【ガルパン】痛快なりゆきSS 風雲!タカシ城 (108)


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アリサ「ね、ねぇ…タカシ、放課後はどーする?」

タカシ「特に考えてないな」

アリサ「だったら、どっかでお茶でもしていかない…?」

タカシ「お、いいな」

アリサ「やった!!」


???「…タカシさんですね?」

???「探しましたよ…」


  ガシッ!!


タカシ「お、おい!!なんだアンタ達は!? は、離せ!!」


  ブロロロ…


アリサ「ちょっと!アンタ達なんなのよ!! た、タカシ!!タカシィーッ!!」




アリサ「た、タカシが連れ去られた…それにあの二人は…」

アリサ「と、とにかく!助けに行かなきゃ…隠して付けておいた発信機が役に立ったわ…」


アリサ「待っててタカシ…アタシが今、行くから!!」


……

……

― 車内


タカシ「い、一体、オレをどーするつもりなんだよ!!」


しほ「大人しくしていてください」

千代「着いたらわかります」



……

……


  『痛快なりゆきSS 風雲!タカシ城』


『天を突き高くそびえ立つこの城を人はタカシ城と呼ぶ!』

『今!まさにこの城を巡って壮絶なる戦いの火蓋が切って落とされようとしていた!』


(※風雲!タカシ城 とは! 数々の用意されたアトラクションを突破していくSSでございます)




しほ「さぁ!始まりました!風雲タカシ城!私、筆頭家老の西住しほでございます!!」

千代「主席家老の島田千代です、いやー始まりましたね、しほちゃん!!」

タカシ「…あの、これは?」

しほ「おお!殿!驚いておいでのようですね」

千代「実は、戦車道の為に使ってもいい土地を手に入れましてね…それをただの戦車演習場にするだけではつまらないので…」

しほ「戦車道に必要な人材を育成する場所として、この城を作ったっというわけなんですね」

タカシ「…無関係のオレがいる必要あるんでしょうか?」

千代「語呂の良さで、タカシさんが一番良いんですよ」

しほ「大洗のおりょうさんの、タケコ城も良い線だったんだけどねー」

タカシ「そ、そんな理由で…」




……

……

― 攻撃軍サイド


西隊長「よくぞ!集まった我が精鋭達よ!!」

杏「おー、西ちゃん、似合ってる似合ってる」

柚子「会長、皆、集合しました」

そど子「アリクイさんチームがいませんけど!」

杏「あー、ねこちゃん達はこっちとは別のとこにいるから、だいじょぶー」


みほ「…あ、あの一体これは?」

杏「今回はね、皆でタカシ城を攻略するっていう…まぁゲームみたいなモンに挑戦してもらうんだわ」

梓「た、タカシ城?」

優季「アリサさんの彼氏のタカシ?」

アリサ「…まだ、彼氏じゃないわよ」

あゆみ「じゃあアリサさんは、なんでここに?」

アリサ「タカシがさらわれたのよ…西住流と島田流の家元の二人に」

みほ「あの、私帰っても良いでしょうか?」

杏「ダメー」




柚子「皆には、いくつかのアトラクションを挑戦してもらいます」

桃「最終的に残ったメンバーで戦って、勝利した場合は…」

杏「素敵な賞品が出るよー!!なんと100万円!!」


沙織「どーせ、100万円分の干し芋!…とかじゃないんですか?」


杏「ソンナコトナイヨー(棒)」


アリサ「賞金なんか、どーでもいいわ!私はタカシを助けるために来たんだから!!」


左衛門佐「城攻め…俄然負けられないな!!一番槍は私の物だ!!」

エルヴィン「おお!門佐が燃えている!!」

カエサル「城のセット見たときから興奮してたしな」

おりょう「とりあえず、皆、怪我無しでの無血開城とさせたいぜよ」


柚子「私達、生徒会は進行と負傷が無いように裏方に回っているからね」

桃「安心して臨んでくれ、だが…やるからには勝つつもりでな!!」

杏「そんなわけで、西ちゃん 号令をお願いねー」


西隊長「心得ました!!…では…」

西隊長「 全軍!! 突撃ぃーーっ!!! 」


 大洗チームとアリサ  総勢27名




― タカシ城 本丸


千代「いよいよ始まりますね、しほちゃん!気になる選手はいる?」

しほ「大洗のメンバーですと、バレー部のアヒルさんチームですかね、運動神経は折り紙つきのはず!」

千代「なるほどー、あとは大洗以外からの、飛び入り参加のアリサさんも気になるとこですねー」

タカシ「あ、アリサ…来てるのか」




― 第一関門

 『決勝の川』

(※決勝の川 とは! 池の上に浮かんだ戦車を飛び移り、向こう岸へと渡るアトラクションだ!!)


優花里「池の上に、たくさんの戦車が浮かんでいますね…」

桃「この戦車の上を飛び乗って、向こう岸へ行けばクリアーだ」

梓「決勝戦で私達の所に跳んできてくれた西住隊長みたいですね」

杏「そ、そ、モチーフはそれ」

柚子「流石に川だと、落ちた時に流されて危険だから池の上にしてあるわ」

杏「んじゃ、お手本で西住ちゃん、お願いー」

みほ「は、はい…」




挑戦者 西住みほ(熊本県)


みほ「いきます!!」


 ピョン… パッ… タッ… …ストッ!


みほ「…で、出来ました!」(西住みほ 合格)


杏「おー、流石だねー、西住ちゃん!」

梓「素敵です…西住隊長」キラキラ 


西隊長「よーし!続けていけーっ!!」





挑戦者 五十鈴華(茨城県)


華「私も、みほさんに続きますわ!」


 ピョン… パッ…


   …ストッ… ズボッ!!  


華「…え!? せ、戦車が沈んで… キャアァッ!!」


 …バシャァッ!!


みほ「は、華さん!!大丈夫ですか!?」

華「ぬ、濡れてしまいましたわ…」

杏「あー、言い忘れてたけど、その池の上の浮いてる戦車、数台はダミーで人が乗ると沈むようになっちゃてるからねー」


華「そういうことは、始めに言ってください!!」 (五十鈴華 失格)





挑戦者 アリサ(長崎県)


アリサ「うおおお!!タカシぃーーッ!!」


 ザシャ!! …ザッ!! ザッ!! ダッ!! スタッ!!


あや「す、凄い…戦車が沈む前に一気に駆け抜けているよ!!」

桂利奈「ヒーローみたい!!かっこいいアリサさん!!」


アリサ「ハァハァ…まってて…タカシ…」 (アリサ 合格)


 第一関門 終了  





― タカシ城 本丸


しほ「第一関門、終了!!どうですか?感想は」

千代「若い乙女が水に濡れるだけで、そこはかとない色気がありますね!!」

しほ「我々としては良い絵が撮れて満足です、特に、あんこうチーム一、色気がある五十鈴さんが濡れてくれましたからね!!」

千代「で、殿?濡れた服から透ける下着とかに興奮してたのでしょうか?」ニヤニヤ

タカシ「してねーよ!!」

しほ「またまたー」ニヤニヤ

タカシ(う、うざい…)


今日は、ここまでです

続きは不定期ですが、投下をして行くのでよろしくお願いします



― 第二関門

 『アリクイの館』

(※アリクイの館 とは! 無数の扉で囲まれた部屋から脱出するアトラクションだ!!)


