男「……アクアリウム部?」(97)

男「何する部活なんです?」

部長「アクアリウムだ」

男「…………。」

男「え、いや、あの、その」

部長「……なんだ?何か疑問でも?」

男「いや…………なんでもないです」

部長「……そうか。……見たところ、新入生か。……ああ、そういえば今は見学期間だったな。これといってすることは無いが、こんな水槽でよければ見ていくといい」

男「あ、はい!」

男「……あ、これってグリーンテトラですか?」

部長「……ほぉう。分かるか」

男「ええ、まあ……。幼馴染みのお兄さんがアクアリウムをやっていたので……」

部長「そうか。因みにキミはアクアリウムへの興味は……?」

男「……無いです。趣味で手一杯なので」

部長「……趣味とは一体?聞いてもいいか?」

男「いや、繁殖……とだけ」

部長「(何かの動物の繁殖か……?)……そうなのか、まあ無理にとは言わないが、この部活に入ってみないか?楽しいぞ?」

男「…………考えておきますね」

部長「考えてくれるだけでも有難い」

男「文化部に入るつもりでいるのですが今美術部と吹奏楽と悩んでいまして。」

部長「文化部か……なら美術部は止めておけ、オススメはできない」

男「なんでです?」

部長「今は新入生の部活動の見学期間だから大人しいが……奴らは変態ばかりだ、やめておいたほうがいい」

男「……じゃあ美術部は止めておきます」

部長「それがおすすめだ」

男「んー…………。」

部長「どうした?」

男「……いえ、なんでもないです、取り敢えず今日はこれで帰らせていただきますね」

部長「あ、はーい。お疲れ様」

男「…………。」

男「……ありがとうございました」スタスタ

「……ん?誰か来てた?」

部長「いえ、見学者です」

「あー、そっかぁ、もうそんな時期かぁ……今年は来るといいな」

部長「……ですね、そうしないと……」

「廃部……だもんな」

部長「……はい。」

男「(アクアリウム部かぁ)ただいま」

男祖父「おぉ男か、おかえり」

男「ああ、ただいまじいちゃん」スタスタ

男祖父(以下祖父)「あぁ、今日いつもの人が来てなぁ、また持ってったぞ?」

男「ん?何を?」

祖父「選別落ちのらんちうを」

男「あぁー、緑の舟?」

祖父「ん」コクリ

男「そっか、何度も言うけど、黒い舟のは金取ってよ!」

祖父「おぅよ、そりゃ分かっとる」

男「んじゃ俺は餌やってくるわ」

祖父「おぅ、ついでに選別途中の奴やるか?」

男「んー、そうだね、やるか」

祖父「じゃあ儂は支度しとるわ」

男「了解」

グリーンテトラ…?グリーンネオンじゃなくて?

【翌日 学校】
男「っはよ」

友「おはよ、いい加減高校にゃ慣れたか」

男「……まあまあかな、ただどうみても不良としか思えないようなのを中心としてデカいグループ出来てるから俺達浮いてるよな」

友「そりゃ仕方ない。ところでお前、部活決めた?」

男「んーやまだ、どこにしようかなぁーって」

友「じゃ弓道はどうだ?面白そうだぞ?」

男「……運動部はやめとく」

友「んだよつれねぇなー」

>>9
グリーンテトラって言わない?
うちの部活だけかな

男「……第一志望吹部にしようかなって」

友「マジで?お前が?楽器やったことあんの?」

男「…………幼稚園の頃にピアニカなら」

友「……何演奏したんだ?」

男「アイネクライネナハトムジーク……?だったか?」

友「知らねええええええ、んだそれ」

男「……ばーかあーほどじまぬけ、つるっぱはげっぱヨーロッパ……」ボソッ

友「どっかで聞いたことある」

男「だろ?」

リアルで熱帯魚の話をする部活ってなんだ
ネタじゃないのかアクアリウム部

友「にしてもお前が吹奏楽か……似合わねえな」

男「おい。俺もちょっと気にしてたけど言うなよ、夢崩れるわ」

「ん?男くん吹奏楽部に入るの?」

友「あ、女さん、おはよー」

女「うん、おはよう友くん!今日もいい天気だね!」

男「おはよ、運動部絶対無しって決めてるから文化部にしようかなって」

女「そっかー、吹奏楽部やめておいた方がいいかも。ここの学校厳しいらしいよ?」

男「そんな事言ってたらどの部活も入れないなぁ」

友「じゃあ美術部はどうだ?見た感じ落ち着いてて楽しそうだぞ?」

女「あ!そうだよね、私今美術部にしようかなって思ってるの!」

>>13
うちの学校にはある。
理科教員が顧問だから授業用のpH測る機械の使用許可出してくれるしアンモニアとかの測定器具も使わせてくれるから楽
それに文化部なのに部費凄い貰ってるから資金面考えずにアクアリウムできて楽しいよ

