もしも芸能人が、アニメのキャラとコラボしたら?
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双葉「満腹食堂の新作「超ギガ盛りシュウマイ(5個)」、食べるのが楽しみだな。んっ?」
満腹食堂「ザワザワ、ざわざわ」
双葉「なんだ、あれは? 人がいっぱいいるぞ?」
大人A「おい、満腹食堂にテレビの撮影が来てるって本当か!?」
大人B「ああ。あの満腹食堂の大食いメニューの話を聞いた、テレビスタッフが来たらしい。しかも大食いメニューに挑戦するのは、あの「もえあず」らしいぞ?」
大人C「マジかよ! もえあずって大食いで有名なあの「もえのあずき」だろ?すげえなー、しかも可愛い!!」
双葉「??」
双葉「よいしょっと。あっ!?」←人ごみを潜り抜ける
満腹さん「はい。「超ギガ盛りシュウマイ」おまちどお」
もえあず「わーーーーー、美味しそうっ♪ あっ、もえもえきゅんきゅん、もえあずこと、もえのあずきでーす♡」
テレビスタッフ「おー、これはすごい! さぁ、満腹食堂の店主である満腹さん。もえあずちゃんはこの「超ギガ盛りシュウマイ」を完食出来ると思いますか?」
満腹さん「無理だと思うよ。元々、このメニューはある大食い娘のために考えたメニューだからね! その子以外の者では完食は難しいと思うよ。」
双葉(満腹さん。大食い娘って私の事だよね・・・)
テレビスタッフ「ほほう、成る程。これは面白くなりますね。」
もえあず「とりあえず、いただきまーす!」
10分後・・・。
もえあず「完食しました。美味しかったです♡」
テレビスタッフ「おーーーー。もえあずちゃん、やはりやってくれました! 10分で食べ終わりました!」
大人A「すげえーーーー」
大人B「さすがもえあずだ!良い食べっぷりだよ!」
双葉(おー。私以外に満腹食堂のメニューを完食するとは・・・。あの「もえあず」とかいうの、やるな!!)
満腹さん「なんと、うちの大食いメニューを完食する者が、双葉ちゃん以外にいたとは!?」
テレビスタッフ「んっ、双葉ちゃん?? 満腹さん、その双葉ちゃんとは一体・・・?」
満腹さん「あぁ、双葉ちゃんはね・・・ほらその写真の子だよ!」
テレビスタッフ「どれどれ、あっ、この子ですね?」
満腹さん「そうそう。名前は小田切双葉と言って、うちの常連さんでね。特に、大食いだから、うちが大食いメニューを考えて提供すると必ず来て、そして完食して帰って行くんだよ!」
テレビスタッフ「成る程。さっき、言っていた「大食い娘」とは、この写真に写った双葉ちゃんという子のことだったんですね!」
満腹さん「そう」
双葉「ちょっと、満腹さん! さっきから私の事、喋り過ぎだって!!」
満腹さん「おっ、双葉ちゃん。また来たね。」
テレビスタッフ「おおっと、何とさっそく本人が登場したぞー!」
双葉「うん。もちろん、いつもの大食いメニューを食べに来たよ!」
満腹さん「双葉ちゃんが食べに来ると思って、用意してたよ!」
双葉「さすがは満腹さんだよ。用意が良いね♪」
テレビスタッフ「なんと、この双葉ちゃんも「超ギガ盛りシュウマイ」を食べるようです!」
満腹さん「スタッフさん。双葉ちゃんの食べっぷりも撮ってくれないかな? そうすれば、うちもいい宣伝になると思うし。」
テレビスタッフ「そうですね・・・。分かりました、特別に流しましょう! では、双葉ちゃん、どうぞ。食べっぷりを見せてください!」
双葉「なんか、勝手に話が進んでるような・・・。ま、いいか! とりあえず、いただきます!」
2分後・・・。
双葉「ごちそうさま♪」
テレビスタッフ「おーーーーーーーーー!! なんと、双葉ちゃん。もえあずちゃんの記録を塗り替えて、たったの2分で完食しました! すごい、凄すぎます!!!」
満腹さん「うんうん。さすがは双葉ちゃんだよ!」
大人A「あの子もやるなぁ!」
大人C「もえあずちゃんよりも年下かな? でも、記録を塗り替えたのはすごいなぁ! それにもえあずちゃんに負けないぐらいのいい食べっぷりだったし!」
もえあず「・・・・」
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双葉「んー、でもまだ物足りないなぁ・・・」
もえあず「あの・・・?」
双葉「はい?」
もえあず「確か、小田切双葉ちゃんと言いましたね?」
双葉「んっ、あっ、あんたは確か、「もえあず」だったかな?」
もえあず「もえもえきゅんきゅん、もえあずこと、もえのあずきでーす♡」
双葉「そういえば、テレビで見たことがあるな! 私と同じ大食いで、それも有名人だったかな?」
もえあず「はい、そうです。」
双葉「私に何か用?」
もえあず「さっき物足りないと言っていましたが・・・?」
双葉「うん、言ったよ。実は、満腹食堂のメニューだけじゃ、お腹いっぱいになれなくて」
もえあず「じゃあ、私と一緒に、大食いメニューを出す店にまわりませんか?」
双葉「えっ?」
もえあず「これからテレビスタッフさんとも、撮影で大食いメニューを出す店をまわるんですが、双葉ちゃんのさっきの食べっぷりは見事でしたので、よければと思って?」