杏「蜂の巣状になった部屋を進んで出口に行く…まー迷路みたいなモンだね」

華「…それだけですか?」

杏「……」

優花里「沈黙と言う事は…」

麻子「きっと、なにか罠がある」

柚子「大丈夫よ、命に関わるような物ではないから」

みほ「お母さん達のお遊びで命がけはしたくないですよ…」




挑戦者 冷泉麻子(茨城県)


麻子「うう…こういうのは苦手だ…」


 ガチャ…


麻子「なるほど…扉に囲まれた部屋の向こうは、同じように扉に囲まれているのか…」

麻子「位置を把握しながら、進めば簡単だな…」

 
 ガチャ…


???「そこまでだにゃー」

???「逃がさないナリ」

???「あきらめるだっちゃ」


麻子「…へっ?」





「みぎゃぁぁぁーーーっ!!」


沙織「え、何っ!?麻子の叫び声がしたよ!!」

杏「あー、たぶん冷泉ちゃんが番人に捕まっちゃたんだと思う」

みほ「ば、番人?」


 ガチャ…


麻子(顔真っ黒)「…うう、怖かった」

沙織「ま、麻子!!何があったの?」

麻子「あ、悪魔が三人…き、気をつけろ…」


 ガクッ… (冷泉麻子 失格)


沙織「むぁこぉーーーっ!!」

麻子「…グーグー」

沙織「ぬぇるなぁーーっ!!」


優花里「で、その悪魔の番人というのは?」




……

ねこにゃー「亜仁丸ねこにゃーです、ごめんね冷泉さん…」

ももがー「ストロングももがーナリ、会長さんに頼まれて…」

ぴよたん「ぴよたん古母鬼馬二ぴよ、手は抜けないの…」

……


みほ「…す、すごいメイクですね」

杏「悪役のメイク、似合ってるよー」

優花里「つまり、アリクイさん達に捕まるのもアウトってことなんですね」

桃「捕まると顔に墨を塗られてしまうから、逃げ切るか、上手く出会わないようにしてゴールを目指してくれ」




挑戦者 武部沙織(茨城県)


沙織「顔に塗られるのだけは勘弁してほしいなぁ…」


 ガチャ…




……

杏「皆には上から撮ったモニターで挑戦中の様子が見れるよー」

みほ「沙織さん、出会わずに上手く避けてますね…」

麻子「男との出会いが無さそうな沙織だからこそだな」

華「猫田さん達は女性ですよ」



……

 ガチャ…


沙織「やった!!ゴールだ!!」 (武部沙織 合格)


優花里「これ…アリクイさん達が出口付近で陣取っていたら、絶対クリアーできないですよね」

杏「あー確かに、でも、ねこちゃん達は生粋のゲーマーだから、そんなつまらない真似はしないよ」

麻子「そうだな、見つかって捕まえる時も一切手を抜かなかったし…」ガクブル




挑戦者 アリサ(長崎県)


アリサ「うおおお!!タカシぃーーッ!!」


  ガシャ! ガシャ!!


ねこにゃー「あ!セットの上を登るなんてズルい!!」

ももがー「そんな、裏ワザ聞いてないモモ!!」

ぴよたん「降りてくるっちゃ!!」


アリサ「うるさいわね!!私は止まるわけにはいかないのよ!!」 (アリサ 合格)


 第二関門 終了  





― タカシ城 本丸


千代「第二関門終了!まさかセットの上を登る予想外のプレイとは」

タカシ「アリサ…」

しほ「まー、番人のアリクイと、ぶつからないのがこのゲームの肝ですからねー」

千代「彼女達とぶつかって勝てる見込みは無さそうですもんねー」

千代「なんと彼女達、悪役を極めるためにプロレスと悪役商会を見学しに行ってきたらしいです」

タカシ「おお、すげーな…それは」

しほ「アクティブなオタクはすごいですねホント」

しほ「さぁ、この調子でドンドンいきましょう!!」




― 第三関門 

 『すもうでプラウダ』

(※すもうでプラウダ とは! くじ引きで引いた相手と相撲を取るアトラクションだ!!)


杏「次はシンプルだよー、くじで引いた相手と相撲を取って勝ったらクリアーってだけだから」

みほ「プラウダってことは、対戦相手は…」


カチューシャ「私達が相手よ!!」

ノンナ「よろしくお願いします」

クラーラ「日本のSUMOUとても楽しみです」

ニーナ「お、おてやわらかに頼むべ」


沙織「プラウダのメンバーはわかるんだけど…あの着ぐるみは?」


(着ぐるみ)「……」


カチューシャ「あれは KV-2 をマスコット化した着ぐるみの かーべーたん よ」

優香里「ただでさえ大きな砲塔が、さらに強調されて、今にも倒れそうですね…」

柚子「そうね、着ぐるみが相手ならまず負けることが無いわ」





挑戦者 エルヴィン(茨城県)


優花里「がんばってくださいー!エルヴィン殿ー!!」

エルヴィン「まかせろ、グデーリアン!相手は…っと、ニーナさんだな」


ニーナ「よ、よろすぐ…」

エルヴィン(ウチの会長と同じくらいの体型だな…これなら余裕だろう)

ニーナ「ひ、ひえぇ…」ビクビク


 はっきよ~い…


沙織「カチューシャさんも小さいけど、彼女も小さいよね」

優花里「ええ、ですが、あの体でKV-2の装填手… !?いけない!!」


 のこった!!


優花里「エルヴィン殿!!」

ニーナ「!!」ギラッ




  ビターンッ!!


エルヴィン「ぐわっ!!」

優花里「大丈夫でありますか!?」

沙織「す、すごい…あの小さい体で…エルヴィンさんをおもいっきり投げ飛ばしたよ…」

優花里「あのKV-2の装填手ですから、腕力は桁外れです…たぶん、このプラウダの中では最強だと思います…」

エルヴィン「うぐぐ…見た目に騙されてしまったか…」

ニーナ「全国大会のお返しじゃねぇけんど、だましてすまねぇべ」

エルヴィン「いや、油断した自分に非があった(まともにぶつかっても勝て無さそうだけど…)」 (エルヴィン 失格) 





挑戦者 ナカジマ(三重県)


ナカジマ「さ~て、私の相手はっと… カッちゃんだね」

カチューシャ「ふふん、ツいてないわね!ジマーシャ!このカチューシャ様が相手だなんてね!!」

ナカジマ「…あ、うん…そうだね…」


 はっきよ~い…


カチューシャ「泣いて謝っても、もう遅いんだからね!!」

ナカジマ「……」


 のこった!!




カチューシャ「えい!えい!どうよ!!」ペタペタ

ナカジマ(うわぁ…予想はしてたけど…弱々しいなぁ…)ヘイゼン

カチューシャ「うん!ううん!!倒れなさいよ!!」キュムキュム

ナカジマ(私がちょっと、力入れれば倒せるんだけど…)

カチューシャ「お願い!!倒れてぇぇ!!」ウルウル

ナカジマ(あちゃぁ…泣きそうだよ…仕方ないか…)


ナカジマ「うわぁー(棒)」


  ドタッ


カチューシャ「ハァ…ハァ…さすが、ジマーシャね…この私をここまで追い詰めるなんて…」

ナカジマ「カッちゃん、つよいなー(棒)」 (ナカジマ 失格)




ホシノ「ちょっと、ナカジマ!何考えてるのよ」

ナカジマ「いやー、面目ない」

ホシノ「こういっちゃ悪いけど、カッちゃんなら、指先ひとつでダウンくらいできたでしょ」

ナカジマ「そのね…幼児がじゃれて相撲ごっこしてるのに、全力で投げ飛ばすってのも大人気無い気がして…」

スズキ「相手がカチューシャでナカジマの母性が弱点になったってとこか…」



挑戦者 アリサ(長崎県)


アリサ「うおおお!!タカシぃーーッ!!」(ぶちかまし)


  ビターンッ!!