男「いやあの、美術部はやめた方が……」

女「ん?なんで?何かあるの?」

男「あの、美術部にはへんt」
「はーい席付けー朝のSHR始めるぞー」

女「あっ、先生来た!また後でね」

男「………うぃっす」

友「(へん……なんなんだ?)」

【午後 SHR】
担任「はーい、じゃあ先生からの連絡は一つ。見学期間は今週末までだから、金曜日までに部活動、何入るか決めとけよー。それじゃあ委員長、挨拶お願いね」

委員長「きりーつ、気を付けー!ありがとうございましたー」

「「「ありがとうございましたー」」」

友「……よっ、男!弓道部の見学行こうぜ!」

男「えぇ……?いや、俺アクアリウム部に……」

友「…………?アクアリウム部……?なんだそれ」

男「……いや、あるだろ?アクアリウム部……」

友「……………………は?」

ちょっとした自慢だがうちはバリボー部より部費貰ってる。
資金面考えずにアクアリウムやるのも楽しいには楽しいんだが、月1万で管理するアクアリウムも楽しい

男「いや、あるだろ?ほら、生物室に……」

友「んー……?あったっけ?」

男「……はぁ……まあいいや、取り敢えず来いよ、弓道部の見学なんて明日でも行けるだろ」

友「おー、そうだな、んじゃ見に行くかー」


【生物室】

男「失礼しまーす……」カララ

友「失礼します!」

部長「ん?……ああ、誰かと思えば昨日のキミか」

男「……ん?あれ、隣の人は……?」

「ん?私?」

部長「ああ、彼女はこの部の部員でね、そうだな。女先輩とでも呼んでやってくれ」

女先輩「わー、はじめましてー」

男「初めまして、1年2組の男です」

友「……」

男「…………おい、どうした?挨拶ぐらいしろよ」

友「…………」

男「……おーい、友ー?」

友「……決めた。……俺、この部活入る」

男「弓道どこやったお前」

女先輩「わー!入ってくれるの?こんな部活に?」

部長「こんなって言わない」

女先輩「ごめんなさい……」

男「あははー……。」

友「……で?入ると言ったはいいがここは何する部なんだ?」

部長「そこは名前の通り、アクアリウムだよ」

女先輩「そう!水槽で観賞魚飼うのよ?」

男「魚はどこから入手するんです?」

部長「んー、今年はどうするかはわからないけど……顧問の先生に言って許可が降りれば部費から魚を買うお金が出るの、水槽や濾過器、生体や底砂、水草はそのお金で買うのよ」

友「ふむふむ、よく分かりませんけど楽しそうですね!!」

男「そうですか。……今年はどうするかはわからないけど、というのはどういう意味ですか?」

友「あ、俺もそこ気になった」

部長「部員がね……私と彼女しかいないんだ。それで、9月頃、我々が引退した時に2人以上の生徒がこの部に在籍していないと廃部となる」

女先輩「早い話2人以上入部すればこの部活は続くってことなのよ!」

部長「だからー、今部員を募集してるんだけどー……」チラッ

女先輩「どこかにいい人はいないかなー……なんて」チラチラ

男「…………前向きに検討します」

友「はい!入りま……………えぇぇ……」

友「おい!なんで入らないんだよ!!」

男「いや……だって見学の期間が今週末だろ?今週末まであと3日あるじゃん」

友「……それがどうした」

男「合唱部とか軽音部とかあるし、文化系の部活を1通り見てから決めるよ」

友「……お前……」

男「とりあえず、今日はこれまでにしておきます。ありがとうございました」

友「あ、おい!え、えっと、ありがとうございました!」

友「男!お前金魚が趣味なんだろ、入ればいいじゃないか」

男「俺の趣味は金魚、アクアリウムとはまた違うんだ」

友「どこがどう違うんだよ!」

男「俺のやる金魚は、金魚を増やして、選別して、展覧会に出す。アクアリウムなんかとは違うよ」

友「何かってなぁ……」

60cmなら鰻飼えるじゃないですか
鰻飼いましょう鰻

女先輩「はいってくれるかなー、あの二人」

部長「……わからないな。あの2人でなくとも、2人以上入ってくれればいいんだが……」

俺は今30でシラスウナギ飼ってる
金魚屋でたまたま1匹500円で売ってたから買った
調べてみたら鰻のサイズにもよるけど60で飼えるらしい

男「うーっす、ただいま」

祖父「おぉ、おかえりんさい」

男「ただいまじいちゃん、昨日の続きの選別、やろうか」

祖父「昨日は格好がいいものを残したから、今日は柄がいいのを残すんだよ」

男「わかってる、じゃ、やろうか」

(年末で忙しいので寝る。31日に来れれば更新する)

