「わけ」

たま「け、喧嘩にならなくて良かったね!」

ミナエル「いや口喧嘩みたいにはなってたけど」

たま「それにしてもスノーホワイトの魔法ってそんなのだったんだ……」

たま「キャンディーすごくいっぱい持っているから、魔法少女の活動以外することないのかと思ってたよ!」

ミナエル「さらっと毒を吐いたわね」

ユナエル「スノーホワイト本人に言ってあげなよ」

スイム「……」


ドゴォォォン!


スイム「?」

たま「わわわっ、何の音!?」

ミナエル「交通事故でもあったのかな?」
ユナエル「かな?」

シスターナナ担当地区

シスターナナ「昨日、スイムさん達がお帰りになった後に、スノーホワイトとハードゴア・アリスから話を聞きましたが」

シスターナナ「まさかマジカロイドさんがハードゴア・アリスに殺されていたなんて……」

ウィンタープリズン「マジカロイドがスノーホワイトを殺そうとしていたのも、正直驚いたよ」

シスターナナ「正直、今でも信じられません……あんなに良い人だったのに」

ウィンタープリズン「それは……どうだろう」

シスターナナ「きっと、誰かに脅されていたんでしょう……あぁ、マジカロイドさん」

ウィンタープリズン「マジカロイドの話はともかく、今日の予定はハードゴア・アリスの教育だったかな?」

シスターナナ「ええ、ハードゴア・アリスは少し攻撃的なところがあるみたいなので」

シスターナナ「もう少し友好的になっていただければ……あら、何の音でしょう?」

ウィンタープリズン「爆発音?……なんだ、空が真っ赤だぞ!?」

シスターナナ「あれはリップルの担当地区の辺りでしょうか?」

ウィンタープリズン「どうする、シスターナナ?」

シスターナナ「何か大きな事故があったのかもしれません、行ってみましょう!」

スノーホワイト担当地区

スノーホワイト「えーっと、今日はアリスを連れてシスターナナの所に行く予定だけど」

スノーホワイト「アリスも私のこと考えるなら、他の魔法少女を傷つけるのやめてほしいんだけどな……」


スイム『今はハードゴア・アリスが代わりに戦う、自分では何もしない』


スノーホワイト「っ!」

スノーホワイト「違う、私はアリスを代わりに戦わせてるつもりは……」

スノーホワイト「……」

スノーホワイト「……私はどうしたらいいの」

スノーホワイト「ラ・ピュセル……」

ドゴォォンン!


スノーホワイト「何の音!?」

スノーホワイト「ううっ、声が、頭の中に響いてくるっ……!」

アリス「」シュダッ

スノーホワイト「わっ!?」

アリス「私もスノーホワイトに付いていきます……」

スノーホワイト「うん……あ、でも今日会う予定だったし、シスターナナたちに伝えないと」

ピロピロリン♪

スノーホワイト「メール? シスターナナからだ!」

アリス「シスターナナ達も爆発が起きた場所に向かっているそうです……」

スノーホワイト「じゃあ、私達も行こう!」

リップル担当地区 ホテルプリーステス周辺

シスターナナ「車の事故でしょうか!? どうしてこんなにたくさん……」

ウィンタープリズン「いや、ただの事故でこんなに多くの車が炎上するとは思えない」

ウィンタープリズン「恐らくこれは人為的に起きた爆発―」

ドゴォォン!

シスターナナ「きゃあっ!」

ウィンタープリズン「シスターナナ!」ギュッ

シスターナナ「ありがとうございます、ウィンタープリズン!」

ウィンタープリズン「(近くにあった車が爆発したが、一瞬車に穴が開いたのが見えた)」

ウィンタープリズン「(穴が空いたという事は、何かで車を攻撃したという事だが……)」

ウィンタープリズン「……まさか、カラミティ・メアリか!?」


カラミティ「おっと、お嬢ちゃんより先にグズ女が来たか」

カラミティ「景気づけに一発ぶち込ませてもらうよ!」


『マジカル☆ドラグノフ』
メアリの魔法で強化された狙撃銃。車を一発で爆発炎上させる威力だよ。


カラミティ「気づかれなきゃ、魔法の壁もへったくれもない」

カラミティ「一発で眉間をぶち抜いてやる……ん!?」

シスターナナ「カラミティ・メアリ!? 彼女が車を破壊しているのですか!?」

ウィンタープリズン「まだ断言はできないけど、おそらくは」

ウィンタープリズン「(どこだ、どこからあいつは狙撃している?)」

ウィンタープリズン「(早く見つけないと、こっちが撃たれる!)」


「確かに車を破壊しているのは、カラミティ・メアリですが」
「彼女など放っておいてかまいません」


ウィンタープリズン「この声は……っ!」

シスターナナ「あなたは……!」


クラムベリー「こんばんは、ウィンタープリズン、シスターナナ」

クラムベリー「お二人も来ているだろうと思い、私も来てみましたが正解でしたね」

ウィンタープリズン「よりによってこんな時にお前が来るのか!」

シスターナナ「クラムベリー! 今は事故に巻き込まれた人たちを救助するのが先のはずです!」

クラムベリー「事故に巻き込まれた人たち、ですか?」

クラムベリー「彼らが死のうが生きようが、私にはどうでもいいことです」

シスターナナ「そんな……」

ウィンタープリズン「シスターナナ、やっぱりこいつはまともじゃない!」

クラムベリー「前回はシスターナナの魔法で強化されたあなたに逆転され、魔法を使わされました……」

クラムベリー「決着をせかされているので、今日は最初から少し魔法を使わせてもらいます」

ウィンタープリズン「もうやるしかない! シスターナナ、頼む!」

シスターナナ「はい!」

クラムベリー「今日は本気でやり合いましょう、ウィンタープリズン」


カラミティ「なんであいつがここにいるんだ、くそっ!」

カラミティ「あのクソが……私の位置に気づいてやがる」


クラムベリー「……」ギロッ


カラミティ「こっちを睨んでいる……クラムベリーの戦いには手を出すなってか?」

カラミティ「森の音楽家クラムベリー……本当に気に入らない奴だ!」

スタッ!

リップル「……」

カラミティ「……まぁいい、私の本命はこっちのお嬢ちゃんだ」

リップル「チッ」


トップスピード「クソっ! 何考えてんだアイツ!?」

スイム「(爆発があったと思う場所の近くまで来たけど……)」

たま「スイムちゃん、早く救助しようよ!」

スイム「……普通、車ってこんなに爆発するの?」

たま「え、するときはするんじゃないかなぁ?」

スイム「……そうなんだ」

ユナエル「しないから! たま、ちょっと透明外套貸して!」

バサッ

双眼鏡(ミナエル)「どう、何か見えた?」

ユナエル「うーんとね……」


ユナエル「あ゛っ!? ホテルの屋上にカラミティ・メアリとリップル発見!」

ユナエル「なんか、2人で戦ってるみたい」

スイム「リップル?」

双眼鏡(ミナエル)「そういえばここ、リップルの担当地区だったっけ」

スイム「……リップルとコンビのトップスピードはいないの?」

ユナエル「トップスピード、トップスピード……あれ?」

ユナエル「見つけたけど、トップスピードの奴、飛んで離れてくよ?」

双眼鏡(ミナエル)「トップスピード、戦うの得意じゃなさそうだし、逃げちゃったんじゃない?」

スイム「……リップルとカラミティ・メアリの戦いは、どっちが勝ちそう?」

ユナエル「う~ん、どっちも同じくらいの強さみたいだし、微妙な感じだね」

スイム「……そう」

スイム「(カラミティ・メアリ、この前は私は何もできずにやられた)」

スイム「(今度こそあいつを倒して、ルーラを越えたい)」

スイム「(……でも、そんなに急がなくてもリップルとの戦いの様子を見てからでもいいかも)」


お姫様なら、こんなときどうする?


1.カラミティ・メアリの方に行く
2.今は人助けしながら様子見

安価↓1 スイムスイム
安価↓2 たま
安価↓3 ピーキーエンジェルズ

スイム「……たま、救助に向かっていいよ」

たま「うん、分かった!」

たま「……あれ? スイムちゃんは行かないの?」

スイム「ピーキーエンジェルズ、たまの事よろしく」

ミナエル「いやいやいやいや、スイムちゃんは来ないの?」

ユナエル「もう夜だし、寝る時間だから帰っちゃうとか?」

スイム「私は、カラミティ・メアリを倒しに行く」

たま「ええっ!? あ、危ないよ!」

ユナエル「この前、メアリ相手に何もできずにやられちゃったじゃん!」

スイム「この前はカラミティ・メアリのほうから急に攻撃された」

スイム「今日は私のほうから不意打ちできる」

スイム「この前とは違う」

ユナエル「でも、不意打ちに失敗して、メアリにスタングレネード投げられたら、スイムちゃん殺されちゃうよ!?」

スイム「……投げられたら、死ぬ」

スイム「リップル次第では生きてるかもしれないけど……」

ミナエル「やっぱり危ないし、やめときなよ?」

スイム「カラミティ・メアリがいきなりスタングレネードを投げることはない、と思う」

ミナエル「なんでよ?」

スイム「メアリはこの前、私に銃を撃たなかったから、私に銃が効かないことを知らない」

スイム「近くにいる相手にスタングレネードをわざわざ使うことはない」

スイム「間違いなく最初に使うのは銃、だからそこもチャンスになる」

ユナエル「でも、スタングレネードは効くってばれてるんだから、銃がダメだったら次は使われちゃうよ!」

スイム「その時は……一旦下がってもう一度考える、たまの力も借りるかも」

たま「わ、私?」

スイム「たまの能力も透明外套もメアリは知らないはず」

スイム「ただ、たまは銃で撃たれたらやられちゃうから」

スイム「とりあえず、たまが出る前に私が行ってくる」

たま「気を付けてね……」

ユナエル「もし不意打ちに失敗したら、すぐ戻ってきてよ!」

ミナエル「失敗しなければそれでいいんだけどね」

ホテルプリーステス屋上

リップル「でぃやぁぁぁっ!」ブンッ!


『手裏剣』
リップルが使う手裏剣。無限に取り出して投げることができるよ。


カラミティ・メアリ「ふんっ……」


『マジカル☆AK-47』
銃剣付きの自動小銃。弾のばら撒きから銃剣での接近戦までできるよ


カラミティ・メアリ「(手裏剣? 全部撃ち落としてやる!)」ズダダダダ!

手裏剣「」バキッ!

リップル「チッ」

ブクブク……

スイム「(いた、リップルとカラミティ・メアリ)」

スイム「(戦いに夢中でまだ私には気づいていないみたい)」

スイム「(それにしても、カラミティ・メアリの武器は思った通り銃だけど)」

カラミティ・メアリ「私が手にした銃は絶対に、壊れない」

リップル「それがどうしたあぁっ!!」シュタッ!

スイム「(リップルが銃弾を全部走って避けてる、あんなに早いとは思わなかった)」

スイム「(ユナエルのゲームに出てきたサイボーグ忍者みたい……)」

ブクブク……

スイム「(地面に潜ってカラミティ・メアリに近づこうと思うけど)」

リップル「でぃえぇっ!」

カラミティ「」ズダダダダ!

スイム「(二人とも動き回ってるみたいで、なかなか止まってくれない……)」

スイム「(まだ、今は待つとき……)」

スイム「……」

スイム「……」

スイム「……」

スイム「(動きが止まった?)」

カラミティ「あたしを止めなきゃ、この町はもっと酷いことになるよ! 正義の味方さん!」

リップル「っ……」

スイム「(カラミティ・メアリがリップルを押さえつけてるみたい)」

スイム「(今がチャンスかも)」

スイム「(……正義の味方)」

スイム「(あなたを倒して町を救うのは正義の味方じゃない)」

スイム「(お姫様が、ルーラが、私があなたを倒す)」


スイムスイムの攻撃

コンマ
0~33:空気読まない忍者がカラミティ・メアリを投げ飛ばす
34~66:カラミティ・メアリの腕を切り落とす
67~99:カラミティ・メアリ撃破

安価↓1

リップル「むんっ!」ヒュンッ

カラミティ「くっ」

スイム「(リップルが抜け出しちゃったけど、カラミティ・メアリは後ろを向いたままだしいいや)」

スイム「(まだ私に気づいていないみたいだし、これでおしまい)」

スイム「(えいっ)」ブンッ!

リップル「いええぇっっ!」

カラミティ「あうっ」ドサッ!


スカッ


スイム「あ」

リップル「(カラミティ・メアリを投げ飛ばした時、誰かが視界に入った!)」クルッ

スイム「(本当に攻撃を外した……)」

リップル「……スイムスイム!? なんでこいつがここに!?」

スイム「ん……」

スイム「(リップルがカラミティ・メアリを投げ飛ばしたせいで、攻撃が当たらなかった……)」

スイム「(リップル、邪魔……)」ジトーッ

リップル「……チッ」

カラミティ「アハハハハッ!」

カラミティ「どうやら危うく私はそいつに殺されるところだったけど」

カラミティ「お嬢ちゃんが助けてくれたみたいだね、アハハハハ!」

リップル「……チッ、余計なことを」イライラ

スイム「私もそう思っている」

カラミティ「とりあえず、また後ろから襲われたらたまったもんじゃないし……」テクテク

カラミティ「お嬢ちゃんとの戦いに水をさしてくれたお礼も兼ねて」テクテク

カラミティ「先にスイムスイムから消えてもらおうかね!」カチャッ

スイム「……」

リップル「よそ見をしている余裕があるのかぁっ!」シュタタッ

カチッ

リップル「ん?(何か足元から音が)」


『マジカル☆地雷』
カラミティ・メアリの魔法で強化された地雷。
威力が強化されてるけど、リップルをいたぶるために足を離すまで爆発しないようになっているよ。


マジカル地雷「」ピーッピーッ

リップル「あ……」

カラミティ「ッフフフフ、アーハッハッハ!」ゲラゲラ

カラミティ「いつまでもそこで立って見てな! 正義の味方さん!」

カラミティ「あんたが余計な事をしたせいで私を殺し損ねて、ミンチになっちまうスイムスイムをね!」

スイム「……」チャキッ

カラミティ「その槍、魔法の武器だね? あんたの持ちものに槍があったなんて聞いた事もない」

スイム「……」

カラミティ「確か、その魔法の武器は絶対に壊れないんだってね」

カラミティ「トロそうなあんたにできるとは思えないけど、万が一銃弾が武器に当てられると防がれて」

カラミティ「そのまま魔法の武器に斬られちまうかもしれない」

スイム「……だったら?」

カラミティ「絶対に防げない量の弾を一度に浴びせてやるだけだ!」カチャッ


『マジカル☆ショットガン』
カラミティ・メアリの魔法で強化された散弾銃。
多数の小さな弾を一度に発射して、ハードゴア・アリスをミンチにしたよ。


スイム「(思った通り、カラミティ・メアリは銃を使ってきた)」

スイム「(そしてその銃は私には効かない)」ダッ

カラミティ「最初の不意打ちを外した時点で、てめぇの負けだスイムスイム!」

スイム「負けるのは、あなた」ブンッ


スイムスイムの攻撃

コンマ

0~33:カラミティ・メアリ、超反応で攻撃を回避
34~66:カラミティ・メアリの腕を切り落とす
67~99:カラミティ・メアリ撃破

コンマ7の倍数でリップルの援護攻撃、メアリ撃破成功

安価↓1

マジカルショットガン「」バァァン!

スイム「……」ブクブク……

カラミティ「なにっ!?」

リップル「え!?」

スイム「さようなら」

カラミティ「くそっ!」ズサァァァッ!

スカッ

スイム「あ」

スイム「また外した……」

リップル「スイムスイムを銃弾がすり抜けた……?」

カラミティ「……ったく、ルーラの奴とんでもない隠し玉をもってやがったな」

カラミティ「一応試しておくけど」

マジカルショットガン「」バァァン!バァァン!バァァン!

スイム「」ブクブク……

カラミティ「銃弾は完全に効かないって訳か……」

カラミティ「でも、あたしの武器は銃だけじゃない、あたしが武器だと思ったものはなんでも魔法で強化できる」

カラミティ「(とはいえ、ナイフやブルドーザーも効きそうにないし……)」

スイム「……」

スイム「(失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した……)」ドンヨリ

スイム「(せっかくのチャンスが2回もあったのに、どっちも無駄にした……)」

カラミティ「そういえば、この前海岸で会ったとき、スタングレネードは無効化できてなかったね」

スイム「……!」

カラミティ「(でも、あいつは威力がありすぎて、近くで投げたらあたしもダメージを受ける)」

カラミティ「(そこをお嬢ちゃんに狙われたら面倒だ)」

スイム「(……一旦、ユナエル達のところに戻ろう)」

コンマ
0~33:メアリの攻撃が直撃するけど、あいつが助けてくれる
34~66:地面に潜る前にあいつに連れていかれる
67~99:無事にピーキーエンジェルズやたまのいるところに撤退

安価↓1

コンマ58確認しました

今回はここまで、ご参加ありがとうございました

スイム「悪いけど、リップルは自力でなんとかして」

リップル「はぁ!?」

マジカル地雷「」ピーッピーッ

スイム「私は一旦撤退しようと思う――ぐえっ」グイッ

スイム「(何かに首の後ろを引っ張られて……あ)」


ドガァァン!


スイム「(屋上がすごく下の方に見える、それにリップルのいた場所が爆発したみたい)」

スイム「きっとリップルが我慢できずに足を離して、地雷が爆発したんだ」

スイム「その 爆発で私は空に飛ばされてるんだと思う」

スイム「……さようならリップル、正直最後まで勝手なことされて迷惑だった」

リップル「チッ、喧嘩売ってるのか?」チャキッ

トップスピード「お前ら人が助けてやったそばから、いきなり喧嘩してんじゃねぇよ!」

スイム「トップスピード、なんでここにいるの、リップルを置いて逃げたんじゃないの?」

トップスピード「道路に動けない赤ん坊とその母親が見えたから、病院に送ってきたんだよ!」

スイム「どうして私の事運んでるの?」

スイム「……今日は私、トップスピードにどこかに連れていってほしいって頼んでなかったと思う」

トップスピード「バカ野郎っ! 戻ってきたらなぜかお前がメアリと戦ってる し」

トップスピード「リップルはなんか動かないし、慌てて全速でお前らの事連れだしたんだぞ!」

トップスピード「そっちこそ2人揃って無茶してんじゃねぇよ! 死にてぇのか!?」

リップル「さっきのところまで戻ってくれ!」

スイム「たま達と合流したいから、あのホテルの近くまで私を連れていってほしい」

トップスピード「な、なにぃ!?」

トップスピード「まるで話が見えねぇぞ!?」

リップル「絶対にここで仕留める」

リップル「あとスイムスイムはさっさと降りろ、この箒は二人用なんだ」

スイム「嫌、私は足が遅いからここからだと時間がかかる」

スイム「リップルは余計なことしないで、帰っていい」

リップル「お前が帰れ!」ゲシッ

スイム「嫌」ブクブク……

トップスピード「お前らいい加減にしろよ!」

トップスピード「あと揺らすんじゃねぇよ、ただでさえ3人乗りはきついんだから!」

リップル「チッ」

トップスピード「まずリップル、ヤクザモンみたいなこと言ってんじゃねぇっ!! ここは退いとけ!」

リップル「これは、私に対する嫌がらせだ」

リップル「私が放っておけないって分かっているから、私が死ぬまでアイツはあそこで狩りを続ける」

トップスピード「……マジかよ」

スイム「カラミティ・メアリはリップルを呼び出すために、あそこで車を狩っているの?」

リップル「そうだ、だからお前は下で救助をしてればいい、アイ ツは私が仕留める」

リップル「眼の前の人を、通りがかっただけの人でも、見捨てて逃げたら魔法少女じゃない!」

リップル「理想の魔法少女には及ばないかもしれない、だとしても」

リップル「私は、魔法少女だ」

トップスピード「……」

スイム「……スノーホワイトが言いそう」イラッ

リップル「お前、スノーホワイトと知り合いなのか?」

スイム「……うん(あんまりスノーホワイトの事は好きじゃないけど)」

リップル「というか、なんでお前はカラミティ・メアリを狙ってるんだよ」

トップスピード「そ、そうだ! スイムスイム、なんでお前があそこにいたんだよ!?」

スイム「それは……」


スイム「カラミティ・メアリを倒して、私はお姫様になる」

リップル「は?」

トップスピード「まるで意味が分からねぇぞ!?」

スイム「? トップスピードは何が分からなかったの?」キョトン

トップスピード「全部!」

スイム「まず、私はお姫様になりたい」

リップル「あ?」

トップスピード「へぇ~、お姫様に?」

スイム「うん」

スイム「だから、私はカラミティ・メアリを倒してお姫様になる」

リップル「ヤクでもやってんだろこのバカ魔法少女」イラッ

トップスピード「(そういや、こいつまだ子供だっけ)」

リップル「チッ、お姫様ごっこがしたいなら家に帰れ!」イラッ

スイム「リップルこそ魔法少女になりたいなら、下で救助をしていればいい」イラッ

トップスピード「おい、スイムスイム!」ガシッ

スイム「……肩つかまないで」

トップスピード「そりゃ絵本とかゲームとかマンガだとさ、 お姫様みたいなのが悪者やっつける!」

トップスピード「そんで、オレたちは魔法少女だ、悪者を倒すのがお決まりのパターンだってのも分かる!」

トップスピード「でも、ここは現実なんだよ! 悪者のカラミティ・メアリにお前が殺されちまうかもしれないんだぞ!」ユサユサ

スイム「私が負けたら殺されるのは知ってる」

トップスピード「分かってるんなら、命を粗末にするような事すんじゃねぇよ!」

トップスピード「それに、ホテルの屋上で見たけど、寿命を減らして魔法の武器を買ったんだろ!」

スイム「……買った、必要だから」

スイム「(本当は私が買ったのは透明外套だけど、買ったことをばらす必要はない)」

トップスピード「今はたかが5年とか思ってるかもしれねぇけどさぁ!」

トップスピード「もしお前が母親や父親より先に死んだら、どんなに悲しませるか分かってんのか!?」

スイム「……」

スイム「お母さんは私のやりたいこと、応援してくれる、だから大丈夫」

トップスピード「それはお前が生きてるから応援してんだよ!」

トップスピード「死ぬかもしれない事やりたいって言いだしたら、止めるにきまってるだろ!」

スイム「……トップスピードは私のお母さんのこと知ってるの?」ムスッ

トップスピード「知らなくても分かんだよ、オレだって自分の子供がそういうことやりたいって言ったら、ひっぱたいても止めんぞ!」

リップル「子持ちの母親みたいなこと言ってるけど、トップスピードはまだ19で未成年だろ……」

トップスピード「えっ、あ、うん、えーっと、その……」


トップスピード「と、とにかく! スイムスイムは危ないことしないで、大人しくしてろ!」

トップスピード「お友達のところまでは送って行ってやるから、そいつらと一緒に帰れって!」

リップル「はぁ!? わざわざ送っていく必要ないだろ」

スイム「帰らない、私はカラミティ・メアリを倒す」

トップスピード「アイツはリップルとオレが倒すから!」

リップル「トップスピード?」

トップスピード「オレだって魔法少女だっての!」

スイム「……魔法少女よりお姫様がいい」

リップル「……チッ、水差すな」

トップスピード「だーっ! とにかく、お友達のところまで飛んでくからな!」

ユナエル「ったく、何人も運べるほど怪力じゃないってのに」パタパタ

ユナエル「ほれっ」ドサッ

一般人「うわっ」ドテッ

ユナエル「ここまで来れば自分で歩けんでしょ!」

一般人「あ、ありがとうございます!」

ユナエル「まとめサイトの投票はピーキーエンジェルズによろしく!」

ユナエル「スノーホワイトじゃないから、くれぐれも間違えないでよ?」


たま「車、壊しちゃったらもったいないかなぁ?」

たま「でも、中に人がいるみたいだし……えいっ」ガオン!

一般人「うぅ……」グッタリ

たま「だ、大丈夫ですか!? 今、外に出します!」グイッ

一般人「あ、ありがとう……」

たま「ふぅ、いっぱい救助したと思うけど……まだもうちょっといるみたい」

たま「頑張らないと……!」


ミナエル「」チーン

ユナエル「お姉ちゃん、へばってないで働こうよ!」

たま「きっと、もうちょっとで終わるよ、頑張ろう!」

ミナエル「あんたたちが酷使するからでしょ……」

ユナエル「えー? だって便利だったし!」

ミナエル「消火器に変身して消火作業をやらされ」

ユナエル「減るもんじゃないっしょ」

ミナエル「薬剤をだすたびに体の中が水分とかいろんなものが減っていったわよ……」

ミナエル「助けを求めている人がいないか声掛けをするために、メガホンに変身して喉が枯れ……」

たま「す、すごく便利だったよ!」

ミナエル「たまが救助した人たちをまとめて運ぶために車になり……」

ユナエル「だって、私は身体ちっちゃいし、パワーもないからいっぺんに運べないんだもん」

ミナエル「身体は車になってもユナとパワーは同じだから!」

ユナエル「テヘペロ」

ミナエル「マジブラック……」ゲッソリ

たま「あ、スイムちゃんからメールだ」

たま「えーっと、今からそっちに向かうからって」

ユナエル「向かうって、こっちの場所分かるの?」

たま「そうだよね……スイムちゃんと分かれた場所から大分離れちゃったし」

ミナエル「ちょっと、なんか空からこっちに向かってきてない?」

ユナエル「どうせ鳥で―」

ドゴォォン! 

たま「うひゃぁ!?」

トップスピード「うっし、到着! 空から探せばすぐに見つかるっての!」

リップル「さっさと降りろ、そして家に帰れ」

スイム「嫌」

トップスピード「ワガママ言うんじゃねぇよ!」

たま「スイムちゃん、またトップスピードに運んでもらったの?」

スイム「この方が早いから……」

トップスピード「ほら、さっさとお友達と帰んな……あれ、ワン公だけ?」

リップル「双子の天使はさっき着陸したときに吹っ飛ばしただろ」

トップスピード「へ?」

ミナ&ユナ「「ざっけんなゴラーッ!」」

トップスピード「いやぁ、わりぃわりぃ!」

ミナエル「謝って済むと思ってんの?」

ユナエル「払うモン払ってもらおうか!」

トップスピード「スイムスイムをここまで連れてきた運賃チャラってことで!」

スイム「……分かった」

ミナ&ユナ「「おーい!」」

スイム「今日はお金持ってきてない……代金請求されると困る」

……

ユナエル「で、結局メアリは倒せなかったんだ?」

スイム「うん……」

トップスピード「だーかーら、アイツはオレたちに任せてお前らは大人しくしとけって」

たま「ど、どうするの? 2人が戦ってくれるなら私達が無理に戦わなくても……」

ユナエル「個人的にはボッコボコにしてやりたいけど、やられたらシャレにならないし」

ミナエル「っていうかトップスピードとリップルがカラミティ・メアリに勝てるの?」

リップル「チッ……」

トップスピード「大丈夫だって! あいつの豆鉄砲なんかオレのラピッドスワローには効かねぇよ!」

スイム「(……私もユナエルと同じで、カラミティ・メアリを倒したいと思っている)」

スイム「(ただ、私の魔法はばれてるから、次は安全という訳ではない)」

スイム「(でも、4次元袋はリップル達が勝ったら、2人に取られる)」

スイム「(難しい……)」


お姫様なら、こんなときどうする?


1:トップスピード、リップルに任せる
2:2人に任せないで、自分たちも参戦する

安価↓3まで多い方

スイム「……私達もメアリを倒しに行く」

トップスピード「おい、いい加減にしないと、さすがのオレも―」

スイム「トップスピードは攻撃されて、怪我したり殺されても大丈夫なの?」

トップスピード「へ、オレ?」

トップスピード「そりゃ、大丈夫じゃねぇけど、ラピッドスワローには豆鉄砲なんか効かないっていったろ!」

トップスピード「ていうか、ガキが人の心配してねぇで、自分たちの事を―」

スイム「試したことあるの?」

トップスピード「オレのラピッドスワローは、音速でも耐えられるんだぞ! 豆鉄砲なんか効くわけねぇだろ!」

ミナエル「で、そのラピッドスワローでどうやって戦うつもりなの?」
ユナエル「なの?」

トップスピード「んなもん、真正面から突っ込んであいつをブッ飛ばしてやるに決まってんだろ!」

スイム「……」

たま「えーと、つまり体当たり?」

ユナエル「全くお笑いですな」

ミナエル「カラミティ・メアリがいたら奴も笑うでしょう」

トップスピード「あ? どういう意味だコラァ!!」

ミナエル「メアリが持ってる武器、豆鉄砲だけじゃないんだなこれが」

ユナエル「硫酸とかガソリンとか、乗り物とかなんでも武器にしちゃうんだから」
ミナエル「化学兵器とかも持ってるかもよ?」

トップスピード「それがなんだってんだよ! 豆鉄砲だろうが水だろうが同じようなもんだろ!」

たま「同じ、なのかな……?」

リップル「全然違うだろ」

ユナエル「実はもうカラミティ・メアリの周りは毒ガスだらけで」

ミナエル「突っ込んだトップスピードは毒吸ってウボァー」

トップスピード「そんな脅しでオレがビビると思ってんのか!」

スイム「……もう一回聞くけど」

スイム「トップスピードは死んでも大丈夫?」

トップスピード「はぁ!?」

トップスピード「何言ってんだ、大丈夫なワケねぇだろ!?」

スイム「トップスピードは私に、カラミティ・メアリに殺されるかもしれないから帰れ、って言った」

スイム「じゃあトップスピードとリップルは殺されても大丈夫という事じゃないの?」

リップル「アイツに殺されてやるつもりなんかない、ただ―」

リップル「最悪私が死ぬことになったとしたら、刺し違えてでもアイツは必ずここで仕留める」

リップル「それくらいの覚悟はある」

トップスピード「リップル……」

スイム「トップスピードも最悪相打ちでもいいの?」

トップスピード「……」

リップル「トップスピード、しつこいくらい「半年は死ねない」って言ってきたけど」

リップル「それ、もういいの?」

トップスピード「良いわけないだろ! オレは絶対に、最悪でもあと半年は死ねないんだよ」

スイム「自分も殺されるのはいけないのに、私には帰れって言ったの?」

スイム「変」ジトーッ

トップスピード「……」

リップル「私が一人で行く」

トップスピード「リップル!? 何言ってんだお前!」

リップル「トップスピード、絶対に死ねないんでしょ? だったら無理しないでいい」

リップル「アイツは私一人でも、必ずここで殺す……!」

トップスピード「お前、さっき一人で殺されかけたじゃねぇか!」

トップスピード「それなのにお前を一人で行かせるなんてそれこそ無理だっての!」

リップル「でも死ねないんでしょ!」


スイム「……2人とも聞いてほしい」

スイム「私にいい考えがある」

リップル「は?」

ミナエル「なにこのフラグ」
ユナエル「スイムちゃんが爆発する!」

たま「爆発するの!?」

トップスピード「なんだよいい考えって?」

スイム「絶対に誰も死なないようにカラミティ・メアリを倒せばいい」

トップスピード「」ポカーン

リップル「それができたら苦労しないだろ!」

スイム「さっきは私とリップルの2人だった、作戦もなかった」

スイム「今は6人いる、作戦も立てれる」

スイム「さっきとは違う」

リップル「……チッ、そっちの双子の天使と犬が役に立つとは思えない」

ミナエル「お、これはたまと私たちピーキーエンジェルズを舐めてるのかな?」

ユナエル「スイムちゃん、なんか言っちゃってよ!」

スイム「たまはとても強い、カラミティ・メアリなんか一撃」

たま「そ、そんなことないよ」

リップル「……とても信用できないんだけど」

スイム「ピーキーエンジェルズは……保留」

ミナ&ユナ「「えっ」」

スイム「でも、6人できっちり作戦を立てれば大丈夫」

スイム「メアリが強いのは攻撃だけ、防御は普通」

スイム「死ねないなら死なないように戦えばいい」

スイム「(6体1、絶対にこっちが有利)」

スイム「(ルーラなら、お姫様なら、必ずできるはず)」

トップスピード「……あははははっ! いいぜ、オレは乗った!」

リップル「本気?」

トップスピード「マジだって! オレは絶対死ねないし、お前も死なせたくない」

トップスピード「ついでにスイムスイムも死なせたくない、だったら本気でやるしかねぇだろ!」

リップル「……チッ」

トップスピード「3人寄ればなんちゃらの知恵って言うだろ、6人なら大丈夫だって!」

スイム「(トップスピードは豆鉄砲が効かないラピッドスワローの体当たり)」

スイム「(リップルは地雷さえ踏まなければ銃をよけれて、カラミティ・メアリと戦える)」

スイム「(たまは透明外套を使って近づけさえすればそれで勝てるはず)」

スイム「(私も銃弾は効かないし、メアリがまた油断してくれればチャンスはある)」

スイム「(ちょっと自信は無いけど……)」

スイム「(ピーキーエンジェルズは……まぁいいや)」

ミナエル「今なんかサラっと流されなかった?」
ユナエル「かった?」

スイム「(そしてできれば、メアリを倒したときにその近くに私たち4人の中の誰かがいればもっと良い)」

スイム「(リップルもトップスピードも私たちより速い)」

スイム「(一緒に4次元袋に向かったら、必ずあっちが手に入れる)」

リップル「言っておくけど、私は大人しく待っているつもりはないから」

スイム「……そう」

リップル「あと、ここに着陸するときにちらっと見えたけど、アイツはさっきのホテルの屋上にいた」

スイム「(私の魔法を知っているのに動いていない……私の動きが鈍いから馬鹿にされてる?)」


お姫様として私はどんな作戦を提案すればいいんだろう?

