司令官「今日という今日は許さん」(41)

M24軽戦車(以下チャーフィー)「司令官さん! 私に乗って!」

司令官「うむッ! ヤツを追うんだチャーフィー!」

チャーフィー「Gung-Ho! Gung-Ho!」ギャギャギャギャギャ


練馬「オーッホッホッホ! 私を捕まえられるかしらねぇ、司令官さぁん!?」ダカダカダカ

朝霞「な、なぜ私まで……」

大宮「この際あなたも巻き込みます。共犯者はなるべく多い方がいいので」ブロロロロロ

朝霞「し、司令官殿ぉ……助けてぇ……」

ギューン

富山「うわッ!? な、何やってんだあいつら……」

鯖江「あー……また第一師団の変態ラインが何かしたんだね」

鯖江「なんでも、司令室にエロ同人をばら撒いたりとか、技研を大爆発させて資材ぶっ飛ばしたりとかしてるらしいよ」

富山「うへぇー……あの人たちマジでそんなことしてんの?」

鯖江「マジマジ。金沢さんも見たってさ」

富山「司令官も大変だなー」

鯖江「そーだね」

司令官「今日という今日は許さんぞ練馬ァ! それと大宮はヘリに朝霞を吊り下げて何をしとるか!?」

練馬「やぁねぇ、あなたに同人のすばらしさを教えてあげようとしただけじゃない!」

司令官「エロ同人を堂々と机の上に置きやがって! まめたんがアレ見たらどうする!」

練馬「アレでも1944年生まれよ! あなたの数倍は生きてるわよ!」

司令官「バカモン! そんな言い訳が通るか! 絵面が犯罪じゃ!」

大宮「ちなみに練馬は駐屯地としては1951年生まれです」

練馬「ちょっと! 女の子の年齢はシークレットなのよ大宮!」

大宮「死なばもろともです」

朝霞「お願い……もう降ろして……」シクシク

チャーフィー(私も早く大きくなりたいなぁ)

練馬「それを言ったら、見た目幼女の背中に乗ってるあなたもすっごい犯罪者っぽいわよ!」

司令官「そ、そんなことは無い! そうだな、チャーフィー!?」

チャーフィー「うん! 私、軽戦車だもん!」

司令官「これは合意の上だ! 運用にも問題は無いぞ!」

練馬「それこそ通ると思わないことね! 今のあなたを写真に残してやるわ!」パシャパシャ

司令官「げぇッ!?」

練馬「してやったりだわー! この写真、どこに売りつけてやろうかしらねぇ!」

司令官「こ、こいつ……! えぇい、チャーフィー構わん、砲撃だ!」

チャーフィー「うん! 行くよ、どっかーん!」ドーン

練馬「ギャーッ!? 本当に撃つやつがある!?」

豊川「あれ? 皆お揃いで走り込みですか? ボクも走っていいですか?」

板妻「やはり来たわね豊川かるら! どっちが速いか勝負よ!」

豊川「すみません、どなたですか? ボクは興味ないです」

板妻「ガーン!」ガーン!

