【安価】イリヤ「アヴェンジャー……強いね」ジョーカー「……」【Fate×ペルソナ5】 (56)


ガシャガシャ

>両手、両足が鎖で繋がれている

>目の前は鉄格子

>……ここは。

モルガナ「ようやく起きたか。全くいつまで寝てる気だよ」

>モナ?

>ああ、そうか。聖杯戦争に、召喚されたんだな。

>ただ、なぜ、こういう場所で拘束されているか分からない



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モルガナ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと言うのが、マスターなんだが、契約時に色々とあって、今はこの状態なんだ」

>記憶に無い

モルガナ「意識無かったからな」

モルガナ「起こそうとして、ちょっと乱暴にマスターが殴ったりしたからな。自衛反応でペルソナが出て、今はここへ押し込まれている状態だ」

>……。

>それで、そのマスターは?

モルガナ「なんだか最終試験とかで慌ただしかったな。ジョーカー、なんだか嫌な予感がする」

モルガナ「鍵は見つけておいた。牢から抜け出してマスターを探そうぜ」


↓+2
1.探す
2.探さない


>モナに錠を外して貰い牢の外へと出た

>地下牢がある西洋の城だ。

モルガナ「一応、繋がりは出来てるからだいたいの位置は分かる。もう城の外へ出たみたいだな」

モルガナ「魔術師とはいえ幼い少女が雪原に独りはヤバイだろ」

モルガナ「急ごうぜジョーカー」

>モナに案内され、城の外へ出た

>モナと初めて会ったパレスと似た感じがあり、懐かしい気分になった


>外は一面銀世界。

>英霊の身でなければそれなりに寒さを感じていた

モルガナ「んー、あっち、か」

モルガナ「きちんと結ばれてないためか、妙に位置があやふやだ」

モルガナ「はぁ、こういう時にナビがいてくれたら助かるんだけどな」

>今は脚で探すしか無い

モルガナ「だな」


イリヤ「ハァハァハァ――」

狼「ォォォォォ」

イリヤ「……っ。イヤ、イヤッ」

イリヤは足を滑らせ転げ落ちる
そこに獲物と狙い定めた狼が飛びかかる

イリヤ「――ぁ」

イリヤ(やっぱり私は独りだ。誰も助けてくれない。ここで、死ぬのかな)

>アルセーヌ!


イリヤに飛びかかる狼が吹き飛ぶ

イリヤ「――え」

アルセーヌ『フハハハハ。変革者(トリックスター)たるもの美女を盗んでこそよ』

アルセーヌ『しかし、盗むには少々幼い気がするが』

イリヤ「……」イラッ

>なんとか無事のようだな

イリヤ「アヴェンジャー……?」

アルセーヌは光の粒子となりアヴェンジャーの仮面へと変わる

【CLASS】アヴェンジャー

【マスター】イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

【真名】■■■■(通称:ジョーカー)

【性別】男

【身長・体重】?

【属性】中立・中庸

【ステータス】筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運E 宝具?(筋力・耐久・敏捷・魔力は付けているペルソナにより変動)

【クラス別スキル】?

【固有スキル】
・コープ A
 出会った人々と絆を結ぶことで様々な恩恵を受けることが出来る
 その過程での選択は全て自己責任である

・ペルソナ EX
 もう1人の自分。身を護るための仮面。
 本来なら1人につき1体のみだが、ジョーカーの場合は【ワイルド】の特性により複数のペルソナを扱える
 通常はC~Aランク相当の能力であるが、上記の【ワイルド】と【ワールド】を所持している事で規格外たるEXとなっている。

【保有スキル】

【宝具】?

【解説1】
アヴェンジャー(復讐者)というイレギュラークラスで召喚されている。
またアン&メアリーと同じように、モルガナと一心同体であり、どちらかが消滅すると、同時に片方も消滅する。