カチューシャ「びえええ!!ノンナぁぁっ!!痛いよぉ!!」 

アリサ「タカシへの道を邪魔をするものはどいてもらうだけよ!!」 (アリサ 合格)


ナカジマ「……」

ホシノ「まぁ、あれが現実よね」
 

 第三関門 終了  





― タカシ城 本丸


しほ「第三関門終了!!どーです?殿」

タカシ「…アリサ、子供に対して容赦なさすぎだろ…」

千代「そんな、殿に豆情報!実はあのカチューシャさん、殿やアリサさんよりも年上なんです」

タカシ「え!?ウソ?まじかよ?」

しほ「マジマジ」

千代「幼い顔してるだろ…18なんだぜコイツ…」

タカシ「ほぇ~」←驚き



今日は、ここまでです

不定期ですが、また続きを投下して行くのでよろしくお願いします



― 第四関門

 『カールでポン!』

(※カールでポン! とは 吊るされたカールの砲弾にしがみ付き、向こう岸のイカダに着地するアトラクションだ!!)


エリカ「このアトラクションでは、私が手本をみせるわよ!」


  ガシッ! グルン…グルン…


エリカ「こうやって、カールの砲弾にしがみ付いて…池の上に浮いたイカダに着地を…あっ!!」


  ズルッ!! …ザボーンッ!!


みほ「エリカさん…失敗してるよ…」

華「ん?…落ちた逸見さんのところに何かが泳いで来ているような…」


  わに…わに…わに…


沙織「わ、ワニだよ!!それも三匹も!!」

みほ「え、エリカさん!!逃げて!!」




 バシャッ!! バシャバシャッ!!


みほ「エリカさん!!」


 …しーん  …プカリ…


沙織「ひ、ひぃっ!!ほ、骨だよ!!人の頭がい骨!!」

みほ「え、エリカさんが…そんな…」

華「な、なんてこと…許せませんわ!!あの人食いワニ!!」


優花里「あ、あの~…」←視力すごくいい

麻子「浮いている骨をよーく見てみろ、模型だ」←同じく




……

エリカ「ふぅ…失敗しちゃったわ…」

みほ「エリカさん!!」ダッ

 だきっ!

エリカ「え?ちょっと何よ?いきなり?」

みほ「良かった!川で溺れてワニに食べられて骨だけになったエリカさんなんていなかったんだね!!」

エリカ「え、ええ…だから離れなさいって…私、濡れてるんだから…みほまで濡れるわよ」

優花里(いいなぁ…) 


杏「いやー西住ちゃん驚かせてごめんねー」

沙織「悪ふざけにもほどがありますよ!!」

麻子「いや、冷静に考えればワニがこんなとこにいないし、いきなり骨まで食われないだろ」

華「…では、あのワニさん達は?」





ねこにゃー(ワニ着ぐるみ)「ぼ、ボクたちです…」

ももがー(ワニ着ぐるみ)「この池、落ちても大丈夫なように深くなってるんだモモ」

ぴよたん(ワニ着ぐるみ)「と言う訳で、レスキューはまかせるだっちゃ」


杏「今回のレスキューの為に、ねこちゃん達はライフセービングの講習まで受けて来たんだよー」

ねこにゃー「精神的にも筋肉的にも勉強になりました」ムキッ

沙織「…それでワニの着ぐるみの意味は?」

桃「会長の演出だ」

みほ「…」



挑戦者 秋山優花里(茨城県)


優花里「不肖!秋山優花里、行かせてもらいます!!」

みほ「優花里さん!がんばってー!!」


 ガシッ!! グルン…グルン…


優花里(…こうして、砲弾にしがみ付いていると子供の頃を思い出しますね…)

みほ「…優…里…さん!!」

優花里(ああ!私は今!カールの砲弾と一つになっているのですね…)

みほ「…さん!!手を…離…て、着地…!!」

優花里(カールとつながったままで頭がフットーしそうであります!!)


優花里「ヒヤッホォォォウ!! 最高だぜぇぇぇぇ!!」


みほ「優花里さん!!」

優花里「に、西住殿!? あっ 」


 ザバーン!!




沙織「ゆかりん…手を離さないから、そのまま転落しちゃったよ…」

麻子「たぶん、砲弾の感触に夢中だったんだろうな」


ねこにゃー「秋山さんを助けに行くわに」スイ~

ももがー「じっとしててほしいわによ」スイ~

ぴよたん「大丈夫わにだからね」スイ~


優花里「わ、わかりました」 (秋山優花里 失格)


ねこにゃー「…よし、つかまったね!えりりん氏!ボートをこっちにお願いわに!!」


エリカ「わかったわに!!…ゴホン、誰がえりりんよ!」




挑戦者 磯辺典子(茨城県)


典子「根性ーっ!!」


 ガシッ!! グルン…グルン…  …ストッ!!


典子「よぉーし!!」 (磯辺典子 合格)


みほ「さ、さすが…」

華「動作に無駄がありませんわ…」


典子「どんどん続けー!!」



挑戦者 河西忍(茨城県)


忍「ハイ!行きます!」


 ガシッ!! グルン… グルン… …スタッ!


忍「やった!クリアーね」 (河西忍 合格)

典子「ナイスだ!河西!!」




挑戦者 佐々木あけび(茨城県)


あけび「回転レシーブの要領で!」


 ガシッ!!(むにゅっ!) グルン… グルン…(むにゅん…むにゅん…)


あけび「む、胸があたって…上手くつかめ… きゃぁ!!」


 ズルッ!! …ザボーンッ!!


典子「佐々木!!大丈夫か!?」

あけび「ふぇぇ…キャプテンすみません~」 (佐々木あけび 失格)

忍「…」



妙子「が、頑張ります!!」


 ガシッ!!(むにゅっ) グルン… グルン…(むにゅん…むにゅん…)


妙子「…きゃっ!!」


 ズルッ!! …ドボーンッ!!


妙子「うう…胸が邪魔で…」 (近藤妙子 失格)


忍「……」

典子「大丈夫か!?胸に脂肪が付きすぎだぞ!二人とも!!」

典子「河西、その点では流石だな」

忍「あ、あの、キャプテン…」



忍「キャプテンにだから言いますけど、私だって…む、胸は大きくなりたいと思っているんです…」

典子「そうなのか?」

忍「キャプテンはバストが大きくなりたいなぁ…とか思わないんですか?」

典子「う~ん…思わないな」キッパリ

忍「えぇ?」

典子「この身長で胸だけ大きいのもアンバランスだし…」

典子「何よりトスしにくくなる」

忍「そ、そうですか…」

典子「私は胸よりも…///」チラッ


ねこにゃー「うん?」

典子「猫田さんみたいな腹筋が欲しいなぁ…って」

忍「え!?ええ~?」




ねこにゃー「磯辺さん、どうかにゃ?」ミヨコノフッキン

典子「お…おおお!!」サワサワ

ねこにゃー「カッチカッチでしょ?」

典子「うん!うん!すごい!!いいなぁ~///」

忍「キャ、キャプテン…」

ねこにゃー「腹回りに、効くトレーニングなら教えられるけど…」

ねこにゃー「でもあまり、腹に筋肉を付けるとバレー部の磯辺さんとしては…

典子「うん、筋肉つけすぎると動きがね…」

ねこにゃー「磯辺さんは腹筋よりも腿廻り…ハムストリングがすごいんだから、そこを大切にした方がいいと思うよ」サワサワ

ねこにゃー「い、いつも…、スパッツ越しにしなやかだなぁ…って見てた///」

典子「そ、そうかな…でも、下半身には自信があるから…そう褒められると嬉しいかな…///」

忍「あ、あの…キャプテン…猫田さんも…」


エリカ「ちょっと!!アナタ達!!乳繰り合ってないで手伝いなさいよ!!」



挑戦者 アリサ(長崎県)


アリサ「うおおお!!タカシぃーーッ!!」


 グルン… グルン…  ズサッ!!