駒門「ああっ! 板妻さんがわかりやすく凹んでいますわ!」

16式機動装甲車「うわぁ、凄い気の毒……」

駒門「全く、手のかかる同僚ですこと……16式さん、そっち持ってくださる?」

16式機動装甲車「はいはーい」

守山「砲撃音!? 駐屯地に敵の侵入を許したというの!?」

春日井「姐さん!」

守山「岐阜は司令官の安全確保! 私は他部隊と連絡を取り、状況を把握するわ。春日井、船岡は出撃の準備を!」

春日井「合点承知!」

岐阜「了解っす!」

船岡「任せろ! すぐに終わらせる!」

守山「通信班、応答せよ! ……誰もいない? 練馬は何をしているの!?」

守山「市ヶ谷さんにも繋がらないなんて……一体、何が起こっているというの……!」

大宮「正直な話、私が追いかけられる理由は無いと思うんですよね」

大宮「技術研究所本部の爆発だって、必要な経費かもしれません」

大宮「マグマ軍を改造用素材にしたり、解体したり出来るのは私がいてこそです。この程度目を瞑ってもらっては?」

司令官「この桁が2つくらい多い法外な研究費が、この程度と?」

大宮「フッ」

大宮「それはこの『司令官と陸自娘の愛情度がわかるメガネ』のせいです!」ドヤァ

大宮「名前の通り、お互いの愛情度がまるわかりのスグレモノですよ!」

司令官「ン~、なるほど面白そうな発明だな」

司令官「だが無意味だ」

大宮「……」

司令官「ステータス画面でお前達の愛情度は見えるようになってるんだ!」

大宮「そうなんです! 幕僚本部がこんなシステム作ったせいで、私達の発明の意味が無くなってしまったんですよ!」

司令官「そういうわけでお前も神妙にしろ!!」

大宮「お断りします……!」

司令官「くそ、応援を呼ぶぞ!」カチカチ

司令官「木更津! 木更津はいるか!」

葵「はい、司令官殿!」ガチャ

司令官「葵か! 茜、若葉、柚子と共に、大至急練馬と大宮の固縛にかかってくれ!」

葵「またですか! 了解しました、すぐに参ります!」

柚子「葵お姉ちゃん、どうかしたの?」

葵「出撃よ! 若葉、柚子、準備して!」

若葉「了解です! どうぞ!」

柚子「うん! わかったよ葵お姉ちゃん!」

葵「姉さん!」

茜「zzz」

葵「……」

葵「木更津姉妹、行きます!」

司令官「次! 主力戦車! 主力戦車は揃っているか!」カチカチ

74式「騒がしいわね?」ガチャ

司令官「74か! 頼む! 練馬と大宮の……」

74式「そういうことなら即却下」ガチャ

90式「いつものことかしら?」

74式「いつものことよ」

10式「……あのー、61式さん。いつもの、とは?」

61式「10式さんは新人さんなので知らないと思いますが、練馬さんと大宮さんはこの部隊のトラブルメーカーなんですよ」

61式「また司令官さんにセクハラでもしたみたいですよ」

10式「セクハラ! 私も見てみたいなー!」

74式(第6戦車隊)「私もされてみたいですね~」

74式・90式『やめて頂戴』

10式・74式第6「は~い」

司令官「切られた!? くそ、電話を取るのが61式か10式だったら……!」

司令官「む! そこにいるのは霞目!?」

霞目「おぬしら何を急いどるんじゃ? 凄い絵面になっとるぞ」

司令官「丁度いいところに! こいつを急いで練馬に届けてくれないか!」

霞目「あわわ! なんじゃこの小箱は?」

司令官「練馬に渡すまでは絶対に開けるなよ! あと、届けたらすぐ逃げろ! 差出人は伏せておけ!」

霞目「これ、れでぃには優しくするものじゃぞ! ……じゃがまぁ、急ぎの届け物とあらばこの霞目に任されよ!」