【次の日】
男「……アクアリウム部ねぇ……」

友「どうしたお前」

男「いやあ……どうしようか、とね」

友「何故?というか何が?」

男「……や、家に帰ってから考えてみたんだが、まあアクアリウムも悪くないかなと……」

友「ふーん……で、何にするんだ?お前の希望する部活は何だよ」

男「えっと……まあ、吹部はない。」

友「ほう。」

男「で、合唱と軽音もない」

友「音楽系だめか」

男「そうだな、センス無いからな」

友「じゃあ美術部かアクアリウム?」

男「んー…どう。まあ、その二つかな」

男「でも、あの部長の言うことが本当なら、消去法でアクアリウムかな」

友「……本当なら……って?」

男「美術部には変態が多いんだってさ」

友「……じゃあ女は……」

男「……申し訳ないと思うが…………。……ってより友、そういやお前なんでアクアリウム入るって決めたんだよ?」

友「え?いやそれは…………」

友「女先輩が可愛かったから……」

男「もげればいいと思う」

【放課後】

友「どうする?寄ってくか?」

男「……ちらっと顔見せるだけな」

友「おぉー」


【生物室】

男「……失礼しま」

女先輩「ばけばけばー!!!」バッ

男「…………。」

友「」

女先輩「あ、あれ……」

男「女先輩……何してるんですか」

女先輩「あ、男くんだ、やほやほ。んーっとねー、ふたりが見えたから驚かそうと思ってー」

男「知り合って2日3日レベルの男にそれをやりますか」

友「」

男「アイツこういう系の駄目なんすよ」

女先輩「……ごめんなさい……」

男「……あれ、そういえば部長さんは?」

女先輩「あ、部長ちゃんなら会議に出てるよ!だから私に任されてここにいるのです」ドヤッ

男「……はぁ……」

女先輩「反応薄い……」

男「ご、ごめんなさい……?」

女先輩「うぅー…………まあいいか!しょぼくれてたって何にもならないし!」

男「(やけに前向きだなこの人)……そうですね」

女先輩「んー、じゃあ自己紹介も兼ねて質問、いい?」

男「……はあ、大丈夫ですよ」

女先輩「えっと……んーと……んー…………あ、そうだ!男君って家でなにか飼ってるの?」

男「……金魚と錦鯉を数匹、といっても錦鯉の管理は祖父がしているのですが……」

女先輩「えー!錦鯉!?凄い!錦鯉ってあのお金持ちの家とかで飼ってるヤツでしょ?」

男「まあ、錦鯉に対するイメージ通りか、ならば、そうですね。」

女先輩「ほぇー…………金魚って、何飼ってるの?」

男「僕は朱文金、コメットと、鈴木系東錦と丹頂、あとらんちゅうでしょうか」

女先輩「……うーん……?朱文金とコメットはうちの部活にいるから分かるけど……その鈴木系?あずまにしき?と丹頂……?っていうのは?あ!らんちゅうは有名だよね!あのころころしてるの!」

男「鈴木系東錦というのは一言で言ってしまえば系統ですね、元は東錦という金魚なのですが、産地事によって呼び方が違うんです。鈴木系だったり志村産だったりと、同じ東錦でも産地ごとに特徴が違うのが面白いですね」

女先輩「へえー!ごめんね、ちょっとしか理解出来なかった。……で、丹頂っていうのは?」

男「簡単に説明すると頭が赤い金魚。丹頂鶴のように頭が赤い事から丹頂いう名前になったそうで、白い体に赤い頭が日本の国旗を連想させる事から海外では人気がそこそこあるみたいです」