 
アリサ「私は、タカシを掴むのよ…カールの砲弾くらいで落ちたりしないわよ!!」 (アリサ 合格)

エリカ「鬼気迫る、この表情…恐ろしいわね」


 第四関門 終了




― タカシ城 本丸


しほ「まさかの本命、バレー部から二名が脱落!!」

千代「乳の大きさがアダになってしまうとはねー」

しほ「まだまだ、ひよっこよねー、乳は上手く挟まないとねー」ボインボイン


千代「さて!ここで、ご覧になっている皆様へのプレゼントのコーナーです!!」

しほ「なんと、抽選で一名の方に、この『カールでポン!』で使われた…」

しほ「大洗の女子生徒達の胸が押し付けられた!この砲弾をプレゼントしちゃいます!!」

千代「下の宛先『風雲!タカシ城 タカちゃんと遊ぼう係』までお送りください!!」


しほ・千代「「当選者は発砲をもってかえさせていただきまーす」」


タカシ「……」



千代「どうしました?殿!まさか。殿のカールも大変なことになっているでしょうか?」

タカシ「いやさ…俺も…年頃の男なんだけど…」

タカシ「そういう若者の前で、そういう話をするのはどうなんでしょうかね?」

しほ「私も千代ちゃんも、娘しかいないから、男の子の反応を楽しみたくて」

千代「でも意外と殿が冷めてるんで、千代もしほもちょっと残念…」

タカシ「そういうノリは旦那さんとしてくださいよ」

しほ「…夫の前では猫被ってますんで」

千代「…同じく」

タカシ「なんだかなー」


今日は、ここまでです

また続きが出来たら投下して行くので不定期ですがよろしくお願いします



― 第五関門

 『メッシーナ海峡』

(※メッシーナ海峡 とは! 大きく揺れる細い吊り橋で、砲弾(バレーボール)を避けながら渡るアトラクションだ!!)


杏「ここはマシンから撃たれるバレーボールを耐えるか躱して、とにかく向こう岸へ行ければクリアーだよー」

典子「バレーボール!? 会長!!撃ち返したりしてもいいのですか!?」

杏「え!?お、落ちたら失格だから、それ以外は別に好きにしてもいいけど…」

典子「よーし!河西!!全弾レシーブするぞー!!」

忍「無理ですよ…足場が悪すぎます」

典子「根性があれば何とかなる!!」

忍「そ、そんなぁ…」




ペパロニ「ポップコーン・ペパロニでーす!!」

カルパッチョ「ポップコーン・カルパッチョです!!」

アンチョビ「ここは、我々アンツィオが受け持っているぞ!!さぁ、大洗の諸君かかってこい!!」

杏「おー、チョビーよろしくねー」

アンチョビ「チョビって呼ぶな!!」

杏「んじゃ、さっそくお手本頼むねー」

アンチョビ「えっ?」

ペパロニ「アタシとカルパッチョはバレーのマシンの係をなんで姐さんお願いします」

アンチョビ「ええ~…」




アンチョビ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ゆ、ゆれるぅ゛ーっ!!」ガタガタ


杏「おおー、実際に渡ってるの見ると不安定、極まりない橋だねー」

華「手すりもなく、掴むところもないですわね…」

沙織「あんなの渡るだけでも大変じゃない!!」

典子「そう?」

みほ「普通じゃないかな?」

優花里「走る戦車の上を平然と立てる西住殿達とは違うんですよ…みんなは」




アンチョビ「バランスを取って…」ヨタヨタ


ペパロニ「姐さーん!ボール撃ちますよー!!」

アンチョビ「おい!あくまで実演だからな!!威嚇でいいんだぞ!!威嚇で!!」

カルパッチョ「わかってますよ」


みほ「」ワクワク

杏「」ワクワク


アンチョビ「いいか!当てるなよ!!絶対だぞ!!絶対!!」

カルパッチョ「発射」


  ズドン!! …ベシッ!!


アンチョビ「ぐはっ!! …うわっ!!」ズルッ!


みほ「当って落ちちゃいましたねwww」

杏「見事に顔面にヒットしたねーwww」


アンチョビ「こ、こんな風に…落ちないように…き、気を付けてくれ…」



挑戦者 西住みほ(熊本県)


みほ「よろしくお願いします」


 ひょい! タッ…タッ…


ペパロニ「ちょ!ちょっと!」

カルパッチョ「あの橋の上を普通に駆け抜けて…」


優花里「すごいです!!西住殿!!」

麻子「おお…流石だな」

華「これも西住流の為せる技なのでしょうね…」



ペパロニ「バレーボールの発射が間に合わないッス!」

カルパッチョ「ああん!もー!!」


みほ「渡りきりました!!」ドヤ! (西住みほ 合格)



挑戦者 磯辺典子(茨城県)


典子「よろしくお願いします!!」


  ダッ…ダッ…


ペパロニ「だーかーら!!なんで普通に走れるんスか!!」


  ピタッ


カルパッチョ「は、橋の中央で止まったわね…」


典子「さー!来い!!」


優花里「あ、やっぱりバレーボール受けるんですね」

華「さすがにあの不安定な足場でボールを受けるのは…」

あけび「いえ…キャプテンなら…」

妙子「出来ると思います」キッパリ




  ズドン!!  …ボッ!!


典子「ナイス!ボール!!さぁ!!もう一本!!」


麻子「…すごいな」

あけび「さすが!キャプテンです!!」


カルパッチョ「砲撃の意味全くないですよね」

ペパロニ「西住さんといい…姐さんがダメなだけなんスかね?」

アンチョビ「……」


杏「んー…このまま、粘られても落ちそうもないし…西ちゃんー」

西隊長「心得ました」

西隊長「アヒル殿ぉー!!後がつかえているのでこのまま進んでください!!」


典子「もう少し受けたかったけど… わかりました!!」 (磯辺典子 合格)


典子「河西ぃーっ!!先に行ってるぞぉー!!しっかりボール受けるんだぞー!!」

忍「普通にさせてくださいーっ!!」←普通に走り抜けて合格 (河西忍 合格)




挑戦者 カエサル(茨城県)


カエサル「ひなちゃん!!よろしく!!」


カルパッチョ「たかちゃん!!こちらこそ!!」

ペパロニ「相手が幼馴染だから手を抜くとか無しッスよ」ジロー

カルパッチョ「そ、そんなことは…」アセアセ

アンチョビ(あ、この感じだとありそう…)



カエサル「お、おお…ゆ、揺れる…」ヨタヨタ


ペパロニ「あ、やっぱこうなるのが普通なんスね」

アンチョビ「前までの挑戦者達がおかしかっただけだ…」


カルパッチョ「……」

カルパッチョ(あんな、産まれたての小鹿みたいに震えながら動く、たかちゃん…)

カルパッチョ(そんな、たかちゃんにボールをぶつけるなんて…そんな…そんなことを…)


カルパッチョ「…発射」(どんな反応をするのかしら)


 ズドン!!  ベシッ!!


カエサル「きゃぅ!!」


カルパッチョ「!?」ゾクッ




カエサル「ひ、ひなちゃん…」ウルウル


カルパッチョ「…発射」(あの、気の強いたかちゃんが、怯えた眼差しで私を…)ゾクゾク

 
 ズドン!! 