>裸足でこの寒い中を走ったんだ疲れているだろう

>……。

↓+2
1.背中におぶる
2.お姫様だっこ


イリヤ「きゃ。ちょ、ちょっと!」

>何か問題でもあるのか

イリヤ「あるわよ! なにいきなり、こ、こんな格好で抱っこするのっ」

>軽いから問題ない

イリヤ「重さの話をしてるんじゃないわ!」

イリヤ「そもそもレディに対して重いとか軽いとか言うのが問題なんだからっ」

>なんだか猫みたいで可愛い

イリヤ「はあっ。さ、サーヴァントの癖に。なに言ってるの」

イリヤ「もういいわ。下ろしなさい。これは命令よ」

>裸足のマスターを雪の上に下ろせるわけが無い



我は汝……汝は我
汝、ここに新たなる契を得たり

契は即ち、
囚われを破らんとする叛逆の翼なり

我、死神のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
自由へと至る、更なる力とならん


>お姫様だっこされた状態で、猫みたいに暴れるマスターを連れて城まで戻った。


翌日

イリヤ「……なんで繋がりがあやふやなのよ!」

>どうやらマスターとの契約が正常に機能していないようだ

>昨日で分かったことだが、俺の個別スキルであるコープの影響があるようだ

イリヤ「どう言うこと?」

>絆があがっていけば正常に機能して、最終的には他にはない恩恵が受けられる可能性がある

>可能性ではあるが。

>令呪の知識はあれどシステム面までは分からない

イリヤ「もういいわ。どうすれば、コープのランクはあがるの」


↓+2
1.恋人になればいい
2.友達になればいい


イリヤ「友達……」

イリヤ「余計に分からないんだけど」

>難しく考えることは無い

>普通にしていれば、問題ない

イリヤ「……そう。まぁいいわ」

イリヤ「明後日には、聖杯戦争が行われる日本の冬木に行くから」

イリヤ「勝つわよ、アヴェンジャー」

>ああ。期待に応えられるよう頑張ろう

【イリヤスフィール・フォン・アインツベルンとの絆が深まった】

イリヤ「……ところで、昨日作ってくれたアレ」

>カレーか

イリヤ「そう、それ。……美味しかったから、また作ってくれる?」

>いつでも。

イリヤ「あり、がとう」


???

アハト翁「……」

アルセーヌ『フハハハ。そこまでだご老人。この先に進むのはご遠慮願おう』

アルセーヌ『我等が半身の真名や宝具、スキル、経歴を覘きにきたのだろうが、マスターにも明かしていないことだ』

アルセーヌ『とはいえ、真名など意味はないのだが』

ホムンクルス「――」ザ

ホムンクルス「――」ザ

アハト翁「秘匿されていた固有スキルは道中で1つだけ判明している。『聖杯毀し』。それが真なら我々とは相容れぬ」

冬木の聖杯戦争は第三魔法を再現させる大規模な魔術儀式。
それを行うには聖杯が必須であり、アヴェンジャーの持つスキル『聖杯毀し』は、アインツベルンにとって相容れぬ事だ。


アルセーヌ『心配せずとも、ただの聖杯ならば、何もする事は無い』

アハト翁「……」

アルセーヌ(しかし我等が召喚されたと言う事は、聖杯そのものを毀す必要性が大いにあるというのも事実)

アルセーヌ(フハハハハ。それは我等が半身の賊としての力量次第ではあるな)

アルセーヌ『さて、あまり長居されると、我等半身の頭目(ボス)の機嫌が悪くなる。お帰り願おうか』

オムンクルス「――」ガタガタガタ

ホムンクルス「――」ガタガタガタ

アハト翁(感情のないホムンクルスが畏れている)

アハト翁(――。あれか。柱かと思っていたが、アルセーヌと同じ存在。だとしたら、なんと巨大で強大な、)

光に包まれアハト翁とホムンクルス二体は強制的に退場させられた


>……!

>妙な感じがした気がしたが気のせいか

>ファントムスーツにもなってない。どうやら気のせいのようだ

「んっ――」

>……。…………。

>起きるとベットにマスターが入り込んでいた。

モルガナ「お。やっと起きた……か。あー、我輩、ちょっと散歩してくる」

>モナ。ちょっと待ってくれ

>呼び止めようとしたが、がっつりと腕を握られているため追いかけられない

>――どうするべきか

↓+2
1.イリヤを起こす
2.抱っこしてイリヤの自室に連れて行く
3.ほっぺをぷにぷにしてみる
4.頭を撫でる


>頭を撫でてみた

>そう言えば双葉もこんな感じだったな。

イリヤ「んっ――。っんぅ、キリ、ツグ……」

>キリツグ?