霞目「儂は配達にかけては日本一じゃぞ~!」ブロロロロロ

司令官「行ったか!」

チャーフィー「司令官さん、霞目さんで間に合うの?」

司令官「わからん! だが、あいつのトラックは速いぞ、それに……」

大宮「くっ! ヘリの速度が落ちて……これは!」

霞目「これ! 待たんか~!」

練馬「霞目ののか! 大宮、彼女は航空ユニットの天敵よ!」

大宮「言われなくても……!」

朝霞「何をするつもりですか!?」

大宮「絶対に当てる……!」

朝霞「ヘルファイアは仲間に向けて撃つものじゃありませんよ!?」

練馬「こっちはもう撃たれてるのよ! 問題ないわ、やっておしまいなさい!」

大宮「……撃て!」ポチ

ズガァーン

霞目「な、なんじゃなんじゃ! 儂を撃つでない!」

大宮「ちっ!」

練馬「ヘッタクソねぇ!」

大宮「そもそも輸送ヘリでヘルファイアを使うこと自体間違ってるんです! あんまり適当なことしないでください、練馬さん!」

練馬「私じゃないわよ!」

武山「……あれ? ヘルファイアが足りない……」

松戸「なんですって? ……あらら、本当だ」

武山「ど、どうすれば……」

松戸「装備品を失くしたら、きっついお仕置きが待ってますよ~!?」

武山「ふぇぇ……」

AH-64D(以下アパッチ)「あら、武器庫で何をしてますの?」

松戸「おっと、これはアパッチのお嬢様! いやですね、装備品の確認をしていたら、ヘルファイアが足りないんですよこれが」

アパッチ「」ギクッ

松戸「お嬢様……が知るわけはないと思うんですけど、このままじゃ連帯責任待ったなしですよ」

アパッチ「ほほほ、本当に数えたのかしら? 私も手伝って差し上げますから、お二人は別の場所の確認をなさって」

武山「ふぇ」

松戸「おおっと、こりゃ意外も意外。じゃ、私達は他の場所を探しましょうかね」

アパッチ(言えない……夜な夜なヘルファイアを取り出しては、夜遊びに使っているなどとは……!)

アパッチ(こっそり戻そうと思って来たのに、タイミング最悪ですわ……)

アパッチ(なんとか誤魔化しますわよ……)

AH-1S(以下コブラ)「ん? いつもの面子の他に……アパッチもいるのか。意外だな」

松戸「おぉ、コブラ嬢ではありませんか。ヘリのお二人がここに来るとは、何事ですかね?」

コブラ「なに、ちょっと私の装備の確認に来ただけだ。メンテナンスは大切だからな」

松戸「おぉ、流石はコブラ嬢! 全てにおいてぬかりなし!」

コブラ「アパッチも自分の装備の手入れに来たのだろう? 武器科に任せているかと思ったが、ちゃんと自分でもやるんだな。誤解していたよ」

アパッチ「え!? え、ええ。私もメンテナンスの重要性に気が付いたんですのよ」

アパッチ「私の装備を下々に気安く触らせるわけにはいきませんものね、ほほほ……」

コブラ「……無い」

武山「え?」

コブラ「……私のヘルファイアが無い!」

松戸「あ、ありゃりゃ……多分、丁度そのヘルファイアを探していたんですよ……」

コブラ「バカなっ、アレは茜お姉さまとの夜戦用に密かに手を加えていた特別なモノなのに!」

アパッチ(え゙)

武山「夜戦?」

松戸「しーっ、子供は聞いちゃいけません!」

コブラ「アレでなければいけないのに……! くっ、全体放送だ! 私のヘルファイアをかっぱらった不届き者を探せ!」

コブラ「絶対に許さんぞ! 犯人は見つけ次第地獄の業火で焼かれるべきだ!」

松戸「あぁっ! 出来るだけこの件は内密に……って、行ってしまった……!」

武山「お、お仕置きは嫌です~!」

アパッチ(終わりましたわ……)