カエサル「あうっ!! ひなちゃ…ん」ビクビク


カルパッチョ「…発射」(あんな声を出して… もっと聞きたい!!もっと感じたい!!)ゾクゾク


カルパッチョ「発射…発射…発射」


 ズドン! ズドン! ズドン!!


アンチョビ「…おい…カルパッチョ…少しは手加減を…」

ペパロニ「聞こえてないッスねー」





カルパッチョ「…ハァハァ…次の球を!!」

ペパロニ「あ、赤い球ッスね、これで打ち止めッス」


カエサル「ハァハァ…ひ…な…ちゃ…」ビクン!ビクン!


エルヴィン「見ろ…ボールを叩きつけられてカエサルの身体が真っ赤だ…」

おりょう「でも、ボールは当ってない顔が一番真っ赤ぜよ…」


カルパッチョ「ハァハァ…たかちゃん…これが…最後よ…」


ペパロニ「こっちも興奮でカルパッチョの顔がトマトみたいに真っ赤ッスね」

アンチョビ「カルパッチョにこんな一面があったなんて…」


  …ズドン!!


カエサル「ひなちゃぁぁーーん!!」ビクンビクン!! (カエサル 失格)

カルパッチョ「たかちゃぁーん!!」ビクンビクン!! (カルパッチョ 退場)


華「愛のカタチって様々なのですね」

優花里「…そ、そうでしょうか?」




挑戦者 武部沙織(茨城県)


沙織「こういうの…苦手だよ…」フラフラ

沙織「きゃぁっ!!」グラッ!


優花里「武部殿!!大丈夫です!!そのまま体勢を直して!!」


沙織「う、うん!!…なんとか…落ちなかったけど…あっ」


華「沙織さん…体の向きが逆になって砲弾に背中を見せるかたちに…」


沙織「ど、どうしよ!!向きをかえるなんて、できないよ!!」グラグラ


優花里「仕方ありません!そのままゴールを目指してください!!」


アンチョビ「フッフッ…敵に背中を見せるとは己の不運を嘆くといい!!」

ペパロニ「姐さん、無駄口叩いてないで、撃つッスよ」

アンチョビ「わかってる!発射!!」


  ズドン!!


沙織「!?」





  …ペシッ



アンチョビ「…あれ?」

ペパロニ「効いてないッスね…」


  ズドン!!  …ペシッ


華「びくともしてないですね…」

優花里「こ、これは?」


麻子「尻だ」

麻子「沙織のデカい尻がバレーボールの衝撃を防いでいるんだ」

華「なるほど!!無駄に肉はついてないという事ですね!!」

優花里「今の武部殿は、さながら重戦車!!そのまま尻を突き出して進んでください!!」


沙織「みんなして!好き勝手に言うなー!!」


沙織「やだもー!!」 (武部沙織 合格)




挑戦者 アリサ(長崎県)


アリサ「うおおお!!(ベシッ!!) タカシぃーーッ!!(ボスッ!!)」


アンチョビ「ほ、砲弾をまともに受けてるのに…」

ペパロニ「全く退かないし!落ちないッス!!」


アリサ「砲弾がなんなのよ…揺れる橋がなんなのよ!!」

アリサ「私のタカシへの揺れる想いに比べれば屁でもないわよ!!」 (アリサ 合格)


沙織「す、凄い…恋する乙女ってこんなにパワフルなんだ…」


 第五関門 終了




― タカシ城 本丸


しほ「第五関門終了!!いよいよクライマックスが近付いてきましたよ!!千代ちゃん!!」

千代「そろそろ、我々も褌を締めて行かないといけませんねー!しほちゃん!!」

タカシ「……」

しほ「で~も、私達の場合は褌ではなく、ヒモパンの紐でしょう!!千代ちゃん!!」

千代「これはしほちゃんに一本取られましたね!!」

千代「で~も、一本取られたのが紐だったら~?」


しほ・千代「「私達、パンツが脱げちゃう~!!」」

タカシ「……」




しほ「殿、リアクションしてくださいよ」

タカシ「あ?す、すいません…ぼけっとしてました」

しほ「ふふ~ん」ニヤニヤ

タカシ「な、なんですか…」

千代「アリサさんの事考えてたんでしょ」ニヤニヤ

タカシ「ばっ!!ち、違がうって!!」

しほ「隠しても、丸わかりよ、まぁ、あれだけ叫ばれればね~」

タカシ「う、うぐ…」

千代「恥ずかしがる事ないですよ、相手に想われるって素敵な事なんですから」

タカシ「そ、そんなもんですかね…」



千代「ええ、それに、しほちゃんも同じだったし…」

千代「思い出すわぁ…西住流のご令嬢が、若かりし日のご主人にね…」

しほ「ちょ!千代ちゃん!!その話は!!」

タカシ「え!?オバ…」

しほ「ああん!?」ビキビキィ

タカシ「…し、しほさんにもそんな事が?」

しほ「…お恥ずかしながら…だから、アリサさんには頑張ってもらいたいですね」

タカシ「そ、そうですか…でも本音は?」

しほ「向かってくる相手は、全力で叩き潰します」

タカシ「やっぱりだよ」


今日は、ここまでです

また続きが出来たら投下して行くので不定期ですがよろしくお願いします



― 第六関門

 『人食い戦車』

(※人食い戦車 とは!! 五台の戦車の中からタカシ城へ向かう戦車を選んで乗りこむアトラクションだ!!)


杏「ラスト前のアトラクションだよー」

桃「AからE の五台の戦車の中から一つを選んで乗りこんでもらうだけだ」

柚子「これは完全に運の勝負よ」


優花里「えーと、これまでの流れだと不正解の戦車には…」

華「たぶん…罠と言うか…」

麻子「悪魔がいたりとか…」


杏「ごめいとー」

桃「挑戦者は待機でわからないが、ハズレの二台の戦車にはな…」




……


まほ「だ、大念寺まほと だ…」

蝶野「蝶野敷あみお よ!!」


まほ「お母様に呼ばれて来てみれば…こんな目に…」

蝶野「まー、まー、これも戦車道よ」


まほ・蝶野「「違うでしょ!!」」


まほ「うう…恥ずかしい…」

蝶野「さぁ!とっと始めましょ!!私は… C の戦車に入るわ!!」カポッ

まほ「私は… B の戦車にしよう」カポッ


……


杏「というわけで、BかC の戦車以外を選べばクリアだね」

桃「我々は挑戦者の様子を映像で見守るだけなんで、こちらの声は届かないからな」


優花里「西住殿のお姉さんも災難ですね」

麻子「家元の娘ってのも大変なものだな」

華「私としてはどうコメントして良いか…」




挑戦者 武部沙織(茨城県)


沙織「お尻がまだヒリヒリする…」

沙織「どの戦車にしよう…」


優花里「武部殿はどの戦車を選びますかね」

華「ブライダル(bridal)辺りから、ゲンを担いで B とか?」

麻子「いや、大方、今朝の占い辺りから選ぶんじゃないか」


沙織「今朝の占いで素敵な出会いがあるって言ってたのがあったような…」


優花里「ホントに占いからですね…」

麻子「それも、複数の占いの中から自分に都合の良いものだけを選ぶ、それが沙織だ」

華「あの、でも…出会いがあるって事は…ダメなんじゃないですかね、この場合…」


沙織「よぉーし!! A の戦車にしよっと!!」カポッ


麻子「占いをも上回る出会いの無さ、それが沙織だ」

桃「冷泉、聞こえてないのを良いことに好き勝手言ってるなぁ…」


沙織「あれ?誰もいないや」 (武部沙織 合格)




挑戦者 西住みほ(熊本県)