安価↓3まで

スイム「1つ目」

スイム「私がカラミティ・メアリの視界を妨害する」

リップル「具体的には?」

スイム「地面の下に潜って、メアリの前に出るのを繰り返す」

スイム「どうせ私が魔法の武器で攻撃しても当たらない……」

ミナエル「あれ、何か自信失くしてる?」

スイム「でも、メアリは私を無視できない、魔法の武器で斬られたくないから」

スイム「私はメアリの気を引いて、攻撃される前に下に潜ればいい」

スイム「……おしまい」

ミナ&ユナ「それだけ!?」

リップル「作戦っていえるのか?」

スイム「私が気を引くから、その隙にみんなで倒して」

ユナエル「もし、スイムちゃんがメアリの攻撃受けてやられちゃって」
ミナエル「人質にでもされたらどうするの?」

トップスピード「お前が人質にされちまったら、ラピッドスワローで体当たりできなくなっちまうじゃねぇか!」

スイム「もしそうなったらチャンス」

リップル「チャンス?」

スイム「私を人質にしてる間に、たまが後ろから近づいてメアリはおしまい」

たま「私なの!?」

スイム「たま、頑張って」

たま「あ、あわわわわ……」オロオロ

トップスピード「責任重大だな、ワン公!」

リップル「他に何かないの?」

スイム「2つ目」

スイム「まず、ユナエルとミナエルにホテルの中に罠がないか探ってもらう」

ミナエル「おっ、私達の出番?」

ユナエル「罠って何があるんだろうね?」

リップル「大したものはないはず」

トップスピード「え、なんで?」

リップル「普通にジャンプして屋上に行けるし、トップスピードは上から近づけるから、ホテルの中に罠を張る意味がない」

リップル「そして、さっきの戦いから何十分も経ってるわけじゃないから、そんなに時間もない」

リップル「やるとしたらスイムスイム用だけど、銃が効かないんだったら、効く罠も限られる」

スイム「(多分、私がメアリだとしても、リップルやトップスピードは上から来ると思う)」

スイム「(怖いのは下からくる私だから、やるなら私に対してだけど……なにがあるんだろう?)」

トップスピード「へー、リップルさん冴えてるね~」

リップル「チッ」

スイム「私とリップルとトップスピードはメアリの足止め」

スイム「私は近くで1つ目の作戦みたいに足止めするから、リップルとトップスピードは遠くから攻撃して」

たま「あ、あれ? 私呼ばれたっけ?」

スイム「その間にたまがホテルを破壊して、ホテルごとメアリを潰す」

トップスピード「へ?」

リップル「ちょっと待て」

スイム「?」キョトン

リップル「さっきから作戦で出てくる"たま"と、私の眼の前にいる"たま"が同じとは思えない」

スイム「……同じ、たまを馬鹿にしないで」ムカッ

たま「ででで、できないよぉ! ホテルを壊すなんて!」

リップル「本人がこう言ってるんだけど」

スイム「え」

ミナエル「この前、山にごみ埋めた時と同じ要領でやればいいじゃん」

ユナエル「周りに穴開けてって、落とせばいいじゃん」

たま「で、できるかなぁ……」

トップスピード「またまた責任重大だな!」

スイム「たまなら出来る」

リップル「あと、ホテルの中に人がいたらどうするの」

リップル「無関係な人でも、私は犠牲にするようなことはしたくない」

リップル「もちろん、させるつもりもない」ギロッ

スイム「……いたら、ピーキーエンジェルズが罠を探した時に外に出してもらう」

ミナエル「まとめサイトの順位が上がりまくり?」

ユナエル「さすがに爆発があったから逃げちゃったでしょ」


リップル「あと、魔法少女が建物の崩壊に巻き込まれて死ぬの?」

スイム「知らない」

リップル「おい」

スイム「もし生きていたら、瓦礫から出てきたところを攻撃すればいい」

リップル「大雑把だな……」

スイム「3つ目」

スイム「ユナエルに私になってもらう」

トップスピード「どういう意味だよ?」

スイム「そのまま」

トップスピード「いやいや、ちゃんと説明しろって!」

スイム「ユナエルは私に変身できる」

トップスピード「え、マジ!? 見せてくれよ」

ユナエル「トップスピードくん、私の変身は見世物じゃないし、そんな無闇に使う事は許されないんだ」

スイム「(よくふざけて使ってたと思う)」

スイム「トップスピードとリップルは最初に突っ込んでもらう」

トップスピード「おっしゃ! オレのラピッドスワローでカラミティ・メアリなんかブッ飛ばしてやるよ!」

リップル「そっちは何するの」

スイム「たまは屋上の下の階から穴を空けて、私になったユナエルが突入する」

ユナエル「ひょ? なんか雲行きが怪しくなってきたんだけど……」

ミナエル「ユナが行っても攻撃できないよ?」

スイム「カラミティ・メアリがユナエルにスタングレネードを使ってくれたら私が突入する」

ユナエル「えええええええええっ!?」

ユナエル「いやいやいやいやいや! この作戦私死ぬって!」

スイム「ユナエルはこの前、カラミティ・メアリの不意打ちで投げられたスタングレネードを防御できた」

スイム「ユナエルなら今回も防御できる」

ユナエル「普通の銃で撃たれたら私死ぬじゃん!!」

スイム「……うん」

スイム「ユナエルは元気が出る薬を使う」

ユナエル「使っても当たったら死んじゃうから!」

リップル「もう面倒だからこの作戦でいい」

ユナエル「忍者死すべし!」

トップスピード「お前がやられる前に、オレとリップルが速攻で仕留めてやるよ!」

トップスピード「不運と踊っちまっわないように、気を付けろよ!」

リップル「(眼の前で死なれたら後味悪いし、撃たれないように気を付けておくか)」

スイム「……ミナエルは透明外套で隠れて4次元袋を回収してほしい」ヒソヒソ

ミナエル「……」ムスッ

スイム「ミナエルはこの作戦に反対?」

ミナエル「分かってるのなら、これはやめてほしいんだけど」

スイム「……どの作戦を取ってもピーキーエンジェルズとたまは銃で撃たれたら死ぬかもしれない」

スイム「それは怖い」

スイム「2つ目の作戦だと瓦礫の中から急に撃たれるかもしれないし」

スイム「1つ目の作戦でも、カラミティ・メアリがみんなを撃たない保証はない」

ミナエル「……」プイッ

スイム「ユナエルはスタングレネードさえ投げさせれば、下の階に行けるからもう撃たれる心配はない」

ミナエル「そんなにうまくいくとは思えないよ」

スイム「最悪、ユナエルが銃で撃たれそうになったら、私とたまが下から攻撃する」

スイム「……私も誰かに死んでほしいと思っているわけじゃない」

ミナエル「むぅ……」

トップスピード「おい、何ヒソヒソ話してんだよ!」

スイム「……ミナエルからこの作戦に反対されたから、話し合っただけ」

ユナエル「さすがお姉ちゃん! これでこの作戦は終了!」

スイム「別に終了してない」

ユナエル「何やってんだよお姉ちゃん!!」プンスカ

ミナエル「いや、なんか説得されちゃった……」


リップル「で、結局どの作戦にするつもり?」

スイム「どうしよう……」

1.スイムスイムが視覚妨害してる間にフルボッコ作戦
2.ホテルごとメアリを押しつぶす作戦
3.ユナエルおとり作戦


安価↓3まで多数決

同数だったら↓4

スイム「多数決で決める」

トップスピード「オレ3つ目!」

リップル「私も」

ユナエル「この人でなし!!」

ミナエル「お前ら人間じゃねぇ!」

スイム「2人はどれがいいの?」

ミナ&ユナ「2つ目!!」

たま「う~ん、どれにしようかな・・・」

スイム「私は作戦考えた本人だから投票しない」

たま「私が最後!? い、急いで決めないと」

たま「(う~ん、正直2つ目の作戦は自信ないし、3つ目はユナちゃんが危ないし…)」

たま「ひ、ひと―」

ミナエル「2つ目2つ目2つ目2つ目2つ目2つ目2つ目2つ目2つ目2つ目」ブツブツ

ユナエル「ウラギッタラノロウヨ」ブツブツ

たま「ふ、二つ目がいいですっ!」ビクッ

トップスピード「お、自分から責任が重いやつ選んでいくなんて、意外と度胸あるじゃねぇか!」

リップル「…チッ」

たま「ひえええええっ!!」

スイム「じゃあ、ピーキーエンジェルズ、よろしく」

スイム「あと、透明外套を渡しておくから」

トップスピード「おい、ちょっと待てよ! なんだよその布きれは!?」

リップル「こいつ……まさか買ったのか?」

スイム「……長くなりそうだから、ピーキーエンジェルズは早く出発して」

ミナ&ユナ「「突撃ーっ!!」」

トップスピード「おい、まさかとは思うけどスイムスイムが買ったんじゃねぇだろうな!?」

スイム「……この透明外套はたまのもの」

リップル「こいつが? 確か25年の寿命払うんでしょ、そんな勇気がありそうに見えないけど」

リップル「まさか、脅して買わせたんじゃ……」

たま「スイムちゃんはそんなことしてないよ! あれはスイムちゃんが買って、私に渡してくれたんだよ!」

スイム「……たま」

トップスピード「マジで25年の寿命使いやがったのかよ……」

たま「あっ! い、今のはちょっと口が滑って、ってそうじゃなくて、あわわ……」

スイム「たま、ホテルの入り口で待機して、出てきたピーキーエンジェルズからホテルを解体していいか聞いて」

たま「ご、ごめんね……」テクテク

スイム「別にいい」

リップル「……イカれてるよ、お前」

スイム「どう思われてもいい、今はメアリの足止めが先」

リップル「……チッ、さっさと行くぞ」

トップスピード「終わったらきっちり話するからな!」

ホテルプリーステス1F

ミナエル「というわけで、ホテルの中に来てみたけど」

ユナエル「フロントの人もいないし、きっとみんな逃げちゃったんだよ」

ミナエル「一応部屋も見てみる?」ガチャッ

男性「」イチャイチャ

女性「」イチャイチャ

ユナエル「リア充爆発しろ!」

ミナエル「イチャついてる場合じゃないでしょーが!」

男性「うわああぁっ! と、扉が勝手に開いて、誰もいないのに変な声が……!」

ミナエル「誰が変な声よ!」

ユナエル「もう面倒くさいし、館内放送使っちゃおうよ!」

ユナエル「お客様、このホテルの屋上に外の爆破事件の犯人と思われる人物が確認されました」

ユナエル「至急、外に退避してください!」

……

ユナエル「という放送を流したら、1Fの部屋から大量のカップルが出現した……」

ミナエル「世も末ね……」


シーン


ミナエル「おや、どうしたんだろう?」

ユナエル「上の階から、人が降りてこないね」

ミナエル「たまたま1Fにだけお客さんがいたんだよきっと」


カラミティ・メアリが使用した罠の影響

コンマ↓1
0~49:2Fより上は全て、大量の○○が
50~99 or ぞろ目:最上階のみ、少量の○○が

コンマ↓2
0~33:スイムスイム、スタングレネード回避のためとっさに深く潜ってしまう
34~66:問題なく足止め中
67~99 or ぞろ目:カラミティ・メアリの足にリップルの手裏剣が直撃

ミナエル「とりあえず上の階まで行ってみよっか」

ユナエル「そうだねお姉ちゃん!」


ホテルプリーステス5F


ユナエル「ここまで何もなかったのはいいんだけど……」

毒ガス「」モワーン

ミナエル「6階から黄緑の気体が漏れ出してきてる件について」

ユナエル「なにこれは……」

ユナエル「ちょっと試しに吸ってみよっかな」

ミナエル「やめなさい! 間違いなく死ぬから」

ユナエル「まさか化学兵器を持ち込んでくるとは……メアリの人脈恐るべし」

ミナエル「これ化学兵器というか、ユナも前にふざけて作った事がある塩素ガスよ!」


『マジカル☆塩素ガス』
ホテルプリーステスにあった掃除用の塩素系洗剤と、酸性洗剤を混ぜて
カラミティ・メアリが即席で作った毒ガス、魔法少女もイチコロだよ

ユナエル「お姉ちゃんマジクレバー!」

ミナエル「これより上の階にはいけないわね」

ユナエル「お姉ちゃんが特殊耐久スーツに変身すれば……」

ミナエル「私が死ぬわよ!」

ユナエル「でも、こんだけガスが充満してると、建物が崩れたときにメアリのヤツもガス吸わせられるね」

ミナエル「とりあえず、スイムちゃんに知らせよっか」



ホテルプリーステス屋上

トップスピード「いたぞ、カラミティ・メアリだ!」

リップル「とっとと降りろ、さっきも言ったけど3人はキツイ」

スイム「言われなくても降りる」シュタッ

トップスピード「おっしゃ、オレたちも突撃すんぞ!」

リップル「遠くから足止めしろって言われてだろ」

トップスピード「え、そうだっけ? スイムスイムが寿命25年払ったのが衝撃的過ぎて、作戦なんて忘れちまったよ」

リップル「スイムスイムは気に食わないし、あいつの言った事を無視してもいいけど」

トップスピード「そんな意地の悪いことしねぇって!」

カラミティ「スイムスイムまで上からくるとは意外だったね……てっきり下からまた不意を突いてくるかと思ったけど」

スイム「……(どうせ私がルーラを振り回しても当たらない)」ブンッ

カラミティ「」ヒョイッ

スイム「えいっ」ポイッ

カラミティ「(魔法の武器を上に投げた? なんのつもりー)」

スイム「(だったらルーラをおとりにつかって、相手に組み付いて足止めしたほうがいい)」ガシッ

カラミティ「っ!」バタッ

スイム「……」ガシッ

カラミティ「この、邪魔なんだよっ!」

リップル「そこだ!」

スイム「(あとはリップルが投げた手裏剣が来るのを待って……)」ガシッ

手裏剣「」クルクル

スイム「(魔法を使えば)」ブクブク……

カラミティ「あぐっ!」ザクッ

トップスピード「よっしゃあ! 命中したぜリップル!」

リップル「足に当たっただけ、まだアイツは生きてる」

スイム「(足を怪我したカラミティ・メアリはホテルが壊れた時逃げられないはず)」

スイム「(これで勝ちは決まったと思う……)」

カラミティ「さっきからちょこまかと……ハエのようにうるさいやつだね!」スドドドド!

トップスピード「ラピッドスワローにそんなへなちょこな弾が当たるかよ!」

リップル「このまま針の山にしてやる……!」

スイム「(あの2人に4次元袋を取られない様に、もっと近づこう―)」

「スイムちゃん、だーれだ?」ヒソヒソ

スイム「?」チラッ

スイム「(声がしたけど、誰もいない……)」

スイム「……透明外套を付けたピーキーエンジェルズ、多分ユナエル」ボソッ

ユナエル「ピンポーン、正解!」


スイム「ホテルの中はどうだった?」

ユナエル「一番上の階までは何にもなかったんだけど」

ユナエル「その階がモワーッっと黄緑の毒ガスだらけでさ」

スイム「毒ガス? カラミティ・メアリってそんなのモノまで持ってたんだ」

ユナエル「毒ガスって言っても、即席で混ぜたらいけない洗剤を混ぜて作ったみたいだけどね」

スイム「洗剤って混ぜると毒ガスになるの?」

ユナエル「そうだよ! 今度一緒に作ってみる?」

スイム「……うん」

スイム「とりあえず、この下に毒があるなら建物を崩したとき、メアリはその中に落ちるから絶対に倒せる」

ユナエル「今、お姉ちゃんとたまがホテルの土台に穴開けるための傷をつけてるよ」

スイム「準備が出来たらすぐに崩していい、二人に伝えてきて」

スイム「私はリップルたちより先に4次元袋を回収するために、メアリの近くにいる」

ユナエル「えっ、毒ガスは大丈夫?」

スイム「平気、吸わなければいいだけ」

ユナエル「(うーん……ちょっと心配だけど、多分大丈夫かな)」

ユナエル「じゃあ、二人にそう伝えてくるね」

カラミティ「ほらほら、ちゃんと避けないと体に風穴が開くよ!」ズドォオン!


『マジカル☆アンチマテリアルライフル』
カラミティ・メアリの 魔法で強化された対物ライフル
ラピッドスワローの風防も貫くよ


トップスピード「うひゃあっ、なんだよあの銃!? ラピッドスワローの風防ガラスに穴空いたぞ穴!」

リップル「まだ建物は崩れないの? やっぱりホテルを崩すなんて無理だったんじゃ……チッ」

ピロロロロ♪

リップル「メールだ」ポチッ

トップスピード「こんなときにダチからのメール読んでる場合かよ!」

リップル「双子の天使からメール、今から壊すから離れろだって」

トップスピード「おっしゃあ、とっとと離れるぞ!」

カラミティ「はっ、こいつの威力にビビって逃げだしたか」

スイム「(そんなに凄い銃なんだ)」

カラミティ「……こいつを見てもずんぶんと余裕そうじゃないか、スイムスイム」イラッ

スイム「……なに?」

カラミティ「その澄ました顔が気に入らない」

カラミティ「表情コロコロ変えてくれただけ、リップルのお嬢ちゃんの方がまだましだったね」カチャッ


ゴゴゴゴゴ……


カラミティ「!? なんだ、急に足場が揺れ―」グラッ

スイム「さようなら、カラミティ・メアリ」

メキメキメキ…

カラミティ「(足場が崩れる……! まずい、下の階には塩素ガスが)」

スイム「これで私はルーラを越えた……」

カラミティ「……勝ちを確信してアタシを見下ろすな、スイムスイム!」ガサゴソ


『マジカル☆レーザーサイト』
レーザーを目標に当てて狙う照準器。魔法で強化されてレーザーが威力を持つようになったよ。


カラミティ「お前もここでくたばれ!」カチッ

スイム「っ!」


スイムスイムはどうな ったか(メアリは足にダメージを与えたので、撃破確定)

コンマ
0~33:ガスをちょっと吸った上に、四次元袋は瓦礫の下
34~66:四次元袋は回収できたが、ちょっとガスを吸ってしまう
67~99:無事脱出、四次元袋も回収

安価↓1

ジュウウウウッ……

スイム「あぐっ……」

スイム「(レーザーが魔法で透過できない……胸を撃たれた)」

カラミティ「アハハハハッ! ざまあないねスイムスイム!」

スイム「(痛い……胸から血が……苦しい)」ポタポタ……

毒ガス「」モワモワ

スイム「(苦しくて全く呼吸しないのは難しいけど、絶対に4次元袋は……!)」

…………

ミナエル「リップル担当地区中宿の名物、ホテルプリーステス」

ユナエル「果たしてこのホテルは、匠『たま』の手によってどのように生まれ変わったのでしょうか」

瓦礫「」シーン

ミナエル「なんということでしょう」

ユナエル「街の景観を害していたラブ……っぽいホテルが、広々とした瓦礫の山に」

トップスピード「やったぜおい!」

たま「私、失敗してないよね……?」

ユナエル「リップルさんの担当地区が匠の技で生まれ変わりました!」

リップル「で、このモワモワした毒ガスっぽいのは何なの、匠?」

たま「え、ええーっと……なんだろう、土煙かな?」

リップル「そんなわけあるか!」

ミナエル「さすがにこの毒ガス除去するのは匠の技でも無理だって」

ユナエル「薄くなるのを待つしかないよ」

リップル「それまでに普通の人が来たらどうするつもりだ!」

ミナエル「こんだけメアリがテロやりまくった現場だよ?」

ユナエル「一般人がうかつには近づかないと思うな……」

リップル「チッ……そのカラミティ・メアリとスイムスイムはどうなったの、ちゃんと仕留められたのか?」

トップスピード「おいファブ! どうなってんだか教えろや!」ベシッ

ファヴ「ちょっとファヴは今取り込み中というか忙しいから、あとにするぽん!」

トップスピード「あぁ!? ナメてんじゃねーぞ! だいたいお前がリップルの事呼び出したりするから―」

ファヴ「ファヴはカラミティ・メアリからの伝言を伝えただけだぽん!」

リップル「私とカラミティ・メアリを戦わせたかったんでしょ」

ファヴ「あーもう、カラミティ・メアリの脱落発表は発表の日を待つぽん!」

ファヴ「それじゃあまた明日~!」

トップスピード「あっ、逃げんじゃねぇ!」ベシッ

ミナエル「まぁいいじゃん、脱落したって確認とれたんだし」
ユナエル「だし」

たま「でも、スイムちゃん戻ってこないよ……もしかしたら、私がホテルを壊したせいで、下敷きに……!」

ミナエル「スイムちゃんの魔法的にそれはないでしょ」

ブクブク……

スイム「……」

ユナエル「噂をすれば、スイムちゃんが出てきたみたい!」

スイム「……ゲホッ、ゲホッ!」ビチャッ

ミナ&ユナ「「なんか血吐いてるーっ!?」」

トップスピード「さーて、それじゃあオレがスイムスイムを超特急で送―あああああああっ!?」

リップル「突然なに?」

トップスピード「今晩のカレーの材料買うの忘れてたーっ!! もう店閉まってるじゃん、やべえよ!」

リップル「は?」

スイム「……一人で帰れるから、トップスピードはカレーの材料を買えばいい」

ミナエル「そんじゃ、私達も帰ろっか」

たま「でも、まだ救助しないといけない人が……」

ユナエル「大分静かになったし、他の魔法少女が救助したんじゃない?」

ミナエル「きっと、スノーホワイトとかシスターナナあたりがやってくれたんだよ」


トップスピード「わりぃリップル、今日は送ってってやれねぇわ!」

リップル「チッ……さっさと行けば?」

トップスピード「また明日な!」

ラピッドスワロー「」ブォォォン!

リップル「……また明日」


ウィンタープリズン&シスターナナはどうなった?

コンマ
0~33:ウボァー
34~66:重傷
67~99:軽傷

ピーキーエンジェルズ、たまの救助活動により、スノーホワイトとハードゴア・アリスが早く到着
コンマ+15

安価↓1

他の魔法少女の動向

クラムベリー「どれだけ壁を出そうが、私にはあなたの居場所が分かりますし」

魔法の壁「」ブォォォン!

クラムベリー「壁で私を閉じ込めても、無駄な事です」ゴゴゴゴゴ……!


『大爆音(フォルティッシモ)』
強い音の衝撃波で広範囲を攻撃する。
使った後は付近にクレーターができ、スイムスイムも一発で吹っ飛ばしてダウンさせるよ。


魔法の壁「」バキッ!バキッ!


ウィンタープリズン「くそっ、この前はあれで手を抜いていたのか!?」

ウィンタープリズン「音で相手を惑わす魔法だと思っていたが、こんな化け物じみたことができるなんて」

クラムベリー「魔法だけでは勝負が決まりそうにありませんね、ウィンタープリズン」

クラムベリー「魔法と己の肉体で決着をつけましょう」

ファヴ「マスター、早くシスターナナを音で攻撃して倒すぽん!」ヒソヒソ

ファヴ「そうすればウィンタープリズンの強化が解除されて、簡単に勝てるぽん」ヒソヒソ

クラムベリー「聞く耳持ちません、私はヴェス・ウィンタープリズンと戦っているのです」

ファヴ「すごく良い耳持ってるくせに、何が聞く耳持ちませんだぽん!」

ファヴ「(あんたはこっちのいう事を大人しく聞いてればいいんだよ!)」

ウィンタープリズン「音波で攻撃できる以上、逃げるのも簡単じゃなさそうだ……」

シスターナナ「ウィンタープリズン……」

ウィンタープリズン「大丈夫だよ、シスターナナ」

シスターナナ「ですが……」

ウィンタープリズン「その誘い、受けて立つぞクラムベリー!」シュダッ

クラムベリー「ふふふ、さすがですウィンタープリズン、そうこなくては」ダッ


ドカッ!バキッ!ゲシッ!


ファヴ「(クラムベリーはこれだから扱いづらいんだよ……)」

ファヴ「(勝手に候補を皆殺しにしちゃった時もあるし、そろそろ乗り換えを考えたいんだけど)」

ファヴ「(ヴェス・ウィンタープリズンの攻撃力じゃ期待できないし……これは長くなりそう)」

スノーホワイト「もう大分声も聞こえなくなってきたし、助けが必要な人はみんな救助できたかな?」

アリス「……こちら側はほとんどの人がすでに救助されていました」

スノーホワイト「きっと、シスターナナやウィンタープリズンがやってくれたんだね」

アリス「いいえ……やったのはスイムスイム達だと思います」

スノーホワイト「え、そんなはず……」

アリス「……車に穴が空いています、穴をあける魔法を使うのはスイムスイムの仲間です」

アリス「……ネットにも『天使に助けられた』『犬っぽい子が来てくれた』と書いてあります」ポチポチ

スノーホワイト「どうしてスイムスイム達が……マジカルキャンディーのため?」

アリス「……」

スノーホワイト「分からない……平気でルーラを裏切って殺したり、嘘をついて人を騙したりするのに」

スノーホワイト「なんで人助けを……」

「あぁ……このままでは私の王子様が」

スノーホワイト「! 困っている人の声!」

……

ウィンタープリズン「……はぁ、はぁ」ポタポタ

クラムベリー「ふふふっ……私に魔法を使わせていることは称賛に値しますよ」ポタポタ

ウィンタープリズン「(さっきから攻撃し続けているが、まるで元気そうだな……))」

ウィンタープリズン「こいつ、いったいどれだけタフなんだ……傷を治す魔法でも使っているのか?」

クラムベリー「そんな事はありません、貴女が攻撃し続けていれば必ず私を殺せますよ」

クラムベリー「私はこの命の奪い合いを楽しんでいるのですから、私だけが死なないような無粋な真似はしません」

ウィンタープリズン「……とことんマトモじゃない奴だなお前は……!」

クラムベリー「もっと、もっとです、もっと私を興奮させてください」

クラムベリー「さぁ、続けま―」ピクッ

クラムベリー「(心音が高速でこちらに近づいている、それなりの身体能力がある魔法少女)」

クラムベリー「(リップルにしては足音が遅い、カラミティ・メアリやトップスピードであれば乗り物に乗るはず)」

クラムベリー「(つまり、今私の後ろにいる魔法少女は―!)」


アリス「……」シュタッ!

クラムベリー「ハードゴア・アリス……!」スッ

『内部破壊音(スフォルツァンド)』
指向性の破壊音波で攻撃するよ。スフォルツァンドは「ある音に強いアクセントを与えること」らしいよ。


ゴォォォン!


アリス「」グチャァッ!

ウィンタープリズン「!」

クラムベリー「あいにくですが、私に背後からの不意打ちは効きませんよ」

シスターナナ「ハードゴア・アリスっ! あぁ……クラムベリー、あなたはなんと惨いことを!」

ウィンタープリズン「(シスターナナの魔法で強化されていなかったら、私も今頃ああなっていたわけか)」

シスターナナ「魔法少女が他の魔法少女をこのように殺すなんて、あってはならないことですよ!」

クラムベリー「シスターナナ、そういう水を差すような事を言うのはやめてください」

クラムベリー「……残念ながら、シスターナナの他にもう1人この戦いに水を差す魔法少女が来たようですね」

タッタッ

スノーホワイト「大丈夫ですか、ウィンタープリズン、シスターナナっ!」

シスターナナ「スノーホワイト!ハードゴア・アリスが……っ」

スノーホワイト「え、アリス……?」チラッ

アリス「」グチャアッ……

スノーホワイト「うっ……」

スノーホワイト「(だめっ……アリスの死体を見てまた吐きそうに……!)」

クラムベリー「……本当につまらない魔法少女ですね、スノーホワイト」

クラムベリー「私が手を下すのは、あまり良くない事なのでしょうが」スッ

ウィンタープリズン「っ! スノーホワイト、逃げろっ!」

魔法の壁「」ブォォォン!

クラムベリー「戦いに水を差した代償は貴女に払ってもらいましょうか――っ!?」

アリス「(スノーホワイトは私が守る……!)」バキィッ!

管理者端末「」ゴトッ

クラムベリー「(スノーホワイトへの攻撃準備で、ハードゴア・アリスへの対処が一瞬遅れた……!)」スッ

アリス「」グチャッ!

ファヴ「(あばばばばば……これはちょっとまずい!)」

シスターナナ「今クラムベリーが落とした金のコンパクトは一体何なのでしょうか?」

ウィンタープリズン「魔法少女の攻撃で壊れない? あれは一体……」

クラムベリー「……本当に水を差されてしまいましたね、今日はこの辺にしましょうか」

クラムベリー「スノーホワイト」

スノーホワイト「な、何?」

クラムベリー「自分の手で戦わないものにこの戦いは生き残れません」

クラムベリー「生き残らせるつもりがない、といった方が適切ですが」シュタッ

スノーホワイト「……っ」

シスターナナ「スノーホワイト、助けに来ていただいて本当にありがとうございます」

ウィンタープリズン「住民の救助は?」

スノーホワイト「……あっ、それは大丈夫です、私達と……その、スイムスイム達が救助をしてたみたいで」

シスターナナ「まぁ! スイムさん達が?」

スノーホワイト「多分……ですけど」

ウィンタープリズン「スイムスイム達にもクラムベリーの事は連絡しておこう」

シスターナナ「はい、そうしましょう」

スノーホワイト「……」

アリス「」グチャアッ……

シスターナナ「ああっ、ハードゴア・アリス……クラムベリーの攻撃を受けて瀕死の身でありながらも」

シスターナナ「必死に最後の力を振り絞り、私たちを助けてくださいました」ウルッ

シスターナナ「せめて、ご遺体はきちんと埋葬して差し上げましょう」ガシッ

アリス「……ケガは治ったので埋めないでください」

シスターナナ「きゃああああっ!?」バキッ

アリス「」グチャッ

シスターナナ「あっ、も、申し訳ありません!つい驚いて手が……」

アリス「(クラムベリーの攻撃と同じくらいの破壊力があった……)」


スノーホワイト「(クラムベリーの心の声は全然聞こえなかったけど)」

スノーホワイト「(ファヴの心の声が、あのコンパクトから聞こえた気が……)」

スノーホワイト「(私の気のせい?)」

高波山 森の音楽家クラムベリーハウス

クラムベリー「ふんっ……」ドサッ

ベッド「」ミシッ

ファヴ「マスター不機嫌だぽん!」

クラムベリー「そう思うなら黙っていてもらえますか?」

ファヴ「機嫌が悪いのはこっちだって同じなんだよ、シスターナナを狙えって言ったのに無視しやがって」

クラムベリー「これからもシスターナナについては私とあなたの意見は平行線でしょうね」

ファヴ「死んだ魔法少女はねむりん、ルーラ、ラ・ピュセル、マジカロイド44、カラミティ・メアリの5人だけ」

ファヴ「少なすぎるし、面白い見世物が見たいっていうこっちの要望はどうなるんだよ」

クラムベリー「知りません」

ファヴ「……まぁいいぽん! 今日はこの前話したマスターにやってもらう別の事について話すぽん!」

クラムベリー「別の事……」

ファヴ「そうだぽん、内容は―」


12日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(5/10)
たま(5/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
海の底からでも帰ってくるよ。
スイムスイムを敵対視しているよ。

カラミティ・メアリ 
ホテルの下敷きにしたよ。四次元袋もいっしょだよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。


シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。
スノーホワイトとハードゴア・アリスを仲間に加えたよ。
8人以上の魔法少女が生き残る方法を探しているよ。
スイムスイムともできれば仲良くしたいと思っているよ。


森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操って攻撃までできるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。
頑丈な金色のコンパクトをもっている。


スノーホワイト
困っている人の心の声が聞こえるよ。
清く、正しく、美しい魔法少女を目指しているよ。
ラ・ピュセルを殺した魔法少女を探しているよ。
スイムスイムの事は認めたくないみたいだよ。


リップル
NINJAだよ。スイムスイムの事は嫌いみたいだよ。
手裏剣や刀、苦無を使うよ、投げると百発百中だったよ。


トップスピード
ラピッドスワローというとても速い箒に乗るよ。
スイムスイムが子供という事を知っているよ。
絶対にあと半年は死ねないらしいよ。


できること
ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(命令すれば一応)
イメージトレーニング(経験値 12/30)コンマ補正+1
次は30まで溜めるとさらに+1

13日目


廃寺院


ナレーター『昨晩中宿では大規模な爆発事故が発生し、政府は―』

ミナエル「昨日の晩からずっと、ニュースはリップルの担当地区の事ばっかりだね」ポチポチ

ユナエル「まとめサイトもその話題で持ち切りだよ」ポチポチ

たま「でも、1位は相変わらずスノーホワイトだったね……」

ミナエル「その事を言うんじゃない!」

ユナエル「あともうちょっとスノーホワイトを越せるんだから!」

ナレーター『また、非常に危険な有毒性のあるガスが発生していることも確認されており―』

ミナエル「ガスはホテルから拡散してったみたいだね」

ユナエル「もう一回あそこに行けば、瓦礫の下の四次元袋を取りに行けるね!」

たま「でも……リップルはスイムちゃんと仲悪かったみたいだし、取らせてくれるかなぁ……」

スイム「……」

スイム「トップスピードから朝メールが来た」

スイム「私が寿命を25年も使った事について話をするから、今晩電話するって」

ミナエル「お説教の続き?」ヒソヒソ

ユナエル「ていうか、小学生が25年の寿命を消費するのを傍観していた大学生×2に鉄槌が下りそう?」ヒソヒソ

たま「電話、もう来たの?」

スイム「ううん、来ない……」

ミナエル「急な用事でもできたんじゃない?」

スイム「あと、昨日シスターナナから来たメールにクラムベリーの事が書いてあった」

ユナエル「音で攻撃とかマジバイオレンス……」

たま「えーっと、確か金色の変なものを持ってたんだっけ?」

ミナエル「コンパクトよ、コンパクト」

ユナエル「以外とおしゃれに気を使うクラムベリーであった」

スイム「……」


色々と気になることはあるけど……

1.たまと訓練
2.ピーキーエンジェルズと話
3.リップルの担当地区に行く
4.その他

安価↓1

スイム「四次元袋が欲しいから、リップルの担当地区にもう一度行こう」

ユナエル「たま、穴掘りは専売特許でしょ!」

ミナエル「さくっと掘って、見つけちゃってよ!」

たま「え、うん……」

たま「う~、リップルいつも怒ってる顔してるし、怖いから会いたくないな……」

スイム「……リップルと会うのは仕方がないと思う」

スイム「魔法少女がどうとか言ってたから、いきなり私達を不意打ちして殺すことはしない、はず」

スイム「(ただ、たまとピーキーエンジェルズがリップルに狙われると困る……)」

スイム「(襲ってこないといいけど)」

リップル担当地区 中宿 ホテルプリーステス跡

たま「あわわわ……ひ、人がいっぱい」

警官「」ザワザワ

ショベルカー「」ガーガー

ブルドーザー「」カタカタカタ

ユナエル「うわっ、なぁにこれぇ? 警察の人と重機だらけじゃない!」

スイム「どうしてこんなに人がいるんだろう」

ミナエル「昨日の事故の中でも、地面に穴空いて建物がまるごと崩壊したのはここだけだしね」

ユナエル「調査のために警察が来るのは、当たり前かぁ」

スイム「そう……とりあえず、たま掘り始めて」

たま「大丈夫かな……後で警察に捕まるとかはないよね?」

ミナエル「そこらへんはファヴがうまくやってくれるでしょ」

ユナエル「こういう時ぐらいはあの腐れ饅頭にも働いてもらわないとね!」

ミナエル「さぁ、働け働け!」

たま「うん……」


ビュンッ!

手裏剣「」ザクッ

たま「うひゃああぁっ!?」ビクッ

リップル「やっぱり来た」スタッ

スイム「……リップル」

ユナエル「いきなり手裏剣投げてくるとかマジダーティ!」

ミナエル「汚い!さすが忍者汚い!」

リップル「……チッ」

たま「あ、あわわわわ……」ビクビク

スイム「(たまの体を狙えばさっきの手裏剣で殺せたのに、足元に手裏剣を刺しただけだった)」

スイム「(リップルがチャンスを逃したのは、目指しているのが魔法少女だから?……やっぱり魔法少女じゃ駄目)」

スイム「……何か用?」

リップル「人の担当地区に入っておいてそれ?」

スイム「リップルのキャンディー集めの邪魔はしないから放っておいて」

スイム「用が終わったら帰るから」

リップル「……やっぱり狙いは四次元袋か」

リップル「スイムスイム、私はお前を信用していない」

スイム「……」

リップル「カラミティ・メアリが持ってた魔法のアイテム」

リップル「お前に渡すのは危険すぎる」

スイム「……私はあんな風に街や車を壊したりしない」

リップル「でも魔法少女は殺すだろ」

リップル「ルーラを裏切って殺したみたいに」

ミナエル「ぐぬぬ……こっちの事情も知らない癖に好き勝手いってくれちゃって!」

ユナエル「だったらどうすんのよ! 私達の事その手裏剣で殺す気?」

ミナエル「そんなの魔法少女のすることじゃないし!」

リップル「チッ……」

リップル「大人しく帰るんだったら、何もしない」

リップル「だけど、四次元袋を手に入れるなら……」

ユナエル「殺してでも奪い取る?」

ミナエル「な、なにをするきさまらー!」

リップル「殺しはしないけど、ちょっと痛い目は見てもらうかも」

スイム「……」イラッ

たま「ひいぃぃっ」ブルブル

リップル「私はトップスピードみたいにお前に甘くする気はない」

リップル「(何でトップスピードがコイツに甘いかは知らないけど)」

スイム「トップスピード……」

スイム「……そういえばトップスピードは今何してるの?」

リップル「は?」

リップル「……突然なに?」

スイム「今日トップスピードからこんなメールが来た」ポチポチ

リップル「『今晩電話する?』 なにこれ」

スイム「でもトップスピードから電話が来ない、何か知らないの?」

リップル「チッ……知らない」

リップル「トップスピードは、今日は門限がすごく早いから家にいたい」

リップル「一緒にキャンディー集めはできない、って連絡が朝に来た」

スイム「家にいるの?」

ミナエル「やっぱり家の用事だって」

ユナエル「彼氏でも連れ込んでやることやってんじゃない?」

たま「?」

スイム「やること?」

リップル「」ギロッ

ミナエル「気にしないでください」

ユナエル「何でもないです」

スイム「たま、私の後ろ、リップルから見えない位置に移動して」

たま「うん……」トコトコ

リップル「(何をする気だ)」

スイム「ピーキーエンジェルズ、たまに透明外套を着せて」

ミナ&ユナ「「はーい」」

リップル「たまに私を殺させて、強引に手に入れるつもり?」

リップル「そっちがその気なら、私も容赦しない……!」チャキッ

スイム「その気はない」

スイム「たま、穴を掘ってそのまま瓦礫の下の4次元袋を探して」

たま「わわわわわわーっ!」ガリッ

リップル「!」シュタッ

リップル「見失った……チッ」

スイム「私も掘って探そう」ガリガリ

リップル「……双子の天使も姿が見えない、どこかに隠れたのか?」キョロキョロ

スイム「(ピーキーエンジェルズを探して人質にされたら困ったけど、2人が隠れてくれて良かった)」

リップル「……チッ」ガリガリ

スイム「(リップルも瓦礫を漁り始めたみたい……こっちが先に見つけられればいいけど)」


コンマが一番大きい魔法少女が四次元袋をゲット

安価↓1 たま(訓練補正でコンマ+10)
安価↓2 スイムスイム
安価↓3 リップル

能力的にスイムちゃんのが見つけやすいか、でも地面の中って暗そうだけど実際どうなんだろ。魔法補正で明るく見れる感じ?

>>452
どうなんでしょう……地面の中だと周りの酸素がないので呼吸できないのは、分かったんですが
地面の中からでも見えているのかは、ちょっと自分にはわからないです
知っている方がもしいましたら、教えていただけると幸いです

ライト(ミナエル)「たま~、まだ見つからないの?」ピカッ

たま「さっきから瓦礫ばっかりだよ……」ガリッ

ホタル(ユナエル)「地面の中ジメジメしてるし、長居したくないから早く見つけてちゃってよ!」ピカッ

たま「えーっと……ユナちゃんも地面を掘れる生き物に変身して、手伝ってくれると嬉しいんだけど……」

ライト(ミナエル)「光も私のライトに比べると微量すぎて役に立ってないし……」

ホタル(ユナエル)「小さくならないと、3人で透明外套の中に入れないんだからしょうがないじゃない!」

……

リップル「……」ガリガリ

スイム「……」ガリガリ

スイム「(四次元袋は私との魔法の相性が悪い)」

スイム「(私が魔法を使っているときは、四次元袋とその中に入っているものは持てないと思う)」

スイム「(持って帰る時も魔法は使えないし、私じゃなくてたまが見つけてくれるといいけど)」

ガリッ


スイム「?」

四次元袋「」

スイム「(……見つけてしまった)」

スイム「(最近失敗ばかりだったけど、今日はリップルにとられなくてよかった)」ガシッ

四次元袋「」

スイム「(でも、どうやってこれを持って帰ろう?)」

リップル「……チッ」

スイム「(リップルがすごいこっちを見てる……)」

スイム「……これはあげない」

リップル「置いていけ」

スイム「いや」

リップル「『いや』じゃない、置いてけ」

スイム「……リップルは泥棒」

リップル「それを言うなら、そっちは墓荒らしでしょ」

スイム「ルーラ……じゃなくて学校の先生が『人のものはとっちゃいけない』って言ってた」

リップル「それはお前のものじゃなくて、カラミティ・メアリの物だろ」

スイム「……」ジトーッ

リップル「……」ギロッ

たま「よっこいしょ……」ヒョコッ

リップル「!?」

たま「ここにもないのかなぁ……」キョロキョロ

スイム「……」

四次元袋「」

たま「あ、あった! って、先にスイムちゃんが見つけちゃったんだね」

たま「うぅ……穴掘りでも活躍できないなんて……」

スイム「たま、良いところに来た、たまには大事な役割がある」

たま「?」

スイム「……この四次元袋を持って帰って」

たま「え、私が?」

スイム「うん……できるだけ騒がずに静かに、早く帰って」

たま「わかった……」

ライト(ミナエル)「あと、なるべく後ろを振り返らない方がいいと思うよ」ヒソヒソ

ホタル(ユナエル)「透明外套も脱がないようにね」ヒソヒソ

たま「そ、そんなにいっぱい言われても分かんないよ……」

たま「えーっと……騒がないで、静かに、早く、後ろを振り返って―」チラッ


リップル「それは置いていけ」ギロッ

たま「びゃああああぁっ!?」

リップル「」チャキッ

たま「ひえええええぇっ!」

透明外套「」ファサッ

リップル「……チッ」

リップル「(私の魔法は視界にあるものしか対象にできない)」

リップル「(スイムスイムが買った透明外套とは相性が悪い……)」

スイム「……私も帰る」ブクブク……

リップル「……チッ、トップスピードがサボらなければ、スイムスイムに魔法のアイテムを奪われずに済んだかもしれないのに……!」

リップル「……」

リップル「……トップスピード、今頃何してるんだろう」

他の魔法少女の動向


マンション 室田夫妻室

室田夫「ただいまー」

つばめ「おかえりー!」

室田夫「今日は予定通り、早く帰れたよ」

つばめ「えへへっ、ご馳走作って待ってたんだからな!」

室田夫「……にしても、昨日のカレーは―」

つばめ「それは勘弁してよ! 買い物できなかったんだって!」

室田夫「悪い悪い、じゃあ着替えてくるよ」

つばめ「はーい!」



「別れの挨拶は済ませましたか、トップスピード?」

つばめ「!?……誰?」

室田夫「つばめ? どうかしたのか?」

つばめ「あ、なんでもないよ! うん、なんでもない!」ポチポチ

ファヴ「呼んだぽん?」

つばめ「ファヴ、お前か? さっき変なこと言いやがったのは!」

ファヴ「ファヴじゃないぽん!」

つばめ「お前じゃなかったら誰だってんだよ! 『トップスピード』って聞こえたぞ!」ゲシゲシ

ファヴ「そんなこと言われても、ファヴじゃないぽん! きっとトップスピードの聞き間違いだぽん」


「ピンポーン!」

つばめ「!?」

室田夫「こんな時間に誰だろう?」スッ

つばめ「待って、オレが出るから!」

室田夫「つばめは妊婦なんだから、無理しないで」

つばめ「いいからっ! こっちの方がドア近いし、大人しく待ってて!」ダッ


ドア「」

つばめ「……ゴクッ」

つばめ「……まさか、カラミティ・メアリが生きてて、ケジメつけさせにきたってわけじゃねぇだろうな……」

つばめ「(ドアの覗き穴の向こうにいるのは……誰だ?)」ソーッ

シーン……


つばめ「ん?……誰もいない?」


シーン……


つばめ「……んだよ、ビビらせやがって、ピンポンダッシュかよ!」

つばめ「さっきの変な声も、オレの聞き間違いか……」

つばめ「ったく、今時ピンポンダッシュとか、どこの悪ガキだ―」


グチャアッ!