若葉「あれ、なんだこのヘルファイア。形が歪だぞ」

柚子「若葉お姉ちゃん、装備はちゃんと確認しなきゃだめだよ~」





土浦「やっちゃったわ!」

滝ケ原「どうしたの突然?」

土浦「あ、あのね。実は装備品の確認票、古いままだったの」

土浦「このままじゃ、確認に行ってもらった武山さんと松戸さんに悪いわ、どうしましょうどうしましょう」

富士「大丈夫よ。後で別の子を向かわせればいいわ」

土浦「別の子って、えぇと補給科……久居さんと新発田さん?」

富士「いいえ、スケジュールを変えるのはあの二人にも悪いわね。そこで、あなた達の出番よ」

74HSP「ぶひぃ! も、もっといぢめて……」

北富士「なんで私なんですか……」

富士「マゾ豚、言った通りにすればもっと手痛いご褒美をあげてもいいのよ?」

74HSP「私の寿命が被虐心でマッハ」ビュン

富士「北富士さん。あなたが装備品の整備をして、間違いがなければあなたの活躍でみんなが救われることもあるのよ。どう?」

北富士「うぉほー! やります! 装備確認とかやりますぅ!」タタタ

土浦「あ、飴と鞭……」

富士「今にあなたにも出来るようになるわよ、小さい教官さん?」

滝ケ原「変なこと教えないの、富士」

土浦「小さいっていうな!」

富士「あら、失礼したわね。ふふふ」





霞目「えぇい、あの阿呆どもめ! 仕方ない、このATMで奴にくれてやるわい!」

霞目「ど~んなもんじゃ~い!」ドォン

練馬「ん? 何よこれ」

大宮「プレゼントですか? 何が送られてきたのか、俄然興味があります」

練馬「朝霞、開けなさい」

朝霞「なぜ!?」

練馬「罠だったら困るしぃ」

大宮「私も墜落するのは嫌なので、朝霞さんをそちらに送りますね」ポーイ

朝霞「ちょ、痛いです!」

練馬「さぁ開けなさい……おっと、私の見えるところで開けるのよ」

朝霞(開けたくない……! 司令官殿、どうか……)

司令官「……しまった! 朝霞がいた!」

チャーフィー「どうしたの!?」

司令官「あの箱、実は中にモロトフ・カクテルを入れてあるんだ……開けた途端に爆発するんだが」

司令官「もし朝霞に開けさせでもしていたら……!」

松本『司令官……私に任せて……』

司令官「こいつ直接脳内に!?」

松本『……ただの通信……』ジジジ

松本『今、私は3人を狙える場所にいる……目標は、あの箱……スナイプしても、いい?』

司令官「でかした! 頼むぞ松本!」

松本『任せて……』


松本「……ファイア……!」ッターン!

ガッ ボカーン

朝霞「ぴぃ!!」

練馬「狙撃!? こんな芸当が出来るのは……」

松本(それだけじゃない……二手三手先を読む……)

松本(それが……レンジャー……)

大宮「! 練馬さん、ここはいけません!」

練馬「な、何よ!」

大宮「あれは新町さんの……!」

練馬「! こんなところにシャーマンが!?」

練馬「ギャーッ!!!」

朝霞「きゃああああ!!!」


四式「……今、私の台詞を奪われた気がします」

三式(……いきなりどうしたのかしら?)

新町「……私の訓練用の罠が……全部……ダメになってます……」

松本(ここに……あなたの妨害工作用の罠を……)

新町「……松本さん……私のことが嫌いなんでしょうか……」グスッ

松本「……そんなことは……ありません……」ヌッ

新町「……い、いつからそこに……」

松本「……レンジャーですから……」

松本「……弁償、しますよ……」

新町「……いえ、このくらい……作り直しますから……」

松本「いやいや……」

新町「いえいえ……」

松本「しかし……」

新町「でも……」

座間「……いつまで続くんだろアレ?」

レオパルトC2A1「日本のコントって面白いよね~」

105mm榴弾砲「止めてあげましょうよ」

M42自走高射機関砲「もっと気合入れようぜ~!」

イージエイト「……私達、なんでここにいるのかしらぁ」

エイブラムス「オー! USAの仲間がイッパイね!」

ヨーコ「ちなみに私は国籍不明ダヨ」

司令官「足は奪った。次で最後だ」

チャーフィー「どうするの、司令官さん?」

司令官「……司令室に戻る。最後の作戦を決行するためにな」

司令官「奴の手元にはまだ写真が残っている。アレの抹消と、制裁を同時に下すのだ」

司令官「よし、チャーフィー出してくれ」

チャーフィー「うん!」

87式偵察警戒車(以下87式)「司令官の指示で偵察中よ!」

87式偵察警戒車第6偵察隊(以下ブラックアイ)「練馬さん達来ますかねぇ」

87式「機械化装甲を外した以上、平地をそのまま進んでいるとは考えにくいわ」

87式「こういう悪路に隠れて進んでくるはずよ。見逃さないようにね」

ブラックアイ「うへぇ、私そういうの苦手なんですよねぇ」

ブラックアイ「一発撃てば出てくるかもしれませんよ! それぇ!」ドン!