みほ「好きな戦車から選ぼうと思ったら、全部同じ戦車だ…」


優花里「あの…私なんとなく、西住殿が選ぶのがわかるような…」

華「私もです」

麻子「となると、結末は見えるな」


みほ「ボコの B にしようっと」カポッ


優花里・華・麻子「「「やっぱり…」」」




Bの戦車

(※戦車内の状況は映しておりませんので、音声のみが視聴者に伝わっております)


みほ「お、お姉ちゃん!?」

まほ「みほか!?」

みほ「ブフッwww…な、何その格好!?」

まほ「お母様に…その…頼まれて…」

みほ「ププッwww…あの真面目なお姉ちゃんが…ブフッww、ダメだ、お腹痛いwww」

まほ「うるさい!!私だって、こんな事したくないんだ!!」

みほ「ちょ!!お姉ちゃん!!いきなり!!あ!!きゃあぁっ!!」

まほ「みほ!!うおぉー!!みほー!!」


優花里「西住殿の操が危ない!!」

麻子「そんなわけあるか」

華「でも戦車はギシギシ揺れてましたね」

杏「内容はご想像にお任せするって事で西住ちゃんはここまでだねー」 (西住みほ 失格)




挑戦者 磯辺典子(茨城県)


典子「運も根性で引き寄せます!!」


優花里「さて…磯辺殿はどう選ぶのでしょうかね?」

麻子「これは、完全に体力勝負ではなく運だからな」

あけび「たぶん、バレーに絡めると思いますよ」

妙子「キャプテンのことですから」


典子「AからEか…バレーのクイックならAからDまでだけど…」

典子「ならば!!戦車道用のEクイックを編み出す為に E だ!!」カポッ


華「言葉の意味は、よくわかりませんが、とにかく合格ですね…」 (磯辺典子 合格)




挑戦者 河西忍(茨城県)


忍「どれにしよう…」

忍(AからE… せめて、これくらいは欲しいなぁ…)


あけび「忍ちゃん、胸をおさえたままで戦車の前に立ってる…」

妙子「どーしたんだろ…苦しいのかな?」

麻子「察しろ」

杏「そーだ、そーだ」


忍「し、C になりた…じゃなくて C にします!!」カポッ


麻子「もっと欲張ればよかったのに…」

杏「そーだね」



Cの戦車

(※戦車内の状況は映しておりませんので、音声のみが視聴者に伝わっております)


忍「ちょ、蝶野教官?」

蝶野「はーい、いらっしゃい!」

蝶野「見てたわよ、女の子なら誰でも悩むことよね」

忍「あ、あの…」

蝶野「こういうのは、ジャンジャン食べて!ガンガン飲んで!バンバン戦車に乗れば解決よ!!」

忍「そ、そうですか…」

蝶野「あとは…古来よりマッサージが効果あるっていうわね…」

忍「き、教官…その手つきは…」

蝶野「大丈夫よ!さぁ…お姉さんに ま・か・せ・て」

忍「ひぃっ!!いや!き、キャプテェーーンッ!!」


華「あ、あの本当に大丈夫なんですか?」

杏「う、うん…たぶん演出だと思う…」 (河西忍 失格)




挑戦者 園みどり子(茨城県)


そど子「ルールを守れば、クリアーなんて簡単よ!」


麻子「お、そど子だ」


そど子「AからE… 風紀委員長なら中央の C に入るのが相応しいわね!!」カポッ


華「そど子さん…」

優花里「蝶野教官の毒牙に、また一人…」

麻子「セクハラされるのか…」


蝶野「あら、また来たわね」

そど子「へっ?」




Cの戦車

(※戦車内の状況は映しておりませんので、音声のみが視聴者に伝わっております)


そど子「教官…って、この戦車の中、臭うわよ!?」

蝶野「う~ん、気のせいよ!!」

そど子「酒臭いですよ!!そこの横の瓶は何ですか!!」

蝶野「のどが渇いたんでちょっとね」

そど子「ちょっとって…それに、酒気帯で戦車に乗るなんてルール違反も良いとこよ!!」

蝶野「大丈夫よ動いてない戦車の中だからセーフだって」

蝶野「あと…そど子さん、これは”いもチン”よ」

そど子「お思いっきり”芋焼酎”って書いて…ヘボッ!!」

蝶野「まま、せっかくだから、飲んで行きなさいって!!」

そど子「んん!!る、ルールが…だ、ダメぇっ!!」


華「セクハラどころかアルハラですね…」

麻子「そ、そど子…」

桃「いいか!あれも演出だ!!飲酒を強要した自衛官なんていないからな!!」

柚子「桃ちゃん、その言い方は…」 (園みどり子 失格)




挑戦者 アリサ(長崎県)


アリサ「この関門を抜ければ、タカシのいる本丸へ行ける…」


優花里「ここまでは、持ち前のバイタリティでこなしてきたアリサ殿ですが…」

華「運となると…」

麻子「アイツも沙織と同じ感じだし、抜けれるんじゃないか」


アリサ「AからEの内、ハズレが二つ… うん!?」クンクン

アリサ「Bの戦車からは女の絡み合った…雌の臭いがする!!それにCの戦車は…酒臭いわよ!!」

アリサ「これ以外の戦車に乗ればクリアーね!!」カポッ


華「なるほど、においですか…でも、これって」

優花里「やっぱり、西住殿は…お姉さんに…」

麻子「河西さんも、そど子も…」

杏「ヤーらーれーたーwwww」

柚子「やられてません!!」

桃「演出だ!!演出!!」


 ゴゴゴゴ…(戦車音)


アリサ「うおおお!!タカシぃーーッ!!」 (アリサ 合格)


 第六関門 終了


最終関門を抜けた 5人 の精鋭達が決戦の舞台となるタカシ城へと向かう!!




― タカシ城 本丸


しほ「さぁ!いよいよ私達の出番ですね!!」

千代「ここまで、観客に徹してきましたが、最後の壁として立ちはだかりますよ!!」

タカシ「えっと…オレはどうしたら…」

しほ「殿も私達と戦車に乗ってください」

タカシ「何を手伝えば…」

千代「いえ、殿は戦車の中で見ているだけでいいです」

タカシ「は、はぁ…」



今日は、ここまでです

また続きが出来たら投下して行くので不定期ですがよろしくお願いします



― タカシ城前


西隊長「よくぞ生き残った!!我が精鋭たちよ!!」

西隊長「これから、タカシ城を攻める皆に決意を聞こうと思います!!」


 武部沙織(茨城県)


西隊長「賞金の100万を手に入れたら、どうしますか?」

沙織「えっと…結婚資金にしようと思います!!やだもー!!」

西隊長「なるほど!!使うことが無ければ、そのまま老後の資金にもなりますしな!!」

沙織「……」


 磯辺典子(茨城県)


西隊長「磯辺殿は?」

典子「もちろん!バレー部の備品に充てます!!残りは部員達と焼肉を食べに行きます!!」

西隊長「なるほど!!さすがキャプテン!!しかし四人で焼肉だとかなりの量になりそうですな…」

典子「根性で食べきります!!」

沙織「一日で使い切るつもりなの?」




 アリサ(長崎県)


西隊長「他校からの参加でここまで来られたアリサ殿は?」

アリサ「私は賞金なんて、二の次よ…タカシを救いに来ただけなんだから!!」

西隊長「なるほど!!お金よりも大事なものがあるのですね!!」

アリサ「タカシぃーーッ!!今行くわよぉーっ!!」

西隊長「タカシぃーーッ!!」

アリサ「…ちょっと、アンタまで叫ぶ必要ないでしょ」

西隊長「いや、魂の叫びを味わってみたくて」


 左衛門佐(茨城県)