女先輩「ふむふむ…………」

女先輩「で、男くんはそれを飼ってるんだ?」

男「まあ、はい、そうですね。増やしてます」

女先輩「……ん?増やす?」

男「はい、卵を取って孵化させるんですよ」

女先輩「えー!凄い!というよりも金魚って家で増やせるの!?」

男「はい、簡単ですよ、冬の間に冬眠させて春に卵を産むから受精させればいいだけです」

女先輩「……いや、簡単そうに言うけど割と難しいよねそれ?」

男「いや、そうでもないですよ?3歳ぐらいの冬眠させたオスとメスを1匹ずつでも、30センチの水槽に入れれば大潮の日に交尾するので水草を入れてあげればそれで受精卵が出来ますよ?」

女先輩「そうなんだ……初めて知った……あれ、でも大潮って?」

男「太陽暦だか太陰暦だか、人の身体、女性に限定されますけど、生理ってあるじゃないですか?それと関係してるみたいです、まあ専門家ではないので詳しい事はわからないですけどね」

女先輩「へ、へえ……」

女先輩「(まさか金魚の話してて生理って言葉が出てくるとは思わなかったよぅ……)」

男「んー、じゃあ女先輩から質問受けたので僕からも一つ、いいですか?」

女先輩「……ん?あ、なになに!なんでも聞いて!」

男「女先輩って、家で何か飼ってます?」

女先輩「え?あー、うーん………………メダカを少し……」

男「メダカ?」

女先輩「う、うん……子供っぽい?」

男「いえいえ、そんな。いいじゃないですか」

女先輩「……へ?いいって?」

男「いや、メダカ飼ってるから子供みたいだなんて、そんなことはないですよって」

女先輩「……そうなの?」

男「はい。それに、メダカだって価値ありますからね?」

メダカはアクア歴が重なれば重なるほど難しくなると思ってます

思っていたよりアクアリスト多くてちょっとテンション上がる

女先輩「……メダカに価値?」

男「はい。オークションとかでメダカを見てるとたまにですけど1匹1万とか行ってるものありますし」

女先輩「1万!?」

男「メダカについてはあまり良くわならないのですが、そこそこ人気あるみたいですよ?」

男「三色の……なんとかってメダカとか、高いみたいですよ?」

女先輩「へ、へぇ……そうなんだ……」

男「まあ、僕は金魚でいっぱいいっぱいなのでメダカは手は出せませんけどねー……」

女先輩「金魚でいっぱいいっぱい……?そんなに飼ってるの?お庭広い?」

男「んー……まあ、そこそこあるとは思ってます」

女先輩「どのぐらい……?」

男「うーん……どのぐらい……とは説明しにくいですが、だいたいこの生物室の半分くらいでしょうか?」

女先輩「そんなに?!お金持ちかな……?」

男「そんな事はないですよー。あ、そろそろ下校の時間なので僕帰りますね?」

女先輩「あ、はーい!ばいばーい!!!」

男「お疲れ様です」

女先輩「ばいばーい」

男「…………」

女先輩「……ばいばい……」

男「ば、ばいばい……」

女先輩「……!!」

【次の日】

友「おい」

男「ん?どうした朝からカッカして」

友「お前昨日俺置いて帰っただろ」

男「あー、そういえば。すまん。」

友「すまん。じゃねえよ!お前のせいであの部活の顧問に変な目で見られたんだからな!!」

男「いや、でもお前が気を失うのが悪いからで……」

友「……けっ、今日も行くぞ。」

男「……どこに何しに?」

友「きまってんだろアクアリウム部だよ!」

ホームセンターで売ってる黒い60リットルの舟は1000円以内で買えるし数も飼えるからマジおすすめ
一万近くするけど浄化槽ブロアとか買って、エアチューブ分裂させるヤツつけて投げ込み式濾過器自作するとホント楽