つばめ「……え?」

つばめ「なんだよ今の音……グチャって」

つばめ「オレの体は……大丈夫だよな?」チラッ

つばめ「……大丈夫、じゃあさっきの音はなんなんだよ……また私の聞き間違いか?」クルッ


バタァッ!


室田夫「」グチャァッ……

つばめ「―ッ」


……


スノーホワイト担当地区

アリス「……」

スノーホワイト「えーっと……アリスは今日もシスターナナに呼ばれていたと思うんだけど、また私のところに来たの?」

アリス「はい……クラムベリーは昨日スノーホワイトに攻撃してきました……」

アリス「一人で出歩くのは危険です……」

スノーホワイト「クラムベリー……」

クラムベリー『』

スノーホワイト「……」シーン

アリス「あ……」

アリス「(余計なことを言って落ちませてしまった……)」


「いやあああああああああぁっ!!」


スノーホワイト「っ! すごい大きな悲鳴が……」

アリス「困っている人の声ですか……?」

つばめ「おいっ、大丈夫か!? しっかりしろよ、おいっ!」ユサユサ

室田夫「……」

つばめ「返事しろってぇっ!」ユサユサ

クラムベリー「無駄ですよ、すでに心音は途絶えかけています」

つばめ「テメェっ……!」

クラムベリー「今から病院に連れていっても、100%助からないでしょうね」

つばめ「……テメェは」

クラムベリー「こんばんは、トップスピード」

つばめ「さっきの変な声も、玄関のチャイムもテメェの仕業かぁっ!?」

クラムベリー「私は森の音楽家クラムベリー、魔法は音を自由に操るというものです」

ガシッ

クラムベリー「ん?」

つばめ「っ!?」


室田夫「……つ……ば……」

クラムベリー「その体でまだ動けるとは驚きましたね、愛の力、というものでしょうか?」スッ……

つばめ「っ、やめろクラムベリーっ!!」

室田夫「に……げ―」


グチャッ!


つばめ「」

クラムベリー「頭を踏みつぶしたので、今度こそ確実に死んだはずです」

つばめ「……っ!」ダッ

クラムベリー「ふふっ、ここで泣き叫ばずに、旦那さんの遺言通りに逃げる精神力はすばらしいですね」

つばめ「(変身して、ラピッドスワローに―)」ダッダッ

クラムベリー「ですが、今日は変身させて逃がすわけにはいきません」ガシッ

つばめ「あぐぅっ!」

クラムベリー「貴女の魔法の箒で全力で逃げられると、私も捕らえるのに苦労するので」

つばめ「……絶対に死んでたまるかっ……!」

クラムベリー「素晴らしい目です、トップスピード」

つばめ「(こんな糞アマに……!)」

クラムベリー「……ふふっ」

つばめ「(絶対に、この子だけはっ!)」

クラムベリー「安心してください、すぐに旦那さんのもとに送って差し上げます」

つばめ「……畜生があぁぁぁぁっ!」ジタバタ

クラムベリー「……お別れの時間です、トップスピード」

……

スノーホワイト「この辺りだと思うんだけど……」

アリス「……声はもう聞こえませんか?」

スノーホワイト「うん、しばらくは聞こえてたんだけど、途中から全然聞こえなくなっちゃった」

スノーホワイト「声が高かったし、女の人だったはず」

アリス「……もしかすると、声の主はもう……」

スノーホワイト「やめてよ、そんなこと言うの!」

アリス「……ごめんなさい」

スノーホワイト「あ……その、こっちこそ怒鳴ってごめんなさい」


スノーホワイト「……あのマンションの部屋、こんな夜なのに窓が空いてる」

アリス「不用心ですね……泥棒が入りそうです」

スノーホワイト「声はあの部屋から聞こえたのかもしれない、行ってみよう!」

スノーホワイト「この窓……鍵が壊れてる」

アリス「泥棒が無理やりこじ開けたんでしょうか……?」

スノーホワイト「住んでる人は大丈夫かな……ひぃっ!?」

室田夫「」

アリス「……」

スノーホワイト「う"っ……だ、だれがこんな酷い事を……」

アリス「……強盗殺人でしょうか」

スノーホワイト「それにしたって……ひどすぎるよ、こんな殺し方……!」

アリス「……他に住んでいる人は」チラッ

アリス「あ……奥に誰かいます……犯人かもしれません」

スノーホワイト「……行こう」

つばめ「……」

アリス「これは……」

スノーホワイト「マタニティードレス……この女の人、妊婦さんだよ」

アリス「妊婦……この人は泥棒ではなさそうです」

スノーホワイト「大丈夫ですか!?」ユサユサ

つばめ「……」

アリス「(もしかしたら、この人も……さっきの人のように)」

スノーホワイト「お願いだから、返事してください!」

つばめ「……あ……」

スノーホワイト「良かった……生きてる!」

つばめ「……あ、あ……」

アリス「……様子がおかしくありませんか?」

スノーホワイト「どこか痛むんですか? なにか苦しいんですか?」

つばめ「……ぁ……」

スノーホワイト「……この妊婦さん、目元が真っ赤に腫れてる……ずっと泣いてたの?」


13日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(5/10)
たま(5/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
海の底からでも帰ってくるよ。
スイムスイムを敵対視しているよ。

カラミティ・メアリ 
ホテルの下敷きにしたよ。四次元袋は回収したよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。


シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。
スノーホワイトとハードゴア・アリスを仲間に加えたよ。
8人以上の魔法少女が生き残る方法を探しているよ。
スイムスイムともできれば仲良くしたいと思っているよ。


森の音楽家クラムベリー
ナナが言うにはウィンタープリズンと同じくらい強いらしい。
音を操って攻撃までできるらしい。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。
頑丈な金色のコンパクトをもっている。


スノーホワイト
困っている人の心の声が聞こえるよ。
清く、正しく、美しい魔法少女を目指しているよ。
ラ・ピュセルを殺した魔法少女を探しているよ。
スイムスイムの事は認めたくないみたいだよ。


リップル
NINJAだよ。スイムスイムの事は嫌いみたいだよ。
手裏剣や刀、苦無を使うよ。投げると百発百中だったよ。


トップスピード
ラピッドスワローというとても速い箒に乗るよ。
スイムスイムが子供という事を知っているよ。
絶対にあと半年は死ねないらしいよ。
連絡がとれないよ。


できること

ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行
四次元袋と中に入っている銃などの使用

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(命令すれば一応)
イメージトレーニング(経験値 12/30)コンマ補正+1
次は30まで溜めるとさらに+1

14日目(明日は脱落者発表日)


朝 坂凪家


綾名「ごちそうさまでした……」

坂凪母「あ、今日は一人で学校に行っちゃだめよ」

綾名「?」

坂凪母「今朝はお母さんが送っていくから」

綾名「一人で学校行ける」

坂凪「この前の爆発事件の犯人も分かってないし、今朝のニュースも犯人もまだ捕まってないから危ないでしょ」

綾名「……今朝のニュース?」チラッ


ニュースキャスター「おはようございます、また恐ろしい事件が名深市で起きてしまいました」

綾名「……」ジーッ

ニュースキャスター「マンションに住む公務員の室田~さんが、昨晩殺害されました」

ニュースキャスター「また被害者の妻である、室田つばめさんも現在入院中とのことです」

綾名「……室田つばめ」

キャスター「警視庁によりますと、マンションの窓がこじ開けられた形跡が残っていることから―」

坂凪母「怖いわね……集団で登下校しないと危なくないかしら……」

綾名「……」

病院


つばめ「……」

扉「」ガラガラ

スノーホワイト「起こさないように……」ソーッ

つばめ「……」

スノーホワイト「寝てるのかな……?」

スノーホワイト「これ、ちゃんと渡さないとまずいよね……」

マジカルフォン「」

……

昨晩 

スノーホワイト『とりあえず、救急車を呼んで、あと警察にも連絡しないと……』

コツッ

スノーホワイト『あっ、なんか 蹴っ飛ばしちゃった……』

アリス『これは、マジカルフォン……?』

スノーホワイト『だ、誰の!? まさか、この妊婦さんが魔法少女……?』ポチッ

ファヴ『ありゃ? なんでスノーホワイトがここにいて、このマジカルフォンを使っているぽん?』

ファヴ『これは、スノーホワイトのマジカルフォンじゃないぽん!』

スノーホワイト『ファヴッ! このマジカルフォンは誰のものなの?』

ファヴ『それを教えるのはタブーというか、ルール違反というか……』

ファヴ『ってリップルからメール来ちゃったし……』

スノーホワイト『(リップル?)』

ファヴ『このマジカルフォンが誰のモノかは、部屋を見渡して見れば分かる、かもしれないぽん!』

スノーホワイト『部屋……』

アリス『死体以外は普通の部屋に見えます……』

スノーホワイト『このマント……』

アリス『御意見無用……? マントをつけている魔法少女は知りません』

スノーホワイト『ルーラって魔法少女はマントを付けてたけど、もう……』

スノーホワイト『そういえば……トップスピードがこんなマントをしていたような……』

ファヴ『正解、とはファヴの立場では言えないぽん』

ファヴ『それにしてもこの部屋に何をしに来たぽん? ひょっとして弱った魔法少女を仕留めにきたぽん?』

スノーホワ イト『そんなことするわけないでしょっ! 早く警察とか救急所の手配をして!』

ファヴ『あらら、そういうのは面倒くさいんだけど、今日は機嫌がいいからやっておくぽん!』

ファヴ『(ここでトップスピードに死なれちゃ面白くなくて困るし)』

スノーホワイト『(トップスピードに死なれると困る……? 散々魔法少女同士で争わせておいてよくもそんなことを……!)』

スノーホワイト「その後、ファブから警察にマジカルフォンを取られると困る、って言われたから」

スノーホワイト「慌てて持ってきちゃったけど……」

つばめ「……」

スノーホワイト「手に握らせておけばいいかな……」

つばめ「……ん?」

スノーホワ イト「あっ、ご、ごめんなさい!! 起こすつもりじゃ……」

つばめ「……」

スノーホワイト「えーっと……トップスピードのマジカルフォン、枕元に置いておきます」

つばめ「……」

スノーホワイト「あの、その…」

つばめ「……一人にしてほしい」

スノーホワイト「……ごめんなさい」

つばめ「……待って」

スノーホワイト「はい?」

つばめ「……他のヤツには、特にリップルにはこの事絶対に教えないで」

スノーホワイト「……はい」


夜 細波華乃の自室

華乃「……」ポチポチ

ツーッ、ツーッ……

華乃「……チッ」

華乃「おい、ファヴッ!」

ファヴ「どうしたぽんリップル?」

華乃「昨日の夜からずっとトップスピードが電話に出ない、メールの返事も来ない!」

華乃「どういうことか教えろっ!」

ファヴ「トップスピードはちょっと応答できない状態っていうか……」

華乃「応答できない……?……っ!」バタッ!

華乃「誰かに殺されたのか!? 誰だ、誰に殺された!? 今すぐ言えっ!」

ファヴ「ちょっと落ち着くぽん、リップル!」

華乃「落ち着いていられるかっ!」

ファブ「とりあえず、トップスピードは生きてるぽん!」

華乃「……本当だろうな」

ファヴ「厳密にいえばトップスピードは応答は不可能じゃないぽん」

ファヴ「ただ、本人がそういう心の状態じゃないって事ぽん!」

華乃「……心の状態? いったいどういう意味だ!」

ファヴ「これ以上は教えれらないぽん、ほかの魔法少女のことを教えるのはフェアじゃないぽん!」

ファヴ「それじゃあまた明日~」

華乃「……クソっ!」

夜 廃寺院


ユナエル「イェェェイ! 四次元袋ゲット!」

ミナエル「これで戦闘力皆無のピーキーエンジェルズじゃないわよ!」

スイム「……おめでとう」

たま「あわわ……本物の鉄砲だ……危ないよ?」

ユナエル「いや、たまが触るとマジで危ないから」

ミナエル「豚に真珠、猫に小判、たまに銃」

たま「そ、そんなぁ~」

スイム「その四次元袋はピーキーエンジェルズが使って、私はいらないし、たまが使うと危ない」

たな「スイムちゃんまで!?」

ミナエル「それにしても今朝のニュースみた?」

ユナエル「カラミティ・メアリ倒したっていうのに、こんな事件が起きるとか、この町も物騒だよね」

たま「えっ、ニュース? 見てなかった……」

スイム「……室田」

ミナエル「それそれ!」

たま「げ、芸能人さん?」

ユナエル「一般人で公務員の男性とその妻だよ!」

ミナエル「昨日の夜、旦那さんが殺されちゃったんだって!」

たま「ええっ!?」

ミナエル「窓をこじ開けてはいるとかマジホラー」

ユナエル「同じマンション暮らしとしては、怖くて夜眠れないっての」

ミナエル「警察もまだ捕まえてないみたいだし、早く捕まってほしいよね」

スイム「……学校が集団下校になった」

たま「ま、魔法少女の私たちが捕まえたほうがいいんじゃないかな……?」

ミナエル「うーん、何にも情報ないし私たちじゃ無理だよ」

ユナエル「建物とか動物とお話しできる魔法でも持ってれば別だけど」

たま「えっ、そんな魔法があるの!?」

ミナエル「まさかぁ!」

ユナエル「ゲームとかアニメの中ならあるかもね!」

スイム「(室田、つばめ……)」

スイム「(つばめ……)」


気になることいっぱいあるけど
今日、今、お姫様が、私が、やるべき事は……

1.たまと訓練
2.ピーキーエンジェルズとお話
3.「室田つばめ」が気になる
4.「クラムベリーと金色のコンパクトらしき物」が気になる
5.その他

安価↓1


コンマ50以上でリップルがトップスピードの居場所を探り当てる
安価↓2

スイム「……クラムベリーの事が気になる」

ユナエル「ウィンタープリズンでも勝てない、チートゴリラ魔法少女が?」

ミナエル「肉弾戦もできる上に、音で攻撃とかマジチート」

ユナエル「たま! さくっと穴開けてやっつけちゃってよ!」

たま「私!?」

スイム「クラムベリーもそうだけど、持ってた道具も気になる」

ミナエル「とりあえず、シスターナナにもうちょっとその時の事、詳しく聞いてみたら?」

スイム「……そうする」

ユナエル「その間に私たちはネットでクラムベリーの記事でも探そっか」

ミナエル「アンチコメント書いて、炎上させてやろーっと!」

たま「そ、そういうのは良くないと思うけど……」

スイム「……」ポチッ

ピロロロロ♪

スイム「……こんばんは」

シスターナナ「スイムさん! お電話ありがとうございます!」

シスターナナ「お電話を頂けたいうことは、わたくしたちの仲間になって―」

スイム「違う、ならない」

シスターナナ「そうですか……残念です」

シスターナナ「では、改めまして本日はどんな御用でしょうか?」

スイム「この前のクラムベリーの話、もうちょっと聞き―」

スイム「……やっぱりウィンタープリズンに電話しなおすからいい、さようなら」

スイム「(シスターナナと話すと余計な話ばかりして長くなりそう)」

シスターナナ「はいっ!? ちょ、ちょっとお待ち―」プツッ!

スイム「……」ポチポチ

ピロロロロ♪

ウィンタープリズン「スイムスイム、何か用か……ん? どうかしたのシスターナナ―」

シスターナナ「ちょっとスイムさん! 何故ウィンタープリズンに掛けなおすのです?」

スイム「……なんでシスターナナが電話に出てるの? 私はウィンタープリズンに電話した」

シスターナナ「クラムベリーの話なら私でも話せますよ!」

スイム「……シスターナナよりウィンタープリズンがいい」

シスターナナ「なっ……!?」

スイム「……?」

シスターナナ「ま、まさかっ! 彼女に興味があるのですか!?」

スイム「彼女……?私が興味あるのはクラムベリーと持っていた―」

シスターナナ「ああっ……な、なんということでしょうか、スイムさんがウィンタープリズンを……」フラッ

スイム「……」イラッ

ウィンタープリズン「大丈夫だよ、シスターナナ」

シスターナナ「ウィンタープリズン……!」

ウィンタープリズン「スイムスイム、君の気持ちはうれしく思うよ、ありがとう」

スイム「そう思うなら、早くクラムベリーの事話して」

ウィンタープリズン「でも、私には心に決めた相手がいるんだ」

スイム「……心に決めた相手はどうせシスターナナだから、クラムベリーの事を話して」

ウィンタープリズン「だから、彼女を悲しませないためにも、君の気持ちには応えられないんだ」

スイム「……早くクラムベリーの事話して、って気持ちには応えてもらわないと困る」

ウィンタープリズン「君のその気持ちは」

スイム「……ピーキーエンジェルズ、たま」

ミナエル「な~に~?」ポチポチ

ユナエル「先に行っておくけど、電話替わっていうのナシね」ポチポチ

たま「……むぅ」ポチポチポチポチ

スイム「……この二人はなんで話聞かないの?」

ミナエル「それが愛なんだよ、スイムちゃん」

スイム「愛?」

ユナエル「愛ってなによ?」

ミナエル「ためらわないことさ」キリッ

たま「……むむむ」ポチポチポチポチポチポチポチポチ

スイム「……愛なんて嫌い」

……

シスターナナ「ハードゴア・アリスがクラムベリーを攻撃したときに、彼女が金のコンパクトのようなものを落としたのです」

スイム「……」グッタリ

スイム「……スノーホワイトがその場にいたなら、クラムベリーの心の声が聞こえたはず」

スイム「クラムベリーの心の声は?」

シスターナナ「それが……クラムベリーの声は聞こえなかったと、スノーホワイトが言っていました」

スイム「聞こえなかった……?」

スイム「(じゃあクラムベリーにとっては、落としても別に困らない物だったということ?)」

シスターナナ「ですが、不思議なことにファヴの声が、そのコンパクトのようなものから聞こえたというのです」

スイム「……ファヴ?」

シスターナナ「本人は聞き間違いかもしれない、と言っていました」

スイム「……分かった、クラムベリーの事話してくれてありがとう」

シスターナナ「はい、よろしければまたお電話くださいね」

スイム「当分しない」

スイム「こっちは調べ終わった、クラムベリーの記事はあった?」

ミナエル「ないです」

スイム「……じゃあ動画とかは?」

ユナエル「ないです」

スイム「……画像は?」

たま「ないです……」

スイム「え」

スイム「どういう事?」

ユナエル「まとめサイトずっと見てたんだけど、なんにも見つからなかったんだよ!」

ミナエル「クラムベリーっぽい魔法少女に関する記事がね」

スイム「案外まとめサイトって情報が少ない……?」

ミナエル「そんな事はないって!」

ユナエル「現にねむりん以外の魔法少女の記事はあったし!」

ユナエル「スイムちゃんの記事だってあるよ、ほら」

スイム「……?」

「白いスク水で街を歩く痴女っぽい魔法少女発見!?」

スイム「まちをあるく……その後の漢字が読めない、なんて読むの?どういう意味?」

ミナエル「なぜこの記事を選んだし」

ユナエル「いや、スイムちゃんやっぱ水着だからかこういうのしかなくて……」

ユナエル「とにかく記事がないのはクラムベリーと」

ミナエル「家事手伝いという名のNEETだったねむりんだけなんだって!」

たま「私もコメント欄とかレスとか全部チェックしてたんだけど……」

スイム「全部……たますごい」

たま「ううん……見てみたんだけどクラムベリーの事は全然出てこなかったよ」

スイム「……なんで記事がないの?」

ユナエル「ねむりんと同じでずっと何にもしてなかったんじゃない?」

ミナエル「チャットルームのBGM係以外の事をやってるの見たことなかったし」

スイム「……クラムベリーは脱落者が死ぬことに一番最初に気づいてた」

ユナエル「死ぬのが分かってたら、キャンディー集めるよね?」

ミナエル「必死に集めるよね?」

たま「でも、私達も今はそんなに人助けしてキャンディー集めしてないし……」

ミナエル「そりゃあ、脱落者発表前に魔法少女が1人でも死んじゃったら、キャンディー獲得数は関係ないって知ってるしね」

ユナエル「クラムベリーの奴、それについてもファヴから聞いて知ってたんじゃない?」

ユナエル「チャットルームで話さなかったから、ログが残ってないだけでさ」

ミナエル「そもそも、なんで1人でチャットルームに居て、ファヴと会話してたわけ?」

たま「でも、そのおかげでみんな脱落者が死ぬって知れたよね……」

ミナエル「そのせいで、本気のキャンディーの奪い合いが始まったけどねー」

ユナエル「魔法少女同士での殺し合いも始まったよねー」

スイム「……」

スイム「……分からない、クラムベリーが何を考えていたのか」

たま「スイムちゃんでも分からないんだ……」

ミナエル「そういえば、シスターナナの話はどうだったの?」

ユナエル「シスターナナとウィンタープリズンの愛の記録を延々と聞かされた?」

スイム「……聞きたいの?」

ミナ&ユナ「「いらないです」」

たま「……わ、私も遠慮しておこうかな」

スイム「二人の話はともかく、その場にいたスノーホワイトがファヴの声を聞いたんだって」

ユナエル「ファヴぅ? あいつの困った心の声が聞こえたっていうの?」

ミナエル「まるで意味が分からんぞ!?」

スイム「逆にクラムベリーからは心の声が聞こえなかったって」

ユナエル「あれ、クラムベリー的にはどうでもいい感じ?」

ミナエル「まるで意味が分からんぞ!?」

ユナエル「……お姉ちゃん、なんか思考放棄してない?」

ミナエル「いや、もう訳わかんないっていうか……」

たま「??????」プシュー

ミナエル「……たまなんて頭パンクしちゃってるし」

たま「ファヴ???? クラムベリー????」プシュー

スイム「たま、しっかりして」ユサユサ

たま「……はっ!?」

たま「な、何の話だったっけ?」

スイム「クラムベリーの持ち物の話」

ユナエル「ファヴの声が聞こえたって事は、そのコンパクトはマジカルフォンみたいな機械だよ!」

スイム「……そうかもしれない」

ミナエル「でも、ハードゴア・アリスが殴っても壊れない機械なんてあるの?」

たま「そもそもマジカルフォンって殴ったら壊せるのかな?」

スイム「……試して壊れたら困る」ポチッ


ファヴ「スイムスイム、どうしたポン?」

スイム「マジカルフォンって壊せるの?」

ファヴ「壊せるぽん、でももったいないからやめてほしいぽん!」

ミナエル「クラムベリーの持ってる機械って何なのよ!?」

ユナエル「クラムベリーの奴、全然人助けしてないんじゃないの、どうなの!?」

たま「ファヴはクラムベリーとなんでチャットルームでお話ししてたの?」

ファヴ「……他の魔法少女の事は教えられないぽん」

ファヴ「(チッ、やっぱり面倒くさいことになった)」


ファヴ「それじゃあまた明日の脱落者発表で~」

スイム「……やっぱり私達じゃファヴに聞いてもダメ」

たま「ど、どうするの?」

スイム「……スノーホワイト」

スイム「スノーホワイトの魔法なら、ファヴの心のうちが探れるかも」

ミナエル「でも、私達スノーホワイトから嫌われてるっぽいっし」

ユナエル「頼んでもやってくれないかもよ?」

スイム「……私も、スノーホワイトは苦手」

スイム「(でも、お姫様なら、みんなを助けるために、苦手でもやらないと)」

他の魔法少女の動向


病院 つばめの病室


医師「では、明日から処置を始めます」

つばめ「……はい」

医師「3日後には終わる予定です」

つばめ「……はい」

医師「何かご質問などはありますか?」

つばめ「……いいえ」

医師「分かりました、では失礼します」

ドア「」ガチャッ

つばめ「……」スッ

マジカルフォン「」

つばめ「……処置の前にリップルにメールしておくか」

トップスピード担当地区

バイク「」ブォォォン!

男「もっと、もっと速くだ! 俺は今、風に―」

シュタッ!

リップル「……スピード出し過ぎ、もっと落とせ」

男「に、忍者ぁ!?」

……


リップル「……チッ」

リップル「自分の担当地区ほったらかしにするなんて……」

ファヴ「リップル、リップル」

リップル「……今イライラしてる、お前の声は聞きたくない」

ファヴ「トップスピードからメールだ―」

リップル「今すぐ見せろ!」

ファヴ「この反応の差、ファヴは悲しいぽん」

「悪いリップル、リアルが立て込んでて返事できなかった
1週間以上は滅茶苦茶忙しいから、魔法少女の活動はできそうにないや
メールとか電話貰っても返さないと思う
悪いんだけど、しばらくはリップル一人でやっててくれるか?

あと、オレが側にいなくても、他の魔法少女と戦ったり、危ないことするんじゃねぇぞ?



リップル「……忙しいって、忙しいだけでここまで返事遅れないだろ」

リップル「何で忙しいかも全然分からない」

リップル「トップスピード……どうしたんだよ、一体」


14日目終了

15日目(脱落者発表日、トップスピード行動開始まであと3日)


廃寺院


スイム「……今日も集団下校だった」

たま「あ、私も集団下校だよ」

ミナエル「犯人、まだ捕まんないわけ?」

ユナエル「案外、魔法少女が犯人だったりして」

たま「うぇえっ!? 魔法少女が!?」

スイム「……仮に魔法少女が犯人だったら、なんで一般人を殺したんだろう」

ユナエル「ストレス発散?」

ミナエル「だったら奥さんも逃がさずに殺しちゃうと思うけど」

たま「うぅ~、昨日から難しいことだらけだよ……」

スイム「……難しい」


私がやるべきことは……

1.たまと訓練
2.ピーキーエンジェルズとお話
3.「室田つばめ」が気になる
4.スノーホワイトに「クラムベリーと金色のコンパクト」について相談
5.その他


安価↓1

コンマ50以上でリップルがトップスピードの居場所を探り当てる
安価↓2

スイム「スノーホワイトに、昨日のクラムベリーの事話してみる」

ミナエル「でもでも、電話とかメールとか、チャットルーム使うとファヴに筒抜けなんじゃない?」

スイム「……使わなくてもファヴに筒抜けな気もするけど」

ユナエル「無駄に有能なのがマジムカつくよね~」

スイム「スノーホワイトには直接会って話す」

スイム「……シスターナナに電話して、呼び出してもらおう」

たま「今から会いに行くの?」

スイム「うん」

スイム「スノーホワイトが死んだら、もうクラムベリーの秘密は分からない」

たま「死ぬ!?」

スイム「……スノーホワイトは強い魔法少女じゃないから、いつ死んでもおかしくない」


スイム「……そういえばシスターナナ達に当分電話しないって言っちゃった」

スイム「……メールにしよう」

……


スノーホワイト担当地区 倶辺ヶ浜 鉄塔付近

ミナエル「また私達がスノーホワイトのところまで行かなきゃならないの?」

ユナエル「あいつらを寺まで呼び出しちゃおうよ!」

スイム「……それだと来てくれない、ってシスターナナから」

ミナエル「あらら」

ユナエル「すごい警戒されてる?」

スイム「……シスターナナとたくさん会っておいてよかった」

スイム「(シスターナナがいなかったら、スノーホワイトには会いづらかったかも)」

たま「き、き、き、緊張する……」

ミナエル「ねぇ、この様子だとたまの心の声はスノーホワイトに筒抜けだね」
ユナエル「だね」

スイム「……別に今バレて困る事もないし、大丈夫」

スノーホワイト「……」

スノーホワイト「(もし、スイムスイム達がトップスピードを襲った犯人だったら……)」

スノーホワイト「(スイムスイム達を放っておけない、止めないと……)」

スノーホワイト「(でも、止めるって事はスイムスイム達と戦う事になるの?)」

スノーホワイト「(……)」

シスターナナ「―ホワイト、スノーホワイト!」

スノーホワイト「はいっ!?」

シスターナナ「顔色が優れないようですが、大丈夫ですか?」

スノーホワイト「あっ、はい、大丈夫です……」

シスターナナ「私たちに何かできる事があったら、言ってくださいね」

スノーホワイト「はい……」

スノーホワイト「(シスターナナには申し訳ないけど、トップスピードの事は約束だから誰にも相談できないよ……)」

ウィンタープリズン「2人とも、来たようだよ」

シスターナナ「こんばんは、今日もいらしていただきありがとうございます!」

たま「こ、こんばんは……」

アリス「……」ジーッ

たま「ひぃぃぃっ!」

ミナエル「早速、スノーホワイトにやってほしい事があるんだけど!」

ユナエル「マジカルフォンでファブに―」

スノーホワイト「ちょ、ちょっと待って!」

スイム「?」

スノーホワイト「あなたたちに、先に聞きたい事があるの」

ミナエル「ええーっ!?」

ユナエル「私達の方が先だっての!」

スノーホワイト「答えによっては、あなたたちには協力できない」

ミナ&ユナ「「なんじゃそりゃあ!!」」

スイム「……何?」

スノーホワイト「……2日前、誰か一般人を襲った?」

スイム「?」

ミナエル「はぁ~!?」

ユナエル「なぁにそれぇ!?」

たま「そ、そんなことしてないよ!!」

アリス「……」ジーッ

たま「ひえええぇっ!」

たま「(本当に何も知らないのに、そんな睨まないでよ~!!)」

スノーホワイト「……そうなんだ、ごめんなさい、変な事聞いて」

スイム「……ちょっと待って」

スイム「スノーホワイト、どうしてこんな質問したの?」

スノーホワイト「……どうしてって」

アリス「……普段の行いのせい」

ミナエル「あぁ!?」

ユナエル「もういっぺん言ってみろよ!」

アリス「普段の行いのせいです」キリッ

スノーホワイト「そ、そうじゃなくて……」

スイム「スノーホワイトは一般人が魔法少女に襲われたと思ってる」

スイム「だから私たちに質問したの?」

スノーホワイト「うっ……」

ミナエル「この前もラ・ピュセルの事で疑われたし」

ユナエル「ちゃんとどういう事か説明してよ!」

スノーホワイト「うぅ……」

シスターナナ「スノーホワイト……」

スノーホワイト「……分かりました」

スノーホワイト「(トップスピードの名前出さなければ、平気だよね……?)」

……

ミナ&ユナ「「この前の、公務員殺害した犯人が魔法少女ォ!?」」

シスターナナ「そ、そんな……何かの間違いでは?」

スノーホワイト「ファヴが魔法少女の動向は教えられない、って」

スイム「……またファヴ?」

ウィンタープリズン「しかし、こんな事をして魔法少女に何のメリットが?」

ウィンタープリズン「夫だけ殺して、妻は生かしておくというのも妙だ」

スイム「……」

ミナエル「っていうか、もう犯人の魔法少女はだいぶ限られてるじゃん!」

たま「本当!?」

ユナエル「お姉ちゃんマジクレバー!」

ミナエル「ここにいない魔法少女は、トップスピードとリップルとクラムベリー!」

ユナエル「リップルはその時、私達と会ってたね!」

ミナエル「つまり、クラムベリーかトップスピードしかいないって事!」

たま「カラミティ・メアリが生きてた……なんて、大丈夫だよね……?」

スイム「……ファヴ、どうなの?」ポチッ

ファヴ「今週の脱落者はカラミティ・メアリだぽん!」

スイム「分かった、じゃあ帰って」

ファヴ「あっ、まだ来たばかりだし、もうちょっと―」ブチッ

シスターナナ「正直、私はトップスピードが犯人だとは思いたくありません……」

ウィンタープリズン「しかし、クラムベリー……あいつは戦いに喜びを見出しているような奴だった」

ウィンタープリズン「わざわざ力のない一般人を殺すかと言われると、怪しいところだ」

スノーホワイト「(もう犯人は決まってる……トップスピードが被害者なんだから、森の音楽家クラムベリーが犯人)」

スノーホワイト「(でも、トップスピードと約束したから、正体は言えないよ……ごめんなさい)」

スイム「……とりあえず、犯人は置いておいて、私達の用事を済ませたい」

スノーホワイト「私にやってほしい事があるって聞いてるけど……」

スイム「そう、スノーホワイトにしかできない」

スノーホワイト「私にしか? いったい何をさせるつもりなの?」

スイム「ファヴにクラムベリーに対する質問をしてほしい」

スノーホワイト「ク、クラムベリー!?」

スイム「そう、まずクラムベリーが落とした金色のコンパクトについて質問して」

スノーホワイト「でも、そこから聞こえたファヴの声は私の聞き間違いかもしれないし……」

スイム「質問すれば分かる」

スノーホワイト「……」

ユナエル「それと、なんでクラムベリーの情報が全然ネットにないかもね!」

ミナエル「あいつ全然まとめサイトとかに情報が上がってないんだよ!」

シスターナナ「どういう意味でしょうか?」

ミナエル「クラムベリーはマジカルキャンディーを集めてないかもしれないって事だよ!」

ユナエル「最初に脱落したら死ぬって気が付いてたくせにね!」

ウィンタープリズン「……キャンディーを集めていない?」

たま「それと……どうしてチャットルームでファヴとお話ししてたのかな、って」

シスターナナ「? 何かおかしいでしょうか?」

スイム「ファヴと話したいならチャットルームに行く必要はない」

ウィンタープリズン「……」

スノーホワイト「えっと、じゃあファヴを呼ぶね」

ウィンタープリズン「待て!」

スイム「……今度は何?」

ウィンタープリズン「これだけクラムベリーに関する不審な点を見つけたんだ」

ウィンタープリズン「クラムベリーとファヴと何らかの繋がりがあると、予想できてるんじゃないか?」

スイム「……当たってるか分からないし、その確認のためにスノーホワイトに会いに来た」

ウィンタープリズン「だが、もし本当に繋がりがあったら、ファヴにそんな質問をしたスノーホワイトは……」

スイム「クラムベリーに殺されるかも」

スノーホワイト「!?」

アリス「!」

シスターナナ「はいっ!?」

アリス「……そんな質問をスノーホワイトにさせるつもりですか?」グイッ

スイム「スノーホワイトは質問しなくても危ない」

スイム「クラムベリーはスノーホワイトに攻撃した、って聞いてる」

スイム「早く質問してほしい、スノーホワイトが殺される前に」

スノーホワイト「殺される、って……」

シスターナナ「も、もしクラムベリーがファヴと何らかしらの悪事をしていた場合」

シスターナナ「スイムさんはクラムベリーをどうするつもりなのですか?」

スイム「……倒す」

ミナエル「即答!?」

ユナエル「勝てる気がしないよ!」

たま「倒すって、こ、殺すつもり?」

スイム「より強い敵こそ打破すべき敵である」

ミナエル「どうやって打破すんのよ!?」

ユナエル「そこのゴリ、ウィンタープリズンでも勝てない相手なんだよ!?」

スイム「確かに勝つのは難しい……でも、お姫様なら、ルーラならズルしてる強い奴を放っておかない」

スイム「……魔法少女はどうなの?」

スノーホワイト「……っ」

スイム「放っておくの?」

スノーホワイト「……」

スノーホワイト「考える時間が欲しい……」

スイム「早くして」

シスターナナ「と、とりあえず本日は解散にいたしませんか?」

シスターナナ「スノーホワイトも考える時間が必要でしょうし……」

ウィンタープリズン「クラムベリーとどう戦うかも決めてないんだろう?」

ウィンタープリズン「勝つだけでも難しいのに、誰も死なせないのはそう簡単な事じゃないぞ」

スイム「……分かった、今日は帰る」

たま「ほっ……」

ミナエル「今日いきなり戦うとかにならなくてよかった……」

ユナエル「どう戦っても私たちは死にそうだけどね……」

他の魔法少女の動向

病院 受付

華乃「あの、すいません」

受付嬢「はい、何でしょうか?」

華乃「ここに入院している、室田つばめさんの病室はどこでしょうか?」

受付嬢「お見舞いですか? えーっと……あ」

受付嬢「申し訳ありません、室田つばめさんの面会は昨日までになってます」

華乃「え……そうなんですか?」

受付嬢「はい、申し訳ありません」

華乃「……失礼しました」

華乃「仕方ない……強引に行くか」

リップル「(室田つばめ……)」シュタッ

看護婦「あら、だれか通ったような気がしたけど……気のせいかしら?」

リップル「(トップスピードと連絡が取れなくなった時間と、室田つばめが襲われた時間は同じ)」

リップル「(彼女は夫を殺されて、トップスピードは連絡が取れる心の状態じゃない)」

リップル「(そして彼女の名前の「つばめ」、英語で「スワロー」、トップスピードの魔法の箒は「ラピッドスワロー」)」

リップル「(ただの偶然? それとも……)」

……

窓「」

リップル「ここか……」

リップル「カーテンは……閉じてないな」

リップル「(中の様子は……)」

つばめ「はぁ……はぁ……」

リップル「(マジカルフォンは……ここからじゃ分からないか)」

つばめ「……うっ」

リップル「(すごく辛そうだけど……ごめん)」

リップル「ファヴ、トップスピードのマジカルフォンに電話かけて」

ファヴ「わかったぽん!」

ピロロロロ♪

ファヴ「トップスピード!」

つばめ「……今話しかけんな」

リップル「っ!」

リップル「(マジカルフォンからファヴが……じゃあやっぱり)」

リップル「(室田つばめが、トップスピード……)」

ファヴ「リップルから電話だぽん!」

つばめ「……電話に出れないってことにしとけ」

ファヴ「あー、もう遅いっていうか、何ていうか」

つばめ「は?」チラッ

リップル「っ!」

つばめ「……ファヴ、お前がリップルに教えたのか」

ファヴ「ファヴじゃないぽん、自力で見つけちゃったみたいだぽん」

ファヴ「友達思いの魔法少女がいて、ファヴはトップスピードが羨ましいぽん!」

つばめ「……黙れよ」

つばめ「……リップルに繋いで」

ファヴ「了解だぽん」

リップル「……トップスピード、ニュースを見て気が付いた―」

つばめ「帰れ」

リップル「っ、連絡しないで心配させておいて―」

つばめ「帰れよ!」

リップル「ッ!」

つばめ「……お前に八つ当たりしたくない」

つばめ「だからオレがおかしな事言う前に帰れ」

リップル「私は別に―」

つばめ「帰れって言ってんだろうが!」

マジカルフォン「」ブンッ!

窓「」ドンッ!