西隊長「甲冑に兜姿と気合が入った左衛門佐殿は?」

左衛門佐「ウム、私も賞金よりも大将首が一番の褒美じゃな!!」

西隊長「なるほど!!アリサ殿はタカシ殿に首ったけのようですが、左衛門佐殿はタカシ殿の首だけを所望のようで!!」

西隊長「私、個人的には切腹をおススメしたいとこです」

アリサ「アンタ達!!タカシを殺す気なの!?」




 丸山紗希(茨城県)


西隊長「一年組からの合格者の丸山殿は?」

紗希「…うさぎ」

西隊長「なるほど!!老朽化したウサギ小屋の修繕か新しい小屋の資金ですね!」

アリサ「そうなの?」

紗希「……」コクコク

西隊長「知波単に良い職人がいますから、紹介いたします!!」

紗希「…木」

西隊長「問題ありません!!防犯、防火対策もしてあるコンクリートです!!」

紗希「……」ニコ

沙織「あれだけで、意図がわかるの?」

アリサ「戦車道の指示でも、それくらい理解して欲しいわよね…」




西隊長「では!最終決戦のルールを説明する!!」

西隊長「勝負は戦車道!!我々、攻撃軍は全滅したら敗北!! タカシ軍はフラッグ車が倒されれば敗北というルールだ!!」


沙織「つまり、私達が殲滅戦で、向こうがフラッグ戦ってわけだ」


西隊長「こちらの戦車と乗員メンバーは、知波単から用意してある!!皆には車長として指揮をふるってもらう!!」


沙織「車長か…」

典子「私は大丈夫だけど…」

左衛門佐「決戦の指揮は誉れだが…」

アリサ「たぶん、アンタ達が思っていることはわかるわ…」

紗希「……」


沙織・典子・門佐・アリサ((((…指揮できるの?))))


西隊長「では…乗り込めぇーーーっ!!」




― タカシ城前 


しほ「ここまで、よく来たわね!!」

千代「最後は私達が相手よ!!」


沙織「うわぁ…みぽりんのお母さん達、なんて格好してるの…」

典子「娘の西住隊長が見たら、悲しい目になるな」

左衛門佐「ずいぶんとキラキラした裃だ…ありえんな」

アリサ「アンタ達ーっ!!タカシはどこなの!!」


タカシ「あ、あの…オレは出てきた方が?」ヒソヒソ

しほ「殿は戦車の中で隠れて見ててください」ヒソヒソ


千代「殿は私達を倒さない限り、戻らないわよ!!」

しほ「今頃、城の奥で鼻の下でも伸ばしていると思うわよ!!」


タカシ「あの…勝手にそんな設定を作るのはやめて欲しいんですが…」ヒソヒソ

千代「アリサさんを煽るだけですから…」ヒソヒソ


アリサ「ぐぬう…タカシがお姉さん年上モノが好きだからって…」


タカシ「おい、なんでアリサがそれを知っている」





西隊長「さぁ!!おしゃべりはそこまで!!あとは、敵戦車を倒すのみである!!」

西隊長「全軍…いけぇーーーっ!!」ピイーーッ!!


沙織「えっ?」

典子「根性ーっ!!」

左衛門佐「いざ!!」

紗希「……」

アリサ「ちょ、ちょっと!!作戦も立てないで、いきなり戦うの!?」


― 最終決戦

 『戦車道』 


『西隊長の最後の攻撃命令が下り、今まさに、タカシ城での決戦の火蓋が切って落とされた!!』

『相手はアラフォー家元コンビだが、がんばれ攻撃軍!!若さを見せつけて勝利を掴み取るのだ!!』







……

…………


蝶野「攻撃軍…残存車輌ゼロ…よってタカシ軍団の勝利!!」


しほ・千代「「えい!えい!おーー!!」」


沙織「やだもー!!」

典子「以前も同じような事があったような…」

左衛門佐「大将首を目の前にして討たれ敗れる…まさに真田よ…」

紗希「……」

アリサ「うう…タカシぃ…」

西隊長「数で勝る我々チハ軍団が、まさか単騎のセンチュリオンにやられるとは…」


(※最終戦の戦車は、攻撃軍の戦車に対して、タカシ軍のフラッグ車は火力、機動力ともに上回る車輌であり最大の難所だったのだ!!)





『戦いは終わった…』

『結果はタカシ軍の勝利に終わったが、我々はキミ達の勇姿を決して忘れはしない…』

『そしていつかまた、この戦場に皆が揃った時こそ、勝利をもたらしてくれると信じている…』


 風雲!タカシ城

 END…







???「どーもー」




― タカシ城 楽屋


杏「お疲れ様でしたー」

桃「ほ、本日は、あ、ありがとうございました!!」

柚子「私達の方は大きな事故も無く、終えることができました」


千代「皆さん、お疲れ様です」

しほ「今回はご協力ありがとうございます、おかげで良い絵を撮ることができました」

千代「私の方も、ボコミュージアムの新しいアトラクションのサンプルになりそうです」


杏「いえいえー…あのそれで…約束の件なんですが…」

桃「約束?」




しほ「撮影に協力する代わりに、大洗女学園が無くならないように西住流と…」

千代「島田流が気をかけるようにしてあげるという話ですね」


杏「はい」

柚子「そんな約束をしていたんですか?」

杏「ほら、西住ちゃんや、今のメンバーがいる内は安泰だけど、先のことを考えると、やっぱりコネがある方がなにかと便利でしょ」

桃「会長~、大洗の将来をそこまで考えて~」ウルウル

杏「あ、でも、半分は皆のおもしろい姿が見たかったからだけどね」

柚子「会長…」


しほ「コホン…その件に関しては、お約束しますが…」

千代「ですが、私達とのコネだけをアテにするようでは…」

杏「もちろんです、大洗の戦車道を衰えさせないよう、次の代にもしっかり繋げていきます」

しほ「よろしい」

千代「ふふっ…さて、私のほうは、もう一仕事…」





タカシ「……」

千代「殿」

タカシ「あ、え、えーと千代さん…お疲れ様です」

千代「これをどうぞ」スッ

タカシ「なんですか、これは?」

千代「ボコミュージアムのペアチケットと食事券です」

タカシ「なぜこれをオレに…」

千代「これは敢闘賞です、この賞をあげる相手に殿から…いえ、タカシさんから直接渡してください」

タカシ「……」

千代「今日一日、私としほちゃんが巻き込んでしまいましたが、色々と見れたり気づいたりしたものもあったんじゃないですか?」

タカシ「…そうですね」

タカシ「ありがとうございます!、このチケットを渡しに行ってきます」ダッ

千代「ふふっ、いってらっしゃい」



しほ「千~代ちゃん」

千代「あら、しほちゃん」

しほ「どうせなら、ホテルの宿泊券くらい付けてあげたら良かったのに」

千代「さすがに、そこまではやり過ぎでしょ」

しほ「まぁね、でも、若いっていいわねー、あーいう、気持ちの初々しさだけは取り戻せないわよね…」

千代「旦那さんとの出会いとか、思い出した?」

しほ「…ふん」

千代「ふふっ…私は思い出したわよ」

しほ「それじゃ…行きますか」

千代「ええ」


しほ「映像特典、タカシさんの…」

千代「告白シーンの撮影に!!」

しほ「角谷さん達、カメラ持ってきてー!!」

杏「せっかくの感動が台無しだね」






……


― タカシ城 セット裏


アリサ「うう…タカシぃ…」メソメソ

アリサ「今頃、あの二人に、あんな事やこんな事されて穢されてるに決まっているんだわ…」


タカシ「されてねーよ」


アリサ「た、タカシ!?」




アリサ「タカシ!どうしてここに?」

タカシ「えーと…あの二人から、撮影は終わったっていうんで解放されたんだよ」

アリサ「そ、そうなの…」

タカシ「あのアリサ…今日はありがとうな」

アリサ「な、なによ…いきなり」

タカシ「オレを追いかけて、体を張ってくれて…」

アリサ「…え?見てたの?」

タカシ「見てた」

タカシ「オレの名前叫びながら、走ったり、ちびっ子を張ったおしたりと…全部」

アリサ「いやぁーー!!」

タカシ「でもな…」



タカシ「でも…スゲーうれしかった…」

アリサ「タカシ…」

タカシ「最初はおかしかったけど、見ているうちに、アリサが真剣なのがわかってきて…」

タカシ「あ、アリサから…目が離せなかった…///」

アリサ「た、タカシ…///」




― (物陰より)