87式「あ、バカ!」

朝霞「……」大破

87式「……お元気ですか?」

朝霞「どう見えますか……?」

ブラックアイ「おぉ、出てきましたね!」

87式「……あの、朝霞さん? とりあえず、修理しに行きましょう? ね?」

市ヶ谷「練馬さんに取り付けたビーコン、正常に反応中です。いかがしますか、司令官殿」

司令官「……R-30、M270、75MSSR。ロケット砲発射準備。目標、練馬結歌」

R-30「ほ、ほんとにやるんですかぁ」

75MSSR「準備オッケー!」

MLRS「こっちも大丈夫よ!」

89式「味方一人捕まえるのにここまでするとかウケるんですけど」

FH70「んふっ、少しやり過ぎな気もするけどね」

三宿「跡形も残さずやっちゃってくださいね~」

宇都宮「ちょっと!? 衛生科が物騒なこと言わないで!?」

習志野「付き合ってられんな、私は戻るぞ」

古河「たまにはこんなお祭り騒ぎもいいものよ?」

明野「いいなぁいいなぁ、私も飛んでいいですか!? レインボーしませんか!?」

高田「殿……じゃなくて、司令もワルですよね」

仙台「神よ、彼の所業をお許しください……」

司令官「発射カウントダウン、3…2…1…」

いったんこの辺で
このSSはりっく☆じあ~す原作のギャグSSです
現時点で登場している陸自娘(ここね、マグマ軍除く)は全員出します
なお>>1の朝霞、練馬、大宮は主力です