リップル「……」


ドア「」ガラガラ

看護婦「室田さん? 何か物音がしましたけど大丈夫ですか?」

つばめ「ハァ……ハァ……はい、大丈夫です……」

看護婦「あら、窓の側に落ちてるのは?」

つばめ「すいません……窓の外から誰か覗いてる気がして、携帯ブン投げました」

看護婦「えっ!?」

リップル「……」

リップル「(……帰ろう)」

看護婦「大丈夫ですか、辛かったですよね……」

つばめ「いえ……全部オレのせいですし」

看護婦「……旦那さんも、赤ちゃんも、室田さんのせいじゃありませんよ」


リップル「―――」

リップル「……は?」

リップル「……赤ちゃん?」

12日目(室田家襲撃の前日) 夜


クラムベリー『戦わない魔法少女を煽る?』

ファヴ『そうだぽん、1度も戦ってない魔法少女はトップスピードだぽん!』

ファヴ『まぁ、実は昨日カラミティ・メアリとちょっと戦ったんだけど』

クラムベリー『あら、それではわざわざ煽る必要はなくなりましたね』

ファヴ「せっかくファヴがいい方法考えてきたんだし、トップスピードが非好戦的でキャンディー集めに終始しているのは事実だぽん」

ファヴ『戦うように煽れば、ゲームも面白くなって、クラムベリーは強い相手と戦えてみんなHAPPYだぽん!』

クラムベリー『そう簡単にいくとは思えませんが?』

ファヴ『だからこそ、ファヴはトップスピードの事を調べてきて、どうすればいいか考えたぽん』

……

クラムベリー『トップスピードは元暴走族? 意外ですね、暴走族ならばもっと好戦的だと思いますが』

ファヴ『トップスピードには絶対に死にたくない理由があるぽん!』

クラムベリー『理由?』

ファヴ『トップスピードは妊婦でお腹の中に赤ちゃんがいるぽん!』

クラムベリー『赤子、ですか?』

ファヴ『その子を産むまでは死ねない、という事だぽん』



ファヴ『だから』



ファヴ『その赤ちゃんを殺せばいいぽん』

13日目 襲撃終了後


ファヴ『いや~、旦那と赤ちゃんを殺すなんてえぐいぽん!』

クラムベリー『マンションの近くまで着た時に、彼もついでに殺すよう言ったのはそっちでしょう』

ファヴ『この方が受けるショックが大きいぽん! きっとやる気満々になってくれるぽん!』

クラムベリー『ショックのあまり、自決してしまうのでは?』

ファヴ『どっかのシスターじゃあるまいし、トップスピードはメンタル強いから大丈夫だぽん!』

クラムベリー『それにしても、赤子を手にかける時はさすがに緊張しましたね』

ファヴ『マスターでも緊張するぽん?』

クラムベリー『母親ごと吹っ飛ばせというのならともかく、音波の威力を調整して腹の中の赤子にのみダメージを与える』

クラムベリー『このような事をする機会は滅多にありませんし、精密な調整が必要でしたから』

ファヴ『こんなことしてるなんて、魔法の国が知ったらビックリするぽん』

クラムベリー『何をいまさら』


ファヴ『ファヴはトップスピードがどれくらい頑張ってくれるか楽しみだぽん!』

クラムベリー『私はあまり期待できませんね……トップスピードの魔法は戦闘向きではありません』

クラムベリー『コンビを組んでいるリップルの攻撃も、一撃一撃が軽すぎる』

ファヴ『マスターに大ダメージを与えられる魔法少女は限られてるぽん!』

クラムベリー『まぁ、あまり期待せずに待っていますよ』

ファヴ『(こっちは面白い見世物を期待して待ってるよ、トップスピード)』

リップル「トップスピードには……室田つばめには子供がいた?」

ファヴ「そうだぽん、妊娠中だったからまだ産まれる前だけど」

リップル「そんな……だって、変身しているときは全然―」

ファヴ「変身してない状態で妊娠したって、別に魔法少女の姿は変わらないぽん」

ファヴ「リップルだって窓の外から、室田つばめのお腹がちょっと膨らんでるのは見えたはずだぽん!」

リップル「それは……そんな、妊娠してるって……」

リップル「じゃ、じゃあ……トップスピードが半年間死ねなかった理由って……」

ファヴ「もうその理由もなくなっちゃったけど、そういうことだぽん」

リップル「今、入院しているのは……」

ファヴ「子供と最後のお別れをするためだぽん!」

リップル「そ、そんな……」

リップル「……」

リップル「……ファヴ、トップスピードの家を襲ったやつは魔法少女か?」

ファヴ「どうしてそう思うぽん?」

リップル「トップスピードが、魔法少女が普通の人間に何の抵抗も出来ずに、一方的にやられるとは思えない」

ファヴ「他の魔法少女の動向は、教えられないぽん!」

リップル「……!」

ファヴ「でも、リップルはラッキーだぽん」

リップル「……どういう意味?」

ファヴ「リップルは室田家が襲われた時間に、他の魔法少女4人と合ってるぽん」

ファヴ「必然的にその4人は候補から外れるぽん!」

リップル「……スイムスイム達の事か」

ファヴ「あと、今週の脱落者はカラミティ・メアリだぽん!」

ファヴ「これで大分絞られたはずだぽん、それじゃあまた来週~」

リップル「……」


15日目終了


仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(5/10)
たま(5/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
海の底からでも帰ってくるよ。
スイムスイムを敵対視しているよ。

カラミティ・メアリ 
ホテルの下敷きにしたよ。四次元袋は回収したよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。


シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
カラミティ・メアリに対しては協力して戦う事になってるよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。
スノーホワイトとハードゴア・アリスを仲間に加えたよ。
8人以上の魔法少女が生き残る方法を探しているよ。
スイムスイムともできれば仲良くしたいと思っているよ。


森の音楽家クラムベリー
ウィンタープリズンとハードゴア・アリスでも勝てないくらい強いらしい。
音を操って攻撃までできるらしい。耳も良いらしいよ。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。
頑丈な金色のコンパクトをもっている。これはマジカルフォンかもしれないよ。
全然人助けをしてないかもしれないよ。


スノーホワイト
困っている人の心の声が聞こえるよ。
清く、正しく、美しい魔法少女を目指しているよ。
ラ・ピュセルを殺した魔法少女を探しているよ。
スイムスイムの事は認めたくないみたいだよ。
現在、ファヴに質問するか考え中だよ。


リップル
NINJAだよ。スイムスイムの事は嫌いみたいだよ。
手裏剣や刀、苦無を使うよ。投げると百発百中だったよ。


トップスピード
ラピッドスワローというとても速い箒に乗るよ。
スイムスイムが子供という事を知っているよ。
絶対にあと半年は死ねないらしいよ。
連絡がとれないよ。


できること

ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行
四次元袋と中に入っている銃器の使用

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(命令すれば一応)
イメージトレーニング(経験値 12/30)コンマ補正+1
次は30まで溜めるとさらに+1


クラムベリーと戦う際の作戦
未定

16日目(トップスピード行動開始まであと2日)


夜 廃寺

ミナエル「えー、スイムちゃんがクラムベリー打倒宣言をしてしまったわけですが」

ユナエル「いかがですか、たまさん?」

たま「えっ、私?……わかんないよ」

ミナエル「よーし、クラムベリーはたまにくれてやるっ! 好きにしろッ!」

たま(ユナエル)「たまが全部やっつけるたま!」

たま「私そんなしゃべりかたしないよ!?」

スイム「……」

スイム「(クラムベリー、どうやって戦おう……)」


スノーホワイトが考えている間に、私達もやる事をやらないと……

1.たまと訓練
2.ピーキーエンジェルズとお話し
3.「クラムベリー」とどう戦うか話し合ってみる
4.「室田つばめ」が気になる
5.その他

安価↓1

このままいくと
>スイム「10/10になったら変身前の姿で会ったり、変身前の状態での行動が可能になるらしい」
が発動せずに終わってしまう。。。

見てみたいけどさすがに間に合わないか

>>545
そうなりそうですね……こちらの数値の決め方が良くなかったです、申し訳ありません

スイム「……クラムベリーとどう戦うか、考える」

ミナエル「耳がいいから不意打ちも出来なさそうだし……」

ユナエル「でも、正面から戦ったら私たち瞬殺されちゃうよ!」

たま「えーっと……キャンディーが少なくて脱落するのを待つとか?」

スイム「……」

ユナエル「だから、クラムベリーはキャンディー集めなくても大丈夫っぽいんだって!!」

ミナエル「物覚えが悪いってレベルじゃねーぞ!」

たま「あうぅ……」

スイム「(正面から戦わなければいい、と言いたいけど)」

スイム「(耳がいいから不意打ちはできない……どうすればいいの?)」

スイム「……ピーキーエンジェルズ、四次元袋の中身は?」

ユナエル「銃がたくさんあるよ!」

ミナエル「あと、爆弾っていうか手榴弾?とスイムちゃん殺しのスタングレネードがあったりする」

スイム「……撃ってクラムベリーを倒せる?」

ミナエル「無理無理無理!」

ユナエル「私たちじゃ先に撃ち落とされちゃうよ!」

ミナエル「トップスピードとかリップルならともかくさ!」

たま「トップスピードとかリップルは、協力してくれないのかな?」

スイム「……リップルとは仲が良くないし、トップスピードは連絡できない」

スイム「……あまり期待しないほうがいいと思う」

ユナエル「案外、あっちもクラムベリーと戦う気満々で現場で鉢合わせちゃったりしたり?」

ミナエル「ないない、わざわざクラムベリーに喧嘩を売る理由がないもん!」

ユナエル「それもそうだねお姉ちゃん!」

スイム「……その2人はともかく、一緒に戦ってくれそうなのはウィンタープリズンとシスターナナ、ハードゴア・アリスとスノーホワイト」

たま「合わせて……8人?」

ユナエル「足し算よくできたNE!」

ミナエル「実際は3人ほど戦力外なわけだけど……」

たま「あ……、それ私だよね……」

ミナエル「あんたは立派な戦力でしょうが!」

ユナエル「戦え……戦え……戦え……戦え!」

スイム「誰が戦っても危ないけど……」

スイム「スノーホワイトとピーキーエンジェルズは、特に戦うのは危険……」

スイム「3人とも、どう戦うか考えてみて」

ミナエル「よし、私にいい考えがある」

たま「え、もう!?」

スイム「……どんなの?」

ミナエル「まず、ウィンタープリズンとシスターナナとスノーホワイトとハードゴア・アリスを戦わせる」

スイム「……その後は」

ミナエル「ハードゴア・アリス以外の3人がやられる」

スイム「……」

たま「あ、あれ?」

ミナエル「そうすると生きてる魔法少女が8人以下になるから、私たちは死なずに済む!」

ユナエル「お姉ちゃんマジクレバー!」

スイム「だめ」

スイム「……8人になったら終わるってファヴは言ってたけど、ファヴが信用できない」

ユナエル「最後の一人になるまで戦え! とか言い出すかも?」

ミナエル「戦わなければ生き残れない!」

ユナエル「戦っても生き残れない!」

たま「ど、どうすればいいの!?」

スイム「……戦って生き残る方法を考える」


スイムスイムの考え
安価↓1

ピーキーエンジェルズの考え
安価↓2

たまの考え
安価↓3

スイム「……まず、私」

スイム「死なないハードゴア・アリスに肉弾戦を任せて、残りは遠くから攻撃する」

ミナ&ユナ「「……」」

たま「ふむふむ……」

スイム「終わり」

ミナエル「それだけぇ!?」

ユナエル「シンプルイズベスト!?」

スイム「使うのを忘れてた【元気の出る薬】も使ってみよう」

ミナエル「さらっと私の寿命を削ったアイテムを使ったね」

ユナエル「ちなみに、【遠くから攻撃】って、どうやってするの?」

スイム「……」

スイム「鉄砲?」

ミナエル「この作戦だけで大丈夫?」

スイム「大丈夫、問題ない」

ユナエル「それフラグだから!」

ミナエル「やっぱりここは年長の私たちピーキーエンジェルズが」

ユナエル「マジクレバーな作戦をたてちゃおっか!」

たま「おぉ!」

スイム「……どんな作戦?」

ミナエル「まず、スイムちゃんが囮になっている間に、私たちが小さくなるわけよ!」

ユナエル「クラムベリーに気づかれないようにね」

スイム「その後は?」

ミナエル「クラムベリーにチクッと一発小さな傷をつけてやんのよ!」

ミナエル「そんで、たまがお得意の穴を開ける魔法でその傷穴をズバッと広げちゃう!」

ユナエル「お姉ちゃんマジジーニアス!」

たま「……?」

スイム「……」

スイム「たま、できるの?」

たま「えっ、できないよ?」

ミナ&ユナ「「は?」」

ミナエル「たまの魔法って『いろんなものに素早く穴を開けられるよ』でしょ!」

ユナエル「クラムベリーに穴開けようよ!」

たま「じ、自分で掘った穴じゃないと大きく出来ないんだよ~!」

たま「自分でつけた傷なら、見えていればいつでも大きく出来るんだけど……」

ミナエル「なんじゃそりゃあ!?」

スイム「……たまがいっぱい訓練して、強くなったら、いつか爪で傷をつけなくても穴を開けられるかもしれない」

ユナエル「それはいつになりそう?」

スイム「……わからないけど、少なくとも、クラムベリーと戦うときには間に合わない」

ユナエル「ダメじゃん!」

スイム「この作戦は没」

ミナエル「畜生、たまめ……」

たま「私のせい!?」

ミナエル「たま! 責任とって何かいいアイデア出しなさいよ!」

たま「うーん……」

スイム「……たま、何かひらめいた?」

ユナエル「たま!」

たま「あ、あわわ……」

たま「そ、そうだ! クラムベリーって耳がいいんだよね?」

スイム「……そうらしいけど」

たま「だったら、爆弾とかそういう物で大きな音を出してれば、聞こえないんじゃないかなぁ……」

スイム「……」

ミナエル「やはり天才か……」

ユナエル「さっすがマイフレンド!」

スイム「……ユナエル、スタングレネードはいくつ残ってるの?」

ユナエル「1つしかないでーす、手りゅう弾は6つくらいあるけど」

スイム「……スタングレネードなら効果はあるかもしれない」

スイム「でも1つしかないから、大事にしないと……」

たま「そういえばクラムベリーには会いに行くの、それとも呼び出すの?」

ミナエル「呼び出しじゃない?」

ユナエル「待ち合わせかもよ?」

スイム「……」ポチポチ

ミナエル「スイムちゃん、マジカルフォンなんか弄ってどうかしたの?」

スイム「……もしもし」

クラムベリー「こんばんは、何か御用ですか?」

ミナエル「本人に直接確認するの!?」

ユナエル「スイムちゃん、マジアグレッジブ幼女!」

スイム「クラムベリー、会いたいって言ったらこっちに来てくれるの?」

クラムベリー「どうでしょう、私もいつでも暇というわけではないので」

スイム「……暇な時は?」

クラムベリー「そちらから会いに来てもらいたいものですね」

たま「……あっちに行くことになりそう?」

クラムベリー「……ただ」

スイム「?」

クラムベリー「もし、私と戦いたい、という話であればこちらに来てもらうことはしません」

クラムベリー「罠を張っていると思われては心外ですから」

スイム「……」

クラムベリー「やるならお互いの担当地区以外のところで、待ち合わせにしましょう」

スイム「……そう」

クラムベリー「それで、早速ですが今から私と戦いますか、スイムスイム?」

スイム「……気が向いたら」ブチッ


スイム「待ち合わせだって」

ミナエル「だって、じゃないから!!」

ユナエル「どういう教育したらこの小学生が生まれるのか」

たま「スイムちゃん、私より年下なのに勇気あるなぁ……」

スイム「?」



スイム「クラムベリーを呼び出す日は……」

ユナエル「とりあえず、スノーホワイトが覚悟決めてくんないとお話になんないよね」

ミナエル「スノーホワイト、お覚悟を」

スイム「……次の脱落者が発表される前には、戦わないと」

たま「えっ、そんなに早いの!?」

スイム「……もし本当にクラムベリーが脱落しないなら、待ってもダメ」

スイム「私たちのだれかやシスターナナたちに脱落されても困る」

ミナエル「で、肝心のスノーホワイトはどうなのよ?」

スイム「……分からない」

たま「きっと、どうするか考えてるんじゃないのかな?」

ユナエル「考えるのを止めて、人助けしてるかもねー」

スイム「……それだと困る」


スノーホワイト担当地区 倶辺ヶ浜

スノーホワイト「あぐっ!」バタッ!

アリス「……!」

????「動くな、動けばスノーホワイトの首を斬る」チャキッ

アリス「……っ」

スノーホワイト「……どうしていきなりこんな事を―」

????「3日前トップスピードに何をした、答えろ」

スノーホワイト「え、それは……」

????「答えによっては―」

リップル「ここでお前を殺す!!」

スノーホワイト「そんな……っ!」

リップル「お前たちがあの日の夜に、トップスピードが住んでいるマンションの近くにいたことは知っている」

リップル「白い魔法少女と黒い服を着た少女を目撃したという記事があった!!」

アリス「……冤罪です」

スノーホワイト「私が困った人の心の声を聞いたの、それでマンションに行ってみたら、男の人が殺されていて……」

リップル「困った人の心の声……?」

スノーホワイト「それが私の魔法なの……それですぐに救急車を呼んで……」

リップル「それを信じろって言うの?」

スノーホワイト「ファ、ファブッ!」

ファヴ「はいはい、この展開は2回目な気もするけど、スノーホワイトの魔法は本人が言っている通りだぽん!」

リップル「……」

スノーホワイト「トップスピードを襲ったのは、私じゃない! クラムベリーのはずで……」

リップル「クラムベリー……? あいつの目撃情報はないし、トップスピードも私もあいつとは面識がないはずだ」

ファヴ「(そりゃそうだぽん、マスターは人間の目で視認されるような甘い動きはしないぽん)」

スノーホワイト「お願いだから、私の事を信じて!」

リップル「……」


リップルの行動は……

コンマ50以上で、リップル撤退(翌日にスノーホワイト覚悟完了)
50未満でスノーホワイト負傷後、リップル撤退(2日後にスノーホワイト覚悟完了)

安価↓1

スノーホワイト「リップルっ!」

アリス「……スノーホワイトは他の魔法少女を襲ってなんていません」

リップル「……」

リップル「……ダメだ、信用できない!」

スノーホワイト「どうしてっ!?」

リップル「……さっき聞いたスノーホワイトの魔法なら、トップスピードが家にいるときに襲われた事に納得がいくから」

スノーホワイト「ど、どういう事?」

リップル「ずっと分からなかった、トップスピードの家がどこにあるか分かる魔法少女なんているのか」

リップル「尾行しようにもトップスピードに追いつける魔法少女はいない、双子の天使にも、マジカロイド44にもできない」

スノーホワイト「それは私にも―」

リップル「できるだろ! 心の声を聞けばそいつが魔法少女かどうか簡単に分かる!」

アリス「……できるというだけで疑わないでください」

リップル「じゃあ他の誰にできるんだッ! お前の言うクラムベリーはどうやってトップスピードの家を知ったんだッ!」

スノーホワイト「それは……」

リップル「正直、スノーホワイトがやったなんて思いたくない」

リップル「……スノーホワイトの事は正しい魔法少女だと思ってたし、憧れてた」

スノーホワイト「リップル……」

アリス「……」

リップル「だけど、あんた達2人の目撃情報と、心の声が聞こえるなんて魔法を聞かせられたら……もう」

リップル「……」チャキッ

スノーホワイト「リップルっ! お願いやめてっ!」

リップル「……さようなら、スノーホワイト」

スノーホワイト「い、いやっ……!」ボカッ

リップル「っ」

アリス「(スノーホワイトを助けるなら今しかない!)」ダッ!

バキッ!

リップル「ぐっ……!」

アリス「スノーホワイト、早く逃げましょう」

スノーホワイト「う、うん……ごめんなさいリップル」

リップル「………チッ!」

手裏剣「」ビュンッ

アリス「(手裏剣を明後日の方向に投げた?)」

スノーホワイト「早く逃げよう!」ダッ

アリス「……はい」ダッ

手裏剣「」ギュイーン!

アリス「!?」

スノーホワイト「え」

アリス「(手裏剣の軌道が変わっー)」


ザクッ ザクッ


スノーホワイト「きゃああああっ!!」ドサッ

アリス「!」ダッ

リップル「……私の手裏剣は、絶対に当たる」

スノーホワイト「うぐっ……あ、足と腕に手裏剣がっ……!」

アリス「……私が抱えて走ります」ダキッ

リップル「逃がすか……」

手裏剣「」チャキッ

スノーホワイト「ぐぅっ……」

リップル「……」

スノーホワイト「はぁ、はぁ……」

リップル「……チッ」シュダッ!


アリス「? リップルが追ってきません」

スノーホワイト「え……?」

アリス「……忍者だから、隠れて不意打ちをするかもしれません、気を付けないと」


……


リップル「……なんで、私は止めを刺せなかったんだ」

リップル「犯人はスノーホワイトとハードゴア・アリスの、はずなのに……」

リップル「なんで、なんで、なんで、なんで……!」



15日目終了

仲の良さ

ピーキーエンジェルズ(5/10)
たま(5/10)

他の魔法少女の情報

ハードゴア・アリス 
スノーホワイトを守るよ。怪我してもすぐに治るよ。
海の底からでも帰ってくるよ。
スイムスイムを敵対視しているよ。


カラミティ・メアリ 
ホテルの下敷きにしたよ。四次元袋は回収したよ。


ウィンタープリズン
魔法の壁を作れるよ。シスターナナの王子様だよ。
結構短気だよ。現実でもモテモテだよ。
クラムベリーと戦うことを決めたよ


シスターナナ
ウィンタープリズンが大好きだよ。
あたまお花畑だよ。変身前の顔を見たよ。
スノーホワイトとハードゴア・アリスを仲間に加えたよ。
8人以上の魔法少女が生き残る方法を探しているよ。
スイムスイムともできれば仲良くしたいと思っているよ。
クラムベリーと戦うことを決めたよ


森の音楽家クラムベリー
ウィンタープリズンとハードゴア・アリスでも勝てないくらい強いらしい。
音を操って攻撃までできるらしい。耳も良いらしいよ。
好戦的、魔法少女同士の戦いをゲームだと思っている。
頑丈な金色のコンパクトをもっている。これはマジカルフォンかもしれないよ。
全然人助けをしてないかもしれないよ。
ファヴと一緒にずるをしているかもしれないよ。


スノーホワイト
困っている人の心の声が聞こえるよ。
清く、正しく、美しい魔法少女を目指しているよ。
ラ・ピュセルを殺した魔法少女を探しているよ。
スイムスイムの事は認めたくないみたいだよ。
現在、ファヴに質問するか考え中だよ。


リップル
NINJAだよ。スイムスイムの事は嫌いみたいだよ。
手裏剣や刀、苦無を使うよ。投げると百発百中だったよ。


トップスピード
ラピッドスワローというとても速い箒に乗るよ。
スイムスイムが子供という事を知っているよ。
絶対にあと半年は死ねないらしいよ。
連絡がとれないよ。


できること

ピーキーエンジェルズ
変身による不意打ち、尾行
四次元袋と中に入っている銃器の使用

たま
穴掘り
魔法少女に穴をあける(命令すれば一応)
イメージトレーニング(経験値 12/30)コンマ補正+1
次は30まで溜めるとさらに+1


クラムベリーと戦う際の作戦
1.ハードゴア・アリスに接近戦を任せて、遠くから攻撃
2.爆弾やスタングレネードで大きな音を出して、耳での索敵を妨害

16日目(明日はトップスピード行動開始、スノーホワイト覚悟完了)


夕方 坂凪家

綾名「晩御飯の時間……テレビつけよう」ピッ

レポーター「室田さん、犯人の情報について―」

黒い服の女性「……」

綾名「これ何のニュース?」

坂凪母「この前の、公務員が殺害された奥さんのニュースよ」

綾名「……もう退院したんだ」

レポーター「犯人の―!」

つばめ「……」

綾名「黒い服、お葬式?」

坂凪母「あら、よく分かったわね」

綾名「うん……」

坂凪母「葬式会場にレポーターが来たり、犯人もまだ捕まってなかったり、この人もかわいそうよね」

綾名「どうしてお葬式にレポーターが来たの?」

坂凪母「犯人について奥さんから証言が一切貰えてないから、一部の人たちは奥さんが犯人を庇っている」

坂凪母「……それか奥さんが保険金目当てで殺したんじゃ、っていう人もいるみたいよ」

綾名「……そうなんだ」

坂凪母「それにしても、こういうニュースに興味あるの?」

綾名「ない、いただきます」

白川小雪 自宅

小雪「昨日リップルに襲われた時、すごく怖かった……」

小雪「……でも、リップルはトップスピードがあんな事されたから、私のことを襲ってきたんだよね……」

小雪「……今思えば、クラムベリーがトップスピードの住所を知っていたのは、ファヴが教えたからかもしれない」

小雪「ファブとクラムベリーが本当に酷いことしてるなら……私は」

マジカルフォン「」

小雪「……準備ができたって、電話しないと」

小雪「(でも、電話したら、私はクラムベリーに、殺されるかもしれない……)」

室田夫『』グチャアッ

小雪「(私も、あんな風に……)」ブルブル

小雪「(手が、震えて……そ、それでも電話しないと……)」

手裏剣『』ザクッ

スノーホワイト『きゃあああああっ!』

小雪「(クラムベリーはきっと、昨日のリップルよりも、ずっと怖い)」

小雪「(だけど電話、しないと……)」ガクガク

小雪「(やらないと……)」ガクガク

夜 廃寺

スイム「……まだスノーホワイトはだめなの?」

シスターナナ「はい、もう少しだけ待ってほしいとこちらにメールが来ました」

スイム「もう少し? どのくらいなの?」

シスターナナ「命がかかっていることですし、そんなに急いでも……明日になったら」

スイム「……シスターナナとウィンタープリズンは戦うの?」

シスターナナ「はい」

シスターナナ「もし本当に、クラムベリーが何の罪もない一般人を手にかけたというのならば」

シスターナナ「それはキャンディーの奪い合い以上に、許されない行為です」

シスターナナ「私たち魔法少女が彼女を止める必要があります」

ウィンタープリズン「殺人をするような狂人は放っておけない」

スイム「……分かった」

ウィンタープリズン「(クラムベリーは恐ろしい相手だ、だけど何があっても、奈々は必ず死なせない)」

シスターナナ「(そして、私は巨悪であるクラムベリーとの戦いで王子様を庇って……うふふっ)」

スイム「……」

ミナエル「ナムナム……」

ユナエル「アーメン!」

たま「2人とも、何やってるの?」

ミナエル「クラムベリーが事故って死んでくれるよう神頼み!」

ユナエル「私たちが戦わずに済むようお祈り!」

たま「あっ、私もしようかな……」

スイム「……そんな事するよりは、作戦考えたり訓練した方がいい」

ユナエル「そんな事とは罰当たりな!」

ミナエル「なにゆえ刃向かう……!」

スイム「……私のなりたいお姫様は神頼みしない」

スイム「自分でちゃんと考えて、チームの誰も犠牲にせずに、勝つ」

ミナエル「この肝っ玉の太さ! たまに分けてあげてよ」

たま「き、肝?」

ユナエル「アンキモ、アンキモ、アンキモ!」

たま「???」

スイム「(もし、スノーホワイトが明日来れるなら、今日が最後の準備の日)」

スイム「(クラムベリーと戦う作戦は昨日話し合ったけど、不安ならもっと話し合ってもいいし)」

スイム「(たまとかピーキーエンジェルスと、何か話すのもいいかも)」

スイム「……」

スイム「(あんまり好きじゃないけど、スノーホワイトに文句とか、言いたいことがあったら電話で言ってみようかな)」

スイム「……」


私がやりたい事は……


クラムベリーと戦う作戦
たま、ピーキーエンジェルズと話したいこと
スノーホワイトに言いたいこと
など

安価↓3ぐらいまで

前回の作戦を考える際に、戦う場所や日付の情報を出す前に安価をとってしまった
+これが最後の準備の日、になるかもしれないので、↓3以降でもなるべく採用します

スイム「また作戦を考えた」

スイム「まず、クラムベリー戦う場所はできるだけ障害物がないところにする」

ユナエル「そりゃそうだ」

ミナエル「こっちはどうせ障害物に隠れても、音でばれちゃうから意味ないしね」

スイム「近くで戦うのはウィンタープリズンとハードゴア・アリス」

たま「(私じゃなくて良かった……)」

スイム「ピーキーエンジェルズは銃で遠くから狙撃して」

ミナエル「そんなチャンスがあればいいけど」

ユナエル「顔出した瞬間音波で殺されそう」

スイム「撃つのは、できればでいい」

スイム「そしたら、遠くにいるミナエルを爆弾で囲む」

ミナエル「ひょ?」

ユナエル「雲行きが怪しくなってまいりました」

スイム「ミナエルは強力な扇風機に変身して、大きな音でクラムベリーの耳を聞こえにくくする」

ミナエル「いやいやいやいや!」

スイム「どうしたの?」キョトン

ミナエル「いや、どうしたのじゃなくて、強力な扇風機って何よ!?」

スイム「……家にあるのじゃなくて、おおきいやつ」

ユナエル「業務用のでかいヤツだよ、お姉ちゃん」

大型扇風機(ミナエル)「」ゴォォォォッ!

スイム「これ」

ミナエル「それは分かったけど、爆弾で囲むってのは!?」

スイム「クラムベリーに近づかれないようにするため」

スイム「ユナエルが銃で撃てば、上からも来れない」

たま「すごいね、スイムちゃん!」

ユナエル「手榴弾に果たしてそこまでの性能があるのか」

ミナエル「それ以前に、石投げられたり、音波で攻撃されたらどうするのよ!」

スイム「……」

スイム「ユナエルが撃ち落とす」

ユナエル「ごめん無理」

スイム「……残念」

たま「ミナちゃんが扇風機になった後はどうするつもりだったの?」

スイム「ミナエルにクラムベリーが近づいて来たら、魔法の壁でクラムベリーの行き先を制限する」

スイム「その後、私が囮になって、地下にいるたまがひっかいて止め」

たま「私がとどめぇ!?」

ミナエル「私に近づいてこなかったらどうするのつもりだったのよ?」

スイム「……私が囮になって、アリスが攻撃、たまがとどめ」

たま「また私!?」

ミナエル「クラムベリー殺せそうなのアンタしかいないし」

ユナエル「頑張ってねマイフレンド!」

たま「ひぃぃぃぃっ!」


たま「わ、私じゃなくても他の魔法少女が……」

ミナエル「例えば?」

たま「えーっと……ウィンタープリズンが壁をいっぱい作って、壁で押しつぶしちゃうとか……」

ユナエル「あの壁、私達みたいな魔法少女相手にはともかく、攻撃の威力が高いとあっさり割れるんだよねー」

ミナエル「きっとクラムベリーに本気出されたらすぐに割られちゃうよ」

たま「じゃあ……ス、スノーホワイトに心の声を聞いてもらって、弱点を見つけるとか……」

ミナエル「クラムベリーが追いつめられた時、困ってくれればいいけど」

ユナエル「むしろそのピンチを楽しんじゃいそう?」

たま「あうぅ……」

スイム「……たまが言った意見は参考にする」

スイム「でも、たまの力は必ず必要になる」

たま「うん……」

……

スイム「(とりあえずは作戦の事について話し終わったけど)」

スイム「(ちゃんと、ピーキーエンジェルズと話したほうがいい気がする)」

スイム「ピーキーエンジェルズ」

ユナエル「ん、どしたの?」

ミナエル「ニューリーダーから、また無茶な指令?」

スイム「……そうじゃなくて、お話がしたいだけ」

ミナエル「お話ぃ?」

ユナエル「なになに?」

スイム「(……何を話そう)」

ミナエル「ネットで面白いものでも見つけた?」

ユナエル「ゲームの話?」

スイム「……どっちでもない」

スイム「2人は、この魔法少女の落としあいが終わったら、何かしたい事あるの?」

ミナエル「うわっ、決戦の前に後のことを話すとか」

ユナエル「マジ死亡フラグ」

スイム「死亡フラグ?」

ユナエル「戦いの前に、戦いの後にしたいことを話すと死んじゃうってこと!」

ミナエル「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ……」

スイム「どうして死んじゃうの?」

ユナエル「どうしてって言われても、ねぇ?」

ミナエル「マンガとかアニメとかにおけるお決まりだからねぇ」

スイム「……ここはマンガでもアニメでもないから平気」

ミナエル「いやいやいや」

ユナエル「死亡フラグを立てないに越したことはないでしょ!」

スイム「……じゃあ、私が先に言う」

ミナエル「ええっ!?」

スイム「私は、ルーラのお墓参りに行きたい」

ユナエル「それマジ超死亡フラグだから!」

ミナエル「自分がお墓に入っちゃうパターンだよ!」

スイム「……入らないから」

ミナエル「っていうか、自分が殺した元リーダーのお墓参りに行くとか」

ユナエル「マジクール……」

スイム「……2人はお墓参り行きたくないの?」

ミナエル「行かないよ!」

ユナエル「絶対ルーラに祟られるって!」

スイム「……ルーラは無視した方が怒りそう」

スイム「あなたの教えを守って、チームで戦い抜きました、って言えば大丈夫」

ミナ&ユナ「「大丈夫じゃなーい!」」

ミナエル「でも、ルーラがスイムちゃんにやられたのって、自分の教えが原因だし」

ユナエル「さすがのルーラもスイムちゃんが幼女だって知ったら、自業自得だと思う、かもしれない?」

スイム「……私言ったけど死なない、死亡フラグは大丈夫」

スイム「2人のことも教えて」

ミナエル「いや死ぬのは言った後の戦いの時なのよ!」

ユナエル「死にたくねぇよぉ!」

スイム「……そういえば、最初にねむりんが死んだって分かった時も、死ぬくらいなら魔法少女やめる、って言ってた」

ミナエル「そりゃそうよ!」

ユナエル「だって、死にたくないもん!」

スイム「……死なないために、危ないことはしたくない、って事?」

ミナエル「そうそう、魔法少女とかマジクールだと思ってやってたけど、死んだら意味ないし!」

ユナエル「まぁ、死ななくなったら魔法少女続けてもイイかな?」

ミナエル「魔法少女自体はマジクールで楽しかったしね」

ユナエル「もうアブない事は勘弁だけどね」

スイム「……分かった」

スイム「ピーキーエンジェルズは、落としあいが終わったら、死ぬような危ないことはしたくない」

スイム「魔法少女は続けてもいいと思ってる」

ミナ&ユナ「「あ」」


ミナエル「私たちに死亡フラグが立った!?」

ユナエル「マジデンジャラス!?」

ミナ&ユナ「「いやああぁぁぁぁぁ……」」

スイム「……あなた達は死なない」

ミナ&ユナ「「へ?」」

スイム「私が守るから」

ミナエル「あ、それは死ななかったパターン」

ユナエル「そういえばスイムちゃん、見た感じは無口無表情の典型的クール系だわ」

スイム「……?」

……

ミナエル「じゃあ私たちそろそろ帰るね」

ユナエル「家に帰って、またお祈りしないと……」

バサッ

スイム「……さようなら、また明日」

たま「私もそろそろ帰ろうかな……?」

スイム「(……ちゃんと、たまとも話した方がいい気がする)」

スイム「たま」

たま「な、なに?」

スイム「……」

スイム「(何話そう……?)」

スイム「(とりあえず、頭撫でておこう)」ナデナデ

たま「……えへへ」

スイム「……」ナデナデ

たま「スイムちゃん、小学生なんだよね」

スイム「……そうだけど」

たま「私、年上なのに全然頼りないし、あんまり役に立ってないし、ごめんね」

スイム「たまは役に立つ」

たま「……そうかな」

スイム「……たまは、この魔法少女の落としあいが終わったら、何かしたい事あるの?」

たま「えっ……特にないけど、魔法少女になって人助けを続けると思う」

スイム「?マジカルキャンディーなくても、脱落して死ぬことはなくなる」

たま「マジカルキャンディーがなくても、私にできる事、それくらいしかないから」

スイム「できる事が、人助けだけ?」

たま「私、学校だと勉強も運動も何やってもダメで、家にも居場所がないんだ」

たま「でも、魔法少女になって、人助けして、こんな自分でも誰かの役に立てるって思ったの」

スイム「……」

たま「……でも、魔法少女になっても、他の魔法少女のほうがいっぱい人助けできるし……」

たま「やっぱり私ダメなままだね……」

スイム「……たまは、変わりたいの?」

たま「……もし、スイムちゃんやミナちゃん、ユナちゃんが危なくなった時、ちゃんと助けれるように」

たま「もっと勇気がついたり、強くなれるなら、なりたいかな」

スイム「……分かった」

たま「スイムちゃんは何かしたい事あるの?」

スイム「……墓参り、ルーラの」

たま「あっ!」

スイム「ピーキーエンジェルズは死亡フラグだから、やめとけって言ってたけど」

たま「しぼーフラグ?」

スイム「私もどういう事か知らない」

たま「……お墓、行っていいのかな」

スイム「ちゃんと報告しないとだめ、無視してた方がルーラが怒りそう」

たま「……そうだね」

スイム「……死んだら、お墓参りにいけない」

スイム「死なないように訓練しよう」

たま「うん!」

……

たま「……」ジーッ

スイム「……ふぅ」

スイム「(ずっとたまとアニメを見てたけど、飽きてきた……何か別の事をしたい)」

スイム「(……スノーホワイトに電話しよう)」ポチッ


ピロロロロ♪


スノーホワイト「……もしもし」

スイム「こんばんは」

スノーホワイト「……悪いけど、まだどうするか決めてないから、それじゃあ」

スイム「……魔法少女の癖に」

スノーホワイト「え?」

スイム「魔法少女なのに悪い奴を倒さないの?」

スイム「私はお姫様になりたい、だからクラムベリーを倒す」

スノーホワイト「私はあなたみたいに死ぬのが怖くないわけじゃない!」

スイム「死ぬのは怖いけど、私は絶対にお姫様になりたい、だから諦めない」

スイム「最後まで、私は『お姫様』を貫く」

スノーホワイト「……」

スイム「スノーホワイトは『魔法少女』をやめるの、どうするの?」

スノーホワイト「やめるとか、どうするとか勝手な事ばか―」

スイム「……それじゃ」プチッ



たま「ジーッ」

スイム「……たまと魔法少女アニメの続きでも見よう」

ゾンビ魔法少女『ヴァ↑ーーーーハハハハハァァッ!う゛ァ゛ーはははははははははァッ! 』

ゾンビ魔法少女『ふ゛ぅ゛ん゛! ヘ゛ぇ゛ぇ゛ん゛しぃ゛ぃ゛ん゛… 』

スイム「……やっぱり魔法少女よりお姫様がいい」

16日目終了

17日目 夜 トップスピード担当地区 北宿


トップスピード「……」

ファヴ「トップスピード、昨日はお葬式お疲れさまでしたぽん!」

トップスピード「ファヴ、オレのマジカルキャンディーを全部リップルに送って」

トップスピード「その後、クラムベリーを呼び出せ、カラミティ・メアリがリップルを呼び出したときみたいに」

ファヴ「本当にそれでいいぽん?」

トップスピード「オレとクラムベリーが死んだら、あと1人脱落すればそれで終わりだろ」

ファヴ「(悪いけど、終わらせる気はないんだよ)」

ファヴ「クラムベリーはとっても強い魔法少女だぽん、リップルの手は借りないぽん?」

トップスピード「オレが自分でケジメをつける、アイツは関係ない」

ファヴ「……復讐っていうのは、果たさなきゃ意味がねぇんだよ」

トップスピード「……あぁ?」

ファヴ「仇に挑んでやられるだけじゃ、ただのあんたの自己満足さ」

ファヴ「旦那と子供の仇を討ちたいんだろ? だったら勝たなきゃ意味がないんだって」

トップスピード「テメェ……!」

ファヴ「どんな手を使ってでもクラムベリーを殺す、それがあんたのやるべき復讐なんだよ」

トップスピード「……それを言うんだったら、復讐は自分の手で成し遂げなきゃ意味がねぇだろ」

ファヴ「そういうトップスピードには、これがおススメだぽん!」


『元気の出る薬』
テンションを最大にし、身体機能を完全に引き出す薬 だよ。
でも服用しすぎると体に毒だよ。

『兎の足』
大ピンチの時にラッキーなことを起こすよ。
でも、ピンチから救われるかどうかはキミ次第。
トップスピード「……これ、売り切れになった魔法のアイテムじゃねぇか、再販でもすんのかよ?」

