唯「あぁ~何かシコりたくなってきたかも
あずにゃん、何かおすすめのエロゲーある?」 ムラムラ
梓「おすすめ…ですか?…う~ん…あっ、インドのエロゲーとか興味あります?」
唯「どっしぇー!インドのエロゲー!」 ピョコーン!
梓「そんなに驚かないでくださいよ」
唯「インドにエロゲーなんてあるの?!」
梓「実は、インドはエロゲー大国なんですよ」
唯「どっしぇー!」ピョコーン
梓「あまり知られていませんが、インドの映画産業が作品数、入場者数で世界一位を誇る様に、
エロゲーの年間製作数でも世界一なんですよ。
インドは、エンターテイメントが発達した国なんです」
唯「そ、そんな…嘘だよっ!日本が世界一のエロゲー大国だよ!そんな嘘つくと許さないよ!」 コブシフリアゲ
梓「ひっ!ちょ、ちょっと、そんなに興奮しないでくださいよ」
唯「私は冷静だよ!興奮してるのは、あずにゃんでしょ!
そんな嘘までついて!
日本のエロゲ用語はもはや世界共通語なんだよ!hentai!loli!syota!futanari!shokushu goukan!」 フンス!フンス!
梓「でも、これは本当のことなんです」
唯「じゃあ、何で、日本のエロゲーの用語は世界共通語なのに、
インドのエロゲの用語は誰も知らないの!
説明できるの!」 フンス!
梓「説明できますよ。インドの映画年間製作数はアメリカの三倍で圧倒的に世界一ですが、
基本的には、世界で話題に上がるのはアメリカ映画で、インド映画は一部の例外以外はほとんどが話題にならないじゃないですか?
それと同じように、インドのエロゲはインド以外では流行っていないからです」
唯「……じゃ、じゃあ、本当に…インドのエロゲ製作数が世界一なの?」
梓「はい」
唯「そ、そんなぁ…」シュン
梓「そんなに落ち込まないでくださいよ。
まあ、これはあくまでも、商業作品にかぎったもので、
同人まで含めれば日本のほうが多いかもしれません。
インドも同人ゲームは、発達してますけど」
唯「そ、そっか」
梓「インドのエロゲーがかなり奥が深いですよ」
唯「どんなのがあるの?」
梓「ふむ、それではまずインドのエロゲーの歴史から語りましょうか」
唯「気になるな~」 ワクワク
梓「まず、インドのエロゲー歴史は1850年代初頭から始まります。
これ、日本だといつごろだと思いますか?」
唯「う~ん、昔だね。えっと…昭…和?」
梓「江戸時代です」キリッ!
唯「どっしぇー!」ピョコーン!
梓「日本の江戸時代終わりの頃には、
すでにインドではエロゲー文化が起こっていたんですよ」
唯「でも、日本がお侍さんの時代なのに、エロゲーなんてあるのー?」
梓「1850年代初頭。
これは、チャールズ・バベッジがディファレンス・エンジン、
アナリティカル・エンジンを構想し、ディファレンス・エンジンNo. 2の設計を始めたのとほぼ同時期のことです。
イタリア人数学者ルイジ・メナブレアによる、
バベッジがイタリアで行った解析機関について講演についての記録を、
1843年にバイロン卿の御息女としても知られるエイダ・ラブレスが、
英訳し、大量の注釈を付記し出版しました。
この世界初のプログラミングに関する書籍とも称される『Sketch of the Analytical Engine』のインドへの流入が、
インドに於けるエロゲーとプログラミングの始まりです。
まあ、もっとも、この黎明期に於けるインドのエロゲーとは、
数学者による単なる紙に書かれたプログラムに過ぎなかったのですが…」
唯「ん?ディファ?エンジン?プログラム?んん?…う~ん、よくわからないよ~」
梓「すいません。簡単に話したつもりだったんですが」
唯「もっとわかりやすく頼むよ」
梓「わかりました。これからは、なるべく説明しながら話すんで。
えーと、それで、ここから、インドのエロゲー文化は100年ほどの停滞期に入るんです。
それが開けるのが1950年代。
ここでインドのエロゲーは新たなる段階に入ります。
1880年代末、アメリカのハーマン・ホレリスは機械で読み取り可能な形でメディアにデータを記録する方法を発明しました。
それまでは、メディアにデータを保存する技術は存在しませんでした。
唯先輩、メディアという言葉の意味はわかりますか?」
唯「うーん、わかんない。データってのもよく…」
梓「データというのは情報のことです。メディアとは情報を保存したり記録、伝達する装置のことです。
たとえば、CDとかDVDなんかがそうです。
音楽だとか映像だとかの情報が保存されてますよね」
唯「情報?伝達?装置?ん?ん~?」
梓「えっと、ここまで理解できてます?」
唯「理解?…うん、ちよっと、ならできたよ。音楽や画像は情報なんだよね」
梓「まあ、そうですけど」
梓(本当に、理解できてるのかな?)