双葉「ほんとうっ!? 行く、行くよー!!」
もえあず「決まりましたね♪ それでは、さっそくテレビスタッフさんと話を・・・」
双葉「ああ、楽しみだな♪♪」
テレビスタッフ「それでは、もえあずちゃん及び新規参加した双葉ちゃんの二人のグルメリポートになります。満腹食堂の次は、この店です!」
双葉「おー、この店は一度行ってみたかったんだよね♪」
もえあず「ここは何のお店ですか?」
テレビスタッフ「ここは巨大なオムライスを提供しています。」
店員「食えるもんなら、食ってみろ!」
双葉・もえあず「「いただきまーす♪」」
5分後
双葉・もえあず「「ごちそうさまー♪♪」」
テレビスタッフ「凄いですね。二人とも5分で食べ終わりましたー」
店員「す、すげえ・・・・」
テレビスタッフ「お次は最大重量のハンバーグを提供するお店です」
双葉・もえあず「「ごちそうさま!」」
店員「なんて、食べっぷりだ・・・」
テレビスタッフ「次はジャンボラーメンです」
双葉・もえあず「「美味しかったー♪」」
店員「恐るべし食欲だ・・・」
テレビスタッフ「お次は天ぷらがたっぷりと盛りつけられた、大盛り天丼になります。」
双葉・もえあず「「完食しました!」」
店員「こんな凄いもん、見たのは初めてだ・・・」
その後も・・・。
テレビスタッフ「次は・・・です」、「お次は・・・になります」、「次は・・・」、「お次は・・・」
双葉・もえあず「「ごちそうさま♪」」、「「美味しかった!」」、「「完食しました。」」、「「最高」」
店員たち「信じられん・・・」、「この子たち、何者なんだ・・・」、「初めて完食された・・・」、「まさかここまでとは・・・」
テレビスタッフ「もえあずちゃん、双葉ちゃん。お疲れ様でしたー♪」
双葉「ふー、本当に美味しかったー♪♪ 満足、満足!」
もえあず「やっぱり、双葉ちゃんの大食いは見事です。」
双葉「そういう、もえあずさんも見事だったよ? さすがは大食い女王って呼ばれるだけあるね!」
もえあず「いえいえ。そういえば、スタッフさん、あの話を?」
テレビスタッフ「ええ。あの、双葉ちゃん。」
双葉「はい?」
テレビスタッフ「双葉ちゃんさえよければ、うちのグルメ番組の専属レポーターになってくれないかな?」
双葉「へっ、へ・・・??」
テレビスタッフ「双葉ちゃんの見事な食べっぷりに感動してね・・・。双葉ちゃんみたいな大食いなら、絶対に良いグルメレポーターになれるよ?どうかな?」
双葉「あの、その・・・」
テレビスタッフ「んっ?」
双葉「すみません。遠慮します!」ペコッ
もえあず「えっ!?」
テレビスタッフ「どうして!? 双葉ちゃんなら、きっと・・・」
双葉「私、テレビに出たいとかって意味で、大食いをしてるわけじゃありませんので。」ニコッ♪
テレビスタッフ「・・・そうですか。分かりました! じゃあ、これは受け取ってください。いいリポートを見せてもらいましたので。」
双葉「おー、出演料ってやつかな?」
もえあず「・・・・・」
もえあず「双葉ちゃん!」
双葉「んっ?」
もえあず「双葉ちゃんと一緒に大食いの店にまわれてよかったです♪ また、どこかで会えたら、一緒に大食いしましょう!」ニコッ
双葉「もえあずさん・・・。うん!」ニコッ
ギュッ。←もえあずと双葉が互いに握手を交わす。
テレビスタッフ「いい光景だな・・・。」
双葉・もえあず「「ふふふっ♪♪」」
おしまい
おまけ 後日・・・学校の昼休みで。
照「そういえば、双葉。あんた、テレビに出てたわよね?」
葉子「まぁ、本当ですの、双葉さん?」
双葉「あはは、バレちゃった?!」
照「お姉ちゃんが偶然、テレビを見てて、急に双葉が映ってるって言ったから、私も見たら、本当に映ってて。もうびっくりしちゃったよ!」
葉子「でも、どうしてテレビに?」
照「そういえば、あの大食い女王で有名な「もえあず」と一緒に出てたようだけど・・・」
双葉「実は、カクカクシカジカなわけで・・・」
照「はぁー。まさか大食いで、そんなことになるとはね!!」
葉子「でも、すごいですわ、双葉さん。まさか、有名な方と共演するなんて♪」
双葉「そんな大したことないよ、葉子様!」
葉子「いいえ、これはすごいことですわ!」
照「葉子様・・・。でも、双葉。」
双葉「んっ?」
照「テレビ出演を断るのは、さすがにもったいないことだったんじゃないの?」
双葉「そうかな? 私はあまりテレビ出演とかには興味が無いしさ・・・。それに大食いは、自分が好きでやっていることだから、むやみにテレビで見せるってことはしたくないかな。」
照「まぁ、双葉らしいちゃ、双葉らしいかな? でも、それより・・・」
双葉「んっ? モグモグモグモグ」ドーーーーーーーン!!!
照「なによ、この量の菓子パンは!!」
双葉「ああ。前のテレビ出演で出演料をたくさん貰ってさ・・・せっかくだから、当分のお昼代ってことにパーッと使う事にしたんだ!」
照「でも、さすがにこれは・・・」
葉子「ふふふっ♪♪」
双葉「んー、美味しい♪」モグモグモグモグ
おしまい
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