>誰だろう

イリヤ「――……」

>ずっと撫でていても良いが、そろそろ部屋に連れて行かないとあらぬ誤解が生まれそうだ

>イリヤを自室へと連れて行った

>なんとかバレずに済んだ。

>明日には日本だ。

>今日はどうしようか

↓+2
1.このまま休む
2.モナと聖杯戦争についての話し合い
3.イリヤと聖杯戦争についての話し合い
4.城の中を散策する


[イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの私室]


イリヤ「……カレーだけじゃなくてコーヒーも美味しく淹れられるのね」

>生前に厳しく教えて貰った

>本当にミルクや砂糖は要らなかったのか

イリヤ「子供扱いしないで。コーヒーのブラックぐらい余裕で飲めるんだから!」

>その割には少し苦そうな顔をしている。

>……ここは気づかないふりをしておこう


イリヤ「ん――。ところで、アヴェンジャー。貴方の真名は何なの。マスターである私でも読み取ることが出来ないんだけど」

>名前は意味が無い。通称のジョーカーで構わない

イリヤ「何よ。真名を教えられないの」

>少し不機嫌そうな顔になる

>説明不足だったようだ。

>ただ真名――謂わば本名は、数十、数百、数千、下手すると数万もある。

>それを全て教えるのは実に面倒くさいし、意味もあまりない。

イリヤ「意味が分からないんだけど。神サマみたいにいくつもの側面を持っていて、それぞれに名前がある感じなの?」

>……説明が難しい。

>基本的に心の怪盗団のリーダーであるジョーカーと言う存在が具現化した存在な訳だ。

>つまり心の怪盗団のリーダーであるジョーカーは全てが俺に通じている。

>だから強いて真名を挙げるなら、最も使われているであろう『来栖 暁』だろうか。


イリヤ「……全くアインツベルンが引くアヴェンジャーは、いつも変なのが多いわ」

>以前にも聖杯戦争でアヴェンジャーのクラスを召喚したのだろうか

イリヤ「――……こっちの話。今は関係ないことよ」

>ところで他の参加者の情報は入ってるのだろうか

イリヤ「他の参加者?」

イリヤ「たぶん私達が一番初っ端に召喚したと思うから、まだ情報はあまりないわ」

イリヤ「とりあえずトオサカは参加するでしょうけど、マキリはどうかしら。衰退したって聞いてるけど……」

イリヤ「後は協会とか教会とか偶然に巻き込まれた魔術の素養のある一般人とか、それに――シロウも」

>シロウ?