ファヴ「再販はできないんだけど、子供を殺されたトップスピードが可哀そうだから、ファヴが特別に情報を教えてあげるぽん!」

ファヴ「元気の出る薬を持っているのはミナエルで、兎の足を持っているのはスノーホワイトだぽん」

トップスピード「知ったところでどうすんだよ、もう買われちまったんだろ」

ファヴ「魔法のアイテムは所有者以外も使うことができるぽん、トップスピードも持ってさえいれば使えるぽん!」

トップスピード「……力づくで奪い取れ、ってことかよ」

ファヴ「交渉するか、決裂して力で奪う事になるかはトップスピード次第だぽん

ファヴ「でもでもファヴとしては、このアイテムの使用をお勧めするぽん!」

ファヴ「ラピッドスワローだって魔法のアイテムだぽん、これらを使ったら復讐にならないって事なら、ラピッドスワローも使えないぽん」

トップスピード「……」

17日目 夜

廃寺 王結寺

たま「ここのお寺、王結寺っていう名前なんだね」

ミナエル「ええっ、今更その事を知ったの!?」

ユナエル「寺の名前なんて覚えてらんないよね~」

ミナエル「そりゃまぁ、そうかもしれないけど」

スイム「……お寺の名前はどうでもいいけど、今日こそスノーホワイトから連絡が来るかもしれない」

スイム「みんな、それまで待機」

たま「うん、分かっ―」

ピロロロロン♪

たま「うひゃぁっ!?」

ユナエル「言ったそばからもう来ちゃった!?」

スイム「……? 私のマジカルフォンじゃない、誰の?」

ミナエル「あれ、着信してるの私のマジカルフォンじゃん」

たま「電話先を間違えちゃったのかな?」

ユナエル「ファヴ使えねー!!」

スイム「とりあえず電話出て」

ミナエル「まったくしょうがないんだから、もしもし?」ポチッ


トップスピード「もしもし、トップスピードだけど」

ミナエル「お前かよ!!」

ミナエル「このDQN魔女、今まで何やってたのさ!」

トップスピード「悪ぃ、今まで立て込んでてさ!」

スイム「……スノーホワイトじゃなくて、トップスピード?」

たま「ど、どうして電話してきたのかな?」

トップスピード「それよりさ、お前元気が出るヤク買ったんだろ! 1個でいいから分けてくれよ~」

ミナエル「はいぃっ!?」

ユナエル「クレクレ厨かな?」

ミナエル「ダメに決まってんでしょうが! あれ買うのにこっちは寿命3年払ってんだからね!」

トップスピード「お願いっ! ほんの1つでいいからさ」

たま「3年の寿命で買ったのが10粒だから、えーと1つだとどれくらい?」

ユナエル「だいたい、3~4カ月ぐらい、お姉ちゃんの寿命100日分くらいになりそうだね」

たま「ユナちゃん計算早いね!」

ユナエル「私マジクレバー、1つくらい分けてやんなよお姉ちゃん」

ミナエル「ぐぬぬ、他人事だと思って……!」

スイム「……1つでも、無駄にはしたくないけど」

ミナエル「さっすがー!スイムちゃんは話がわかるっ!」

トップスピード「頼むよ~、ヤクくれたら毎日お弁当を作って持っていくからさ」

たま「トップスピードのお弁当……お、おいしそう」

ユナエル「お姉ちゃん早く薬を渡そうよ!」

ミナエル「ざっけんなゴラー!!」

トップスピード「しょうがねぇなぁ……じゃあ、ヤクくれたらスイムスイムの部下になってやるよ!」

スイム「! ちょっとミナエル替わって」

ミナエル「スイムちゃんまでーっ!?」


スイム「部下になるって本当?」

トップスピード「ホント、ホント! ヤクもらってすぐ部下、ってわけにはいかないけど」

ユナエル「部下になるとはいったが、いつなるとは言っていない」

ミナエル「つまり、トップスピードがその気になれば、10年20年後という事も可能だろう……ということ……!」

スイム「……そんなのいやだ」

トップスピード「そんなブラック企業みたいな事しねーよ! 」

トップスピード「1、2日で用事が済むからさ、その後な!」

スイム「……どうしよう?」

たま「トップスピード、そんなに薬が欲しいのかな?」

ミナエル「ダメダメ、絶対怪しいって!」

ユナエル「でも、殺してでも奪い取る! とか言われるのも嫌だし、大人しく渡しちゃえば?」

ユナエル「1つだと、たかが100日分くらいでしょ? 透明外套とか武器に比べたらタダみたいなものだよ」

ミナエル「おい」

ユナエル「テヘペロ」

スイム「……」


トップスピードに元気が出る薬を1つ渡すのを

1.承諾する
2.拒絶する

安価↓3まで多い方

また安価↓3までのコンマ1桁がたまの訓練成果、合計18以上なら成功

クラムベリーは、どうなんでしょう……
アニメだと、たま相手に思いっきり投石攻撃してたりしたので
とりあえずこのssでは、数的に不利だったりすると、普通に遠距離攻撃するという事にしておいています

少しですが次のレスから投下します

スイム「トップスピードにあげることにする」

ミナエル「ぐへぇ!」

ユナエル「自分の25年分をたまにプレゼントしちゃったスイムちゃんだし、当然の判断だよね」

たま「じゃあ、すぐにトップスピードに教えてあげようよ」

スイム「待って……」

たま「?」

スイム「ミナエルにお願いがある」

ミナエル「寿命100日プレゼントさせた上で、まだ何かやらせるつもり?」プイッ

スイム「元気が出る薬と一緒にトップスピードにくっついて行って」

ミナエル「はいぃ!?」

たま「どうしてそんな事を?」

スイム「……元気が出る薬、魔法のアイテムは戦いが苦手な魔法少女のために、ファヴが発売した」

スイム「魔法のアイテムが欲しいって事は、トップスピードは戦うつもり」

たま「戦う、って誰と!?」

スイム「分からない」

トップスピード「おーい! 早く返事してくれよ!」

ユナエル「なんか、声が怒っている気がするんだけど……」

スイム「……とにかく、ミナエルお願い」

ミナエル「あ~もうっ!」

スイム「……トップスピードに薬を1つあげる事にした」

トップスピード「おっ、マジで!? あんがとな!」

スイム「何時頃、私達の所にとりに来る―」


ズドォォォン!!


ユナエル「びゃああああっ!?」

たま「にゃあああぁぁぁっ!?」

トップスピード「到着ーっ! 来たぜスイムスイム!」

スイム「……」

スイム「(……来るのが早すぎる、このお寺の近くで待ってた?)」

スイム「(もしかしたら、断った時にすぐ私たちに攻撃して奪うつもりだったのかも)」

スイム「……こんばんは、これが元気が出る薬」

包装(ミナエル)「(丁寧に扱ってよね!)」

トップスピード「おう、確かに受け取ったぜ!」

たま「あぅ、トップスピードに吹っ飛ばされたにゃ……」ボロボロ

ユナエル「このDQN魔女め……ちゃんと部下になるって約束と、お弁当の事忘れないでよ!」ボロボロ

トップスピード「約束? ああ、うん」

ユナエル「オイィ!?」

スイム「……トップスピード、薬を使って誰と戦うの?」

トップスピード「……やだなー! 戦うつもりなんてないって!」

スイム「あげたんだから、ちゃんと教えてほしい」

トップスピード「本当に戦うつもりはないんだってば!」

スイム「……部下になるって本当?」

トップスピード「マジマジ! スイムスイムは賢いし、部下になれば安全そうだしな!」

スイム「この前会ったときは、私にお説教するっていってたのに、部下になるの?」

トップスピード「えっ、それは、その、気が変わったんだよ! アハハハハッ!」

たま「……」ブルブル

ユナエル「あのさぁ、トップスピード」

トップスピード「あん?」

ユナエル「さっきから顔が笑ってないんだけど」


トップスピード「……」

ユナエル「……」

たま「……」ブルブル

スイム「……何をするつもりなの?」

トップスピード「……脱落者8人まで後3人、魔法少女同士で戦おうなんて考えず、大人しくキャンディー集めときな」

スイム「? 脱落者は今の話には関係ない」

トップスピード「今週を生き残れば、多分大丈夫だからさ」

スイム「だから脱落者は関係ない、質問に答えてほしい」

トップスピード「ごめんな、スイムスイム」

スイム「……そう思うなら―」

トップスピード「オレ、ワルなんだわ」

ラピッドスワロー「」ギュイィィィン!


『ソニックブーム』
音速を超えるスピードでの飛行により発生する大音響のことだよ。
ラピッドスワローの最高速度は、低く見積もってもマッハ3はあるよ。



スイム「うっ……」

たま「にゃあああぁぁぁっ!?」

ユナエル「またこれかーっ!!」

……

たま「2人とも大丈夫!?」

ユナエル「酷い目に遭った……」

スイム「……凄く痛かった」

ユナエル「それにしても、トップスピードの奴は何考えてんだか!」

たま「でも、私達の事心配してくれてたみたいだったよ……?」

スイム「……」

スイム「トップスピードが戦おうとしている相手、誰なんだろう?」


ピロロロロ♪


スイム「電話だ……」ポチッ

スイム「もしもし……」

スノーホワイト「私だけど……クラムベリーに電話、しようと思う」

スイム「そう……」

スノーホワイト「そう、って……人を煽るような事を言っておいて!」

スイム「煽る? そんな事言ってない」

スノーホワイト「……もういい」


スノーホワイト「シスターナナ達には先に電話してあって、今こっちに向かってもらってる」

スノーホワイト「あなた達もこっちに来て、みんな揃ったらクラムベリーに電話するから」

スイム「……」

トップスピードの事、スノーホワイトに教えたほうがいい?

1.教える
2.教えない

安価↓3まで多い方

スイム「……一応、教えておこう」

スノーホワイト「? 何の話?」

スイム「さっき、トップスピードが元気が出る薬が欲しいって言ってきたから、あげた」

スノーホワイト「トップスピードが!?」

スイム「そうだけど」

スノーホワイト「元気が出る薬って、まさか魔法のアイテムの事!?」

スイム「……そう、買ったのはミナエルだけど」

スノーホワイト「っ、トップスピード……!」

スイム「……?」

スノーホワイト「トップスピード……薬を使って、家族の仇のクラムベリーと戦うつもりなんだ」

スイム「……どういう事?」

スノーホワイト「トップスピードがクラムベリーに会う前に呼び出さないと!」

スイム「呼ぶのは集まって、準備をしてから」

スノーホワイト「ごめん、クラムベリーに電話する!」

ブチッ

スイム「……」

スイム「……切られた」

たま「ど、どうしよう……ミナちゃんもトップスピードと一緒なんだよね?」

ユナエル「ちょ、お姉ちゃんヤバくね?」

スイム「……ミナエルを迎えに行きたいけど、場所を聞かないと動けない」

ユナエル「なんか、今できることはないわけ!?」

スイム「今できること……」

スイム「……電話でシスターナナ達に戦い方だけでも、先に伝える」

スイム「……それと―」

リップル担当地区 中宿


リップル「……スノーホワイト」

スノーホワイト『お願いだから、私の事を信じて!』

リップル「……私は、どうすればいいんだろう」

リップル「……チッ」

ピロロロロン♪

ファヴ「リップルリップル~」

リップル「……なに?」

ファヴ「トップスピードから贈り物だぽん、大事にするといいぽん!」

リップル「トップスピードから!? それに贈り物って……?」

ファヴ「マジカルキャンディーだぽん、確かに届けたぽん!」

リップル「マジカルキャンディー……?」

リップル「って、なんだよこの数!? トップスピードが持ってた分のほとんどじゃないのか!?」

リップル「おいファブっ!どういう事だ!」

マジカルフォン「……」シーン

リップル「チッ! アイツ、いったい何をするつもりなんだ……」

リップル「……」

リップル「……そんなの、敵討ちに決まってる」

リップル「だったら私が行くべき場所は……」

リップル「場所は……!」

リップル「……」シュタッ

クラムベリー担当地区付近 項島台ダム

元気の出る薬「」

トップスピード「魔法のヤクって、効果はどれだけあんのかね……あむっ」ポイッ

包装(ミナエル)「(魔法少女が川に袋をポイ捨てするなー!)」

水「」ゴォォォッ!

包装(ミナエル)「(やばっ、ダムから放流された水にのまれ……ぎゃああああっ!!)」

ファヴ「なんで兎の足は取りに行かなかったぽん?」

トップスピード「……お守りなんざ、アテになんねぇよ」ポイッ

ファヴ「川に投げ捨てたその『安産祈願のお守り』と違って、兎の足は魔法のアイテムだぽん」

トップスピード「それで救われるかは自分次第、とか書いてあるじゃねーかバカ」

ファヴ「バカとはひどいぽん!」

ファヴ「それに、病院で分娩して赤ちゃんと最後のお別れができたんだから、安産祈願のお守りの効果も―」

トップスピード「……」

ファヴ「怒ったぽん? その怒りをクラムベリーにぶつけれるように頑張る―」

トップスピード「……」ポイッ

ファヴ「あっ!? マジカルフォンを捨てたらもったいなぁぁぁ……」


ポチャン


トップスピード「……川にゴミをポイ捨てとか、マジでワルに戻っちまったな、オレ」

クラムベリー「お待たせしました」

トップスピード「……」

クラムベリー「こんばんは、トップスピード」

トップスピード「……」

クラムベリー「挨拶も無しですか? 随分と嫌われたものですね」

トップスピード「……」ギロッ

クラムベリー「ふふっ、怖い顔ですね……誰にでも友好的なあなたにそんな顔ができたとは」

トップスピード「黙れよ」

ファブ「あらら……マスター、スノーホワイトから電話だぽん!」

クラムベリー「……水を差さないでほしいのですが」

スノーホワイト「クラムベリー!あなたに聞きたい事があるから、今すぐ会いたいの!」

クラムベリー「せっかくのお誘いですが、今日は先約がありますのでお断りします」

スノーホワイト「……っ、お願い! どうしても今すぐ―」

クラムベリー「……これ以上相手を待たせたくないので、失礼」

ブチッ

トップスピード「……やるぞ、ラピッドスワロー」

クラムベリー「さすが元暴走族、血の気が多いようで」

トップスピード「燕無礼棲がこの町で最速だって分からせてやるよ」

ラピッドスワロー「」ギュイィィィン!

クラムベリー「(距離を取った……助走をつけるつもりか)」

トップスピード「じゃあな!」

ラピッドスワロー「」ギュイィィィン!

クラムベリー「!……逃げた?」

クラムベリー「(トップスピードに本気で逃げられると、追いつくことはできない)」

クラムベリー「(だが、先ほどまで彼女から感じた殺意は本物だった)」

クラムベリー「(つまり、狙っているのは不意打ち)」


シーン……


クラムベリー「(魔法の箒のエンジン音は聞こえない)」

クラムベリー「まさか、本当に逃げたのか……ファヴ、トップスピードは今どこ――ごがぁっ!!」バギィッ!

トップスピード「っ!」ドサッ

クラムベリー「(トップスピード……! 魔法の箒の音はしなかった、どういう事だ―)」ズサァッ!


ギュイィィィン!


クラムベリー「(エンジン音が今になって聞こえた……)」

クラムベリー「……なるほど、さすが最速といったところですか」

トップスピード「げほっ!」ビチャッ!

トップスピード「やべっ、血吐いた……ってまだ生きてんのかよ」

クラムベリー「これは……本気で戦えるかもしれませんね」

トップスピード「ったく、こっちは体の限界超える速度出してんだぞクソったれ」

ラピッドスワロー「」ギュイィィィン!

トップスピード「だったら、テメェがジャムになるまで何度でもやってやる……!」


クラムベリー「(トップスピードは音より遥かに早く移動してくる、音での察知は不可能)」

クラムベリー「(しかし……私の足場はダム、下からの攻撃はできない)」

クラムベリー「(光より遅い以上、トップスピードの来る方向さえ向いていれば対処はできる)」

クラムベリー「ふふっ……私が死ぬのが先か、それとも私がトップスピードを捉えるのが先か……」


安価↓1

1回目(3回目に○○到着)

トップスピードの突撃してくる方向
「東、西、南、北」から1つ選択

クラムベリーの向いた方向
安価↓1のコンマ2桁÷4の余りが
0:東
1:西
2:南
3:北

一致しなければクラムベリー1ダメージに、一致するとトップスピードに5ダメージ

トップスピードのHP:10
クラムベリーのHP:10

ベリー強すぎじゃね?それとも運が良い?

公式では『交通安全』らしい・・・
それとポイ!捨ては本当は伏線だな!(期待)

>>653 アニメでラ・ピュセルの剣で斬られても生きてたので、トップスピード1人だと倒しにくい……
ぐらいの強さのつもりだったのですが、1発目から当てるとは……

>>654 ご指摘ありがとうございます、間違えてしまい申し訳ないです……


短いですが、2レス分だけ投下します

クラムベリー「さて……まずは日が沈む方角、西でも見ましょうか」

クラムベリー「確率は4分の1……当たるかどうか」チラッ

トップスピード「……」

クラムベリー「ふふっ……1発目から読みが当たるとは、運はこちらにあるようですね」

トップスピード「……」

トップスピード「(アイツは絶対にオレが……!)」

クラムベリー「(魔法の箒の風防の強度は、音速を超える速度での激突に耐えられるほど)」

クラムベリー「(通常の打撃での破壊はおそらく不可能……)」

クラムベリー「……これを使わせるとは」

トップスピード「潰れろぉぉぉぉっっ!!」

クラムベリー「ふんっ!」

ドゴオォォォォッ!

ラピッドスワロー「」バキッ!

トップスピード「うがっ!」ドサッ!

クラムベリー「……完全に捉えた思いましたが、破壊しきれませんでしたか」

トップスピード「いったた……って、ラピッドスワローの風防にヒビが……!?」

トップスピード「テメェのヘナチョコパンチなんかで壊れるわけがないのに!」

クラムベリー「拳だけでは壊せそうになかったので、殴った瞬間に音を放出させていただきました」

クラムベリー「全力で」ポタポタ……

トップスピード「その右手……」

ファヴ「うげっ」

クラムベリー「あなたの箒と激突した衝撃と、私が音を放った衝撃で、完全に肉が削げ落ちましたね」

クラムベリー「ふふっ……こんなに楽しめるとは、わざわざあなたの夫と赤子を殺したかいがあったというもの」

トップスピード「……このクソアマがぁっ!!」

クラムベリー「私はあなたという強敵を破り、この手で殺したい!」

ファヴ「またマスターの変な癖が出てるぽん」


安価↓1

2回目(3回目に○○到着)

トップスピードの突撃してくる方向
「東、西、南、北」から1つ選択

クラムベリーの向いた方向
安価↓1のコンマ2桁÷4の余りが
0:東
1:西
2:南
3:北

一致しなければ、またはコンマがぞろ目でクラムベリー1ダメージに、一致するとトップスピードに5ダメージ

トップスピードのHP:5
クラムベリーのHP:10

まさか2回連続で当たってしまうとは……
でも、1人までならスノーホワイトさんがなんとかしてくれるかもしれません

クラムベリー担当地区付近 項島台駅


リップル「……さっき聞こえた大きな音は、ダムの方か」シュタタッ

リップル「トップスピード……!」

リップル「(さっきスイムスイムからメールが来て知ったけど、トップスピードが他の魔法少女を薬を奪うなんて)」

ピロロロロ♪

リップル「チッ、今度は何だ!」

スイム「……ミナエルから電話が来た、トップスピードはダムにいたって」

リップル「もう向かってる!」

ブチッ

リップル「(……スノーホワイトを信じて、クラムベリーの担当地区を探し回っていたけど)」

リップル「(私が最初からスノーホワイトを信用して、トップスピードより先にクラムベリーを倒していれば……)」

リップル「……チッ」

リップル「……ダムが見えた!」

ドゴォォォォォッ!

リップル「ぐっ、なんだこの音……!」

項島台ダム

ラピッドスワロー「」プシュー……

トップスピード「げほっ、げほっ!」

クラムベリー「ふふっ、幸運の女神はどうやら私に微笑んだようですね」

トップスピード「……不運と踊っちまったのはオレかよ」

トップスピード「(今までワルやってた報い、ってか?)」

クラムベリー「こちらも今の攻撃で左手がもっていかれましたが……」

クラムベリー「箒を貫いてあなたに届かせた一撃、確実に致命傷だったはず」

トップスピード「(だったら、オレはどうなってもいいから……誰か、こいつを)」

クラムベリー「聞こえますよ、だんだんと遅くなっていくあなたの心音が……おや」

トップスピード「(こいつを殺してくれ……!)」

クラムベリー「……連戦ということですか、面白い」

トップスピード「(……結局、なんもできなかったなオレ)」


リップル「トップスピード!!」

トップスピード「(オレも、いま……そっちに……)」ドサッ……

リップル「!?」

クラムベリー「はじめまして、リップル」

リップル「……貴様ァァァァァッ!!」

リップル「貴様は、トップスピードの全てを奪った!」ブンッ!

クラムベリー「それが何か?」ヒョイッ

リップル「何故だっ、トップスピードが貴様に何をしたっていうんだ!?」

クラムベリー「特に彼女に恨みなどはありませんが、理由をあげるなら」

リップル「……」

クラムベリー「トップスピードとの戦いを私が楽しみたかったから、でしょうか?」

リップル「…………もういい、これ以上貴様と話すことなんてない!」

手裏剣「」ビュンッ

クラムベリー「回避不可能、全方位からの、圧倒的質量による攻撃」

クラムベリー「それがリップルの持ち味であり、対処できる魔法少女は少ない……」

クラムベリー「ですが……私にはそれは通用しませんよ」


『打音(フォルテ)』
音で広い範囲を攻撃するよ


手裏剣「」バキッ

リップル「それがどうしたっ!?」ダッ

クラムベリー「トップスピードに続いて、あなたもこの手で殺してみせましょう……!」

リップル「やってみろ……!」


3回目(5回目でスイム&スノーホワイト達到着)

安価↓1 リップルの攻撃
0~33:ミス
34~99:1ダメージ
ぞろ目:2ダメージ+クラムベリーの片〇破壊

安価↓2 クラムベリー
0~33:ミス
34~66:2ダメージ
67~99:3ダメージ
ぞろ目:音波+打撃攻撃で5ダメージ


リップルのHP:10
クラムベリーのHP:10

リップル「でぇやぁぁぁぁっ!!」ブンッ

クラムベリー「ラ・ピュセルの大剣ですら、私には届かないのですよ」

クラムベリー「そんな忍者刀で私に届くとお思いですか」

ガキンッ!

リップル「チッ!」

リップル「(素手で刀を弾いた……化け物か!!)」

クラムベリー「軽い攻撃です……ああ、尻も軽いんですかね」

クラムベリー「くノ一は色仕掛けが得意でしょうし」

リップル「っ、黙れぇぇぇっ!!」ブンッ

クラムベリー「心拍数が上がり、血の流れも速い……強い怒りの感情を持っているようですね、リップル」

ガキンッ!

クラムベリー「(攻撃が先ほどより重い……怒りをエネルギーに力を増しているのか)」

クラムベリー「ですが、それでも私には届きませんよ」ブンッ!

ドガッ!

リップル「うぐっ!」

リップル「……はぁ、はぁ」

クラムベリー「……殺す気で攻撃したつもりでしたが、急所は防ぎましたか」

クラムベリー「さすが忍者、俊敏性は大したものです」

リップル「……トップスピードが受けた痛みと苦しみはこんなものじゃなかった!」

クラムベリー「では、それを上回る痛みを与えましょうか」シュダッ!

リップル「……貴様はトップスピードの人生を、アイツの家族の人生をもてあそんだ……!」

リップル「私がここで殺されるとしても……」

リップル「貴様だけは道連れにしてやるッ!」ダッ

クラムベリー「(回避に移るのが遅い……捉えた―)」スッ……

ガシッ!

リップル「捉えた……!」

クラムベリー「!」

クラムベリー「(腕を掴まれた、ならば音で―)」

リップル「」ブンッ!


バギィッ!


クラムベリー「……!」

右手「」ドサッ

クラムベリー「(トップスピードとの戦いで露出した骨を狙われて、切り落されたか……)」

リップル「私がどうなろうと関係ない、必ず貴様を殺す!」

クラムベリー「……あなたもまた強者だったようですね、リップル」

クラムベリー「ですが、あなたという強者に挑み、勝つのは私です……!」


4回目(5回目でスイム&スノーホワイト達到着)

安価↓1 リップルの攻撃
0~33:ミス
34~99:1ダメージ
ぞろ目:2ダメージ+クラムベリーの左腕破壊


安価↓2 クラムベリー(片手破壊でコンマ-5) 
0~33:ミス
34~66:2ダメージ
67~99:3ダメージ
ぞろ目:音波+打撃攻撃で5ダメージ


リップルのHP:8
クラムベリーのHP:8





絶 望 的 少 年 少 女 達

一緒にいよう 想い出を語り合う為

前を見て歩こう 仲間を信じる為

銃を向けよう 生き方を間違えない為

         両手を合わせよう 神様に祈る為



強く、生きよう 友達を忘れない為。


          


男子一番 藍瀬輝々(あいせ・こうじ)

支給武器 縄,グロック(ウェポンボックスにて入手)
被害者 泉原れな(女子4番) 淡本綾唯(女子1番) 長瀬風(女子11番) 甘野大和(男子5番)
加害者 月下香介(男子19番)
死因 首輪爆破リモコンの作動により爆死
登場話 01/06/08/09/10/11/12/17/25/42/46/57/64/74/78/93/95/96/97/98
死亡話 97話「片翼の天使」
最終行動 川瀬和生(男子7番)を殺した甘野大和(男子5番)に対して怒りを覚え殺害したが、その後仕返しにあうように月下香介(男子19番)に首輪を爆発させるためのリモコンを押される。最期に母親代わりの親戚から葵輝丹(男子3番)と双子である話を教えられたことを思い出す。
友人関係 葵輝丹(男子3番) 相野輝己(男子2番) 青木はる(男子4番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 木元拓(男子8番) 静木青(男子10番) 中居螢太(男子16番) 月下香介(男子19番)
所属部 バスケクラブ(図書部・文芸部の掛け持ち)
備考 本が好きで、読まない時はないほどの読書家。マイペースな為人に合わせることは全くせず、友人に対しても協調性を求めない。自分に関わらないことは全て口癖である「俺には関係ない」で断る。本当は仲間思い。幼少時、交通事故で両親を失い、青空学園付属の病院に一時入院していた。葵輝丹(男子3番)とよく行動を共にする。


男子二番 相野輝己(あいの・こうき)

支給武器 ナタ
被害者 前世亜緒(男子14番) 星空れな(女子17番) 日下青子(女子13番)
加害者 葵輝丹(男子3番)
死因 銃による頭部被弾
登場話 01/04/08/27/43/51/75/76/87/95/96/97/98/99/100
死亡話 100話「井の中の蛙」
最終行動 昔青空学園の存在を教えてくれた月下香介(男子19番)を葵輝丹(男子3番)に殺され、逆上する。制止しようとした木元拓(男子8番)を殺害する寸前で自分も無言の銃弾に倒れる。
友人関係 月下香介(男子19番) 藍瀬輝々(男子1番) 葵輝丹(男子3番) 青木はる(男子4番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 木元拓(男子8番) 静木青(男子10番) セイア(男子13番) 中居螢太(男子16番)
所属部 家庭科クラブ(料理部・文芸部の掛け持ち)
備考 ほんわか癒し系。笑顔が絶えなく、よく一緒にいる月下香介(男子19番)に時々悪戯をしかけて遊んでいる。能天気で気楽だが、実際は腹が黒い。笑顔で会話に対応するも心の中で罵っていることも多いが、本性を知っている者はいない。本名は「市川翔」。偽名の由来は「相手の野原を輝かせ、己もを強くする」。仲間達と笑い合える「相野輝己」でいることを居心地よく思っていた。


男子三番 葵輝丹(あおい・こうに)

支給武器 ベレッタF92
被害者 久光士(男子9番) セイア(男子13番) チャオラン(女子15番) 月下香介(男子19番) 相野輝己(男子2番) 木元拓(男子8番)
加害者 なし(自殺)
死因 銃による頭部被弾
登場話 01/06/08/10/15/33/47/55/64/84/93/95/96/98/99/103
死亡話 103話「甘き死よ来たれ」
最終行動 自分に関する真実を求めるために自分の生存を望んだが、元々希薄的であった為に生死に関しては興味が薄かった。最後に静木青(男子10番)や青木はる(男子4番)に遺言を残して屋上から階段を下りて踊り場で何もなかったかのように自[ピーーー]る。
友人関係 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 青木はる(男子4番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 木元拓(男子8番) 静木青(男子10番) 中居螢太(男子16番) 月下香介(男子19番)
所属部 図書部・文芸部の掛け持ち(クラブは無所属)
備考 生い立ち不明で、笑う泣くなどの感情を持っていない。腰までの長髪で性別を間違われることもたまにある。莫大の物知りで冷静に判断できる力がある。元々口数少なく事務的な口調の為、人間らしさが感じられないことが多い。藍瀬輝々(男子1番)と行動を共にする。一度読んだ本の内容を全て覚えるほどの記憶力を持っているが、小学三年生までの記憶が一切ない。


男子四番 青木はる(あおき・はる)

支給武器 金属バット
被害者 前原のどか(女子18番) 雪下よう(男子18番) チャオ(女子14番)
加害者 静木青(男子10番)
死因 銃による胸部被弾
登場話 00/01/07/30/59/60/61/83/94/95/96/98/99/104
死亡話 104話「誰が為に鐘は鳴る」
最終行動 静木青(男子10番)を生き残らせるために手を汚してきた。生存者が二人になった時、青に殺害を依頼する。
友人関係 静木青(男子10番) 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 葵輝丹(男子3番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 木元拓(男子8番) 中居螢太(男子16番) 月下香介(男子19番)
所属部 バトミントンクラブ(サッカー部・文芸部の掛け持ち)
備考 スポーツを好んでいて、夢はサッカー選手。運動神経がよくスポーツ界でも期待の卵と言われる程の有名人だが、それを自慢に思うことはなく静木青(男子10番)達とサッカーをしたりなどスポーツをして遊んでいる。細かいことは気にしない。父親が犯罪者に殺され、亡き親と誓った約束を守ろうとした。


男子十番 静木青(しずき・せい)

支給武器 弓矢
被害者 Shirua(男子11番) Aisuin-syon(男子17番) 青木はる(男子4番)
加害者 なし(優勝者)
死因 --
登場話 00/01/02/07/08/09/10/48/49/64/68/70/82/88/94/95/96/97/98/99/100/101/
102/103/104/105/106/107/108/109/110
死亡話 --
最終行動 仲間達の死を一人ずつ看取り、止める力もなく自分の無力を最後まで嘆いていた。青木はる(男子4番)に殺してほしいと頼まれる。
友人関係 青木はる(男子4番) 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 葵輝丹(男子3番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 木元拓(男子8番) 中居螢太(男子16番) 月下香介(男子19番)
所属部 ダンスクラブ(合唱部・文芸部の掛け持ち)
備考 鋭い目や口調がきつく、冷たい人だと思われがちだが実際はとても仲間を大切に思っている。運動音痴であまり自分の行動に自信を持てず消極的。「何やってんの、君は」が口癖。合唱コンクールで優勝を取ったり学園内コンサートに出場したりと将来有望な歌声を持ち作詞にも手出している。父親に暴力を振るわれた過去があり、自分に非もないのにちょっとしたことで謝罪する癖がある。青木はる(男子4番)と行動を共にしている。


女子九番 青名静(せいな・しずか)

支給武器 --(出発前に死亡)
被害者 なし
加害者 担当教官
死因 銃による被弾
登場話 02/09
死亡話 9話「二度目の絶望」
最終行動 担任の神原が目の前で殺され、逆上したところを撃たれる。
友人関係 鈴風鈴(女子8番) 田中春奈(女子10番)
所属部 パソコンクラブ(美術部)
備考 おどおどしていて、一見か弱いものの実際は根がしっかりしていて強い。勉強が多少苦手であることを悩む。人見知りの為、仲のいい人以外とは話せずにクラスに馴染めない。優しくて明るい神原先生を尊敬している。


女子十番 田中春奈(たなか・はるな)

支給武器 はさみ
被害者 なし
加害者 甘野大和(男子5番)
死因 刃物による刺殺
登場話 02/08/09/29
死亡話 29話「戦う乙女は涙を見る」
最終行動 いつ死ぬかわからない絶望的な状況に立ち、発狂。香田瀬津奈(女子3番)に襲いかかるが、途中で乱入してきた甘野大和(男子5番)の手によって殺される。
友人関係 鈴風鈴(女子8番) 青名静(女子9番)
所属部 パソコンクラブ(美術部)
備考 おとなしく場合によって明るかったり控え目だが、流行に敏感でよくお洒落な服を着ていることが多い。その場のテンションに合わせることもある。涙腺が脆く感情移入しやすい。争いごとや暴力が苦手。


女子一番 淡本綾唯(あわもと・あやゆい)

支給武器 十二色のクレヨン
被害者 なし
加害者 藍瀬輝々(男子1番)
死因 銃による胸部被弾
登場話 03/09/28/34/40/42/49/57
死亡話 57話「願いの代価」
最終行動 海原青歌(女子2番)と合流をはたした。途中、藍瀬輝々(男子1番)に襲われるが、隣にいる親友を思って自ら死を選んだ。青歌に自分の過去を話す。
友人関係 海原青歌(女子2番) 黄泉泉(女子20番)
所属部 家庭科クラブ(他・無所属)
備考 一人称、二人称が「我」と「汝」。生真面目すぎる態度だが、教師に高く評価される。幼少時の父親の態度がきっかけで全対象の男を嫌っていて、特に仲良し男子組である静木青(男子10番)達の騒ぎ具合に頭を悩ませている。親友である海原青歌(女子2番)に対しては心を許しており、若干表情が柔らかい。


男子八番 木元拓(きもと・たく)

支給武器 フライパン
被害者 辻井せりな(女子19番) 黄八瑠璃(男子6番) 成川雨(女子12番) 中居螢太(男子16番)
加害者 葵輝丹(男子3番)
死因 建物からの転落死
登場話 01/05/08/20/39/45/52/89/90/95/96/97/98/99/100/101/102
死亡話 102話「アイ」
最終行動 精神に異常を起こして正しい思考判断ができなくなり、「みんなを殺して自分も死のう」と青木はる(男子4番)を殺そうとしたが葵輝丹(男子3番)に突き落とされる。
友人関係 中居螢太(男子16番) 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 葵輝丹(男子3番) 青木はる(男子4番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 静木青(男子10番)月下香介(男子19番)
所属部 理科クラブ(剣道部・コンピュータ部・文芸部の掛け持ち)
備考 独特な口調で生意気な印象だが、ほとんど癪に障ることはなく、クラスで雰囲気を盛り上がらせているといっても過言ではない、かなりプラス思考の持ち主。フライパンでハリセンの威力程度に人を叩くことがあり、仲間からは「怒らせる=フライパン攻撃」と恐れられる。中居螢太(男子16番)とよく一緒にいる。母親に存在を否定されたことがトラウマになって実際は自己否定型。


男子七番 川瀬和生(かわせ・かずき)

支給武器 毒薬
被害者 香田瀬津奈(女子3番) 丁本拓哉(男子15番) 氷友斗(男子12番)
加害者 甘野大和(男子5番)
死因 刃物による刺殺
登場話 01/04/07/29/67/81/91/95/96
死亡話 96話「ぼくらのそんざい」
最終行動 罪の重さに耐えられず、生きている資格などないと思いこみ甘野大和(男子5番)に殺してもらうことを頼む。仲間の制止の声も聞かずに最後まで意思を変えなかった。
友人関係 甘野大和(男子5番) 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 葵輝丹(男子3番) 青木はる(男子4番) 木元拓(男子8番) 久光土(男子9番) 静木青(男子10番) 氷友斗(男子12番) 中居螢太(男子16番) 月下香介(男子19番)
所属部 家庭科クラブ(料理部・文芸部の掛け持ち)
備考 食いしん坊。自分の弁当だけでは足りずにたまに月下香介(男子19番)の弁当を奪うほどの食欲がある。明るくて元気一杯だが、人に流されやすく大きなことをやろうと決まった時に躊躇うことがあり、真面目で正しい行動をする甘野大和(男子5番)の後ろに隠れがち。家庭の金銭問題で青空学園に入学したが全くそれを感じさせずに毎日笑っている。


男子十九番 月下香介(つきした・こうすけ)

支給武器 首輪起爆装置リモコン
被害者 鈴風鈴(女子8番) 神辺礼(女子5番) 黄泉泉(女子20番) 藍瀬輝々(男子1番)
加害者 葵輝丹(男子3番)
死因 銃による被弾
登場話 01/04/09/10/21/36/43/54/56/75/77/95/96/97/98/99
死亡話 99話「信頼の再確認」
最終行動 藍瀬輝々(男子1番)を殺害するものの、葵輝丹(男子3番)に撃たれる。相野輝己(男子2番)と会話を交わしている途中で亡くなった。
友人関係 相野輝己(男子2番) 藍瀬輝々(男子1番) 葵輝丹(男子3番) 青木はる(男子4番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 木元拓(男子8番) 静木青(男子10番) 中居螢太(男子16番)
所属部 バスケクラブ(文芸部)
備考 クラス一背が高い。仲間と一緒にいる時、声を張り上げることが多い。実際は人間不信で簡単に人を信じ切れない。酒を飲む父の暴力によって兄は家出、母によって青空学園に入学させられたことがきっかけ。相野輝己(男子2番)と一緒にいる。学園自体は嫌いではない。