梓「それで、ハーマン・ホレリスの発明したこの初期のメディアは当初紙テープを試したが、
最終的にパンチカードとなりました。
パンチカードとは、厚手の紙に穴を開けることで、その位置や有無から情報を記録するメディアのことです。
これが、パンチカードです」
(画像 http://i.imgur.com/JQrmsvP.gif)
そう言って、梓は自分の携帯の画面を唯に見せた。
唯「ん?紙?」
梓「この、穴の有無によって情報を記録するんです。
それじゃあ、次に、この画像を見てください」
梓は携帯の画面に映る画像を切り替えてから、それを唯に見せた。
(画像 http://i.imgur.com/ENeJdUq.jpg)
唯「おぉ~海に行ったときの写真だぁ。よくとれてるねえ。
ん?この画像が何なの?」
梓「この画像のサイズは約200キロバイトです。
この画像情報をパンチカードで保存すると、だいたいでパンチカードが2500枚ぐらい必要になります」
唯「どっしぇー!」ピョコーン!
梓「当時のメディアには、それだけ収められる情報量が少なかったんです」
唯「ふーむ」
梓「1950年代。
1947年に建国された新興の社会主義国家インドに於いて、ロゲーとはこのパンチカードでした。
これも、あくまでも、エロゲーを愛好する数学者の間でのみの文化でした」
唯「よくわからないけど、このパンチカードってのにエロゲーが入ってたんだね?」
梓「まあそうです」
唯「そっかー。この中にエロゲーがねー……はぁはぁ」
唯は、梓の携帯の画面に映るパンチカードに目を向けながら、
おもむろに下半身を露出しペニスを扱き出した。
梓「きゃーっ!唯先輩何してるんですか!」アタフタ
梓(ゆ、唯先輩のおち、おちん…あうぅ…///)
唯「こ、この中にエロい情報が入ってるんだよね。
そう思ったら、もう、我慢できなくて!はぁはぁ」シコシコ
梓「そのパンチカードの画像は、ただネットで拾ったで適当な画像で、
それにエロゲーの情報が入ってるわけじゃないですよー!」
唯「なんだ。そうなの~」シコピタ
梓「というか、パンチカードの画像でオナニーしないでくださいよ!」
唯「いやー性欲をもてあましてしまって、面目ない」テレテレ
梓「さっさとそれ隠してくださいよ…///」
唯「おおっと、めんごめんご」
そう言って唯はズボンをはいた。
梓「もう、唯先輩ったら…。まったく。それじゃあ、続きいきますよ。
この1950年代ってのは、商用コンピューターの歴史が始まった時期でもあります。
第一次世代といわれる真空管方式。
この時代のコンピューターは、小型、低価格と呼ばれるものでも、重量が一トン程度で価格も数千万円しました」
唯「どっしぇー!」ピョコーン!
梓「1955年ごろからは第二世代と呼ばれるトランジスター式のコンピューターが現れます。
1960年にDEC社からPDP-1が発売され。
1962年にはPDP-1で動く著作権を放棄した改変、コピー自由のコンピューターゲーム『Spacewar!』が開発され、
DEC社がPDP-1を売る際、サービスとして『スペースウォー!』の鑽孔紙テープを無料でつけたりもされました。
こうして、一般人の間にもコンピューターゲームが広がっていきます。
1960年代には第三世代と呼ばれる集積回路を組み込んだコンピューターが現れ、
1970年代インテル社が世界最初の民生用のマイクロプロセッサであるIntel 4004を開発し、
第四世代と呼ばれる現代のコンピュータの時代が始まりました。
1980年代には、現代のエロゲーの様な高度なポルノゲームが販売されるようになります。
1981年に、米国のゲームソフト製作会社であるシエラエンターテインメント社から、
『ソフトポルノ・アドベンチャー』が販売されます。ここから、現代的なエロゲーの歴史が始まります。
家庭用ゲーム機Atari 2600用のエロゲー『Custer's Revenge、Westward Ho』が1982年にミスティークにより開発され、
これが、アメリカで大きな社会的な非難をあびたりもしました。
この頃のインドのエロゲーは、1960年代の水準であり、キャラクターも画面上で点滅する白いスクウェアなどでした。
インドのエロゲー開発の本格化は1991年のナラシマ・ラオ政権が実施した「新経済政策」で始まった経済改革による、
実質的な社会主義経済から自由経済への移行から始まります」
唯「何か、さっきからちょっと難しいよ」
梓「すいません。なるべくわかりやすく言ってるつもりなんですが。