練馬「朝霞には逃げられるし、大宮には見捨てられるし、もうやんなっちゃう!」

練馬「こうなったら徹底抗戦よ。司令室と技術研究所本部と兵舎にエロ同人ばら撒いてやるんだから」

練馬「証拠写真も残ってるし、私に手を出せばどうなるかって脅しをかけておかないとね」

練馬「ん? 新たな追手かし……ら……」ヒューーー


ドドドドドォォォォォォン





相馬原「なぜ私が練馬の後始末をせねばならんのだ……!」ザッザッザッ

反町「出撃メンバーに入ってないから、としか……」ザッザッザッ

近衛兵「……このようなかくも愚かなアホ共に、私は負けたというのか……。おい歩兵! 後は貴様でなんとかしろ!」

歩兵「ギュイ!?」

相馬原「コラ! サボるんじゃない!」

守山「……は? 解決した?」

守山「そう、ならいいのよ」ガチャ

守山「……よくわからない内に、全て終わっていたらしいわね」

岐阜「それは良かったっすねぇ」

船岡「装備を整えるために武器庫へ行ったら、武山と松戸に泣きつかれたのだが……」

春日井「そのあと74HSPや北富士が来て、こっちもなんか解決したようで」

春日井「ありゃ一体なんだったのかねぇ」

船岡「さぁな……まぁ、平和が一番、ということだろう」

岐阜「そうっすねぇ」

守山「……そうね。その為にも、私達が頑張らないとね」

春日井「だな、姐さん!」

久居「……ぷくー」

新発田「ど、どうしたんですか久居さん」

久居「喫茶店でバイトしてたせいで、司令官様の役に立てなかったそうです」

マドレーヌ「あら、司令さんから報酬をふんだくる予定が? 私も一枚噛みますわよ」

久居「マドレーヌさんのそれとは違います。私のはご奉仕精神なんです」

マドレーヌ「理解し難いわね。日本人は皆こうなの、ナギサ・シバタ?」

新発田「そういうところありますよね……」

下志津「まぁ一杯飲めや……あたしの驕りだからさ……」

PT-91「……そうですよね……ネガティブ系は新町さんと被りますもんね……」

まめたん「まめたんとチャーフィー、どこで差がついたのかなぁ」

メーザー「え、私チョイ役にもなれないの? あ、ごめんなさい出しゃばりました」

ブルちゃん「なんじゃこりゃあ!?」

99HSP「……本筋に絡めなかった人の会ですが、何か」

回収車「練馬さんが乗り捨てた96式や大宮さんを回収したのは私なのに……」

司令官「……で、何か言うことは?」

練馬「くっ、殺せ!」

大宮「許してください、なんでもしますから」

司令官「ん?」

司令官「じゃあ豊川をリーダーに、練馬、大宮、アパッチ、コブラ、木更津で40km行軍演習な」

練馬・大宮「」

アパッチ「納得いきませんわ!」

茜「そうだよ司令官さん! よりによって燃費が悪くて主力のヘリをこんな長時間派遣にするなんて……あと私も」

司令官「コブラ……アパッチ……松戸が教えてくれたぞ」

司令官「お前らヘルファイアをなんだと思ってんだよ」

アパッチ「」ギクッ

コブラ「愚問だな。私の主砲(意味深)だ」

司令官「いや本当になんだと思ってんのお前」

コブラ「放送で言ったはずだ。私は夜分茜お姉さまと致すためにコレを使うと」

茜「……はああああ!!?」

コブラ「茜お姉さまの弱点を寸分も違わず責められるように改良に改良を重ねたのがこのヘルファイアだ」

コブラ「効果のほどは私が実証済みだ。問題は無い」

司令官「全体放送をそんなことの為に使うアホがいるか!」

茜「ちょっ、コブラ待ってコブラ! 司令官さん、私そんなんじゃないから! そんなのないから!」

アパッチ「な、なんてこと……///」

練馬「薄い本案件ktkr」

司令官「茜は今日の派遣サボっただろ」

司令官「葵が懇切丁寧に謝罪しに来たぞ」

茜「げげ……やっちゃった?」

司令官「練馬と大宮がふっ飛ばした分回収するまで走り続けてこい!」

茜「お、横暴だ~!」

豊川「あの、早くしてくれませんか?」

司令官「豊川、悪いな。こいつらの監視役を引き受けてくれるとは思わなかったが」

豊川「ボクは大丈夫です。走り込みが出来るなら、喜んで引き受けますよ」

司令官「うむ、では行ってこい」

豊川「うん。豊川、出ます!」

練馬「6時間は嫌ぁぁぁぁ」

大宮「この私が……実験から離れるなんて……」

コブラ「仕方ない……茜お姉さま、私といい汗をかきに行きましょう」キリッ

茜「集団行動だからね? あ、もう少し離れてくれるかな?」

司令官「……まったく、手のかかる奴らだ」

