ラブライブ!のssです。
多分割とすぐ終わるので感想やアドバイス等頂けたら嬉しいです
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「あ~、今日も練習疲れたね~!」
「ふふっ、その割には最近ずっと楽しそうですよ?」
「練習してる時の穂乃果ちゃん、いきいきしてるもんね~」
「ダンスの練習は凄く楽しいにゃ!」
「凛ちゃんもう振り付けほとんど完璧だもんね、やっぱり凄いなぁ…」
「凛はちょっと気合い入りすぎなのよ…」
「新曲も皆ようやく形になってきたわね!練習のしがいがあるわ」
「ちょーっとだけにこのレベルに追いついてきたかもしれないわね~」
練習終わり。皆で帰る道が、私は好きだった。
「そんな事いってにこっち最初はバテバテやったやん?」
「な…!なによ~…」
皆で笑って、盛り上がって…
楽しくてずっと笑ってた。
「あ、ウチはこっちだから…皆また明日な!」
「また明日ね希ちゃん!」
「うん、またね……」
「………………。」
だからその分…
ガチャッ
「ただいま…」
ひとりはさみしかった。
小さい頃から転勤続き。
そんな私が初めて作れた私だけの居場所、それがμ'sだった。
色々大変な事もあったけどそれも今ではいい思い出だ。
皆といるのは凄く楽しい。
でも、誰もいない家の扉を開けて薄暗い玄関に入ると途端に寂しさが押し寄せてくる。
音のない部屋。
皆で撮った写真を眺めると、私1人だけ遠くにいるような…そんな感じがした。
「ひとりは…寂しいな…」
ふと呟いたそんな言葉に返す相手はどこにもいなかった。
ピンポーン
…?
誰だろうかこんな時間に。
宅配便かな…
「はいはーい、今出ますよ~」
ガチャッ
「最近寒くなってきたわね~、ちょっと上がらせてよ」
「にこっち…?どうしたん急に?」
「決まってるでしょ?最近アンタ元気ないっていうか、なんか寂しそうに見えるのよ」
「ウチが?ないない!皆と一緒にいれるから今すっごく楽しいんよ」
嘘じゃない、だけど嘘だ。
…本当にこっちは鋭い。
特に人の感情とかそういう事に関しては心を読んでるんじゃないかってくらいに鋭い。
の癖に自分の恋愛に関しては全然ダメなんだけどね。
「嘘つかないでいいわよ」
「えっ…?」
「だから、私には嘘つかないでいいって言ってるの」
そういったにこっちの目は、私の事をまっすぐに捉えて離さない。
「希は嘘つくのがうまいのよ。だから今まで気づいてあげられなかった」
「でももういいの。私は希の事分かってるつもりよ」
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