男子十六番 中居螢太(なかい・けいた)

支給武器 手榴弾
被害者 早乙女亜巳(女子6番) 涙下伎璃(男子20番) 海原青歌(女子2番)
加害者 木元拓(男子8番)
死因 鈍器による撲殺
登場話 01/05/09/10/13/23/65/80/85/91/95/96/97/98/99/100/101
死亡話 101話「きみのたたかいのうた」
最終行動 海原青歌(女子2番)が残した言葉を改めて受け入れ、木元拓(男子8番)を止めようと最後まで説得する。
友人関係 木元拓(男子7番) 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 葵輝丹(男子3番) 青木はる(男子4番) 甘野大和(男子5番) 川瀬和生(男子7番) 静木青(男子10番)月下香介(男子19番)
所属部 理科クラブ(合唱部・文芸部の掛け持ち)
備考 正義感がとても強く、困った人を見かければすぐ助けるなど自分に素直で積極的に行動する。青空学園入学の理由も「自立したい」と自ら親に強く頼んだ。木元拓(男子8番)と一緒にいる。仲間思いが強く、他人を救うために自分を犠牲にする欠点がある。


男子十八番 雪下よう(ゆきした・よう)

支給武器 果物ナイフ
被害者 なし
加害者 青木はる(男子4番)
死因 殴打によるショック死
登場話 02/28/59/60
死亡話 60話「誰かが助けてくれたら」
最終行動 青木はる(男子4番)の行動を「間違っている」と説得しようとしたがわかってもらえずに撲殺される。
友人関係 --
所属部 オセロクラブ(茶道部)
備考 間違っていることは間違っている、正しいことは正しいと冷静に判断できる。お金持ちの家に生まれたが、それを自慢に思うことはなく普通に人と接する。かなりの動物好き。


男子十五番 丁本拓哉(ていもと・たくや)

支給武器 雑巾
被害者 なし
加害者 川瀬和生(男子7番)
死因 薬服用による毒殺
登場話 02/09/12/22/27/59/60/67
死亡話 67話「狂った歯車」
最終行動 毒の入ったジュースを飲んで倒れる。川瀬和生(男子7番)の無表情で見つめられ、絶望したまま事切れる。
友人関係 前世亜緒(男子14番)
所属部 パソコンクラブ(水泳部)
備考 父親が消防士、母親が警察官。自分もいつかは人を救う仕事に就いてみたいと考えている。自分に厳しく人にやさしい。


男子十一番 Shirua(しるあ)

支給武器 裁縫用の針
被害者 なし
加害者 静木青(男子10番)
死因 弓矢による刺殺
登場話 02/38/48
死亡話 48話「殴り合い上等!」
最終行動 静木青(男子10番)を苛め抜いて殺そうとする際に返り討ちにされる。
友人関係 --
所属部 バスケクラブ(無所属)
備考 「Shirua」は学園から与えられた偽名で本名は「大林小太郎」。気に入らない人を苛め抜いたり問題起こしたりと何やら攻撃的な性格。実際は、自分の居場所は青空学園しかないと思い、自分の場所に入り込もうとする人は力で黙らせていた。


男子五番 甘野大和(あまの・やまと)

支給武器 包丁
被害者 田中春奈(女子10番) 桜木加奈(女子7番)星空なおか(女子16番) 川瀬和生(男子7番)
加害者 藍瀬輝々(男子1番)
死因 銃による被弾
登場話 01/03/29/58/70/79/81/91/95/96/97
死亡話 97話「想い出は血に染まる」
最終行動 川瀬和生(男子7番)に殺してと頼まれ、殺害する。その後「裏切り者」と言われ、殺される。
友人関係 川瀬和生(男子7番) 藍瀬輝々(男子1番) 相野輝己(男子2番) 葵輝丹(男子3番) 青木はる(男子4番) 木元拓(男子8番) 静木青(男子10番) 中居螢太(男子16番) 月下香介(男子19番)
所属部 ダンスクラブ(報道部・文芸部の掛け持ち)
備考 友達思い。真面目であらゆるマナーを守っている。慎重に行動している為に評価されないことが多い。気配りもでき、下級生から親しまれる。目立つことが苦手だが、頼まれたら断れずに仕方なく頷いてしまう癖がある。川瀬和生(男子7番)とよく一緒にいるがある意味保護役。


男子十二番 氷友斗(こおり・ともと)

支給武器 定規
被害者 なし
加害者 川瀬和生(男子7番)
死因 薬服用による毒殺
登場話 02/41/81
死亡話 81話「机の上に花束を」
最終行動 川瀬和生(男子7番)の行動に気づくも、素直に自分の死を受け入れる。和生の生存を祈っていた。
友人関係 川瀬和生(男子7番) 久光土(男子9番)
所属部 オセロクラブ(テニス部)
備考 敬語口調で落ち着きがあり、一見おとなしい人だが言動にはっきりと裏表がある。裏では乱暴な口調で、親しく友人である久光土(男子9番)にしか見せていない。


女子十七番 星空れな(ほしぞら・れな)

支給武器 ブーメラン
被害者 なし
加害者 相野輝己(男子2番)
死因 刃物による刺殺
登場話 02/08/34/37/51
死亡話 51話「依存心」
最終行動 相野輝己(男子2番)に姉のなおかを探してほしいと頼むが断られ泣き出す。ついには輝己を怒らせてしまい鉈で切られた。
友人関係 星空なおか(女子16番)
所属部 卓球クラブ(料理部)
備考 星空なおか(女子16番)の双子の妹。なおかがとても好きで一瞬でも傍を離れない。なおかの前では明るく素直だが、たまにわがままになってごねることもあり周りを困らせている。


女子十六番 星空なおか(ほしぞら・なおか)

支給武器 黒板消し
被害者 なし
加害者 甘野大和(男子5番)
死因 刃物による刺殺
登場話 02/08/34/37/69/79
死亡話 79話「喪失感」
最終行動 星空れな(女子17番)の死に戸惑いを隠し切れず、途中で会った甘野大和(男子5番)に珍しく感情的になって自分の思ったことを叫んだ。途中で大和に刺される。
友人関係 星空れな(女子17番)
所属部 卓球クラブ(料理部)
備考 星空れな(女子17番)の双子の姉。滅多に感情を表に出さずにれなをよく見ている。度々れなの過剰な甘えにうんざりしていた部分がある。


女子十三番 日下青子(ひした・せいこ)

支給武器 イルカのぬいぐるみ
被害者 なし
加害者 相野輝己(男子2番)
死因 刃物による刺殺
登場話 02/16/31/63/73/87
死亡話 87話「友情のあかし」
最終行動 成川雨(女子12番)と行動を共にしていた。相野輝己(男子2番)から雨の命を守るために庇って殺される。
友人関係 成川雨(女子12番)
所属部 家庭科クラブ(料理部)
備考 成川雨(女子12番)と行動を共にする。明るくてどこか抜けている天然っ子。時々気まぐれで周りを振り回すことがたまにある。


女子二十番 黄泉泉(よみ・いずみ)

支給武器 --(拒否)
被害者 なし
加害者 月下香介(男子19番)
死因 首輪作動による爆死
登場話 03/18/32/45/61/62/71/74/77
死亡話 77話「謝罪」
最終行動 月下香介(男子19番)に狙われていた海原青歌(女子2番)を助けるために自ら飛び込んで首輪を破壊される。
友人関係 淡本綾唯(女子1番) 海原青歌(女子2番)
所属部 ダンスクラブ(料理部)
備考 黄八瑠璃(男子6番)の双子の姉。幼少の頃親が離婚して父親に引き取られ、離れ離れになっていたが同じクラスになった時再会する。負けず嫌いなところがあり、感情的になる。淡本綾唯(女子1番)や海原青歌(女子2番)と行動を共にする。


女子二番 海原青歌(うなばら・あおか)

支給武器 アーミーナイフ
被害者 なし
加害者 中居螢太(男子16番)
死因 銃による被弾
登場話 03/08/13/34/40/42/49/57/71/74/77/85
死亡話 85話「ありがとう、そして」
最終行動 クラスメイトの死の重なりで精神的にまいっていたところに中居螢太(男子16番)と遭遇する。腕を失いつつも、最後まで淡本綾唯(女子1番)や黄泉泉(女子20番)の為に普段通りに叱咤してきた。
友人関係 淡本綾唯(女子1番) 黄泉泉(女子20番)
所属部 家庭科クラブ(他・無所属)
備考 男口調で男服を着こなす。可愛らしい服や行動など、女の子らしさを強調するものは苦手。5年A組の女子では静木青(男子10番)達の騒ぎ具合に負けず劣らずの明るさ。過去に両親を軍に殺されており、それ以来暴力とか軍に関わるものは反射的に耳を塞くようになる。中居螢太(男子16番)に密かに想いを寄せるが、顔を合わす度に言い争っている。淡本綾唯(女子1番)と親友。


女子四番 泉原れな(いずみな・れな)

支給武器 ブレスレット
被害者 なし
加害者 藍瀬輝々(男子1番)
死因 縄による絞殺
登場話 02/25
死亡話 25話「幽霊化人間」
最終行動 藍瀬輝々(男子1番)に首を絞められる。
友人関係 --
所属部 オセロクラブ(無所属)
備考 霊感がとても強く、オーラや幽霊などどんなものなのかがはっきりわかる。生まれつき体質の為に昔周りから避けられることがあったが、学園に入ってからは誰もが普通に接してくれることを快く感じていた。おとなしく、悪く言えばあまり目立たない。


女子六番 早乙女亜巳(さおとめ・あい)

支給武器 ライター
被害者 なし
加害者 中居螢太(男子16番)
死因 爆弾による爆死
登場話 02/14/19/23
死亡話 23話「せめて痛くないように」
最終行動 香田瀬津奈(女子3番)から逃げていたところに中居螢太(男子16番)に会う。精神的に落ち着いてきたところに手榴弾を投げ込まれる。
友人関係 香田瀬津奈(女子3番) 前原のどか(女子18番)
所属部 理科クラブ(図書部)
備考 何をするにもおっちょこちょいでドジ。友人である香田瀬津奈(女子3番)や前原のどか(女子18番)に助けられてばかりで申し訳なく思っているのだが癖は直せず。読書はたまにする程度で家事や裁縫などが好き。


女子七番 桜木加奈(さくらき・かな)

支給武器 防犯警報ブザー
被害者 なし
加害者 甘野大和(男子5番)
死因 刃物による刺殺
登場話 02/24/35/64/68/70
死亡話 70話「救われない剣士」
最終行動 静木青(男子10番)と合流できたものの、最終的には甘野大和(男子5番)に刺される。
友人関係 --
所属部 理科クラブ(剣道部)
備考 気真面目で落ち着きがありもの静かな少女。剣道家である祖父と祖母に育てられて、金銭的な問題があることを察し、自ら青空学園に入る。剣道では木元拓(男子8番)よりも実力がある。静木青(男子10番)に密かに好意を寄せている。


女子十一番 長瀬風(ながせ・かえで)

支給武器 ミラー
被害者 なし
加害者 藍瀬輝々(男子1番)
死因 銃による被弾
登場話 02/26/33/50/61/62/71/74
死亡話 74話「後悔と誇り」
最終行動 藍瀬輝々(男子1番)に遭遇するも本来の意思を取り戻そうとした。そのあと心臓を撃ち抜かれる。
友人関係 --
所属部 ダンスクラブ(アニメータ部)
備考 血や暴力などホラー系や恐ろしいものが好き。乱暴な口調で辛辣な発言をしたためクラスメイトからは「変わっている」と「怖い」と恐れられがち。誰に対しても差別なく友好的に近づく。


女子十二番 成川雨(なるかわ・あめ)

支給武器 デザートイーグル
被害者 なし
加害者 木元拓(男子8番)
死因 鈍器による撲殺
登場話 02/16/31/63/73/87/90
死亡話 90話「おやすみなさい」
最終行動 木元拓(男子8番)に会い、拓の過去を知る。思ったことをそのまま言い、最後まで生きたのだと悟る。
友人関係 日下青子(女子13番)
所属部 ダンスクラブ(ダンス部)
備考 口数が少なく、友達もいない。「友達に近い」日下青子(女子13番)と行動を共にする。コンピューターが得意でダンスも習っているが合わないらしくダンス教室を休んでいることがある。


男子二十番 涙下伎璃(るいした・きり)

支給武器 コピー用紙
被害者 なし
加害者 中居螢太(男子16番)
死因 銃による被弾
登場話 02/17/44/65
死亡話 65話「出せない声」
最終行動 中居螢太(男子16番)に撃たれる。神様は不公平だと最後に思った。
友人関係 --
所属部 家庭科クラブ(陸上部)
備考 物心ついた時から声が出せない。原因不明で治療法は困難。声が出せずにいることを絶望と受け入れ、あまり大っぴらに動くことがない。基本的にマイナス思考だが青空学園を好んでおり、これ以上の絶望が起きないようにと常に願っていた。


女子八番 鈴風鈴(すずかぜ・りん)

支給武器 シャーぺン
被害者 なし
加害者 月下香介(男子19番)
死因 首輪による爆死
登場話 02/09/21
死亡話 21話「この世にない言葉」
最終行動 月下香介(男子19番)に首輪を破壊される。最後まで木元拓(男子8番)を思い続けていた。
友人関係 青名静(女子9番) 田中春奈(女子10番)
所属部 イラストクラブ(美術部)
備考 鈴のアクセサリーがチャームポイント。想いを寄せていた木元拓(男子8番)と昔からの仲だったが疎遠になって青名静(女子9番)と田中春奈(女子10番)と友好的に接している。おちゃらけて三人の中では一番明るい。静と春奈を笑わせていた。時々空回りすることが多く、気分の浮き沈みが激しい。

女子18番・向井あずさ(むかい・あずさ)

 

陸上部。小夜グループ。
クールできつい性格。
森秋乃(女子19番)とは幼馴染。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

アーミーナイフ
kill:

なし
killed:

良元礼(男子16番)
死亡話数:

6話
凶器:

ベレッタM93R
 

出発後小夜グループと合流したが、礼に襲われる。左胸に被弾、死亡。

女子19番・森秋乃(もり・あきの)

 

吹奏楽部。小夜グループ。
低身長。ほんわかした雰囲気。
向井あずさ(女子18番)とは幼馴染。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

キャリコM950
kill:

なし
killed:

良元礼(男子16番)
死亡話数:

6話
凶器:

ベレッタM93R
 

出発後小夜グループと合流したが、礼に襲われる。頭を撃ちぬかれ死亡。
 

男子4番・川口優太(かわぐち・ゆうた)

 

読書部。男子文化部系グループ。
真面目なしっかり者。
読書が趣味で、常に単行本を持ち歩いている。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

『大東亜の歴史』
kill:

なし
killed:

福島里奈(女子16番)
死亡話数:

16話
凶器:

ナタ
 

やる気はないが、生き残る気でいる。I=04エリアの民家で隠れていたが、里奈に遭遇。油断した隙にナタで襲われ、首を切断され死亡。

女子22番・若狭恵麻(わかさ・えま)

 

バレーボール部アタッカー。小夜グループ。
面倒見がよく、誰にでも優しい。
成績はクラス1位。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

シグ・ザウエルP226
kill:

なし
killed:

良元礼(男子16番)
死亡話数:

6話
凶器:

ベレッタM93R
 

出発後小夜グループと合流したが、礼に襲われる。必死に応戦するが、足・右胸部・頭に被弾、死亡。

女子21番・山南苑(やまなみ・その)

 

バスケットボール部。楓グループギャル。
ブリッコで、男子の前と女子の前では態度が豹変する。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

イングラムM11
kill:

なし
killed:

天条野恵(女子12番)
死亡話数:

42話
凶器:

イングラムM11
 

G=10エリアで盛岡小枝子(女子20番)と一緒にいると、野恵に会う。小夜グループ全滅を知り、喜んでしまい、野恵を怒らせ銃殺される。


女子4番・木村絢子(きむら・あやこ)

 

写真部。女子中間派グループ。
写真撮影が趣味で、いつもカメラ持参。
松嶋聡子(女子17番)と最も仲が良い。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ピッケル
kill:

なし
killed:

松嶋聡子(女子17番)
死亡話数:

19話
凶器:

ピッケル
 

西川東(男子9番)に襲われ、必死に逃げる。人間不信になる。
I=01エリアで東から隠れていると、聡子が現れる。聡子に襲いかかるが、揉みあいになっているうちにピッケルが額に刺さり死亡。

女子16番・福島里奈(ふくしま・りな)

 

部活は無所属。女子中間派グループ。
大人っぽく、グループ内の姉的存在。
母子家庭で、下に4人の弟・妹がいる。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ナタ
kill:

川口優太(男子4番)
野尻茉有(女子15番)
killed:

良元礼(男子16番)
死亡話数:

62話
凶器:

ベレッタM93R
 

I=04エリアで優太を発見。ナタで優太の首を切断し殺害。水鉄砲入手。
A=04エリアで浜本卓朗(男子11番)を襲うが、逃げられる。
G=05エリアで佐々川多希(女子6番)に出会う。ナタで背中を斬りつけ、とどめを刺そうとしたが銃声が聞こえ逃げ出す。コルトガバメント・コルトS・A・A(両方弾無し)入手。
D=03エリアで茉有を発見。襲うが、わき腹を撃たれて負傷。しかし隙を見て再び襲い掛かり、殺害。シグ・ザウエルP232入手。
D=06エリアで戎嘉一(男子2番)に襲われる。銃撃戦の末不意をつかれ腹を刺され重傷を負うが、浜本卓朗に救われる。しかし、突然礼に頭を撃たれ死亡。
家族のために帰るためやる気だった。

男子9番・西川東(にしかわ・あずま)

 

部活は無所属。男子委員長グループ。
補導歴もあるケンカ好きの不良。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

果物ナイフ
kill:

西田大輔(男子10番)
松嶋聡子(女子17番)
七瀬やよい(女子13番)
根岸法子(女子14番)
killed:

良元礼(男子16番)
死亡話数:

29話
凶器:

キャリコM950
 

出発後は学校付近で潜伏していたが、移動を開始しようとする。大輔に会うが、デイパックで頭を殴られ激怒。ナイフで首を斬って殺害。S&W M29を入手。
木村絢子(女子4番)を追い掛け回した後、I=01エリアで聡子を発見、ナイフで首を斬って殺害。ピッケルを入手。
D=01エリアでやよい、法子を発見。やよいを銃殺し、法子を刺殺。
そこで落ちている銃を発見、近づくが、それは礼の張った罠だった。全身被弾。
仲間以外を殺そうと考えていた。

男子18番・和久瑛介(わく・えいすけ)

 

軽楽部。一見真面目そうだが、実はサボリ魔。
ロックが好きで、将来はロッカーになるのが夢。
佐々川多希(女子6番)に恋心を抱いている。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

グロック19
kill:

佐々川多希(女子6番)
killed:

良元礼(男子16番)
死亡話数:

54話
凶器:

ベレッタM93R
 

I=08エリアで滞在、多希と瀧野槙子(女子9番)に会う。一度は生きる希望を無くしていたが、2人に喝を入れられ立ち直る。2人に情報を提供し、見送る。考えた末、残っている生徒に停戦を呼びかけることを決意する。
F=09エリアで天条野恵(女子12番)に会う。多希・槙子の身の危険を感じた野恵と共に中学校方向へ。
G=05エリアで瀕死の多希を発見。楽にしてやるために、多希も同意した上で心臓部を撃ち抜いた。その場を後にしようとしたとき、礼に襲われる。重傷を負うが、野恵を逃がす。もう長くないと思い、条件を出して礼に殺害された。全身被弾。

男子2番・戎嘉一(えびす・かいち)

 

読書部。一応男子文化部系グループの1人。
無口で根暗のため、ほとんど誰とも会話をしない。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

CZ M75
kill:

稲毛拓也(男子1番)
堀田勝海(男子13番)
杉江貴一(男子7番)
killed:

浜本卓朗(男子11番)
死亡話数:

67話
凶器:

ワルサーPPK
 

クラスメイトをバカにしている。愛国主義者。
F=05エリアに潜伏中、拓也に襲われるが、拓也の影でそれに気付き返り討ちにする。殺害。ダガーナイフを入手。
その後B=09で勝海が自分を見ていることに気付く。隙を突き殺害。スタンガン入手。
D=05エリアで、建物から出てきた貴一を襲う。不意打ちをくらい逃げられたが、致命傷を負わせた。
D=06エリアで福島里奈(女子16番)を襲う。銃撃戦の末、不意をついて重傷を負わせるが、卓朗に邪魔され逃げる。
B=09エリアで卓朗に襲い掛かる。とどめを刺そうとしたが天条野恵(女子12番)に邪魔される。野恵を気絶させたが、それを見て卓朗が激怒。全身に被弾し死亡。
生き残るべきは自分だ、とやる気になっている。

女子8番・瀬川小夜(せがわ・さよ)

 

吹奏楽部。小夜グループリーダー。
人懐っこいが、近藤楓(女子5番)とは犬猿の仲。
大野迪子(女子3番)と最も仲が良い。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ブローニングハイパワー9ミリ
kill:

荒川素子(女子2番)
飛鳥都(女子1番)
大野迪子(女子3番)
killed:

大野迪子(女子3番)
死亡話数:

39話
凶器:

グロック17
 

F=04エリアで根岸法子(女子14番)を発見。殺害しようとするが楓に邪魔される。銃撃戦になるが、右腕を負傷。楓が逃げ出した。
B=06エリアで迪子と素子を発見。
殺害しようと診療所へ。そこで素子に出迎えられる。素子に発砲し殺害。その後迪子と都に止められるが、それを振り払って都を殺害。迪子にも致命傷を負わすが、迪子に心臓部を撃たれる。
仲間も含め全員殺そうとしていたが、最後は自分の過ちに気づいた。

女子5番・近藤楓(こんどう・かえで)

 

吹奏楽部。楓グループリーダーで女子委員長。
大人っぽい。瀬川小夜(女子8番)とは犬猿の仲。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

S&W M19 357マグナム
kill:

月野郁江(女子11番)
平野辰紀(男子12番)
関克哉(男子8番)
killed:

なし
死亡話数:

なし
凶器:

なし
 

密かに李星弥(男子17番)に恋心を抱く。
F=04エリアで小夜に出会い銃撃戦。左肩を負傷した為逃げ出す。
C=03エリアで郁江に発見され、手当てを受けるが殺害。
J=03エリアで神田輪(男子5番)・克哉・辰紀と遭遇。3人の武器を奪うために一緒に民家に潜伏。油断した隙に辰紀を撲殺。騒ぎに駆けつけた克哉と輪を殺害しようとするが、輪に逃げられる。克哉を銃[ピーーー]る際に、星弥が自分を探していた事を知る。
放送で一緒に帰りたかった仲間が2人死んだことにショックを受け、初めて奪われた側の気持ちを知る。しかしG=10エリアで山南苑(女子21番)の死体を発見。そして、苑を殺害した天条野恵(女子12番)に出会う。マイナス思考の野恵に喝を入れ、別れる。
その後自殺しようとするが、突然現れた輪に止められる。輪に「生きることで2人に償え」と言われ、生きることを決意。
G=07エリアで休憩中、白川藍司(男子6番)に犯されかけるが、輪に助けてもらった。
D=06エリアで浜本卓朗(男子11番)と野恵と合流。話し合いの途中で良元礼(男子16番)に手榴弾を投げられ、爆風で吹き飛ばされた。卓朗と共に礼と銃撃戦を繰り広げるが、腹部を負傷する。その後プログラム終了まで隠れていた。
輪の最期の言葉に従い、立派に生きることを決意した。

女子9番・瀧野槙子(たきの・まきこ)

 

吹奏楽部。女子中間派グループ。
おっとりしていて優しい。成績はクラス2位。
真木頼和(男子14番)に恋心を抱いている。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

コルトS・A・A
kill:

三木総一郎(男子15番)
killed:

シゲキ(軍人)
死亡話数:

50話
凶器:

ウージーサブマシンガン
 

合流した佐々川多希(女子9番)と共に天条野恵(女子12番)を探すために移動を始める。
C=03エリアで頼和の殺害現場を目撃。怒りと悲しみから総一郎を殺害してしまう。
学校襲撃作戦を計画。
I=08エリアを訪れ、和久瑛介(男子18番)に会う。情報を得、瑛介に喝を入れ別れる。
E=06エリアで探し物をするために管理事務所へ入ると、そこで浜本卓朗(男子11番)に会う。卓朗の態度に怒った多希と共に説教(?)をし、卓朗を立ち直らせた。
その後火炎瓶を作り、G=05エリアに到着、プログラム破壊作戦開始。しかし、政府にバレていたため、シゲキ(軍人)たちに見つかる。銃撃戦を繰り広げていたが、このままでは自分たちが危険だと判断し、自分を囮に多希を逃がす。シゲキによって全身被弾するが、シゲキたちに火をつけた。

女子12番・天条野恵(てんじょう・のえ)

 

テニス部。女子中間派グループ。
誰とでも気軽に話せる性格。成績はクラス3位。
浜本卓朗(男子11番)と付き合っている。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

携帯電話(情報)
kill:

岡哲平(男子3番)
小路幽子(女子7番)
山南苑(女子21番)
盛岡小枝子(女子20番)
killed:

なし
死亡話数:

なし
凶器:

なし
 

出発直後に平野辰紀(男子12番)に出会うがすぐに別れる。カッターナイフを所持。
H=03エリアで武田紘乃(女子10番)が哲平に殺害されているのを目撃。哲平をカッターで刺した後、紘乃の武器で銃[ピーーー]る。その後情報を得、移動開始。ベレッタM8000・鎖鎌を入手。
I=05エリアで幽子を発見。決闘の末銃殺。謎の鉄板を入手
G=10エリアで小枝子・苑を発見。恨みがあるために殺害しようと向かう。迷っていたが、2人の発言に激怒、苑を殺害した後、小枝子を追い掛け回し、銃殺。イングラムM11を入手。しかし、目的を無くし、今まで自分のやってきたことの無意味さを悟る。
近藤楓(女子5番)に出会う。楓に喝を入れられ立ち直る。卓朗や佐々川多希(女子6番)たちを探すために別れる。
F=09エリアで和久瑛介(男子18番)に会う。多希たちの作戦を知る。多希たちの身が危ないと、瑛介を連れて中学校方向へ。
G=05エリアで瀕死の多希を発見。看取る。良元礼(男子16番)に襲われるが、瑛介に逃がしてもらう。
F=09エリアで白川藍司(男子6番)に襲われる。殺されそうになったときに礼に救われる。礼に卓朗の場所を聞き、そこへ向かう。
B=09エリアで戎嘉一(男子2番)に襲われている卓朗を発見、救おうとするが攻撃を受け気絶するが、卓朗との再会を喜ぶ。
B=06エリアでブローニングハイパワー9ミリを入手。
D=06で神田輪(男子5番)と楓に出会う。話し合いの途中で礼に手榴弾を投げられ、爆風で吹き飛ばされる。肋骨を骨折、右足を捻挫。 その後礼に撃たれ、右腕・腹部負傷するが、生き残ることが出来た。
生きて殺した人たちに償っていくこと・卓朗を支えることを誓った。

男子7番・杉江貴一(すぎえ・きいち)

 

バレーボール部セッター。男子院長グループ。
ぼーっとしているが、高身長・優しい性格・容姿から女子に人気。
相模晶(故・千葉県船海市立船海第二中学校3-5女子6番)に恋心を抱いていた。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

針金ハンガー
kill:

なし
killed:

戎嘉一(男子2番)
死亡話数:

59話
凶器:

CZ M75
 

D=05エリアに潜伏中、嘉一を発見。逃げようとしたが見つかり、腹に2発被弾。それでも不意打ちを食らわせ逃げたが、まもなく失血死。

男子13番・堀田勝海(ほった・かつみ)

 

バスケットボール部。男子委員長グループ。
クラス1騒がしいが、心優しく正義感が強い。
他クラスに彼女がいる。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

スタンガン
kill:

なし
killed:

戎嘉一(男子2番)
死亡話数:

32話
凶器:

ダガーナイフ
 

B=09エリアで嘉一を発見、仲間にしようとするが後ろに回りこまれ、ナイフで首を刺され死亡。

男子13番・堀田勝海  死亡

女子4番・今村草子(いまむら・そうこ)

部活は無所属。不良グループ副リーダー。
常に凶器を携えている。体力は人並、頭は良くない。
江原清二(男子3番)とは小学生の頃からの仲で、唯一心を開ける存在。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

江原清二(男子3番)
支給武器:

ミニウージー
kill:

湯中天利(女子17番)
雪倉早苗(女子16番)
killed:

江原清二(男子3番)
死亡話数:

52話
凶器:

グロック19
 

E=05エリアで清二を殺しかけていた天利を銃殺。口げんかをしつつ、南へ向かう。
D=05エリアで水城凛(女子13番)・土方涼太(男子13番)と遭遇。凛をゲームに誘い対決。凛に重傷を負わせたが、催涙スプレーによって戦闘不能になり敗北。
E=07エリアで宇津晴明(男子2番)・結木紗奈(女子15番)・早苗に会う。早苗を刺殺。グロック19入手。
F=05エリアで都竹航(男子11番)に襲われる。油断した隙に腹を刺される。痛みから解放されるため、清二に頼んで殺してもらった。
ゲームに乗っていた。

草子ちゃん好きでした。それにしてもゲーム好きなんて設定なかったのに(汗
本当はもっと清二君と一緒にいてほしかったんですが・・・ここで退場です。
凛ちゃんの件も併せて、敗因は油断ですかね。
 (by kai様)

女子2番・赤木明子(あかぎ・めいこ)

バレーボール部リベロ。低身長。
いつも明るく元気ではじけている。
水城蓮(男子16番)に恋心を抱いている。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

水城蓮(男子16番)
支給武器:

花火セット
kill:

なし
killed:

水城蓮(男子16番)
死亡話数:

11話
凶器:

シグ・ザウエルP230
 

出発直後、突然蓮に銃を向けられる。左胸部に被弾しながらも必死に逃げようとするが、力尽きる。

この子も可哀相な子ですよね。
好きな人に突然殺されて、思いは全く届いてなくて・・・
明るさの欠片もありませんでした(苦笑
 (by 水金翔)

男子16番・水城蓮(みずき・れん)

吹奏楽部。病弱で運動は不得意。
水城凛(女子13番)の双子の弟。
可愛らしい容姿から、女子に見間違えられることが多い。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

赤木明子(女子2番)
支給武器:

シグ・ザウエル P230
kill:

赤木明子(女子2番)
高原椎音(女子8番)
藤村優(女子10番)
killed:

日向翼(男子14番)
死亡話数:

60話
凶器:

シグ・ザウエル P220
 

出発直後に明子を銃殺。
姉・凛と生き残るためにやる気になるが、病気になり診療所で睡眠をとる。
診療所を椎音が訪れ、油断させて銃殺。ワルサーP99入手。
C=06エリアで優を殺害。その後凛と再会。喜んでいたが、その時翼が発砲。凛をかばい死亡。

 

弟思いの姉思いな子。個人的には好きでした。
姉と生きるために殺し回ったことに罪悪感を少しも感じてなかった蓮君。
それはいきすぎですけど家族への愛のなせる業。悪くはないんじゃないですか?
 (by 水金翔)

女子12番・牧山久美(まきやま・くみ)

バドミントン部。県長の娘。
優しい性格・可愛らしい容姿から人気がある。少し臆病。
他クラスに彼氏(八杉満)がいる。

 

以下ネタバレです、白黒反転させると読めます。

ペア:

朝倉伸行(男子1番)
支給武器:

ボウガン
kill:

朝倉伸行(男子1番)
小泉洋子(女子6番)
宮脇一希(男子19番)
killed:

江原清二(男子3番)
死亡話数:

62話
凶器:

ミニウージー
 

満のもとへ帰るためにやる気になる。
出発直後、伸行を殺害。
C=06エリアで一希と洋子を発見。殺害。手榴弾入手。本人は自覚していないが、狂いかけている。
D=07エリアで清二と会う。清二を殺そうとするが、清二に圧倒され、頭部に被弾し死亡。

 

彼氏のためにやる気になってみました。
狂いかけの状態じゃなく、完全に狂っていれば、江原君相手でも勢いでどうにかなったかもしれないし、ならなかったかもしれないし。
 (by 船木崇史様)

女子1番・相原香枝(あいはら・かえ)

陸上部。元文化委員長。
お人よしのために他人に押されている感じがある。
実月裕太(男子18番)とは幼馴染。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

実月裕太(男子18番)
支給武器:

釣り糸&軍手
kill:

実月裕太(男子18番)
killed:

都竹航(男子11番)
死亡話数:

44話
凶器:

シグ・ザウエルSP2340
 

E=07エリアに裕太と潜伏していたが、裕太の冷たい態度に激怒。自分が殺されると考え、裕太を絞殺。スタンガン入手。
これ以上誰も殺さずに生き残る事を決意。
C=05エリアに潜伏していたが、隣の家から銃声が聞こえ、逃げ出した。それが原因で航に見つかり、頭部に被弾し死亡した。

この子もうちょっと引っ張るべきだったかも・・・
お人よしだったか?とかいうツッコミはご遠慮願います(をい
実はこの子も女子委員長だったんですけど、優ちんに譲りました(苦笑
 (by あいすくろー様)

女子3番・朝霧楓(あさぎり・かえで)

部活は無所属。少々クールな性格。
友達は多い方だが、いまいち溶け込めていない。
運動神経・頭脳共に人並み。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

土谷和(男子10番)
支給武器:

ピコピコハンマー
kill:

なし
killed:

江原清二(男子3番)
死亡話数:

75話
凶器:

ミニウージー
 

D=10エリアで森川達志(男子20番)・藁路文雄(男子22番)ペアと合流。脱出計画に同意。
文雄と共に材料探しへ。文雄から過去の話を聞く。
C=09エリアで鳥江葉月(女子9番)を救う。
禁止エリア指定のため、移動開始。
C=08エリアで笠原飛夕(男子5番)・金坂葵(女子5番)に襲われる。和たちを逃がし、文雄を助けようとしたが遅かった。文雄の死を見取った。コルト・ロウマン、イングラムM11入手。
E=05エリアで清二に襲われる。清二にすべてを託し、事切れる。

お気に入りの女の子でした。本当は虐待の記憶はプログラム内で徐々に蘇る、って感じだったんですが・・・最初から覚えていてもらいました。。
別にワラ君のことを男として好きなんではなくて、同じ親のいない人間として尊敬できて「好き」という感じなんですよ。 ・・・クールというより怖いもの知らずでした(苦笑
 (by hiro0201様)

男子11番・都竹航(つづき・わたる)

部活は無所属。不良グループ盗み専門。
成績優秀、運動神経はそこそこ。感情がない。
いつも高原椎音(女子8番)と行動を共にしている。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

楠本章宏(男子7番)
支給武器:

シグ・ザウエル SP2340
kill:

新藤鷹臣(男子8番)
楠本章宏(男子7番)
相原香枝(女子1番)
killed:

なし(自殺)
死亡話数:

57話
凶器:

毒薬
 

C=06エリアに潜伏していたが、鷹臣に襲われる。隠れていたが、鷹臣と章宏が和解するのを見、隙を突いて射殺。椎音と共に生き残るためにやる気になる。毒薬・バタフライナイフ・S&W M686入手。
C=05エリアで土方涼太(男子13番)・水城凛(女子13番)を襲う。とどめをさそうとしたが、椎音らしき人を発見し、追いかけるが、香枝だった。射殺。スタンガン入手。
F=05エリアで江原清二(男子3番)・今村草子(女子4番)を急襲。草子に致命傷を負わせ、その場を去る。
G=05エリアで椎音の死体を発見。失って初めて椎音が好きだったことを悟る。『ずっと一緒にいてほしい』という椎音の望みを叶えるため、毒を飲んだ。

 

航君でした。最期には絶対表情を取り戻してほしかったんで、こういうことで。
ちょっと人気があってくれて嬉しかったです、私も好きな子だったんで。
恋人を別れさせたり、最強の人を本気にさせたりと余計なこともしてくれちゃいましたが(笑
自分の乏しい語彙力を呪いましたね、マジで。
 (by 水金翔)

女子9番・鳥江葉月(とりえ・はづき)

吹奏楽部。大人しく度胸がないが、優しい。
昔男子にからかわれていた事が原因で、男子恐怖症。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

水原翔(男子17番)
支給武器:

防弾チョッキ
kill:

なし
killed:

なし
死亡話数:

なし
凶器:

なし
 

翔と共に行動。翔に心を開きかける。
E=05エリアで西野葵(男子12番)の死体を発見、嘔吐。陸社(男子6番)・依羅ゆた(女子18番)と会うが、すぐに別れた。
D=08エリアで笠原飛夕(男子5番)に襲われる。翔に逃がされD=10エリアへ逃げる。再び飛夕に襲われるが、森川達志(男子20番)・朝霧楓(女子3番)に救われる。
C=08エリアで翔と再会。藁路文雄(男子22番)たちの脱出作戦を手伝うことに。禁止エリア指定のため移動開始。
飛夕・金坂葵(女子5番)に襲われるが、楓に逃がされる。土方涼太(男子13番)を探すことに。
E=04エリアで涼太たちに会う。曽根崎凪紗(ADGI)によって首輪を細工される。
E=05エリアで政府に襲われる。井上稔(ADGI)と共に本部に向かい、突入。プログラムを終わらせた。

途中から最終兵器彼女化してしまいましたね;;
護ってもらうばかりの女の子は正直好きではないのですが、葉月ちゃんは書いているうちにだんだん好きになっていきました☆
 (by さえ様)

女子5番・金坂葵(かねさか・あおい)

部活は無所属。
小さい頃にイジメにあい、人を信用できなくなった。
クラスに親しい人はいない。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

矢口宗樹(男子21番)
支給武器:

ブローニング・ベビー
kill:

矢口宗樹(男子21番)
笠原飛夕(男子5番)
藁路文雄(男子22番)
依羅ゆた(女子18番)
土谷和(男子10番)
killed:

水原翔(男子17番)
死亡話数:

77話
凶器:

ベレッタM1934
 

出発直後、宗樹に襲われる。戦闘の末、宗樹を殺害。自分の存在を示すためにやる気になる。文化包丁入手。
D=05エリアで睦月麻(女子14番)らを発見。殺害しようとしたが、曽根崎凪紗(ADGI)のマシンガンに怯み、逃げ出す。
C=08エリアで飛夕を銃殺。それを見て逆上した文雄を刺すが、とどめを刺そうとしたところで朝霧楓(女子3番)に邪魔され逃げ出す。Vz61スコーピオン入手。
E=05エリアでゆたを発見。銃で襲った後、文化包丁で刺殺。
E=04エリアで和を発見。逃げられそうになるが銃殺。矢印を追う。その先にいた翔・鳥江葉月(女子9番)を襲うが、翔に頭部を撃たれ死亡。

自分の存在を示すために犯罪を犯す、これは子供の犯罪心理らしいですね。今日の朝ニュースで知りました。12歳の子がねぇ・・・いやいや、それは置いといて。
もっと早く葉月ちゃんなり別の人なり言っていれば、もっと違う結果があったかもしれないですね。可哀想な子です。。
 (by 山下柳様)

男子3番・江原清二(えばら・せいじ)

部活は無所属。不良グループリーダー。
ケンカが強く、運動神経は抜群。学力は人並。
今村草子(女子4番)とは小学生の頃からの仲。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

今村草子(女子4番)
支給武器:

ジェリコ941
kill:

遠藤圭一(男子4番)
福屋和行(男子15番)
宇津晴明(男子2番)
結木紗奈(女子15番)
今村草子(女子4番)
牧山久美(女子12番)
陸社(男子6番)
朝霧楓(女子3番)
killed:

春野櫻(軍人)
死亡話数:

84話
凶器:

マシンガン(種類は不明)
 

E=05エリアで圭一・湯中天利(女子17番)を襲撃。圭一を殺害し、天利も殺害しようとしたが、隙を作って形勢逆転されるが、草子に救われた。日本刀・フリッサ入手。
D=05エリアで土方涼太(男子13番)・水城凛(女子13番)と遭遇。涼太を人質に取り草子と凛の戦いを見守った。
E=07エリアで晴明・紗奈・雪倉早苗(女子16番)に会い、ゲームで晴明を刺殺、残った紗奈を銃殺。双眼鏡入手。
F=05エリアで都竹航(男子11番)に襲われ、油断した隙に草子に致命傷を負わせてしまう。草子に頼まれ、草子を射殺。
D=07エリアで久美を発見し尾行。射殺。手榴弾入手。
真剣にプリグラムに乗る。
E=06エリアで社と依羅ゆた(女子18番)を発見。社を銃殺。ベレッタM8000入手。
E=05エリアで楓を襲う。楓にすべてを託され、水原翔(男子17番)たちの後を追うことにした。コルト・ロウマン入手。
E=04エリアで翔たちを発見。井上稔(ADGI)の説得(脅し?)により脱出計画を手伝うことに。
E=05エリアで政府に襲われる。右足骨折。その場に残り応戦。凛たちを守って生きる自信を得るために1人戦うが、櫻によって射殺。最期は手榴弾により相打ちに持ち込んだ。

 

最初は楽しんで、途中から本気になって、最期は守るために戦って…心境の変化の激しい子でした(汗
誰よりも人を殺し、そのことに悩み、守るために散った子でした。好きでした。
 (by kai様)

女子14番・睦月麻(むつき・あさ)

部活は無所属。男勝りで勝気で無鉄砲。
運動神経抜群で身長も高く、女子にもてる。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

鈴原架乃(女子7番)
支給武器:

探知機
kill:

なし
killed:

渦巻鳴門(軍人)
死亡話数:

90話
凶器:

手裏剣
 

F=03エリアに潜伏していたが、誰かが近づいてくるのを察し、逃げようとした。高原椎音(女子8番)に襲われ、逃げる。
E=01エリアで井上稔(ADGI)・曽根崎凪紗(ADGI)に会い、首輪を壊してもらった。
仲間を探していた時に金坂葵(女子5番)に会う。信じない葵にショックを受けた。殺されそうになった所を稔に助けられ、稔に恋心を抱き始めた。
E=05エリアで政府に襲われる。稔と共に本部に向かい、突入。必死に戦ったが、渦巻鳴門(軍人)に刺された。失血死。

 

最初にミノたちに会ったのにも拘らず生き残れませんでした。
政府相手にマシンガンをブッ放し続けた麻ちゃん、ある意味無鉄砲(汗
こういう子、大好きですよ。女子高でモテるタイプですね☆
 (by あいすくろー様)

男子19番・宮脇一希(みやわき・かずき)

卓球部。大らかな性格。
女子からの人気がそこそこあるが、本人は片思い中。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

ペア:

小泉洋子(女子6番)
支給武器:

手榴弾2個
kill:

なし
killed:

牧山久美(女子12番)
死亡話数:

49話
凶器:

ボウガン
 

藤村優(女子10番)に片思いしている。

D=06エリアで楠本章宏(男子7番)・新藤鷹臣(男子8番)の死体を発見し、衝撃を受ける。優の身を案じ、探そうとするが、久美に洋子とを殺され激怒。自分も額に矢を受け死亡。

鈍感で無神経でしたね(をい
洋子ちゃんの前で好きな人暴露してます、なんでやねん。
大らか・・・じゃなかったですね、スイマセン・・・
 (by 船木崇史様)

女子1番・東ちとせ(あずま・ちとせ)

部活は無所属。女子不良組。
いつもぼーっとしていて何事にもやる気が感じられない。
普段はまったり口調だが、キレると口調が一気に変わる。

身長/159cm
愛称/ちとせ、ちとせちゃん

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★☆☆☆☆

★★★★☆

★★★★☆

★★★★☆

★★☆☆☆

★☆☆☆☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

フライパン
kill:

なし
killed:

上総真央(女子4番)
死亡話数:

33話
凶器:

S&W M36 チーフススペシャル
 

G=03エリアでやる気なくぼーっとしていたところに荒れている真央が現れる。普段見たことのないような真央の様子に興味を持ち、真央の神経を逆撫でた。結果、全身に被弾し死亡。

 

しかし人の不幸に興味を持つとはいけない子ですね、この子は。
改稿前よりも早い退場になってしまいましたが、ちとせ好きですよ。
暴れさせられなかったのがちょっと残念ですが・・・

女子2番・上田昌美(うえだ・まさみ)

家庭科部。ゲーム組。
内気な性格で、人と関わる事が苦手。
クラス1小柄で目立たない。

身長/146cm
愛称/昌美

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★☆

★☆☆☆☆

★★★★☆

★★☆☆☆

★★☆☆☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

アイスピック
kill:

中田智江子(女子12番)
天道千夏(女子10番)
killed:

近原公孝(男子9番)
死亡話数:

52話
凶器:

Vz61 “スコーピオン”
 

因幡彰人(男子2番)に恋心を抱いている。

G=04エリアで智江子と遭遇。智江子の小刀で刺殺。小刀入手。<12話>

D=06エリアに潜伏していたところに、彰人・大塚豊(男子3番)に発見される。自分のことを何とも思っていない彰人に怒り攻撃するが、彰人の態度に殺害を断念。別れた後、自分のやり方に疑問をもつ。<35・36話>

I=05エリアで恐怖に駆られ背後から千夏を襲撃、殺害する。相模晶(女子6番)にそのことを詰問された。<44・45話>

自分の今までのことを悩んでいたが、「自分は悪くない」という決断を下す。そこを近原公孝(男子9番)・谷口まどか(女子8番)に発見され、襲い掛かるが、公孝に諭され、生き続けることを決意。しかし、突然上総真央(女子4番)に襲われる。逃げる途中で真央に撃たれそうになったが、まどかを盾にして凌いだ。しかし、それが公孝の怒りに触れ、全身を撃たれて死亡。<51・52話>

 

改稿前に比べて考えをつなげた・・・つもりです。悩みがうまく表現できていればいいなぁ。
最後は、人を庇うシーンはよく見るので、逆に人を盾にして死を逃れようとするという行動を書いてみました、いかがでしょう。

女子7番・白鳥里子(しらとり・さとこ)

バスケットボール部。女子主流派グループ。
陽気な性格で、クラスのムードメーカー。
特技は早食いで、その結果ぽっちゃり体型になってしまった。

身長/160cm
愛称/里子、里子ちゃん、しらちゃん、しら子

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★☆☆

★★★★★

★★★☆☆

★★★☆☆

★★★☆☆

★★☆☆☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

Vz61(スコーピオン)
kill:

なし
killed:

滝川渉(男子8番)
死亡話数:

19話
凶器:

ミニウージー
 

安藤悌吾(男子1番)のことが好き。

F=03にて潜伏していたが、渉に襲われる。野島三奈子(女子15番)が殺害されたことにより腰が抜ける。谷口まどか(女子8番)・近原公孝(男子9番)と共に逃げようとするが、頭部に被弾。<第19話>

 

陽気な子のはずなのに、晶嫌いっ子になってました。
いや、そのつもりではありましたが。
裏話として、部活ではレギュラーになれず、それも含めて晶に嫉妬していました。

女子15番・野島三奈子(のじま・みなこ)

バスケットボール部。女子主流派グループ。
口調はきついが、性格が悪いわけではない。
時に後先考えずに行動してしまう事もある。

身長/163cm
愛称/三奈子、三奈子ちゃん、三奈ちゃん、みぃちゃん、みぃ子

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★☆☆☆

★★★★★

★★☆☆☆

★★★★★

★★★☆☆

★★☆☆☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ブーメラン
kill:

なし
killed:

滝川渉(男子8番)
死亡話数:

19話
凶器:

ミニウージー
 

瀬戸口北斗(男子6番)が好き。

F=03エリアにて潜伏していたが、渉に襲われる。運悪く全身に被弾し死亡。<第19話>

 

この子も性格が悪くないワリには悪さしかでてない・・・
まぁね、皆1人くらいはそういう子がいるんじゃないですかね(ヤな話だなぁ)。
改稿前に比べたら、里子と順番が入れ替わった&まどかを巻き込まなかった感じ。

女子14番・沼井千尋(ぬまい・ちひろ)

陸上部。女子主流派グループ。
冷静沈着で、グループ内の姉的存在。
普段は穏やかな空気を纏っているが、本気になると一変するらしい。

身長/161cm
愛称/千尋、千尋ちゃん、千尋サン
特記/二松千彰(男子15番)とは幼馴染

能力値

知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★★★★★

★★★★☆

★★★★☆

★★★★☆

★★☆☆☆

★★★★☆
 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ブローニング・ベビー
kill:

なし
killed:

滝川渉(男子8番)
死亡話数:

23話
凶器:

ミニウージー
 

安藤悌吾(男子1番)に恋心を抱いている。

G=04エリアにて潜伏していた。悌吾に会いたいと願う。茂みの中にいた人物とコンタクトを取ろうとしたが、背後から渉に襲われる。逃げようとするが全身に被弾、死亡。<23話>

 

おっとりさんのはずが、あんまりおっとりしていなかったかな、と後悔。
色んな人を羨ましがりながら死んでしまったけど、人のことが羨ましく感じるのは人の性かな、と思います。

担当教官・坂ノ下愛鈴(さかのした・あいりん)
29歳 159cm/48kg

まったりというか今時というか…語尾が伸びる口調。
声は結構高い感じ。
細かいところは話の中で出てくるので書きません。

 

軍人・野田浩毅(のだ・ひろき)
34歳 176cm/68kg

見ての通り、話の中の通り、無愛想で冷徹。
低い声でボソボソ喋るので、結構聞き取りにくいかも。
ワリと筋肉質。 元・野球少年。
好きな食べ物は実は甘いもの。
表には出さないが、可愛いものも好き(出してますね、少し/汗)

 

軍人・木下亨(きのした・とおる)
28歳 172cm/63kg

真面目に責務をこなす人。
仕事中は声を作っているが、普段はやんわりとした声。
いつも冷静で、常に周りを見ることができる。
趣味の読書が祟って(?)、やや近眼、コンタクトは目に合わないのでできない。
こう見えても軍人、運動能力は高い。

 

軍人・渡部響也(わたなべ・きょうや)
27歳 180cm/73kg

大阪生まれの大阪育ち、高校を卒業して関東に出てきた。
明朗活発で、精神年齢は恐らく中学生と大差ない。
あまり低くない声だが、いつもテンションが高いので高く聞こえる。
野田は大の苦手、木下は良い友人。
最も体格がいい、元ラグビー部。

禁 止 エ リ ア

1日目(5/27)

2日目(5/28)

3日目(5/29)

AM7:16~ E=05

PM1:00~ E=02

PM3:00~ B=08

PM5:00~ H=03

PM7:00~ D=04

PM9:00~ G=02

PM11:00~ B=09

AM1:00~ E=06

AM3:00~ H=01

AM5:00~ E=09

AM7:00~ D=06

AM9:00~ H=05

AM11:00~ F=03

PM1:00~ B=03

PM3:00~ C=06

PM5:00~ G=05

PM7:00~ H=07

PM9:00~ F=07

PM11:00~ C=09

AM1:00~ E=08

AM3:00~ H=06

AM5:00~ D=02

男子16番・良元礼(よしもと・れい)

 

柔道部。男子委員長グループリーダー。委員長。
ケンカはクラス最強。
授業をサボるが、成績はクラス4位。

 

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器:

ベレッタM93R
kill:

森秋乃(女子19番)
向井あずさ(女子18番)
若狭恵麻(女子22番)
李星弥(男子17番)
西川東(男子9番)
和久瑛介(男子18番)
福島里奈(女子16番)
白川藍司(男子6番)
神田輪(男子5番)
killed:

浜本卓朗(男子11番)
死亡話数:

73話
凶器:

ワルサーPPK
 

今回のプログラムで死神に任命される。

G=05エリアで小夜グループを発見。秋乃、あずさ、恵麻を殺害するが、残りを逃す。キャリコM950入手。
D=08エリアで星弥を発見。殺害。
D=09エリアで輪、関克哉(男子8番)、平野辰紀(男子12番)を殺害しようとするが逃げられる。
D=01エリアで東を発見。罠を張って銃殺。その後卓朗に遭遇し、殺害しようとするが弾切れで逃げられる。S&W M29・果物ナイフ・サバイバルナイフを入手。
G=05エリアで瑛介と天条野恵(女子12番)を発見し、襲う。野恵には逃げられるが、瑛介を殺害。瑛介を弔った後卓朗と再会。瑛介との約束を守り、逃がす。グロック19を入手。
D=05エリアで偶然杉江貴一(男子7番)の最期を看取る。銃声を聞きその方向へ向かい、D=06エリアで里奈を殺害。一緒にいた卓朗を逃がす。
F=09エリアで野恵と藍司を発見。藍司を殺害し、野恵に卓朗の居場所を伝える。
最終決戦で手榴弾で残った4人を襲い、それぞれに深手を負わせた。野恵と輪を撃った事に激怒した卓朗に反撃され、胸部に被弾し死亡した。

ID;『0b4jnpah0』 46件も埋めやがって・・・
最初続きかと思ったぞ・・・
まさかあの荒らしで有名な『えふ』か!

『えふ』(よく荒らしまくる人)か?とか行っちゃったけど
本のスレ中に別作スレをやるのはやめましょうよ・・・
知らない人はとってマジで荒らしに見えるから・・・

リップル「でぃえぇぇっ!!」ブンッ

クラムベリー「……さっきからちょこまかと……!」

ガキッ

クラムベリー「(リップルが狙っているのは、やはりトップスピードとの戦いのダメージが残っている左腕か……)」

リップル「潰れろっ!」ヒュンッ!


『下駄』
リップルのコスチュームのとても固い下駄、鋼鉄も砕けるよ。


クラムベリー「(この程度の打撃なら余裕で防ぎきれる……)」

ガキッ!

リップル「まだだっ!」チャキッ


『脇差』
リップルのコスチュームの、刀身の短い刀。長さ以外は忍者刀と同じ性能だよ。


リップル「」ブンッ ブンッ

クラムベリー「単純な攻撃では無駄な事だと、まだ分かりませんか?」

ガキンッ!

リップル「」モゴモゴ……

クラムベリー「(口の中で舌を動かしている、そして僅かだが金属音……)」

リップル「」ビュンッ!

『含み針』
忍者らしい目つぶしのための武器だよ。

クラムベリー「(含み針……顔を動かせば)」ヒョイッ

含み針「」ギュイーン!

クラムベリー「っ」

チクッ!

クラムベリー「……あなたの飛び道具は百発百中、でしたね」ダラッ……

リップル「こいつ、まだ見えているのか?」

クラムベリー「いいえ、片目が見えづらくなり大変不愉快ですよ」ブンッ

リップル「チッ!」

ガキッ!

クラムベリー「例え両方の目をつぶされても、耳がある以上私には何の問題もありませんが……」


スノーホワイト「リップルっ!」

リップル「!?」

アリス「」ダッ!

クラムベリー「次はハードゴア・アリス、あなたが相手ですか?」

スノーホワイト「リップル……私の事、信じてくれたんだ」

リップル「そんな事より、なんでここに来たんだ!? クラムベリーは私が倒すから早くここから逃げて!」

スノーホワイト「私はクラムベリーとファヴに、どうしても聞かないといけないことがあるの!」

リップル「こいつはそんな甘い事言ってられる相手じゃないんだ! 話し合いなんてできない!」

クラムベリー「その通り、今さら言葉など不要でしょう」ガシッ!

アリス「!」

クラムベリー「不死身のあなたは後回しです、ダム池の中でお待ちください」ポイッ

ヒュー…………

スノーホワイト「ア、アリスッ!」

クラムベリー「そして、言葉同様に、弱い魔法少女もー」

リップル「スノーホワイト逃げて!」

スノーホワイト「っ!?」

クラムベリー「不要!」


ブクブク……


スノーホワイト「!?」

スイム「……」ブンッ!

クラムベリー「……」ヒョィッ!

スイム「……やっぱりクラムベリーには、私の攻撃じゃ当たらない」

クラムベリー「(動きの鈍いスイムスイムにしては攻撃が鋭かった……薬を使っていますね)」

クラムベリー「それにしても、あなたは何の用で来たのですかスイムスイム」

スイム「……クラムベリーはスノーホワイトを殺そうとした、だから攻撃した」

クラムベリー「別にスノーホワイトはあなたの部下ではないでしょう」

スイム「そうだけど、スノーホワイトはまだ作戦には必要、だから今殺されたら困る」

スノーホワイト「スイムスイム……」

スイム「スノーホワイトはここから離れて、早くファブから情報を聞き出して」グイッ

スノーホワイト「えっ?」

スイム「クラムベリーは話す気がない、戦うつもり、これ以上はダメ」

スイム「全力でここから離れて、早く」

スノーホワイト「わ、分かった!」ダッ

スノーホワイト「はぁ、はぁ……」ダッダッ

クラムベリー「……皆で弱い魔法少女を生かそうとする」

クラムベリー「弱い魔法少女は、試験を生き残るべきではない」

クラムベリー「いや、弱い魔法少女が生き残る試験が間違っているのです……!」

『いやだ……僕はこんな事がしたくて魔法少女になったんじゃない』

スノーホワイト「っ!?」ビクッ

クラムベリー「(スノーホワイトは必ずここで落とす)」

リップル「この声は……」

スイム「……ラ・ピュセルの声?」

ラ・ピュセル『でも、殺し合いなんて……』

リップル「なんで今あいつの声が聞こえるんだ!」

スイム「……クラムベリーの魔法は音を操る魔法」

ラ・ピュセル『だからクラムベリー、お前の様な者は、魔法少女と認めない!』

スイム「……魔法少女、ラ・ピュセルもスノーホワイトも同じタイプ」

スノーホワイト「……まさか……クラムベリー、あなたは……!」

ラ・ピュセル『………………こゆ、き』
車『キキーッ!』


『グチャッ』


クラムベリー「これが彼女、いや彼の最期です、スノーホワイト」

スノーホワイト「……ぁあああああああっっ!!」シュダッ

イム「……!」

クラムベリー「(予想通り、こちらに向かってきた……!)」

リップル「クラムベリー貴様ぁぁぁっっ!!」ブンッ!

クラムベリー「リップル、俊敏性に優れたあなたは容易に私の打撃を防げるでしょう」ゲシッ

ガキンッ

クラムベリー「ですが、あなたとの距離を離すにはこれで十分」

リップル「ぐっ……」ズサーッ!


スノーホワイト「うわあああああああぁっ!!」

スイム「だめ、もどって」ガシッ

スノーホワイト「離してっ!! あいつがラ・ピュセルを、颯ちゃんを!」

スイム「スノーホワイトの役割は戦うことじゃない」

スノーホワイト「あなたいつも私に何もしないとか、戦わないとか言ってたでしょ!!」

スイム「言ったのは今じゃない」

スノーホワイト「どうしていつもいつもっ! 私がやりたい事と反対のことばかり言うの!?」

スイム「……私もスノーホワイトにそう言いた―」

クラムベリー「よそ見をしている余裕がおありですか?」

スノーホワイト「っ!」

リップル「スノーホワイトっ!!」

クラムベリー「(もう遅い、『内部破壊音』で頭の中身を吹き飛ばす―!)」スッ……


ドゴォォォォッ!

クラムベリー「……」

スノーホワイト「ぁ……ぁ……」

スイム「……」

クラムベリー「……これは」


スイム「ゲホッ、ゲホッ!」ビチャァッ!

クラムベリー「どういうつもりですかスイムスイム……ちっ!」

手裏剣「」バキッ

リップル「よそ見をしているのは貴様もだろう!!」

シュダッ

アリス「泳ぐのには、慣れました……」

クラムベリー「……ハードゴア・アリスも戻ってきましたか」

アリス「……」ダッ


スイム「う、が、ぐっ……ぁ……ぃ」ダラダラ……

スノーホワイト「スイムスイムッ!」

スイム「……ぅ……ぁ」ダラダラ

スノーホワイト「口だけじゃなくて目と耳からも血が……し、止血しない―」

ガシッ

スノーホワイト「!」

スイム「……もう一度、言う」ダラダラ……

スイム「全力で、ここから、離れて……ゲホッ!」ビチャッ!

スノーホワイト「何でこんな事!?」

スイム「……言った事忘れるのが早い、たまみたい」

スイム「私がリーダーで、スノーホワイトが、作戦に必要だから」

スイム「ここから、離れて」

スイム「……お願い」

スノーホワイト「……っ」

シュタッ!

スイム「……やっと行った」

スイム「……音で攻撃されるの、少し慣れたかも……」ヨロッ

スイム「ピーキーエンジェルズ……準備できた?」

ミナエル「ちょっと待ってよ、これ地味に重いんだから!」パタパタ

大型扇風機「」ブォーン……

ユナエル「そこらへんの工場で100%OFFセールだったから、つい持って来てみた」パタパタ

ミナエル「盗んだんじゃない!」

ミナエル「すぐ壊されるのがオチだと思うけど、自分で扇風機に変身するよりはマシ……」チラッ


スイム「……ぅ……おえぇっっっ……」ビチャビチャ

ミナエル「なんで戦う前から満身創痍なの!?」

ユナエル「マジゲロイン!」

スイム「痛いだけじゃなくて気持ち悪くなってきた……」ダラダラ……

ミナエル「大丈夫スイムちゃん!?」

スイム「……大丈夫、問題ない」フラッ……

ユナエル「いや、どう見てもアウトでしょ」

スイム「……作戦の、私の役割は攻撃じゃない、だから大丈夫」

ユナエル「マジクール……って言いたいところだけど」

ミナエル「もうちょっと自分を大事にしなさいよ!」

スイム「大丈夫……」

スイム「これは、チーム全員で生存するためだから」

ミナエル「……ならいいけど」

スイム「ウィンタープリズンとシスターナナは?」

ユナエル「まだみたいだね」

スイム「……しょうがない、早く来てくれると嬉しいけど」



スイム達の作戦は……

1.ハードゴア・アリスのみ接近戦をして、残りは遠くから攻撃作戦
2.ハーゴア・アリスが接近戦(ウィンタープリズンは到着次第参加)
  ピーキーエンジェルズが扇風機の近くで射撃
  スイムスイムを囮に、たまは地下でチャンスを待つ作戦

手りゅう弾は……

A.ピーキーエンジェルズの近くに
B.ハードゴア・アリスにくっつける

スタングレネードによる耳の妨害はどの作戦でも行います


安価↓3までそれぞれ多いほう

例:「1A」「2B」みたいな感じでお願いいたします

そう言えばあったね…含み針
でもアニメで使ったかなぁ?


>>800
書き始めた時はアニメの知識のみでしたが
某百科事典や大百科のホームページなどを見て、ある程度調べました

次から短いですが投下します

たま「(うぅ、私がとどめなんて、責任重大すぎるよーっ!)」コソコソ

クラムベリー「下に負け犬が1匹……」

ミナエル「ポータブル電源のエネルギーがマジスピーディーに減ってるんだけど」

ユナエル「クラムベリー倒すまでもてばいいよ、風力最大!」ポチッ

クラムベリー「羽虫が2匹……」

大型扇風機「」ブォォォォン!

クラムベリー「……耳障りなおもちゃが1つ」

クラムベリー「弱いものがゾロゾロと……」

スイム「ゾロゾロしたらいけないの?」

クラムベリー「魔法のアイテムや他人の魔法で強化された道具に頼って……」

スイム「使ったらいけないの?」

アリス「……」

リップル「何対1だろうが、何を使おうが貴様にかける情けなんてない!」チャキッ

クラムベリー「……いいえ、私は1人ではない」

スイム「?」

クラムベリー「強者と戦い、互いを理解し合っている、その時だけは」

スイム「……よく分からない」

クラムベリー「(おそらく、ウィンタープリズンとシスターナナもこちらに来るはず)」

クラムベリー「……であるならば、私も全力で挑戦する価値がある」

スイム「……?」

クラムベリー「はじめましょうか」

クラムベリー「命を賭けて強者達に挑み、身体を削り合いながら、私がギリギリのところで勝利する、そんな戦いを」

スイム「……私たちが勝つから」

クラムベリー「ですが、その前に……」

クラムベリー「理解し合えない弱い魔法少女、羽虫と負け犬には消えてもらいましょう」

ミナエル「やっぱりこっち狙いかーっ!!」

ユナエル「タンクはちゃんとヘイトとれよぉ!!」

大型扇風機「」ブォォォォン!

クラムベリー「(扇風機を盾にしたか、ではまずその盾から)」

クラムベリー「(それにあれはうるさすぎる……このままでは負け犬の居場所が分からない)」


5回目


スイム達の攻撃

0~24:ミス
25~49:1ダメージ
50~74:2ダメージ
75~99:3ダメージ+左腕破壊
ぞろ目でたまの攻撃がヒット、スタングレネードによりぞろ目+1でもたまの攻撃がヒット
安価↓1


クラムベリーの攻撃
0~33:ミス(手りゅう弾全消費)
34~66:アリスに5ダメージ
67~99:大型扇風機に5ダメージ
ぞろ目で『大爆音(フォルティッシモ)』、リップル、アリス、大型扇風機に5ダメージ
安価↓2

クラムベリーのHP:7
リップルのHP:8
アリスのHP:5(1回分で再生)
大型扇風機:1

シスターナナ達の到着タイミング

安価↓2のコンマ1桁
0~3:6回目
4~6:7回目
7~9:8回目


これは強風とスイムの囮があって初めてたまの攻撃がゾロ目ってことだよね
なくなったらどうするの?

たまの訓練補正で、判定で成功する確率がアップしているのを忘れていました
コンマ47だとぞろ目-1でも、ぞろ目+2でもないので、結果は変わりませんでしたが
大事な局面で、不手際があって申し訳ないです

>>811
スタングレネードだったり、訓練補正で、まだ狙う事はできるようにするつもりです

ミナエル「こっち来んなーっ!!」

マジカルトカレフ「」バァン!バァン!

ユナエル「ヘッドお願いします!」

マジカルAK-47「」ズドドドドド!

クラムベリー「ふんっ!」ブンッ!


ガキン!ガキン!ザシュッ……


クラムベリー「……っ」

ミナエル「銃を素手で防ぐとか、もうやだこの化け物!!」

ユナエル「マジウザっ!」

クラムベリー「(……右手がない状態にまだ慣れきってない、1発腕に当たったか)」

スイム「(……まだフラフラする、私じゃ追いつけそうにない)」ヨロッ

たま「(あれ、音が遠くの方からするけど、クラムベリーはこの上から動いちゃったのかな???)」

ミナ&ユナ「「忍者でもゴスロリでもいいから助けてーっ!!」」

リップル「双子の天使はどうでもいいけど、これ以上貴様に誰も殺させないっ!!」

アリス「(死んだらスノーホワイトが悲しみそう……)」

クラムベリー「……ふふっ」ニヤッ


クラムベリー「(扇風機、ハードゴア・アリス、リップル……全てまとめて吹き飛ばす!)」

クラムベリー「……」スッ……

リップル「! 何を―」

クラムベリー「(『大爆音』……!)」


ゴオォォォォォォォッ!!

大型扇風機「」バキッ!

アリス「」グチャッ!

リップル「ぐっ……」バタッ!


ミナエル「なんじゃこりゃあ!?」

ユナエル「音で爆発起こすとか、もうやだコイツ!」

大型扇風機「」プシュー……

クラムベリー「余計なおもちゃは壊しましたし……」

クラムベリー「まずはあなた達からです、ピーキーエンジェルズ」

ミナエル「畜生めーっ!!」

ユナエル「弱い者いじめして楽しいかー!?」

クラムベリー「楽しくないから、弱者を消すのですよ」

クラムベリー「(今の『大爆音』と銃弾で腕へのダメージが大きい)」

クラムベリー「(とはいえ、羽虫と負け犬の処理は足で十分)」


6回目

クラムベリーの攻撃

コンマ
0~33:最終手段、スイムスイムが受ける(スイムに5ダメージ)
34~66:ミス(手りゅう弾全消費)
67~99:反撃の手りゅう弾がクラムベリーに命中(クラムベリーに3ダメージ、手りゅう弾全消費)
安価↓1

訓練の成果、ぞろ目でたまの攻撃がヒット
スタングレネードにより、ぞろ目+1でもたまの攻撃がヒット

クラムベリーのHP:6
リップルのHP:3
アリスのHP:0(再生中)
スイムのHP:5

スイムスイムのみ、HP0になっても即コンティニューにはならないです

ユナエル「と…ゆだんさせといて」

ミナエル「ばかめ……死ね!」

マジカル手りゅう弾「」カチッ

クラムベリー「……」ゲシッ

マジカル手りゅう弾「」カランッコロンッ

ユナエル「手りゅう弾のピンを抜いて、レバーを倒す暇があるはずがなかった!!」

ミナエル「ちょちょちょちょちょ待ってくだ―」

クラムベリー「茶番は終わりです、死んでください」

ブクブク……

スイム「だめ」ガシッ

クラムベリー「……三半規管が吹き飛んだ状態で、よくここまで来れましたね」

スイム「うん、そのせいでここに移動するのがすごく大変だった……」

クラムベリー「何故、この2人を助けに来たのですか?」

スイム「……何故?」

クラムベリー「私と戦うつもりであれば、この2人は戦力外、見捨てるべき」

クラムベリー「ハードゴア・アリスの再生、ウィンタープリズンの到着まで、無駄に危険を冒す必要はない」

スイム「分かってる……でも、2人を見捨てたら私は」

クラムベリー「勝利より、理想の姿を演じる事を選びますか、ならば―」

クラムベリー「(『打音』)」

ゴオオオオオッ!

スイム「ぐぅっ!」ビチャッ!

クラムベリー「その選択ミスがあなたを殺すのです……ん?」

たま「」ダダダダッ

クラムベリー「(負け犬が……透明外套で姿を隠したつもりか?)」

マジカル手りゅう弾「」

クラムベリー「爆発せずとも、投石程度の威力はあるでしょう」ポイッ

たま「わわっ!」ヒョイッ

クラムベリー「(反応が良すぎる……こいつも薬を使っていますね)」

たま「っ」ダッ

たま「(怖いけど……スイムちゃんたちが殺されちゃう)」

クラムベリー「次は少し強めに行きますよ」ポイッ

マジカル手りゅう弾「」ビュンッ!

たま「うひゃぁっ!?」サッ

クラムベリー「……面倒な」

たま「(ルーラの時は、何もしないで見てるだけだったけど)」

たま「(もう友達が殺されるのは嫌だよぉっ!)」

クラムベリー「では、負け犬から先に死んでもらいましょうか」スッ

カンペ(ミナエル)「(なんとかして、クラムベリーを動揺させて隙を作れないの!?)」

カンペ(ミナエル)「(このままだと、たまもミンチになっちゃうわよ!)」

ユナエル「(えぇ……そんな無茶ぶりされても)」

ユナエル「(……そうだ!)」

ユナエル「スイムちゃん変身解いて!」

スイム「……え?」

ユナエル「いいから!!」

スイム「…………分かった、ユナエルを信じる」ポチッ

クラムベリー「この状況で変身を解くなどいったい何のつもり……っ!?」


綾名「……」


ユナエル「クラムベリー、こんなちっこい幼女に暴力ふるって楽しいか!」

ミナエル「ってあれ、思ったより動揺してない?」

クラムベリー「子ども……?」

たま「」ダッ

クラムベリー「っ」

クラムベリー「(反応が遅れた、だが負け犬の速さなら十分対処できる――!)」


ドゴッ!
ザシュッ!

クラムベリー「!?」

たま「あうっ!」ドサッ

クラムベリー「(爪が掠った……これは―)」

……

スノーホワイト「ファヴッ! あなたはクラムベリーと一緒に何を企んでいるの!?」

スノーホワイト「なんのためにトップスピードの家族を殺して、戦いに向かわせるようなことを!!」

ファヴ「うーん……まぁ、マスターもやられちゃいそうだし、そろそろ鞍替えだから教えてあげるぽん!」


ファヴ「魔法少女人材育成計画」


スノーホワイト「人材育成計画?」

ファヴ「ファヴは魔法の国から派遣された、人材発掘部の使い魔だぽん!」

スノーホワイト「……は?」

ファヴ「今更こんなことで驚かれても困るぽん」

ファヴ「その中で最も成績が良かったもの1名が、魔法の国の一員に選ばれて」

ファヴ「晴れて本当の魔法少女になるぽん!」

スノーホワイト「……本当の、魔法少女」

ファヴ「選ばれた1人は魔法少女として活躍するか、『マスター』として試験をスムーズに進行させるように働くぽん」

スノーホワイト「『マスター』……まさか」

ファヴ「今回の試験の『マスター』はクラムベリーだぽん!」

スノーホワイト「っ!?」

ファヴ「だから『キャンディーを集めていない』のも、『脱落しないのも』当たり前だぽん!」

ファヴ「だってクラムベリーは試験官で、試験を受けているわけではないぽん」

スノーホワイト「……選ばれるのは1人? でもファヴは半分の8人に減らせって」

ファヴ「その後は更に半分の4人、最後は1人になるまで減らさせるつもりだったぽん!」

スノーホワイト「……ッ!」

ファヴ「でもでも、マスターったら『試験』を楽しんじゃって、まったく困ったものだぽん」

スノーホワイト「楽しむって、クラムベリーは試験官なんでしょ!!」

スノーホワイト「試験を受けている魔法少女を、自分で殺そうとして何が楽しいの!?」

ファヴ「じゃあマスター、クラムベリーのお話しでもしようかぽん?」

スノーホワイト「クラムベリーの……?」

ファヴ「クラムベリーも最初は試験を受ける側の魔法少女だったぽん」

ファブ「その時の試験は、こっちが放った敵キャラを適当に退治させるものだったぽん」

スノーホワイト「ちょ、ちょっと待って! 今の試験と全然やり方が違うじゃない!」

ファヴ「どんな方法で選抜するかは、マスターと使い魔の裁量に任されてるぽん」

ファヴ「普通に善行を積んで、一番役に立ったものが選ばれるってものもあるぽん」

スノーホワイト「じゃあ、今回のこんなやり方を選んだのは……!」

ファヴ「我ながらナイスアイディアだぽん!」

ファヴ「候補者探しが楽になったし、キャンディー集めということで本来の目的を適当にごまかすこともできたぽん」

スノーホワイト「試験ごとに方法が違うのなら、キャンデイーが1番少ない魔法少女が毎週死ぬのも……!」

ファヴ「通常の試験だと選ばれなかった候補者は、記憶を消してさよならだけだぽん!」

スノーホワイト「っ……まさか、ねむりんはあなた達のせいで」

ファヴ「そうだぽん、命がかかっているとわかれば必然的に殺し合いに発展するぽん!」

ファヴ「生温い試験はつまらない、それがファヴとマスターの共通した意見だぽん」

スノーホワイト「……」ギリッ

ファヴ「あら、スノーホワイトったらそんな怖い顔出来たぽん?」

ファヴ「とりあえず話を戻すぽん! クラムベリーの試験の時、突然敵キャラの悪魔が暴走したぽん」

スノーホワイト「……暴走?」

ファヴ「その時のファヴのマスター、つまり試験官の魔法少女も」

ファヴ「クラムベリーと一緒に試験を受けていた魔法少女も、みんな殺されちゃったぽん!」

ファヴ「潰されたり、溶かされたり、砕かれたり、あんな魔法少女殺戮ショーはなかなか見れないぽん!」

スノーホワイト「……敵との戦いにクラムベリーだけが生き残って、ファブのマスターになった?」

ファヴ「そういう事だぽん!」

スノーホワイト「そんな目にあったのなら、どうして殺し合いを試験にするようなことを!?」

ファヴ「殺しあい、強いものが生き残ったその時の試験が、マスターにとって全てだから、だと思うぽん」

スノーホワイト「……どういう事?」

ファヴ「マスターは本来の選抜試験が、自分が体験したものとは違う、生温いものだと知って本当にショックだったぽん」

ファヴ「だから、自分の手で殺し殺され強いものが生き残る、そういう試験をやる事にしたんだぽん!」

スノーホワイト「理解できない……狂ってる!」」

ファヴ「悪魔を倒した時のマスターの顔を見てみるぽん」


クラムベリー『ふふっ』ニタァ……


スノーホワイト「笑ってる……?」

ファヴ「マスターが選抜試験を受けたのは9歳の時で、その時の自分が生き残った快感が忘れられない、ってファヴは推測したり」

スノーホワイト「9歳!?」

ファヴ「今更そこに驚かないでほしいぽん、近くに同じくらいの年齢の魔法少女もいるのに」

スノーホワイト「だ、誰の事?」

ファヴ「まぁ、それは置いておいて、マスターは今試験官じゃなくて試験を受けている魔法少女の気分なんだぽん」

スノーホワイト「試験を受けている……?」

ファヴ「元気が出る薬を飲んだウィンタープリズン、不死身のハードゴア・アリス、何にでも潜れるスイムスイム」

ファヴ「そういう強い相手を殺して自分が生き残る、悪魔を殺して生き残った最初の試験と同じ事がしたいんだぽん!」

スノーホワイト「……」

ファヴ「9歳の時からそこは成長してないっていうか、試験官としての自覚がないというか」

ファヴ「候補者の魔法少女を全員殺しちゃうこともあったし、そこはファヴも頭が痛いところだったぽん……」

スノーホワイト「試験は……これが初めてじゃないんだ」

ファヴ「もう両手では数えきれないくらいやってるし、本物の魔法少女もいっぱい増やしたぽん!」

スノーホワイト「…っ」グググ……

ファヴ「ファヴとしては、スノーホワイトにマスターになってもらえたら嬉しいなって!」

スノーホワイト「……」

ファヴ「マスターになれば選抜試験を好きにできるぽん! スノーホワイトが好きな魔法少女をいっぱい増やせるぽん!」

ファヴ「こっちとしてもクラムベリーみたいな、頭の壊れた魔法少女は、後々使いにくいぽん!」

ファヴ「ま、最初に悪魔が暴走しちゃったのはファヴのせいなんだけど」

スノーホワイト「っ!」

バキィッ!