千代「いいわねー、良い感じよー」

しほ「さぁ、ここから、どういう展開にもってくのかしらねー」


梓「アリサさん、頑張って!!」

あゆみ「タカシ、なびいてるよ!!」

千代「…いったい貴女達は?」

優季「私達は…」

あや「アリサさんの恋の応援団でーす!!」

桂利奈「あい!」

紗希「……」コクコク


しほ「…で、みほたちもってわけ?」

みほ「あはは…私じゃなくて沙織さんが…」

沙織「モテ道を極める女としては見逃すわけにはいかないもの!!」フン!

麻子「えらそうに言うな」

華「沙織さん、興奮しすぎです」

優花里「しっ!皆さん静かに…二人が話しますよ…」




タカシ「アリサ…これ…」

アリサ「こ、このチケットは?」

タカシ「千代さんから…ペアのチケットをもらったんだ」

アリサ「千代…さん」ピクッ

タカシ「アリサにもらって欲しいんだ…」

アリサ「…え、あ、ありがと…」

タカシ「…あんまし、うれしくないのか…」

アリサ「ううん!そんなことない!!すごくうれしい!!…ただね…」



アリサ「タカシ、さっき…千代さんって呼んでたじゃない…」

タカシ「ん?それが、どうかしたか?」

アリサ「ほら…タカシ、年上好きだし…さっきも西住流の家元が鼻の下伸ばしているって言ってたから…」

アリサ「私、なんかよりも…っと思って…」



― (物陰)


千代「あらやだ、アリサさんったら私に嫉妬してるのー?まいっちんぐだわー」

しほ「ぐぬぬ…あとで、愛里寿ちゃんに言いつけてやる、『貴女のお母様は物で男子高校生を釣る淫らな女』だって」

千代「ちよ!やめてよ、しほちゃん!!」


梓「ちょっと!黙っててください!!」

あゆみ「今、いいとこなの!!」

紗希「……」シー


千代「あ、はい…」

しほ「ごめんなさい…」


優花里「家元達に物怖じせずに言い放つとは…」




アリサ「ほら…あの二人の家元、年の割りにすごく綺麗だし…」


千代「年の割りには余計ですが…」

しほ「綺麗と言われるのは悪い気がしませんね」


タカシ「アリサが、どこでオレの年上好きを知ったのかわからんが…」


梓(盗聴かな?)

あゆみ(盗聴だろうね)


タカシ「あの二人はありえないぞ」キッパリ


しほ「なんだと…」

千代「なんだと…」


アリサ「え!そうなの?」




タカシ「たしかに始めは綺麗な女性だなぁ、とは思ったんだよ…」

タカシ「だけどな…口を開けばセクハラ発言しかしねーし」


しほ「……」

千代「……」


タカシ「黒い方…しほさんの方は、酒が残っていたのか、酒臭い」


しほ「……」ビキッ

みほ(うわぁ…)


タカシ「赤い方…千代さんの方は、化粧が濃くて、香水がキツい」


千代「……」ビキッ

沙織(メイクもやりすぎはダメなのか…)


タカシ「さっきも戦車に一緒に乗ってたけど…臭いと揺れで吐きそうだった…」

アリサ「そ、そうなの…」

タカシ「うん…オバさん達キツかった…」

しほ・千代「……」ビキビキ!!



タカシ「やっぱ!年上の素敵なお姉さんなんて、幻想だよな!!」

タカシ「それよりも、…め、目の前の、き、気軽に話させる相手の方がずっと良いよな///」

アリサ「…え!? (それって!?)」ドキン!


梓「この流れは!!」

あゆみ「間違いないよ!!」

優季「告白チャンス~!!」

沙織「…こ、告白!!」ジュルリ

華「沙織さん、よだれが…」


アリサ(そ、そうよ!!私は何のためにここまで来たのよ!!)

アリサ(勇気を出すのよ、アリサ!!)

アリサ「タカシ!!あ、あの、私ね!!」



???「まったぁー!!(まほ真似)」




しほ「まったぁー!!(まほ真似)」

千代「おっとぉー!!ここで、しほちゃんから「まったぁー」コールが入った!!そして私も…」

千代「まったぁー!!(まほ真似)」


タカシ「ちょっと!!何なんだよ!!いきなり!!」


しほ「フフフ…時間ですよ」

千代「タカシさん…いいえ!! 殿!!」


   ガシッ!!


タカシ「お、おい!!もう撮影は終わっただろ!!」


千代「ええ、『風雲!タカシ城』はこれでおしまいです…ですが」

しほ「これから『タカシの大洗ウルトラクイズ』の撮影に移りますので…」


しほ・千代「「さぁ!!参りましょう!! 殿!!」」


しほ「ほ~ら、殿~」グリグリ

千代「良い香りでしょう~」グリグリ


タカシ「うっ!においがキツい…って!!さては、見てやがたったな!!」

しほ「さて?」

千代「なんのことでしょう?」

タカシ「これ以上、オレを巻き込むなぁー!!」


  ブロロロ…


アリサ「……」チーン



アリサ「…あれ?なにこれ?」

アリサ「…このまま、告白して、希望の未来へレディーゴーなラストじゃないの…?」

アリサ「ハハ…アハハ…、…カ…シィ…」

アリサ「タカシぃーーーッ!!!」


梓「アリサさん!!」

あゆみ「追いかけようよ!!」


アリサ「アンタ達!?見てたの!?」


優季「そんなことより、タカシを取られちゃうよ!!」

あや「私達も手伝うから!!」

桂利奈「アリサさん!あきらめないで!!」

紗希「……」グイグイ ←袖を引っ張る


アリサ「アンタ達…」ウルウル



アリサ「グスッ…そうよね…奪われたら取り返せばいいのよね…」

梓「アリサさん!!」

アリサ「行くわよ!!動ける娘はアタシについてきなさい!!」


ウサギさんチーム「「「 イエス!!マム!! 」」」


アリサ「家元がなによ…バラエティがなによ…私の想いは、こんなものじゃないんだから!!」


アリサ「うおおお!!タカシぃーーッ!!」

ウサギさんチーム「「「「タカシぃーーッ!!」」」


優花里「なんか、あの掛け声、西住殿の『パンツァー・フォー』みたいですね」

みほ「ええ~」



その後、賞品となった『タカシ』と『唐草模様のあんこうスーツ』をめぐって、アリサや大洗のメンバー達が

砲弾飛び交う戦車の上に磔にされたり… とりもちのリングでプロレスをしたり…

ドッキリをされたり… エリカ金造が本物のワニとキスをしたりする…

『タカシの大洗ウルトラクイズ』は、また別のお話…


 END



以上です

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