>>63
いやまあ舟が楽なのは知ってるけど
なんか養殖業みたいで好きになれない

男「……女先輩さんに会いに?」

友「ったりめーだろ?」

男「女先輩今日休みだってさ」

友「んじゃ弓道部見に行こうかなぁー」

男「……すまん、嘘だ」

友「…………。……行くぞ」

男「……うっす……」

>>64
確かにそんな雰囲気はある。
ホームセンターで塩ビパイプと舟買うと高確率で店員に「金魚の繁殖ですか?」って聞かれる

ただ底が黒い舟だと上見の魚がすごい綺麗に見えるからそういう意味では舟は好き

>>66
なるほど
確かに黒だといいかもな
うちの高校の生物部は青の舟だったから汚らしく見えたのかも

友「っはよーっざます!」ガラッ

部長「あら、おはよう。今日は女先輩はいないよ」

友「…………」

部長「ははは、彼女はモテるね。で、男くん、キミはこの部活に入ってくれる気にはなったかね?ん?」

男「……消去法でこの部活が第一志望になりますね」

部長「そうか。そうか。よし、よろしく男くん」

男「ただ、この学校は部活が強制ではないと聞いたので入らないという選択肢も……」

友「何言ってんだお前。中学は金魚バカだった癖に高校入ってこれだ」

男「いや、ただアクアリウムと金魚は違うと思ってるだけだ」

友「じゃどこがどう違うんだよ?」

>>67
科学的根拠があるかと聞かれたら分かんないけど金魚や鯉は周りが明るい色の水槽よりも暗い色の水槽で飼った方が発色がいい。と俺は思ってる
周りが黒だから目立つだけなのかなとかとも思ってたど昭和三色の稚魚を水槽で飼ってた時と黒い色の舟で飼ってた時の墨の濃さが、明らかに黒い方で飼ってた時のが発色が良かった

男「俺のやる金魚はアクアリウムではなく繁殖だから」

友「……どう違うんだ?」

男「俺は商売目的だから」

部長「金魚が商売の道具になるのかい?」

男「金魚だって種類や柄の善し悪しで値段は上がったり下がったりしますからね」

部長「ほぉう……?じゃあうちでアクアリウムをやらないか?」

男「…………」

部長「アクアリウムという観点から金魚を見てみた時、金魚はどうあるべきなのか、見直せるだろう?」

男「…………まあ……」

男「…………まあ、形だけでもしましょうか」

友「(やった!)」

部長「ふふふ、じゃあ男くんと友くんの入部、待っているよ」

友「あ、は、はい!」

友「部長さんってさー、普通にいい人だよなー」

男「……はぁ、まあ、そうだな」

友「……なんだ?そうは思えねえ……ってか?」

男「いや、そんなことは無いが……」

年明け早々ゆっくり休めってことだろ
お大事に



父(定年退職済)が金魚飼いたいとか言い出したんだが
初心者はコメット辺りかね

中々死なないから色々飼ってみたら?
普通のメダカは家の前の用水路で取ってきてる

金魚は丈夫な熱帯魚よりむずかしいイメージですね。
ジキンとかかわいくていいよね。

らんちゅう買うのに5千円もした……

>>78
コメットと朱文金おすすめするよ。
うちから2、3匹送り付けたいレベルでオススメする

>>79
最近メダカってあまりみない

>>80
ヂ金は模様が綺麗なの多くて好きですね。
確かにらんちゅうとか、元の鮒型の体型から離れれば離れるほど弱くなる気がします

【学校】
担任「はい、それじゃあこの紙に入りたい部活の名前記入してね。」

担任「あー、あと、第1志望に希望した部活の募集人数多かったら、希望書いた人の中から抽選で人数分選ぶから、第二志望もしっかり書けよー。」

担任「んじゃ俺はプリントとってくるから、ちゃんと書いとけよー」


友「で、男、お前何にすんだ?」

男「んー、やっぱりアクアリウムにしようかなって思ってる」

友「おっ、やっぱり?んじゃ俺第1志望アクアリウムかな」

男「……俺は第2志望なしで第1だけでいいや」

友「第2は?」

男「んー……アクアリウム以外いいの無いかなって思っちゃって、好きでも無い部活に入ったって邪魔になるだけだからさ」

友「……ふーん……。でもお前、ついこの間には芸術部?だか美術部がいいっていってたじゃねえか」

男「いやあほら。あの部長さんから変態しかいないって聞いたもんだから行く気がなくなっちゃって……」

友「…………そっかー。」

男「……おう」

友「で、決めるのか?」

男「……ああ、じゃあそうしようかね。」

友「でも、噂だとこの学校部活強制じゃないらしいぞ?」

男「いや決めたんだ、入る事にするよ。」カキカキ

友「そっかー、じゃあ俺も入る事にするか」

男「女先輩の為に?」

友「うっせー」

【週明け】

部長「うむ、やはり君達二人は入部してくれると思っていたよ」

女先輩「よろしくねー」

男「宜しくお願いします」

友「よろしくお願いしまーす!」

部長「うむ、元気がいい」

男「で、入部したのはいいですが基本的に何するんです?」

女先輩「そこはねー、顧問先生と部員と話し合って決めるの!去年もそうだったからねー」

男「そうですか。」

友「で、その顧問の先生は?」

部長「先生ならたぶん職員室だと思うけど……」

友「何故に……」

女先輩「先生今年私達の担任だからねー、忙しいんじゃなーい?」

男「ま、そういうこともあるさ」

友「………………。」

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