じゃあ、次はインドでエロゲが流行った理由を、説明します。
意外だと思うかもしれませんが、実は、インドは性にとても厳しい国です」
唯「え~幼女から老婆まで多彩な売春婦とセックスし放題の国じゃないの~?」
梓「インドでは人身売買や客引きは違法とされてますが、売春自体は合法です。
売春は一般的で、風俗産業を合法化し、売春婦を法律上「接待業者」とする売春婦支援団体による政治運動などもあります。
しかし、ポルノの規制は厳しく、女性の水着姿などが新聞やテレビに出ることはまずありません。
お腹を出すことは、別にいいのですが、足や肩を出すことは、はしたないことと見られます。
アメリカ映画などで女性が裸になる場面では、上半身にモザイクが入りますし、
エロ本も普通の場所では売られていません。
そんな、規制の厳しさから、ネット上のエロゲーのダウンロード販売が流行しているんです。
ちなみに、インドのエロゲーは無修正です」
唯「おお!無修正!」
梓「さらに、クォリティが低いわけでもありません。
では、なぜ、インドのエロゲが他国で流行らないと思いますか?」
唯「やっぱ言葉でしょ。インド語なんてわからないでしょ?」
梓「インドのエロゲーは、主にヒンズー語、タミル語、ベンガル語、カンナダ語、マラヤーラム語などの、
インドで使われている言語によって構成されていますが、
日本のエロゲーがある程度海外で知られている以上、
言葉が原因ではないと思います。
原因はOSです」
唯「OS?」
梓「そうOSです。日本のエロゲーの大部分はマイクロソフトのWindows用です。
windowsのパーソナル・コンピューターのOSのシェアは、9割以上です。
だから、外国でも日本のエロゲーをやる人がいるんです。
一方、インドで流行っているOSはLinuxやFreeBSDなどのunix系でこれはシェアが1%程度なんです。
たとえば、インド最大のIT特区があり、インドのIT産業の中心地であるケーララ州ではほとんどの教育機関がLinux化しており、
社会主義者の多いこの地域では独占的なマイクロソフトは嫌悪されていて
windowsの排除運動なども行われているんです」
唯「いや、というかOSって何?」
梓「えっ?オペレーティングシステムですけど…。
えっと、windowsとかOS Xとか聞いたことありませんか」
唯「え、無いけど?」
梓「唯先輩のパソコンもwindowsなんですよ」
唯「え?たしか東芝のやつだったと思うけど」
梓「いや、OSはwindowsなんです。」
唯「ふーん、よくわかんないな」
梓「…はぁ、じゃあ、これから、インドのエロゲー紹介していきます」
唯「うわーい。きっとすごいんだろうな」 ワクワク
梓「かなり、クォリティ高いですよ。はっきり言って日本のエロゲーを超えています」
唯「おぉ、これは期待できるね」
梓「まずは、まあこれはパソコン雑誌で紹介されたこともあり有名だから唯先輩も知ってるかもしれませんけど、
2003年発売の大人気ソフト『 नमस्ते』」
唯「 नमस्ते?聞いたこと無いな~」
梓「えぇ!知らないんですか?これです」
梓は携帯を操作して画面を唯に見せた。
(画像 http://i.imgur.com/YFH4Z9j.jpg )
唯「ク、クォリティ高いぃい!これは日本のエロゲーを完全超えたー!
しかも、無修正だー!も、もう我慢できないよぉお!!…うぉおおおお!」 シコシコ
梓「きゃー!やめてください!何してるんですか!」
唯「そんなこと言われても、もう我慢できないんだよ!…はぁはぁ!うっ!」シコシコ ドピュピュ
唯は、梓の携帯のディスプレイに向かって大量に射精した。
唯「ふひー、きもちえがったー」 フゥ
梓「ひ、人の携帯に何してくれてるんですか」 プンスカ
唯「いつも、エロゲーでシコるときパソコンのモニタにぶっかけてるから、ついくせでね。
めんごめんご」
梓「うえー。最悪ー。うぅ…ばっちぃ…」 ズーン
唯「つか?あれ?よく見るとこのエロゲ、無修正っていうより、
画面全体モザイクじゃね?色も変だし、クォリティ低すぎだよ~。
あーあ、こんなので抜いちゃった…」 トホホ
梓「人の携帯、くっさいザーメンでドロドロにしておいて、よくそんなこと言えますね」 プンプン
唯「え、でもクォリティ低すぎでしょ?
何このスーパーファミコンみたいな画像。
このゲーム、2003年だっけ。
とてもそうは見えないよ。
このゲームって色数はいくつなの?
ずいぶん少なく見えるけど」
梓「…じゅ、16色です…」
唯「どっしぇー!」ブットビ!