チャーフィー「お疲れ様、司令官さん!」

司令官「あぁ、チャーフィー。今日はよく頑張ってくれたな」ナデナデ

チャーフィー「ううん、あたし司令官さんと遊ぶの好きだもん!」

司令官「チャーフィーは可愛いなぁ」

チャーフィー「ねぇ司令官さん、もっとチャーフィーと遊ぼう?」

司令官「はっは、元気があっていいなぁチャーフィーは。よーし、何をして遊ぶんだ?」

チャーフィー「あのね、こっち来て……」

74HSP「うぅ、土浦さんにしばかれるの、クセになっちゃいそうです……」

74HSP「ん? 何ですかこのメガネは」

74HSP「……度は入っていないようですね」

司令官「お、74HSP。イメチェンか?」

74HSP「これは司令官。いえ、そこで拾っただけですよそれより、チャーフィーとデートですか?」

司令官「それはち「そうだよ」

チャーフィー「これからチャーフィー司令官さんとデートだから、またね!」

司令官「おいおい、そんなに引っ張るな」

74HSP「……チャーフィーと司令官の間に、1000?」

74HSP「なんの数値でしょう?」

74HSP「しかしチャーフィー、なんかヘンでしたね。なんというか、悪堕ちしたときと同じオーラを発していたというか」

74HSP「……気のせいですよね?」

司令官「おーい、どこまで行くんだチャーフィー」

チャーフィー「……くすくす、楽しいところだよ。もうすぐ着くからね」

司令官「もうこの駐屯地を一周してしまったぞ。散歩がしたかったのか?」

司令官「しかしなぁ、もう夜になってしまうぞ。チャーフィーのような軽戦車はもう寝るじか……」

チャーフィー「そうだね!」ガバッ

司令官「グホッ!」

チャーフィー「アレレー シレイカンサンドウシテコンナトコロデネチャッテルノカナー」ヒョイ

チャーフィー「チャーフィーガオフトンマデハコンデアゲルネー」ガチャ、パタン

チャーフィー「ウーン、ナンダカアタシモネムクナッテキチャッタナー」ゴソゴソ

チャーフィー「フクヲキテルトアツクテネムレナイヨー」ヌギヌギ

チャーフィー「シレイカンサン、オヤスミナサーイ」ポイポイ

司令官「……」

チャーフィー「すぅ、すぅ」

司令官「夢、か」

司令官「これは悪い夢だ……うん、そうに違いない」

司令官「チャーフィーは悪い子じゃない。何かの間違いなんだそうなんだ」

チャーフィー「……あ、おはよう司令官さん」

司令官「うむ、おやすみチャーフィー」

チャーフィー「もう朝だよ?」

司令官「大丈夫だ……俺は正気に戻った」

チャーフィー「? ヘンな司令官さん。じゃあもう一回寝よっか!」

司令官「あぁ、そうだな……ところで今何時だ」

練馬「戻ったわよし……れ……」

司令官「」

練馬「」

司令官「やめろ練馬ェ!」グググ

練馬「やぁよ! あなたがロリコンだってことは周知の事実なんだからいいでしょ別に!」グググ

練馬「あなたとチャーフィーの薄い本を一冊描いてやるのよォ!」

司令官「誤解だ! 俺は幼い子に欲情するような浅ましい男じゃない!」

練馬「すっぽんぽんで同じベッドで寝てた癖に、そんな言い訳が通ると思って!?」

司令官「あ、あれはだな……」

久居「は?(威圧)」

74式・74式第6「「は?(威圧)」」

市ヶ谷「は?(威圧)」

99HSP「は?(威圧)」

習志野「は?(威圧)」

司令官「」

習志野「ついにやりやがったかこのクズ!」バババババ

市ヶ谷「失望しましたよ司令官殿!」ドカーン

99HSP「私の可愛い妹に何しちゃったのかしらぁ!?」ドォンドォン

74式「認めない、こんな現実はぁ!」ダダダダ

74式第6「司令官さ~ん、私にも~!」

久居「司令官様! 私というものがありながら……!」チャキ

司令官「ま、待て! 特に久居お前そんなキャラじゃないだろ!」

練馬「オーッホッホッホ! 愉快、痛快だわ!」

練馬「今度の練馬駐屯祭を楽しみにすることねぇ司令官さぁん!」

司令官「き、貴様……」

司令官「今日という今日は許さーーーんッ!!!」


チャーフィー「……くすっ」

チャーフィー「やったね、司令官さん……♪」ニヤァ


金沢「普通に終わりです!」

短くなりましたがありがとうございました。

>>3でまめたん(60式自走無反動砲)が1944年生まれと書きましたが、これはM24軽戦車の方でした。
まめたんは1960年でした。ごめんなさい

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