マジカルフォン「」プシュー……

……

クラムベリー「(しまった……こんな子供の姿を姿を見て、心が動くとは)」

綾名「……」ジーッ

クラムベリー「(……私の試験の時、彼女たちと一緒に悪魔に挑んだ時の私もこれくらいの歳でしたね)」

クラムベリー「(……あれからずっと『悪魔』は大嫌いですが)」

クラムベリー「(今は……私が『悪魔』で、それと戦い打ち破る挑戦者は彼女たちの方でしたか)」

綾名「……」ジーッ

クラムベリー「(……まったく、バカバカしい)」

クラムベリー「(いつまでも試験を受ける挑戦者気分で、自分の役割に徹せない『悪魔』など)」

クラムベリー「(死んで当然か―)」

たま「……うわああああああああっ!!」


パシュゥン!


クラムベリー「」バタッ

クラムベリー「」グチャァ……

ミナエル「おぉぅ……クラムベリーの奴、上半身が消し飛んでるし……」

ユナエル「こうしてみると、マジグロテスクな魔法だよね……」

たま「……おえぇぇぇっ!」オロロロロ

ミナエル「吐いたーっ!?」

ユナエル「だ、大丈夫? クラムベリーの攻撃で」

たま「……」フルフル

たま「わ、私……人を、殺しちゃった……!」

ミナエル「ええっ、今更そんな事で吐くの!?」

ユナエル「マジテンダー?」

綾名「……」スクッ

ユナエル「で、ここまで来て変身前の姿を見た、たまと私たちを殺す、なんて言わないよね?」

ミナエル「……ゴクリ」

綾名「……」ポチッ

スイム「……言わない」

スイム「……ルーラもお姫様も、部下は殺さない、って気がする」

スイム「……私もいやだ」


スイム「……ただ、リップルとハードゴア・アリスに正体がばれたら、ちょっと困るかもしれない」

ミナエル「小さいのは見られたけど、顔まではバレてないんじゃない?」

ユナエル「向こうは、クラムベリーがやられた後、すぐにあっちに行っちゃったしね」チラッ


リップル「トップスピード、トップスピード!」ユサユサ

つばめ「……」

アリス「……彼女はもう死んでいるのでは―」

リップル「うるさいっ!!」


ミナエル「人の寿命使っておいて、勝手に特攻して死ぬとか、これだからDQNは嫌なのよ!」

ファヴ「全くファヴも同感だぽん」

ユナエル「そうよそうよ……ん?」

ファヴ「ファヴが折角手間をかけたっていうのに、あんなにアッサリやられちゃうなんて、期待はずれだったぽん!」

ミナ&ユナ「「しれっと混ざんなゴラーッ!!」」

スイム「……ファヴ、聞きたいことがたくさんある」ガシッ

管理者用端末「」

スイム「これはマジカルフォンなの? クラムベリーとズルしてたの?」

ファヴ「そんなことはどうでもいいし、クラムベリーと同じで頭イカれてるスイムスイムに用はないぽん」

スイム「……どうでもよくな―」ムスッ

ファヴ「たま! たまがファヴの新しいマスターになるぽん!」

たま「ぐすっ……わ、私?」

ファヴ「(たまはグズでバカだけど、言う事には逆らわなさそうだし、こっちの好き勝手できそうで悪くはないって感じ?)」

ファヴ「そうだぽん! マスターだったクラムベリーを倒したから、たまが新しいマスターになるぽん」

たま「マスター?」

ファヴ「魔法の国が認めた魔法少女になって、好きな試験をやって、好きな魔法少女をどんどん増やせるぽん!」

ファヴ「友達だっていっぱいできるぽん!」

たま「よ、よく分かんない……難しそうだから私はいいよ」

ファヴ「ありゃ、マスターにならないぽん? マスターになる権利を放棄するぽん? 勿体ないぽん!!」

たま「うん……でも、そんな責任が重そうなの、私にはできなさそうだし……こういうのはスイムちゃんの方が向いてるんじゃないかな」

ファヴ「あらら……じゃあ―」

ファヴ「ピーキーエンジェルズ!」

ミナエル「何よ? っていうか私たちも聞きたいことは山ほどあるんだけど」

ユナエル「今度は私たちをマスター、っていうのに勧誘する気?」

ファヴ「たまがマスターにならないっていうんだから、仕方がないぽん」

ファヴ「(ピーキーエンジェルズは自己中心的で、刺激的な事が好きそうだから、なかなか悪くないはず)」

ミナエル「こいつが出てきたってことは、やっぱりこの金色のやつが、マスターとかいうやつ専用のマジカルフォンな訳?」ベシッ!

管理者用端末「」ガキン!

ミナエル「痛っ! 硬すぎでしょコレ!?」

ユナエル「マジハード!」

ファヴ「……今更いい子ぶらなくていいんだよ」

ミナ&ユナ「「……は?」」

ファヴ「あんたらは自分たち双子が楽しければそれでいいんだろ?」

ファヴ「ルーラを裏切ってスイムスイムに従っているのも、自分たちが生き残って、ウザい奴を消したかったからさ」

ミナ&ユナ「「……」」

ファヴ「マスターになれば好きな試験を実施して、どんな事もやり放題できる」

ファヴ「クラムベリーなんかよりマジクールな試験だって」

ミナ&ユナ「「……」」

ファヴ「ならない手はない、とファヴは思うぽん!」

ミナ&ユナ「「……」」ニヤリ

ファヴ「やる気になったぽん?」

ミナエル「確かに、マスターになるのってマジクールそう!」

ユナエル「私たちの性格もよく分かってるみたいだし」

たま「あぅ……2人がマスターになるの?」

スイム「……」ジトーッ

ファヴ「マスターにならない2人は黙ってるぽん!」

ミナ&ユナ「「ただ、1つ分かってないんだよねー」」

ファヴ「ん、何がだぽん?」

ドリル(ミナエル)「」ヴィィィィィン!

ユナエル「ドリルスペシャル!」

ファヴ「な、なにをするぽん!?」

ミナ&ユナ「「お前みたいなやつが1番ウザいってことだよ!!」」

管理者用端末「」ガキン!

ミナエル「痛ったぁぁぁぁぁぁっ!」

ユナエル「やはり無理か……」

ファヴ「魔法の国の端末が魔法少女ごときに壊せるわけないぽん!」

タッ、タッ


ファヴ「ん?」

スノーホワイト「……」テクテク……


ファヴ「スノーホワイト! やっぱりファヴはスノーホワイトにマスターになってほしいぽん!」

ユナエル「次から次に勧誘するとか、男とっかえひっかえする女かよ!」

ミナエル「なんと破廉恥な!」

スノーホワイト「……」ゲシッ!ゲシッ!

管理者用端末「」ガキン!

ファヴ「何をしてるぽん?」

スノーホワイト「この端末を壊されたら困るって、ファヴの声が聞こえるから」ガシッ

ファヴ「そういえば、心の声が聞こえるんだっけ?」

ファヴ「まぁ、頭が冷えて落ち着くまで蹴るなり、投げるなり好きにすればいいぽん!」

ミナエル「やめたほうがいいよ? こいつ、マジ硬いんだから」

ユナエル「端末をつかんで投げ技なんてやっても無駄だって!」

スノーホワイト「……」ブンッ!


ドゴオォォォォォッ!


たま「わぁっ!?」

ミナエル「……スノーホワイト、激オコ?」

ユナエル「オコなの?」

中途半端ですが、今回はここまで
スノーホワイト、ファヴの会話パートが長くて申し訳ない


安価↓3までのコンマの合計が77以上なら、スノーホワイトの『兎の足』発動

『兎の足』
ピンチになったらラッキーな事が起こるよ。
それで救われるかは自分次第。

すっかり『兎の足』の事を忘れてるかと思ってたんだよね…
これは『期待・大』だな!

『トランホルン』/『身体を金管楽器にできるよ』
本名:菅原渦(すがわら・うず)(14)
モチーフ:金管楽器
好きなもの:音楽、オルタナティヴ
嫌いなもの:雑音、怖い人

『オルタナティヴ』/『誰かを助けられるよ』
本名:虹ヶ路織姫(にじがみち・おりひめ)(14)
モチーフ:織姫の命の恩人
好きなもの:誰かの笑顔、魔法少女
嫌いなもの:悪い魔法少女、誰かの不幸

『アンチル』/『隠れたらぜったいに見つからないよ』
モチーフ:かぶりもの
好きなもの:狭いところ、暗いところ
嫌いなもの:人混み、やかましい女

『ミルキーシューティング』/『使えなくなったものを使いこなせるよ』
モチーフ:星空
好きなもの:天体観測、アルバムを眺めること
嫌いなもの:掃除、断捨離

『ミルキーシューティング』/『使えなくなったものを使いこなせるよ』
モチーフ:星空
好きなもの:天体観測、アルバムを眺めること
嫌いなもの:掃除、断捨離


『プレーン・プレーン』/『自分のまわりを固めて乗り物にできるよ』
本名:植野空うえのくう(14)
モチーフ:旅客機の機長
好きなもの:旅行、乗り物
嫌いなもの:満員電車、自分についての質問


『グラナティオ』/『ひとめで弱点がわかるよ』
モチーフ:剣闘士
好きなもの:激闘、衛生的な場所
嫌いなもの:見返りの無い仕事、強制労働


『C/M境界』/『遠くのものを落とせるよ』
モチーフ:隕石
好きなもの:家族(特に姉)
嫌いなもの:魔法

リップル「なんの音だ!?」

アリス「スノーホワイト、どうかしましたか?」

スノーホワイト「……」チラッ

つばめ「……」

スノーホワイト「トップスピードも、その家族も」

スノーホワイト「ねむりんも、ラ・ピュセルも……いったい何人の魔法少女が」

クラムベリー「」グチャァ……

スノーホワイト「何人の魔法少女がファブのせいで死んだと思ってるの!」

ファヴ「試験ごとに人数は微妙に違ったけど、100人はいったと思うぽん!」

ファヴ「まぁ、その中でもファヴを楽しませてくれた魔法少女は限られてるけど」

スノーホワイト「……うわああああっ!!」

ガキンッ!ガキンッ!ガキンッ!ガキンッ!……

ファヴ「はいはい、気が済むまでどーぞ、だぽん」

アリス「……」ガシッ

スノーホワイト「放してっ!」

アリス「……よくわかりませんが、これを壊せばいいんですか?」ゲシッ

管理者用端末「」ガキッ!

ファヴ「あっ、ハードゴア・アリスはマスターになる気はないかぽん?」

アリス「……」ゲシッ

ファヴ「ちょっとー、ファヴの話を聞いてるぽん!?」

アリス「……」ゲシッ


ファヴ「だめだこりゃ……リップルはどうだぽん?」

リップル「……話が見えないんだけど」

ファヴ「リップルにファヴの―」

ミナエル「そいつさっきトップスピードの悪口言ってたよ」

ユナエル「『ファヴが折角手間をかけたのに、期待はずれだったぽん』、だって」

ファヴ「あぁもぅ、余計な水差しをしないでほしいぽん!」

リップル「」ブンッ

管理者用端末「」ガキッ!

ファヴ「ちょっと、まだ話の途中だぽん!」

リップル「お前が何者かとか、マスターとかどうでもいい」

リップル「トップスピードを嵌めて嗤ったお前は殺す」

ファヴ「はぁ、どいつもこいつも話が分からないやつばかりだぽん!」

アリス「……無駄に硬い」ゲシッ

忍者刀「」ボロッ

リップル「チッ……刃が欠けてる……」

ユナエル「おーい、たま!」

ミナエル「たまーっ!! その手でとどめ刺したれーっ!!」

ファヴ「言っておくけど、爪で傷をつけられないから無駄だぽん」
 
たま「あぅ……そうみたい」

ファヴ「とりあえず、みんな気が済むまで攻撃してもらって」

ファヴ「話の分かった魔法少女から、先着1名様でマスターになってもらうって事でいい?」

スノーホワイト「うわああっ!!」ブンッ!

グチャッ!

ファヴ「あーはっはっはっは! 無理だっていうのに、壊れるのはスノーホワイトの身体の方だぽん!」


スイム「……」イライラ

ファヴ「はっはっは……ん?」

ルーラ「」チャキン

スイム「……」イライラ

ファヴ「(ま、魔法の国の武器……)」

スノーホワイト「はっ!?」

ファヴ「(試験を盛り上げるために用意したけど、あれに切られると……)」

ファヴ「(まずい、実にまずい……!)」

スノーホワイト「(これは、ファヴの声?)」

ファヴ「スイムスイム、ぜひマスターになってほしいぽん!」

ファヴ「(こうなったらスイムスイムでも仕方ない、後で乗り換えればいいし)」

スイム「『頭イカれてるスイムスイムに用はない』、って言われた」

ファヴ「き、記憶力がいいぽん! さっきの言葉は取り消すぽん、スイムスイムこそマスターにふさわしいぽん!」

スイム「マスター?」

ファヴ「とってもえらい魔法少女の事だぽん!」

スイム「……じゃあ、なろうかな」

ミナ&ユナ「「おぃぃ!?」」

スノーホワイト「そいつのいうことを聞かないでッ!」

スイム「なんで?」

ファヴ「スノーホワイトはスイムスイムがマスターになるのを邪魔したいんだぽん!」

ファヴ「騙されちゃダメだぽん!」

スイム「……スノーホワイトは黙ってて」

スノーホワイト「スイムスイムっ!!」

スイム「……さっきも聞いたけど、クラムベリーとずるしてたの?」

ファヴ「ずるしてたわけじゃなくて、クラムベリーが元マスターなんだぽん」

ファヴ「それで試験を行う方の立場だったから、クラムベリーは人助けしなくても、マジカルキャンディーがなくても大丈夫だし」

ファヴ「マジカルフォンも特別なものなんだぽん!」

スイム「……クラムベリーがマスターだった?」

ファヴ「そうだぽん!」

スイム「試験って何?」

ファヴ「本当の魔法少女を1人選抜するテストだぽん、これからはマスターのスイムスイムがテストを自由にできるぽん!」

スイム「これもテスト? 土地の魔力がなくなるのは嘘? 半分に減らすのも嘘? クラムベリーと一緒に私たちに嘘ついてた?」
 
ファヴ「そ、それは……仕方なかったぽん、マスターには逆らえなかったぽん!」

ファヴ「ファヴはずっとスイムスイムに目をつけててマスターになってほしかったぽん! だからいろいろと教えてあげたぽん!」

スイム「……」

スイム「(どうしようかな……)」


つばめ「悪い大人に騙されちゃだめだって、学校のセンコーとか親に習わなかったか?」

リップル「はっ!?」

ファヴ「げえっ、トップスピード、生きてたぽん!?」

兎の足「」ピカピカ

スノーホワイト「(あ……魔法のアイテムが光ってる?)」

つばめ「お姫様になりたいんだったら、こいつをどうすればいいか分かんだろ?」

スイム「……」

スイム「……決めた」

スイム「私はえらくなりたい」

ファヴ「それはよかったぽ―」

スイム「でも、ファヴはいらない」

ファヴ「ど、どういう事だぽん!?」

スイム「ファヴはいっぱい嘘をついて私達を騙した悪者、悪者と協力するお姫様はいないから」

スイム「それにさっきから胸がむかむかする、気分が悪い」

スイム「ファヴを倒したら、スッキリする?」

ファヴ「ま、待つぽんスイムスイム、ファヴと2人3脚でお姫様になろうぽん!!」

スイム「それは嫌」ブンッ!



管理者用端末「」メリッ!


ファヴ「あっ、ああああああああああああ―」

パシュン!

……

霊園 
 

木王早苗ノ墓「」

綾名「……ルーラ、お墓参りに来ました」

綾名「あなたの教えのおかげで、ルーラのチームは全員生き残ることが出来ました」

綾名「本当にありがとうございます」


ルーラ(幻)「偉いっ! よくやった!」


綾名「ルーラ……?」


シーン……


綾名「……気のせいだった」

綾名「あ、ピーキーエンジェルズとたまは忙しいので欠席です」

ルーラ(幻)「あのバカ共ーっ!!」

綾名「ファヴをやっつけた後、私たちは魔法の国にファヴとクラムベリーがやってた事を告発しました」

綾名「魔法の国では、魔法少女を増やすために試験をあちこちでやってるけど」

綾名「本当は試験で死ぬ人が出たらいけなかったそうです……」


……

シスターナナ担当地区

スノーホワイト「ごめんなさいシスターナナ、この街の事任せっきりにして」

シスターナナ「いえ、お気になさらないでください」

シスターナナ「私たちも結局、クラムベリーとファブの事を他の魔法少女たちに任せる形になってしまいましたし……」

ウィンタープリズン「それより、スノーホワイトこのニュースだけど……」


「大統領 反政府組織に身柄拘束」

「テロ組織壊滅 どこの部隊の仕業か?」


ウィンタープリズン「これは君が?」

スノーホワイト「はい」

ウィンタープリズン「担当地区以外での活動を控えるようにスノーホワイトに言ってくれ、そういうメールが魔法の国から来たぞ」

スノーホワイト「私のところにもメールが来ましたが、読まずに捨てました」

シスターナナ「……家出して、学校にも行ってないと聞きましたよ?」

スノーホワイト「はい……あっ、アリスにはなるべく学校に行くように言ってます」

スノーホワイト「あんまり、聞いてくれませんけど」

シスターナナ「……そうですか」

ウィンタープリズン「(ラ・ピュセルはクラムベリーに殺されたと聞いたが、そのショックのせいか)」

ウィンタープリズン「(自分を追い詰めているように見える……)」

シスターナナ「あの……ラ・ピュセルの件ですが、本当に申し訳ありませんでした」

ウィンタープリズン「ナナっ!」

スノーホワイト「……謝らないでください、悪いのは2人じゃありません」

シスターナナ「ですが、ラ・ピュセルは私たち2人の代わりに狙われたようなものだったで―」

スノーホワイト「悪いのはファヴとクラムベリー、そして近くにいたのに何もできなかった、何もしなかった私です」

スノーホワイト「だから、自分にできることをするのが、颯ちゃ―ラ・ピュセルへの償いでもあると思っています」

シスターナナ「そんな……」

ウィンタープリズン「……私たちは、君ほどラ・ピュセルの事を知っているわけではないけれど」

ウィンタープリズン「君を守ろうとして戦ったラ・ピュセルは、今の君を見たらどう思うかな」

スノーホワイト「……」

ピロロロロ♪

スノーホワイト「……連絡が来ました、別の地区で、クラムベリーみたいな違法な試験が行われてるかもしれない、って」

スノーホワイト「失礼します!」

シュタッ!

シスターナナ「……スノーホワイト」


……


綾名「シスターナナからは、相変わらずよく電話やメールが来ます……」

綾名「最近はウィンタープリズンの自慢話じゃなくて、魔法少女用の動画サイトの動画を紹介されます」

綾名「でも、面倒なので見てません……」

綾名「あっ、そうだ」

綾名「トップスピードはルーラの友達だと言ってたけど、悪い大人、嘘つきでした」

綾名「元気の出る薬をあげたのに、部下になってくれません……」


……


高田駅


つばめ「……この町以外でも大活躍だな、スノーホワイトは」

つばめ「兎の足の件といい、こりゃ足向けて寝れねぇな」

華乃「……トップスピード、じゃなくて……つばめ、さん」

つばめ「いいよ『さん』つけなくて」

華乃「……つばめ、この町から出ていくの?」

つばめ「うん」

華乃「どうして!」

つばめ「ちゃんと、普通に戻るためかな」

つばめ「旦那の葬式の時にさ、向こうの遺族に言われちゃった」

つばめ「『お前が不良だった時、恨みを買った連中が復讐に来たんじゃないのか』

つばめ「『息子と孫が死んだのはお前のせいなんじゃないか』だって」

華乃「っ!? そんな酷いでまかせを!!」

つばめ「間違っちゃいねぇよ、オレが魔法少女になったせいで、旦那と子供が狙われて死んだ」

つばめ「魔法少女の姿が『トップスピード』だったのも、ラピッドスワローに乗ってたのも」

つばめ「オレが『燕無礼棲』だった事を、吹っ切れてなかったからだし」

華乃「そんな事ない!」

つばめ「あるよ、クラムベリー、っていうかファヴがオレに目を付けたのも、音速を超える速さが原因なんだから」

つばめ「まっ、結局クラムベリーにすぐやられちまったんだけどな!」

つばめ「わっはっはっは!」

華乃「……」

つばめ「……だから、『トップスピード』も『燕無礼棲』も、もうやめるよ」

華乃「出ていく理由は……」

つばめ「ここにいると、どうしても『トップスピード』と『燕無礼棲』のこと思い出しちゃうからさ」

つばめ「もっとオレが強い人間だったら、この街にいても良かったんだけど、ごめんな」

華乃「……」

つばめ「それにしても、魔法の国もさすがに赤ん坊死なせたのは、気が引けたのかね」

つばめ「魔法少女として活動する気はないけど、記憶は消したくないって渋りまくったら」

つばめ「『魔法少女として資格と記憶をはく奪されるような事はしないでほしい』」

華乃「……どうして」

つばめ「『そのような行為をしない限りは、記憶と資格ははく奪しない』だって、こりゃ公認で魔法ニート少女みたいなもんだな!」

華乃「どうしてっ!!」

つばめ「ん?」

華乃「どうして魔法少女をやめて記憶を消さなかったの!!」

華乃「魔法少女をやめれば、旦那さんと子供が殺された時の記憶は消してもらえたんだぞ!」

つばめ「……魔法少女のこと忘れたら」

つばめ「2人が死んだのオレのせいだって、忘れちまう」

華乃「そんな……そんなの、辛すぎるだろ」

つばめ「辛くても、やらないと」

華乃「……っ」

つばめ「つうか、そっちこそ大丈夫か? 魔法の国で働くんだろ?」

華乃「チッ……私の事はいいだろ」

つばめ「その舌打ち! 先輩とかにやるんじゃねぇぞ!」

つばめ「後、オレの「御意見無用」って書いてあるあのマント、マジでもっていくの? 縁起悪いぜ?」

つばめ「ラピッドスワローは渡しちゃったから、あげれるものは他にないけどさ」

華乃「チッ……」

つばめ「おいおい、大丈夫かよ?」


華乃「(強いよ十分……自分が一番ひどい目に合って辛いのに、私のことを心配して)」

『まもなく~……番線に~』

つばめ「あっ、電車来ちゃったじゃん!」

華乃「(このままだと、きっと私のこと心配して、ここを出て行かないよな……)」

つばめ「しゃーねぇーなぁ、乗る電車を後ろにずらすか……」

華乃「……」スッ……

華乃「大丈夫」

つばめ「あ?」

華乃「舌打ちしない魔法少女になる、他の魔法少女とも仲良くやる」

つばめ「お、おぉ?」

華乃「もっと愛想も良くなる」

華乃「頑張っているスノーホワイトの事も助ける、スイムスイム達も……嫌いだけどケンカしないようにする」

華乃「それと……」

つばめ「ん?」

華乃「私と、コンビで、友達でいてくれてありがとう」

つばめ「……」

華乃「私も忘れないから、つばめの事」

つばめ「……」

つばめ「……ツンデレのリップルさんがデレた?」

華乃「おいっ、茶化すな!」

つばめ「冗談だよ、冗談!」

『……番線発射いたします、ドアが閉まります、ご注意ください

華乃「……ほら、電車行っちゃうから早く乗らないと!」

つばめ「……だな」

華乃「……」

つばめ「……」テクテク

華乃「……」

つばめ「じゃ、元気でな」

華乃「……あと」

つばめ「ん?」

扉「」ガタン

つばめ「あっ!?」

電車内

ガタンゴトン……ガタンコトン……


つばめ「もう、せっかくいい感じだったのに、最後ぐらいちゃんとしろよ……」

つばめ「何言いたかったのか気になっちまうだろうが!」


窓「」ガタン!

ビュンッ!


つばめ「ぎゃっ!」ベシッ

つばめ「いたた……なんだ、窓から虫が飛んできたのか?」

つばめ「……ってこれは虫じゃなくて―」

マジカルフォン「」

お守り「」

つばめ「……んだよ、人が捨てたんだから戻ってくるんじゃねぇよ」

紙「」

つばめ「あ、なんだこの紙? 紙のポイ捨てはしてねぇぞ!?」

つばめ「……なんか書いてあんな、何々?」


「普通に戻るならポイ捨てするな、川じゃなくて自分でゴミ箱に捨てろ
 追伸 お守りのほうは神社に納めろ」


つばめ「……愛想悪いまんまじゃん」

つばめ「……心配してくれてありがとな、リップル」


ガタンゴトン……ガタンコトン……


リップル「……さようなら、トップスピード」

……

綾名「裏切り者を屈服させて部下にしようとしたけど、リップルやスノーホワイト達だけじゃなくて」

綾名「魔法の国からも止められました……代わりに魔法の箒をくれたけど、私の魔法とは相性が悪い」

綾名「たまは運転できないし、とりあえずピーキーエンジェルズに預けておきました」


ルーラ(幻)「この箒は私が使う! 異論のあるやつは?」


綾名「(ルーラがいたら、アイテムはルーラが持って行ったのかな)」

綾名「(……ルーラは私が殺したから、もう分からないや)」

キリが非常に悪いのですが、今回はここまでです

綾名「……これからは悪い大人に騙されないよう気を付けます」

綾名「次は、ピーキーエンジェルズとたまの事です」

綾名「……ルーラ、これ見てください」ポチッ


ルーラ『行くわよ、ピーキーエンジェルズ、たま!』

ミナ&ユナ『『いぇーい!!』』

たま『わんわん!』



綾名「ピーキーエンジェルズは魔法の国の『広報部』ってところで働いています」

綾名「魔法少女のアニメを作っているらしいです」

綾名「……でも、私は水着だから朝の番組には出られないって言われた……残念」



……

魔法の国 広報部

ミナエル「なんでルーラがアニメの主役なのよ!」

ユナエル「ピーキーエンジェルズが主役がいい!」

魔法の国のアニメクリエイター・パレット「そう言われても……」

パレット「僕は最初から彼女に目をつけていたわけで……」

ミナエル「どうしてピーキーエンジェルズじゃダメなの!?」

ユナエル「私が他の魔法少女に変身して声優やる事で、どれだけ貢献してると思ってんの?」

パレット「そりゃ、ユナエルはアニメ制作において役に立ってるけど……」


パレット「以前君たち、コメント欄で自作自演してたでしょ?」


ミナ&ユナ「「……」」


パレット「こっちとしても、後々炎上騒ぎになるのは……」

ミナエル「仕方がなかったのよ!」

ユナエル「マジカルキャンディーをゲットして、クラムベリーの残酷な試験を生き残るためにはね」

パレット「本当かなぁ……?」

パレット「とにかく、今はルーラが主役のアニメをヒットさせることに専念しよう」

パレット「人気が出たらスピンオフとかもあるかもしれないし」

ユナエル「しょうがないなぁ……じゃあまずはルーラのアニメをヒットさせますか」

ミナエル「悪の魔法少女から仲間たちを生き残らせるため、悲劇の死を遂げたルーラのマジクールな話をね」

パレット「……これも本当?」

ミナエル「ルーラの仲間だった私たちが言うんだから間違いないって!」

ユナエル「他の仲間にも聞いてみなって!」

パレット「うーん……」

ミナ&ユナ「「(根回し済みだけどね)」」


……

ルーラ(ユナエル)「食らいなさい!ルーラデストラクション!」

トップスピード(ユナエル)「やな感じーっ!!」

アリス(ユナエル)「……よくも私の貴重な残機を」

スノーホワイト(ユナエル)「トップスピードはやられた、明日からは私がニューリーダーよ!」


パレット「これも本当に大丈夫? 本人が殴り込んできたりしないよね?」

ミナエル「ないない!」

ミナエル「トップスピードはフリー素材みたいなもんだし、こっちはアイツに貸しがあるから平気だって!」

パレット「残りの2人は監査部の怖い子じゃないか!」

ミナエル「こっちは本人に許可をもらってるんだなこれが」

パレット「本人の!? 一体どうやってもらったの?」

ミナエル「本人に私の魔法のアイテムを貸す代わりに、アニメではスノーホワイトとハードゴア・アリスを好き勝手使ってもいい」

ミナエル「そういう取引をしたのよ!」

パレット「なんて取引をするんだまったく……」

パレット「そういえば、アニメに出せなかったスイムスイムの事だけど……」

ミナエル「なになに? やっと出れるようになった?」

ユナエル「本人に1人だけ出れないって言ったら、ちょっとショック受けてたんだから!」

パレット「アニメには出れないけど、彼女のグッズが開発されることになったらしいよ」

ミナエル「スイムちゃんのグッズ?」

ユナエル「フィギュアとか?」

パレット「これがそのグッズのサンプルの写真なんだけど……」


スイムスイムマウスパッド「」ボイーン


ミナ&ユナ「……」

スイムスイムマウスパッド「」ボイーン

ミナエル「マジドン引きだわ」

ユナエル「パレットマジロリコン」

パレット「!?」

……

綾名「ピーキーエンジェルズが広報部で活躍して偉くなれば、チームの名前が広まる」

綾名「そうすれば部下もいっぱい増える、だからピーキーエンジェルズには広報部で頑張ってほしいです」

綾名「ルーラも有名になると思います」


ルーラ『ピーキーエンジェルズ! スノーホワイトが攻めてきたわよ!』

ミナエル『しょうがないなぁ、ルーラは』

ユナエル『テケテケン、マジカル☆アンチマテリアルライフル~』


綾名「(……だいぶ本物と違う気がする)」


綾名「次はたまについてです」

綾名「たまは塾に行くことになりました」

綾名「……勉強の塾じゃないです」


……

数か月前 魔法の国 広報部

スイム「……ピーキーエンジェルズはここで働くんだって」

たま「そうなんだ……」

スイム「たまはどうするの? たまもここで働くの?」

たま「ううん、スタジオの床に穴開けたら怒られちゃった……」

スイム「……どこで働いても、穴をあけたら怒られそう」

たま「だ、だよね……」

スイム「(たまが行けそうなところ、どこだろう)」

たま「わ、私!」

スイム「?」

たま「……私、塾に行こうと思うんだ」

スイム「お勉強するの? テストの点が低すぎて怒られた?」

たま「違うよぉ!!」

スイム「? 頑張ってテスト100点取れた?」

たま「それは、取れてないけど……」

たま「勉強じゃなくて、強くなるための塾だよ!」

スイム「……そういえば、たまが前に言ってた」

スイム「『もっと勇気がついたり、強くなれるなら、なりたいかな』って」

たま「あんまり詳しいことは分からないんだけど、魔法の国にすごく大きい塾があるらしくて……」

スイム「そうなの?」

たま「うん……強くてすごい魔法少女がいっぱいその塾からでてきたんだって!」

スイム「本当?」

たま「ちょっと古い情報らしいけど、本当だと思うよ!」

スイム「(なんだか今は違う気もするけど……)」

たま「その塾を卒業すると『がいこーぶもん』ってところに行けるらしいんだ!」

スイム「外交部門……」

スイム「(すごく怪しい塾な気がする……)」

たま「私、戦うの嫌いなんだ……」

スイム「知ってる」

たま「人を傷つけるのも嫌い……」

スイム「……クラムベリーを倒したとき、たま吐いてた」

スイム「魔法少女は精神が強くなってるのに、吐いた」

たま「クラムベリー……思い出すと吐き気が……うっぷ……」

スイム「……ごめん」

たま「……こういう心の弱さとか、なくなったり」

たま「あんまり戦ったり、傷つけたりしなくなるように、強くなれたらいいな」

スイム「……どういう強さか私にはわからない、難しい」

たま「あはは……私も自分で分からなくなっちゃった」

スイム「……でも、」

スイム「(でも、なんだかたまの期待は裏切られる気がする……)」

……

綾名「たまは今、塾できっと頑張って強くなっていると思います」

綾名「次に会った時、たまがどうなっているか楽しみです」

綾名「……たまの塾の先生、優しい先生だといいけど」


『地獄の番犬たまぁっ!!』
『うにゃああぁぁっっ!?』


綾名「……たまの悲鳴が聞こえた気がする」

綾名「大丈夫かな?」


綾名「最後は、私です」

綾名「……私は」

綾名「私は……」


ピロロロロロ♪


綾名「何?」ポチッ

『スイムスイム、●●市で不正な魔法少女試験が行われている可能性がある』

綾名「……うん」

『直ちに現場に急行せよ、スノーホワイトもすでに向かわせている』

綾名「……また、スノーホワイトと一緒?」

『君とスノーホワイトは、対魔法少女の事件においては我々監査部の中でもエースだが』

『試験を行っているのは、クラムベリーと同じ塾に所属していた魔法少女、戦闘能力は高いと思われる』

『こちらの戦力は多いに越したことはないだろう』

綾名「……分かった」

綾名「ごめんなさいルーラ、用事が出来たので帰ります」ポチッ

スイム「また、来年に来ます……それまで、さようなら」シュタッ!

スイム「(ピーキーエンジェルズが広報部、たまが外交部で偉くなってくれる)」

スイム「(私が入ったのは、監査部)」

スイム「(ここで私が力をつければ、チームで魔法の国の3つの部を抑えたことになる)」


『魔法の国 監査部』
魔法の国の各部門が正しく働いているか監視したり、事件の捜査などを行っているよ。



スイム「(でも、これだけじゃだめ……魔法の国には他にも部はあるし、私たちよりもっと強い派閥、チームもあった)」

スイム「(もっとチームの仲間を増やして、強くならないといけない……)」

スイム「(それに、私が監査部で偉くなるには障害もある)」

……

スノーホワイト「この箒、ミナエルから借りたのはいいけど、スピードどうやって上げるんだろう……」

ラピッドスワロー「」ブーン……

スノーホワイト「説明書も借りておけばよかったかな……」


ガシッ!


スノーホワイト「誰っ!?」

アリス「やっと見つけました……」

スノーホワイト「アリス!? ついてこないで家にいなさいって言ったでしょ!」

アリス「スノーホワイトがいる場所が、私のいる場所です」

スノーホワイト「おじさんとおばさんが心配するでしょ!」

アリス「家出と休学まではしていません……」

スノーホワイト「あなたまで私のやることに付き合う必要は―」

アリス「スノーホワイトのために働くのが、私の生きる意味なんです……」

スノーホワイト「……」

アリス「側にいさせてください……」ギュッ

スノーホワイト「……絶対に死んだら駄目だから」

アリス「大丈夫です、死んでも治ります」

ラピッドスワロー「」ブーン……

スノーホワイト「(実際の魔法少女が、子供のころから私が夢見ていたものと違ったように)」

スノーホワイト「(魔法の国もきれいなところではなかった)」

スノーホワイト「(派閥同士の争い、事件の隠蔽、腐りきった構造……とてもきれいとは呼べない)」

アリス「……アニメ、あれでいいのですか?」

スノーホワイト「ピーキーエンジェルズの事? アニメの中の事なんてどうでもいいよ」

スノーホワイト「アニメでいくら私が活躍しても、現実は変えられないから」

アリス「……アニメの白い魔法少女を見て、救われる人もいるかもしれない、と思いましたが……」

スノーホワイト「それは私じゃなくても、格好良く描かれている他の魔法少女がやってくれる」

アリス「……あなたがそういうなら、私も構いません」

スノーホワイト「……魔法少女」

アリス「……?」

スノーホワイト「(子供の頃から大好きだった魔法少女……本気でなりたいって思ってた)」

スノーホワイト「(いつの間にか、昨日見た魔法少女の活躍を語れる友達は、いつの間にか居なくなっていた)」

スノーホワイト「(魔法少女なんて、幼稚だと……)」

……

スイム「(監査の部門のエースは私とスノーホワイトの2人、私1人が1位というわけじゃない)」

スイム「(スノーホワイトは監査部門で大活躍している、このままじゃ私が監査部門で1番偉くなるのは難しいかも)」

スイム「(でも、絶対にあきらめない)」


早苗『なぜ……どうして……』バタッ


スイム「(ルーラを殺したこと、試験が終わってからずっと考えてみた)」

スイム「(でも、いくら考えても分からない)」

スイム「(ルーラは私が殺してもういないから、『ルーラならどうしたのか』正解を確かめられない)」


ねむりん『仕える人じゃなくて、あなたがお姫様になったら?』


スイム「(でも、あの時の自分の気持ちはわかる)」

スイム「(尊敬している、憧れているルーラを殺す事は、ずっと吐き続けるくらい辛かった)」

スイム「(それでも、私はお姫様になりたいからルーラを殺した)」


早苗『』バタッ……
ミナ&ユナ『『やったー、やったー、やったったー!』』
たま『ぐすっ……』
スイム『……』


スイム「(あの時の辛さに比べれば、クラムベリーとの戦いも、他の魔法少女との戦いも、魔法の国での戦いも平気)」

スイム「(それに、私が目指した、私がなりたいお姫様はどんな困難にも勝つ、絶対にあきらめない)」

スイム「(だから、私は―)」

魔法の国には『魔法少女狩り』と呼ばれる恐ろしい魔法少女がいる

トレードマークは……

ピンクの髪

白いコスチューム

無愛想で無表情

そして、1人の無敗の魔法少女狩りに、試験時に土をつけた魔法少女の名前

もう1人の魔法少女狩りの教育係の名前、また彼女が持つ魔法の槍の名前を


「ルーラ」という


「それでも、私は夢見てる……今でもこっそり、夢見てる……」
「私は、お姫様になる」

最後までお付き合いしていただき誠にありがとうございました

restartはどういう魔法少女がいるか知っているのですが、詳しい話を知らないため

restartがアニメ化した後、話がこのスレのラストからでも繋げられそうなら、続きのスレをやるかもしれません

来週辺り適当なところでHTML依頼を出しておきます

改めて、ここまでありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年05月04日 (木) 10:15:39   ID: O5TUFgqI

どうでも良いけどこの人サガシリーズやってる気がするな・・・
だって(殺してでも奪い取る)ってアレだし

2 :  SS好きの774さん   2017年05月18日 (木) 20:15:53   ID: MbcUc-F8

アレ?695~763が魔法少女育成計画じゃない?
正直完結はお断りだよ・・・

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