梓「な、何なんですかその態度」
唯「16色って、pc98じゃ無いんだから。
いや、同じ16色でも1996年発売のスタープラチナより数段クロリティ低いよね。
これとスタープラチナが同じ色数とは、とても思えないよ」
(参考画像 スタープラチナ http://i.imgur.com/Zvq3JGH.gif )
梓「pc98知ってるんですか?」
唯「うん。エミュでやったよ」
梓「OSも知らないのにエミュは知ってるんですね」
唯「常識でしょ~。ファミコンやスーパーファミコンのゲームも全種類エミュでやったし~」
梓(あれ?唯先輩ってもしかして割れ厨?
私も割れ厨だけど、もしかしてお仲間?)
唯「こんな、低レベルなゲームの画像で抜いちゃうなんて性欲ってやつは恐ろしいものだよ」
梓「だめですか?この絵、結構クォリティ高いと思うんですけど?」
唯「いや、古臭すぎるし」
梓「じゃあ、次は結構クォリティ高いやつを紹介します。
これも2003年発売のतवायफ़です」
(画像 http://i.imgur.com/vMf7Dui.jpg )
唯「うわっ、またモザイク」
梓「このゲームには一つ仕掛けがるんですよ」
唯「つか、なんで絵が二つ並んでるの?」
梓「そこが仕掛けです。これは立体視できるんです。
右目用と左目用の画像が2枚対になっているものをステレオペアといい、
立体画像として奥行きを感じ、立体的に見ることができるんですよ」
唯「…ぷくく……くひひひっ」 プルプル
梓「…何で、笑ってるんですか?」
唯「ぶっ!ぎゃははははっ!ずっ、ずるいよ。あずにゃん。これ狙ったでしょ。いひひひ!お腹痛いぃ~。あははっ」
梓「は?なんすか?」
唯「立体視ぃ~。あはははは~」
梓「なんすか?なんなんすか?」
唯「いや~ギャグだわ」
梓「じゃあ、続いてのゲーム紹介です」
唯「えーまだやるの?どうせスーパーファミコンみたいなクォリティのやつでしょ。
OSが問題とかいってたけど、単にクォリティが低いから誰もやらないんだよ」
梓「徐々に紹介していく予定でしたが、そんなこと言うんでしたら、
一気に最近のゲームを紹介します。2011年発売のमेरी बहनです」
(画像 http://i.imgur.com/30GSNhT.jpg )
唯「おぉ~、けっこう進歩してる~」
梓「インテル社のCeleron G530という3千円程度のデュアルコアCPUの発売で、
2011年は、急激に動作推奨スペックの高いインドエロゲーが増えた年ですからね。
ここからは、もう日本のエロゲとの差はほとんどありません」
唯「結構いいかも」
梓「次は、2012年発売のविवाहです。
これは、犬と結婚した女性の実話を元にしたことで話題になったゲームです。
かなり泣ける感動ものです」
(画像 http://i.imgur.com/neRpxFu.jpg )
唯「実話?インドって犬と結婚できるの?」
梓「インドの場合、結婚の届出は役所にではなくて、地元の宗教的な権威に対して届けるので、
聖職者の許可があれば動物とでも子供とでも結婚できますし、
子供同士や、動物同士や人工物と動物、子供と動物なども可能です」
唯「どっしぇー!」ブットビ!
梓「そして2013年に開発された今話題沸騰中のインドエロゲーFSFI」
(画像 http://i.imgur.com/MRwMQPe.jpg )
唯「ほー」
梓「このゲームは、フリーソフトウェアなんですよ」
唯「フリーって無料ってことだっけ?」
梓「無料ではありますけど、違います。フリーソフトウェアは、実行、複製、頒布、研究、変更、
そして改良する自由が与えられたソフトウェアのことです」
唯「そっかー。次は?」
梓「とりあえず終わりです」
唯「つまんね」
梓「えっ」
唯「時間無駄にした。むだむだ時間(たいむ)」
梓「すいません」
唯「チッ!カーッペッ!」 アズニャンノ カオニ タンハキ
梓「……」
おわり
これにて完結です!
以下、唯達のみんなへのメッセジをどぞ
唯「VIPPERのみんな、見てくれてありがとう
このお話が終わっても、みんなと私はズッ友だよ!」
梓「いやーありがとございます!
インドエロゲーの魅力は十分に伝わりましたか?」
唯「このお話は、フィクションで、私にはおちんちんは無いけど、
私が割れ厨だってことは本当だよ!」
梓「あと、言い忘れましたが、
このお話はフィクションで、紹介したインドエロゲーは全て実在しないし、
私が話した内容はすべて作り話です!」
紬「あらあらうふふ」ファサ
終
唯「って、なんでムギちゃんが!?
関係ないのにでてくんな!くぬやろ!」 ムギチャンノアタマ ゴツン
紬「あいた~」 タンコブ プクー
本当の本当に終わり
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