イリヤ「……なんでもない」

>今のマスターとの絆では踏みいった事は聞けそうに無い


イリヤ「でも、どんな魔術師でも、どんなサーヴァントでも、アヴェンジャーなら大丈夫よね」

>ああ。期待に応えられるように頑張ろう

【イリヤスフィール・フォン・アインツベルンとの絆が深まった】

ナデナデ

イリヤ「!」

イリヤ「い、いきなり、何するの!」

>しまった。朝のこともあり思わず撫でてしまった

イリヤ「――朝?」

>今朝、何をしたのかというマスターの追求を躱すので一苦労した


>夜になった

>明日には日本へ行くことになっている

モルガナ「明日は日本に行くんだろう。今日はもう休もうぜ」

>モナに促されて今日は大人しく眠ることにした

>……。
>…………。
>………………。

>マスターが普通に女子小学生をしていて、魔法少女をしている奇妙な夢を見た

>褐色の小悪魔じみたイリヤも良いと思えた。


モルガナ「おお。自家用飛行機って凄いな」

モルガナ「我輩。飛行機に乗るのは初めてだぞ」

>生前は流石に……。猫は飛行機に乗せられない。

>今は霊体化すれば乗れないことはないだろう

モルガナ「いや、霊体化したのと、この状態で乗るのだと、また違うんだ」

>そんなものか

>……。

>聖杯に対して憤怒があるからこそアヴェンジャーとして喚ばれた身。

>今回の聖杯戦争では、どんな事が起こりえるだろうか。


ラヴェンツァ『少しだけご覧に入れましょう』

>ラヴェンツァ……っ。

ラヴェンツァ『マイ・トリックスター。喩えアヴェンジャーとして喚ばれたとしても、私の貴方に対する想いは変わりません』

>……。

ラヴェンツァ『ご覧になるのは辿る数多ある可能性の路。行動次第では起こりうる事象であり、又は起こりえない事象』

ラヴェンツァ『それをご承知ください。マイ・トリックスター』

>視界が歪む。

モルガナ「おい、大丈夫か!」

>意識が沈む。

>椅子に座るとそのまま意識が落ちた



◆マキリパレス

士郎「ぐあっ」

シャドウ慎二『全くお前は面倒くさい奴だよ』

凛?『ねぇ慎二。そんなの放っておいて向こうで楽しみましょう』

士郎「遠坂――っ」

シャドウ慎二『ハハハ。どうせなら衛宮に見せつけてやろうぜ。俺とお前の仲をさ』

凜?『慎二がそうしたいなら、私はなんでも聞いてあげる』

シャドウ慎二『全く可愛い奴だよ。姉妹揃って可愛がってやる』

シャドウ慎二『ただ、まずは生意気にも逆らったお前に罰を与えてからな。やれ』

パチンッ



モルガナ「オタカラへの経路を定めてパレスから出ようとしたら大変な事になってるぞ」

モルガナ「弓道場付近でやったのがまずかったな。まさか杏殿みたいに巻き込んで侵入させてしまうとは――っ」

モルガナ「ジョーカー。助けるぞ」

>……。

モルガナ「ジョーカー?」



『ここで終わるつもりか』

士郎「あ、ガァッ」

『他者も、自分も、何一つ救えず、理想たる正義の味方になれず、ここで朽ち果てるつもりか』

士郎「あっ、ぅぅあっ!」

士郎「俺は――。正義の味方にっ、敵も、味方も、救える、正義の味方になるんだっ」

『ならば、ここに契約は完了した』

『我は汝。汝は我。我が汝の心の海より出でし仮面』

『我等が名は干将・莫耶。汝が信じる正義を貫き通すが良い』



モルガナ「ペルソナを召喚した!」

>モナ。行くぞ

モルガナ「あ、ああ」


◆教会前

アーチャー「てっきりランサーが来るかと思ったが、アヴェンジャー、君が来たか」

>……。

イリヤ「アーチャー……」

凜「……」

士郎「……」

>凜と士郎はセイバーを。

>俺はここでアーチャーと戦おう。

アーチャー「トリックスターたる君は戦うのは、正直、骨が折れるのだがね」

>骨が折れるのはお互い様だ

イリヤ「アヴェンジャー。アーチャーを死なない程度に叩きのめしなさいっ」

>了解した、マスター。


◆アインツベルン城

モルガナ「嘘、だろ……」

>……。

リーゼリット「あ、ヴェン、じゃー」

リーゼリット「おね、がい。い、り、ヤ。たすけ――」

>――必ず助ける

リーゼリット「――」

リーゼリットは笑って逝った。

>モナ。セラは……

モルガナ「――」フルフル

>――そうか

>ギルガメッシュ、イリヤを奪い返させて貰うぞ


◆???パレス

■■■・アンリマユ・■■■『アハハハハ』

凜「うっ…………ぁっっ」

■■■・アンリマユ・■■■『姉さん。私が間桐で受けた苦しみを全て味わってください』

■■■・アンリマユ・■■■『ここは私の世界。そうですね。まずは蟲で、その身体を蹂躙してあげます』

>マザーハーロット

蟲は瞬く間に凍てつき、残った蟲たちも二の足を踏む

>やはり蟲は寒さに弱いようだな

■■■・アンリマユ・■■■「――貴方ですか。赤の他人の邪魔をしないでっ」

>間桐桜。お前のこの世全ての悪を頂戴(いただ)こう!



イリヤ「……。ちょっとアヴェンジャー。いつまで寝てるつもり? もう日本に着いたわよ」

>……。

>色々な夢を見た気がするが、なぜか思い出せない。

イリヤ「? ほら、さっさと行くわよ」

>イリヤに促されて飛行機から降りた。



ラヴェンツァ『これから先、貴方の行動次第で様々な未来が展開しています』

ラヴェンツァ『その時は最善の選択でも、後々に最悪な展開になることもあります』

ラヴェンツァ『どうかより良い未来を掴んでください』

ラヴェンツァ『私だけの、マイ・トリックスター。』


◆アインツベルン城 アヴェンジャー自室


モルガナ「ん。何処かに出かけるのか?」

>聖杯戦争の場所の地理を把握しておきたい

モルガナ「そうだな。よし。我輩もついて行くぞ」

>モルガナと一緒に出かけることにした。

>冬木市は新都と深山町という2つの町でできている。

>アインツベルン城は深山町の郊外にある。

>まずは深山町側を散策してみよう。

>今からだと二カ所は見て回れるだろう


↓+2
1.柳洞寺
2.私立穂郡原学園
3.マウント深山商店街
4.海浜公園


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